無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、自給自足Life。~持続可能で豊かで自然な暮らしの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

クボタeプロジェクト『地球小屋2016』 ナウ~

2016-07-26 18:44:59 | 出張菜園教室
本日、


現在、長野県池田町にあるカミツレの里 八寿恵荘に来ております。
実は、現在クボタeプロジェクト『地球小屋2016』開催中で、3泊4日の農業ワークショップの講師として参加させていただいております。

クボタeプロジェクト『地球小屋2016』とは、2007年より毎年開催している小学生向けサマーキャンプ型環境授業。
今年も長野県を会場に、小学校5~6年生を対象とした農業学習型キャンプを開催します。
実際に土に触れながら過ごす3泊4日の体験型プログラムを通して、農業を楽しく学ぶとともに、こども達が未来に向かうチカラを育む機会となることをめざします。




今日は2日目。

朝のモーニングプログラムでは、森の散策で、ツリーハウスの近くで、クルミ拾いや、草遊びをしました。








ランチは、精米したてのお米を愛農かまどで自炊して、お結びを作って食べました。




午後は、雨の合間を見計らって、地元の有機農家の矢口一成さん(左から2番目)の田んぼの見学会。




一回も除草に入っていないという見事な稲をみんなで調査しました。

多いもので44本にも分けつしていたり、1つの穂には200粒ものサヤがもう出来ていたり、元気な無農薬の稲に触れ、カエルと遊びました。

無農薬で、無除草で、美味しく、多収入で、良心的な価格のお米の秘密を垣間見ました。

今日はお米がご飯に変わるまでの調理過程や、そのお米が育った田んぼを1日を通して体験学習しました。
明日は、菜園の野菜を収穫し、調理し、カレーにして食べたり、クボタさんの農業機械の体験試乗会など盛りだくさんです。

綿密な打ち合わせと天気による臨機応変な対応と協力体制。大きなプロジェクトを体験できて勉強になります。
あと2日間。がんばりたいと思います。


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

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ダイコン、カブなどのタネ採りやイチゴの育苗【自然育苗タネ採りコース7月】 

2016-07-24 22:31:19 | 自然菜園スクール
本日、

現在、長野県池田町の「BIO HOTEL®認証の宿カミツレ荘に来ております。
今日から全国の小5~6年生対象の農業キャンプ「クボタ地球小屋(Terra-Koya)」の講師として出張に来ております。
昨晩の打ち合わせから5日間、全国の農業キッツと膝と膝を突き合わせてのワークキャンプ。
去年は、予想以上のハイパー農業キッツにたじたじでしたが、今年はどんな出会いと学びがあるでしょうか?


昨日の午後は、自然菜園スクール長野校で自然育苗タネ採りコース7月を行いました。


前回までの5回の育苗を復習しながら、今後の自家採種について少しずつひも解いていきました。


これは、みやま小カブの自家採種の様子です。

去年の秋に播いたカブを秋に収穫して、植え直して、春に花が咲いたものを隔離してタネになるまで生らしておき、収穫し乾燥させたものです。


サヤを叩き、


足で踏んだり、


手でもんで、サヤの中からタネに出てきてもらいます。


その後、サヤとタネにある程度フルイで分けてから、




箕と吐く息で、サヤを飛ばしタネだけにします。


タネが落ちないくらい細かい2mmのメッシュでフルイ仕上げます。


ゴミや虫の死骸など手で取り除いた後、袋に詰めていきます。




ダイコンはカブやコマツナ類よりもサヤが固く、タネも立派なので、


ブルシートなどで包み、土の上で踏んで脱穀します。






割れたサヤは、手持ちのフルイでは息で飛ばせきれなかったので、唐箕を使い、手で風を起こしサヤのかすを飛ばし、タネだけにします。

サヤは、まだ種が入っているものがありますので、こぼれダネとしてよく出てくるので、出てもよい畝の上に草マルチの上に捨てます。

そうすると、秋や翌年に播いていないのにダイコンやカブがどんどん出てくれます。






参加者の皆さんにも、ターサイ、冬菜、のらぼう菜、ダイコンなど実際にやってもらいながら学んでもらいます。


レタスのタネ採りもやってみました。



お茶をいただいた後は、ハクサイなど秋の育苗を春の復習も兼ねて行いました。

育苗土の水分量の調整は、実際にやってみるとコツがいるのがわかります。


セルトレイに実際に播いてみて、体験すると頭だけでなく、身につくと思います。

観ているのとやって観るのでは雲泥の差です。

みんなで播いたセルトレーに、発芽までに必要な水分をたっぷりあげ、3日間新聞をかけて発芽を待ちます。





次にイチゴの苗取りを行いました。

あらかじめプランターに移植しておいた親株からランナーで小苗が垂れ下がっているので、それを切って、ポットに浅く差し込んで発根させます。

家庭菜園の人気の野菜、イチゴを無農薬で長期間楽しむにはまだまだ工夫の余地がありそうです。






差し込んだのち、たっぷり水をやり、黒い不織布をかけてあげて、発根を促します。

秋野菜の育苗は、真夏に行います。そのため春に比べると高温乾燥と虫害に注意が入ります。

残り2回の自然育苗タネ採りコース

で、タマネギの育苗、育苗土づくりなど一緒にやりながら行っていければと思います。

次回は、8/28
自然育苗講座⑦
   タマネギ&ネギの種まき、夏野菜の自家採種(トマト、キュウリなど)などの内容です。

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『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
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自然菜園見学会7月(午前の部)【自然菜園スクール】

2016-07-22 06:30:26 | 自然菜園スクール
本日、のち

まだ梅雨明け宣言はありませんが、今週に入り状況からいうと実質的に梅雨明けしたような天気が続いていおります。
梅雨上げと同時に、草マルチの完成だったり、季節が一変するので、野菜やお米たちも違った顔になるので、先手先手でお世話に入ります。




3連休の最終日、今年2回目の自然菜園見学会を行いました。
今回は、30名という今までにない参加人数でしたので、多義にわたり皆様のご協力が合ってはじめてできた見学会ともいえます。

私も若い頃、師匠や諸先輩方の田畑の見学会に足しげく通ったものです。
見学会=自然観察を学び、自然と出会い場なので、「一見は百閒に如かず」とはよく言ったもので、観ることでわかること、また目が養われ観れるものも増えてきて、野菜がより見えるようになってきます。


アスパラの説明をしているところです。

見学会では、通常の自然菜園スクールで扱えない野菜や、今研究中の取り組みなどもご紹介しました。




筆問が合った場所では止まって解説し、各自の感覚で観てもらいました。

自然観察には、五感を使います。
感じ方はそれぞれですし、足の裏の感覚、花と草の臭い、野菜の色彩、葉を触った時のざらつき、など普段何気なく感じていることが、違う菜園では同じ野菜が違った表情をしているので、改めて野菜を感じることができます。


