小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

沖縄品種 ルビーローゼル開花!!

2017年10月25日 | ローゼル
■今年の2月に行った沖縄やんばるの高江の方に頂いた、
ルビーローゼルという品種のローゼルが開花しました!

小笠原のローゼルとほぼ同時期に蒔きましたが、
開花が1か月以上遅く晩生ということが分かりました。


こちらが母島ローゼルの花です。
こちらは9月下旬が開花時期。

ルビーローゼルの方が園芸用のハイビスカスに近く、
葉も茎も赤シソのような色をしています。

ルビーローゼルの実は今こんな感じです。


こちらは母島ローゼル。
全然違いますね~!

おそらくルビーローゼルの収穫は11月中旬以降と思われます。

僕が約10年間種取りして栽培を続けてきたローゼルとはまるで趣が違います。

可愛いピンクに可憐な花で咲く母島ローゼルに対し、
厳かに、アダルトな雰囲気でひっそりと咲く沖縄ルビーローゼル♪

種のサイズからすると母島品種のより、
実は小さくなると思われますが、
新しいローゼルとの出逢いがなんだか嬉しいです。


■栽培本数はグッと少なく、
まだ実験段階なので、
あまり出荷は見込めないと思いますが、
11月下旬以降に少量の出荷はできるかも知れません。

こちらは仲間でもあるオクラの花です。
6月からずっと毎日のように咲いています。


母島ローゼルの花。


ルビーローゼルの花。

う~ん、どれもこれも素敵です♡

■そして、もう一つの沖縄品種、「うちなーローゼル(勝手に命名)」はまだ蕾段階で開花すらまだです。

しかし、蕾ですら母島ローゼルと違います。


こちらが母島ローゼルの蕾です。

どんな実ができるのか今からワクワクしています♪
まだ結実していないのでグングン背が伸びていて、
もう2mを超えてしまいました。
台風の時は厳しいかもですね~

現段階で母島ローゼルは開花が終わっています。


開花している時期(10月中旬)まではこんな感じ。

早生、晩生とその中間と、
現段階で3つの収穫時期がずれたローゼルを栽培していることになります。

超短期な収穫期(約1か月)がある意味、
デメリットとも言えるローゼルでしたが、
母島ローゼル~ルビーローゼル~うちなーローゼルと3種連続で収穫時期をずらして収穫できるという
メリットが生まれました!

短期集中すれば良かった収穫作業が、
逆にロングになってしまうという部分もありますが(笑)。

いずれにせよ、新しい出会いはやっぱり嬉しいものですね♪

現段階をまとめると、
母島ローゼルは収穫末期、
ルビーローゼルは開花、
うちなーローゼルはまだ蕾。
早生、晩生、
みんなそれぞれ違って、
みんないい♡


■沖縄の高江に放射能物質を使った米軍ヘリが墜落し、
このローゼルの種を分けてくれたご家族も気が気じゃないはずです。

住民に説明も通告もないまま、
オスプレイなどの飛行訓練をさっさと再開する姿勢には憤りを感じます。

どれが正解とは言えないけれど、
人の日常の中の周囲に人殺しの訓練はあってほしくないです。
少しでも世界の人々が安心して笑って暮らせますように…

■先日、友人の漁師さんから美味しいアオムロを頂きました♡
僕が島の魚の中で一番刺身が美味しいと思っている魚です☆

美味しいのですが、ムロは鮮度が落ちるのがとてもはやく、
釣ったその日に刺身で食べるのが一番なので、
さっさとさばこうとするとすると…

「さばきたいっ!!」
と小2の次女が目の色を変えて迫ってくるので(笑)、任せることにしました。

鱗を取って、
内臓を取る作業が大好きなようです。

内臓もどれが腸で胃袋や卵巣など興味深々です☆

ムロは小さいので3枚におろした後は中骨を刺抜きで取るのですが、
そちらも楽しんで全部やってくれました♪

長女はあまり好きでないこの作業、
これはなんか生まれつき持った違いがあってとても面白いです☆

さあ娘二人とも、どんな大人になるのでしょうか(笑)?

