無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、自給自足Life。~持続可能で豊かで自然な暮らしの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然農法見学会(その2) (公財)自然農法国際研究開発センターの見学会

2016-08-26 05:54:54 | 自然菜園スクール
本日、のちの予報。

一昨日までの台風大丈夫でしたか。
うちは長野県なので山に囲まれているので、まず台風が直撃しないので、全く雨が降らない(隣町は豪雨だったようです)

昨日は、雑誌「田舎暮らしの本」(宝島社)さんの取材でした。
現在3年目の連載中で、最初の2年の連載を編集して拙著『自給自足の自然菜園12か月』が生まれ、
現在新連載中で、各野菜6ページという破格の扱いで、詳細にわたって各野菜を解説中です。

昨日も変な天気で、1日予報が外れ、午前中その後、夜間にが局部的に降ったようです。

昨晩の雨もそうですが、本当に局部的な雨なので、ちょっと車を走らせば全く降っていないといった感じです。
うちだけではなく、生徒さんの話を聞いていると、雨が降っている場所と長期間降っていない場所の差が大きな年だといえます。


さて、先週の自然農法見学会の午後のご報告です。

午前中の中川原さんの見学会後、私が最後に研修させていただき現在も何かとお世話になっている(公財)自然農法国際研究開発センターに生徒さんと一緒に行ってきました。




午後は日中とても暑いこともあって、水稲チームの三木さん稲作講義から始まりました。

三木さんは若いのですが、有機稲作の研究者として造詣が深く、各地の自然農法の田んぼの調査、研究にかかわり、
現在私が稲作のことでわからないことを教えていただいている先生でもあります。

毎日のように食べるお米のことなのに、以外とお米のことを知らず、無農薬栽培の稲作に関してはかなり研究も進み多くのことがわかってきています。

講義の中でも、同じく米ぬか、深水といった無農薬稲作の抑草技術の事例も紹介してくださいました。

同じような田んぼで、米ぬか、深水を行っても、効果が全く出ない、むしろ草が増えたりする田んぼもあれば、
米ぬか除草をしなくても草が生えず、そこに米ぬかを播くことでほとんど草を抑えてしまったりと、
ただ単に、除草剤のように撒けば、効果が出ないこと。効果が良く出るようにすることができるなどわかりやすくいろいろ教えていただきました。




実際に2種類の稲株を例に


分解しながら、稲の生育の状態を観察し、


この稲がどのように歩んできたのか、どうなるだろうかを学びました。


講座の後は、車で移動し実際に田んぼで稲を学びました。




自然農法で育てられた田んぼはイネが精悍かつ美しく細かいことはわからなくても、稲が元気に育ったことを感じさせてくれました。

無農薬でもここまで、むしろ自然農法だからこそ、こんなに元気に育っているのだなーと思いました。


この30アールの田んぼの一部は、全く無除草の部分があります。その写真です。

無除草区にもかかわらず、余りに草が生えていないことにみんなびっくりしていました。

田植えまでの圃場管理、そして健全な苗、そして栽培の3本柱があり、稲が自然に元気に育つ環境になっているからこそ、草が生えず、稲が完全に草を抑えてしまっている証拠だと思いました。


講義と実際の圃場見学を通じて、一人ひとりいろいろ学び感じたようです。


午後の見学会は、自然農法の種子の育種・育成現場に移動し、育種チームの巴さんにいろいろ教えていただきました。


自然農法の種子」カタログで販売されている品種はもっぱらこの圃場で育種・育成されております。

写真は、「自然農法の種子」でもっとも売れている「筑摩野五寸ニンジン」が育成中です。

1mの草生帯と1mの畝は中川原さんがはじめたもので、現在もこの圃場でも健在です。

ところが、現在の中川原さんの圃場とは異なり、実は今のやり方になる前のやり方が継続されています。


1mの畝に現在マメ科の「緑肥カウピー」が育っています。

この圃場では、夏野菜→小麦→緑肥カウピー→秋野菜→夏野菜といった感じで、
2つの畝を交互に輪作していく形を取っております。

こうすることで、持続可能に、無肥料栽培で良い種を育てることができます。


エルロック」という結球レタスの採種の様子です。

結球レタスなので、結球したままでは塔立つことができないので、一度結球を割ってあげ、雨よけをします。
そこまでして初めて自家採種できる品種ですね。


トマトも新しい品種の育成と開発を行っており、従来の品種も改良をしていました。


実際に目の前の野菜の品種育成の狙いと研究過程を見せていただき、いろいろな質疑応答が行われました。


例えば、現在育成しなおしている(近年中に再配布される)小布施丸ナスについてでは、


育成前の市販の小布施丸ナス


育成した後の自然農法の小布施丸ナス

といった感じで、数年かけて選抜し自家採種することで、より無農薬で、草が生えていて、無肥料でも育つ品種に改良された感じです。

自家採種は、単に種採りをしていても良くなるとは限りません。
種にとって少し厳しい環境で育て、その中で良く育ったものを選び、数年かけて鍛えていくことで本領を発揮します。



