小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

安保法案 強行採決 自分たちにできること

2015年09月19日 | 戦争と貧困
■小笠原は現在、台風20号(クロヴァン)の接近の真っ只中。
勢力(950hPa)を保ったまま、島を直撃しています。

家の外ではゴォォォと強風がうなり、
ものすごい雨が雨戸を打ち付けています。

そんな中、国会ではもめにもめて安全保障関連法が
参院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決され、成立しました。

歴史の因果か、
満州事変の起こったその日に強行採決されました。

この法案が意味するものは賛成、反対派でも大きく主張が違い、
解釈次第ではどっちともとれる部分がありとても難しいです。

しかし、個人的にはこの法案自体は反対ですが
それ以上に、
この決め方に問題があると思っています。

国会の周囲を多くの国民がデモを行い、
国会の内部でも多くの反対が叫ばれる中、
この大事な法案を強行採決したことに大きな懸念を抱いています。

納得できない人が多い中、
説明不足感は否めません。

正直、僕にはわからないことが多く、
もっと学ばなければいけないと思いますが、
この強引な決め方は間違っていると心底思います。

僕は3.11の原発事故以降、
政府はまったく信用置けないものと思っていますので、
自分には何ができるか悩みながら生きて来ています。

ここまで強引に採決するということは、
もの凄くこだわりがあり、必死だったのでしょうが、
3.11以降の政府へ行動は
多くの無関心であった国民を目覚めさせることとなりました。

70年代安保闘争以降、
どんどん政治に無関心な人が増え続けて多くの人が心配していましたが、
これは大きな転換期なのではないでしょうか?

長女が学校から持って帰ってきた社会のテスト。
その中で聖徳太子は
「国民の不安を和らげるために、政治を行った」
という言葉があり、ハッとさせられました。

そう、今の政府は国民の多様な不安に対応できなくなっています。
そして、
そんな政府を選挙で選んできているのもまた私たち自身なのです。

多くの無関心と私利私欲のまみれる選挙の時代、
意味のある投票になり、
自分たちのおもいを上に届ける政治家を選んでいかなければいけません。
そして政治家任せでなく、政治に関わっていかなければいけません。

■妻や長女がネットの国会から目が離せずにいます。

そんな中、ひときわ気になる答弁がありました。
学生さんの答弁です。
明治学院大学生で学生団体「SEALDs」の奥田愛基さんは
「国民投票もせず、解釈で改憲するような、違憲で法的安定性もない、
そして国会答弁もきちんとできないような法案を作ることなど、
私たちは聞かされていない」と批判し、廃案にすべきと訴えました。

また、デモについて
「新しい時代はもう始まっています。もう止まらない」と話し
「政治家とはどうあるべきなのかを考え、この国の民の意見をきいてください」と話しました。


答弁全文

素晴らしいスピーチだと思いました。
そしてここまで行動できる若い世代の存在がとてもカッコいいなと感じました。

妻が紹介してくれたコメントの中でなかなか分かりやすいのを教えてもらいました。
井上達夫さん(東大教授)のコメントです。

みんなそれぞれ色んな考え、解釈があり、とても勉強になります。
強行採決された今でも思うのは、
大事なのは自分自身のこれからの行動です。

戦争をやらない、
平和を守る、
安全に生きていきたい。
子供達に笑顔の未来を。
その為には自分たちに何ができるかを常に考え、行動していかなければと思います。