小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

固定概念を崩した先にあるもの

2021年09月11日 | 政治
■気が付くともう9月中旬!!
先輩方が言うように、年々時が流れるのが速くなっていくのを感じます。
あの子供の頃に感じた永遠のような夏休み感は、
やっぱり時間軸の違いを感じさせられます(#^.^#)

思えば今日は9.11.
あの同時多発テロが発生した日です。
あの日の事は忘れられません。
友達の家で一緒にゲームをしていて、TVになんだか陳腐な映画やってるなと思ったら、
それは現実で、心底ビックリした記憶があります。


畑の方の季節も巡り、9月末出荷予定の小笠原ローゼルも今のところは順調です♪
この2年は不調だっただけに、今年の好調は嬉しいです☆
まだまだ台風かこれからなので油断はできませんが、
やっぱり作物が実るのは嬉しいものです。

↓これは自家採取5年目くらいの島オクラです。
カメムシは時々発生してますが、今のところ絶好調です!


■さて、先週は小笠原村長選挙がありました。
どちらも応援したくなるという、悩ましい選挙でした。
僕は今回の選挙でとても固定概念を崩される経験をしました。
それについては少し先で書きますね。

渋谷正昭さん 946 票
一木重夫さん 480 票
無効票     34 票

僕が今回支持していた一木さんは残念ながら落選してしまいました。
当選した渋谷さん、これから頑張ってください!!

そして僕にとっては落選よりもショックなことがありました。
それは一木さんの政治家引退宣言です。

村議会議員、前回2019年の村長選に落選してからもずっと精力的に政治活動をしてきました。
相談するとすぐに動いてくれて、内地にも色んな人脈のあるとても頼りになる政治家でした。
しかし、今回落選したら引退するとは事前に決意していたらしく、
引退宣言にビックリして翌朝電話したのですが、その決意は揺るぎのないものでした。

確かに、村民、村の為に沢山家族との時間を犠牲にしてきたと思います。
同い年の娘を持つ仲間として、今後の活動も応援していきたいと思います!
引退宣言したけど、また政治家に復帰することも願いつつ、
まずは本当にお疲れ様でした!


オクラの花です。ハイビスカスやローゼルと同じアオイ科なんです☆

■今回の村長選挙、投票率は71.01%。
前回の村長選挙(71.87%)に比べて投票率が下がっています。
以前は80%代だった記憶があるので、
他の自治体に比べては高いものの、少しずつ低下している現実があります。

これは住民の政治への無関心が進んだ結果とも言えるので、
そうならないように、もっと村の選挙公報も頑張ってほしいと思いますし、
広報されなくてもみんな、しっかりと関心を持ってほしいと思います。

今回、掲示板のポスターと葉書、街頭演説以外の広報がなく、
お年寄りや、この春赴任したばかりの人にとって、
あまりに雑な広報だったと感じました。

なので、今回僕もできる限りの広報をしました。
なんでこんな事くらい村ができないのか?と思いました。

村の選挙管理委員に問い合わせると、
公職選挙法に定められている市町村の選挙の告示日程だと、
広報を作成配布するのはなかなか難しいとのことでした。
まったくできないわけではないので、
今後はもっと工夫してやっていってほしいと伝えました。


道路に散らばっていた可愛いイチビ(学名:テリハハマボウ)。小笠原固有種です。
1日で落花して色が変わるからイチビ☆これもアオイ科なんですよ♪



■さらに今回、僕は過去にないほど投票のお願いを色んな人に伝えました。
口頭、メール、LINE、Facebookなど
およそ150人を超える島民にお願いをしました。

年々下がる投票率。
無関心。
それらを払拭したくて、
そしてこの人と思える人に当選してもらいたくて。

今時、僕の世代で選挙のお願いを人にするなんて、ほぼ皆無です。
僕自身もここまで人に連絡したのは初めてでした。

その中で、沢山の感謝の言葉をもらったり、
激励の言葉、メッセージを頂き、嬉しいこともありました。
また「そんなことはやめた方がいいよ」と親切に忠告してくれる友人、
これはとても反省していることですが、
いつも選挙に行っている人にとっては失礼にあたる「ぜひ投票に行ってください!」などと伝えてしまっていました。

選挙は本来、指図されるものではなく、
自分で選んで投票するもの。
とても浅はかな部分だったと思い、
とても反省しています。
申し訳ありませんでした。

でも、それくらいこの選挙に意味があったと思っていました。


■しかし、結果を開けてみれば圧倒的に差があり、
母島全員が仮に一木さんに投票したとしても、当選できないほどの差がありました。

それ以上に、2年前の森下村長と一木さんの選挙の結果とさほど変わっていないことに一つの答えがありました。

あんなに頑張って応援活動していても、
結果に繋がらないということは、
それなりに理由があると思うのです。

そこはやはり複数年に及ぶ常日頃からの活動と、根回しな気がしました。
そして、たったあの5日間の選挙活動にどんな意味があったのか?