最後に、現在育成改良中のキュウリも含む、4種類のキュウリの食べ比べを行いました。

キュウリはどれも同じような味だと思ったら大間違いで、実際には、品種固有の触感、味わいなどがあり、色も微妙に違います。

もちろん、氏より育ちで育て方や野菜の健康状態、天候などによってもかなり味わいは変化するのも大切なことです。

自然農法センターの品種は、ホームページやFAX、メールなどから購入可能です。

詳しい自家採種の仕方は、最近発売された『これならできる! 自家採種コツのコツ』(農文協)にこれでもかというくらい具体的な写真と共に公開されています。

今回の見学会もとてもよい勉強会になりました。
生徒さんには、いろいろな自然農法を知ってほしかったですし、今回紹介してくださった職員さん、元職員さんの人柄や研究を垣間見ていただきたかったです。

そして、最終的には、自分にとって、風土にとって、野菜にとって自然な菜園に役立てていただけたらと思います。

2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

次回は、9/7(水)です。
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自然農法見学会(その1 中川原敏雄さんの圃場見学)

2016-08-24 18:41:57 | 自然菜園スクール
本日、


先週、自然菜園スクールで自然農法の見学会を行いました。

午前中は、(公財)自然農法国際研究開発センターの元職員で、私のタネの師匠でもある中川原敏雄さんの圃場見学をさせていただきました。
中川原さんは『自家採種入門』(農文協)の著者でもあり、現在は採種農家兼、育種農家としてご活躍中です。


中川原さんの圃場は、常に進化しており、現在は、1mの畝に対して、両側に1mオーチャードの草生帯(通路全面に緑肥を育てている)のが特徴です。

草生帯には多年草のオーチャード(緑肥作物=牧草)が生えているので適度に刈ってあげることで、一年草の草が生えにくいものです。
畝の方は、裸地にすることで、1年草の草が生え、1年草の野菜が育つといった環境です。

近年は草生帯の草を畝には敷かず、その草生帯と畝の間に溝を掘り、その溝に、刈った草を敷き詰めるやり方に変化しております。

その溝にたまった刈った草は、ミミズのエサになり、草生帯と野菜を共に育むオアシス的な存在になっております。

刈った草を野菜の株元に敷くと、モグラやネズミの被害が拡大したり、根が浅くなってしまったりしたことから、どうやったら野菜の根を深く張らせ、野菜が自然に育つようになるか追求した結果ともいえます。

ちなみに、溝にたまって堆肥化(ミミズのフン土化)したものを1年に一回掘り上げ、畝に盛り上げます。
毎年溝を一掃し、新たに溝を掘り直すことで、草生帯の侵入も防ぐことができそうです。

また、畝の表土を使って育苗するするのも特徴です。




ピーマンも元気に育っています。

今年は、雨が余りに少なく大変なようです。

一見1本のピーマンに見えまが、実は数本が生えています。

というのも中川原さんの畑では、野菜の栽培でもあり、育種でもあるのが特徴だからです。
つまり、一つの実そのもの、もしくは同じ実から採った種を10粒ほど一か所から発芽させ、家族(コロニー)で育てながら、
その中で育つものから育ちも味も良いものを選抜しながら自家採種していくやり方だからです。

現在は、野菜の生産、種子の生産、育種はそれぞれの専門家によって行われているのが一般的です。

ところが、中川原さんの畑では、この3つが共存しているのが特徴です。


普段、うちの教室で草マルチをしている生徒さんや自然農や自然農法をいろいろ勉強している生徒さんは興味深々で、どんどん質問が出てきます。


それに、ピーマンの株元からキュウリやトマトが出ているからです。

なぜなら、去年のキュウリの残渣が溝に入れてあるので、溝から自然にキュウリなどが出てきています。

そんなキュウリも長い目で見れば、新しい品種の可能性を秘めているので、大切に野放しにされています。


カボチャと草生帯のオーチャードも相性が良いようで、オーチャードの上をカボチャのツルが登っていきます。

空いた所にはエダマメも育てていました。


その他にも、キュウリの種子生産も行っており、2本仕立てで平均5果の採種果がたわわに実っておりました。




スイカを食べて自家採種しながら、木陰で質問タイムをはさみ、




中川原さんの栽培の特徴でもある、立長鎌の実演もみせていただきました。


鎌は、荒砥石と中砥石などで研ぎながら刈っていきます。


立長鎌の場合、草払い機のようにビニールハウスなどの際もお手の物です。

この立長鎌は中川原さんのオリジナルで、地元の古間の鎌をベースに特注で打ってもらっています。

中川原さんは、健康と栽培の両立のために、この鎌でどんどん草を刈っていきます。

今回の中川原さんの圃場見学は、生徒さんにとても強烈に印象に残ったようです。
中川原さんの取り組みは、奥が深く自然に謙虚で、常に進化しております。

私も、見学会を通じて、師匠のひたむきな姿と飽くなき追求心に改めてインスパイヤーされました。


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
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次回は、9/7(水)です。
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夏野菜の収穫と夏休み

