小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

沖ノ鳥島での一期一会(沖ノ鳥島視察会 後編)

2024年07月20日 | 沖ノ鳥島
中編からの続き

■だいぶ沖ノ鳥島視察会 後編が遅れてしまいました(#^.^#)
そんなこんなで、無事に島に帰ってくることができました☆
最後は沖ノ鳥島で出逢った一期一会について書いていきたいと思います。

今回の沖ノ鳥島視察会のもう一つの楽しみが、海鳥です☆

油凪の北硫黄島をバックに飛ぶカツオドリ

僕は東京都の鳥獣保護員の仕事をしていて、
普段は弱った鳥などを保護して、種を同定するので、
飛んでいるのを同定するのは超素人なのです(#^.^#)

優しい鳥ガイドの咲ちゃんや、
その他多くの詳しい皆さんのお陰で、珍しい種類も含めて、
沢山の海鳥を楽しむことができました☆
本当にありがとうございました!!

父島に戻ってくる日の午前にしっかりと見れた鳥も報告してくれました!
大感謝です☆


咲ちゃんはリアルタイムで観察できた鳥を
ボードにアップしてくれていました。

こういのがとてもありがたいです♪

●ミズナギドリ科
・オナガミズナギドリ
・シロハラミズナギドリ
・アナドリ
・オガサワラミズナギドリ
※もしかするとオガサワラヒメミズナギドリかもしれない目撃もあり

●ウミツバメ科
・クロウミツバメ

●ネッタイチョウ科
・アカオネッタイチョウ(若め)

●カツオドリ科
・カツオドリ
・亜種シロガシラカツオドリ
・アカアシカツオドリ
 白尾褐色個体
 褐色個体
 若鳥、成鳥
・アオツラカツオドリ

●アジサシ科
・クロアジサシ
・セグロアジサシ
こんな感じでした☆

僕はさらに内地帰りで議員装備なので、
自分のマイカメラとレンズを母島に取りに戻れなかったので、
携帯のコンデジ望遠カメラのみだったので、
なかなか撮りたい写真が撮れませんでした(言い訳w)。

そんな中でも、圧倒的な油凪と晴天の中、
カッコいい海鳥たちを少しは撮れたのでシェアします。


●亜種シロガシラカツオドリ

みんなに「変なカオ~」と言われていた、
マンガみたいなお茶目な顔の亜種シロガシラカツオドリ。
僕は初遭遇でした!
可愛くてお気に入り♪

何をどう進化したらこのデザインになるのか⁉
本来はアメリカ大陸付近の方が見れる種類だったそうですが、
ここ数年は小笠原に時々出現するコらしいです。


●アオツラカツオドリ

まずは僕にとっては西ノ島クルージング以来の2回目の出逢い、
沖ノ鳥島の周りで出逢った象徴的な存在、
アオツラカツオドリです!
超カッコイイ!


小笠原では火山活動中の西ノ島でのみ繁殖が確認されているレアな存在です☆
今回は青空に映えて、美しい鳥だなぁと感じました♪
沖ノ鳥島をバックにアオツラカツオドリを撮れるのは今回ならではですね!
沖ノ鳥島の桟橋で休んでいるアオツラちゃんは、
今回しか撮れないショットと思います(^^♪

ここの端っこに座っていました(#^.^#)


●アカアシカツオドリ

次は何といってもアカアシカツオドリ!
普段、時々ははじま丸航路で出逢うことが多いのですが、
こんなベタ凪のコンディションで、色んな毛色のアカアシさんを楽しめるのも、今回の沖ノ鳥島ツアーならではでした☆


僕個人的にはこの足の赤いのが見えるアカアシカツオドリちゃんがお気に入り☆
意外と飛んでいる時は足を羽毛に隠している場合が多いので、結構嬉しい写真なのです(#^.^#)
勝手な個人的な印象ですが、
口を開けて飛ぶ子に足を広げている場合が多い気がします。
人の歩き方の個性、違いみたいなもんでしょうか?
ちなみに僕はバイクを運転していて、歌っていて、
口にカナブンが入ってしまったクチです(笑)!



●本家カツオドリ

小笠原で一番メジャーに見れる海鳥でしょう!
いつもははじま丸やおがさわら丸の周囲を併走するので、
馴染みありまくりのガーコちゃんです。

これはベタ凪の上を行く、
まるで黒い三連星のジェットストリームアタックのようでした!
※ガンダムのドム3体「黒い三連星」による三身一体攻撃の事(#^.^#)

こちらも沖ノ鳥島の桟橋にお座りしておりました♡


■そして、鳥だけでなく、ヒトの観察も好きな部分の一つです☆
ヒューマンドラマが大好きなので(^^♪
父島のナイスミドルな主婦が、椅子を持参していてワイワイしておりました。
名付けて「チェアガールズ♡」!!