これは僕個人の憶測ですが、
あの短い地方行政の選挙期間においての活動よりも、
やはり日々の活動とその根回しや広報、とても地道な作業が必要な気がしました。

ここでつくば市の市議会議員の川久保皆実(みなみ)さんの選挙活動がとてもいいヒントになりました。
彼女は30代で子育てしながら、弁護士の仕事をしていて、
子供の保育の問題から、市議会議員を目指し、
選挙活動中は子供や家庭を犠牲にせずに、
街頭演説ではなく、道端でゴミ拾いを続けて当選した方だそうです。


■なんか従来の選挙の在り方がやっぱり僕には違う気がするのです。
沢山の犠牲を伴うものが健全といえるのでしょうか?
どうして地域を良くしようとする人達が「争い」になってしまうのでしょうか?

なぜ選挙は「戦い」であり、「勝たなければいけない」のか?

相手陣営の違法性や、
間違いやミスを指摘する戦いではなく、
「あそこは間違ってるからアドバイスしよう」
「共に頑張って、民意に選ばれた方を讃えよう」
そんな健全なものには選挙はなり得ないのでしょうか?
※今回の選挙の両陣営が明らかにそうだったという意味ではありません。

もちろん、汚いお金の話や、利権や欲望が渦巻く部分があることは否めないと思いますが、
それだけでなく、もっと健全な在り方もあってはいいのでないか?
もっと気軽に学級委員を決めるみたいに「ちょっとやってみようかな?」で
ラフに立候補して選んでもらうなんてものにはならないのでしょうか?

今までのやり方では明らかに、
若手の意識は遠くなっているし、
無関心に拍車がかかっていくのは目に見えています。

ここはひとつ、凝り固まった固定概念を吹き飛ばして、
新しい発想で次の時代を作っていくターニングポイントではないか?

今回の選挙で気付かされた大きなヒントでした(#^.^#)


そんな選挙の後の出港日は大好きな漁師さん夫婦の引き揚げでした。
30年以上、母島の海で活躍したTさん。

僕が初めて母島に来た20年前、
とても気さくな奥さんには沢山のお話を聞かせてもらって、仲良くしてもらっていました。
とっても大好きな人です。

ひっそりと引き揚げるつもりだったそうですが、
妻が出発の日の昼前に知って、
慌てて連絡をもらいました。

妻が作ってくれたレイを渡し、
涙涙のお見送りでした。

内地に行ってもお元気で~!

小笠原村長選挙と参議院選挙

2019年07月17日 | 政治
■今度の7/21には日本全国では参議院選挙があります。
小笠原では同じ日に村長選挙も行われます。

母島はどちらも前日の20日が投票日です。
18日の船で夏休みで上京する島民が多いので、
村長選挙を含めた期限前投票が本日17日からできます。

ぜひ投票してから内地に行ってほしいと思います。

自分がこの人なら!と思う人にきちんと投票してほしいと思います。
自分たちの未来、子供たちの未来が関わる大事な選挙です。

7/16夕方での母島の選挙の掲示板です。
超ガラガラですね(笑)。
こんな最果ての450人しか住んでいない離島にまでポスターを貼る動きは難しいのでしょうか?