ローゼルづくしな日々☆

2017年10月19日 | ローゼル
■10月に入り、ローゼルが収穫になると我が家は怒涛のような日々を過ごしています。
個人的に1年で一番忙しい季節なのです。

・ローゼルの収穫、出荷作業
・冬野菜の作付け
・娘二人の誕生日
・フラオハナ、練習
・ハロウィン
などなど
が目白押しにやってくるのです(笑)。


■こないだ娘たちの連続誕生日も終え、
今日も母島農協にローゼルを出荷しました!
父島にはタイミングをみてちょこちょこ出荷しています。

ローゼルを味わった人たちからは色々と嬉しいコメントを頂いています。
「すごく綺麗で、美味しかった~」
「これが来ると秋だなって気がするよ」
「初めてお茶とジャムにしたけど、とても美味しかった!今度は塩漬けにしてみる!」
「ジャイアンのローゼルはいつも大きくて立派で美しいね‼︎」
「届いたローゼル、形も色も美しくてうっとり♪」
「この酸味はくせになるよー。色々仕込んで楽しみます!何作ろうか悩んじゃう!!」
「加工しちゃうのももったいなくて…ずーっと眺めてたいくらい好き♡」
等、色んな嬉しい声を沢山頂いています。
どうもありがとうございます(*^_^*)



■今年の母島の農業の神様、御嶽神社の例大祭は神主さんが喪中により、
夜の演芸大会は自粛となり、昼間のご祈祷のみとなりました。

今年の大豊作の感謝の気持ちを込めて、
ローゼルも奉納させて頂きました。

この有難い恵みに感謝して、
忙しくも嬉しい10月を乗り切りたいと思います☆


■ローゼルを栽培して約10年。
まだまだローゼルを知らない、味わったことがない人が沢山います。

今年は母島の人に「得体のしれないもの」から「得体の知れるもの」にシフトするように、
道々でローゼルジャムのゲリラ試食を敢行しています(笑)。

大人の女性はほぼ100%ビンゴの酸味。
大人男性の半数と子供には少し酸味が強めのレシピ。
(ローゼルの分量に対して50%の甘味を添加しただけ)

酸味が強いのが苦手な方は甘みを増やすと、よりマイルドに仕上がります♡

少しのローゼルで大量のジャムを作りたい人は、
リンゴを足して一緒に煮ると容易にできます。
(ローゼルの味は薄くなります。色はしっかり残ります。)
超短期作物なので出荷は例年だと10月末まで。
気になる方はぜひ声をかけてください☆


この季節は手と口が真っ赤になります。


先日は次女と姉の誕生日ケーキを作っていて、
こんな可愛いローゼルかっぱこちゃんを作っていました♪
子どもの想像力は凄いですね~( ^^) _旦~~

畑では母島の力強い太陽のもと、
ぐんぐん実っています。
この大地と太陽と生態系の力で立派に育っています。

無農薬、無化学肥料でここまで立派になるのはよっぽど母島の気候に合っているんでしょうね~


■今月でめでたく8歳になった次女。

岸壁から頭飛込みできるようになって、
大喜びしております♪

内地はもう寒いようです。
TVもなく、島に暮らしていると内地での季節感がわからなくなってしまいます。

小笠原、まだまだ海で遊んでますよ~(笑)☆

ローゼルジャムの作り方(初挑戦!)

2017年10月09日 | ローゼル加工利用
■さてさて、今回はローゼルを使ったジャム作りの紹介になります。
ローゼルのジャム作りの特徴は何と言っても速い!の一言に尽きます。

柑橘のジャムを作った経験がある人は分かると思いますが、
皮を剥いたり、茹でこぼしをしてアクを取ったり、
火が通ってとろけるまで時間がかかったりするのですが、

ローゼルはなんと15分でジャムが出来てしまいます

なんせローゼルは果物ではなく、
オクラやハイビスカスの仲間、アオイ科の立派な野菜だからです(笑)。

前回も書きましたが、
今まで栽培して10年、妻に加工を任せっきりだったので、
今年は初挑戦してみました!
色々ツコッミどころ満載とは思いますが、ご了承ください☆


【ローゼルジャム作り】
まずは用意するもの。
・ローゼル(目安として200gのジャムを作るのに約25個程度)
 ※ローゼルの下処理は前回の記事を参考にしてください。

・水 (ローゼルと同量までか、砂糖を溶かして無水でも可)

・甘味 (酸味を味わいたいならローゼルの分量の60%位まで。甘いのがお好みなら70%以上。お好みで)



①ローゼルと水を入れて強火で柔らかくなるまで煮ます。

②砂糖などの甘味を入れます。
 弱火で焦げないように混ぜて出来上がり!


あとは容器に移しておしまいです。
長期保存したい方はビンを煮沸して殺菌して、
ローゼルを入れた瓶ごと煮沸して熱いまま蓋をして、
可能な限り綺麗にして真空状態を作れれば、長期保存が可能です。




ハイビスカスティー(ローゼルティー)に利用した出がらしのローゼルも①の時に入れてしまうと、
無駄なく利用できます♪



僕が思うローゼルジャム作りのポイントは甘味加減ですね!
ローゼルの旨味と酸味をいかしたい人は甘味は控えめ(ローゼルの重さの60%以下)がお勧めです!
甘いのがお好みの方は70%以上の甘味を入れれば完璧です!

