小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

車が見えない島暮らし~「沖島」に行って来ました!

2023年11月17日 | 島旅
■今回、念願の沖島に行って来ました!
沖島は滋賀県、琵琶湖に浮かぶ小さな島で、
人口250人。
なんと日本唯一、湖にある有人島なのだそうです。

以前から宝島の仕事や妻からこの島の存在を聞いていて、
ずっと気になっていました。

今回はなんとか少しだけ時間が出来たので、
少し足を延ばして弾丸でお邪魔してきました☆

島を知るって、やっぱりすごく根源的に大事な部分を学ばされます。

沖島は僕の想像を超える島でした♪
なんと車がほとんどなく、
住民の足は歩きか自転車!!

つまり、エンジンの音がほとんど聞こえない島なのです。
※湖を走る船のエンジン音は時折聞こえます。

完全車社会でない田舎という意味で、
生活圏のすべてを“歩きでまかなえる”母島を好んで暮らしている僕にとって、
この車のほとんどない沖島は大好きな雰囲気の漁村でした☆

僕が行った時はずっと雨が降っていて、
住民もネコもほとんど見かけない状態でしたが、
集落のあちらこちらにある畑や漁具、
暮らしの雰囲気が観光向けに綺麗に整備されたものではなく、
あくまで暮らしが現在進行形の島だったのです。

様々な事情で、滞在時間はたった2時間でしたが、
集落はほとんど歩けましたので、
次回は家族でゆっくり来たいと思っています(#^.^#)


■そんな沖島ですが、最初から宿とアクセスという困難が待っていました。
やっぱり離島はそうじゃなきゃ(^_-)-☆

宿は4人以上じゃないと泊まれないらしく、
早速撃沈(涙)。

沖島には○○漁港から船で10分の距離です。
だいたい1時間~2時間に1便の動きで動いています。

昼に議員研修が終わり、
速攻で最寄りの近江八幡駅に向かったのですが、
着いた時にはすでに沖島に14時に渡る船に間に合うバスはなく、
タクシーを頼ることにしました☆

このタクシーの方が沖縄出身でとても親切な方で、
沖島に行った事はないけれど、色々と教えてくれました。

沖島からの戻りは16時15分○○漁港発のバスが最後であること、
漁港にはタクシーの待機がない事などなど。

帰りのバスに乗り遅れた場合は連絡くれれば迎えに行くよ!
と連絡先を伝えてもらい、なんとか14時15分発の船で沖島行きの船に乗ることが出来ました。

船待ちには島の学校向けの冷蔵庫が置かれていて、
食材がここで一時保管されている様でした。
子供達のお礼の文面がとても愛おしいです♪

船待ちにはざっくりとした地図があり、
聞くと端から端でも歩いて30分はかからない程度、
ということでした。

雨の中小さな船客待合所で船を待っている間、
これから仕事で沖島に渡る方とその友人さんと知り合いになり、
色んな情報を聞きました♪
めっちゃ有難い!

なんとその友人さんは滋賀に住む友人の奥さんが、
父島出身の人らしく、僕がその親を知っている方でした(#^.^#)
なんと船に乗る小銭のなくて困っていた僕に小銭も出してくれて(結局ポケットから出てきて、すぐにお返しできました)、
帰りにバスに乗り遅れたら来るまで来ているから宿まで送るよと、
親切に話してくれました☆
まさに旅の醍醐味です!!大感謝!!


■船に乗る際には沖島に渡る人向けの8つのルールが書かれていました。
興味深かったのが、漁師は深夜に漁に出るために日中は寝ているので、
静かに過ごしてくださいとのことでした。

まるで西表の舟浮に渡る船のような、
とてもコンパクトな船に乗り、
船頭さんに往復代の1000円を渡します。

船の中は頑張ると20人は乗れそうな感じでした☆
おきしま丸、島の生活を支える船!


■憧れの沖島に着きました!

