小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

青森 下北半島~恐山と寒立馬 (資格取得ツアー⑧)

2022年12月29日 | 資格取得ツアー2022
■あっという間にクリスマスも過ぎ、2022年も年の瀬となりました。
母島では島周りでもう沢山のザトウクジラが見れています。
文字通り師走の日々を送っています。

ここにきて、7月の資格取得ツアー(別名:東北カブ旅)のブログ記事が津軽半島で終わっていることを思い出し、
もう5か月前が遥か彼方の様に思えますが、
なんとか記憶を捻りだして、人生初青森編の後編を書いていこうと思います。

僕のブログ大いにあるある(笑)なのですが、
旅先では旅を味わっているので、
なかなか記事に書けないし、
日常に戻ってから振り返ろうと思っても、
日常も日々ドラマティックなので、
ついつい旅の振り返りが後回しになって終わってしまいます。

考えてみれば、バリ島編カナダ編ハワイ編もまだまだ途中です。
いつか仕上がるのかな(笑)?←遠い目(#^.^#)

さてさて9月に書いた前回の記事の続きです。
津軽半島をフェリーで離れ、旅行前から行きたかった下北半島にいよいよ上陸です!
津軽半島の蟹田から脇野沢までのむつフェリーでの出逢いを楽しみ、
ようやく上陸となりました!

こちらは津軽半島ツアーの終点、八戸を越えての種差海岸です。
ここでビバークしました。最高の朝日でした(#^.^#)


■むつフェリーで何人の方と交流し、
旅の醍醐味を味わいながら、一路下北半島・最北端の大間を目指します。
大好きなツーリングマップルを参照にしながらも、
グネグネでアップダウンの激しい、海岸ルートを選びます☆
なかなかハードな道のりでした(#^.^#)
これがまた楽しい♡

そしてマグロ一本釣りで有名な大間に辿り着きました☆

大間に着いたらやっぱマグロでしょう!
と思うのがセオリーなのですが、
なんと僕が行った7月上旬はシーズン前らしく、
あまりマグロはいい品質のがないようでした(#^.^#)

むつフェリーで仲良くなったライダーさんとも偶然に再開し、
一緒に「大間んぞく」という食事処に行きました。

この土地では親子で記録保持者のようで、
大きな看板が掲げられていました。

ガッツリ大間のマグロのメニューが欠品という事で、
アワビ&マグロ丼を注文しました☆

結論から言うと、
アワビは大変美味しかったのですが、
マグロはそこそこな感じでした(#^.^#)
シーズン外なので、そこは仕方ないと思います☆

母島で食べるムロはもちろん、
カッポレやカンパチ、キハダに軍配が上がります。

いつか最盛期のシーズンで大間のマグロ丼を味わいたいと思います(#^.^#)


■大間に行ったあとはずっと気になっていた下風呂温泉に行きました。
下風呂温泉は妻からずっとおススメされていて、
密かに気になっていた温泉でした(#^.^#)

泊りたかった「さつき荘」が満室だったので、
今回は公衆温泉で旅の疲れを癒しました(#^.^#)


僕はあまり温泉に詳しくはありませんが、
下風呂温泉の泉質はとてもいいと感じました♪

公衆浴場は地元の人も多く、
いい憩いの場になっていました(#^.^#)

念願の下風呂温泉の良質な泉質でリフレッシュした後は、
かの有名な恐山に向かいました☆


■恐山は下北半島の中央部に位置する活火山。
カルデラ湖である宇曽利山湖の湖畔には、日本三大霊場の一つでと言われる恐山菩提寺があります。

下風呂温泉からバイクで峠道を通り、尾根を越して降りると、
急に周囲の雰囲気と匂いが変わりました。

明らかに硫黄の匂い、湯気、そしてそのためか植物がなくて、
岩場がゴツゴツしている景観が現れます。
まるで硫黄島のようでした。

そんな中に恐山菩提寺が突然現れます。

恐山は、地蔵信仰を背景にした死者への供養の場として知られ、古くから崇敬を集めてきたそうです。
下北地方では「人は死ねば(魂は)お山(恐山)さ行ぐ」と言い伝えられていて、
山中の奇観を仏僧が死後の世界に擬したことにより参拝者が多くなり信仰の場として知られるようになったちのこと。

明治・大正期には
「恐山に行けば死者に会える」
「河原に石を積み上げ供物をし声を上げて泣くと先祖の声を聞くことができる」
「恐山の三大不思議(夕刻に河原に小石を積み上げても翌朝には必ず崩れている、
 深夜地蔵尊の錫杖の音がする、夜中に雨が降ると堂内の地蔵尊の衣も濡れている)」
などが俗信された場所だそうです。

硫黄が立ち込める岩場の各所に祠があり、
カラカラと風車が周っているのが、
なんだかこの世なのかあの世なのか分からなくさせてくれます。

仏教によれば死者の魂は、
死出の山を越えて三途の川を渡り、
次の世界へ向かうとされますが、
まさに恐山では「三途の川」や「無限地獄」、「血の池地獄」、「極楽浜」などがあり、
死後の世界を垣間見ている気がしてきます。


色んな物語で読んだような、
幾つ石を積み上げても積み上げても、
崩されて成仏できない、
そんな石の山も沢山ありました。


恐山菩提寺を後にしたら、
若いカップルが僕のカブのナンバーを見て、
「お、小笠原からやって来たんですか⁉すごい!」
と話しかけてくれて、なんだかいいナンバーで来れたなぁと感じていました。

■恐山があまりに面白かったので時間を喰ってしまい、
尻屋崎の寒立馬(かんだちめ)を見に行くのがすっかり遅れてしまいました。

寒立馬は厳しい冬にも耐えられる、たくましい体格の馬。

南部馬の系統で足が短く胴が長くて、ずんぐりしていて、
現在の形になるまでに、ブルトン種などの外来種との交配がなされたそうです。
青森県の天然記念物に指定されています。

野放牧されている馬がいる!と、
馬好きの僕としてはぜひとも押さえておきたいポイントだったのですが、
僕が到着したのがゲートの閉まる時間ギリギリだったので、
ゲートの中には入れませんでしたが、その外に放牧されている子たちに逢うことが出来ました(^^♪


■可愛い馬を見て幸せに浸ってからは、
一気にできるだけ南下しようと、
海岸線をひたすら南に南下していきました。

この日はできるだけ南下して、八戸を越えてどこかでビバークしようと考えていました。
宿を予約しているわけではないので、
ここら辺がバイクテント旅の最高に気楽なところです(#^.^#)

途中、かの有名な六ケ所村での美しい夕焼けに見とれていました。

核の再処理施設として有名な六ケ所村。
そこでみた夕陽は格別のものでした。

八戸に着いた頃はもう真っ暗になってしまい、
僕は寝床を種差海岸にして向かいました。

夜寝る時は分かりませんでしたが、
朝は冒頭の写真とこちらの写真の様に、
最高に美しい朝日を眺めることができました☆

人生初の青森県。
しかもたった2泊。
内陸側はほとんど行ってません(#^.^#)。

有名な十和田湖も岩木山もまだまだ味わっていません。
1泊目の雨で逃げ込んだ龍飛旅館のごはんがあまりに大満足過ぎて、
八戸でじっくり海産物を味わうのを忘れておりました(#^.^#)

まだまだ宿題が沢山の青森、
まだまだ足りない!と思わせる旅先は、
とてもいい土地だと思います(#^.^#)
またいずれ来たいと思っています!!

次はいつ書くか分かりませんが(笑)、
秋田編です!!