基本的にはペクチンの添加がなくてもちゃんとジェル状になります☆

こうして初心者でも簡単にローゼルジャムを作れたのも、
何年も研究してレシピを作ってくれた妻の努力のお蔭です。
どうもありがと~

そんな妻が作ったローゼル通信という力作のチラシがあるので、
良かったらどうぞ→ 「ローゼル通信№1」「ローゼル通信№2


■このローゼルジャム、とにかく色の美しさと酸味の利いた味が絶妙です♪
ヨーグルトに入れてもいいし、
ケーキのデコレーションにも最高です!

味的にはクランベリーが一番近いようです。

島で10年近く栽培をしてきて、
小笠原の秋の作物として定着してきた感があるのが嬉しいです♡

収穫期間は約1か月と短いのですが、
存分に楽しんで味わいたいと思います!

もちろん、島の自然と共に!!

ハイビスカスティー(ローゼルティー)の作り方(初挑戦)!!

2017年10月08日 | ローゼル加工利用
■半年の栽培期間を経て、ようやく収穫期を迎えたローゼル。
出荷は母島では10/7から開始しています。
明日10/10は多めに出荷できそうです☆
父島向けは10/11夕方から販売開始予定です(はは丸の運行が少し違う!?)


さて、今回は自家用で初収穫したローゼル。
いつも奥さん任せだったハイビスカスティー作りとジャム作りに初挑戦してみました(笑)!!
10年近く栽培していて、
加工するのが初めてで(笑)、結果としては楽しい!美味しい!美しい♪の三拍子が揃っていました☆

初挑戦なので色々突っ込みどころ満載かもしれませんが、
温かく見守って下さい(*^_^*)



【下処理】
まずはローゼルを剥いていきます。

紅い部分を手で剥くと簡単に取れます。

ローゼルの産毛が気になる人は、包丁で下部を切ると綺麗に取れます。


こんな風に種と紅いガクが分かれます。
酒漬けなど、形を綺麗に取る方法を妻は開発していましたが、
僕は不器用なのでワイルドに手で取りました(笑)。


紅い部分だけになったら、ザルなどに入れてひとまず洗います。

これで下処理は終了!
ここからドライにするも、酒漬けやジャムにするのも自由です♪

取り出した種は、
茶色く乾燥するまで置いておけば来年用の種になりますし、
種は炒ってコーヒーにもできるそうです(コーヒーはまだやったことないです)。



【ハイビスカスティー作り】

ハワイやタイで出されるハイビスカスティーの正体は、
そこいらに植わっている赤い花のハイビスカスではなく、このローゼルを利用しています♪

分量的にはカップ1杯分で2~3個のローゼルが必要になります。

今回は僕と娘3人分なので10個程度のローゼルを急須に入れました。

そして熱湯を注ぎます。
5分ほど蒸らしているとじんわりと美しい赤色が出てきます♪


なかなかいい色に仕上がってきました♡


大人の女性だと、このままの酸味を楽しめる人が多いのですが、
男性や子供は甘味を入れた方が格段に飲みやすくなります。

お好みで甘味を入れてもOK!
今回は次女にきび砂糖を入れてもらいました。
甘味は控えめにするとローゼルの酸味が味わえてお勧めです♡

今回は氷を入れてクールに飲みましたが、
ホットも香りが良く、お勧めです♪

砂糖ではなく、蜂蜜を足してみてもかなりGoodです!
島の蜂蜜を利用すれば完璧!!



子どもでも作って楽しいのがポイントですね♪

■知人が紹介してくれたのですが、
インドネシアのローゼルの記事です。
先日行ったバリでも「ロゼラ」と言われて普通に使われていました。

ビタミンCや、
目の疲れを癒すアントシアニンなど、
効用が色々あるようです☆

なんか嬉しいですね~♡

ローゼルジャム作りに続く




2017年 母島産ローゼル予約開始!!

2017年10月01日 | ローゼル販売
■お待たせしました!
本日10月1日(日)より母島産ローゼル予約開始です♪

今年は母島島内、父島だけでなく内地出荷も受け付けます
※内地向けは台風接近で早まった10/27発送分で終了となりました!
もちろん無農薬・無化学肥料栽培のローゼルです(*^_^*)

去年は台風の被害が少ない中、不作だったので、
今年は色んなアプローチを行い、今の所とても順調に育っています!