■僕自身、島に来るまで、3.11東日本大震災で原発事故が起こるまで、
政治に大した関心はありませんでした。

でも、自分たちの無関心が、無行動がこの社会を作っていると感じてからは積極的に学び、
行動する様になりました。

相変わらず、SNSでも選挙がらみの投稿はいいね!が少ないし、
過激な批判のコメントが返ってくる場合があります。

僕は特に選挙だからと言って、
他の政治家や政党を批判する投稿は基本的にしません。
それは各自自分たちが選び、投票し、行動していけばいいからだと思うからです。

でも、自分が応援する人を積極的に紹介はしようと思います。
選挙に行って欲しいと斡旋はします。

あとはそれぞれ自分の問題だと思うのです。


■島でも政治に無関心な風潮は確実に存在します。
色んな場で活動していて、それは顕著に感じます。

でも、それでいいとは思いません。
もっともっと政治に関心を持ってほしいです。

政治は私達の暮らしを作る重要なファクターなのだから。

でも現実は政治よりもゴシップ、芸能、スポーツが報道のほとんどを占めているようですね。
(TVを15年以上持っていないので、実際は分かりませんがw)


小笠原村長選に出馬している一木さんも言っていましたが、
そもそも選挙は「戦い」ではないと僕も思うのです。

いうなれば、その前の任期、もしくは議員前の草の根の活動の成果が試される審判の日でもあり、
開示後の演説期間は積極的な表現の期間だと思うのです。

どの人だって、選挙の時は良いことばかり言います。
当たり前です。

でも、その真価はそれまでの活動で市民が感じ、選挙でジャッジされるのだと思います。
結構、それぞれがちゃんと見定めなければいけません。

そして、いずれは色んな価値観の議員が集まり、色んな事を決めて行くのです。
選挙の後はさらにみんなの幸せを願って活動するいわば仲間なわけです。

暴走するケース、納得いかない議論、ハッとさせられる場面、色々あると思います。
それが多様な人の集まる議会の面白さなのではないでしょうか?


■今回の参議院選、僕はれいわ新選組を応援しています。
東京選挙区からはれいわ新選組から野原ヨシマサさんが立候補しています。

去年、わざわざ母島まで来てくれた山本太郎さんは比例代表で立候補。
その他多くの困窮している当事者が立候補してくれています。

まずは山本太郎さんのひとつの演説を見て欲しいです。

凄いなこの人はと思いました。

直接、お逢いして話を聞いてみて、やはりこの熱意は本物だと思いました。

去年の9月に母島にも来てくれて、沢山の話を聞いてくれて、
沢山の訴えをしてくれました。
島の子ども達もすっかり社会が面白くなっていました☆

彼が小沢さんとの自由党をやめて、新たにれいわ新選組を作って選挙に臨んだ理由。
街頭演説でも語っていますが、
もう国会のガス抜きじゃあ意味がない、
本当に変えなきゃいけない覚悟で臨んでいる表明でした。

自分の保身や昇進なんて微塵も考えていない、
庶民の暮らしに本当に寄り添って活動してくれる人だと僕は思っています。

これも去年の9月に母島に来た山本太郎さんとの写真です。
母島で様々な方々にお会いしてもらい、対話をしてもらいました。

本当に熱意のある、勉強熱心なすごい人だと思います。
彼の過去の行動を遡り、批判して来る人はもちろんいます。
それはそれでいいと思います。

僕は応援したい、一緒に活動したいと思う人だったので、僕は応援しています!
比例代表は「山本太郎」と書きます!


■今回のれいわ新選組の比例代表の立候補者は驚くような人選でした。
そのどれもが現代の問題に困窮している当事者たちばかりだからです。

重度障碍者、東大教授、シングルマザー、元コンビニ経営者、元東電、元銀行マン、環境NGO etc...

どれも政治のプロではない事は明白ですが、
その問題意識はまさに当事者だからこそのものです。

国会のバリアフリー、
生産性が無いと生きる価値が無い風潮、
フランチャイズチェーン店のブッラクな部分、
様々な観点から切り込んでくれる人達ばかりです。

この全員が比例代表で当選することはかなり現実的に厳しいと思います。

今回から導入された優先枠というのを利用し、
山本太郎さん自身が自分より先に当選をさせたい2名を上に置く、
すごい作戦で今回の選挙に臨んでいます。

自分の議席よりも、
当事者を国会に送り込むことを重要視するという、
もの凄い切り込み方に僕は見えます。
カッコいいです。

大企業を優遇して来て、アベノミクス効果と謳ってはいますがいますが、
庶民の生活は確実に厳しくなりつつあります。
年金問題もそうです。

僕自身は貨幣経済からの脱却が必要と思っているクチなので、
消費税はある意味、消費する人みんなに平等に課せられる税と思っていて、
良いのではないかと思っているクチですが、
問題はその使い道です。