キャベツはこの時期、暑すぎるので、周囲の草を刈らないようにしたりと、臨機応変しているのも見学会ならではの学びです。




午後には「自給稲作勉強会」の稲の見学会があるので、稲の話ではなく、自給的な観点から田んぼがある畑のお話をさせていただきました。

現代人が、1人お米を自給しようとすると、1a(アール)=100㎡=30坪あれば、40~55㎏のお米が収穫できるので、十分です。
そこで、3人家族の場合、3~4a田んぼがあれば、十分ということです。

今回見ていただいた田んぼが、ちょうど4aあります。
うちでは、毎年籾米5俵弱 玄米で4俵収穫できております。
玄米で、10aあたり10俵の収量なので、600㎏位収穫できております。

ちなみに1俵は60㎏になります。

白米でいえば215㎏になるので、毎月18㎏の白米を自給しているという計算です。

正直、無農薬の自給用の田んぼでは、狭い面積をしっかり手入れした方が収穫量も味もよくなるので、収量が減る年もあるでの、必要量+1aが妥当です。


田んぼの隣では、元々田んぼだったのですが、菜園をおこなっており、
田んぼの畦では、丹波黒豆、サトイモ、ショウガ、水ナス、セロリ、赤シソ、クウシンサイなどお水が大好きな野菜たちが育っております。


田んぼから離れると乾燥が好きな野菜になっております。


一番離れた南側にサツマイモ専用区があります。


この畑では、写真のヤマブドウなどをはじめ無農薬果樹の研究に着手し始めました。

体系化に5~10年位はかかりそうですが、全く野菜栽培もわからなかった20年前に比べればイメージだけでもできているので何とかなりそうだと思っております。




最後に今年はじめて自然菜園にした元田んぼの菜園があります。

とても痩せているので、エダマメ、ラッカセイ、ツルなしインゲンなどマメ科と混植し、米ぬかと油かすを混ぜたものを補いながらなんとか野菜も菜園も育ってきております。


最後に鶏小屋を見てもらい、
食べ物が無駄にならず、鶏のエサになる仕組み、フンは踏み込み温床、堆肥など発酵に使え循環しております。




ランチは、菜園の野菜やお米をメインに使い、ビッフェスタイルで行いました。

五感で自然観察してもらう最後は、味覚で味わってもらいました。

私も師匠たち同様自然観察が最も大切だと痛感しておりますが、自然観察を深めることはなかなか困難です。
というのは、自然に育った時、もっともよい姿の野菜がなかなかお目にかかれないからです。

野菜たちは、その場その場に合わせて育ちますが、自然に育つ理想的な姿であるかは別です。

自然に適った姿を観ておけば、そこを目指していけば、最低限のお世話で、素直に自然に育ってくれるので、とても楽しく、楽できます。

今回の見学会で私も多く学ばせていただきました。
次回は、今年最後の見学会、9/22(木・祝)です。

今回やってみてわかったのですが、30名が限界なので、30名先着で行いたいと思います。

自然菜園の9月の見学会のお知らせ


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
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根をイメージしてみる【自然菜園スクール・実践コース】

2016-07-18 05:14:06 | 自然菜園スクール
本日、の予報。

昨日は、自然菜園スクール(旧:Azumino自給農スクール)の自然菜園実践コースの開催日でした。
午前中、ぱらっとが降りましたが、垣間見る晴れ間は既に夏の陽気。
梅雨ももう終わりのようです。


昨日の講座の内容をちょっとご紹介していこうと思います。

今まで、田んぼのご質問が多く、実際に今年仲間内の無農薬の田んぼを自然観察していたので、ついついブログが菜園ネタから田んぼネタが続きました。(笑)
個人的には、田畑の区別はなく、違いを活かしてその風土に一番合った形で育てたいものを自然に育つようにお世話させていただいております。

自然菜園・実践コースは受講生がとてもレベルが高く、拙著を読んで勉強していたり、実際にいろいろ勉強して実践している方が多くご質問も鋭く、
こちらも襟を正して真摯に向き合うからこそ、そこから自然と生まれる学びが深く生徒さん以上に勉強になっております。

この写真は、食用ホウズキの根本を撮った写真です。
2週間位前に畝全体に刈って敷いた草マルチで一度全部の草を抑えたはずが、株元の一部草が再生し、生え始めております。

その生え方が、まるで地上部の葉の展開のように、株元の一部が草が生えていないエリアがあります。

地上部の陰にもなっていそうな場所は草の再生が遅れております。
実際に土を反転させたわけではなりませんが、想像するに、食用ホウズキの根が張ってしまっているだろうエリアは、食用ホウズキの根と地上部の葉の陰にもなっていることもあり、草が野菜によって抑えられております。

今日のブログの表題にもあるように、野菜の根の張り方やその強さなどが垣間見れる瞬間かと思います。

修行時代、自然農法の師匠たちは、自然観察についてことあるごとに諭してくれました。
最初は自然観察が重要なのはわかっても、その方法やその観る目が育っておらず、何の事だかわかりませんでした。
失敗を繰り返しそこから学び、野菜の現状を地上部だけでなく、根をイメージしながらお世話することができるようになってきました。

そのため、自然観察のヒントになればと腐心してきました。
その研究のまとめが『これならできる!自然菜園』(農文協)をはじめ各拙著であり、つまるところ「根をイメージして、草を刈って敷きながら育てる」自然菜園のスタイルが浮かび上がってきました。






たとえば、狭くなりがちな家庭菜園ではカボチャのツルですが、畝からどんどんどこかに張っていってしまい、困ってしまうものです。
そこで、大概は、ツルが邪魔だと切ってしまう場合や、とりあえずはがして移動させるといった対応が通常かと思います。


ツルを無理やり移動させた結果、カボチャがぐったりして、実つきが悪くなってしまったことはありませんか?

しかし自然観察を重ねた結果、カボチャからすると一番いい場所にツルを伸ばし、ツルで草を抑え、ツルで根を遮光し、保湿し、実も焼けないように隠している努力の結果そのものです。

そこで、ツルを動かす場合も最小限のダメージと最適なお世話で対応したいものです。
例えば、実をつけ始めるまでに限定し、移動する際は、元々ツルが張っていた場所には根があるだろうから、どかしてしまうツルの代わりに、草マルチを厚くしいておいてから、
移動先にも根が張りやすく、実をつけやすいように、しっかり草マルチをして曇りの日に移動させると、機嫌を損ねず実を育んでくれるように思います。


そんな感じで、野菜がどうしてほしいかという視点で、野菜を観察し、最適な判断でお世話することが、師匠たちが「自然観察」を重要視し、伝えたかったことだと思います。


そんなことを僕も僕なりにお伝えしたくて、昨日は、梅雨時期のお世話の方法を自然観察をみんなでしながら行いました。

例えば、目の前のトウガラシは、どうしたら元気になってくれるかやってみました。


まずは、この時期の育ち盛りの樹に対して、ついてる実の負担が大きいように思えたので、ついている実をすべて収穫し、大きくなりすぎてしまった一番果の位置より下の脇芽をハサミで切り落として、
樹の生育がバランス良くなるようにした後に、


