小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

展開が最高な父島ショートトリップ② 遊び感動編

2022年10月11日 | 父島

前回①の続き

■3泊4日で行ってきた父島ショートトリップ。
講習、視察、仕事とMIXで行ってきたのですが、
やはり思い出深いのが余暇の部分♪

気付けばメインになってしまうほど、
信じられない展開が目白押しでした(#^.^#)

お世話になったコーヒー山のプーランビレッジにバイクを借してもらったので、
気軽に色んな所に行っては、自由な時間を過ごしていました。
その中で、再確認させられた大切にしたいことがあります。

それは大人が「思いっきり遊ぶこと」です☆

子供の頃は当たり前に、しかも無意識にできていた「思いっきり遊ぶ」という行為。
それが年を重ねると、日々忙しくなり、
仕事に就いたり、家事や育児をするなかで、
つい置き忘れてしまうものだったりします。

時間がない、仕事が忙しい、やることがあって暇がない。
色んな事を言い訳にしてしまいます。

しかし、時々父島に行くと、
わざわざ手間をかけて、
SUPやカヤックで沖に出て夕陽を見に行ったり、
山に行ってタケノコやワラビを採りに行ったり、
自然を使った多様な遊びを、
大人たちが思いっきり楽しんでやっている様に見えてきます。

愉快に小笠原を味わい尽くし、楽しむ大人たち。
それを見て子供たちも楽しんでいく…

もちろん、母島でも楽しむのが上手な大人はいますが、
父島に行くと、毎回その多様性と雰囲気の豊かさに気付かされます。

逆に父島の人が母島に来ると、
行き交う人同士の挨拶やゆったりとした時間を味わって、
すごく良かったと言われたりするのも、よく聞きます☆

どっちがいいという話ではなく、
どちらも素敵なんです(#^.^#)

そんな事を感じさせてくれる存在や仲間が、
50㎞隣にあることがとても有難いです☆


■今回は講習だけなら2泊で済んだのですが、
いつものパターンではなく
敢えて1泊増やしてみました。

結果、それが大当たりで、視察はできるし、
沢山遊べるし、ゆっくりできるし、逢いたい人に会えるし、
最高のリフレッシュになりました(#^.^#)
滞在中、1度も外食してないのに、少し太って帰ってきました☆

滞在3日目の朝、プーランのちかちゃんに午後にカヌーを漕ぎたいから、
メンバーを集めてほしいとお願いをして、
当日の朝招集なのに、6名が揃って、
父島の6人乗りアウトリガーカヌー「イケカイ」の出航が決まりました♪
海は文句のつけようもないほどベタ凪です!

予定して調整して沖へ行ったのではなく、
流れで声かけて実施できてしまう島らしさ♡
そんな展開がたまらなく愛おしいのです(#^.^#)

父島の仲間と、ああだこうだ言いながら、
ベタ凪の沖へと漕いでいき、
みんなで南方面に向かうリクエスト!

すると、南島周辺でまったりしているハンドウイルカがいました♪

すぐさまみんなも海に入り、ドルフィンスイム☆
追いかけ回すのではなく、お互いゆったりとした雰囲気がまた最高でした(#^.^#)


■カヌーを漕いでいくうちに、海況が良く南島に行く話になって来ました。
漕ぎ手メンバーの中にまだ南島に行った事のないメンバーもいたし、
僕自身も恐らく20年ぶりの南島上陸、とっても楽しみになりました♪

これも予め予定を決めて目指すのではなく、
その場その場で楽しんでいく雰囲気です☆

できれば南島の扇池にカヌーで入れたらいいねと話していましたが、
入口が狭く、過去に何度も断念していると聞いて、
まあ、泳いでも入れるから大丈夫と思っていました。

近づくにつれて、風もなく、うねりも小さく、
しかもカヌーの船首と船尾にはステア(舵取り役)が出来るベテランのパドラーが揃ってます。

僕自身も母島でいつもステアをしているので、
直感的に行けると確信できたので、お互いで確認しながら「行きましょう!」と一声。

みんなで集中しながら漕ぎ進めていきました。
その感動的な瞬間がこちらです↓



■「うおおおお!やった~~!」
「初めてだよ~!やったね~!!」
程よい緊張感の後の最高の達成感。
目の前には真っ白な美しい砂浜が拡がっています♡

全長16メートル、幅2.5mちょいのOC6「イケカイ」が見事、南島の扇池に入ることが出来ました!