想定外を楽しむ津軽海峡・梅雨景色 竜飛岬編 (資格取得ツアー⑦)

2022年09月07日 | 資格取得ツアー2022
前回(五能線編)⑥からの続き

■東北生まれの僕が、41歳で人生初の青森をたった2泊過ごした7月。
そこには想定外でたまらないギフトが詰まっていました。
だから旅はやめられない(#^.^#)
思い通りに行くだけの旅が味気ないなと思うのは、マイノリティなのでしょうか?(一言で言うとドМ)

合計3200㎞を走ったカブ90の旅の中の東北旅編。
人生初の秋田と青森を感じるのが今回の東北旅のメインでした。
そしてたった2泊の青森はブログ記事が三部作になってしまうほど、
濃厚な時間でした♪


想定外なハプニングのお陰で、
ずっと妻がお勧めしてくれていた竜飛崎の階段国道に行く事も出来ました。
元々行くつもりはなかったのに、です(#^.^#)

旅は予定通りに行かなかった時、より味わい深くなる気がします。
なので想定外をガッカリするどころか、ワクワクしてしまうのです(#^.^#)

バイクのマフラーが根元から折れるハプニングですら、
ドキドキワクワクで、結果素晴らしい出逢いに繋がっているので、
やはり八百万の神様の采配はすごいなぁと思ってしまいます。

■白神山地の青池や美味しいイカ焼きを堪能したあと、
僕は一路下北半島に向かうフェリーに乗るべく、
蟹田を目指しました。

フェリーでバイクとともに下北半島に渡り、下風呂温泉か恐山で野営をするつもりでしたが、
なんと蟹田に行ったら渡るフェリーがまだ夏ダイヤではなくて、
この日はもう下北に渡る便がないことが判明しました。(午後15時の時点)

天気も久しぶりの霧雨で、雨模様のキャンプは大変なので、
それを口実に今回の東北旅で初めてちゃんと宿を取ることにしました。

ここでも下北半島に渡れず、キャンプできずガッカリしている暇はなく、
さっさと気持ちを切り替えて、津軽半島を楽しむモードに切り替わっています(笑)。

ここまで来たら津軽半島の先端、竜飛崎に行きたくなるのは人の性です☆




■竜飛崎は青森の西側の半島、津軽半島の最北部にある岬です。

飛崎」は「飛崎」と表記する場合もあり、どちらも混在しているようです。

名前はアイヌ語のタム・パ(刀の上端)で「突き出た地」の意味、
龍が飛ぶかのように強い風が吹くことが由来など諸説あるようです。

有名な石川さゆりの演歌「津軽海峡・冬景色」でも歌われていますね。
印象的な歌詞に特徴的な旋律は子供の頃に聴いて、強烈に覚えていました。


下北半島の超お目当ての下風呂温泉の宿(さつき荘)も満室で取れなかったし、
天気と船のダイヤの想定ミスでむつ湾を渡れなかった直後、
妻と電話で話しながら、いい宿を探していて、
ふと目に留まる宿がありました。
半分諦めの気持ちで龍飛旅館に連絡してみました。

「ちょうど空いてますよ~」
なんと、気持ちのいい返事が返って来ました!

宿仕事をしていたので、いきなりの飛び込みの客に対して
食事の用意が無理があるのは十分知っていたので、
夕食は付けれるかと聞いてみたら、
「ちょうどこれから準備するところだから大丈夫ですよ~♪」
とまたまた最高のお返事♡

一体どんな宿なのだろうと思って、ドキドキしながらバイクを飛ばして向かうと、
風情のある漁港の町に歴史がありそうな素敵な佇まいでありました♪

今どきの綺麗でおしゃれな景観ではなく、
昭和の落ち着いた雰囲気でした。

宿に着くと、なんとも上品で笑顔が素敵なお茶目なベテラン女将さんが対応してくれました。
これがまた話が弾むように面白いのです☆

ホスピタリティとユーモアに溢れ、
湧き出る水のように青森愛と旅人への真心が籠っていて、
今日はフェリーと天気で下北半島に渡れなかった悔しさは消し飛んでしまい、
一気にこの宿のファンになってしまいました(#^.^#)

屋内にもバイクを置かせてくれる場所を用意してくれていて、
お隣には見事なハーレーがいました☆

部屋もむつ湾を見渡せる、落ち着いた和室のお部屋でした♪

この後、まだ時間があったので竜飛崎に行くのですが、
感動したのがこの龍飛旅館の豪華な夕食でした。

こちらは夕方は地元の食堂もしていて、地元の方が飲み食いに来ていて、
とてもアットホームな夕飯でした☆

厨房では若い夫婦が押しい料理を作ってくれていて、
ステキなベテラン女将さんが絶妙な声掛けとトークで、
素晴らしい料理を運んでくれていました。

美味しかった大好きなお刺身も、聞いたのにコブダイ以外は忘れてしまいました😢

美味しいビールを飲みながら、最高の食事を食べつつ、
色んな地元の話を聞く、こちらは小笠原の話をする。
もう最高でした☆

ほろ酔いで素晴らしい青森ヒバで作られたお風呂に入って、気持ちよくなり、
もう一度食堂に飲みに行こうと思っていたら、気持ちよくて部屋でぐっすり寝てしまいました。

なんて素敵な老舗の宿なのだろう。

旅先の宿にあってほしいなと思う条件がすべて揃っていた気がします。
これは母島でお客さんを迎える時にもいい気付きの連続でした(#^.^#)

早朝は宿の周囲の海辺を散歩しました。
このひなびた漁村というものは何とも言えない雰囲気と風情があり、とても好きな情景です。

散歩していた地元の方と色んなお話して、深刻な過疎化の話などを聞いていました。
津軽半島に来て、驚くほど子供を見かけなかったからです。


■感動した龍飛旅館の夕食前に少し時間があったので、本州最北端の竜飛崎にカブで行ってきました。
そこにあったのが有名な日本唯一の階段国道!

僕は東北旅好きの妻に聞くまで知らなかったのですが、
何度も何度もこの本州の最北端にある階段の国道の話を聞いていたので、
今回初めて行くことが出来て「ここの事を言ってたんだなぁ~」としみじみ感じていました(#^.^#)

調べてみると国道は道路でなければならないと決まってないらしいです。
この階段が国道に指定されたのは1974(昭和49)年。
当時は坂道の中腹に中学校、上に小学校があったそうです。
つまり通学路だったようです。

国道指定は坂の上から下へのルートを途中で分断させないよう、とりあえずこの区間も指定したのではないかとのことです。
車が通れるように拡幅する検討はしたそうですが、勾配がきつすぎることなどから、断念したようです。



■そんな念願の階段国道を上っていくと、龍飛崎灯台があります。
まさに石川さゆりの津軽海峡冬景色の世界。

この龍飛崎灯台は津軽海峡を航行する船舶にはとても重要な灯台で昭和7年(1932年)に設置されたそうです。

海面からは119m、地面からは14mの高さがあります。

天気のいい日はここから北海道が見えるようですが、
僕が行った日はわずかにチラッと見える程度でした。

おかげで今度は家族で龍飛旅館に泊まり、
いい天気の竜飛崎にリベンジする宿題ができました☆



■龍飛旅館で美味しい夕食を食べてぐっすり寝て、翌日はいい天気でした。
旅館の素敵な女将さんに「源義経のお寺があるから寄っていくといいわよ」とアドバイスを頂き、
蟹田に向かう途中に立ち寄ってみました。
龍馬山 義経寺(りゅうばざん ぎけいじ)です。

源平合戦でも有名な源義経。
彼は色んな伝説、色んな最後が言われています。

奥州平泉の衣川で自刃したといわれていますが、源頼朝に追われ、
竜飛崎まで逃げて、荒れ狂う海を前に観音像に祈ると、3頭の龍馬が現れ、海峡を渡ることができたという伝説が残っているお寺です。

ここには義経が祈りを捧げたという観音像が安置されています。
義経が海を渡った500年後、厩石を訪れた円空は、義経の守り神だった観音様が岩の上で光っているのを見つけたそうです。

そこで流木で仏像を彫りその中に観音像を納め、小さなお堂を建てて祀りました。
そのお堂がこの龍馬山 義経寺となり、円空仏は1963年(昭和38年)に青森県重要文化財の指定を受けています。

長い月日を遡って、当時の義経の心境や当時のこの場所の雰囲気を想像するだけで、
色んな情景が目に浮かびます。
そんなすごくいい場所でした(#^.^#)


■下北半島に行くはずが津軽半島に一泊し、竜飛崎、龍飛旅館に泊まって本当に良かった♡
想定外がもはや必然に思えてくるから旅は不思議です☆
天気も良くなり、最高のコンディションで蟹田に戻り、むつフェリーに乗り、ついに下北半島へ!!

