小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

小笠原って春がないの⁉

2024年04月20日 | 母島 日常 日記
■今日は新学期が始まって初の授業公開の日でした☆
この春に新しく赴任した先生方、
可愛らしいピカピカの1年生、
学年が上がって雰囲気が変化したクラス(クラス替えはなし)、
色んなお披露目の意味のある春の授業参観日となりました。

その中で、ふと興味深いなと思った場面がありました。
低学年のクラスを担当している先生はこの春、
母島に赴任した先生でした。

母島小中学校の素敵な中庭です(#^.^#)

先生は教科書を参考に、春の植物や生き物の話をしていきます。
その中で子供達に問いかけると、おかしなズレが発生します。

本来であれば、
桜やチューリップ、ウグイスや新緑など色んな自然が織りなす、
日本の春の情景を思い描くでしょう。

しかしここは亜熱帯の島、小笠原諸島の母島です。
子供達が挙げる植物は、
・ハイビスカス(年中咲いてる)
・プルメリア(これも年中咲いてる)

春に巣立ち期を迎えるシロハラミズナギドリ

生き物はもっと面白くて、
・ゴキブリ
・カエル
・ミズナギドリ
・カツオドリ
なんて言って来ます(笑)。

確かに島は春になると温度が30℃近くになったりするので、
ゴキブリなどをよく見かけるようになります。
それを狙ってカエルも活発化してきます。

先生が「それは夏じゃないの?」と思っても、
島の子供達は普通に春の認識なのです(#^.^#)
先生が「春とかチョウチョを見かけるでしょ?」と言うけど、
島の子供達は「チョウチョあんまり見かけないよ」という始末。
そう、島ではチョウチョはいないわけではありませんが、結構レアな存在なのです☆

ミズナギドリに関しては、どんな鳥かも知らず、
カツオドリが実は渡り鳥で、島だと春先から増えてくるのも知りません。

子供達に一生懸命教える先生の教科書には、
島の春なんて、これっぽっちも載っていないのです☆

春と秋に実りを迎えるキバンジロウ

■そんな感覚の差を見ていて、とても面白くて、
困っている赴任したての先生に「島の春」を少し話してみて、
そんなエピソードを先輩先生に話してみると、
「そうそう!私も赴任してすぐの春の授業ですごく困った!!
 さらに秋とかも困るの!だってもみじを知らないし、
 紅葉も当たり前に分からないんだから(笑)!」

そんな先輩先生と話した後、
もう定年退職された大先輩の元教員の方とも話し、
そうなんですよね~と大笑い。

島の季語で俳句とか書かせると面白いですよね、と(#^.^#)。
そんな事を話していました。

そんな事をきっかけに、島の四季について色々思い出したり、考えたり。

そう、四季がハッキリしている日本本土に比べて、
亜熱帯の小笠原は春と秋が曖昧です。

冬に雪や氷が見れるわけではないし、
秋に山菜や紅葉、沢山の収穫があるわけではないのです。
春は出逢いと別れのシーズンです

もう20年くらい、本土の春を経験していないので、
大分忘れてしまっていますが、
島の桜なんて、2月に散ってしまうのですから(#^.^#)

島の季節で僕が感覚的に抜けてるな、と思うのは、秋です。
日本の秋というものは、冬に向けて様々な実り豊かに変移し、
色が、空気が、雰囲気が冬籠りに向かっていくと思っているのですが、
あの感じが島にはない気がするのです。

春は早目ではありますが、桜が咲き、菜の花(からし菜ですが)、
そして新年度に向けて出会いと別れがあり、ソワソワするのです。
入学式や、卒業式もそうですね。


■島の春を僕なりに考えてみると
・寒緋桜が咲く
・トマトの収穫が終わり、パッションフルーツに移行する
・ウミガメ漁の季節(新亀が食べられる!)
・カメ陽気にカメの交尾
・鳥たちの繁殖シーズン
・サイザルアサやオガサワラビロウの花が咲き、コウモリが集まる
・ザトウクジラ達が北上を始める
・夏野菜の作付け
・シロハラミズナギドリの不時着
・消防団の訓練
・出逢いと別れの季節
・ネムリブカのお見合い
こんなイメージです。

夏は豊富にあるし、よくイメージできるので割愛して、
島の秋のイメージは
・台風が多い
・御嶽神社のお祭り
・学芸会
・文旦の収穫シーズン
・暑くて海に入らなくなる季節
・トマトの定植
・オナガミズナギドリの不時着
台風以外はなかなか季語にしにくいイメージです(#^.^#)

これらはあくまで僕の独断と偏見ですが、
学校の授業参観で困っている赴任したての先生と、
先生の言っている意味がなかなか伝わっていない低学年の生徒たちの様子が、
とても興味深く、面白かったので色々考えさせられました☆

そして、自然界のカレンダーも時計もないのに、
季節に合わせてちゃんと巡ってくるのが凄いなぁと
改めて感動させられました!

さあ、皆さんの思う島の春や秋ってどんなのがありますか?




出逢いと別れの島の春2024

2024年04月12日 | 母島 日常 日記
■「いってらっしゃい!高校生活楽しんでね!」
つい数日前、父島の小笠原高校に進学する母島の生徒を見送りました。

3月から続いた卒業、離島、入学がようやくひと段落しました。
そう、春は出逢いと別れの季節です。
船というたった一つの交通手段しかない島だからこそ、
人の出入りがハッキリと分かるし、
その見送りと出迎えは盛大に行われるのです。

恒例のサッカー部の胴上げを見ると、
母島の卒業を感じます。

今年の母島を巣立つ卒業の生徒は3人です。
2人は内地の高校へ、1人は父島の小笠原高校へ。
小さなころから知っている島の子供達。
これまでにその兄弟も見送って来ました。

兄弟と共に島を離れる家族、
これまでお世話になった先生たちとその家族、
他地域に赴任していくみんな。

島でその顔が見れないのは寂しいですが、
新天地で精一杯楽しんで頑張って欲しいと思うのです(#^.^#)


■島を離れていくははじま丸。
それを見送る島のみんな。
毎年、切なくなるこの季節。

島を離れるみんなの首や頭には、
みんなが想いを込めて作ったレイがあります。

船が島を離れる時に海に向かって投げて、
そのレイが島に辿り着くと、
またその島に戻って来れるという言い伝えがあります。
ははじま丸が離岸して、大きな汽笛が鳴ると、
みんなが一斉にレイを投げていきます。

みんな大声で
「いってらっしゃい!!元気でね!ありがとう!」
と叫んで走って追いかけます。

見送られる人、見送る人の中には
大粒の涙が溢れる光景も目にします。

僕が高校を卒業して、小笠原に初めて行こうとするとき、
高校の恩師が
「その土地を離れる時、自然と涙が溢れるような、そんな出会いをして来いよ!」
と言ってくれて、実際に僕自身2002年に母島を離れる時に、
ずっと泣いていたのを思い出しました。

それから翌年には小笠原に移住しているのですから、
人生は何があるか分かったもんじゃありませんね(#^.^#)

海面を漂うレイを眺めていると、
色んなドラマを思い出して、キュンとなってしまいます。

楽しいだけでなく、色んな感情があると思いますが、
その人の人生において、この島で暮らしたという時間が、
かけがえのないものになるといいな、そう願っています。

その後、父島では何隻ものの見送り船が伴走する、
盛大な見送りが繰り広げられますが、
母島の見送る人と見送られる人の距離の近い、
素朴な別れも僕は大好きです♡


■この春はコロナ禍が明けて、
数年ぶりに盛大な見送り式、出迎え式が執り行われています。
この3年間ほど実施できなかった期間が、
このセレモニーの大切さを再確認させてくれました。

見送る人にとっても、
見送られる人にとっても、
大事な節目になっている気がするのです。
学校での卒業式。
母島小中学校では小学生2名、中学生3名の卒業でした。

高校のない母島にとって、
中学卒業はそのまま島を巣立つことを意味します。

沢山の方の準備と応援、関わりのお陰で実施できるセレモニー。
色んな想いが交錯します。
本当にありがとうございます!