時間的にもう15時頃だったので、日が陰り、砂浜が暗いかなぁと思ってたら、
バッチリの美しい景色が広がっていました♪

僕も20年振り(たぶんw)の美しい南島の景色を味わいました(#^.^#)
まだ多くの人が入る鮫池コースを通ってないので、
昔と違い、足場がコンクリートで固められたり、
手すりが出来たというのを見れてはいません。

カヌーはアンカーをするわけではないので、3人が残り、
僕たち3人は南島の扇池の砂浜ではしゃいでいます(笑)。


いつもはエンジンの付いたボートで、
南側の鮫池から入って来ていた南島。

それを化石燃料を使うことなく、
手漕ぎで、しかも扇池から入れたことに感動しました☆

そして、それ以上に、当日の朝に声をかけて集まり、
こうして大自然を共に味わえる仲間がいることが本当に嬉しかったです!
みんな超笑顔です(#^.^#)



■帰りもみんなで集中しながら、南島扇池のアーチの下をくぐっていきます。
昔はみんなでこの上から度胸試しで飛び込んでいたものです☆


ここから、帰りの扇浦に向かうわけなのですが、
ここでも信じられないような出来事がありました。

南島の近くに二本岩という、
魚影の濃いポイントがあります。
そこで良さんが「トローリングするから、みんなで全力で漕いでみようか」と言いました。
トローリングはある程度速さがある方が効果があるそうです。

普段の漕ぎはだいたい20%ぐらいの力で漕いでいるのですが、
この瞬間はみんなで全速力で漕ぎました!
良さんが「あと20パドル!!」と言い、
「1,2,3,4…18,19,20、かかった~~~!!!」
と叫びました。

内心「マジか!」と思いました(#^.^#)
展開があまりにマンガ過ぎる(笑)。
カヌーを漕ぐのをやめて、みんなで良さんの格闘を見守ります。

こちらが釣りの瞬間です!


島でも特に美味しいアジの仲間、カッポレが釣れました!!
すごい!凄すぎる!!
展開があまりに凄すぎる(笑)!!
マンガのような展開でした(#^.^#)

お見事!!

さらに再度漕ぎ進めたら、
また良さんが「またかかった!!」と叫ぶので、
今度は釣りが大好きな11歳のA君が竿を持って、
大きな魚との駆け引きに突入し、
見事、1回目より大きなカッポレを釣り上げました!!

見事に2匹釣った私たちは十分に満足して、扇浦へ戻りました。

いつもはパドルを「ハッ!ホー!」と言って左右を代えるのに、
「カッ!ポ~レ!」に変わっていました(笑)。

人生で一番の釣り上げを経験したA君は
「もう釣ってから肩が痛くて大変だよ~」
と超笑顔(#^.^#)

大満足なボヤージングでした☆


■実はそんなA君、実は超自然大好きで、日々バードウォッチングをしている凄腕なのです。
小学生とは思えないほど、鳥の知識も豊富だし、観察力が飛び抜けています。

今回の父島ショートトリップで到着した初日に、
A君の自宅に伺ったら、
話が盛り上がり過ぎてあっという間に2時間以上が経過してしまい、
ヨガに行く予定が行けなくなっていました(#^.^#)

そんな彼とは一緒に鳥を見に行こう!ということになり、
カヌーを漕ぐ日の朝に約束して、八瀬川に探鳥に行ってきました☆

久し振りにゆっくりと八瀬川をあるく僕たち。
ビックリするくらい色んなものを発見しました♪

ティラピアを咥えて泳ぐオオウナギ、
なんとロウニンアジの稚魚が川に入っている、
A君にとっては初めてのオナガガモのメスを見れた!等々。

僕はさらに八瀬川の景観の美しさにも息を吞みました。
本当に美しい。
母島ではなかなか見れない景観です。

A君が、先日小港海岸でマガンを身近で目撃したというのです。
しかし、その時カメラを持っていなかったので、
写真が撮れておらず、今回はそのリベンジをしたいとワクワクしていました♪