出荷開始は10月10日以降と予想されます。
完全露地栽培なので天候や条件で前後する場合があります。ご了承ください。

約一ヶ月間の超短期作物なので、
旬のこの時期の美しいフレッシュ(生)ローゼルを存分にお楽しみください♪


■母島産ローゼルをお求めの方へ
 母島・父島共に農協の売店にて10月10日頃に販売予定です。
 予約の際は直接宮城までご連絡ください。
 
 内地発送ご希望の方は下記連絡先までにご連絡下さい。 

<連絡方法>下記のいずれかでご連絡ください。
 ・ブログ左欄にあるメッセージ(連絡先を記入してください)、
 ・Eメール(miyagigian-farm☆yahoo.co.jp ←☆マークを@に変えて送信してください。)
 ・Facebookのメッセージ
 ・電話や島で見かけたときにでも気軽に声をかけて下さい♪


★予約の際には
 ・小袋 約100g(250円)
 ・大袋 約500g(1200円)
 ・無選別 袋なし 1㎏~(2100円~)
  ※今年は無選別・袋なし量り売りでお届けもできます☆(ちょっとお得です!)

①規格の種類 小袋 or 大袋 or 無選別
②数量 何袋(何キロ)
③連絡先 住所、電話番号

を明記してご連絡ください。

また、内地向け発送をお考えの方は、希望の船便日時、配達希望時間などもご連絡ください。
できる限り調整したいと思います。
(内地発送は収穫期前半(~10月中旬)は常温で可能です。
後半(10月下旬~)は鮮度が落ちやすいので冷蔵で発送します)
内地向けの支払いはゆうちょ銀行への振り込みでお願いします。(予約時に別途、連絡します)

3キロ(大袋6袋)以上の注文の場合は一度に準備できる数量に限りがありますので、別途相談させて下さい☆

また予約状況、天候、生育状況によっては予約されていてもご用意できない場合がございます。
その場合はご連絡させていただきますが、
予約はキャンセルになってしまうのでよろしくお願いします。

※内地向けは台風接近で早まった10/27発送分で終了となりました!
沢山のご注文、ありがとうございました♪



・ハイビスカスティー

・ジャム
・塩漬け
・天ぷら
・ローゼル酒
・ローゼル酢
・ローゼルソース
・ケーキなど
・各種お菓子作りなどに、美しい真紅のローゼルをご利用ください☆
利用方法は「ローゼル加工利用」をご参照ください。

他にも何か素敵な利用方法があったらぜひ教えてくださいね♪
よろしくお願いしますm(__)m


■今年は8月と9月に計2回の台風が来襲しました。
どちらも行ったり来たり、
小笠原で2日間も停滞する困ったちゃんの台風でした(笑)。

しかし、作物に対する台風の影響は有難いことに想像していたよりも軽度で済み、
ローゼルも何本か枝が折れ、数本木が倒れた程度で済みました。

ローゼルの粘りのあるしなやかな茎と枝はこうした台風を乗り切る為には最適なのです♡

人間の方も年々、台風対策の技術が進化してきました。
それでもやはり大自然には叶いません。
こうして多くの実りを目にできることは本当に有難いことだと感じます。

自家採種して9年目。

どんどん母島の気候と大地に馴染んできています。

今年はついに僕の背丈を超える木が多くなってきました♪
農薬も化学肥料も使わない自然農による作物の凄さを感じます☆

収穫までもう少し!
お楽しみに(*^_^*)


■母島島のカノー(アウトリガーカヌー)大会を終えてから、
次女が高熱を出して3日間寝込んでおりました。

おまけに3日目の昼、からは中学生の長女までもが高熱で早退(*^_^*)
丸4日間、看病の為に外仕事ができませんでした。

とは言っても、家畜も収穫する作物もあるので、
畑に行こうとすると、寂しい次女はついてきます。

本人も家で寝ているのはつまらないらしく、
畑で可愛い花飾りを作ってくれました(^_^)v

4日目には次女は元気になり、悪さができる様になりました♡

ようやく金曜日、娘二人が風邪から復帰して登校できました☆

4日間、全然外仕事が出来なかったけど、
子ども達とは濃密な時間を過ごせた気がします♪

ヘルパンギーナをはじめ、
島では子供たちの間で夏風邪みたいなものが2,3順をしながら蔓延しています。

学校ではまだヘルパンギーナのような夏風邪が猛威を振るっているようです。
一日も早く、みんなが治りますように…