2016-08-15 08:29:14 | 自然菜園
本日、のちの予報。

久々の投稿です。
ここしばらく、全く雨がないのに、野菜は文句も言わず、どんどん実をつけてくれています。
今年は、お盆に入り35℃を超える日がなく、朝夕若干例年よりも涼しい気はしますが、今日の予報は当たってほしいものです。

夕立などまとまった雨が欲しいところですね。


トウモロコシも食べごろをむかえ、ハクビシンなどの被害もなく順調です。

固定種のスイートコーンは珍しいのですが、写真のトウモロコシは、自然農法の種子の「モチットコーン」です。


トウモロコシの枝には後播きした「穂高インゲン」が実ってきました。


トウモロコシの株元には、混植した「バターナッツ」カボチャがゴロゴロ成っていました。

古代からこのトウモロコシ、カボチャ、インゲンたちはコンパニオンプランツとして相性がよいので一緒に育てられてきました。


「ピンク中玉」も2本仕立てで元気です。


この大玉トマトは「昔大玉」と呼んでいるオリジナル品種で、味が良く、育てやすいです。

無農薬・家庭菜園で育てやすく、美味しい品種を育成、維持したいな~と思っております。




長野市では八町キュウリは「善光寺」キュウリとして、昔から生食されており、育てられておりました。

暑くなりがちな盆地でも育つ、品湯で、今年で6年目の自家採種です。
少しずつ無農薬で肥料に頼らずに、米ぬかと草マルチでも良く育つ系統になってきました。


夏のキャベツ畑では、春のレタスの花が咲き終わりタネを結んでおります。




今年は雨が降らないので、乾燥に強いマクワウリ「ニューメロン」が豊作で、ゴロゴロ成っております。


カボチャたちも、葉やツルにうまく隠れて、日に日に充実していきます。


自然菜園3年目の今年は、多くの夏野菜にシンクイムシが入り、枝を折られてしまいましたが、青ナス「在来青ナス」


「バナナピーマン」


「カリフォルニアワンダー」たちは、どんどん脇から芽を出し、けなげに実をつけております。




雨が少なく暑い中、「真黒長ナス」もたくさん実をつけてくれます。


5月後半の干ばつと、6月の高温障害で生育が遅れている「大野芋」サトイモも「大ショウガ」たちと少しずつ大きくなってきております。

正直、夏野菜の多くは、初秋~秋にかけて最高に美味しくなるので、
お盆の時期は、夏野菜にとって暑すぎて、雨も少ないので、1週間~10日ほど実を成らせない夏休みの期間を設けて、秋に備えます。

今日の午後の雨の予報当たってほしい限りです。
雨が降ったら、秋野菜ハクサイ、キャベツを植えていきます。

2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
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稲の出穂とエダマメ収穫

2016-08-01 21:36:30 | 日々の自然菜園
本日、のち

今日も暑かったですね~。
曇りの予報だったので、朝5時半から畦草刈りと草マルチ仕上げをもくろんではじめたものの、予報がはずれ晴天

さすがに、晴天で草刈りは色々な意味で危険なので、中止し、その他のPC仕事などしておりました。


我が家の田んぼもいよい出穂です。

田んぼの50~60%の穂が出た時を、出穂樹といいます。

例年よりも10日早い田植えで、5日早い出穂です。
今年は暑いこともあり、どこも出穂が5日ほど早いようです。




稲は、この出穂の時期がとても大切で、この時期を基準にし、田植え、除草、水管理を行います。

またこの時期は、寒さに最も弱いので、冷害やいもち病など気になりますし、
あまり暑すぎたりするのも困りものです。

今日はとても暑かったので、日中田んぼの水をかけ流し水の流れを起こしました。

これから、開花結実なので、開花の最適温度30~35℃と晴れ間を期待しつつ、育った穂に充分にデンプンを貯めてほしいものです。

この後、30日間水を切らさないようににし、良質なお米を育みます。





エダマメも極早生のものから徐々に収穫が始まっています。

エダマメの最適収穫期は3日ほどととても短く、品種によっても採り時が微妙に違うので、何回かに分けて収穫し、ベストでたくさん食べれるように調整します。

これからは、夏野菜の本格的な実り、それに伴いタネ採り用の採種果の選抜。
秋の種まき、定植準備とまた忙しくなっていきます。

今日の夕立は、雷を伴う大雨で、今も降っております。

「雷」は、田んぼの上の雨。同じく「稲妻」は稲の妻。
自然の放電は、雨の中のミネラルやチッソ含有量をアップさせてくれます。

つまり、雷の多い年は豊作になるといったわけです。

稲だけでなく、畑にも実りの雨なので、感謝しております。


明後日、8/3(水)は城山公民館夜間教室開催日です。
2016年内容充実で、
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クボタeプロジェクト『地球小屋2016』 ナウ~

2016-07-26 18:44:59 | 出張菜園教室
本日、


現在、長野県池田町にあるカミツレの里 八寿恵荘に来ております。
実は、現在クボタeプロジェクト『地球小屋2016』開催中で、3泊4日の農業ワークショップの講師として参加させていただいております。