ライダーさんもちらほらいて、僕と同じように天気で昨日渡らなかった方もいました。
「昨日何回かすれ違ったね」とヤエーをしあった仲でした(#^.^#)

一緒に旅をしている愛車とフェリーに乗って1時間の船旅。

船の上でライダー同士はもちろん色んな会話をするのもいい時間でした。
下北半島に着いてからのコース、
大間でのいい食事処、
リタイヤして夫婦で旅する人達、
僕はやっぱりそんな会話のできる船旅が大好きです♪

■なんと過去に沖縄のやんばる、辺野古に先祖のルーツがあると知り、
驚いたのですが、今回はなんと津軽藩もご先祖の誕生の地だったそうです。

山鹿さんは幕末に津軽で産まれ、アメリカに渡って牧師になったそうです。
祖父母が結婚の挨拶で横浜に行った時に当時90代でご健在だったそうです。
東北学院設立にも関わったそうです。

その従妹の方が政府から賞をもらったり、宮中でお茶を賜ったりしたそうです。
祖母の先祖の動産は大河ドラマの主人公になったとか、
色々面白い先祖が揃った家計の様です(#^.^#)
そんな想定外も楽しめています♪

そんな訳で、
自分の先祖と津軽のご縁を知ったりしましたが、
次回の下北半島編で青森編三部作はおしまいです。

まだまだ3週間の資格取得ツアーは出来事が多すぎて、書ききれません(笑)。
僕の危うい記憶力でどこまで覚えていられるのか☆

ゆっくりと書いていきますので、お楽しみに♡

前回の記事
青の世界へようこそ!! 五能線編(資格取得ツアー⑥)

青の世界へようこそ!! 五能線編(資格取得ツアー⑥)

2022年08月24日 | 資格取得ツアー2022
■なんという美しさなのだろう。
こんなに綺麗な湖面は観たことがありません。

圧倒的なクリア感、透き通るような碧と日差し、
静かな佇まい。
圧巻でした。
僕はこの景色を前から見てみたかったのです。

その名も青池。
言葉にならないほどの美しい情景…
カナダのルイーズ湖、北海道のオンネトー湖、福島の五色沼などは見ていますが、
この色と透明感とロケーションは最高です!

そんなここは人生で初めて訪れた青森県。
その青森の西側に世界自然遺産にも登録されている白神山地という大きなエリアがあります。

その白神山地の北西部に十二湖があります。
この美しい青池は十二湖の一番奥にあります。
(JR五能線十二湖駅から5.3km行くと見られます。)

僕はこの有名な青池を、去年まで本当に全然知りませんでした。
しかし、母島にいた友人が、インスタにアップしていて、とても気になった1枚だったのです。

友人にその池の名前を教えてもらい、なんと日本に、しかも東北にあると知ったのが、去年の夏でした☆
いつか見に行きたいなぁと思ってはいましたが、今年の初夏、内地に資格を取りに行く事になり、
なんと1年でその望みが叶いました☆
本当に感謝!
この素晴らしい景色を教えてくれてありがとう(#^.^#)

写真ではその美しさの半分も表現できていない気がしますが、
気になる皆さん、これはもう現地に行って生で見るしかないですよ(^^♪

初めて行っていきなり天気も日差しも良かったのは幸運でした(#^.^#)
今回の資格取得ツアーで何度か雨には当たりましたが、
観光メインの東北周りの時は、とにかく天候に恵まれていました♡
ありがたいことです☆

タイトルの「青の世界にようこそ!」におっ!と思ったアナタ!
BUCK-TICKのコアなファンですね(#^.^#)


■その美しい青池もさることながら、生まれて初めて訪れた青森は
景色はいいわ、
人は優しいわ、
ご飯は美味しいわ☆の三拍子が揃っていました♪

特に白神山地の海側を抜ける五能線が傍を走るこのルートは、
今回のツーリングで一番の景色でした♪

時々すれ違うライダーたちと大好きなヤエー!を交わしながら、
最高の景色を駆けて行きました。

単線のJRが美しい海岸線沿いを行く五能線。
過去に廃線の危機に瀕するも、
その景観の良さから一気に観光で復活した路線だそうです。

その横をバイク(カブ90)で駆ける景色は最高でした!

実はこのルート、結婚前だった東北旅大好きなうちの奥さんが
超お勧めのルートでした☆
東北出身なのに今まで青森も秋田も行ったことなかったのは、
この年に機が熟し、感動するためだったのかも知れません(笑)。


今回の初青森の大まかなルートです。
見事に海岸線ルートばかりを走ってきました。
自分で地図を見て、自分でもビックリしました(笑)。
前日に秋田の男鹿半島の先端まで行ってますが、
そちらはまた秋田編で書こうと思います☆

今回の東北バイク旅は日程を大体決めるだけで敢行しました。
事前に大まかな予定だけを決め、詳しい行先もルートも決めてはいなかったのですが、
最初の茨城滞在あたりで気付いてしまいました。

僕にとっては内陸の景観よりも、海のある景観がたまらなく好きだってことに♪

そんな訳で内陸ルートより道幅は狭いし、
グネグネで時間もかかるルートを選んだわけですが、
全く何も気にならないほどの美しい景色の連続でした♡


日本海の海も白波が立っていて、美しく、こんな海沿いに田んぼがあるのもなんだか不思議でした。
内陸の仙台生まれ育ちの僕にとっては田んぼの先に大海原って、とても新鮮な光景でした。

停まってばかりいると、あっという間に時間が過ぎてしまい、
その日の目的地にたどり着けない!という問題が発生しても、
宿も何も予約していないので、あまり問題にならないキャンプ旅の醍醐味です☆



■美しい海岸ルートの五能線の北の終点エリアに美味しいイカ焼きがあると、
母島の青森出身の大先輩が超お勧めしてくれていたので、
今回はそこに行ってみました。

「七里長浜 きくや商店」です。

行ってみるとなんか志村けんが気に入ってる店とか、犬が有名そうな雰囲気がありました。
が、僕はそれ以上に表でイカが干されている景色を眺めていました。

すぐ近くでは物欲しそうなカモメたちがひっきりなしに鳴き交わしています。

もちろんどれも母島で見る事のない景色ですし、
何より青森に来るまであまり見たことが無い景色なので、とてもワクワクしました♡

やっぱりその土地の食べ物を食べるのも、
僕にとって旅の楽しみのメインのひとつです(#^.^#)

店に入って、まさにイカを焼いている定員の女性に注文し、カッコよく焼いているイカの写真も撮らせて頂きました。

すんごいいい匂い!!

お店の裏に眺めのいい場所があったので、屋根の上に沢山いるカモメ達にイカを狙われつつ、
食べてみたら…

旨さも硬さも、味も抜群のイカ焼きでした♪
島で食べるアオリイカももちろん美味しいのですが、
この絶妙な硬さと旨味は絶品でした♡
これはおススメしてもらわなかったら、通り過ぎていた可能性大なので、大感謝です!