島を巣立つ子供達、ひとりひとりによる精一杯のスピーチは胸を打つものがあります。
5年前、長女が卒業式でスピーチして、
その後カナダに飛んで行ったのがついこの間の様な気がするのですが、
今度は来年、次女が卒業を迎えます。

子供の小さい頃は、慣れない子育てに翻弄されていっぱいいっぱいでしたが、
子供が親とあまり一緒に過ごさない年齢になってからは、
あっという間に成長し、巣立って行ってしまう気がします。

人生において、子供と一緒に過ごせるというのは、
すごく限られた時間ですので、
大事にしていきたいと思います(#^.^#)


■そんなお別れを過ぎると、
今度は入学式に新しい赴任する先生や職員、家族が島にやってきます。

本土から1000㎞以上も離れ、
コンビニもバスも映画館もない島に来るって、
想像できない心境だと思うのですが、
その緊張感もどんどん和らいでいくのを見るとホッとします♪

今年の入学生は
小学校が4名。
中学生が2名。

母島は小中学校で、同時に入学式も卒業式も行います。
入学式では新中学1年生が、新小学1年生と手を繋ぎ入学します。

長女が中1の時、次女が小1のダブル入学だったのが、
もう8年も前のことだとは!



■長女は現在カナダから帰国して、
母島で住み込みで働いています。
もう少しは島にいるようですが、
せっかくの英語が喋れる20歳なので、
どんどん色んな世界を楽しんでいってほしいと思います☆

次女にとっては今年は受験生。
果たしてどんな進路を選んでいくのか?
親としては楽しみです♪

28年前、当時仙台の中学3年生だった僕は
仕事しながら学校に通っていましたが、
将来の事なんて、のほほんと捉えていました。

その後、昼間はサラリーマンをしながら、
夜は工業高校に通い、
さらにはその後に遊ぶという高校生活を送り、
そこのご縁で小笠原に来るなんて、
夢にも思いませんでした(#^.^#)

そもそも、中学生の時に硫黄島は知ってても、
小笠原はあまり知らなかった気がします(ゴジラで知ってる程度)。

島の子供達も、
自分の娘達も、
自分や妻のこの先も、
どうなるか分かりませんが、楽しみな春のひと時です♪



中里小学校「小笠原」出前授業

2024年02月15日 | 母島 日常 日記
「絶対に小笠原に行って、ジャイアンに会いに行くよ!!」
「うお~移住してぇ!」
「三軒茶屋もいいところいっぱいあるんだよ!!」
資格今回、世田谷区三軒茶屋にある中里小学校4年生に授業をしてほしい!とリクエストを頂き、ゲストティーチャーとして昨日の午前中フルで授業を行ってきました。

2クラスで42名の生徒、2コマずつで計4時間の授業です。
4年生だけで母島小中学校全生徒の人数を超えてしまう人数。

しかも内地の都会の学校。
授業の前はどんなことになるのかドキドキでした。

担任の先生からは「割と初対面だと大人しいと思います」とのことだったので、楽しく小笠原を紹介できるか心配でしたし、
僕自身が4時間も集中力が続くか自信がありませんでしたが、
終わってみればそれは杞憂に終わりました♪

2クラスとも授業を終えてみたら、冒頭のような嬉しい言葉の連続、記念撮影の時なんていっぱい近くに絡んでくれて、
見えなくなるまで手を振ってくれて、
すごくいい時間でした☆
と同時に学校の先生のすごさを垣間見ました。

■授業の内容は小笠原の紹介(概要、自然、暮らし)、
質疑応答、
あとは気になるテーマ9パネルからみんなに選んでもらって、
輪になってフリートーク。

やっぱり海やクジラのことが気になるし、
なぜかオジサン(魚の種類)をみんな知ってるし(笑)、
ごみ問題、環境保全、ネコ問題にとても関心がありました。

僕も消防団やアイボでこれまでになんども学校で授業をしたことはあるのですが、
島の子供も三軒茶屋の子供も何ら変わりなく、
元気いっぱい、素直で好奇心旺盛なかわいい子供たちばかりでした。

最後に小笠原だからすごいんじゃなくて、
みんなの地元にもすごいところいっぱいあるでしょ?と問いかけ、
キャロットタワーや三軒茶屋の名前の由来になった茶屋が今も1件残っているなど、
子供たちが誇れる地元の宝物を教えてもらいました♪

■一方、三軒茶屋にはなんと子供嫌いの大人が複数人いて、
公園で遊んでいると怒鳴ってくる人がいるからほんと残念と嘆いていて、
こんな子供たちの声を大人はどう拾っていけるのか等、色んな問いかけにもなりました。

子供たちは先生に「卒業旅行は小笠原にしてね!!」と懇願し、
いつか小笠原に遊びに行くよ!ジャイアンに会いに行くよ!と言ってくれて、
なんだか沢山パワーを頂いちゃいました☆

こうした活動が島との交流、観光、そして議会にいい相乗効果になればいいなぁと思っています。
こんな授業の機会を与えてくださった小島さん、
どうもありがとうございました!!

母島のPTA活動-ホエールウォッチング

2024年02月04日 | 母島 日常 日記
今日は母島小中学校PTA校外部によるイベント、ホエールウォッチングでした♪

普段は島の子供も保護者も、
日常的に丘からいっぱい見ているザトウクジラ達。
PTAの保護者の漁師さんが船を出してくれて、
子供達は勿論、先生や保護者をホエールウォッチングに連れて行ってくれました(^_-)-☆
小笠原ならではのPTA活動だと思います(#^.^#)
本当にありがとうございます♪

子供達もクジラのその存在感を間近で感じて、
その圧倒的な様を味わえる機会があるのが
とても大切な気がするのです。

漁船が走っていて、
小学生「ねえジャイアン、この下の白いの何?」
と指を指します。
僕が「お!これクジラだよ!!真下にクジラいる!!」
小学生「へぇ~こんなに白く見えるんだねぇ」
ザトウクジラの胸ビレの裏側の白い部分が見えたのです。
漁師さんが船を止めたら、
すぐ横で大きな2頭の潮吹き(ブロウ)が。

「おおお~~~!!」とみんなの歓声。

なんと船の上までザトウクジラの歌声が聞こえてきました!

船上での子供達の鋭くもトンチンカンな会話がたまらなく愛おしい♡

夏の北極海で採餌し、
冬は小笠原や沖縄、ハワイで繁殖をするザトウクジラ達。
何千キロも回遊をするクジラ達にとって、
この地球の大きさは僕たちの感覚と同じなのだろうか?
ふとそんな疑問が湧いてきます。

北極から南極までの渡りをするキョクアジサシやハシボソミズナギドリ、
ヨットやカヌーで地球を周ったり、
飛行機で地球上で一番の速さで移動するヒトの感覚。

子供の頃に近所の行動圏が世界のすべてと感じていたけど、
大人になるとなんて小さな空間を広大に思っていた感覚、
みんなはありませんか?


■僕にとって、普段はカヌーやSUPでクジラと対峙していることが多く、
接近に気を付けてはいますが
その圧倒的な存在感にいつも身震いをしています。

こちらは木の葉の様なものだと思っています。
大自然にお邪魔している感MAXです。

しかし、こちらがクジラより大きな漁船等に乗って対峙すると、
その存在感が少し違って感じられます。
言うなれば、少し恐怖感や畏敬の念が少し薄くなっている、そんな気がするのです。

SUPだと自分自身たった一人です。
カヌーだと舵取りをする事が多いのですが、
他メンバーの命を預かっているので、緊張感の種類が全然違います。

そして、エンジン付きと違って速さも、大きさも違うので、
クジラに対する印象もだいぶ違うなと感じました。
漁船だと安心して1眼カメラを持てる点も違います。

北海道で車の中と外でヒグマと対峙するのと、
自転車に乗ってヒグマと対峙する感覚に近いのかも知れません。

より安全な側に立つと、どこか麻痺してしまう部分がある気がするというのでしょうか。
僕は野生の存在が恐ろしく感じる経験が、
僕にとってはとても大切なのだと思っています。

わざわざ身を危険にさらす必要はないのですが、
時々、大自然を感じる場に身を置いて、
自分の小ささ、力のなさを味わう、
そんな時間がとても大事なのです。

そうすることで、僕は自然に対して謙虚になれる、
大事な感覚を再確認して、アップデートできる。
そんな気がしています。

暮らしの空間からすぐにこんな事を味わえる、
母島に暮らせていることにとても感謝です!