株元に再生している草をまず地際から刈り、草マルチし、


今後の生育と来年の土づくりを考えて、一握りの米ぬかを補いました。

もし、昨日が梅雨明け直後だと想定して、さらに




小麦を脱穀した際の小麦ワラを最終草マルチの上からマルチしました。

こうすることで、35℃にも達する本格的な高温乾燥の真夏に備えたと同時に、根もとの微生物や土壌生物など土の生き物たちが快適に過ごせ、結果として来年以降不耕起栽培に切り替える準備を行いました。

つまり、今後のことを考えて、周囲にあるものを活かして、今だから出来るお世話をしてみました。

少々やり過ぎなお世話ですが、来年以降のことも考えるとこれくらいしておいた方が、地域風土と通える頻度を加味すると無難だと判断したからです。




サツマイモもツルが伸びてきたので、一度目のツルがえしを行いました。

ツルを返すことで、より充実したサツマイモ(根)に育ってもらうためです。


もしワラがあれば、畝や、通路もワラマルチすると一層、サツマイモは喜び、週一のお世話でも、余裕ができます。

家庭菜園・自給菜園ではプロのように、通える頻度や畑に行けるタイミングが野菜の生育時期とずれやすく、野菜のお世話がタイミングよくできるとは限らないので、
後手後手で【草刈りだけで終わってしまうような感じで】大変にならないようにちょっと前倒しで、伏線を期すことができるとベターです。

自然は厳しく、放任すれば、大自然に戻り、草畑(草原)になり、菜園から離れていってしまいます。

この梅雨の時期に、舵をどちらのベクトルに切るかが決まってしまいがちです。

自然に育てたいからこそ、野菜が自然に育つような自然な形で、お世話ができたらいいなーと思います。

今日は、今年2回目の自然菜園見学会。
緊張して2時半から起きてしまったので、みんなが来るころには、どうなっていることでしょう。
せっかく足を運んで来てくれる方々が、学べる場に、喜びの場になるようにできたらいいなーと思います。


自然菜園の7月の見学会のお知らせ


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
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中干しとは? 自給稲作における中干し前後の水やり

2016-07-11 19:25:13 | 自然菜園
本日、

久々にゆっくり自分の田畑を眺めました。
というのは、先週は祖母が他界し、週末は研修のため出張しており、久々の自宅だったからです。

先週から、地域の田んぼは本格的な中干しの時期に入り、生徒さんからも中干し後の水管理に関してご質問をいただくことが多くなりましたので、私見ですが、以下を参考にしてみてください。


通常、この梅雨の時期に、全国的に稲作では「中干し」と呼ばれる灌水中止、強制排水、田んぼを乾かすのが一般的です。

中干しの目的と効果は、

水を切ることにより生育を抑え、茎数過多を防ぎます。
※特に化学肥料栽培の場合、過剰分けつ、過繁茂しすぎる茎を中干しで調整します。
無化学肥料の田んぼでは、過剰分けつは行われないので、むやみな中干しは、有効な分けつを強制的に止めてしまいがちです。

土の中に酸素を供給し、還元状態で生成される有害成分(二価鉄、硫化水素、有機酸)を除去して、根を活性化させます。
無農薬の田んぼでは、ガス抜きや有機物の分解を促進させ、根が地中深く張れるようになります。

機械作業に適した土の固さを確保します。この時期に一度しっかり干すことで、収穫直前の落水でも容易に田が硬くなり、機械作業がスムーズに行えます。
※特に、水はけが悪い田んぼや、大型機械のコンバインなどで収穫する場合は、中干しをしっかりする傾向があります。
そのため、地域によっては、田んぼの水が水路の元で止めてしまう場合もあります。


具体的には、田んぼによっては、排水が悪く溝を切って強制的に排水を2週間ほど行い田んぼがひび割れるほど乾かします。


ヒビが入るほどに田んぼを乾かした中干し後は、水をただ入れて溜めてはいけません。
というのは、中干しで乾燥させた根を再びすぐに深水に戻すと根ぐされしやすく、下葉が枯れやすくなるからです。
けれども、穂が出る最も稲が水分を欲する時期には水をたっぷり張っておきたいという矛盾が生じます。

そこで、中干し後は水を徐々に入れては自然落水させながら徐々に根を水に慣らし、穂が出る時期は溜めておいて、また稲刈りに合わせて落水するといった流れです。
専門用語を使えば、「中干し後から落水前までは間断潅水を基本とするが,幼穂形成期~出穂までの期間だけ深水管理とする。」ということです。


つまり、中干しの効果はとてもあるのですが、同時にその前後の水管理などがとても難しくなるので、両刃の剣の技術ともいえます。

というのは、中干し前後で稲の根が変わってしまうからです。

中干し前の田んぼは水がたまっているので、水の中でも生きていけるような特別な還元状態で生成される有害成分(二価鉄、硫化水素、有機酸)をまとった「水根」状態といえます。

ところが、田んぼを一度乾燥させてしまうとその状態がなくなり、適度に酸素があり、適度に水がある「畑根」状態になります。
この「畑根」では、水の中では酸欠状態になり、根ぐされを起してしまいます。

そこで、その為、水を入れたり、抜いたりし、活力低下や枯れ対策として間断潅水の必要があります。

「間断潅水(かんだんかんすい)」とは、大体、3~4日掛けて水を入れ、2~3日掛けて水を抜く水やりをいいます。

特に、中干し終了後の潅水は、走り水を1~2回繰り返してから徐々に潅水しましょう。
急に潅水すると、根傷みして下葉が枯れ上がり易いので気を付けて下さい。

また、ヒビが入るほど乾燥させた場合、ヒビと同時に、根も寸断されていますし、水も溜まりにくいダダ漏れの状態になっているので要注意です。

結論からいうと、
化学肥料栽培の場合、分けつが止まらず、過剰繁茂になり、穂が出るための栄養を無駄に茎葉づくりに使ってしまい、風通しも光も通りにくく、充実した実をつけられず、しかも病気が出やすい環境になってしまいます。
そこで、強い中干しで、水を絶ち、根を絶ち、強制的に無効分けつを止めて、機械が入りやすい田んぼにした上で、水を張り直し、寸断した根でも吸える化学肥料で穂に必要な養分を追肥します。
化学肥料栽培ならでは完全生育コントロール栽培になります。


そのため、化学肥料栽培においてもいつどれくらい中干しするのか、その後の追肥、水管理次第で上手下手が出てしまうのでかなり難しい見極めが必要です。

そこで、無化学肥料栽培の稲作で同様な強い中干しを行うと、②のメリットよりも、
生長中の有効な分けつを止め、根を痛め、その後の水管理を難しくし、穂の生育を著しく悪化させ、収量を落としたうえで、水田の草を復活させてしまいかねないデメリットを強調させてしまいがちです