■もうひとつ見たかった景色があります。
津軽にそびえる岩木山です。

これはこの津軽地方にそびえる象徴のような美しい山で、
亡くなってしまったのですが、岩木山の麓にある森のイスキアの佐藤初女さんが大好きだったので、
ずっとその岩木山を見てみたいと思っていました。

また妻が昔、東北旅をした時に「津軽ってどこまでが津軽なんですか?」と地元の人に尋ねたら、
「岩木山が見えるところが全部津軽だよ」と言っていて、その言葉に感動した話を聞いていました。

母島には青森出身の方が数人いるのですが、
なんと100歳を超える青森出身のレジェンドおばあちゃんがいます。
その岩木山の話をしたら、凄い笑顔で「ああ、そうなんだよ~♡」と言っていて、
ああ、地元の人にとって、精神的にも、視覚的にも大事な象徴のような山なんだろうなと思って、
見るのを楽しみにしていました☆

今回、その岩木山の景色の中をバイクで駆けてみて、
その美しさ、シンボル性がよく分かりました♪

人それぞれ、その土地に住んで大事な景色ってあったりしますよね。
僕にとっては仙台の広瀬川の橋と河川敷だったり、
母島だったら乳房山だったりします。

今度はもっともっとこの津軽地方の人に接しながら旅したいと思いました(^^♪


■白神山地の立派なブナの木を眺めながら、
この資格取得ツアーの設定時に偶然にもバイクと東北旅の余白があって、
本当に良かったと思いました。

那須塩原のフォークリフト講習、
その後の仙台のチェーンソー講習の日程に6日間の空きが発生しなければ、
こんな旅すら思いついていなかったのです♪
東北旅を思いつかなければバイクを持っていこうと思わなかったのです♪

色んなおススメやエピソードを教えてくれた先輩のみなさん、
現地で大変良くしてくれた優しいみなさん、
そしてこの奇跡のような采配をしてくれた神様、
どうもありがとうございます(^^♪

2泊の青森を1記事で書こうと思ってましたが、
充実しすぎていて、全然足りませんでした(笑)。

次回は津軽半島龍飛崎編をそのうちアップする予定です。
お楽しみに!


前回の記事
カブ90の凄さ ハプニング編

カブ90の凄さ ハプニング編 (資格取得ツアー⑤)

2022年08月01日 | 資格取得ツアー2022
■今回の3200㎞資格取得ツアーでは、
有難~いことに一度も事故や怪我に見舞われなかったのですが、
少々のマシントラブルはもちろんありました☆

今回はそちらの紹介をしたいと思います(#^.^#)

スパーカブ90DX、26歳。
鉄カブ、キャブ車と言われ、生産が終わって20年以上経過した今でも、
人気と信頼がアツい機種らしいです。(今回、旅するまで全然知らなかったのですがw)

機械いじりは大好きなので、
母島を出発する前にできる限りのメンテも自分自身で行いました。
前後のタイヤとブレーキシュー交換、チェーンの張り調整、グリスアップくらいですが…

このカブ90を中古で母島まで送ってくれたオートパーツシモムラさん
今回、茨城の土浦に向かう際に取手市のお店に伺って、一気にメンテしていただいたのですが、
その時に心配された箇所が幾つかありました。

・マフラーの根元がヤバいかも
・延長の荷台が途中で折れなければいいけど…
・スプロケット摩耗してるけど、なんとか大丈夫かな
・チェーンの伸びもそろそろ交換に近いかも…

そのうちの1点、マフラーが持つかとても心配してくれていました。
実は僕も母島を出る3日前に気付いた箇所でした。
しかし、交換するには発注、受取、工事と時間がかかり、そんな猶予はありませんでした。

記念すべき、最初のトラブルはそのマフラーちゃんでした!!


【マフラーが折れた!!】
■東京~土浦~葉山~佐野と移動してきて、まったくトラブルのなかった6日間。
自分が思ったよりもバイク移動ができる事が分かり、
「全部スムーズなだなぁ~」なんて思っていた矢先の事でした☆
栃木の佐野の友達と20年ぶりの再会を果たし、
フォークリフト講習の待つ那須塩原に向かっている最中に事が起こりました。

突然、カブのマフラーが田舎の暴走族サウンドのそれに変身してしまったのです!
おっ?と思ったけど、走りには問題ないので、目的地に着いてからビックリ!
見事に心配していた箇所、根元がわお!バックリと折れていたのです(#^.^#)

那須自動車学校の宿舎の前でバイクの下に寝転がりながら、
色々いじってると、素敵な皆さんが集まって来てくれて、
「お~小笠原ナンバーのにーちゃん、どうしたよ?」
「近くのバイクいじりの好きなやつ紹介するよ」
「ここにも工具あるべよ」
色んな方が親身になってくれて、
もうこれだけで旅の醍醐味であり、トラブル様♪と思える瞬間でした(#^.^#)

色々電話したり相談してハッキリしたのは、
・新しいマフラーが那須塩原に届くのは2日後
・2日後は那須塩原のどこのバイク屋も定休日
・現時点で走行に支障はないが、音は激しい♡
でした。

2日後にはもうフォークリフトの講習を終えて、
福島に行く予定で、その福島の泊り先が整備工場の友人だったので、
修理はそちらにお任せして、那須塩原では応急処置と部品の受け取りのみとなりました。
(色々決まってストーリーズに状況を投稿したら、茨城のシモムラさんが「直しに行くよ!!」と言ってくれて、
 めっちゃ嬉しくて泣きそうでした☆ありがとうございます!)

1日那須塩原の滞在を延長して、北上をずらせば那須塩原で修理できたのですが、
今回は仙台以降のスケジュールをずらしたくなかったので、こういう選択となりました。


■そんなわけで、このままでは地元の友達に逢いに行くにも、
近所の温泉に行くにも爆音で行かなければいけません。

自動車学校の先輩には
「直管(チョッカン)の音イイね♪」と褒められましたが(笑)、
近所迷惑であることには変わりありません(#^.^#)

シモムラさんと電話で相談し、
応急処置の材料を買いに近所のホームセンターへ。
アルミテープと針金を購入、空き缶もゲット!!

この時も大先輩に頂いた十特ナイフたちが大活躍しました♪

最初は加工しやすいアルミ缶を使って折れた個所を包んだのですが、
近所の温泉に行って帰って来たら、
見事に破裂して吹き飛んでいたので、
今度は堅めのコーヒースチール缶を加工し、
この応急処置は見事福島まで持ちました!!
ひゃっほう!!


■2日後、講習を15時に終えて、那須塩原から福島に向かう時、
地元の休業日のバイク屋さんで新マフラーを受け取り(休日対応、ありがとうございます!)、
一路、福島市へ。

福島の名メカニックつよちゃんのあっという間の職人技で、
見事カブ90のマフラーは新品に生まれ変わりました♡

つよちゃん、朝早くからありがとう!!


応急処置もここまでは持ってくれたし、
ここまで頑張ったマフラーちゃんも本当にお疲れ様でした♡


こんな見事に生まれ変わりました♡

その後は東北一周の終盤まで、
なんのマシントラブルも発生しませんでした。

今思うとこのマフラーのトラブルもこのタイミングでなければ、
色々と面倒な事になる状況でした。(部品待ちの日程、直せる人の位置など)
絶妙なタイミングの采配をした神様に感謝です!

僕自身も新しい土地のバイクツーリングが楽しすぎて、
すっかりマシントラブルのことなんて忘れていましたが、
そんな時に久々にトラブルが発生したのです。


【右のミラーが折れる!!】
【マフラーのネジがなくなる!】

■これが福島~仙台~秋田~津軽~八戸と来て、
一気に石巻まで南下する時にほぼ同時多発的に発生しました。

確か釜石と大船渡の間くらいだったと思います。

これ、バイクに乗ってる人は分かると思うのですが、
左のミラーはなくても、右のミラーがないとめっちゃ困るのです。
追い越し車線に入って、追い抜く時に右ミラーがないのは死活問題でした。

カブのミラーちゃん、
長年の潮風を浴びる島暮らしのサビと、
3000㎞の東北旅の振動で限界を迎えたようです。

でも、まあなんとか誤魔化して走れてはいたのですが、
またマフラーが爆音を叫びだしたのです(笑)。

オイオイまたかよ!と思ってみたら、
マフラーを留めているビスが、1本なくなっていました。

こちらも長距離の振動に少しずつ緩んでいたようです。

ミラーはともかく、マフラーは何とかしなければいけないので、
セブンイレブンの駐車場で色々いじっていると、
「小笠原ナンバーの兄ちゃん、何やってんの?」と地元の元ライダーさんが親身に話しかけてくれました(^^♪