■そしてなんと2日前の2/2、久し振りのシャチの出現のニュースが届きました!!
大好きなオルカですよ♡キラーホエールです!!
小笠原ホエールウォッチング協会の報告によると、
聟島列島嫁島の西沖、水深2000mを越える地点での目撃との事です。
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子供の頃からずっと大好きだったシャチ。
数年前に初めて生の野生のシャチをカナダのジョンストン海峡で見ることが出来ました!
全世界の海に生息するシャチは、小笠原の海にも時々出現します。
僕はまだ小笠原の海でシャチを見たことが無いので、
いつかあの高さのあるオスの背びれを小笠原の海で見かけるのが夢の一つです(#^.^#)

2016年かもうちょい前(調べてすぐでてきませんでした)にも母島でセミクジラ出現というニュースもありました。
小笠原ではあとコビレゴンドウも生きたのを見てないですし、ニタリクジラもみたいですね~
世界で言うなら、イッカク、ホッキョククジラ、ヒモハクジラ、シロナガスクジラと、
まだまだ見てみたい鯨類は沢山います♪

夢は膨らむばかりです!




謹賀新年2024 ~2023年を振り返り新年を思ふ

2024年01月04日 | 母島 日常 日記
■改めまして、新年明けましておめでとうございます。
長女も無事に島で成人式を迎え、
母島では普通に平和な元旦、正月を迎えることが出来ました。

しかし、元旦から能登半島の大地震に津波、
1/2には羽田空港のJAL機と海保機の衝突事故など、
多くの人命と生活に関わる災害、事故が続いています。
余震もまだ続いているみたいで、本当に心配な状況が続いています。
被災された皆様、亡くなった方々へお見舞い申し上げます。


そんな元旦からの災害や事故の前になりますが、
母島の月ヶ岡神社で新年を迎えました。

年末格闘技RIZINの試合を観て、感動した後、
大晦日の夜に神社の境内の焔を眺めながら、
去年、この場所で厄年でもある2023年の挑戦を決める大きな出来事がありました。

ここでのおみくじで、人生であまり出た記憶のない大吉が出たら、
4月の小笠原村議会選挙に挑戦してみようという決意でした。
結果、僕にとってレアな大吉を引き、
1か月ちょい悩みに悩み、選挙に出る決意に至ったのです。
丁度去年の元旦の記事に書いていました。


■そんな訳で2023年の4月の地方総選挙で生まれて初めて、立候補しました。
結果、沢山の票を入れて頂き、初めて議員になるわけですが、
他の立候補者の皆さんに比べると、スタンスは少し違うと思っています。

スーツも着ず普段着で、街頭演説もしませんでした。
どうも選挙の時だけ良い事言って、
大音量で演説するのがいいとは思えなかったのです。

やったことは父島、母島で合同演説会をやって配信する事。
自分のマニフェストは動画で配信しました。
あとはポスターと葉書のみでした。

正直、僕は元々色んな地域活動をしていたので、
議員になろうがなるまいがあまり変わらないと思っていました。
(後で全然違うことがわかりました)

選挙の一番のメインは、受かる事よりも、
選挙公報がほとんどない小笠原において、
多くの人が立候補者の主張を知れて、
ちゃんと投票に行く事、興味を持ってもらう事の方が重要でした。

受かるかどうかは本当に二の次でした。
ただ、供託金15万円が戻って来る17票という投票数だけは超えたいと思っていました。

そもそも議員になるなんて自分の力でなく、
島の皆さんが選ぶことだと思っていたので、
素直に選挙中の演説ではなく、
20年間の僕の島の暮らしや主張で選ばれるかどうかだと思っていました。

蓋を開けてみれば、本当に沢山の島の皆さんの負託を受けて、
過去最高票で当選という、こんな自分でいいのか?と思うほどの票を頂きました。
当選の連絡を母島で受けた時は、その票数に心底驚き、気持ちが引き締まりました。
本当にありがとうございます!

今回の票は4年前の村議会選挙が無投票選挙で、
議会も高齢化も進んでいて、
40代という若手であること、
議会に新しい風を吹かせてほしいという願いと
色んなタイミングの意味もあったと思います。

これだけの負託を受けたということは、
しっかり議員としての役目を努めなければいけません。


■そんな訳で議員になって活動をしてみたら、
驚くほどただの個人による地域活動とは全然違うことが分かって来ました。

動けば動くほど、
今まで変わらなかった事がどんどん変わって行くのです。

議員として出向いてみれば、しっかりと対応してもらえて、
その後にリアルに活かせる場面が幾度となくあるのです。

元々は食わず嫌いをせずに、
まずはやってみて考えるの精神でやってみた部分は大きいのですが、
とてもとても手応えのある仕事ということが分かりました。

ぜひ4年後の選挙で色んな年齢、色んな性別、色んな人が選挙に出てほしいと思っています。
報酬はそれだけで暮らせる額ではありませんが、
すごく学びが大きく、やりがいのある仕事です!

有難い事に、沢山の方々の応援のお陰で、
想像よりも議員の仕事はずっと面白く、やりがいのある仕事だと思います。
議員に挑戦してみて、本当に良かったともいます。

もちろん、願った事がすべて叶うわけもないし、
力不足を感じる部分、至らない点、反省すべきところはありますが、
今のところはずっと前向きに活動出来ています。

この1年でも沢山新しい風を吹かせて、
変わってきた部分が幾つもあります!

色んな方々に迷惑をかけたりしながらも、
同時に沢山の応援や協力で支えてもらって、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
どうも有難うございます!
どうぞ今年もよろしくお願いします!


■月ヶ岡神社の初詣を娘たちと過ごしながら、
そんな事に想いを馳せていました。

長女が4年間のカナダ滞在を終えて、一時的に島に帰ってきた2023年。
長かったコロナ禍が明けて、色んな事が戻ってきた年。

そんな2023年は良い事ばかりではなく、
悲しい事も沢山ありました。

一番は大好きな人達の急逝が相次いだことです。
友人、知人、親族、憧れの人が天に召されていきました。
とても嘆き悲しいことです。

2023年はミュージシャンの訃報が多いと感じていたら、なんと31人も亡くなっていました。
去年までそんなまとめのデータが見つかりにくいので、
今年は顕著なのだろうと思います。

僕にとっては、
Hi-STANDARDのツネさん、
The Birthday(ミッシェルガンエレファント)のチバさん
BUCK-TICKの櫻井敦司さん、
X JAPANのHEATHさん、
BOWWOW(スラットバンクス)の新美さん、
デルジベットのISSAYさん、
坂本龍一さんの急逝がとても大きくショックです。
僕の青春に大きく影響を及ぼしています。

友人、知人親族もこの2年で、
若い癌の罹患や急逝が続いていて、
僕が40代になっただけなのだろうか?と疑問を持っています。

がんがこの10年ですごく増えたのも、
こうした急逝が増えているのも、
東日本大震災の原発事故、
新型コロナワクチンは無関係なのだろうか?と思ってしまいます。

自然発生的な急逝は素直に受け止めれますが、
やはり人為的な影響での急逝はなかなか受け止めきれません。

心よりご冥福を祈ります。


■気持ちが暗くなってしまいがちですが、
この年明けから島の新成人が集まって、成人式やこれからの未来を感じる嬉しい出来事は、
沢山の癒しと力を頂けました。

元旦の海開きで新成人による鏡開き。

島のみんなに「おかえり~」
「立派になったね!」
「綺麗になって!」
と言われる彼女たちを眺めては、
これからの未来への希望を感じています。

幾度となく、このブログでも書いていますが、
ハワイのことわざでもある「島はカヌー、カヌーは島」という言葉。

価値観が異なる人々が、
目的意識を持って、互いを尊重し合いながら、
共に活動していくという意味と僕は捉えています。


母島というカヌー、
小笠原というカヌー、
日本というカヌー、
地球というカヌー、
色んな事に例えて考えてみるととても大切な教えであることに気付かされます。

そして、僕にとってのクレアナ(責任、役目)が、
この1年でも明確に変わってきているのを感じています。

議員となってももちろん、
イチ親としても、
イチ個人としても、
自分に課せられた役目というのを感じて、
この2024年も活動していけたらと思います。

いきなり今日から父島へ行き、
武道初めに来賓として出席します(心は完全に母島柔道・剣道部の応援!)。
6日に母島に帰って来たらすぐに消防団出初式です。
こちらは議員としてではなく、団員として参加します。

すでにもう3月くらいまで予定が色々入りまくりですが、
どうぞ今年もよろしくお願いします!