小笠原では比較的珍しいマガン。
過去には母島で弱ったマガンを保護し、数か月お世話したこともあります。

ふたりで八瀬川を歩いていると、
父島の凄腕バードウォッチャーがバイクで通って、A君と鳥情報を交換します。
ここに大人と子供の関係性は微塵も感じられません。

A君にマガンの情報を得て、
「マジか!そりゃあ楽しみだなあ!先に行ってるよ~」
と嬉しそうに走り去っていきました。

僕らが河口に着いた時、
「あそこにマガンがいたよ。あんまり人数になると逃げちゃうかもだから、僕は失礼するね。教えてくれてありがとう」
と親切に声をかけてくれました。
このやり取りだけでも、普段のA君の過ごし方、関り方が分かって来ます。

僕たちが八瀬橋に着くと、
マガンはひっそりと休んでいました。

A君は見事なまでの静かなアプローチでマガンを撮っていました。
珍しい生き物を追いかける興味本位の人とは違い、
しっかりと日々自然に向き合っていることを証明する動きでした。

気付けばすっかり僕は鳥よりもA君ウォッチングになっていました(笑)。

そんな動きとアプローチ、周囲の人との関係を築けるA君はまだ11歳。
今後がすごく楽しみです☆


■そんな事を考えていたら、なんと八瀬川に熱帯魚のツノダシがいました!!
これは僕にとっては初だし、想像もできない出会いだったので、
目玉が飛び出るほど驚きました( ;∀;)

20年小笠原に住んでいるけど、これは超ビックリ!!

その後、出逢った島民のみんなに放しても、
みんな目玉をまん丸にして「マジでっ!」と驚くのがとても微笑ましかったです☆

終いには、カヌーでイルカに扇池にカッポレに奇跡の連続を経過して、
「川でツノダシを見た日は、奇跡が起こる」
なんて、A君と笑いながら漕いでいました♪

その日の夜は、
宿を小笠原に来た当初お世話になり、
2年半ほど働いた小笠原ユースホステルに泊まりました。

懐かしい顔ぶれにも会えて嬉しかったし、
20年前、一緒にユースで働いたメンバーも青灯台に集結して、
ウクレレや三線を弾きながら、
みんなで歌って踊って楽しく過ごしました(^^♪

母島に帰る日は、
みんなが見送りに来てくれて、なんとレイまで頂いちゃいました☆

みんなが「引き揚げかいっ!」とツッコんでくれました。
お別れを惜しんで、こうして手間暇をかけてレイを作ってくれることが、
とても嬉しかったです♪

みんなも沢山のお土産をくれて、
気持ちが溢れるほどお腹いっぱいになりながら父島を出港していきました。

二見港を離れながら、みんなに手を振って別れを惜しみます。
おがさわら丸で観光に来て、3泊4日でお別れするのと同じような時間を、
ははじま丸で来て、特別に過ごした4日間。

とても充実しまくりで、超リフレッシュできました☆

帰る時には当初の目的の講習や視察、仕事などももちろん、
こうした奇跡の連続のような時間、
愛おしい父島の仲間との時間が心底嬉しかったです♪

逢いに行ったけど、
タイミングが合わなかった仲間もいて、
それはそれでそういうご縁のタイミングだったのでしょう。
そこはまた会える時のタイミングで再開したいです☆

予定してなくても、
バンバン逢えて過ごせてしまったご縁のみんな。
本当にいつもこの神様の采配には絶妙な加減がされていて、
とても不思議で面白いです!

関わってくれたみなさん、本当にありがとうございました!

たった4日間ですが、
あまりに過ごした時間が濃密で、
ブログに書ききれない事もいっぱいですが、
取り敢えずこのくらいにしておきます(#^.^#)

帰りのははじま丸で、
乱舞するカツオドリたちを見ながら、
母島に帰って来た嬉しさもヒシヒシと感じています。

船から降りたら、
入港日なので思いっきり配達の仕事が待っています。

船から降りて、
行き交う人に挨拶を交わす母島らしさを感じながら、
「大人が遊ぶこと」の大切さを再確認できたので、
仕事ももちろんですが、遊びもしっかりやっていこう!
と思った父島ショートトリップでした♡







沢山の気付きを頂いた父島ショートトリップ① 真面目(笑)編

2022年10月08日 | 父島

■今回は久しぶりに単身で3泊4日の父島ショートトリップに行ってきました☆
最初の目的は、最近、高所伐採の仕事が続いている中で、
父島でフルハーネスの講習があり、僕も参加できる!ということで行ってきました。

しかし、例によって先日の東北旅同様に、それ以外の時間も盛り沢山で(笑)、
大好きなみんなのお陰で沢山の気付きを頂いたので、
勢いのまま記事を書いてみたいと思います(#^.^#)

いつも旅というものは目的の他の要素が、
面白く、かつ深みを与えてくれる気がします♪
関わった父島のみんな、どうもありがとうございました!