そのため、無農薬・無化学肥料栽培では、最高分けつ期に合わせた分けつ促進の浅水管理のち、軽い中干し(足跡に水たまりができる程度)を1週間前後行い、②の効果を最大限に生かし、
その後、出穂後30日間は間断灌水で水やりを行い、根が稲刈りまで枯れないように地力を最大健に使えるように水管理を行います。


もちろん、出穂前後の最も水が必要な時期には、水を切れないように浅水にしたり、最高温度が日中35℃、夜間25℃以上にならないように、水のかけ流しなど工夫も必要です。






我が家の田んぼは、この中干しの時期、逆に深水に戻っております。
梅雨の間なので、水には困りません。

無農薬栽培では適期に適度に軽い中干しをし、その前後から間断灌水するのがセオリーですが、
適期の適度の中干しが難しいため、中干しをしないで水を溜めたままでいられる方法を研究しております。



梅雨の雨の多い時期なので、下手に中干しを行い、中途半端にならないように、最高分けつ期までは超浅水で、しっかり土を表面トロトロで、下はぼそぼそで固めになるようにしておきますが、
中干しをしていないので、水を溜めたままでも根は「水根」のままなので、深水にできます。


実は、「水根」のままで深水にすると、

①分けつが穏やかになる
②茎が太くなり、穂が長くなり、粒が増える
③冷夏・猛暑の影響を受けにくくなる
④出穂、開花後粒張りを良くし、高品質化のための水分補給が容易


といったメリットがあります。
デメリットは、
稲の倒伏
→これは、深水に戻す前の超浅水(超軽い中干し)で改善中

稲刈りの際にぬかるみやすい
→これは、最後の最後まで稲の根と葉が元気なため、稲刈り1週間前に落水し始めると、稲が残った水を最後まで吸ってくれるので、晴天が続けばバインダー程度の軽量機械では問題ない

でほぼ解決できるので、デメリットを最小限にし、メリットを最大限に生かせるともいえます。

なぜ、中干しをほぼしないで、深水に戻すかというと、
①一度「畑根」に切り替えるには、梅雨の時期なので、なかなか思うように畑根に切り替えられない難しい時期ということと、

②分けつが途中で止まってしまったり、中干しで根が切れたり、穂が出る大切な時期に水が張れなかったり、中干し後の水管理が難しくなったり

デメリットの方が目立ちやすいという理由があるからです。

簡単にいえば、一度も「畑根」にしていないので、水管理が難しくなく、最後まで根が傷むことなく、稲刈りまで葉の枚数が維持できやすいからです。

自給用の稲作は、難しい技術の多様よりも、シンプルで簡単、しかも失敗が少ない方がいいと思います。


ちなみに、現在深水の田んぼは、浮き草で覆われていたり、






網状に発達する藻類の一種アミミドロ類が、田んぼを覆っており、草は生えず、水田内の水温もあまり高くなりすぎていないようです。

生えている草は、相変わらずほとんど見当たりません。




田んぼの畦周辺では、水が大好きな畦豆(丹波系黒豆)やサトイモ、ショウガ、セロリなど順調に育っております。


苗代跡地や不耕起区は、現在一度も草取りに入っておりませんが、草は生えていないようです。
畦から入る「キシュウスズメノヒエ」取りだけ、今週どこかで行おうと思います。

まだまだわからないことが多い自給用の自然稲作ですが、軽い中干しはとても効果的な高等テクニックなので、その後の水管理を間断潅水をとりいれてみたり、
もともと畑根にしない深水田んぼのままで行ったり、風土に合わせて美味しいお米が育つように役立っていただければと思います。



自然菜園の7月の見学会のお知らせ


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梅雨の晴れ間の小麦刈り【自然菜園スクール】

2016-07-02 21:03:24 | 自然菜園スクール
本日、

今日は、自然菜園スクールでの小麦刈り&脱穀でした。

日本の小麦刈りは、梅雨の時期になってしまいがちです。
ちょうど晴れ間に小麦刈りがみんなできたこと感謝です。


この教室では、全コース共通で、小麦刈りを推進しております。

それは、小麦刈りをマスターした生徒さんは、草の刈りがとても上手になるからです。
小麦のワラは、稲ワラよりも固く、刈りにくいため、小麦刈りができるようになると、のこぎり鎌の使い方が上手になっているはずです。




手を切らないように、のこぎり鎌の葉を全体を使い、一気にのこぎりの葉を挽くことで、根を残して綺麗に刈れたら、上出来です。

刈り方も数をこなすことで、より上達する傾向があるので、最近では菜園教室で、スキルアップの一環としても取り入れております。









麻ひもで、上から二重に縛って結束していきます。


ハ―ベスターとよばれる脱穀機を使い、脱穀していきます。


脱穀機の内部や使い方を知ることで、中古のハ―ベスターを大切に長く使えるようになります。

ハ―ベスターは、小麦だけでなく、タカキビ、稲にも使えるので、自給生活にあると便利な道具になります。


実際に、使いながら、機械の使い方をマスターしてもらいます。
私も機械は苦手でしたが、少しずつ学んでいき、今では昔に比べるとスムーズに使えるようになりました。

明日は、自然菜園入門コース(半日)の開催日です。




自然菜園の7月の見学会のお知らせ


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田んぼへのワラの還元(藁マルチで自然堆肥化への試み)&「野菜だより」自然育苗の小冊子について

2016-07-01 15:14:21 | 日々の自然菜園
本日、。暑い~

最高気温30℃。とても外で野良仕事できる体力がない。
明日明後日の自然菜園スクールに向けて、準備を室内を行っております。


自然菜園スクール「自然稲作の勉強会(長野校)」でおなじみの1a(30坪)の標高800m田んぼに12日ぶりに行ってきました。

自宅から往復50分位なので毎日にいけなかったので、水管理は、地主さんの好意で行ってもらっていただいております。


田んぼの奥は、不耕起栽培で当地の風土との相性を見ております。
不耕起栽培は、どこでもできるものではなく、風土にとても左右される方法なので、風土が第一で、野良仕事はそれをフォローするといった感じです。

手前の分けつが穏やかな10列が不耕起で、その奥は、同じ品種を耕して比較しております。
同じ田んぼの中で、比較すると不耕起、耕起の違いは一目でわかります。


約2週間ぶりの訪れた田んぼですが、前回の田車除草以来となりますが、

1aの田んぼに、コナギ1本発芽といった感じで、ほとんど生えておりませんでした。

田車を浅水で1回かけてから、クズ豆を撒き、藁を敷き、半生ボカシを撒きました。


今回は、積年の課題だった、ワラの還元と強制中干しの問題について1つの試みとして、最終除草後に田んぼに生のワラを敷きつめるということをやってみました。

つまり、草を生やさない田んぼのやり方はほぼマニュアル化できてきたのですが、問題が2つ残っておりました。

それは、稲ワラを如何に田んぼに戻すのかというものでした。

稲ワラは、田植えまでに50%以上分解されていないと、コナギなどの水田の草を大発生させる引き金になり、また田植え後分解が急速に始まると田んぼでメタンガスを出し、環境汚染と稲の根を痛めるという問題があります。

