小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

農民芸術概論 by宮沢賢治

2012年03月16日 | 大切にしていること
■先日、僕は31歳の誕生日を迎え、妻と娘に素敵なプレゼントを頂きました。
ほんとうにどうもありがとう♪

長女からは手作りの誕生日カード、気持ちのこもったお手紙付き♪
妻からは1冊の本を頂きました。
それが、

『農民芸術概論 手帳/宮沢賢治』


でした。
実は少し前から気になっていて、今年の我が家の年賀状もこの分から抜粋させてもらっています。

「世界に対する大なる希望をまづ起せ
 強く正しく生活せよ
 苦難を避けず直進せよ

 世界がぜんたい
 幸福にならないうちは
 個人の幸福は ありえない

 われわは世界のまことの幸福を索ねよう
 求道すでに道である

 われらに要るものは
 銀河を包む透明な意志
 巨きな力と熱である
           宮沢賢治
         農民芸術概論より 抜粋」


明治生まれの賢治の描くこの視野の広さは本当に感激します。
大震災を受けた今の日本に必要な言葉が沢山込められています。

この「農民芸術概論」自体はとても短いもので、あっという間に読めててしまいます。
全文が紹介されていますので、よかったらこちらで読んでみて下さい。

この分の奥に潜む意志を感じると、とても大きな未来を感じました。
その思いで畑に立つと、なるほど農業芸術の意味が感じれます。
生き物が飛び交い、花や草が織り成す自然農の情景はまさに芸術♪

僕の農のバイブルになりそうです。

奥さん、素敵な本をどうもありがとう♪
 
おまけにおにぎりにかぶりつく次女ちゃんでした☆          
   

母島、船待ライヴ2012 予告!

2012年03月15日 | 趣味
■いよいよ今年も船待ちライヴが開催されます!!
年度末にお別れする学校の教員も生徒も、島のミュージシャンも交じっての母島の恒例の島の祭典です♪

日時:3月18日(日)
開場:18:00  開演:18:30~
場所:沖港船客待合所


僕が頼まれた場所のポスターのデザインをしてみました。
各所、出演者のデザインで、皆違って素敵です♪

あまり母島らしいデザインではありませんが、去年来日したブータンの国王の言葉

「竜は私たちみんなの心の中に居て、『経験』を食べて成長します。だから、私たちは日増しに強くなるのです」
「自分の龍を鍛錬して、感情などをコントロールすることが大切」
「心のなかにいる一人ひとりの龍を大切に育てて欲しい」

を母島のPTAの広報誌の編集長(通称Bさん)が紹介していましたので、今回はそれを参考に“昇り竜”にしてみました。

皆さんの心の中の龍を大切に育つことを祈って…。

※ぢつは、とあるいつもニッコリの1歳児にウクレレを船待ち前で抱かせて撮る計画もありましたが、今回は見送りました☆

■そして今回、なんと僕も10年ぶりにドラムを叩くことになりました♪
やっぱり音楽は最高です!

とても久しぶりで、ドラムの技術なんて中学生のまま止まっていて超下手くそですが、一生懸命演奏します!
出番は3番手の「雨上がり発射隊」です。
もうこのバンド名そのままの曲を含む、わずか2曲の出番です。
文字通り「音」を「楽しむ」=「音楽」、ドラムを再開できてとても嬉しいので思いっきり楽しみたいと思います。
どうぞよろしくお願いします<m(__)m>

さあ、間違えても楽しくやるぞ~☆

3.11から1年。失われた犠牲者の魂を無駄にしない!

2012年03月12日 | 東日本大震災
■あの未曾有の大震災から1年が経ちました。
失われた犠牲者の皆様に改めて、追悼の祈りを捧げると共に、失われた魂が伝えてくれた事を大切に未来に紡ぐことを誓いました。
復興にはまだまだ時間もお金も沢山のちからもかかります。
その為に今僕ができることを精一杯やっていこうと、今一度気持ちを引き締めることができました。

未来の子供たちに、笑顔の世界を!

■そしてあの原発事故から1年でもあります。
ここにセシウムの拡散のシュミレーションがあります。
北太平洋全域に汚染が広がっているのが分かります。
そして今は人為的にがれきや食品、資材に形を変えて日本全体、さらには世界にまで汚染を拡げています。
今ももちろん沢山の人が体調の不調を訴えていますが、そのほとんどが「原因不明」の一言で片付けられています。
が、これからもっと症状が出る人が増えるでしょう。
命にかかわる人も出てしまうかもしれません。
政府の「ただちに命に別条はありません」の言葉の下、沢山の人が今も被爆をし続けています。

「ただちに」という言葉はなんて無責任なのでしょう!
東海村の臨界事故で亡くなった大内さんは20Sv(人の年間放射能被爆限度の2万倍)も被爆し83日間も頑張ったそうです。
これですら「ただちに」の範囲に入るのでしょうか?

今後、情報操作で隠し切れないほどの事態になっていくと思います。
その時に後悔しないためにも、自分自身の危機回避能力をフル稼働させて、自分を、家族を、子供たちを守らなければなりません!


■あの大震災、原発事故は私たちに何を訴えているかを今一度、真剣に考える必要があります。
このままの暮らし、考え、経済では持続可能ではないということだと思います。
そして、いつか変われば…ではなく、今変わらなければ!ということだと思います。

沢山の人が気付き、動いています。
でも世の中はそう簡単には変わっていないです。
でもこのままでは第2、第3の災害、事故が訴えてくるでしょう。
もう日本に住めなくなることもあるかもしれません。

それくらい今は切羽詰まっている状況だと思います。
もっともっと本気に考え、動く必要があると思います。

一人ひとりがそれぞれにできるかたちで、しかし心をひとつにして!(by村上春樹)

僕は地域の自給を目指して、
  より省エネ、
  昨日よりいい今日を頑張ります!