帰りのははじま丸の船上で、乱舞するカツオドリを眺めながら、
今回父島で学んだことに色々と想いを馳せていました。

今回の気付きは改めて、
共に過ごせる仲間がいて、
素晴らしい大切な時間を共有できるということは、
なんて有難いのだろうと思いました♡

そして、大の大人が日々の日常の中でも、
楽しく遊んで、感動したり、ドキドキワクワクしたりする事の大切さを
再確認しました☆

過去に8年位住んでいた父島ですが、
アウェイであるが為のメリットが沢山ありました!
周りになんの有人島もない小笠原において、
50㎞隣に父島があり、仲間がいることが、
本当にありがたいとしみじみ思いました(^^♪


■いつも見る母島の夕陽とは違う夕陽を眺めます。
父島の人は本当に沢山の人が夕陽を味わっていると感じます。

ベタ凪だったので、扇浦でSUPでサンセットボヤージングをしている人もいて、
ツアーや接待でなく、
ごく日常的に大自然を味わう人が多いのが、とても素敵に感じました(#^.^#)

今回も滞在のメインは父島の山の方の扇浦エリア。
こちらのエリアに住む友人は、
本当に大自然の中で暮らし、
色んな事にチャレンジしていて、
いつも刺激を沢山頂きます(#^.^#)

着いたその日も、
その時の出会いとご縁で過ごし、
あっという間に友人宅で夜になっていました(笑)。
ヨガに参加するはずが…(#^.^#)

滞在2日目はフルハーネス講習の日。
朝からどのお知らせを見ても開催場所も時間も書いていないのが島らしさ(笑)。

まあどーせ8時か9時開始だろうと思って出発しようと思ったら、携帯が鳴りました。

なんと北朝鮮からミサイルが!!
青森、北海道、東京の島に警報が鳴り、
一気に平和な雰囲気が豹変しました。

母島より都会の父島だから、
こういう警報が聞けるのかと思ったら、
初だったようです。

後に、東京の島は誤報だと発表されましたが、
島のみんなに想定していなかった緊張が走りました。
こんな現実を目の当たりにして、
やはりできる限り、戦争のない世界を子供たちに託したいと心底思わされました。


■そんな緊張のあと、
無事にフルハーネス講習☆

このフルハーネス講習がとても面白かったです!
参加前から座学ばかりと書いてあり、
実はげんなりしていたのですが、
蓋を開けてみれば、
現場で即通用する知識のオンパレード。

結論から言うと、
フルハーネスを推奨しないという、
フルハーネス講習でした(笑)。

今年の1月から高所作業においてフルハーネスの義務化がされていて、
僕も便利屋で高所伐採をする機会があり、
色々悩んでいたのですが、
造園業においてはフルハーネスを推奨しないという話を聞いて、
とても納得しました。

高所作業におけるフルハーネス義務化の意味は、
高所からの転落、墜落時に命を守るためのものなのですが、
造園業に関しては、そもそも落ちないように色んな装備を整えるので、
落ちてからの安全ではなく、
落ちないように安全を確保するというスタンスが明確に違うそうです。


さらに、
今回のフルハーネスの義務化は過去の安全帯に代わるものであり、
そもそも絶対に安全と分かっている箇所にかける安全帯と、
造園業における安全確保は全く違うもので、
しっかりと安全が担保されていない木にアプローチするもので、
この法律とは離れた意味を持つそうです。
つまり、違法とならないそうです。

なので、
造園業では従来通り、シットハーネスを用いているのを推奨しているそうです。

実際に島でもこの法律の施行で、
造園業でもフルハーネスの義務と思っている方も多く、
内地でもそういった混乱が続いているそうです。

造園業におけるフルハーネスの使用は、
高所作業車に乗って、安全帯の代わりに使用するくらいが現実的な使用例だそうです。

一般社団法人 日本造園組合連合会のプロに教わりました!
どうもありがとうございました☆



■講習の日の夜はNPO法人ONE LIFEの総会に参加しました☆
僕は一応、理事なんです(#^.^#)