餅つき~作業する手が美しい

2023年12月24日 | 母島 日常 日記
■昨日は4年振りの防犯餅つき大会がありました。

柔道剣道の保護者の皆さんが中心になって、
大人も子供も、
みんなでお餅を搗きながら、
美味しい搗きたて餅を頂く。

コロナ禍で中止だった行事がどんどん復活し、
本当に母島らしい光景が戻って来て本当に嬉しいです♡
関係者の皆さま、本当にありがとうございます!

■今回、色々写真を撮りながら思ったのは、
作業するみんなの手が美しいと思いました。
島のベテランが、若い人に技術を伝授していきます。
その手があまりに美しい所作で、
思わず見とれてしまいました♪

きっとYotubeやネットで学べることもあるでしょうが、
こうして色々話しながら技術を経験を伝えていく、
その場があることが、
それを伝える人、学ぶ人がいる事が、
本当に素晴らしいと思います。

些細なことと思っていましたが、
コロナ禍で当たり前と思っていた光景を失い、
こうして復活したことで、
本当に意味を深く気付かせもらいました。

■長女も次女も僕も搗かせてもらいました(^_-)-☆
みんなでぺったんぺったん。


戦前から母島にあるという石臼。
一体、いつから、どれだけの島の人が
この石臼に関わって通り過ぎてきたのだろうか。

心配だった天気も大丈夫で、
本当に美しい1日でした。
これで無事に年が越せる、
そんな気にさせてくれました。

美味しい納豆にきな粉、あんこ、大根おろしの4種のお餅。
帰り際に関係者に配られる柔らかい鏡餅。


ふと今回、気付いたのですが、
島の色んな場面で使われるこの婦人会の木箱、
僕より3歳年上でした(^_-)-☆


■僕も何度かやりましたが、
この最初の吹かしたもち米を杵(きね)で搗くのが、
地味に大変な作業なんです(#^.^#)


みんなでコネコネ。
これも美しい。



ああ、母島で暮らしていて良かったなぁと思える、
餅つきの日でした♡

帰りにぷにぷにの鏡餅も頂き、
早速柔らかいうちに食べて、感動でした♡


今年はなんと母島柔道部のTシャツが誕生しました!

駐在所の皆さん、柔道剣道のみなさん、
島のみなさん、
本当にありがとうございました☆

みんなでワイワイ片付けするのも楽しい光景でした♡

みみずんが久しぶりに母島にやってきた♡

2023年12月13日 | 母島 日常 日記
■みみずんが久しぶりに母島にやってきました♡
世界的なフリーダイバーの岡本美鈴(みみずん)がなんと20年ぶりに母島にやってきました☆
久々の再開に嬉しくて嬉しくて、ずっとソワソワしていました♪

みみずんとは僕が最初に働いていた母島の宿(アンナビーチ母島YH)か小笠原YHのどちらかで出逢っていています(どっちか曖昧w)。

当時のみみずんはなんと全然泳げなくて、
ライジャケを来ていたみみずんが、
島でウクレレと潜りにハマり、
どんどんと青い宇宙にハマって気付けば
素晴らしい記録を持つフリーダイバーになっていて、
遠方ながらずっと応援しておりました(^^♪

彼女は元々デザイナーなので、アンナビーチの有名なクジラのTシャツのデザインはみみずんなのです(#^.^#)

■今回は長女とも赤ちゃんの時以来の再会!!(本人は勿論覚えていないw)
0歳児の時に抱っこしてもらった当時の話から、
みみずんの潜り仲間の事にまで話は膨らみ、嬉しい再会でした。

今はミズナギドリ巣立ちで集落に不時着、保護するシーズンです。
ちょうど入港日の夜にアンナビーチ前で保護したオナガミズナギドリと翌朝放鳥までしてもらいました♪

同じく50m以上も海に潜る者同士、なんか通じるものがあったのでしょうか?
みんなで沖へ帰っていくミズナギドリを眺めながら、ホッとしていました。

今回、初めてお会いする旦那さんの岡本耕輔さんもなんとフリーダイバー!
今は真鶴に住んでいるそうで、話を聞くと、とても行ってみたい土地になりました(#^.^#)

■僕は議会定例会に出るために父島に向かい、
みみずん夫婦は内地へ帰るために同じ船でした☆
なんとこのはは丸でお互い、今シーズン初のザトウクジラを見ることが出来ました!


初クジラを見て、やった~!!の顔のみみずん☆

母島から父島の間に5群14頭くらいのザトウクジラが観察できました。

父島の二見港沖には親子クジラもいて、
本格的に冬のザトウクジラのシーズンになったことを感じました!

妻が作ってくれためっちゃ美味しいローゼル塩おにぎりを頬張りながら、
前田商店のレモンケーキも楽しみながら、
2時間ずっと色んな話をしまくりでした♡

お互いの人生、議員になったこと、これから、
地球環境、海洋プラスティックetc......
色んな話をしながら、お互いそれぞれに楽しんでいこうね!と話していきました。

久々の母島もすごく良かったらしく、
母島の海の素晴らしさに感動していました♪
母島に来てくれてありがとう!!
また会おうね~~~!

最後は父島でおが丸見送りもできて良かった!
いってらっしゃい!!

ありがとう、おがさわら丸

2023年11月19日 | 母島 日常 日記
■無事に議員出張を終えて、11/13小笠原に帰ってきました♫
その中で島の暮らしを支える船に感謝の気持ちが溢れてきました。

この記事を書いたのは、
おがさわら丸からははじま丸に乗り換えて母島へ向かう時でした。

先日の10/23おがさわら丸のペラに漁網が絡まって、
片道40時間かかってしまった事が発生したときに、
いつもの定期船が当たり前ではなく、
とても有難いものであると再確認させられました。

おがさわら丸は島の為に毎週、
往復2000kmものの外洋を
ずっと航海してくれているのです。

ははじま丸も
約毎日往復100kmを航海しています。

貨物船の共勝丸も
約10日のサイクルで建築資材やガス、
燃料を運んでくれています。

他にも八幡丸だって、富士丸だって、鳳生丸だって、
他の船も島の暮らしを支えてくれています。

船自身も、
船員さんも、
港湾で仕事している人も、
みんなみんなです。

何も起きないと、
その当たり前の動きに有難みに気付かないですが、
ふとトラブルが発生すると、途端に困ったことになります。

指一本怪我しただけで、
その有難みに気付かされた経験はみんなあると思います。

だから日々の暮らし、
家族、周りのみんなの存在は
当たり前ではなく、
有り難いものだと気付かされます。

人知れず、色んな人に支えられて暮らしているのです。


みんな、
みんな、
本当にどうもありがとうございます😊


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嬉しい風景!父島でムロアジが溢れていた!!

2023年09月30日 | 母島 日常 日記
■今回、議会の都合で4泊も父島にお邪魔しました。
その中で格別に嬉しい、懐かしい景色に出逢いました。

そう、居酒屋にムロアジ料理が並び、
島民が口々に「ムロアジ食べたよ~~!」

島の夏の風物詩、アオムロの漁が行われていたのです!!

これは実はすごく久し振りの光景で、
それがじんわりと嬉しいかったのです☆

ラドフォードのムロアジの刺身。絶品です♡

■僕が父島に住んでいた2009年の頃、
すでに毎年行われていた夏のムロアジ漁はギリギリ実施されていました。

ムロアジはとても美味しい魚で、
刺身やたたき、クサヤなどに最高の魚ですが、
鮮度が落ちやすいために、
本土にそのまま出荷するのに向いていないのが現実です。

一番の漁の目的は、魚を釣るための”餌”として
利用するのが主目的だったのです。

くさやのたたき。釣って2日目になると身が柔らかくて、たたきにします。
ニンニクやショウガと和えるのが僕は大好きです♡


しかし、ムロアジ漁は一人でできる漁ではなく、
一隻に複数人の漁師が乗り、
魚を餌で集め竹の棒で広げた大きな網でムロアジを群れごと獲ります。
これを「棒受網漁」と言っています。

凄く人数も使うし、労力に見合うほどの
収益が見込めるかはなかなか悩ましいみたいで、
近年は冷凍の鯖などを仕入れて、
釣りの餌とするのが主流になって来ていたと聞いています。

そんな中、物価高騰、そして冷凍エサの品質が悪く、
父島では久しぶりにムロアジ漁を再開することになったそうです。

結果、ムロアジが居酒屋などのメニューに並び、
家庭によってはムロアジを頂いて、
沸き立つという懐かしい光景が見れるようになったのです。

→島のレジェンドとムロアジくさやの感動の物語はこちら

■現在、父島では商店が島魚の扱いをやめていて、
一般の方が島の魚を購入するのが難しい状況だそうです。

すごく嘆きの声を幾つも聞いています。

そんな中、ムロアジの棒受漁が再開され、
島民の皆さんは勿論、
僕も目茶苦茶喜んでいました(#^.^#)

僕は食べたムロの美味しさは勿論ですが、
みんなのムロでワイワイしている光景がとても嬉しかったです。
だって、アオムロは村の魚なんですから!