だけど、稲ワラは、水稲にとっては、ご飯であり、地力を高めるためにどうしても田んぼに還元(もど)したいもので、
特に、当地は標高が高いだけでなく、寒冷地という藁の分解にはとても向いていない地域です。

そこで、今までは、コナギの大発生を抑えることのために、ワラを田んぼに戻さない代わりに稲のおかずである米ぬかを多めにしたり、
ワラを堆肥化してそれから戻す方法を取ってきました。

そこでわかったことは、ワラを戻さない場合、畑を持っている方は畑で利用すればいいのですが、田んぼが広いなど、ワラが余る方が困るパターンが残っておりました。

また、ワラの堆肥化はとても手間で、運搬、切り返し、堆肥撒きは重労働で、だれでも簡単にできるものではなく、
堆肥化に失敗するとかえって水田の草を多発させかねない要素も残っておりました。

そこで、今回は、新しい試みとして、その田んぼの稲ワラを、最終除草後、稲の株元に敷くという試みをしてみたわけです。


1aで長いままのワラを敷き詰めるのに、2時間半かかりました。

また、思ったよりも大変なので、2人以上で、どのタイミングで行うかなど、どのように敷きつめるのかという課題は見えてきました。

大変でしたが、軽いワラをその田んぼで還元(処理)できるメリットはあると思いました。
軽トラで持ち出したり、切って堆肥化したり、切り返し、堆肥撒きなどに比べると、めんどくさい位でそれに比べると、仕事時間も短く軽作業で済みます。

この狙いは、これから稲刈りまで3~4カ月の間に、田んぼに敷きつめた藁によって、
1)後半の草抑え
2)光合成細菌の繁殖によるチッソ固定(生ワラを田んぼに還元すると光合成細菌が増えるらしい。)
3)稲刈りまでに、ワラが腐植化できる

と3つのメリットが想定でき、
3)で腐植化したワラを稲刈り、脱穀後、秋起こしすれば、春までにワラを分解でき、コナギなどの第発生源にならずに、ワラを土に還ることができそうです。

まだ、想定の段階ですが、デメリットが少なく、めんどくさくてもやってみたくなるメリットづくめです。

また、4つ目に地域の田んぼが中干しのために、水を止められてしまう田んぼなどでは、
4)保湿効果で稲の根を守ることができる。

という効果も期待できます。

つまり、自給用の稲作で問題だったことに、水田地域によっては、地域で管理する水路が中干し期間中、止められてしまったりして、水が来なくなり、
有無を言わさず2週間位水が田んぼに入れられなくなり、稲の生育が著しく阻害されるケースがあります。

水が貴重で、化学肥料で早く育ち、しっかり中干ししないと機械(コンバイン)で刈れないなど、農薬・化学肥料栽培では欠かせない中干しですが、強制され、きつくし過ぎると地割れし根を痛めてしまうので、
その後水がたまらず、貯めても根が腐りやすく、草も生えてくるので、自給用で無農薬栽培している方々は困ってしまうがどうしようもない問題でした。

今回の藁マルチを中干しを行う1週間以上前から行っておれば、ワラが水分を吸って沈み、保水され、地割れが起きにくくなるので、水が入らなくても、入るようになっても根を痛めることなく、草も抑えられることでしょう。

まだ実験の段階なので、やりながら課題を乗り越えていこうと思いますが、
うまくいけば、1)~4)のメリットがあり、去年の藁を取っておけばいいので、とても実行しやすい野良仕事になると思います。

これからの経過を見てみて、他の田んぼでも様子を見たりして、
3~5年後には、無農薬自給稲作の定番になったらいいなーと思います。


【お知らせ】

実は今発売中の「野菜だより」(学研)がうちの生徒さんの中では、思った以上に好評だったのでお知らせいたします。


苗づくりは難しいというのも本当ですが、苗からできたら、いいなーというのも本音かと思います。

その基本を紹介させていただきました。




秋野菜は、暑い時期に虫が成長する時期に行うので難しいと思われがちですが、
育苗期間は短く、直播と併用できるので、是非やってみたい時期です。


「野菜だより」さんでは、1㎡の連載が『1m2からはじめる自然菜園』(学研)発売後も続いており、今回は、キュウリとブロッコリーのリレー栽培です。

キュウリの株元にブロッコリーを植えるだけで、育ちやすくなるといった内容です。

良かったら参考にしてみてください。



自然菜園の7月の見学会のお知らせ


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
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田んぼの除草について

2016-06-27 09:54:42 | 日々の自然菜園
本日、
梅雨の晴れ間で28℃を超える予報。

昨日までは、東京のせたがや自然農実践倶楽部さんのコンサル出張でした。
明日から長雨なので、晴れ間の今日は、ダイズを播いてからコムギ刈りに安曇野に行ってこようと思います。


さて、今日のブログは、今が生成期の田んぼの除草について、コメント欄に興味深いご質問がありました。

そこで実際にその田んぼを入ってみないと何とも言えないですし、野菜ほど稲に関して不勉強なので、
このブログで、私の除草のタイミングについて回答とさせていただければと思います。

まずは、田んぼの除草の考え方についてですが、除草だけを考えたことがあまりないということに気づきました。
というのは、不耕起の田んぼであれ、耕した田んぼであれ、私は今まで多くの田んぼを見学し、師匠たちに教えを請い、今も田んぼに囲まれて暮らしておりますが、
除草よりも、いつも稲の生育のことが気になって、生育を妨げないように、稲の生育が良くなることを考えて、水を入れ管理し、草を抑えているといった感じです。

つまり、極端な話、稲の生育が順調で自然であれば、自ずと草が抑えられたりして草が生えなかったり、ある程度あっても気にならないといった感じです。
稲の生育を良くすることが目的で、抑草(除草)が手段になります。

それよりも気をつけているのが、除草そのものが目的になってしまったり、不耕起栽培など栽培方法が自体が目的になってしまったりして、稲を忘れたり、稲の生育を抑制しないように気をつけております。

というのは、
稲がしっかり育つと、自然に草が大人しくなるからです。
逆に、草の勢いが強くなると、その分稲は抑えられ、草がさらに勢いが増し、来年、再来年とどんどん草が良く育つ田んぼになり、結果自然に稲は育ちにくくなり悪循環になってしまいます。

そこで、除草=稲の生育促進と思われがちですが、私はそうでないこともあると思います。

例えば、深水で草を抑制した結果、稲の生育も抑制されてしまったり、
米ぬか除草した結果、タイミングが合わず、草の方が生育よくなってしまったり、
除草した結果、稲の根を痛めすぎて、稲の生育がよくなくなってしまったり、
不耕起栽培に固執した結果、近所迷惑など人間関係を壊してしまうことが多々あります。