板張りの壁の家が並ぶ、まさに漁村といった感じです。
サイズ的には鳩間島を彷彿させてくれましたが、
作りが沖縄の家ではなく、完全に日本の漁村です。

港の桟橋には大きな鐘がぶら下がっておりました。

綺麗な大きな案内看板もあり、
とても分かり易くまとめられていました。

ネコの島と聞いていて、楽しみにしていたのですが、
あいにくの雨と寒空でネコの姿は拝めませんでした(ToT)/~~~

昼ご飯を島の鮒寿司を食べるために我慢してきたのですが、
予想通り不定休のカフェ「いっぷくどう」はお休みでした(´;ω;`)
他の飲食店も4人以上要予約で営業ゼロ!

しかし、とても面白いのが、
家と家の間の路地の細いこと!
さすが車社会でない島です。
みんなが歩きや自転車で暮らせるということは、
子供達の遊び場がそこいら中にあるということです☆

そして、とにかく三輪自転車の多い事!!
これは面積当たり日本一ではないのでしょうか?
想像すると、高齢の方が乗るのに転倒の危険も少なく、
そして積載するのに向いているので、
小さな漁村には最高の乗り物と思えました(#^.^#)


■僕が母島の大好きな点の一つに、
田舎なのに車が無くても暮らせる社会であるという部分があります。

日本の田舎で車社会でない地域は、
かなり限られてきます。

これは年を重ねても、ずっと歩いて暮らせるし、
足腰が普段から鍛えられて、健康寿命が延びる要員になると思います。

なので道幅は基本的にギリギリ軽自動車が通れる範囲で、
複線道路はその半分で、とてもいい雰囲気でした♪

ほとんど落ちていないゴミ、
生活のゴミ回収、
宅急便の配達などはどうしているのか、
とても興味がわく分野です。

自分がゴミ回収や宅急便、郵便の配達をしているので尚更気になります。

道端には色んな所に畑があり、
レタスや里芋、ラッキョウやキャベツなど豊富に植わっていました。
道端に普通野菜の畑があるのは母島にはあまりない光景です。


■海岸線を歩いて行くと、
消防艇庫があり、立派な消防艇がありました。

万が一の火事の時は豊富な琵琶湖の水を使いながら、
この消防艇が島の生命と財産を守るのでしょう。

僕も母島で消防団をしているので、
ここも気になる部分です。

道幅が車向けに広くないので、
琵琶湖のほとりで暮らす沖島を守るには確かに船が実用的な気がしました。


公園には不思議なオブジェ?もありました。
雨で島民もあまり見かけないので、謎は深まるばかりです(#^.^#)
今度ゆっくり滞在できるときはこの謎も聞いてみたいと思います。


歩いて行くと、沖島資料館がありました。

もちろん要予約でお休みでしたが、
中は覗けて、漁具などが展示されている様でした。


その先にはとても立派な小学校がありました!
今は20人以下程度の生徒が通っているそうです。

母島が人口450人で小中学校の生徒が35人くらい。
人口250人の沖島で小学生だけでこれだけいるのはなかなかな状況なのではないでしょうか?

また感じのいい裏路地のような道を歩いて、
集落を進んでいきます。

住民側の気分になると、
観光客が自宅の周りをウロウロするのはあまりいい気分ではないとおもうので、
出逢ったら必ず挨拶して、少しだけ世間話などをしたりしました。

あまり時間がないので、世間話程度しかできず、次回の宿題です♪



■集落を周り巡って、港に近くに来ると島唯一に見える、
車2台に重機が2つ停まっていました。

ガソリンスタンドも見当たらないので、
燃料は本土から細かく運んでいるのでしょうか?

凄い数の漁船がならび、
その燃料補給ステーション(軽油)は港にあったので、
何らかの方法で運んでいるのでしょうね(#^.^#)


集落を越えて、西の奥に泊りたかった宿があるので、行って来ました。
4名以上から宿泊可の「湖上荘」です。
この日はお休みだった「いっぷくどう」を経営している方が、
この宿もやっているそうです。
いつか泊まってみたいと思っています!!