クボタeプロジェクト『地球小屋2016』とは、2007年より毎年開催している小学生向けサマーキャンプ型環境授業。
今年も長野県を会場に、小学校5~6年生を対象とした農業学習型キャンプを開催します。
実際に土に触れながら過ごす3泊4日の体験型プログラムを通して、農業を楽しく学ぶとともに、こども達が未来に向かうチカラを育む機会となることをめざします。




今日は2日目。

朝のモーニングプログラムでは、森の散策で、ツリーハウスの近くで、クルミ拾いや、草遊びをしました。








ランチは、精米したてのお米を愛農かまどで自炊して、お結びを作って食べました。




午後は、雨の合間を見計らって、地元の有機農家の矢口一成さん(左から2番目)の田んぼの見学会。




一回も除草に入っていないという見事な稲をみんなで調査しました。

多いもので44本にも分けつしていたり、1つの穂には200粒ものサヤがもう出来ていたり、元気な無農薬の稲に触れ、カエルと遊びました。

無農薬で、無除草で、美味しく、多収入で、良心的な価格のお米の秘密を垣間見ました。

今日はお米がご飯に変わるまでの調理過程や、そのお米が育った田んぼを1日を通して体験学習しました。
明日は、菜園の野菜を収穫し、調理し、カレーにして食べたり、クボタさんの農業機械の体験試乗会など盛りだくさんです。

綿密な打ち合わせと天気による臨機応変な対応と協力体制。大きなプロジェクトを体験できて勉強になります。
あと2日間。がんばりたいと思います。


2016年内容充実で、
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ダイコン、カブなどのタネ採りやイチゴの育苗【自然育苗タネ採りコース7月】 

2016-07-24 22:31:19 | 自然菜園スクール
本日、

現在、長野県池田町の「BIO HOTEL®認証の宿カミツレ荘に来ております。
今日から全国の小5~6年生対象の農業キャンプ「クボタ地球小屋(Terra-Koya)」の講師として出張に来ております。
昨晩の打ち合わせから5日間、全国の農業キッツと膝と膝を突き合わせてのワークキャンプ。
去年は、予想以上のハイパー農業キッツにたじたじでしたが、今年はどんな出会いと学びがあるでしょうか?


昨日の午後は、自然菜園スクール長野校で自然育苗タネ採りコース7月を行いました。


前回までの5回の育苗を復習しながら、今後の自家採種について少しずつひも解いていきました。


これは、みやま小カブの自家採種の様子です。

去年の秋に播いたカブを秋に収穫して、植え直して、春に花が咲いたものを隔離してタネになるまで生らしておき、収穫し乾燥させたものです。


サヤを叩き、


足で踏んだり、


手でもんで、サヤの中からタネに出てきてもらいます。


その後、サヤとタネにある程度フルイで分けてから、




箕と吐く息で、サヤを飛ばしタネだけにします。


タネが落ちないくらい細かい2mmのメッシュでフルイ仕上げます。


ゴミや虫の死骸など手で取り除いた後、袋に詰めていきます。




ダイコンはカブやコマツナ類よりもサヤが固く、タネも立派なので、


ブルシートなどで包み、土の上で踏んで脱穀します。






割れたサヤは、手持ちのフルイでは息で飛ばせきれなかったので、唐箕を使い、手で風を起こしサヤのかすを飛ばし、タネだけにします。

サヤは、まだ種が入っているものがありますので、こぼれダネとしてよく出てくるので、出てもよい畝の上に草マルチの上に捨てます。

そうすると、秋や翌年に播いていないのにダイコンやカブがどんどん出てくれます。






参加者の皆さんにも、ターサイ、冬菜、のらぼう菜、ダイコンなど実際にやってもらいながら学んでもらいます。


レタスのタネ採りもやってみました。



お茶をいただいた後は、ハクサイなど秋の育苗を春の復習も兼ねて行いました。

育苗土の水分量の調整は、実際にやってみるとコツがいるのがわかります。


セルトレイに実際に播いてみて、体験すると頭だけでなく、身につくと思います。

観ているのとやって観るのでは雲泥の差です。

みんなで播いたセルトレーに、発芽までに必要な水分をたっぷりあげ、3日間新聞をかけて発芽を待ちます。





次にイチゴの苗取りを行いました。

あらかじめプランターに移植しておいた親株からランナーで小苗が垂れ下がっているので、それを切って、ポットに浅く差し込んで発根させます。

家庭菜園の人気の野菜、イチゴを無農薬で長期間楽しむにはまだまだ工夫の余地がありそうです。






差し込んだのち、たっぷり水をやり、黒い不織布をかけてあげて、発根を促します。

秋野菜の育苗は、真夏に行います。そのため春に比べると高温乾燥と虫害に注意が入ります。

残り2回の自然育苗タネ採りコース

で、タマネギの育苗、育苗土づくりなど一緒にやりながら行っていければと思います。

次回は、8/28
自然育苗講座⑦
   タマネギ&ネギの種まき、夏野菜の自家採種(トマト、キュウリなど)などの内容です。

2016年内容充実で、
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自然菜園見学会7月(午前の部)【自然菜園スクール】