この沖ノ鳥島視察会は島民率90%以上という、
驚異的な数字の雰囲気なのです。

高いお金を払って、
2泊3日もずっと船に乗りっぱなしで、
内地に行くのと同じ距離を、
無人島に向けて往復するツアーなのですから、
楽しまないわけはありません(^_-)-☆

最高の雰囲気だったことは言うまでもありません!
これもまさに一期一会♡

うちの奥さんはなぜか大東そばのTシャツ。
結構、色んな方が色んなTシャツを着ていて、
それも楽しみの一つです☆

2泊3日も船に乗っていると、
存分に夕日も朝焼けも楽しめます☆

3日間ずっとベタ凪という奇跡のコンディションなので、
みんなとても快適に楽しむことができました♪


■予想以上に感動したのが星空観察会。
島民率90%以上なので、
満点の星空に誰一人感動していないのが大ウケでした(笑)が、
おがさわら丸船長が船を急旋回してくれた時、
満点の実際の星空がプラネタリウムのように回ったときは大歓声!!

僕もこれには感動しました!
ありがとうございます!!
しっかり南十字星も観れました!

南の空のしっかりと光るコンパス座をまず見つけるのが、
いいようです(^^♪

これどちらも友人から頂いたiPHONEの写真。
携帯で星空が撮れるのが未だに信じられません(#^.^#)
最近の電話はすごくなりました♪


左側のコンパス座を探してからの南十字星が分かりやすいです。

貴重な機会をありがとうございました!!

こうして、乗ったみんなが楽しめた沖ノ鳥島視察会。
何度も企画し、頓挫していましたが、
こんな最高のコンディションで実現するなんて、
今までの展開ですら前フリと思えてしまうほど、
感動的でした☆

準備、運営、様々な関係者の皆さん、
本当にありがとうございました!!!




沖ノ鳥島のアイデンティティ(沖ノ鳥島視察会 中編)

2024年07月12日 | 沖ノ鳥島
前編からの続き

■感動の小笠原村初の沖ノ鳥島視察会。
2泊3日ず~っと油凪だったこと、
天気が良かったことはその大成功の要因のひとつでした♡

しかし、村始まって以来初というその意味、
父島から960㎞も離れているというその特異性、
日本の排他的経済水域(EEZ)の3割を有している小笠原村にとって、
沖ノ鳥島の持つアイデンティティはとても重要だということが分かります。

今回はその部分にフォーカスして記事を書いていこうと思います。

人口2500人の小さな小笠原諸島ですが、
国境離島であり、
太平洋におけるアジアと西側諸国においても、
とても重要な位置にある沖ノ鳥島。

講演会を行ってくれた東海大学 海洋学部 教授の山田吉彦先生が、
今回は一緒に乗船し、
船内で講演会を行って頂きました!

海洋資源や政治的な意味合いなど、再勉強させてもらいました☆
ちなみに僕が示しているこの写真は、山田吉彦教授が、
以前沖ノ鳥島の上に立っている写真なのだそうです。

戦前は現在の北小島、東小島の他に6つの島があり、
それもメートル級だったがという説もあるので、
こうして浸食から守るのはとても重要ですね☆

そちらの内容にも触れたいと思います。
沖ノ鳥島の重要な意味が理解できます(^^♪


■実はかなりレアな「おっきー」という、
沖ノ鳥島マスコットキャラがいたことも今回発覚しました!!

なんと東京都の職員さんが手作りで作ったぬいぐるみもありました!
すんごい力作!!

なんと南鳥島のキャラでもある「みなみん」も作ったそうですが、
そちらはすでに南鳥島に行っているそうです(#^.^#)
背面はポスターデザインにはなく、想像で作ったというから驚きです!