稲の生育を促進する方法で、草も抑えてしまうのが自然農法など無農薬栽培の正攻法だと思います。

除草剤を使わない無農薬栽培において、除草は大切ですが、稲を育てることが大切なことなので、本末転倒にならないようにどうしたらいいのか腐心しております。



それでは、私がコシヒカリを育てている際に、どのように稲を育て、草を抑えているのかご紹介したいと思います。


田植えを5/21にした田んぼです。(6/13時点)

田植えをするまでに、如何に田んぼの草が生えにくくしておくかが最大のミソです。
つまり、去年の稲刈りまでに草を抑え、9月末の稲刈りから5月末の田植えまで、半年以上の8ヶ月間がとても重要だとうことです。

私の場合、寒冷地で寒く、水が冷たく、とても粘土の強い田んぼなので、乾きに食い傾向の田んぼなので、稲の脱穀後すぐに耕し、ワラなど春までに分解しやすく起しておきます。
そして、稲刈りから田植えまで土を乾燥させておくことで、草が生えにくい状態を整えておきます。

この稲刈りから田植えの期間に草が生えやすい状態にしてしまってから、田植え後除草しようとしても間に合わず、草優先が決定的になっているので、稲が育たないことが約束されてしまうからです。


田植えから稲の根が活着し、抜けなくなってから7~10日おきに、チェーン除草を2~3回米ぬか(半生ボカシ)を併用しながら、深水で、草を完全に抑制してしまいます。

つまり、この期間は、草が生えてくる前に、生え始め根付く前に、チェーン除草×米ぬか×深水で、草を抑えるだけでなく、
深水でまだ寒い時期に、稲が保温され保護しながら、チェーン除草で、茎が踏まれたり、水圧で茎(道管・師管)を発達できるように鍛えます。




この稲はうちの稲ではありませんがわかりやすいので、稲が分けつをはじめ最高に達するまでの期間に、


手押し除草機の田車を用いて、条間のガス抜き、空気を投入し、稲がより分けつしやすいように稲の根を痛めないように、水の水位を調整しながら、田を押して回ります。

その後は、なるべく早く抑草や除草を切り上げ、田んぼに入らないようにし、浅水で分けつしやすいように水管理のみで稲の生育(分けつ)をさせてきました。




現在は梅雨の雨もあり、こんな感じで、徐々に、水位を元の深水程度になってきております。(今日現在の写真)




草が生えていないだけでなく、稲の葉に太陽光と適度な風がまんべんなく通るようになっております。




株元は、水生の糸ミミズなどが穴を無数にあけて、表面から5㎝程度がいわゆるトロトロ層になっており、水を3日に1度入れる程度で水持ちが良くなっております。

つまり、理想的には
例年の8/25頃田植えの場合、8/5~10に穂が出るので、
その30日前にあたる分けつが最も多くなる(最高分けつ期)が。7/5頃になるので、その後は絶対に田んぼに入らないようにしております。

というのは、最高分けつ期以降は、穂の元が形成され育ちはじめるので、根は衰退し、それにともなって穂に必要ない葉が衰退し、枯れていきますので、田んぼに入るたびに、根が傷むから入りません。




そうなると根の生育が盛んな写真の分けつの時期(6/10~7/5)のみ、根の再生が盛んなので、田んぼに入ることができます。

ちなみに、7日おきに葉を展開させる規則正しいのが稲の生理なので、7日間は田んぼに入らず養生できたら、根の生育を邪魔せずに済むなーと思っています。

6/10~7/5の1カ月弱のうち、目安としては、中間地点の6/15~20位までに除草を終えて、田んぼに入らなくするのが理想です。
そのため、6/25に除草が終われば、御の字です。

6/15~6/25までの期間、超浅水にしてあげると一気に分けつが進み、7/5までに分けつ数が増えるからです。
ただし、草があればあるほど草も勢いづくので、草がある場合は浅水に徹しきれません。

その後は、天候にもよるのですが、7/10以降は深水に戻し、穂が出る8/5まで草を抑え、茎を太くし、立派な穂を育ててあげます。

つまり、草と戦わずして勝つためには、
耕した田んぼで育てる場合、稲刈り~田植えまでに、ワラなど有機物を徹底的に分解させ、草の発芽スイッチをOFFにしておき、
稲の生育初期に、草の発芽の出鼻をくじき、チェーン除草などで株間・条間共に草を抑え、

稲の分けつが始まったら、条間→株間→条間の順番で草取りを早々に終えて、稲の根の生育を促進させ、分けつを促進させ、稲の根からアレロパシー(他感抑草物質)を出させ、稲の葉や根が伸びてしまえば、草も生える余地がなくなるので、結果的に草が大きくなれない(生えない)ので、草のタネも残せず、来年も除草が楽になっていくといった感じです。

「草を見ずして草を取る」という篤農家の言葉が響きます。
稲と草はとても素直なので、すべてを物語ってくれるので、毎日見回るのが楽しみです。


私もさんざ失敗を重ね、理想と現実のはざまを行き来し、未だわからないことばかりで、毎年勉強中です。
ご質問いただき、改めて稲を育てて、草を抑えることについて考察できました。良いご質問ありがとうございます。

自分の田んぼと生活リズムと稲のリズムが合うように、日々勉強ですね。

田んぼは今までの履歴や地域風土や一枚一枚、すべて異なり、稲は田植え~稲刈りまで4カ月で収穫に至るとてもシンプルで奥が深い作物です。
除草剤のように枯らす、絶やす、駆逐するのではなく、稲を育てて草を抑えることがとても大切だと思います。

参考になれば幸いです。



自然菜園の7月の見学会のお知らせ


2016年内容充実で、
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田んぼの除草について

2016-06-27 09:34:15 | 日々の自然菜園
本日、
梅雨の晴れ間で28℃を超える予報。

昨日までは、東京のせたがや自然農実践倶楽部さんのコンサル出張でした。
明日から長雨なので、晴れ間の今日は、ダイズを播いてからコムギ刈りに安曇野に行ってこようと思います。


さて、今日のブログは、今が生成期の田んぼの除草について、コメント欄に興味深いご質問がありました。

そこで実際にその田んぼを入ってみないと何とも言えないですし、野菜ほど稲に関して不勉強なので、
このブログで、私の除草のタイミングについて回答とさせていただければと思います。

まずは、田んぼの除草の考え方についてですが、除草だけを考えたことがあまりないということに気づきました。
というのは、不耕起の田んぼであれ、耕した田んぼであれ、私は今まで多くの田んぼを見学し、師匠たちに教えを請い、今も田んぼに囲まれて暮らしておりますが、
除草よりも、いつも稲の生育のことが気になって、生育を妨げないように、稲の生育が良くなることを考えて、水を入れ管理し、草を抑えているといった感じです。

つまり、極端な話、稲の生育が順調で自然であれば、自ずと草が抑えられたりして草が生えなかったり、ある程度あっても気にならないといった感じです。
稲の生育を良くすることが目的で、抑草(除草)が手段になります。