2016-07-22 06:30:26 | 自然菜園スクール
本日、のち

まだ梅雨明け宣言はありませんが、今週に入り状況からいうと実質的に梅雨明けしたような天気が続いていおります。
梅雨上げと同時に、草マルチの完成だったり、季節が一変するので、野菜やお米たちも違った顔になるので、先手先手でお世話に入ります。




3連休の最終日、今年2回目の自然菜園見学会を行いました。
今回は、30名という今までにない参加人数でしたので、多義にわたり皆様のご協力が合ってはじめてできた見学会ともいえます。

私も若い頃、師匠や諸先輩方の田畑の見学会に足しげく通ったものです。
見学会=自然観察を学び、自然と出会い場なので、「一見は百閒に如かず」とはよく言ったもので、観ることでわかること、また目が養われ観れるものも増えてきて、野菜がより見えるようになってきます。


アスパラの説明をしているところです。

見学会では、通常の自然菜園スクールで扱えない野菜や、今研究中の取り組みなどもご紹介しました。




筆問が合った場所では止まって解説し、各自の感覚で観てもらいました。

自然観察には、五感を使います。
感じ方はそれぞれですし、足の裏の感覚、花と草の臭い、野菜の色彩、葉を触った時のざらつき、など普段何気なく感じていることが、違う菜園では同じ野菜が違った表情をしているので、改めて野菜を感じることができます。


キャベツはこの時期、暑すぎるので、周囲の草を刈らないようにしたりと、臨機応変しているのも見学会ならではの学びです。




午後には「自給稲作勉強会」の稲の見学会があるので、稲の話ではなく、自給的な観点から田んぼがある畑のお話をさせていただきました。

現代人が、1人お米を自給しようとすると、1a(アール)=100㎡=30坪あれば、40~55㎏のお米が収穫できるので、十分です。
そこで、3人家族の場合、3~4a田んぼがあれば、十分ということです。

今回見ていただいた田んぼが、ちょうど4aあります。
うちでは、毎年籾米5俵弱 玄米で4俵収穫できております。
玄米で、10aあたり10俵の収量なので、600㎏位収穫できております。

ちなみに1俵は60㎏になります。

白米でいえば215㎏になるので、毎月18㎏の白米を自給しているという計算です。

正直、無農薬の自給用の田んぼでは、狭い面積をしっかり手入れした方が収穫量も味もよくなるので、収量が減る年もあるでの、必要量+1aが妥当です。


田んぼの隣では、元々田んぼだったのですが、菜園をおこなっており、
田んぼの畦では、丹波黒豆、サトイモ、ショウガ、水ナス、セロリ、赤シソ、クウシンサイなどお水が大好きな野菜たちが育っております。


田んぼから離れると乾燥が好きな野菜になっております。


一番離れた南側にサツマイモ専用区があります。


この畑では、写真のヤマブドウなどをはじめ無農薬果樹の研究に着手し始めました。

体系化に5~10年位はかかりそうですが、全く野菜栽培もわからなかった20年前に比べればイメージだけでもできているので何とかなりそうだと思っております。




最後に今年はじめて自然菜園にした元田んぼの菜園があります。

とても痩せているので、エダマメ、ラッカセイ、ツルなしインゲンなどマメ科と混植し、米ぬかと油かすを混ぜたものを補いながらなんとか野菜も菜園も育ってきております。


最後に鶏小屋を見てもらい、
食べ物が無駄にならず、鶏のエサになる仕組み、フンは踏み込み温床、堆肥など発酵に使え循環しております。




ランチは、菜園の野菜やお米をメインに使い、ビッフェスタイルで行いました。

五感で自然観察してもらう最後は、味覚で味わってもらいました。

私も師匠たち同様自然観察が最も大切だと痛感しておりますが、自然観察を深めることはなかなか困難です。
というのは、自然に育った時、もっともよい姿の野菜がなかなかお目にかかれないからです。

野菜たちは、その場その場に合わせて育ちますが、自然に育つ理想的な姿であるかは別です。

自然に適った姿を観ておけば、そこを目指していけば、最低限のお世話で、素直に自然に育ってくれるので、とても楽しく、楽できます。

今回の見学会で私も多く学ばせていただきました。
次回は、今年最後の見学会、9/22(木・祝)です。

今回やってみてわかったのですが、30名が限界なので、30名先着で行いたいと思います。

自然菜園の9月の見学会のお知らせ


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
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根をイメージしてみる【自然菜園スクール・実践コース】

2016-07-18 05:14:06 | 自然菜園スクール
本日、の予報。

昨日は、自然菜園スクール(旧:Azumino自給農スクール)の自然菜園実践コースの開催日でした。
午前中、ぱらっとが降りましたが、垣間見る晴れ間は既に夏の陽気。
梅雨ももう終わりのようです。


昨日の講座の内容をちょっとご紹介していこうと思います。

今まで、田んぼのご質問が多く、実際に今年仲間内の無農薬の田んぼを自然観察していたので、ついついブログが菜園ネタから田んぼネタが続きました。(笑)
個人的には、田畑の区別はなく、違いを活かしてその風土に一番合った形で育てたいものを自然に育つようにお世話させていただいております。