色々世間話して、その土地のバイク屋も紹介してもらって電話したのですが、
その2件の対応が悪く、見事にたらい回し&避けられたのを見て、
地元の方が、「この先のホーマックに行った方がいいよ」と言ってくれて、
見事にピッタリの部品と右のミラーを購入することが出来ました♡
修理費用は1400円(#^.^#)

修理を終えての温泉は最高ですね♪↑こちらは那須塩原のみかえり温泉


【チェーンが伸びる】
■こちらは3000㎞も走っていれば当たり前の現象です。
カブはチェーンがカバーで守られていて、チェーンが伸びてくると、
そのカバーにあたる異音がしてきます(新聞配達でよく聞く音です)。

東北一周をして、岩手の途中あたりで気になって来たので、
石巻の友人のお宅の庭先でメンテさせて頂きました。

車載の限られた工具を広げながら
近所の人とああだこうだ話しながらバイクをいじる時間って、
結構幸せだったりします(^^♪

チェーンは調整範囲の限界なので、
母島に戻ったら交換するつもりです。

こちらは那須塩原にあった烏森神社。
色んな場所の神社をお参りしては旅の安全と家族や友人の無事を祈りました。



【燃料が切れる!!】
■こちらはあまり深刻ではないのですが、
何度かあったことです。

カブ90は4ℓタンクで、そのうち1ℓが予備タンクとして設計されています。
燃料タンクはシートの下にあって、メーターもそこにしかないので、
燃料切れを起こしてから予備タンクに切り替えて、残りの1ℓでガソリンスタンドを探すというスタイルでした。

ええ~!たった1ℓ!とは言っても、カブの燃費は素晴らしく、
1ℓで40㎞以上は走ってくれる優秀なコです。

スタンドまで100㎞以上を要する北海道じゃない限り、まあまあの所でガソリンスタンドはあるものです。
しかし、意外と盲点がありました(笑)。

朝早いのに強い僕はかなり早朝から動くのです(#^.^#)
野宿明けの時はだいたい朝4時くらいから行動開始します。

一応、1ℓのガソリン携行缶を予備として準備はしていましたが、
仙台~秋田へ向かう道中にガス欠を起こしました。
大体150㎞に1回くらいの給油サイクルなのです。

田舎の方のスタンドがこんなにも24時間がないとは知りませんでした(#^.^#)

仙台と秋田の中間地点ら辺の長めのいい所で昼寝(朝寝かもw)して、
スタンドの開く7時まで待っている時間もなかなかいい時間でした☆

結局、1ℓの携行缶を使ったのは仙台~秋田のみで、
携行缶を使っても足りなかった事態には至りませんでした♡


【他ライダーたちとの出逢い】
■想定外をハプニングとするならば、
他ライダーさんとの出逢いも嬉しいハプニングの連続でした(#^.^#)

前回の記事にも書きましたが、
ライダー同士のすれ違いの挨拶、ヤエー!ももちろん最高なのですが、
青森の津軽半島の蟹田から下北半島の脇野沢に渡る時、
ライダーさんが数人乗船していて、色々とお話できたのがまた最高でした♪

たった1時間の船旅ですが、今この瞬間を楽しむバイク旅をしているという共通項は、
あっという間に人と人との距離を縮めてくれます。

ライダーさん以外でも、元旅人の人が色々と話しかけてくれて、
色んな話を聞くことが出来たのも醍醐味の一つです(#^.^#)

ここで会ったよしさんとは、
その後も大間で再開し一緒にマグロ丼に舌鼓を打ちました♪

ルートの話やおすすめのお店や温泉など、
ライダーならではの情報満載で最高でした☆


【小笠原ナンバー】
■最後に紹介するハプニングは「小笠原ナンバー」です。
90ccのカブは黄色い小笠原ナンバーです。

最初は何も考えてなかったのですが、
旅を続けていると、滅茶苦茶声をかけられました。

物凄く珍しいナンバーだったみたいです。

確かに考えてみると、バイクでも排気量が大きくなると、小笠原でも車同様品川ナンバーになってしまいます。
小さい排気量ならではの市町村が管轄のご当地ナンバー。

これがトラブルの時、
ふとコンビニや宿の駐車場に停めている時、
色んな人が興味を持って話しかけてくれるキッカケとなったのです。

各地のガソリンスタンドでもいっぱい驚かれました。
「ええ!!あの島の!?」
「どうやってこのカブを運んだの?」
「凄い距離を移動しているね!」
自分が想像している以上に、
小笠原のネームバリューというものは凄いのだな、と体感しました。

今では、色んな話のきっかけにもなったこのナンバーが誇らしいです(#^.^#)

そして、7/3の葉山のカヌーレースで頂いた、レイ。
バイクでずっと一緒に旅してきました。

時には友人に「何で乾燥ワカメぶら下げてんの?」と言われたりもしましたが(笑)、
無事に竹芝でカブを船に載せた時に、すごくホッとしたのを覚えています。

このレイを作るティーリーフは小笠原から葉山へ渡り、レイとなり、ずっとお守りとして一緒に来ていたのです。
家族や友人の祈りのお陰で、
こんなあって良かった様なハプニングだけで済んで、
無事に旅を終えれたことは本当に有難いことです。

そして、圧倒的な燃費の良さ、
車載の懐の大きさ、
素晴らしい種類のカスタムパーツ、
全国どこでもパーツのある強さ、
都会でも田舎でもマッチする洗練されたデザイン、
カブの凄さを再確認するハプニングと旅でした♪

また近いうちに、こんな旅が出来ればと思っています(#^.^#)

そして今回のハプニングはどれも辛いものではなく、
旅にスパイスを聞かせてくれる極上のエッセンスばかりで、
今思い出しても楽しいネタばかりです(#^.^#)

やはり旅にハプニングは必要で、
命に別条がない限り、そのハプニングはすべて旅の醍醐味になるものだなと
今更ながらに再確認をしました☆

こんなハプニングの最中にも色んなサポートをしてくれた
シモムラさん、つよちゃん、那須自動車学校で出逢った皆さん、各地のみなさん、本当に有難うございました!

まだまだここに書ききれないエピソードは沢山あるのですが、
次回は東北出身のくせに初めての東北旅をテーマに書いてみようかと思います。

お楽しみに!


カブ90に惚れた夏 感想編 (資格取得ツアー④)

2022年07月25日 | 資格取得ツアー2022

■今回の資格取得ツアーは僕がカブに惚れこむ旅でした♡

日常の足として当たり前に使っていたカブ90が、こんなにも旅に適したバイクだったとは(#^.^#)

今回、母島からホンダのスーパーカブ90DXを
ははじま丸、おがさわら丸に載せて内地へ運びました。

母島のライダー先輩からは内地に150ccのスクーターを置いてあるから、
それを使っていいよと言われていたのですが、
今回はそれを見送り、敢えて自分自身で旅仕様にカスタムしたカブで敢行してみました♪

青森の白神山地のサイドを走る五能線沿いにて

 

母島で日常の足として活躍してくれているカブ90。

年代を調べると、なんと26歳のバイクです。
この20年間、バイクで内地の道を走った経験はありません(笑)。
島もせいぜい南北に20㎞のない規模のサイズで生活しています。

自分自身、キャンプ道具一式を積載したカブで、
どれだけ走れるのか、
バイクも僕自身の体力も未知数の中のツアー敢行だったのです☆

しかし、終わってみれば、カブ90は実に素晴らしく、
僕自身の体力も日々余ってしまうほど余裕がありました(^^♪

有難いことにずっと天候にもめぐまれ、
小雨が幾つかあった程度で、
ほとんど雨で困った経験がありませんでした☆

秋田の田園風景の中で小休憩

事前に取り付けた
左ミラーの根元のスマホホルダー、
USB電源、
バイク用ナビアプリ「ツーリングサポーター」
も大活躍でした♪


■今回は竹芝でカブを受け取ってから、
竹芝~千葉~茨城~東京~栃木~福島~宮城~秋田~青森~岩手~宮城~栃木~東京
と、なんと走行距離3200㎞も走っていました。
自分でもビックリです(#^.^#)

90ccのカブは高速道路を走れません(走れるのは125cc以上なのです)。
下道をトロトロと景色を楽しみながら行くツーリングです☆

1時間以上の長い距離の運転をしていると、
だいたいお尻が痛くなってくるのですが、
それの解消するコツも、自分の休憩のタイミングも掴めてきました(^^♪
何事もやはりやってみるものですね☆

1日の走行距離で一番長かったのは八戸~石巻の海岸ルートで370㎞でした。
実は島の先輩ライダーに「岩手はホントに長いです!4号線はつまらないですよ~」と
アドバイスを頂いていたので、ルートを最初から三陸の海岸を行くルートに設定しました。
これが素晴らしいチョイスでした☆

長時間のバイクの運転でお尻が痛くなってきたとき、
三陸海岸のグネグネ道をバイクのレーサーのように、
事前にお尻を横にずらしながら車体を倒し、
いわゆるハングオン状態で曲がってみたら、
まあ減速しないで曲がれるし、
お尻は痛くなくなるし、
運転してて超楽しい!!