随分と当初の約束とは違う使い方をしてきたようで、
今回のれいわ新選組の訴える消費税廃止はアリだと今は思います。


■そして東京選挙区でれいわ新選組から立候補している沖縄創価学会壮年部の野原ヨシマサさん。
なんと公明党からではなく、
現行の公明党と創価学会の姿勢に疑問を抱き、
れいわ新選組から立候補するという気合の入った方です。

僕の無くなった父は創価学会会員でした。
子どもの頃、一緒に何度も勤行をさせられた記憶があります。

父が亡くなった際も、お墓も創価学会の皆さんには本当にお世話になっています。
あの奉仕の平和を目指す思想は本当に素晴らしいと思います。

でも最近の公明党の姿勢と
「少し学会がおかしいのではないか?」という意見に対して猛烈な村八分にする恐ろしさは疑問を抱いていました。

その中で今回の野原ヨシマサさんの立候補は、とても勇気がいる事だし、凄い偉業だと思うのです。

正直、相手の悪口に終始するだけではどうかと思っているのですが、
沖縄からここまで行動する行動力、そして山本太郎さんが認めているという背景を考えて、
今回の東京選挙区では野原さんを応援しようと思っています。

こんな庶民の僕ですが、
気になる政治家さんはぜひ直接お話ししてみたいものです。


山本太郎さんも、野原ヨシマサさんも他の立候補者もTVや一般メディアではほとんど取り上げられていないようです。
そりゃそうでしょう。
新聞TVはスポンサーの広告収入で成り立っています。

自分の会社に都合が悪くなる情報は流さないもんです。
でもそれでいいのか?と思うのです。

何も考えず、
野球と言えばジャイアンツ。
選挙と言えば自民党。

60年代の学生運動で懲りた政府は、
市民を政治からスポーツや芸能にゴシップに市民の意識をシフトさせてきました。

それが功を奏して、今の現状があると思います。
でも、それでいいのか?

もっと良く考えて、良く感じて自分たちで決めて欲しいのです。

何も考えずに投票する、何も考えずに投票しないという姿勢は、
安易に自分の、自分の家族の未来を放棄しているということを知ってほしいのです。


■そして小笠原村の村長選挙。
こちらは2名の立候補者がいます。

現職まで4期の村長を続けている森下一男村長と、
この4月まで村議会議員を3期続けた一木重夫さんです。

今回、僕は一木さんを応援しています。

小笠原はさまざまな分野で過渡期を迎えています。
そこで様々な意味のある革命を起こせるのは、一木さんだと信じています。

父島に住んでいる頃から、お互いの子ども同士が同級生という事もあり、プライベートで交流はありました。
しかし、12年前に村議会に立候補してから、
メキメキと政治家としての活動をしていて、
その行動力、調査力、熱意をリスペクトしています。

何か相談すると調べて、即行動してくれます。
本当に有難い存在だし、信頼しています!

細かく話せば、僕の考えと違う部分はもちろんあります。

僕は小笠原に空港はいらないと思っています。
介護や医療の面など、生活航路そして必要なのは分かります。
で、あれば莫大な建設費や維持費を使う空港よりも、
介護や医療を内地に行かなくても島で対応できるようにしてほしいと思っています。

違う考えがあっても、
島の村長を任せる信頼感は確かにあると思います。

村議3期でやってきた実績は、村民に存分に伝わっていると思います。
少なくとも、僕には存分に伝わっています(笑)。

狭い田舎ならではの選挙のつまらない泥臭さは健在ですが、
彼の地道な活動は確実に票に繋がると信じています。

山本太郎さんと一木さんは猛烈に相いれない部分があることは事実ですが(笑)、
僕からみればどちらも信頼できる市民に寄り添う熱意ある政治家です。
僕の中では矛盾していません。

21日の選挙、ぜひ皆さんも選挙に行ってください!!
未来は僕らの手の中に!!

山本太郎さんが母島にやって来た!!