6月に来てすっかり料理の美味しさに魅了された
ラドフォードにお邪魔して、刺身とたたき食べて、
舌鼓を打ちました♡

島寿司もシカクマメの天ぷらも極上でした♥

ご馳走様でした☆


■議会の決算特別委員会で久しぶりに4泊も父島にお邪魔しました。
毎日が凄まじいほどのドラマばかりで、記事にするのが追い付かないのが悩ましいのですが、
母島に戻って来たら、カヌーで一緒に漕いできた仲間引き揚げでした。

色んな離島でスポットで働きながら、
母島が気に入って、年単位のロング滞在になりましたが、
ついに旅立って行きました!
新天地でも頑張ってね☆


夕方、家の周囲の草刈りをしていたら、
突然スコールがやって来て、
そうしたら見事な虹が!!

家にいた次女に声かけて、
二人で虹の撮影。

雨が降った=困った!
ではなくて
雨が降った!=虹出るかな?ワクワク!

そんな心の持ち様が素敵だなと思う、秋晴れの9月末でした(#^.^#)


道具を愛でるということ

2023年08月31日 | 母島 日常 日記
■先日、母島の暮らしで日常にめっちゃ利用している愛車カブ90DXのメンテナンスを行いました。
やったとことは大きく3つなのですが、
それで一気にバイクは生まれ変わり、
さらに軽快に島の道を走ってくれるようになりました♪

日々使っている時は、
特に不自由なく思っていたのですが、
メンテナンスをしてみて、
「ああ、こんなに頑張ってくれていたんだ!」
「本来はこんな力があったんだ!!」
と思わせてくれるほどの効果があります。

ギターの弦の交換後もそう思ったりするのですが、
やはり道具の日頃のメンテナンスの大事さを思い出させてもらいました。

今回はそんな道具を愛でるお話です☆


■さて、僕の愛車HONDAスーパーカブ90DXは今年で27歳を迎えるベテラン選手。
去年は東北一周を見事に走り切り、まだまだ現役であることをしっかりと教えてくれました。
来年は九州を行ければなぁと企んでいます(#^.^#)

今年の春にハンドル交換
2月には後輪のスプロケットを交換しました。

今回はタイヤの前輪と後輪の交換、
フロントのスプロケットの交換を行いました。

まずは少し手間のかかる後輪の交換です。
まるでF1のスリックタイヤの様にツルツルになってるタイヤでした(#^.^#)
これじゃあ雨の時にスリップするので、流石に限界でした☆

島のベテラン農家さんに聞いたら「3か月に一回交換するよw」と言われ、
めっちゃビックリしました!!
母島は小さな島ですが、畑と畑、出荷と行き来する上に、
道路はアスファルトではなくコンクリートなので、
減りが尋常じゃないみたいです( ;∀;)

うちの畑もオクラやモロヘイヤが安定して採れるようになってきました♡


■後輪外すついでに、ずっとやろうと思っていたフロントのスプロケット交換!
スプロケットというのはエンジンの回転をタイヤに伝えるチェーンにかかるギア部分の部品で、
1万km毎に交換する部分です。

2月にリアのスプロケットを交換していたら、
島の先輩に「ちゃんとフロントの減りも確認しなよ~、多分減ってるから」と言われていました。

カブの場合、カバーに隠れて見えない部分なのですが、
今回はようやく拝見することになりました(^^♪

ど~ですか!この新品(手前)との違いわ!!

今回はギア比も変えてみて、15個から16個のギア数に変えてみました。
いわゆる加速よりもスピードの伸びや最高速を伸ばす変更です。

作業中は手が油まみれで撮影できないのですが、
見事な仕上がりです(#^.^#)


結果、島の走りに見事にマッチしていて、
3速だけのカブ90がさらに最高になりました(#^.^#)
こりゃ楽しい♡

島に整備工場があるので、お金を払ってお願いするのも勿論アリなのですが、
僕の場合は、
やはり自分で愛でた道具というのは、
愛着も付き合い方も変わります。

子供の頃に自転車屋さんで、
かぶりつくように眺めていた時から、
自分でやるようになって、
やっぱりとても楽しいのです。

機械油の匂いと汚れた手が、
なんとも愛おしく感じてしまいます。


■リアのタイヤとスプロケットを交換したら、
今度はフロント側です。

こちらも見事にF1タイヤ状態。

こちらも交換して、見事に元のグリップを取り戻しました。

人生で、色んなバイクをいじって来ましたが、
この世界で一番売れているカブというバイクは、
メンテナンスがとてもしやすい工夫、
日常に使いやすい工夫が随所に見られていて、
開発の方たちの想いがヒシヒシと伝わって来ました♪

道具を愛でる時に、
その道具は勿論ですが、
その道具を作ってきた人たちの事に想いを馳せると、
尊敬の念に溢れ、感謝の気持ちでいっぱいになります。

だから、道具を愛でる事って好きなんです♪

ついつい、日常の忙しさや、暑さのせいにして、
道具のメンテを怠りがちなのですが、
やはりメンテするたびに楽しく、感動を頂きます。
本当にありがとうございます!!


■そんなある日の夕方。
そんなカブのカゴからはみ出し、
ご家庭のまな板に乗らないサイズの
お魚を漁師さんに頂きました。

キハダマグロ1本!!

高速で泳ぐ、
その美しい流線型の身体。
いつも魚の機能美にもうっとりしちゃいます☆


夕方ドタバタと捌いて、
寝る前に晩酌と共に
美味しく頂くという幸せ♡

キハダマグロ、
本当にありがとうございました♪

母島に遊びに来ていた、
友人家族にもお裾分けできました(^^♪

大変な事もあるだろうけど、
これだから島暮らしは最高なんです(#^.^#)

魚を捌く時も、
出刃包丁、刺身包丁の素晴らしさに、毎度感動します。
まな板もやっぱり素晴らしいです。

包丁もまた研いで、愛でていきたいです(#^.^#)


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終末期をどう生きるか?

2023年08月06日 | 母島 日常 日記
■便利屋を開業してから、
人が亡くなった後の片付けや、居抜きの部屋を片付ける事があります。
そこで人の終末期というものについて考えさせられることがあります。

誰にでも平等に死は訪れるし、
人は最後はひとりだと思うのだけれど、
人の終末期の形は様々だと思います。

僕の父は母と離婚して、別に暮らして8年後に病死しました。(享年39歳)
尊厳死を望んでいた母はカナダで脳死状態となり、
最愛のパートナーに見守れながら、最後を迎えました。(享年55歳)
※2014年に尊厳死というテーマで記事を書いています。

人はどれくらい、
自分が望んだような死に方ができるのか?
人が死ぬとき、どんな想いになるのか?

野生動物は、
自分で生きていけなくなったら(食べ物を採れなくなったら?)、そのまま死んでいくのが多いと思います。
写真の元気に跳ねてるイルカだって、最後は死にます。
丁度、島のレジェンドを散骨した帰りのジャンプでした。

僕も子供を授かってから、
ネイティヴ・スピリットに興味が出て、
その最後の死に方に憧れもしました。
「今日が死ぬにはもってこいの日だ」
そんな想いで最期を迎えたいと今でも思っています。

僕も42歳になってみて、
若い頃とは違う身体を感じています。
もう夜更かしはできないし、体力も衰えてくるでしょう。

最近はリアルに人の終末期を感じる機会が多くなりましたが、
今自分が一番最初にしようと思った事は、
家族を、仲間を、人のご縁を大切にしようという事でした♪

■議員になってみて、
人の終末期の希望に寄り添える仕組みが作れないかと思っています。

父島にはあるけれど、
母島にない老人ホームみたいな施設なのか、
それとももっと安心して、
自宅で最後まで住み続けることをサポートする仕組みなのか、
どれが正解なのかは分かりませんが、
実現できればと思います。

島の大先輩達からも切望されている問題です。
母島では小笠原空港よりも、
よっぽど住宅問題と終末期の問題の方が切実な気がしています。

そして、自分自身の人生の終末期も、
議員としての仕事も、
みんなの知恵と力を借りて、
住みよい島に出来ればと願ってやみません。


■今日は77年前、広島に原爆が落とされた日です。
僕はまだ広島や長崎に行った事はありませんが、
近いうちに必ず訪れるつもりです。
世界が早く平和になって欲しいと祈り続けています。
そして、核のない世界の実現を願っています。

そんな本日、
西と南の海が悪くてカヌー練習が中止となったので、
北港に行って来ました!