■さてさて、興味深い、山田吉彦先生の沖ノ鳥島噺(ばなし)。
発見から今に至る、歴史的な部分は2018年の記事を参照してください。
僕自身、すっかり内容を忘れていましたが、
再度読むとしっかりと書いてありました(笑)。

重複する部分もありますが、ぜひ情報をアップデートしましょう♪

沖ノ鳥島はとても小さな島でありながらも、
国境離島、排他的経済水域を維持するためにもとても重要な島です。

そして、近年は海洋資源としても重要であると考えられているそうです。

日本は化石燃料などの資源は乏しく、輸入に頼っていますが、
実は海洋資源大国であることが分かってきたそうです。
沖ノ鳥島のリーフの外側に建設中の桟橋。
周囲に「立ち入り禁止、国土交通省」と書かれています。

メタンハイドレードは「燃える氷」と言われる資源で、
日本の使用ガスの100年分が沖ノ鳥島周辺に眠っていると言われているそうです。
しかし、あまりに深い場所にあったりと、採算がなかなか合わないので、
利用を見送っているとのこと。
言い換えれば可能性の宝庫と言えますね。

ちなみに現在の日本のLPガスの輸入は
オーストラリアからが38%、
他はカタール、マレーシア、パプアニューギニアから輸入しているそうです。

普段からの備えとして、ガスは1週間分、石油は2か月分備蓄しているそうです。


■海洋鉱物資源のうちの1つが「海底熱水鉱床」というものがあります。
 
それは海底から噴出した熱水に金属成分が含まれており、
その成分が周辺の海水によって冷却され、
その過程でさまざまな金属が沈殿してできたことから、
こうした名称で呼ばれているものだそうです。

それが青ヶ島周辺では金が採れて、
小笠原では白銀が採れるのだそうです!

同じく小笠原村に属していて、日本最東端でもある「南鳥島」では、
コバルト・リッチ・クラスト(深海底に存在する鉱物資源)や
リチウム(蓄電池の材料)などレアメタル資源の宝庫なのだそうです。

2014年に大騒ぎとなった小笠原における、
中国船サンゴ密漁事件がありましたが、
海保が拿捕した9隻のサンゴの値段はたった5000円だったそうです。

となると本当の狙いは?
これだけ豊富な海洋資源がある事が分かると、色々考えてしまいます。
沖ノ鳥島に設置されている気象観測所

あまり有名ではないそうですが、
2012年に五島列島に106隻の中国船団が現れ、水質汚染などで大問題になったことがあるそうですが、
約2000人を超える他国の船が目前に迫る怖さは計り知れません。

僕自身も母島の沖に200隻の船団が現れた時には、
急に攻められたら、どう家族を守れるか真剣に考えました。
とても怖かったです。

今回の沖ノ鳥島視察から、島に戻ってきたタイミングで、
中国が沖ノ鳥島北部の公海上にブイを設置したというニュースが飛び込んできました。

物騒な話ですが、なんとか平和的に解決してほしいと願います。
チベットやウイグルの事を考えると、かなりシビアな状況と思います。

2018年の記事の最後にも書きましたが、
本来誰のものでもない、地球の土地なのですが、
人は所有し、権利で古から争いが絶えません。

平和ボケだと言われますが、
お互いがそれなりに尊重していければいいのにと
個人的にはいつも思います。

今回、渋谷村長が森下前村長の写真を掲げていました。


■今回、沖ノ鳥島到着時には、おがさわら丸船上で村旗が揚げられました。

するすると揚がる様はなんかカッコ良かったです。

おがさわら丸村チャーターも示す旗です!


■そして、食料自給率の部分。
我が国は食料自給率は39%と言われています。

田んぼも減り、農家も減っていく中、
種子法、種苗法の廃止が進み、
かなりシビアになってきています。

そんな中、魚に関しては自給率60%を推移していて、
日本は海があることで食を維持できると言えるそうです。
そのためには排他的経済水域を維持するために、
沖ノ鳥島が重要となるのです。
手前が北小島、奥が東小島です。

ここではカツオやキハダマグロなどがよく釣れる海域なのだそうです。

今回の視察でも拝見できましたが、
気象観測所以外にも、
沖ノ鳥島に桟橋が作られてきていて、
より利用が活発に行われようとしています。

沖縄の尖閣諸島や島根県の竹島のようなケースもあるので、
しっかりと人が住み、営利活動も行うことが重要と言えるようです。


■今回の沖ノ鳥島視察会では、
沖ノ鳥島、南鳥島のVR体験や、パネル展示も行われました。

人生初のVR体験をここでしたのですが、
不思議なもんですね~
とても楽しく、すっかり沖ノ鳥島、南鳥島に行った気分になっちゃいました♪
ちなみにうちの副議長は、とっておきの南鳥島グッズに身を包んでおりました。

南鳥島に直接行った人だけがゲットできるレアものだそうです。
日本唯一の熱帯である沖ノ鳥島。
船が周遊の為に速度を落としたら、一気に暑くなりました。
妻は周遊を終えたら、おがさわら丸かき氷を堪能しておりました♪


このように、
沖ノ鳥島の国境離島としての重要な意味、
海洋資源としての可能性、
どちらも重要であることが再確認できました!

