golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ハイドン「交響曲第88番《V字》、交響曲第104番《ロンドン》、第97番」セル

2011-06-06 23:25:05 | Weblog
暑い日でありました。

節電でオフィスや街などが暗いのにはだいぶ慣れましたが、暑さへの対応はこれから。

厳しい暑さの夏がもうすぐです。

暑がりの私は、夏場はついつい冷たい食べ物に手が伸びがちですが、今年は暑さへの耐性強化のため、熱いラーメンなんぞを多用しましょうか。

汗びしょになること必至で、想像しただけで気持ち悪くもあるのですが。

心頭滅却すれば、ラーメンもまた涼し。

ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団(SONY盤)

最近、ハイドンは最も好きな作曲家の一人に成り掛けています。

少なくとも、今最も気になっている作曲家の一人。

これほど、聴衆を楽しませようというサービス精神旺盛な作曲家はいないのではないでしょうか。

「V字」にしても、例えば、第2楽章ラルゴの穏やかな雰囲気の中に突然デモーニッシュが楽想が現われたり。

例えば、「ロンドン」の第1楽章第1主題、凡庸な作曲家なら蛇足に成りかねない音符が末尾に付加されているが、それがとても面白いアクセントになっている。

例えば、「ロンドン」第3楽章のヴァイオリンがキッ!と一音を宙に放って迎える休符。

例えば、97番第2楽章の「スル・ポンティチェロ」という、弦楽器の駒の傍を擦る特殊奏法。

構成力に長けた音楽の中に、素敵なメロディがあって、更にお楽しみの隠し技が随所に。

「さあ、ハイドンは今度の新曲にどんな仕掛けを持ち込んだのかなあ?」

当時の聴衆は、さぞワクワクしながら演奏会に出向いたことでしょう。

セルの端正な音楽作りは、ハイドンと良く合っていて、とても気持ち良く聴けました。

「V字」と「ロンドン」が1954年のモノラル、第97番が1957年のステレオ録音。

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