この宿への湖畔の道がまたとても良い感じで、
すごく静かでまったりと出来ました。

ちらほらと釣りをしている方がいて、
簡単な挨拶を交わしました。
ブラックバスばかりのイメージでしたが、鮒とか釣れるのでしょうか?

歩いてぐるっと回って戻ってもまだ少し時間があったので、
高台にある神社へ参拝し、
旅の無事と家族の健康を祈り、
帰りの船に飛び乗りました☆

帰りの船では小学生が6人位乗っていて(本土の子たちかな?)
近江八幡へのバスの中が大合唱やワイワイ騒ぎになり、
運転手さんが一人一人の名前も知って、把握していて、
田舎らしい和やかな雰囲気で帰路に着きました(#^.^#)

さあ、次回は京都①綾部編です!!

新島、利島、大島に初めて行ってきました!!

2023年05月27日 | 島旅
■たった1週間前なのに、随分と前の事の様に思えてしまうほど、
濃厚な内地での日々を送っています。

島じまんを終えて、公務としての5/22からの議員研修までの間に、
1週間程度の日程が開いたので思い切って、
今まで行けてなかった伊豆諸島を制覇すべく、弾丸ツアーに行ってきました(^^♪
今回は新島、利島、大島を訪問しました☆

これでまだ行けてない東京の島は
三宅島、御蔵島だけになります(#^.^#)

今回はせっかく議員になったので、
友人を訪ねつつも、各島の議員や議会事務局を訪ねてみました。
それがとても実りある日々となりました!
その後は連日のように議員として意見交換や挨拶回りが続いているのです(#^.^#)

本来であれば、島ごとに出来事を記したいのですが、
そうするとアップはいつになるか分からないので、
ひとまずダイジェストで書いていこうと思います♪

【新島】
■まず最初に訪れたのは新島でした。
新島は以前、式根島を訪問した時に空港から港のみ歩いて通っただけだったので、
今回はガッツリ2泊、お邪魔しました♪


今回は新島OIGIEのサトさんが何から何までアテンドしてもらっちゃいました(^^♪
本当に本当にありがとうございます!!

ちなみに新島OIGIEというのは、
新島を編む、彩る、囃す(はやす)をコンセプトに
各会報の発行や、移住体験住宅の運営、アンケートやデザインをしている一般社団法人です。

少数精鋭で島の為に精力的に活動されていて、
今回はオンライン勉強会で顔見知りになっていたお二人にも会うことが出来て、
とても嬉しかったです(#^.^#)


新島の印象を一言でいうなら、まさにコーガ石の様に新しい事に果敢に挑戦できる島、だと思っています。
たった2泊3日の滞在でしたが、とても濃密な時間を過ごすことが出来ました(^^♪

詳しくはまた新島だけで記事を書こうと思っているのですが、
最初に連れて行ってもらった親水公園内のレストラン「レストハウス」がまたなんとも魅力的でした(#^.^#)

加工しやすいコーガ石で作られた神殿のような空間。
島らしさとか、伝統とか、そんなものを遠くに置き去ってしまったような、
圧倒的なアートがそびえていました。

食事をしながら、新島の色んな話を聞かせてもらいます。
サトさんの色んなトラブルを楽しんでしまうスタンスに感動を覚えました(^^♪

あまりに色んな出来事があったのですが、
一番印象的だったのは以前、母島のレジェンドと繫がったクサヤ店の「菊孫商店」に行けたことはとても大きかったです。

以前、カタログで見てはいましたが本当に色んな種類のくさや加工品に溢れていて、
無類のくさや好きの僕には眉唾ものでした☆

店主のお姉さんに母島の最期のくさや職人、佐々木政治さんの話をして、
色んな伝統や歴史の話をきかせてもらいました☆

くさや発祥の新島で食べるクサヤはもちろん美味しく、感慨深いものでした(#^.^#)