そんなハングオンを楽しんで南下していたら、
長いと言われていた岩手があっという間に過ぎ去ってしまいました(笑)。

津軽半島から下北半島へはフェリーにバイクごと乗りました!


■あと今回、今更分かった事なのですが、
僕は心底、海が好きだってことなのです☆

毎日海に入っていた母島の暮らしから一変して、
内地の内陸でのライディングの日々。

途中あまりに海が恋しくなり、
土浦から千葉の九十九里浜まで行ってしまったほどです。
その後、葉山のカヌーレースで海に入りましたが、そこから北上してからは、
ずっと海を見ることなく北上していました。

仙台から秋田へ抜けて、日本海の海を見た時の嬉しさと言ったら、
言葉では表現できないほどです(#^.^#)
ヘルメットの中で思いっきり「イヤオ!!」と叫んでいました☆

茨城の田んぼと蓮田のあぜ道を走る。この景色がタマラナイ♡


■また、毎日すれ違いで会釈や挨拶を交わす母島の暮らしから、
内地はすれ違いで挨拶をすることはないのですが、
田舎を走るライダー同士の独特の挨拶があるのです☆

それがヤエー!と呼ばれるライダー同士のハンドサインです。
これは80年代にアメリカのライダーから生まれたものらしいです。

地元仙台から東北を周る間中、
すれ違うライダーとヤエー!を交わすのが、
とても嬉しい瞬間でした☆

遠目にライダーを発見して、
近づいたら僕は左手でアロハのポーズをとって笑顔で上に掲げます。
すると、相手ライダーは手を挙げてくれたり、ピースしてくれたり、会釈してくれたり、
なんだか、知らない相手と内地でもこうして挨拶できるのがとてもほっこりしました(#^.^#)

下北半島には牛さんも放牧されていました☆

■20年前に原付(マグナ50)で仙台~東京を行った時とは雲泥の差で、
今回の旅でカブ90の強さ、逞しさが実感できました。

スピードも速いときは100㎞/h位出せますし(一般道は60㎞/hまでです!)、
のぼりでも60km/hをキープできます。

燃費は26歳なので1ℓ 42~48km程度ですが、それでも素晴らしい!
積載は見ての通り、前に真ん中に後ろにとどんとこい状態です。

カナダで長女が留学でお世話になっている義父のケビンもなんと16歳の時に、
ホンダのカブ90に乗っていたそうで、パーフェクトバイクと言っていました♡

とにかく、今回は想像以上にカブ90は旅に適しているバイクだということが
よぉ~く、わかりました!!

今回の旅を通して、自分の事をようやく「カブ主」と思えるようになりました☆

旅のお守りとして友人にもらったカブのミニカー。旅の間ずっと共に過ごしました(^^♪どうもありがとう!

次回はハプニング編です(#^.^#)


ただいま!母島!! ~ツアーを終えて(資格取得ツアー③)

2022年07月21日 | 資格取得ツアー2022

■カブ90の走行距離がなんと3200kmにも及んだ、
3週間の資格取得ツアーも終わり、無事に母島に帰ってくることができました♪

辛いこと、辛い状況が何もなくて、
やりたかったこと、
行きたかったところ、
出逢いやハプニングも絶妙で、
天候にも恵まれた奇跡のような旅でした☆

帰りのははじま丸の船上で、
周囲を飛び回るカツオドリたちを眺めていると、
ようやく自分のホームに帰って来た実感が湧いてきました。

母島で色んな人に「お帰りなさい!」と声をかけられるのが、
とても嬉しい気持ちでいっぱいでした(#^.^#)

前回の記事で、
次は葉山のカヌーレースについて書こうと予告していたのですが、
旅の最中で記事を書く隙間が無くて、
気付けばあっという間に帰って来たので、
少しずつまとめて記事をあげて行ければと思います(#^.^#)

■母島に着いて、
葉山のカヌーレースで頂いたレイ(ずっと共に旅をしてきました)を海に還したとき、
本当に多くの人の支えで無事に事故もケガもなく帰って来れたのだなぁと
感じました。

僕自身、事故もケガも、場合によっては死も覚悟していました。
だけど、不思議とそんな事には巡り合わず、
帰って来れたのはみんなのお陰だったと心底思うのです。

僕の旅の無事を祈って、日々神社に通ってくれた家族、
東京に着いて、バイク旅のファーストエイドセットを持たせてくれた友人、
旅のお守りにと小さなカブの模型を持たせてくれた友達、
「本当に気を付けて行って来いよ!」と何度も念を押すように声をかけてくれた職場の仲間、
20年ぶりのバイク旅の不安を払拭してくれた島のライダー先輩たち、
「絶対に無事に帰ってきてください!」と念を押してくれて、
無事に帰って来た記念を用意してくれていた友達、


出逢った先でも無事の旅路を祈ってくれていた多くの人たち、
本当に沢山の人の支えで無事に帰ってくることができました。
本当にありがとうございました(^^♪


■帰りの船(おがさわら丸)で、
荒天だったので後ろの外デッキで夕焼けを眺めている時、
前出したみんなに守られた旅だったなぁとひしひしと感じる中、
今回の旅のテーマが見えてきました。

今回の旅は
「いのち」というのを
心底考えさせられる旅でした。

僕自身、
バイクという生身の体むき出しの旅だったので、
常に死と隣り合わせだと感じていたのももちろんですが、
その旅路の中で、幾つもの「いのちとの関り」を感じる出来事があり、
今こうして旅できるのも、
島で幸せに暮らしていけてるのも、
命があり、有難い奇跡に包まれているからなのだなぁと思ったのです。

生まれて初めて秋田にいた時、
安部元総理大臣が選挙演説中に撃たれて亡くなったと聞きました。
この日本でまさかこんな事が起きるようになってしまったとは…

旅の中で
友人の命に関わるシビアな話もありました。
大事な人が亡くなってしまっていたり、
深刻な病気に侵されて、今頑張って乗り越えようとしていたり、
太平洋戦争で神風特攻隊として命を落とした若者の手記を読んだり、
東日本大震災の生々しい爪痕と復興を目の当たりにしたり、
本当に多くの「いのち」を考えさせられる旅立ったのです。

今回、あきる野にお邪魔した、
ヨガの不久先生に教わった事なのですが、
「有難い」の反対語は「当たり前」であるという事。

こうして今生きていられるのは、
当たり前ではなくて、
本当に有難い奇跡の中にいるということを、
まざまざと感じさせてくれる旅でした。

知識としては分かっている事だったのですが、
こうして出来事や出逢いを通じて語り掛けてきたのが
とても身に沁みました。


■最後に旅の最後に観た映画「TELL ME」についてです。
この映画は亡くなったX JAPANのギタリストhideのドキュメンタリー映画です。

僕は中学生の頃からずっとhideが大好きで、
彼の音楽や生き方、
インタビューや映像で、
思春期の哲学を養ったと言っても過言ではありません。

映画が7/8公開と知ってからずっと観るのを楽しみにしていました♪
映画はまだ公開中なので内容には触れませんが、
突然のhideが事故死してしまい、
その側近や家族の情景を描いたドキュメンタリーでした。