それよりも気をつけているのが、除草そのものが目的になってしまったり、不耕起栽培など栽培方法が自体が目的になってしまったりして、稲を忘れたり、稲の生育を抑制しないように気をつけております。

というのは、
稲がしっかり育つと、自然に草が大人しくなるからです。
逆に、草の勢いが強くなると、その分稲は抑えられ、草がさらに勢いが増し、来年、再来年とどんどん草が良く育つ田んぼになり、結果自然に稲は育ちにくくなり悪循環になってしまいます。

そこで、除草=稲の生育促進と思われがちですが、私はそうでないこともあると思います。

例えば、深水で草を抑制した結果、稲の生育も抑制されてしまったり、
米ぬか除草した結果、タイミングが合わず、草の方が生育よくなってしまったり、
除草した結果、稲の根を痛めすぎて、稲の生育がよくなくなってしまったり、
不耕起栽培に固執した結果、近所迷惑など人間関係を壊してしまうことが多々あります。

稲の生育を促進する方法で、草も抑えてしまうのが自然農法など無農薬栽培の正攻法だと思います。

除草剤を使わない無農薬栽培において、除草は大切ですが、稲を育てることが大切なことなので、本末転倒にならないようにどうしたらいいのか腐心しております。



それでは、私がコシヒカリを育てている際に、どのように稲を育て、草を抑えているのかご紹介したいと思います。


田植えを5/21にした田んぼです。(6/13時点)

田植えをするまでに、如何に田んぼの草が生えにくくしておくかが最大のミソです。
つまり、去年の稲刈りまでに草を抑え、9月末の稲刈りから5月末の田植えまで、半年以上の8ヶ月間がとても重要だとうことです。

私の場合、寒冷地で寒く、水が冷たく、とても粘土の強い田んぼなので、乾きに食い傾向の田んぼなので、稲の脱穀後すぐに耕し、ワラなど春までに分解しやすく起しておきます。
そして、稲刈りから田植えまで土を乾燥させておくことで、草が生えにくい状態を整えておきます。

この稲刈りから田植えの期間に草が生えやすい状態にしてしまってから、田植え後除草しようとしても間に合わず、草優先が決定的になっているので、稲が育たないことが約束されてしまうからです。


田植えから稲の根が活着し、抜けなくなってから7~10日おきに、チェーン除草を2~3回米ぬか(半生ボカシ)を併用しながら、深水で、草を完全に抑制してしまいます。

つまり、この期間は、草が生えてくる前に、生え始め根付く前に、チェーン除草×米ぬか×深水で、草を抑えるだけでなく、
深水でまだ寒い時期に、稲が保温され保護しながら、チェーン除草で、茎が踏まれたり、水圧で茎(道管・師管)を発達できるように鍛えます。




この稲はうちの稲ではありませんがわかりやすいので、稲が分けつをはじめ最高に達するまでの期間に、


手押し除草機の田車を用いて、条間のガス抜き、空気を投入し、稲がより分けつしやすいように稲の根を痛めないように、水の水位を調整しながら、田を押して回ります。

その後は、なるべく早く抑草や除草を切り上げ、田んぼに入らないようにし、浅水で分けつしやすいように水管理のみで稲の生育(分けつ)をさせてきました。




現在は梅雨の雨もあり、こんな感じで、徐々に、水位を元の深水程度になってきております。(今日現在の写真)




草が生えていないだけでなく、稲の葉に太陽光と適度な風がまんべんなく通るようになっております。




株元は、水生の糸ミミズなどが穴を無数にあけて、表面から5㎝程度がいわゆるトロトロ層になっており、水を3日に1度入れる程度で水持ちが良くなっております。

つまり、理想的には
例年の8/25頃田植えの場合、8/5~10に穂が出るので、
その30日前にあたる分けつが最も多くなる(最高分けつ期)が。7/5頃になるので、その後は絶対に田んぼに入らないようにしております。

というのは、最高分けつ期以降は、穂の元が形成され育ちはじめるので、根は衰退し、それにともなって穂に必要ない葉が衰退し、枯れていきますので、田んぼに入るたびに、根が傷むから入りません。




そうなると根の生育が盛んな写真の分けつの時期(6/10~7/5)のみ、根の再生が盛んなので、田んぼに入ることができます。

ちなみに、7日おきに葉を展開させる規則正しいのが稲の生理なので、7日間は田んぼに入らず養生できたら、根の生育を邪魔せずに済むなーと思っています。

6/10~7/5の1カ月弱のうち、目安としては、中間地点の6/15~20位までに除草を終えて、田んぼに入らなくするのが理想です。
そのため、6/25に除草が終われば、御の字です。

6/15~6/25までの期間、超浅水にしてあげると一気に分けつが進み、7/5までに分けつ数が増えるからです。
ただし、草があればあるほど草も勢いづくので、草がある場合は浅水に徹しきれません。

その後は、天候にもよるのですが、7/10以降は深水に戻し、穂が出る8/5まで草を抑え、茎を太くし、立派な穂を育ててあげます。

つまり、草と戦わずして勝つためには、
耕した田んぼで育てる場合、稲刈り~田植えまでに、ワラなど有機物を徹底的に分解させ、草の発芽スイッチをOFFにしておき、
稲の生育初期に、草の発芽の出鼻をくじき、チェーン除草などで株間・条間共に草を抑え、

稲の分けつが始まったら、条間→株間→条間の順番で草取りを早々に終えて、稲の根の生育を促進させ、分けつを促進させ、稲の根からアレロパシー(他感抑草物質)を出させ、稲の葉や根が伸びてしまえば、草も生える余地がなくなるので、結果的に草が大きくなれない(生えない)ので、草のタネも残せず、来年も除草が楽になっていくといった感じです。

「草を見ずして草を取る」という篤農家の言葉が響きます。
稲と草はとても素直なので、すべてを物語ってくれるので、毎日見回るのが楽しみです。


私もさんざ失敗を重ね、理想と現実のはざまを行き来し、未だわからないことばかりで、毎年勉強中です。
ご質問いただき、改めて稲を育てて、草を抑えることについて考察できました。良いご質問ありがとうございます。

自分の田んぼと生活リズムと稲のリズムが合うように、日々勉強ですね。



自然菜園の7月の見学会のお知らせ


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
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田んぼの除草について

2016-06-27 08:09:48 | 日々の自然菜園
本日、
梅雨の晴れ間で28℃を超える予報。

昨日までは、東京のせたがや自然農実践倶楽部さんのコンサル出張でした。
明日から長雨なので、晴れ間の今日は、ダイズを播いてからコムギ刈りに安曇野に行ってこようと思います。


さて、今日のブログは、今が生成期の田んぼの除草について、コメント欄に興味深いご質問がありました。

そこで実際にその田んぼを入ってみないと何とも言えないですし、野菜ほど稲に関して不勉強なので、
このブログで、私の除草のタイミングについて回答とさせていただければと思います。