自然菜園・実践コースは受講生がとてもレベルが高く、拙著を読んで勉強していたり、実際にいろいろ勉強して実践している方が多くご質問も鋭く、
こちらも襟を正して真摯に向き合うからこそ、そこから自然と生まれる学びが深く生徒さん以上に勉強になっております。

この写真は、食用ホウズキの根本を撮った写真です。
2週間位前に畝全体に刈って敷いた草マルチで一度全部の草を抑えたはずが、株元の一部草が再生し、生え始めております。

その生え方が、まるで地上部の葉の展開のように、株元の一部が草が生えていないエリアがあります。

地上部の陰にもなっていそうな場所は草の再生が遅れております。
実際に土を反転させたわけではなりませんが、想像するに、食用ホウズキの根が張ってしまっているだろうエリアは、食用ホウズキの根と地上部の葉の陰にもなっていることもあり、草が野菜によって抑えられております。

今日のブログの表題にもあるように、野菜の根の張り方やその強さなどが垣間見れる瞬間かと思います。

修行時代、自然農法の師匠たちは、自然観察についてことあるごとに諭してくれました。
最初は自然観察が重要なのはわかっても、その方法やその観る目が育っておらず、何の事だかわかりませんでした。
失敗を繰り返しそこから学び、野菜の現状を地上部だけでなく、根をイメージしながらお世話することができるようになってきました。

そのため、自然観察のヒントになればと腐心してきました。
その研究のまとめが『これならできる!自然菜園』(農文協)をはじめ各拙著であり、つまるところ「根をイメージして、草を刈って敷きながら育てる」自然菜園のスタイルが浮かび上がってきました。






たとえば、狭くなりがちな家庭菜園ではカボチャのツルですが、畝からどんどんどこかに張っていってしまい、困ってしまうものです。
そこで、大概は、ツルが邪魔だと切ってしまう場合や、とりあえずはがして移動させるといった対応が通常かと思います。


ツルを無理やり移動させた結果、カボチャがぐったりして、実つきが悪くなってしまったことはありませんか?

しかし自然観察を重ねた結果、カボチャからすると一番いい場所にツルを伸ばし、ツルで草を抑え、ツルで根を遮光し、保湿し、実も焼けないように隠している努力の結果そのものです。

そこで、ツルを動かす場合も最小限のダメージと最適なお世話で対応したいものです。
例えば、実をつけ始めるまでに限定し、移動する際は、元々ツルが張っていた場所には根があるだろうから、どかしてしまうツルの代わりに、草マルチを厚くしいておいてから、
移動先にも根が張りやすく、実をつけやすいように、しっかり草マルチをして曇りの日に移動させると、機嫌を損ねず実を育んでくれるように思います。


そんな感じで、野菜がどうしてほしいかという視点で、野菜を観察し、最適な判断でお世話することが、師匠たちが「自然観察」を重要視し、伝えたかったことだと思います。


そんなことを僕も僕なりにお伝えしたくて、昨日は、梅雨時期のお世話の方法を自然観察をみんなでしながら行いました。

例えば、目の前のトウガラシは、どうしたら元気になってくれるかやってみました。


まずは、この時期の育ち盛りの樹に対して、ついてる実の負担が大きいように思えたので、ついている実をすべて収穫し、大きくなりすぎてしまった一番果の位置より下の脇芽をハサミで切り落として、
樹の生育がバランス良くなるようにした後に、


株元に再生している草をまず地際から刈り、草マルチし、


今後の生育と来年の土づくりを考えて、一握りの米ぬかを補いました。

もし、昨日が梅雨明け直後だと想定して、さらに




小麦を脱穀した際の小麦ワラを最終草マルチの上からマルチしました。

こうすることで、35℃にも達する本格的な高温乾燥の真夏に備えたと同時に、根もとの微生物や土壌生物など土の生き物たちが快適に過ごせ、結果として来年以降不耕起栽培に切り替える準備を行いました。

つまり、今後のことを考えて、周囲にあるものを活かして、今だから出来るお世話をしてみました。

少々やり過ぎなお世話ですが、来年以降のことも考えるとこれくらいしておいた方が、地域風土と通える頻度を加味すると無難だと判断したからです。




サツマイモもツルが伸びてきたので、一度目のツルがえしを行いました。

ツルを返すことで、より充実したサツマイモ(根)に育ってもらうためです。


もしワラがあれば、畝や、通路もワラマルチすると一層、サツマイモは喜び、週一のお世話でも、余裕ができます。

家庭菜園・自給菜園ではプロのように、通える頻度や畑に行けるタイミングが野菜の生育時期とずれやすく、野菜のお世話がタイミングよくできるとは限らないので、
後手後手で【草刈りだけで終わってしまうような感じで】大変にならないようにちょっと前倒しで、伏線を期すことができるとベターです。

自然は厳しく、放任すれば、大自然に戻り、草畑(草原)になり、菜園から離れていってしまいます。

この梅雨の時期に、舵をどちらのベクトルに切るかが決まってしまいがちです。

自然に育てたいからこそ、野菜が自然に育つような自然な形で、お世話ができたらいいなーと思います。

今日は、今年2回目の自然菜園見学会。
緊張して2時半から起きてしまったので、みんなが来るころには、どうなっていることでしょう。
せっかく足を運んで来てくれる方々が、学べる場に、喜びの場になるようにできたらいいなーと思います。