映画を見ている間、
ずっと涙が止まりませんでした。

感動で泣いていたのではないのです。
ただ、ずっと当時のことが走馬灯のように心を巡って、
静かにずっと涙が溢れてきていたのです。
こんなことは生まれて初めての経験でした。

hideが亡くなった当時、高校生でリアルタイムにhideのソロライヴにも行っていた僕。
高校生の時の学校の軽音楽部でコンテストに出た時に演奏したのもhideのTELL MEという曲でした。
ピンクスパイダーとever freeのシングル発売直前のゴールデンウィークに突然他界し、
ニュースでも引っ切りなしに流れ、若者の後追い自殺が止まらず、
XのリーダーのYOSHIKIが必死にそれをやめてと訴えていたのを覚えています。
亡くなった後の奇跡のツアーのファイナルを見に横浜アリーナにも足を運びました。

この旅で最後に観た映画も「いのち」に深く関わったものでした。

揺れる帰りのおがさわら丸の船尾で、
僕はhideのHURRY GO ROUNDを聴いていました。

Hideが亡くなったあとに制作された、
最初の曲です。

今までのhideにはなかった歌声、
彼らしい散文詩のような詞。

亡くなった直後に歌で
「また春に逢いましょう」だなんて…

不思議とこの旅のフィナーレにマッチしていて、
今生きている有難みを感じまくりでした。

母島に帰って早速SUPで沖に行き夕陽を見ました。

次の日はサンセットシアターで夕陽を眺めました。

みんな大好きです😊
本当にありがとうございました☆


大特取得 土浦滞在編(資格取得ツアー②)

2022年07月06日 | 資格取得ツアー2022

■前回の記事から時は流れ、

土浦〜葉山〜東京〜那須塩原
と動いてきました。
寄り道ばかりのせいか😂、
カブでの走行距離は900kmを超えました。
 
現在は今日までフォークリフトの免許を取るべく那須塩原にいます。
夕方からは福島へ移動します。
 
リアルタイムではこんな感じですが、
記事としては順を追ってまとめていこうとおもいます。
いつ現実に追いつくかな😁?
 
今回は土浦滞在編です。


■土浦滞在の最終日、大型特殊免許の卒業検定が合格だったと言われました。
やった〜!
 
そんな訳で土浦に3泊4日も滞在し、
素晴らしいことにバイクを持参していたので、色々楽しむことができました♪





来る前までは茨城といったら、
水戸納豆くらいしか思いつかなかったのですが、
3月に膝を悪くしてからお休みしていたRunningを再会してみたら、
宿のある霞ケ浦の周辺にはまあ至るところにハスが栽培されていました。
いわゆる蓮田です。
 

広大な蓮田にはチラホラと美しい花が咲いていて、気分はすっかりお釈迦様気分♪
 
ハスの花って、ほんと美しいですねぇ〜



■大体朝5時位から1時間走っているのですが、
母島と違い、平地だからなのか、
ヒザが悲鳴をあげないでいるので、
これからもちょくちょく走っていけそうです☆

土浦のランニングコースは、
琵琶湖に次いで日本で2番めに大きな湖、
霞ケ浦のほとりです。
 
バイクで回るとは
音も速さも景色も違うRunning。
少しずつ自分自身の地図に色が塗られていくのが心地良いです♪
 
キジやホトトギス、ウミウの気配をみながら、
釣りや犬の散歩、ハスの写真を撮る人など、こちらの暮らしが見えてきます😊
 

■自動車学校に来てみたらば、
なんと毎日午前と夕方以降は時間が空いていました。
 
バイクを持ってきていなかったら、
発狂してしまうんでは?と思えるほど時間があります😁
 
運のいいことに、
天気もよく、バイクもあるので、
毎日色んなとこに出かけることができました☆
 
今年の春に母島を引き揚げた、
母島の山の先駆者、星さん夫婦に会いに水戸の北にある那珂市に行って、
元気そうな顔を見てホッとしたりしました。
 
古河にも元母島の同い年の友人家族がいて、
嬉しい再会を果たしました♪
やったことは子供達をバイクの後ろに乗せて、バイク体験、トランプの大貧民対決で大敗北しただけですが😂

母島では毎日海に入っていたのに、
こっちに来てからはずっとご無沙汰だったので、
九十九里浜に住む友人を訪ねにも行ってきました♪

バイクで毎回50〜100km移動するのに
片道2時間。
友人と会ってる時間は1時間あればいい方という状態ですが😂、
バイクの移動が楽しすぎるのと、
友人との再会が嬉しすぎて、
時間がある限り、ずっと動いています。
 
バイクを持ってきて本当に良かった♥
 

■霞ケ浦のほとりには予科練平和記念公園があり、太平洋戦争時の貴重な記録や展示がありました。
 

ゼロ戦の展示もありました。
想像よりもずっと大きかったです。
 

こちらは「回天」と呼ばれる特攻用の魚雷です。
この中にひとりだけ兵士が搭乗できて、
そのまま敵艦に突っ込むという、
戦争末期の異常とも言える兵器です。
 
10代から20代の前途ある若者が、
自分は傷付きもしない偉い上官などの命令で、
祖国のため、靖国に祀られる為にと神風特攻をするのです。
 

私達が住む小笠原村に所属してる、
激戦の地・硫黄島。
その硫黄島に行って散った若者の展示もこの予科練に多くありました。
 
現在、ロシアとウクライナの戦争がまさにリアルに起こっていますが、
戦争は起こした国やお偉いサンではなく
、一般市民や一般の兵士が犠牲となり傷付き亡くなる悲惨なものです。
 
領土問題や資源、宗教など、
戦争には色んな理由があると思いますが、
本来地球は誰のものでもなく、
人間が自分たちの都合でいいようにやっていいとは僕は思えません。
 
どうにかあまりに愚かな戦争は無くしていきたいと切に願います。
 

次回は葉山でのカヌーレースについて
書きたいと思います。
 
一体いつ書けるのかな😁?















大特取得 島→浜松町→土浦編(資格取得ツアー①)

2022年07月02日 | 資格取得ツアー2022
■現在、茨城の土浦に来ています。
こちらでは大型特殊免許を取得するためにやってきました♪

現在、自動車学校で卒業検定を終えたところです。


土浦は初めて来た土地ですが、
日本で2番めに大きな湖もあり、
すっかり霞ヶ浦が気に入ってしまいました😊

浜松町からカブ90DXでかっ飛ばしてきたのですが、当初は20年ぶりに運転する内地の道路にビビっていましたが、
土浦までの道中ですっかり馴れてしまいました♪
キープレフトに制限速度30kmの原付きと違い、一般道を法定速度で運転できてとっても快適です😎

途中、千葉やずっとご縁のあったバイク屋さん、友人や知人を訪ねながらの道のりは本当に楽しく、バイクを持ってきて本当に良かったです☆

こんなスタイルでツーリングをしています。
まだ職務質問は受けていません😂


■母島返還記念の花火を終えた翌日、
コロナ禍になってから初の内地行きとなりました。

夏色の大海原を
周囲がカツオドリの大群にまかれながら
ははじま丸が進んでいきます。

そんな景色を眺めながら、
もう、ドキドキとワクワクが入り混じっていました😅


ははじま丸では妻が作ってくれた
ローゼルのおにぎりとローゼルティーが
身に沁みました♥


父島に着いたら、少しだけ買い物をして、
すぐにおがさわら丸に乗り込みます。
見送り船を眺めるのも久しぶりです☆




久しぶりのおがさわら丸の24時間の船旅は友人や知人、観光の人ともお話するいい時間でした♪

やっぱり船旅は大好きです😊
みんなで船上サンセットタイム。
とても贅沢な一時です♪

一夜明けて、竹芝に到着したら、
早速バリ島で会った以来のイクエさん、
カヌーのデュークさん達が出迎えてくれました♪

久々の再会で色々と話しつつ、
1泊目は島嶼会館へ。
ここでも懐かしい顔ぶれと再会を果たし、夜の予定が空いてしまったので、
島にはない映画館へ行って、
久しぶりの大スクリーンを堪能しました♪(観たのはシンウルトラマン)