着いた日の夜は沢山の仲間とゆんたくでした☆

つい2日前の島じまんの話、釣りの話、色んな話でワイワイ盛り上がってました(^^♪

新島には24時間、無料の最高の露天風呂があり、
何度もお世話になりました☆


議員としても介護施設やごみ処理施設を見学させてもらったり、
新島の議長さんやSHIPでご縁があった小久保議員、吉見議員さんと意見交換を行いました。

新島は小笠原村と同じく1行政2島で人口規模も似通っていて、
色々と参考になることが多いです。
議会としても若手の議長さんがいて、女性議員も複数いることから、
とても素晴らしい状態だと思います。

もちろん、色んなシビアな話、ほっこり癒される話と色々ありましたが、
本当に訪問して良かったと心底感じました(#^.^#)

このご縁を今後も大切に、議員としても人としても楽しく交流していければと思います☆


恒例の朝活ランニングで新島の集落も走って、ようやく地図が自分の頭の中に入りました(^^♪


【利島】
■新島を2泊してからは高速船で利島に向かいました。

初めての利島。

利島は大きな山に椿林が溢れ、
その椿油を主産業に生きている、
とても興味深い島でした(#^.^#)

東京宝島事業で知り合った友人が、
島を1周色々案内してくれました。

利島で一番最初に驚いたのが、
その集落の傾斜でした。

車で行くと、ジェットコースターのように感じられるほど、坂が凄い!!
しかし、自分の足で歩いてみるとあまり気になりませんでした☆

母島と同じく、コンパクトな集落に
飲食店や農協、売店などが点在しています。

夜は友人宅に招かれてゆうたく♡
奥様が母島は保育園から中学校まで一切給食がない事や、
みんなは我が家の電気のブレーカーが10Aであることに心底驚いていました(^^♪
まさかそんなにウケるとは(笑)


利島の人口は300人程度だそうです。
予想よりも若い人も多くて、なんだかとても活気があるように思えました(^^♪

2日目に島を色々案内してくれた
吉多屋本店のよっちゃんが港に荷物を取りに行くという事で同行し、お手伝いさせてもらいました☆

そうしたら丁度利島の議長さんの家にビールを配達する事になり、
色々お話を聞かせてもらいました(#^.^#)

ちょうど訪島した時は留守でしたが、
利島の村山村長さんは僕と同い年で、
島じまんや、後の議員研修で沢山お話することが出来ました☆

利島も朝活ランニングで島一周をしてきました!
本当に椿林だらけ!


椿畑にはそこら中に農作業用のトロッコとレールがありました。

現在収穫期ではないので、シートがかけられていますが、
男心がくすぐられるのは言うまでもありません(#^.^#)


足元には椿の種が落ちていたりしました。

念願の利島はたった1泊だったので、今度はもっとゆっくり来たいと思います。
本当にお世話になりました☆


【大島】
そして最後は大島です!
今回行った中でも一番の規模の島で、
南部波浮地域で精力的に活動されている青とサイダー、高林商店の吉本浩二さんに会って話を聞くことが出来ました☆

また、地域おこし協力隊で来ている若者や、
宝島事業でご縁が繋がった千葉さんなど、
嬉しい出逢いが山盛りでした(#^.^#)

やっぱり精力的に地域で活動している人の話は本当に面白いです(#^.^#)
高林商店のお姉さんと話をしていたら、
以前父島に住んでいた友人家族が大島にいることが分かり、
電話して数分後に運命の再会を果たすという奇跡も置きました☆


夜にはちょうど八丈のたろちゃんもロミロミで大島に来ていて、
みんなで島民だけが食べに行けるという「南島館」で信じられないほど美味しい刺身や料理に舌鼓を打ちました。

感動するほど、美味しかったです!しかも安い!!