久々にロングフィンを出してきてシュノーケルをしたのだけれど(最近はほとんどギョサンにゴーグルばかりでした)、
うねりもなく、透明度が抜群で、
凄く気持ちのいい海でした♡

何千という黄色い魚(名前わからず)の大群に囲まれ、
なんだかすんごく心がリフレッシュする海でした♪

そのあとは約束していた大好きな家族に
ファミリーポートレートを撮らせてもらい、
SUPで沖合へ。

東北出身で、19歳で初めて父島に来るまでカナヅチだった僕ですが(笑)、
今はこうして毎日のように海に行っては充電させてもらっています。

僕にとって海って、確かに体力は奪われるのですが、
確実に色んなエネルギーを充電できて、
リフレッシュできる場所になっています。

自営業がメインだし、畑もやっているので、
100%休日という日はない(作ればできるけどw)のですが、
日曜日はやっぱりどこか肩の力が抜けて、
ゆっくりしようかなぁと思って、
北港で読書もしました。

発売されたばかりの「硫黄島上陸/酒井聡平」。

祖父が硫黄島が戦場になっていた頃に
父島で無線の通信の仕事をされていた方のお孫さんにあたり、
滑走路下の遺骨収取にも関わった方の本です。

まだ全部は読めていませんが、
生々しい描写で、圧巻です。

1日も早く、世界が平和になりますように。

ただいま!愛しい島暮らし

2023年06月16日 | 母島 日常 日記
■5月末に3週間の内地旅から帰ってきて、
すぐに議会の打ち合わせに父島に来て、
ははじま丸が時化で欠航して母島に帰れずで(笑)、
母島に戻ったら3日後には議員になって初の議会定例会があり父島へ。

初めての議会を終えて、
ようやく母島に戻って来て、
GW明けからの怒涛の議員活動が一区切りとなりました☆

初めて尽くしで右も左どころか、
上も下も分からないまま動いてきました(#^.^#)

そんな新人議員の報告は、
まとめ的にはホームページ
日々の活動報告はFacebookページにアップしてありますので、
そちらを覗いてもらえればと思います♪

今回は議会ではなく、長旅から島に戻って、
改めて島暮らしって好きだなぁと再確認したので、
そちら目線で書いてみました。

こちらは父島の扇浦にて撮影の夕陽を眺めるふたり。

色々忙しい、議会の最中でも、
議員活動として父島をバイクでグルグルと動いていました。

夕陽の時間は大好きですし、
1日の活動を終える大事な節目なので、
その都度、夕陽を見ることで一区切りをつけるのです。

この日は初の定例会で、初の一般質問を終えて、
さらに北袋沢にヒアリング活動に行っていた時の帰りでした。
その帰りに扇浦で楽しそうに過ごしている女性がふたりいて、
たまらなくいい光景だったので、
声をかけて撮影させてもらいました☆

こんな景色を味わうのも大好きなのですが、
その景色を味わっている人を
眺めるのも大好きです♡

島に来て、
こんな時間を過ごせて、
良かったなぁと勝手に思ってます(#^.^#)

島暮らしの醍醐味です♪


■見送りのタイミングで父島に来たので、
青灯台からおがさわら丸とははじま丸の正面を並べて撮ってみました☆

父島に住んでいた頃はよく見ていた景色なのですが、
母島に移住し、3代目おがさわら丸になってからは初な気がします☆

母島で1年間頑張った若者が、
新天地を目指して旅立って行きました。

入港作業で毎回一緒に作業をするので、
彼とは些細な会話ややりとりが実は密かな楽しみでした♪

北の地から母島に来て、今度はさらに南下する彼の移動幅があまりに大きくてシビれちゃいます♡
頑張れよ~~(#^.^#)

母島でも共に過ごした仲間が、
渾身の青灯ダイブ!!
カッコ良かったぜ、ビリー☆

父島の盛大な見送りをするのも眺めるのも、
母島の素朴で距離の近い見送りを味わうのも、
やっぱり島暮らしの醍醐味です♪

アクセスが船の1拓しかない小笠原だからこその魅力、
オンリーワンの醍醐味なのではないでしょうか?

■こんな時期にふと島に帰ると、
鳥たちの繁殖シーズンの真っ只中でした(#^.^#)

「ピリーっ!!」
何度も何度もホイッスルの様な
鋭い声が聞こえる、
母島の春。

島の至る所で
鳥たちが子育てをしていました。

写真はトラツグミのひな鳥です。
体が大きくなって、
巣から飛び出して、
外で親鳥からの給餌を待っています。

あまり外敵や車から逃げるそぶりも見せないので、
こんな時に事故に遭ってしまうことが多いです。

人も鳥も
温かく子育てを見守って行ければと思います(#^.^#)


■一方でなかなか凄まじい勢いの鳥の営みもありました☆

昨日は久しぶりの介護の職場で、
庭に置いてあったパパイヤの実。

あまり美味しくないのか、
これまでほとんど鳥が集まる事はなかったのですが、
昨日、パッションフルーツを1個だけ置いてみたら、
あれよあれよと鳥さんが集まって来ました☆

どちらも実も職場で収穫されている実で、利用者さんに見えるように位置を移動させただけです(#^.^#)

最初は可愛らしいメジロが来ていたのですが、
急に大きな影が…
オガサワラヒヨドリの大群でした☆
気付けば12羽も大集結!!

オガサワラヒヨドリは小笠原固有亜種のヒヨドリで、
内地というよりは八重山諸島がルーツだそうです。
ちなみに硫黄島がある火山列島にはハシブトヒヨドリが生息していますが、そちらは伊豆諸島がルーツだそうです。

面白い生物の交錯。
島のレジェンドの皆さんも、
喜んで島の鳥の営みを観察していました♪

凄まじい数のヒヨドリを見た後だと、
メジロの可愛らしい登場が、
それだけで癒されるという相乗効果もありました(#^.^#)

内地で島にはいないスズメやカラス、ドバトの存在で楽しませてもらいましたが、
やはりよく慣れた顔の島の鳥たちを眺めると、
やっぱりホッとしてしまう自分がいます。

母島が、
小笠原がホームなのですね~(^^♪


■最後に、僕の島暮らしの一番の楽しみといえば、やっぱり海遊びです♡

ある入港日。
午前は地域の片付け仕事をしてから、
妻とSUP&カヤックを車に載せて北港へ向かいました。
内地から戻ってからのSUPなので、実に1か月半振り⁉

雲がすっかり高くなり、
海の青がしっかりと夏の到来を感じさせてくれました☆
まだ山に雲がかかっているので完全にはまだ
梅雨明けしてないかな?

これまで、SUPで沖に出れば、
ザトウクジラがいっぱいいたのに、
もうそんな姿は見えず、
今日は沢山のお魚と、
ハシナガイルカの群れがいました。

SUPでクジラに逢う季節から、
イルカに逢う季節になって、
ああ、夏になってきたんだなぁと
今年は感じることが出来ました♪

僕にとっては一番好きな島の季節の気配です♡
やった~~(#^.^#)
暑くて外仕事がやってられないこの季節こそ、海に出て遊ぶ時っ!!