2018年09月11日 | 政治
■現職の参議院議員の山本太郎さんが選挙区で一番遠い母島までやって来てくれました!!
すごく大事な機会です♪
色んな事を聞きたいし、島の現状を伝えたい。

僕は友人の紹介で繋がり、今回母島側のコーディネートをさせてもらいました。
入港日の夜に座談会。
それ以外の時間は母島の有識者の皆さんに会って、
個人的に話を沢山してきました。

どれもとても有意義な時間だったと思います。

議員になって初めて母島に来てくれた山本太郎さん。
僕は10年以上前に1度お会いしたことがありました。
それは、役者時代に父島で南洋踊りを教えて踊るというTVの撮影の場面でした。

当時からカッコいい人だなぁと思っていましたが、
彼が3.11東日本大震災から取ってきた行動と、発言はもっとカッコ良かったです♪

想像どうりの、
本当に誠実で情熱的で、
とても勤勉でまっすぐで、
面白い方でした。

母島の座談会には島民がなんと43名(人口の約1割!)も参加してくれ、
とても有意義な時間となりました♪

特に今回は中学生が大勢来てくれて、
「こんなに面白い社会(公民)は初めて!学校にも教えに来てほしい!」というほどでした(笑)!
お蔭で無知な僕にとっても分かりやすいプレゼンでした♪

座談会以外にも島の各所で
有識者の方と島の困っている問題について話をしてくれました。

空港問題、医療問題、土砂災害方による建築の難しさ、議会etc...
そして投票の大切さ!!

子供たちにとっても、僕たちにとっても素晴らしい機会でした。
遠路はるばる、ほんとうにありがとうございました!!


■島の有識者の方々と話す場面では、
国会議員という立場は本当にすごい核となる部分に切り込めるものなのだなと感じさせられました。

世間話をしつつ、
相手の今困っている問題を引き出していく…

今、母島で困っている問題は多数あります。
・航空路って言っても、母島の利便性(介護や通院など)はそんなに変わらない。
・同じお金を使うなら航空路より医療の充実の方が有効なのでは?
・安い給料で議員になろうとする若い世代がとても少なくて困っている。(家族の反対など)
・全国一律の土砂災害防止法のせいで、島の建設に大きな支障が出ている。
 全国同じではなく、その土地やケースに合わせた柔軟な特例などを設けてほしい。
・航空路は親族の急な容態の悪化などに対応したいので、必要だと思う。
・もっと村議会を見に行きやすくしてほしい。TVで議会中継、ネットで議事録を見れるのはGood!
・子供を持つ身で平和が脅かされる危険を感じている。どうして?なぜ?
・島の現行要請から到着まで8時間かかる緊急搬送。オスプレイを使えばもっと良くなると思う。
 これは米軍基地問題と違って、ポジディブな使い道だからいいのでは?
・社協、保健師、専門職などは若いのにたった独りで母島に赴任し、求められる事が多い。
 そのキツさからなかなか定着しないので、相談相手ももちろん、もっとフォローが必要だと思う。
・今の暮らしで十分。これ以上は望まない。医者がいるだけで有難い。
・島の活気が薄れている。色々主になって引っ張ってくれる人が少ない。
・エネルギー問題は切実。後片付けができない原発は論外。何とか自然エネルギーを!

国会議員でできることは限られますが、
山本太郎さんは今回聞いたことを持ち帰って、
国に色々訴えてくれるそうです!!
有難うございます!

■村の問題以外でも座談会では沢山の国の問題を教えてくれました。
中学生がスッと吸い込まれるような分かりやすい、
そして気持ちがこもっている熱弁。

時間に制限があるのが惜しいほど、
とても勉強になりました!!

この憲法と条約・協定、法律のピラミッド。

上の憲法が最強のルール。
権力を持った人が暴走しない様に取り決めたもの。

条約、協定はその憲法を逸脱しない範囲で外国等とのやりとりを定めるもの。

法律は上記2つの範囲で国民の暮らしに関わるルール。

今の政権では権力者が憲法の解釈を変えて、法律を自分たちの都合のいいものに変えてきている状態だそうです。


■その最強のルール(最高法規)でもある憲法。
その第98条1項に書かれている一文。
【この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、
詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。】
つまり、憲法の考え方に反する法律、命令は違反であるという事。

そしてこの憲法は法律すら変えれる権力者を縛り、
監視する役目を果たしています。

そして第99条にはこう書かれています。
【天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。】
過去に戦争で多くの国民に死者や迷惑をかけまくった歴史を反省し、
権力者が暴走しない世に作ったのが憲法。
そして主権は国民にあるというのです。