自然菜園の7月の見学会のお知らせ


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
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中干しとは? 自給稲作における中干し前後の水やり

2016-07-11 19:25:13 | 自然菜園
本日、

久々にゆっくり自分の田畑を眺めました。
というのは、先週は祖母が他界し、週末は研修のため出張しており、久々の自宅だったからです。

先週から、地域の田んぼは本格的な中干しの時期に入り、生徒さんからも中干し後の水管理に関してご質問をいただくことが多くなりましたので、私見ですが、以下を参考にしてみてください。


通常、この梅雨の時期に、全国的に稲作では「中干し」と呼ばれる灌水中止、強制排水、田んぼを乾かすのが一般的です。

中干しの目的と効果は、

水を切ることにより生育を抑え、茎数過多を防ぎます。
※特に化学肥料栽培の場合、過剰分けつ、過繁茂しすぎる茎を中干しで調整します。
無化学肥料の田んぼでは、過剰分けつは行われないので、むやみな中干しは、有効な分けつを強制的に止めてしまいがちです。

土の中に酸素を供給し、還元状態で生成される有害成分(二価鉄、硫化水素、有機酸)を除去して、根を活性化させます。
無農薬の田んぼでは、ガス抜きや有機物の分解を促進させ、根が地中深く張れるようになります。

機械作業に適した土の固さを確保します。この時期に一度しっかり干すことで、収穫直前の落水でも容易に田が硬くなり、機械作業がスムーズに行えます。
※特に、水はけが悪い田んぼや、大型機械のコンバインなどで収穫する場合は、中干しをしっかりする傾向があります。
そのため、地域によっては、田んぼの水が水路の元で止めてしまう場合もあります。


具体的には、田んぼによっては、排水が悪く溝を切って強制的に排水を2週間ほど行い田んぼがひび割れるほど乾かします。


ヒビが入るほどに田んぼを乾かした中干し後は、水をただ入れて溜めてはいけません。
というのは、中干しで乾燥させた根を再びすぐに深水に戻すと根ぐされしやすく、下葉が枯れやすくなるからです。
けれども、穂が出る最も稲が水分を欲する時期には水をたっぷり張っておきたいという矛盾が生じます。

そこで、中干し後は水を徐々に入れては自然落水させながら徐々に根を水に慣らし、穂が出る時期は溜めておいて、また稲刈りに合わせて落水するといった流れです。
専門用語を使えば、「中干し後から落水前までは間断潅水を基本とするが,幼穂形成期~出穂までの期間だけ深水管理とする。」ということです。


つまり、中干しの効果はとてもあるのですが、同時にその前後の水管理などがとても難しくなるので、両刃の剣の技術ともいえます。

というのは、中干し前後で稲の根が変わってしまうからです。

中干し前の田んぼは水がたまっているので、水の中でも生きていけるような特別な還元状態で生成される有害成分(二価鉄、硫化水素、有機酸)をまとった「水根」状態といえます。

ところが、田んぼを一度乾燥させてしまうとその状態がなくなり、適度に酸素があり、適度に水がある「畑根」状態になります。
この「畑根」では、水の中では酸欠状態になり、根ぐされを起してしまいます。

そこで、その為、水を入れたり、抜いたりし、活力低下や枯れ対策として間断潅水の必要があります。

「間断潅水(かんだんかんすい)」とは、大体、3~4日掛けて水を入れ、2~3日掛けて水を抜く水やりをいいます。

特に、中干し終了後の潅水は、走り水を1~2回繰り返してから徐々に潅水しましょう。
急に潅水すると、根傷みして下葉が枯れ上がり易いので気を付けて下さい。

また、ヒビが入るほど乾燥させた場合、ヒビと同時に、根も寸断されていますし、水も溜まりにくいダダ漏れの状態になっているので要注意です。

結論からいうと、
化学肥料栽培の場合、分けつが止まらず、過剰繁茂になり、穂が出るための栄養を無駄に茎葉づくりに使ってしまい、風通しも光も通りにくく、充実した実をつけられず、しかも病気が出やすい環境になってしまいます。
そこで、強い中干しで、水を絶ち、根を絶ち、強制的に無効分けつを止めて、機械が入りやすい田んぼにした上で、水を張り直し、寸断した根でも吸える化学肥料で穂に必要な養分を追肥します。
化学肥料栽培ならでは完全生育コントロール栽培になります。


そのため、化学肥料栽培においてもいつどれくらい中干しするのか、その後の追肥、水管理次第で上手下手が出てしまうのでかなり難しい見極めが必要です。

そこで、無化学肥料栽培の稲作で同様な強い中干しを行うと、②のメリットよりも、
生長中の有効な分けつを止め、根を痛め、その後の水管理を難しくし、穂の生育を著しく悪化させ、収量を落としたうえで、水田の草を復活させてしまいかねないデメリットを強調させてしまいがちです