子供の頃、
大人になったらもっと仕事漬けで、
遊ぶなんて縁がないと思っていましたが、
島で暮らして20年。
大人になってもしっかり遊ぶ島の大人の最高の姿を見せつけられて、
しっかり働く時は働きますが、
遊び心は失ってはいけないと痛烈に感じています(#^.^#)

一緒に漕ぐ妻に
「ジャイアンと結婚して、ほんと馬鹿になれたよ~」
と言われましたが、
いやいや、何をおっしゃる。
僕こそあなたのお陰で人生面白おかしく振り切ることが出来ました(笑)。

丸1日休みなんて日も皆無ですが、
丸1日遊ばない日も皆無☆

議員になって、便利屋を開業して、
より人の為に動かせてもらっていますが、
しっかり楽しむ時間も大事です♪

一度限りの人生、
楽しんだもん勝ちと
思う今日この頃(#^.^#)

SUPで単独で沖に行くのも楽しいし、
夫婦で行くのも楽しい♪
カヌーでみんなで沖を楽しむのも最高♡

大自然と最高の仲間と共に、
過ごせる1日が本当に有難いです。

島暮らしが愛おしくて仕方ありませんっ♡

喜びの種を蒔く

2023年04月17日 | 母島 日常 日記
■明日発表できることになる4月チャレンジ。
その準備やら対話に追われているのですが、
ようやく準備のほとんどが終わってホッとした昨日の朝。

4日前に種を蒔いたローゼルが発芽していました。

種蒔きはこれまでに何度も何度もしていますが、
あんな小さな種からたった数日で、
その何倍モノの双葉が出てくる不思議に毎回感動します。

そして、じんわりと嬉しい気持ちになります。
それは別に畑の作物だけの話だけではありません。

日常の暮らしの中で、
子供達に対してであったり、
人に対してであったり、
物事に対してであったり、
色んな所に種を蒔いている気がします。

ふと気が付くと、
その種が芽を吹き、育ち、花を咲かせ、実をつけていたりするのに気付かされます。
それで一番嬉しいのが喜びの種なのかもしれません。


■先日、ようやく妻が長旅から帰って来たので、
数か月ぶりに父島に行ってきました。

色んな人と話す中で、
これまで生きてきた月日の点と点が線で繋がる感覚が幾つもありました。

あの時、蒔いた種がこうして実っていたとは♪

一番身近なアウェイでもある父島で、
クリエイティヴに活躍している友人や知人の話を聞いていて、
一生懸命暮らしている仲間の話を聞いて、
心の底から力がみなぎって来ました。

喜びの力です。

たまたま行きと帰りの船の予定が一緒の友人もいて、
ゆっくりと色んな話をしました。
歳はとても離れているけれど、
そんな差は微塵も関係なくて、
人の人生というドラマに触れるのが僕は大好きです。

だから僕は旅が好きなんだろうなと思います。
沢山話してくれたみんな、どうもありがとう♡


■父島に行く少し前は、母島の若い二人の披露宴がありました。
幸せと笑いに満ち溢れていたその場に、僕も居合わせてもらって、本当に幸せでした☆

有難い事に、僕も新郎新婦紹介という大役をさせてもらって、
みんなほど面白い話もできなくて悔しかったのですが、
良く知るふたりやそれを取り巻くみんなの笑顔が見れて、
ここでは喜びの種を沢山頂いた気がします♪

本当におめでとう!


その日、僕は新郎新婦を披露宴後に自宅に送り、
着替えを待つという時間がありました。
「ちょっと5~10分だから待ってて~」
ということで、
前浜の脇にちょこんと座って、
ただ景色を眺めていました。

いつもなら、この後の予定や、
4月チャレンジのことなど考えたり、メモしたりするのですが、
さすがにくたびれていたらしく、
ただ、ぼーっと景色を眺めていました。

ふと河口に目をやると、
オナガガモが羽繕いをしたり、エサを食べたりしています。
遠くの道路には、ただ道行く車や、歩く人の島の日常があります。

時間にすればたった5分ちょっとの時間だったのだと思いますが、
そのぼ~っとする時間が、僕にとっては最高の癒しのギフトでした♪

元々そんなにボーっとするのは得意なのではないのですが、
最近は4月チャレンジの準備などもあり、
ずっと忙しくてボーっとする暇はなかったのです。



■そして昨日は念願のトークショーを企画しました。
ショーゲン君のトークショー!

去年の9月に父島からのオンラインで拝見して、
心底面白かったので、今回母島に壁画ワークショップイベントに来るに便乗して、講演会を開催しました。

アフリカのタンザニアにあるブンジュ村の教え、
それは古き縄文時代の日本の教えではないか?といいます。

これはアフリカでも特異な村の様です。
小さな子供が大人にシンプルで深い哲学を教えてくれるのです。

ショウゲンくんの分かりやすい言葉に、
心の芯に響くものがあって、
会場に来たみなさんにもいっぱい響いていたみたいです。

感謝の気持ちを伝えることで、
色んなミラクルが生まれる話。

ショウゲンくんがアフリカから日本に戻ってきて、
北海道でイベントで壁画をした時に使っていた日本ペイントのペンキ。

あまりに色も良くて、その足で品川の本社に感謝を伝えに行ったら、
世界的にシェアを誇る日本ペイントが初のスポンサー契約を結んでくれたそうです。

その話を子供達にしたら、その子供が動きました。
使いやすいバスケットボールがあって、その会社にお礼を言いに行ったら、
新しいボールをくれて、無償でコーチを紹介してくれて、もうすぐその子供は日本のプロなのだそうです。

心にゆとりをもって、
心の喜びのグラスが水に溢れ、
その溢れた水を人にお裾分けすると、
どんどん世界は平和になっていく…
そんな嬉しいひと時でした。

ここでも喜びの種を受け取り、
喜びの種を蒔けた気がしました♡
ショーゲン君、どうもありがとうございました♪

ちょうどシロハラミズナギドリを保護したので、
ショウゲンくんに放鳥してもらいました☆

雨で19日に延期になっちゃったけど、
子供達が描く壁画も超楽しみです(#^.^#)


■せっかくなので、まだまだ父島のエピソードをひとつ。
父島は色んな人と話すことが目的だったので、
時間はバラバラでさっぱり予測できません。

夕方に遅れて訪問した友人宅。

ゆる~く会って話そうとは言ってたけど、
どこでとか、時間とかは曖昧なままでした。

僕が訪問したら、家族は丁度夕ご飯を食べ終えたところで、
「ジャイアンご飯は?ちょうどお腹いっぱいで一人分パスタ余ってるの!」
と嬉しい言葉に甘えて、超美味しいパスタをご馳走していただきました♪

到着して5分で食べられる、その奇跡♡
そのパスタのできるまでのドラマも最高に面白い!

本当に本当にどうもありがとう☆
ここでも喜びの種を頂いちゃいました。

ショウゲンくんの言う心の中の喜びのグラスが溢れまくっています(#^.^#)

これは島オクラの種です。


モロヘイヤもジャンジャン発芽しています♪

■母島は先日、入学式だったのですが、
そこでも素敵な喜びの種まきが実っていました♡

これは学校の向かいにある介護施設のカンヒザクラ。

今年はこの時期にしっかりと葉桜になっていたので、
施設のレジェンド達が入学式や卒業式に合わせて、
花紙でサクラの花を作ってくれたのです(#^.^#)

結構、その前を通る観光客も写真を撮ったりしていています。
入学生たちもその前で写真を撮ったりしていて、
嬉しくなっちゃいます。

人の為にその時にできることをする。
その心意気が僕は大好きなのです。

僕もそこで週に1度は介護ヘルパーとして働くので、
とても嬉しいアクションなのです☆

こうして色んな種を蒔いて、
沢山のギフトを頂いています。

それは僕にとっては
お金やモノよりも、嬉しくて、
心に響くものです♪

明日発表の4月チャレンジ。
僕にとってはどう転がってもギフトでしかありません☆
お楽しみに(#^.^#)



出逢いと別れの島の春

2023年04月04日 | 母島 日常 日記
■ははじま丸は母島の沖港を出て、沖に向かいます。
そのははじま丸に並走するように、見送り船の漁船が走ります。

父島では毎便の様に見送り船が有名ですが、
母島ではここぞという時にだけ、見送り船が出ます。

「いってらっしゃ~い!」
「元気でね~~!!」
「いってきま~す!!」
「ありがと~~~!」
そんな叫び声が船のエンジン音にも負けずに聞こえてきます。

僕はその先でSUPの上で手を振ります。
見送り船から友人が写真を撮ってくれました(^^♪
ありがとう☆

僕にできる精一杯の見送りがSUP見送りです。
令和4年度はPTA会長ですが、
それは全然関係なく、
見送りたい人がいる時で、海況と都合が許せばやります。

事前にははじま丸、見送り船の船長に確認はしてありますが、
やはりまっすぐに大きな船が向かって来るのはドキドキします。
こちらは木の葉のようなSUPボードです。

ははじま丸と見送り船の漁船に挟まれる形で、
ははじま丸のみんなを見送ります。

僕の中ではお世話になった先生ももちろんですが、
卒業して本土の高校に向かう島っ子に向けて、思いっきり叫びました。
この卒業までの言葉にならないほどの島でのドラマを知っているだけに、
無事にこうして巣立ちを迎えれたことが、
本当に本当に嬉しかったです。