山田吉彦先生、関係者の皆さん、ご丁寧にどうもありがとうございました!!


女子トイレに珍客が!!

2024年07月10日 | 小笠原 野生動物
■先日、なかなかな島珍事件がありました(#^.^#)

まず住民から「ジャイアン、女子トイレにカメがいる!」となんか頭がバグる通報がありました(笑)。

駆けつけると、なるほど、
大きなメスのアオウミガメが女子トイレで動けなくなっています。

基本的にウミガメは前進あるのみ!なので、
こういった袋小路だと、文字通り手も足も出ません(笑)。

よくもまあ色んな障害を乗り越えて、
しかもちゃんと女子トイレに来たもんだと感心しながら、
このサイズはあまりに重く、
力も強く、危険で手に負えないので、
東京都の職員さんの助っ人を呼びました。
※ここは東京都の港湾施設なのです。

呼び出すワードは「力持ちを2~3人派遣してください!カメが女子トイレにハマってます!」でした(笑)。

完全にハマってます。
重さは200㎏くらいでしょうか。

■屈強な男性3人が応援に駆けつけてくれて、
早速レスキュー作業開始です。

ウミガメは特に力が強く、
腕が当たって、ヒトの方がケガする場合があるので要注意です。

ロープを持ってきて、前足両方に舫い結びでひっかけ、
男二人でロープで前進しないように引っ張る役、
男二人で甲羅を浮かし、
動かしながらバックさせる役で配置に付き、
想像よりはスムーズにトイレの外に動かせました。
屈強な男子の皆さん、ありがとうございます!!

もちろん、こんな時に撮る余裕はございません(笑)

片方の腕にロープをかけつつ、
左右のコントロールをしながら海に誘導します。

結構な段差も楽々と進みます。

正面の脇浜改造で作られたコンクリートの壁が、
カメを海に戻しにくい要因になっています。
※設計段階から反対していました。

過去に何度か亀のレスキューは経験があるので、
扱いはオーケーでした♪
この瞬間、仕事で姪島に行っていたカメプロの豪也に教わった技術が為になりました。感謝!

■ウミガメの短距離走の記録があるなら、
恐らく過去最高速で海に向かっています。

僕はここまで早く進むカメを見るのは、初めてでした(#^.^#)
よっぽど焦っていたのでしょう。

時々休みながら、大きなため息。

なんとか着水!!

海に入ってしまえばこっちのもの!
あっという間に海の中に消えていきました。
あ~良かった!!

ハマっている場所が日陰でなお良かったです。
陽の当たる箇所だと、そのまま死んでしまうケースもあるからです。

みんなで見送りながら、
いつか呼ばれるであろう竜宮城に
想いを馳せました。


都の職員の皆さん、知らせてくれた島民さん、
そしてカメさん、
ありがとうございました😊

↓インスタに動画もアップしました。

 




 
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初!沖ノ鳥島視察会に行って来ました!! (沖ノ鳥島視察会 前編)

2024年07月07日 | 沖ノ鳥島
■2泊3日、ずっとおがさわら丸の船上、しかも目指すは、
日本最南端・沖の鳥島。
その村始まって以来、初の視察会に参加してきました!
今でもその感動が胸の中に続いています。

沖ノ鳥島を西側から望む。建設途中の大きな桟橋が目立ちますね。

過去に西ノ島、硫黄島と経験はありましたが、
父島から約960㎞離れている沖ノ鳥島は前代未聞。

過去に
2013年10月の初企画のツアーは台風の影響で中止。
2014年4月のツアーは同年の3月に発生した事故の影響で中止。
2018年6月の返還50周年のツアーも台風で中止
その後、企画されようとするも、国際情勢的に中止判断、
今回、満を持しての5回目の開催でした。

今回の沖ノ鳥島ツアーは2泊3日すべてベタ凪という奇跡のコンディション!
雨にも当たらず、ずっと晴天で、南十字星など素晴らしい星空も堪能できました☆


ほぼ9割5分以上が島民という楽しい中、みんなで見に行って来ました!