■翌日は大島の議員である高橋千香さんに案内してもらい、
色んな話をしながら北上しました。


大島の有名な断層を横目に色んな議会の話をしました。
議会基本法の制定や、大島は役場に行って議会事務局を訪ねて、
色んな他地域の議会の現実、悩みなどを意見交換しました。

最後にあの平成25年10月に起きた土砂崩れ災害の現場を見させてもらいました。
1時間に824mmの雨という、文字通りバケツでひっくり返したような雨が降り注いだ大島。

過去にない土砂崩れが発生し、死者36名の尊い命が失われました。
今でもまだ行方不明の方がいるそうです。

鎮魂の碑を見つめながら、
千香さんが当時の話、
その時の議員としての気持ちの変化なども話してくれました。

大島もたった1泊で、まだまだ見たりないものばかリです。
朝は雨で走れなかったし、まだまだ見たいものが沢山あるので、
いずれまた来たいと持っています。

■4泊5日の弾丸のような新島、利島、大島のツアーも、
超濃厚な出逢いに溢れていて、素晴らしいものとなりました。

それも島の皆さんが沢山時間と労力を割いて、関わってくれたからです。

議員としてもこれは個人での視察であり、公務ではありませんが、
今度に繋がる素晴らしいご縁となりました。

大島から竹芝に戻ったら、その足で一気に自分の地元仙台に向かい、
今年3月に亡くなった祖母のお墓参りに向かいました。

確かな手応えを感じながら、
週明けからの公務としての議員研修、挨拶回りを控えています。

次回のアップもお楽しみに!

初めての八丈島!小笠原とのご縁

2020年04月23日 | 島旅
■2月の事なのにもうだいぶ昔の印象になってしまいました(笑)。
新型コロナウイルスが世界的なパンデミックを起こす少し前のタイミングでした。
本当に奇跡のタイミングとしか思えません。

今回、次女の青ヶ島短期留学のお迎えで、八丈島を経由しました。
予定ではほぼ空港乗り継ぎの素通りの予定でしたが、
様々な事情が重なり、青ヶ島の前後に1泊ずつ八丈島に初滞在することができました♪

八丈の中ノ郷地区の滝に行く遊歩道横の玉石の参道。

八丈島は元々小笠原とご縁のある人が多く、
江戸時代に小笠原に入植した人に、八丈島から多くの人が来ていることにも由来しています。
浅沼や菊池、沖山や奥山、前田や佐々木などの八丈がルーツの名字が小笠原に多いのもそれが理由です。

20年小笠原に住んでいて、意外にも僕にとっては初めての八丈島滞在となりました♪
様々な出逢いが続き、とても素晴らしい滞在となりました♪

※この内容は2月に八丈島に行った時のものです。
2020年4月現在は新型コロナの状況が変わり、八丈島も青ヶ島も来島自粛、椿荘も梁山泊も休業になっています。
新型コロナが収束した暁にはぜひ八丈島にも行ってみて下さい。




■僕にとっての八丈島のご縁は前出した小笠原へのルーツと
去年参加したハワイ研修プログラムであるSHIPです。
羽田から八丈の空港に着いて、
SHIPの主催者でもあるたろちゃんが迎えに来てくれ、色んな話をすることができました(#^.^#)

お互いに、島の未来を描くこれからのテーマとして、
本当に島の子供の島教育が大事であるという共通の想いを再確認できました☆

一緒にお昼を食べた藍ヶ江水産、くさやも漬け丼も超おいしかったです♪

八丈の海苔や亀の手のみそ汁など、もう島の幸、最高過ぎでした♡


SHIPメンバーから聞いていた八丈小富士も眺める事ができました。
つい数十年前までは人が住んでいた八丈小島。
色んな人の想いがあるようです。
いつか行ってみたい所のひとつです。