まずは、田んぼの除草の考え方についてですが、除草だけを考えたことがあまりないということに気づきました。
というのは、不耕起の田んぼであれ、耕した田んぼであれ、私は今まで多くの田んぼを見学し、師匠たちに教えを請い、今も田んぼに囲まれて暮らしておりますが、
除草よりも、いつも稲の生育のことが気になって、生育を妨げないように、稲の生育が良くなることを考えて、水を入れ管理し、草を抑えているといった感じです。

つまり、極端な話、稲の生育が順調で自然であれば、自ずと草が抑えられたりして草が生えなかったり、ある程度あっても気にならないといった感じです。
稲の生育を良くすることが目的で、抑草(除草)が手段になります。

それよりも気をつけているのが、除草そのものが目的になってしまったり、不耕起栽培など栽培方法が自体が目的になってしまったりして、稲を忘れたり、稲の生育を抑制しないように気をつけております。

というのは、
稲がしっかり育つと、自然に草が大人しくなるからです。
逆に、草の勢いが強くなると、その分稲は抑えられ、草がさらに勢いが増し、来年、再来年とどんどん草が良く育つ田んぼになり、結果自然に稲は育ちにくくなり悪循環になってしまいます。

そこで、除草=稲の生育促進と思われがちですが、私はそうでないこともあると思います。

例えば、深水で草を抑制した結果、稲の生育も抑制されてしまったり、
米ぬか除草した結果、タイミングが合わず、草の方が生育よくなってしまったり、
除草した結果、稲の根を痛めすぎて、稲の生育がよくなくなってしまったり、
不耕起栽培に固執した結果、近所迷惑など人間関係を壊してしまうことが多々あります。

稲の生育を促進する方法で、草も抑えてしまうのが自然農法など無農薬栽培の正攻法だと思います。

除草剤を使わない無農薬栽培において、除草は大切ですが、稲を育てることが大切なことなので、本末転倒にならないようにどうしたらいいのか腐心しております。



それでは、私がコシヒカリを育てている際に、どのように稲を育て、草を抑えているのかご紹介したいと思います。


田植えを8/21にした田んぼです。(6/13時点)

田植えをするまでに、如何に田んぼの草が生えにくくしておくかが最大のミソです。
つまり、去年の稲刈りまでに草を抑え、9月末の稲刈りから5月末の田植えまで、半年以上の8ヶ月間がとても重要だとうことです。

私の場合、寒冷地で寒く、水が冷たく、とても粘土の強い田んぼなので、乾きに食い傾向の田んぼなので、稲の脱穀後すぐに耕し、ワラなど春までに分解しやすく起しておきます。
そして、稲刈りから田植えまで土を乾燥させておくことで、草が生えにくい状態を整えておきます。

この稲刈りから田植えの期間に草が生えやすい状態にしてしまってから、田植え後除草しようとしても間に合わず、草優先が決定的になっているので、稲が育たないことが約束されてしまうからです。


田植えから稲の根が活着し、抜けなくなってから7~10日おきに、チェーン除草を2~3回米ぬか(半生ボカシ)を併用しながら、深水で、草を完全に抑制してしまいます。

つまり、この期間は、草が生えてくる前に、生え始め根付く前に、チェーン除草×米ぬか×深水で、草を抑えるだけでなく、
深水でまだ寒い時期に、稲が保温され保護しながら、チェーン除草で、茎が踏まれたり、水圧で茎(道管・師管)を発達できるように鍛えます。




この稲はうちの稲ではありませんがわかりやすいので、稲が分けつをはじめ最高に達するまでの期間に、


手押し除草機の田車を用いて、条間のガス抜き、空気を投入し、稲がより分けつしやすいように稲の根を痛めないように、水の水位を調整しながら、田を押して回ります。

その後は、なるべく早く抑草や除草を切り上げ、田んぼに入らないようにし、浅水で分けつしやすいように水管理のみで稲の生育(分けつ)をさせてきました。




現在は梅雨の雨もあり、こんな感じで、徐々に、水位を元の深水程度になってきております。(今日現在の写真)




草が生えていないだけでなく、稲の葉に太陽光と適度な風がまんべんなく通るようになっております。




株元は、水生の糸ミミズなどが穴を無数にあけて、表面から5㎝程度がいわゆるトロトロ層になっており、水を3日に1度入れる程度で水持ちが良くなっております。

つまり、理想的には
例年の8/25頃田植えの場合、8/5~10に穂が出るので、
その30日前にあたる分けつが最も多くなる(最高分けつ期)が。7/5頃になるので、その後は絶対に田んぼに入らないようにしております。

というのは、最高分けつ期以降は、穂の元が形成され育ちはじめるので、根は衰退し、それにともなって穂に必要ない葉が衰退し、枯れていきますので、田んぼに入るたびに、根が傷むから入りません。




そうなると根の生育が盛んな写真の分けつの時期(6/10~7/5)のみ、根の再生が盛んなので、田んぼに入ることができます。

ちなみに、7日おきに葉を展開させる規則正しいのが稲の生理なので、7日間は田んぼに入らず養生できたら、根の生育を邪魔せずに済むなーと思っています。

6/10~7/5の1カ月弱のうち、目安としては、中間地点の6/15~20位までに除草を終えて、田んぼに入らなくするのが理想です。
そのため、6/25に除草が終われば、御の字です。

6/15~6/25までの期間、超浅水にしてあげると一気に分けつが進み、7/5までに分けつ数が増えるからです。
ただし、草があればあるほど草も勢いづくので、草がある場合は浅水に徹しきれません。

その後は、天候にもよるのですが、7/10以降は深水に戻し、穂が出る8/5まで草を抑え、茎を太くし、立派な穂を育ててあげます。

つまり、草と戦わずして勝つためには、
耕した田んぼで育てる場合、稲刈り~田植えまでに、ワラなど有機物を徹底的に分解させ、草の発芽スイッチをOFFにしておき、
稲の生育初期に、草の発芽の出鼻をくじき、チェーン除草などで株間・条間共に草を抑え、

稲の分けつが始まったら、条間→株間→条間の順番で草取りを早々に終えて、稲の根の生育を促進させ、分けつを促進させ、稲の根からアレロパシー(他感抑草物質)を出させ、稲の葉や根が伸びてしまえば、草も生える余地がなくなるので、結果的に草が大きくなれない(生えない)ので、草のタネも残せず、来年も除草が楽になっていくといった感じです。

「草を見ずして草を取る」という篤農家の言葉が響きます。
稲と草はとても素直なので、すべてを物語ってくれるので、毎日見回るのが楽しみです。


私もさんざ失敗を重ね、理想と現実のはざまを行き来し、未だわからないことばかりで、毎年勉強中です。
ご質問いただき、改めて稲を育てて、草を抑えることについて考察できました。良いご質問ありがとうございます。

自分の田んぼと生活リズムと稲のリズムが合うように、日々勉強ですね。



自然菜園の7月の見学会のお知らせ


2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
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