■映画前に見た、都会の夕陽がとても美しかったです。

内地に住んでいた頃、夕陽なんて見たことなかったのに、ふと気がつくと都会でも美しい夕陽を眺めていました。

土浦に行ってからも夕陽を毎日眺めています。

内地では夕陽がないんじゃなくて、
周りの喧騒が気になって、
ゆっくり眺める気にならないのかな?と思いました。

自分の気持ち次第で、内地の夕陽も味わえることが分かりました☆

■浜松町から土浦に行くまでに、
もちろん寄り道をしています😊

千葉の花見川では、ユース時代から音楽の趣味が合う友人に再会!
なんと「旅のお守りに」とカブの小さなミニカーをプレゼントしてくれました☆

会うみんなも、島の仲間も、
「バイク、気をつけてな」と声をかけてくれます。

島で留守番してくれている家族も、
毎日、無事を祈ってくれているそうです。

みんなのその気持ちが本当に嬉しいです♥
離れていても、
本当にみんなに支えられています。
ありがとうございます♪


その後は今回乗っているカブ90DXを手配してくれた下村さんのバイク屋を訪ねました。

下村さんはずっと前に父島でも母島でもお仕事で滞在したことがあり、島にバイクを送るのも色々やってくれる有り難い存在です☆

今までは電話やメールだけだったのですが、
今回ようやくお会いすることができました♪

猛暑の中、冷たいお茶を頂いているスキに、
カブのメンテとチェックをしてくれました♪
プロ目線で色んな箇所を見てくれ、
心配なところ、ポイントなどを丁寧に教えてもらいました。
プラグまで交換してもらっちゃいました!
本当にありがとうございました☆


自動車学校に昼過ぎについてからは、
早速技能講習です。

このペイローダーちゃんが今回の相棒です☆
3日間、ありがとう😊







資格取得と東北バイク旅計画☆

2022年05月23日 | 資格取得ツアー2022

■ひとり旅の計画を立てる☆

それっていつ以来だろう?

きっと2017年の沖縄本島の旅以来です。

あの時は確か結婚して15年振りでした(#^.^#)

 

世界が未曾有のパンデミックになり、

長女が海外留学となり、

僕自身、この2年間、1度も内地に行っていませんでした。

今回、5年振りの一人旅を計画しています♪

本来の主目的は今年2月に計画していた幾つかの資格を取得することです。

島での暮らしと便利屋の仕事で必然的に必要になって来た資格があるのです☆

おが丸の日程と調整すると、

茨城、栃木、宮城が決まっていきました。

 

季節は夏です♡

当初は電車やバスなどを駆使して、宿を使いながら回る計画をしていたのですが、

まだまだ混み合う公共交通を利用する決心が重かった部分がありました。(新型コロナの感染リスクという意味で)

しかし先日、突然所持しているバイク(スーパーカブ90DX 1995年生まれ!)で、

しかもテントを持って旅することを思いついてからは、

別次元のワクワクに包まれてしまいました♡

 

■資格を取得しながら、各地をバイクで周るって、なんて素敵なのだろう♪

テントで野営をしながら、公共交通や宿の制約のない自由な旅☆

 

しかし、僕は十代の頃にバイク旅は経験があっても、

テントを持ってバイク旅した経験はありませんでした(家族で車による北海道テント旅はあります)。

本屋がない母島ですが、インターネットの時代、

沢山の旅好きの先輩たちが様々な知恵をアップしてくれているので、

それを参考にワクワクと準備をしています(#^.^#)

超感謝です!!

 

90ccカブなので高速道をを使えない、

下道で行くのんびり自由な気まま旅です♪

各地で友人や新しい出逢いがあるのが最高にとても楽しみなのです☆

■母島の旅の先輩たちにも声をかけます。

すると、みんな若い頃にやってきた北海道などのバイクテント旅の頃を思い出し、

途端に目がキラキラしてきて、色々話をしてくれます。

「バイク旅いいなぁ!絶対いいよ!」

「バイクにテントはセットでしょ!(キリッ)」

宛先を決めずに自分の感覚とご縁だけでバイクを走らせて、旅をする。

 

もちろん、車での旅とは違い、

荷物の積載量の制限、天候や気温の影響をもろに受けるバイクです。

体むき出しで運転するので、事故の時の怪我も深刻になります。

 

だけど、どこでも行ける小回りの良さ、

圧倒的な視界の広さ、自然の風を肌で感じる心地良さ、

バイクにはバイクにしかない醍醐味があります☆

■僕は東北の仙台出身ですが、

実は東北を旅したことがほとんどありません。

 

秋田県、青森県に至っては足を踏み入れたこともありません。

温泉と辺鄙な地域の旅が大好きな妻に、

色んな東北の外れの旅の良さを日々聞いているので、

いつか行ってみたいと思っていました♡

 

今年は長女もカナダの高校を卒業し、

ある意味親の役目として、ひとつ肩の荷が下りる感触を感じています。

 

去年の春からのターニングポイントで始めた、

新しい暮らし方、便利屋業で見えてきた、

今必要と思える資格の取得、それに付随する旅程の隙間を埋める旅♪

 

資格取得が主目的のはずが、

すっかり心の主目的をバイクキャンプ旅に奪われてしまいました(笑)。

どうしましょう(笑)?

おがさわら丸が到着する日、帰りの出港する前日の2泊だけ宿を取っていたのですが、

それですら野営でいい気がしてきちゃっています(#^.^#)

まだどれだけバイク旅が疲労するのかもわからないのに(笑)。

 

 

■20歳の頃は原付で東京まで一気に運転する体力がありました。

40歳の今では、自分にどれだけバイク旅に耐えられる体力があるか分からないのです。

 

予想では1日150kmくらいまでは楽しんで運転できると見込んではいますが、

何せ全長20km程度の母島を日々ちょこちょことバイクで運転しているだけなので、

なかなか行ってみないと自分でも分からないのです(#^.^#)

 

40歳になってみると、さすがは人生の折り返し地点。

20歳の頃の感覚とは違います。

あとこの先、どれだけこんな自由なバイク旅(目的がすり替わってるw)ができるのかわからないのです。

だからこそ、今チャレンジしておこうとも思いました。

 

若い頃と違って、

体力も気力も下がっているはずです。

しかし、

それを補う経験と感覚は持ち合わせていると思うのです。

 

このコロナ禍という一つの制約が、

ピンチをチャンスに変えるいいきっかけをくれた気がするのです☆

 

■家族で旅をするのとは違い、

ひとりなので気楽に自由に旅をすることが出来ます。

 

有難いことにちゃんと帰れる家があっての旅です。

無事に自宅に着くまでが旅です。

 

行ければ秋田や青森など、

行った事のない東北の場所に行ければと思っていますが、

自分のバイクの行動の感覚もまだ読めないので、

そこは行ける範囲で行ければと考えています。

 

外に出ることで、

また違う価値観や生活、景色を見る。

その経験や気付きが次の島暮らしの大きなエッセンスになる気がするのです♪

この旅をきっかけに、また新しい感覚を得られるのが楽しみで仕方がありません☆

これで一人旅にハマってしまったら、どうしましょう(笑)。

 

21歳でパパになったので、

比較的早めに子育てが終わるので、

こういう次のステップが楽しみです♪

 

夫婦だけで行く旅も面白そうです(#^.^#)

子供達にもぜひ旅を味わってほしいと思います♡

 

さあ、どんな装備にしようか?

どんな場所に行きたいか?

たったひとりのテントの時間はどうなのか?

毎日、妄想で楽しんでいます♡