■羽田の朝1便で八丈入りし、(通常は1日3便)
そのまま青ヶ島に渡りたかったのですが、
9人乗りの青ヶ島行きのヘリのチケットは連日争奪戦。

明日の行き、明後日の次女との帰りは確保できていたのですが、
やはり次女が1ヶ月お世話になった青ヶ島1泊は短すぎます。

しかし、その当日の青ヶ島行きのヘリのキャンセル待ちは僕が空港に着いた段階で4人待ちでした。
どなたも青ヶ島のインフラを支える業者さんでした。

まあ、行けないものはしょうがない。
これもひとつのご縁と考え、
これは八丈島を味わうチャンス♡
前から泊まってみたいと思っていた八丈島の三根地区にある「椿荘」に泊まることにしました。


■椿荘はなんと母島で100歳で亡くなった超素敵な大好きなMおばあちゃんのご実家です。
生前から色んな椿荘の話を聞いていたので、
まさか今もまだバリバリに営業しているとは思っていませんでした。

そんな椿荘の女将さんはとっても人情味溢れるお酒好きの人☆
次女と同級生の子供もおり、母島のおばあちゃんとその親族、八丈の話に花が咲きました♪
島の仲間や業者さんとも沢山お話する事ができました(#^.^#)

料理もすご~く豪華で、とても美味しかったです☆
島寿司に金目鯛の煮付け、お刺身と超豪華絢爛!
幸せにお腹いっぱいにさせていただきました(*^。^*)

宿はとても懐かしい雰囲気の民宿です。
ぜひまた伺いたいと思います(#^.^#)
どうもありがとうございました♪


■八丈島には立派な老人ホームがあり、小笠原の人も入居しています。
今回、ようやく八丈島に行く事ができたので、
ご縁のある方に会いに老人ホームも行ってきました(もちろんご家族に了承を得ています)。

久々に会ってみて、すごく喜んでくれて、
なんと僕の事を覚えてくれていて、とても嬉しかったです♡
僕も様子を見ることができて、本当に良かったです。

スタッフの方にもすごく喜んでもらえて有難かったです♪
こうして離れていても、縁がある限り、繋がっていきたいものです。


■八丈島には素晴らしい温泉の名所が各所にあります。
温泉のない小笠原島民にとっては羨ましい限りですヽ(^o^)丿
温泉好きの妻の案内で色々巡りました。

最初に行ったのが、
末吉地区にある通好みの洞輪沢温泉。

何回も訪れてもお休みだったのに、今回は開いていて、
妻の喜び様ったら、凄いものでした(笑)

個人的には殺風景で、
まさに地元民の温泉!といった印象です。
どこにもお金を入れるところがなく、無人でした。

温度もぬるめで、
海から上がったサーファーやダイバー御用達の温泉なのだそうです。


■次に行ったのが眺めの良い、大人気のみはらしの湯。

1泊目は次女が青ヶ島にいるのを眺めたり、迎えた後に一緒に青ヶ島を眺めたり。

ザトウクジラを眺めながら露天風呂に入るというのは超贅沢な一時でした♪


室内の湯船はこんな感じでした。


中ノ郷地区にある、
大海原を眺める足湯きらめきも良かったですね☆

ちょっと風が強くて寒すぎだったので、僕は長居は出来ませんでしたが(笑)、
ふっらっと足を温めながら大海原を眺めるには最高の足湯です♪

僕にとっては今回の2月の滞在で内地や青ヶ島より、八丈が一番寒かったです(*^。^*)
天気と風が及ぼす体感温度の違いをしっかりと体感しました♪


■また末吉では妻が色々とお世話になったり、僕に会わせたいと思っている人に会わせてもらいました。

みんな本当に素敵な人達ばかりで、八丈がはぐくむ豊かさを感じさせてもらいました。

とっても可愛い山羊を飼っているおじいの畑も訪れ、
柔軟にかつしなやかに今を楽しみながら生きる大先輩の姿を見させていただきました。

一緒にハワイに行った高校生たちにも会えました♪
ハワイで会うのと、地元で会うのはやっぱり雰囲気が違いますね(#^.^#)
みんな元気に過ごしていて、何よりでした!
ようやく彼らのホームを味わうことができて、とても嬉しかったです♪


■夜には東京宝島で知り合うことができた一行さんのお店「梁山泊」を訪れ、
八丈の郷土料理の底力に言葉を失いました。

なんちゅう美味しくも深い八丈の郷土料理!!