卒業式でも彼が涙を流しながら、島のみなさん、
そして親に感謝を語っている時、
僕はカメラを構えていたのですが、
涙でファインダーが見れなくなりました。

そんな巣立ちだっただけに、
精一杯の見送りをしたかったのです。

見送った直後はははじま丸と見送り船の引き波が双方からSUPに迫ってきましたが、
乗り越え、その後は波に乗れて、落ちずに済みました(笑)。

漁船の見送り船の漁師も
「ちゃんとジャイアンの見せ場を作ったからな!!」
と言ってもらえて感謝♪

数日後、ははじま丸の船長にも会って話したら
「流石でしたね~(笑)」と言ってもらいました☆
どちらも事前の確認が重要です☆


■遠く離れていく2隻を見ていたら、
なんとミナミハンドウイルカが近くにやって来ました。

クジラもバンバン跳ねています。
見送り船の目の前で、
ずっと何度もアクションを繰り返しています。

海の中に入れば、
ザトウクジラの歌声が鳴り響き、
目の前をミナミハンドウイルカが楽しそうに近寄って来ました♡

SUPではハシナガイルカにはよく遭遇するのですが、
一緒に海中で遊んでくれるハンドウイルカにこの海域でSUPで会うのは珍しいです。

その後にはハシナガイルカまで登場してきて、
まるで島を離れるみんなを見送ってるようでした♪



■そんな母島の春は、出逢いと別れの季節です。
3月に卒業生、進学、赴任した先生の異動などお別れのオンパレードです。
そして4月は新しく赴任する先生や公務員、新規採用や移動で新しい出逢いが沢山です。

寂しくもワクワクもするこの春。

恒例の学校の見送り式で島を離れる生徒や先生のスピーチ。

首にはお別れのレイがかけられています。

1年間で一番レイが多いのも、この3月の出港日。

先生と生徒もお互いに声を掛け合って、別れを惜しみます。

この時にこの島でどうやって過ごしてきたのか、
どのように人と関わってきたのかが感じられてきます。

サッカー部の胴上げ。

みんな別れを惜しんで、沢山のレイや船の中での食べ物などを贈ります。

僕はSUPで見送るために一足先にこの場を離れたので、
この後のお別れや出港シーンは残念ですが見れません。
今回はそれよりも、自分ができる最善はSUP見送りと思ったのです。

そして冒頭の場面に繋がります。

本当にまさに一期一会。
出逢ってくれて、本当に感謝です☆

この別れは毎回毎回慣れませんが、
こうして別れを惜しむほどの出逢いが出来たという意味では、
すごく良かったと思うのです。

そして、出港の時に投げたレイが島に辿り着くように、
きっとまたどこかで逢えると思うのです☆

いってらっしゃい!!
ありがとう☆




カメ煮のススメ(アオウミガメの煮込み)

2023年03月25日 | 母島 日常 日記
■あなたのソウルフードはなんですか?
と聞かれたら、
「カメ煮&クサヤと刺身です」
と答えます(#^.^#)

そう、カメ煮と言えば、
小笠原の伝統食でもある、
アオウミガメの煮込みです。

これは戦前から続く、
貴重なたんぱく源としての食べ物です。
僕の大好物です♡

アオウミガメは現在、保護動物として指定されていますが、
小笠原では歴史ある伝統食ということで、
捕獲期間と捕獲頭数を定めてカメ漁が実施されています。
もちろん、カメの絶滅回避の為の保護活動や、産卵場所の海ゴミ回収も実施されています。

利用もするけど、保護もしているというスタンスの様です☆

僕も小笠原で初めてカメを食べると知った時は、
「は、爬虫類を食べるなんてっ!」と心底ビックリしたし、
最初は父島の扇浦のお祭りで食べたけど、
正直、苦手な味と臭みでした。

しかし、その後母島で食べてみたら、あれよあれよと好きになり、
今では母島の甘炊き、父島の塩炊きどちらも大好きになりました(^^♪

気付けば僕のソウルフードに♡
母島フェスティバルや、海開き、
消防団の宴会などで振舞われるカメ煮が何よりも楽しみなのです(#^.^#)


■急に温度が上がり、
霧が立ち込めた最近。
海上も山の上も雲や霧、ガスで真っ白な情景。

これを島では「カメ陽気」と呼びます。
カメ漁に適した気候だからです。

そんなカメ陽気の中、母島では昨日からカメ漁が始まりました。
いきなり立派な100kg超えの個体が捕獲できたそうで、
早速、新亀の予約をして、購入してきました☆

実は恥ずかしながら、今までず~~っとカメは頂くもので、
自分で購入したことはありませんでした(#^.^#)

コロナ禍で会食がなくなり、
頂く機会も減ったので、
今回は初めて自分でカメ煮を作ってみました☆
漁協の組合長の奥様に調理方法を聞いて作ってみたら、超美味しい♪
せっかくなので、
そのレシピも忘れないうちに忘備録として、
記しておこうと思います(#^.^#)


【アオウミガメの煮込み(甘炊き)】

材料
・カメ肉 1kg
・玉ねぎ 1個
・お酒 適量
・砂糖 大さじ1~2
・醤油 適量
・塩 適量


①カメ肉と刻んだ玉ねぎを鍋に入れて、

 お酒をぶっかけます。
 ※カメ煮には絶対に水を入れてはいけません!!


②5~10分ほど放置してると、次第にカメから水分(油分)が出てくるので、
 出てきたら砂糖をお好みの量を入れて、中火~トロ火で煮込みます。
 ※玉ねぎの甘味が結構出るので、カメの味と臭みを楽しみたい人は砂糖少な目がおススメ


③火が通ってくると、どんどん水分(油分)が増してきます。

 5~10分ほど時々混ぜながら煮込んで火が通ったら、醬油を適量入れます。
 この時、煮込み過ぎると肉が固くなるので注意!


④醤油を入れたら最後に塩で味を調えます。
 今回は青ヶ島の「ひんぎゃの塩」を使いました(^^♪
 塩で味を調えたら完成です!!
 あとや薬味にネギや七味唐辛子をかけて召し上がれ♪



■今更ですが、自分で作ってみて、すんごい美味しく、最高でした(#^.^#)
今度は父島の味付けと言われる塩炊きにも挑戦したいと思います。

初心者や子供が食べやすい甘炊きに比べ、
塩炊きは素材の味を存分に楽しむ玄人好みと勝手に思っています☆

いつもSUPやカヌーでも日々海でカメに出逢うし、
可愛いなぁとも思っていますが、
食べる文化も大事だと思っています☆

僕は魚も鶏も亀も必要があれば食べますし、
特別に可哀想と思わないです。
命を頂くのに動物の種類は関係ないと思っています。

必要があるのなら、必要な分だけ捕獲して食べるのは、
至極まっとうだと思っています。
必要以上に獲って、余らせて廃棄は言語道断です。

以前、オンライン英会話をしていて、
一番講師の外国の方に驚かれるのが「カメを食べる事」でした(#^.^#)

フィリピンの講師の方は
「あら、こっちはカエルとかも食べるわよ(笑)」と言って、
お互いゲラゲラと笑っていましたが(#^.^#)


ウミガメの交尾のシーズンが今頃から5月上旬ころまで。
そうすると、カメの産卵のシーズンに突入します。
それを終えると、今度は稚亀が生まれてきます。

こうして、島の季節もカメとともに巡っていたりするのです。

小笠原はよく四季がないと言われますが、
カメやクジラ、イルカやレモンの花など、
日本本土では見られない、
小笠原ならではの四季がある様な気がしています。

ちなみに刺身や生肉は今のカメ漁シーズンのみになりますが、
煮込みの味付けされた甘炊き、塩炊きのカメ煮は漁協売店や、
竹芝のショップ「愛らんど」でも販売していますので、
ご興味のある方はぜひどうぞ~