そのため、無農薬・無化学肥料栽培では、最高分けつ期に合わせた分けつ促進の浅水管理のち、軽い中干し(足跡に水たまりができる程度)を1週間前後行い、②の効果を最大限に生かし、
その後、出穂後30日間は間断灌水で水やりを行い、根が稲刈りまで枯れないように地力を最大健に使えるように水管理を行います。


もちろん、出穂前後の最も水が必要な時期には、水を切れないように浅水にしたり、最高温度が日中35℃、夜間25℃以上にならないように、水のかけ流しなど工夫も必要です。






我が家の田んぼは、この中干しの時期、逆に深水に戻っております。
梅雨の間なので、水には困りません。

無農薬栽培では適期に適度に軽い中干しをし、その前後から間断灌水するのがセオリーですが、
適期の適度の中干しが難しいため、中干しをしないで水を溜めたままでいられる方法を研究しております。



梅雨の雨の多い時期なので、下手に中干しを行い、中途半端にならないように、最高分けつ期までは超浅水で、しっかり土を表面トロトロで、下はぼそぼそで固めになるようにしておきますが、
中干しをしていないので、水を溜めたままでも根は「水根」のままなので、深水にできます。


実は、「水根」のままで深水にすると、

①分けつが穏やかになる
②茎が太くなり、穂が長くなり、粒が増える
③冷夏・猛暑の影響を受けにくくなる
④出穂、開花後粒張りを良くし、高品質化のための水分補給が容易


といったメリットがあります。
デメリットは、
稲の倒伏
→これは、深水に戻す前の超浅水(超軽い中干し)で改善中

稲刈りの際にぬかるみやすい
→これは、最後の最後まで稲の根と葉が元気なため、稲刈り1週間前に落水し始めると、稲が残った水を最後まで吸ってくれるので、晴天が続けばバインダー程度の軽量機械では問題ない

でほぼ解決できるので、デメリットを最小限にし、メリットを最大限に生かせるともいえます。

なぜ、中干しをほぼしないで、深水に戻すかというと、
①一度「畑根」に切り替えるには、梅雨の時期なので、なかなか思うように畑根に切り替えられない難しい時期ということと、

②分けつが途中で止まってしまったり、中干しで根が切れたり、穂が出る大切な時期に水が張れなかったり、中干し後の水管理が難しくなったり

デメリットの方が目立ちやすいという理由があるからです。

簡単にいえば、一度も「畑根」にしていないので、水管理が難しくなく、最後まで根が傷むことなく、稲刈りまで葉の枚数が維持できやすいからです。

自給用の稲作は、難しい技術の多様よりも、シンプルで簡単、しかも失敗が少ない方がいいと思います。


ちなみに、現在深水の田んぼは、浮き草で覆われていたり、






網状に発達する藻類の一種アミミドロ類が、田んぼを覆っており、草は生えず、水田内の水温もあまり高くなりすぎていないようです。

生えている草は、相変わらずほとんど見当たりません。




田んぼの畦周辺では、水が大好きな畦豆(丹波系黒豆)やサトイモ、ショウガ、セロリなど順調に育っております。


苗代跡地や不耕起区は、現在一度も草取りに入っておりませんが、草は生えていないようです。
畦から入る「キシュウスズメノヒエ」取りだけ、今週どこかで行おうと思います。

まだまだわからないことが多い自給用の自然稲作ですが、軽い中干しはとても効果的な高等テクニックなので、その後の水管理を間断潅水をとりいれてみたり、
もともと畑根にしない深水田んぼのままで行ったり、風土に合わせて美味しいお米が育つように役立っていただければと思います。



自然菜園の7月の見学会のお知らせ


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梅雨の晴れ間の小麦刈り【自然菜園スクール】

2016-07-02 21:03:24 | 自然菜園スクール
本日、

今日は、自然菜園スクールでの小麦刈り&脱穀でした。

日本の小麦刈りは、梅雨の時期になってしまいがちです。
ちょうど晴れ間に小麦刈りがみんなできたこと感謝です。


この教室では、全コース共通で、小麦刈りを推進しております。

それは、小麦刈りをマスターした生徒さんは、草の刈りがとても上手になるからです。
小麦のワラは、稲ワラよりも固く、刈りにくいため、小麦刈りができるようになると、のこぎり鎌の使い方が上手になっているはずです。




手を切らないように、のこぎり鎌の葉を全体を使い、一気にのこぎりの葉を挽くことで、根を残して綺麗に刈れたら、上出来です。

刈り方も数をこなすことで、より上達する傾向があるので、最近では菜園教室で、スキルアップの一環としても取り入れております。









麻ひもで、上から二重に縛って結束していきます。


ハ―ベスターとよばれる脱穀機を使い、脱穀していきます。


脱穀機の内部や使い方を知ることで、中古のハ―ベスターを大切に長く使えるようになります。

ハ―ベスターは、小麦だけでなく、タカキビ、稲にも使えるので、自給生活にあると便利な道具になります。


実際に、使いながら、機械の使い方をマスターしてもらいます。
私も機械は苦手でしたが、少しずつ学んでいき、今では昔に比べるとスムーズに使えるようになりました。

明日は、自然菜園入門コース(半日)の開催日です。




自然菜園の7月の見学会のお知らせ


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