なんと僕のソウルフード、青ウミガメの煮込みもあって、
遠い八丈の地で小笠原と八丈のルーツを沢山感じることができました。

ウミガメはなんと母島産!
八丈にはウミガメ漁師さんは継ぐ人がおらず、いなくなってしまったそうです。


島寿司に盛り合わせには八丈海苔のものまで。


明日葉の天ぷらはもお!美味しすぎる♡


島魚の刺身も美味しいし、盛り付けが美味し過ぎる(*^。^*)


八丈の里芋、皮ごと茹でたものに塩辛をつけて食べる絶品さ。
車で来たことを強く強く後悔した瞬間です(笑)。


元々海苔好きの僕にとってはこの八丈海苔の美味しさはタマリマセン♡
なんて豊かなのだろう(*^。^*)

牛乳嫌いの次女も、八丈産の牛乳を飲んで、
「美味しい!この牛乳は好き!!」
と絶賛していました♪

母島の学校では高温殺菌にアルミ箔が貼られたロングライフ牛乳しかでないので、
好きでない人が多いのです。


デザートまでふんだんに島の食材が使われていて、本当に贅沢なひと時でした。
八丈の郷土料理を味わい、その食材の豊かさ、料理の多彩さに、
小笠原では戦争と強制疎開で失われてしまった長い歴史を感じました。


こんなに美味しい料理をご馳走して頂き、帰りには素敵な梁山泊Tシャツまで頂きました♪
なんと一行さん家族は母島の返還祭にも来ており、
僕がアップした南洋踊りの動画でお子さんが映っておりました(笑)。

ぜひ、また家族でお会いしたいので、八丈にまた行きますし、小笠原にもまた来てください♪
ご馳走様でした!
ありがとうございました♡



■八丈を訪れて思ったことは、八丈の多様性に満ちたポテンシャルの高さでした。
風景も食材も産業も人も、ものすごく多様で素晴らしく、圧倒させられました。

港には八丈のショメ節と島言葉が書かれていました♪
いいですね~こういうの。

今回は僅かな滞在しかできませんでしたが、
いつか必ずゆっくり滞在したいと思いましたし、
今は年に一度しかないおがさわら丸の八丈寄港の頻度をもっと上げる意味をとても感じたので、
今度とも積極的に要望していきたいと思います♪

見送りに来てくれた友人に手を振り、橘丸で島を離れます。

よく驚かれますが、おがさわら丸で24時間航海が普通(笑)なので、
やはり飛行機は速すぎて、心が追いついて来ない感があります。
あっという間に距離を渡ってしまう飛行機よりも、
やはりゆっくりな船の方が僕にはしっくり来ます♪

僕にとってなんと初の橘丸!
青ヶ島に向かう時に2晩も乗っていた次女に色々案内をしてもらいました♡

ゆっくりな橘丸は日が暮れてから東京竹芝桟橋に到着しました。
翌日のおがさわら丸で1日、さらに乗り継いでのははじま丸。

次女の初チャレンジは沢山の人に支えられ、多くの船を経由して、これで無事に完結となりました。
初めて親元を離れた1か月。
初めての土地に初めての人々。

本当に多くの人に支えられてのチャレンジでした。
自分が4年生の時にこんな視野は確実になかったと断言できる(笑)ので、
彼女の今後の未来が、色々楽しみです(*^_^*)