小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

ローゼルの新芽 人のいない母島GW

2020年05月02日 | ローゼル栽培
■春は色々な夏野菜の作付けに追われています。
そんな中、母島のローゼルもしっかりと発芽してくれました♪

毎度思うことですが、あんな数ミリの小さな種から、
こんな大きな双葉が出てくる不思議さ。

新型コロナでパンデミック、ロックダウンなど深刻な人間界ですが、
自然界は何事もなかったように淡々と進んでいきます。

脆くも逞しい大自然の根底にあるモノを垣間見た気がします。

気持ちのいい朝、畑で朝焼けを眺めながらヨガをする毎日。
烏骨鶏がけたたましく鳴き、鳥のさえずりがにぎわいを見せる早朝、
世界はいつも生まれ、生きていることを実感させてくれます。
今日も1日に感謝です(*^_^*)


■ここ数年はポットでの育苗はせずに、
すべて直播で育てています。

直根であるアオイ科のローゼルは、
ポット育苗だと根が巻いてしまい、それを定植すると、
台風などの強風で根元から倒れるケースが相次ぎました。

その中であまり倒れず、しなるだけ(折れる場合もあります)だったのが、直播きのローゼルです。

無農薬、無駆除剤で栽培しているので、
カタツムリやネズミなど、色んな外敵はいるし、
管理は手間がかかりますが、
それをクリアする技術を少しずつ実験の様に身に付けてきたので、
今は直播きだけで作れる作物が増えてきました♪

ポイントとしては、
とにかく種を大目に蒔くことと、
蒔くタイミングです。

ご覧の様に、沢山の若い芽が出てきて、
このどれかは生き残ります。
最終的には1本にしていきます。

蒔くタイミングは基本的には満月の前。
先住民が月を見て農作業をしていたのに習っています。(これも色々な月の満ち欠けで試してみて、手応えを感じています)。

上弦から満月にかけてが土の上に育つ作物の種蒔きシーズン。
大体、蒔いた数日後に雨があり、丁度いい塩梅です♪

雨が降らない場合は、蒔種後に水をやるのですが、
出来る限り水をあげるより、土が湿っている場合は手や足で土を押して、
土の湿り気で発芽させることを心がけています。

そうすると、作物は自力で根を深く張り、あまり水をやらなくても、自立していくのです。
「挫折しない程度にほどほどに厳しく」
これは僕の自然農のお師匠さん、竹内考功さんの教えです。

1週間以上雨が降ってない場合は、たっぷりと水をあげます。
でも毎日はあげません。
作物が甘えちゃうので、ね(*^。^*)


これは大豆の新芽です。
丸っこくて可愛いです♡


こちらは宮古島の黒あずき。
これが逞しく強い、南方の豆です。
しばらく種が絶えていたのですが、父島の友人農家に譲ってもらいました♡
ありがとうございます!

これで作ったあんこは超美味い♪
宮古島では伝統的な「ふちゃぎ」という塩おはぎになります☆

豆の発芽は肉厚でとても力強いです♡
眺めていると力をもらえる気がします♪


■僕の手のひらに三種のミニトマト
・ぷちぷよ
・甘っこ
・マイクロトマト
どれも可愛いです♪

どれがどれか分かりますか?

これがぷちぷよ。


これが超小っちゃいマイクロトマトです。

そろそろ大根も花が終わるシーズンとなりました。

まだ畑の大根の花と種が綺麗に賑わっています♪

以前はオガサワラカワラヒワが来て、この種を全滅させていました。

そのときはとても憎らしかったけれど、
今は絶滅に瀕していて、全然見かけなくなってしまった。
恐らく、母島属島でのネズミによる繁殖妨害が原因と言われています。

人間の勝手に島の生き物が左右される不条理。
ヒトは後から来ておいて、申し訳ない気持ちになります。
出来る限りをしていきたいです。


■先日は魚を獲りに沖を泳いでいました。
良いサイズのイシガキダイが泳いでいたので、銛を構えて潜ってみたら、
「ウォォォォォォォン、グゥゥゥゥ」
とザトウクジラの声(正確にはソング)が聴こえました。

どこか切ない、キュンと来るような声なのです。

シーズン終盤でかなり見かける数は減っていますが、
新型コロナの自粛でヒトが大変な状態の中、
自然界は淡々と季節を巡っているのだなぁと思い、
なんだか、厳かな気持ちになりました。

大自然に感謝です♪

次の日はそのクジラの声だけを集中して聴きに、
銛を持たずに海に行きました。

すると、一昨日聞こえた歌声は聞こえず、
逆に目の前に10キロサイズのカンパチが射程距離を横切りました。

くっそ~~!
なんて悔しいのだろう!!!
銛を持ってない時のあるあるです(笑)。
そんな新コロナ自粛中の母島でした(*^。^*)

※写真はサワラを手作り竈で焼く、の図。


■春はウミガメにとっても恋のシーズン♪
石次郎海岸にはアオウミガメの産卵の跡がありました。

最近は日中は山や畑で動いていて蒸し暑い日が増えてきたので、
よく人のいない海で泳いでいます。
新コロナ対策で言われるソーシャル・ディスタンスです(*^。^*)

例年、裸足で乳房山を登るアースデイのイベントをしていたのですが、
今年は新型コロナの感染拡大を防ぐために中止。

代わりにワンライフの仲間が素敵なアーシング動画を作ってくれました!

アーシングは裸足や素手で大地に振れて、
現代人の体に溜まった電磁波や静電気を排出するというもの。

※新型コロナ対策!?の次女ちゃんの図。

現代はスマホや電磁波ばかり。
身体には電気が溜まっていて、有害であると言われているそうです。
電磁波過敏症の知人もいます。
携帯電話の鉄塔が尾根に立ってから、急に家族みんなが体調を崩し、山奥に引っ越すことを余儀なくされたのです。

僕も素手で畑をして海を泳ぐので、
日常的に思いっきりアーシングしていると思うのですが、
ぜひ、みなさんもアースデイの機会にアーシングを実践して見てはどうでしょうか?

やっぱり裸足と大地は気持ちいいものです?


■さてさて新コロナ後初のGW便のおがさわら丸は乗船人数が20人。
GWの歴史上、一番少ない入港だったのではないでしょうか?
着発運行の予定も3泊に変更となりました。

その接続のははじま丸入港で乗ってきたのは4名でした。
3人は支庁の職員、ひとりは建設業の方。

GWだけどお迎えの人はほとんどなしでした。

20名の乗船のうち16名は父島。
観光客は数名降りてきたと父島の友人から聞きました。

今日の日帰り母島、1泊母島で観光客が来ないことを願うばかりです。

先便は入港日は来なかったけど、2泊目に数人が来ていました。
普通にバズーカーでバードウォッチングをしていました。

どうか、今はどこにも観光には行かず、自宅で我慢して下さい!!


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