■また、今盛んに取り上げられている安倍総理の森友・加計学園の問題。
憲法違反の可能性があると切り込んでいます。

憲法15条2項に書いてあります。
【公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。
すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。】

昔からの馴染みの相手にだけ支援するというのは憲法違反である疑いがあるとのこと。

座談会でも
「どうして与党は今の政権をそこまで突っ込まないのか?」
と質問がありましたが、相当突っ込んでいるが、今の政権は議事録すら書き換えて、
何も悪いことはしていないと居座っている戦後最悪の政権なので、
相当苦労していると言っていました。

そんな相手に私達が出来る有効な手段は、
まずは選挙で投票すること。
しかも、きちんと自分で考えて、人の言うことを鵜呑みにせずに適正な候補者を選ぶこと。
そして投票後もきちんと監視して、フォローもしていくことだと思います。


■他にも景気は今、バブル期を超えて最高の水準を示しているというけど、
何故か貯金がない人、できない人が凄く増えているという実態に触れていました。

島でのほほんと生活しているとなかなか実感できないのですが、
内地での低所得者層の暮らしは本当に悲惨なものだそうです。

それは大企業には税率を下げて、利益を上げて、
低所得、中小企業の税を上げて、生活を圧迫しているから今の現状があるとのことでした。

僕個人的には消費税というものには肯定的です。
ですが、その使われ方にはとても疑問です。

消費税が5%から8%に上げられたとき、
政府はその得た税収はすべて福祉、暮らしの為に使うと宣言しておいて、
実際はその半分も使われていないという実態を暴いていました。

■また、子供たちの未来の平和に関わる話では戦争にも触れていました。

山本さんが問います。
「戦争すると、どういうことが起こるのか?」

長女(中学生)が発言します。
「兵器を作り売って、お金儲けする人が増える…」

山本さん
「まさにその通り、もう言う事はございません(笑)!」
と言いつつ、
戦争以前に、国同士に緊張が走るとボーイングなどの兵器を作っている会社の株価が急上昇する話。

そうすると開発→製造→販売→消費(武器の使用)のサイクルになり、
戦争が勃発するということを子供たちに伝えていました。

そう、戦争が実は経済行為であることを島の中学生は知っていたのです!!

そして一部の人間の金儲けの為に沢山の人の生活と命が奪われる…
こんな事が当たり前になっている世の中を許しておいていいのでしょうか?

もうたった2時間では足りなさすぎるほど、
議論は続きました。

山本さんの勉強と情報ぶりは本当にすごいです。

彼の背景や、過去、人格など否定する人はぜひ彼と直接話してほしいです。
人の為にここまで動ける人はやはり超カッコいいです!


■色々予定を入れて大変な中、最後に船に乗る前の一瞬だけ、
綺麗な海を感じてもらえる時間がありました。

こういう頼れる政治家は敵も多く、本当に大変だと思います。
同調圧力で応援したくても応援できない人も多いでしょう。

でも、彼が国会が活躍しているのを見て勇気付けられる人も、
僕をはじめ多いことも事実です。

応援もするし、
自分たちも頑張る。

そんなスタンスで支援し、関わっていければと思います♪

個人的には超多忙でひと時も気が抜けない政治活動の中で、
しっかりと趣味のサーフィンは続けれているみたいなので、すごくホッとしました。

島の人に触れて、
腐った汚い大人ばかりの永田町にいるので、
島のピュアな子供たちに触れて、
ホッとできたようで良かったです♡


山本太郎オフィシャルサイト


■最後に今日は9.11。
あの日から17年。
当時、20歳で友人の家で泊まり込みでゲームをしていてふとTVを見たら飛行機がビルに突っ込み、煙を出していました。

なんてチープな映画だと思ったのを覚えています。
でもそれは現実でした。

僕は高校の歴史の先生が
「教科書に載らない本当の近代史を教えるっ!」って気合の素晴らしい先生に習っていたから、
心底ヤバいと思ってました!!

これから月日は流れ、
戦争が幾つも発生し、
大きな津波や原発の事故で今も苦しむ人たちがいて、
今は台風や地震の影響で苦しんでいる人もいます。
一日も早い復興を願っています。

私たちは一体どこに向かおうとしているのでしょうか?
破滅の一途に一直線なのでしょうか?
いや、そんなことはないと思いたいです。

未来を生きる自分にも、
子供達にも笑顔で過ごせる未来を築いていきたいと思います。