■沖ノ鳥島は小笠原群島から一番離れた日本最南端の島。
大潮の満潮時に16センチ沈まない部分があるので、島として国際社会に認められています。
東京都は日本の排他的経済水域(EEZ)の4割を有していますが、
小笠原村はなんと日本の3割の排他的経済水域を持っていることになります。

島は小さいけど、エリアは広い小笠原。
国境離島としても、レアアースなどの海洋資源という意味でも、
とても意味のある沖ノ鳥島なのだそうです♪

手前が北小島、奥が東小島です。

今回も東海大海洋学部教授である山田吉彦先生に、
「沖ノ鳥島の重要性と活用法」という講演を船内で開催してもらい、
大変勉強になりました♪

山田先生も過去4回、沖ノ鳥島に来ているそうですが、
こんなに海況が良いのは初めてだそうです♡


■海鳥は、
珍しいアオツラカツオドリ、
亜種シロガシラカツオドリ、
アカアシカツオドリの白尾褐色型など、
なかなか普段見ることができない種類の海鳥にも出逢えました☆


鯨類は
マダライルカ、
アカボウクジラ、
マッコウクジラなどでした☆


参加した皆さんが口々に
「凄い楽しかった!~」
「最高!超贅沢~!!」
と嬉しそうに称え合っていて、
とても素晴らしい初視察となりました♪


よく考えると、9割5分以上は小笠原島民で、
高いお金を払って2泊3日ずっと船上で、
まだ誰も一般で行ったことのない沖ノ鳥島に向かうなんて、
あまりに不思議な160人の最高の参加者の皆さんと視察に行けて、
本当に良かったです!!


関係者の皆さん、
準備運営の皆さん、
船員の皆さん、
参加者の皆さん、
2泊3日の間、本当に気持ちよく、楽しく視察することができました!
どうもありがとうございました!!




■ここからは少し、日程順にまとめていきたいと思います。


●7月4日
まず母島島民はチャーター便で朝8時半の便で父島に来ます。
そして、おがさわら丸が東京から11時に入港。
※僕はおが丸で到着でした(#^.^#)


そして、14時に父島船客待合所に集合し、受付と確認。
村長が開会の挨拶を行いました。
参加者のみんなもドキドキのひと時です☆

15時半に沖ノ鳥島に向けて父島を出港します。
コンテナだらけの珍しい二見港を後にします。


言葉にならないほどの圧倒的な油凪!!


美しい船上での夕日を、9割を越える島民だらけの中で眺めます(^^♪


1日目の夜に予定されていた、星空観察会は曇りの為に中止となりました。
夜は船内は大宴会になっていました(笑)



●7月5日
朝5時半頃、雲が多かったですが、美しい虹を迎えます。

朝日も綺麗でした♪

そこから洋上で色んな海鳥を見ながら過ごします。


海鳥ガイドの中村咲子さんや、
OWAの辻井さんが左舷と右舷に分かれて、
参加者に色々教えてくれていました。


9時~、10時15分~
東海大学海洋学部教授の山田吉彦先生による講演会
「沖ノ鳥島の重要性と活用法」

これがまた面白い!
内容については次回にアップしますね。

お昼を食べると遠くに沖ノ鳥島の建造物が見えてきます!!
あれが沖ノ鳥島かぁ!!

なんとこの瞬間、ハロ現象も発生していました♪

動画も作りましたよ~
ぜひ!

13時50分
沖ノ鳥島に到着!!

2回周遊しました。


珍しいアオツラカツオドリも登場!



15時
沖ノ鳥島を後にします。
想像以上に間近に見れて、みんな大満足♡


海鳥や、離れ行く沖ノ鳥島を眺めて、いざ北東へ。


18時40分
またまた美しい夕日をみんなで眺めます。


20時
満点の星天の中、星空観察会実施
南十字星を確認できて、大満足♪
※写真提供頂きました!Kさん、ありがとうございます☆
 これスマホで撮った写真です(#^.^#)




●7月6日
4時50分
なんとグリーンフラッシュする朝日が待っているというサプライズ。
※僕はその瞬間、外にいたのに、見事に見逃しています(笑)

叫びだしたくなるほどの油凪の中、
朝から海鳥のオンパレード!
※海鳥は後編にアップします☆

8時
北硫黄島がしっかりと見える


10時
鯨類をOWAの辻井さん、
海鳥類を海鳥ガイドの中村咲子さんが報告会を実施




11時
母島を確認しながらの航海


13時
父島二見港到着

16時半
ははじま丸チャーター便が父島を出港

18時
最高のサンセットクルーズでした!!

これは母島からの参加ならではのギフト!


18時半
母島沖港到着

1日2往復という過酷な運航をして頂き、感謝!
みんなで父島に戻るははじま丸を見送りました!


これでざっくりと総括的にまとめてみました。
この後は内容編の中編、海鳥などの後編に続きます☆