みんなで1品を持ち寄り、
これまでの活動を振り返り、
今後の活動を話し合います。

今回もワクワクするような今後の活動が挙げられてきていて、
ぜひ母島でも実施したいものがあるので、
とても楽しみです♡

参加の僕の1品は
母島ローゼルの塩漬けと父島バジルのサーモンパスタ☆

ハッキリ言って実験でしたが(笑)、予想以上に美味しくできて好評で嬉しかったです(#^.^#)

ワンライフの活動で、父島の人もあまり知らないこの場所が、
とっても素敵になるかも知れません♡


■講習翌日は予定を1泊延ばし、
父島のゴミ処理施設「クリーンセンター」の視察をさせて頂きました。

普段、母島でゴミ回収の仕事をしていて、
父島に送って処理してもらっているゴミも多いので、
どのように処理しているのか知りたかったし、
常日頃のお礼も伝えたかったのです。

父島では様々なゴミが、
色んな形で処理されていて、
母島のリレーセンターでは拝めないものが沢山ありました!!

島に暮らして、気を付けてはいますが、
常にゴミを出しながら暮らしている僕にとっても、
回収する身としても沢山の気付きがありました♪

案内してくれた村の職員さんも、とても博識で、
すごく勉強になりました。
どうもありがとうございました☆

今後のゴミの出し方、仕事での処理の仕方にも活かせそうです!
懐かしい顔ぶれにも挨拶出来て、とても楽しいひと時でした。

島のみんなにも島で暮らして出るゴミが、
どう処理されて、どう処分されて、
どのように送られているのかを知って欲しいと思います。

それが少しでもゴミを出すマナーの向上にもつながると思うし、
ゴミや資源を考える事にもなると思うのです。

ワンライフで
発電所、上下水道施設、ゴミ処理施設などの
大人の社会科見学を実施していければと思うので、
実施の際にはぜひご参加ください(^^♪


■そんな学びの連続の前後には
余暇というか、主目的というか、
色んな遊びや過ごしたり、関わったりする中で
沢山の気付き、喜び、リフレッシュ、感動がありました(#^.^#)

次回はそれについて書こうと思っていますが、
続編を書こうと思うと、
ホットに書きたい事例が発生し、どんどん追いつかなくなっています(笑)。

どうしようかな(笑)。

今年だけでも
東北資格取得ツアー
海岸清掃
の続きを書けていません。

忘れる前に書かないと~(汗っ)

父島ショートトリップ②へ続く

【おまけ】
Instagramに行きのははじま丸船上のカツオドリ動画をアップしました☆
最近、リール動画に音楽を付けれる(著作権問題をクリア)ことを知り、ちょっと始めて見ました。
この「アシタカせっ記」の旋律はすごく好きなんです☆


島の山菜と霞ハートロック 父島春休み編 その②

2022年05月04日 | 父島

前回の続きです。

■父島に2年ぶりにやってきた春休み次女卒業旅行。

ファーマーズマーケットに感動した翌日はハートロックに行くことにしました。

 

父島のハートロックは僕が父島で一番好きなトレッキングコースです♪

道のりはそんなにハードじゃないし、

様々なバリエーションの景観が見られ、

最後に衝立山から一気に視界が晴れて、

大海原の先に母島が見える場所に来ると感動しちゃいます☆

しかし、この時期は霧が凄くて視界が見えない場合も多いです。

地面にある苔がこんなにも美しく見えるってことは…

 

そう、見事に真っ白でした(笑)。

こんな標高何千メートル級と言われてもわからないほどの景色のハートロック!!

10年前とは違い、様々な場所で歩道や看板などが整備されていました。

いわゆる近自然工法ってやつです。

 

■しかし、そんな景色ごときでめげません。

行きも帰りも道のりが本当に楽しかったのです(#^.^#)

 

めっちゃ最初なのですが、

崖に見えるノヤギを眺めながら、

何度も鳴き交わしをしていました。

ヤギと人間が、です(笑)。

我が家は母島に来てからずっとヤギを飼ってきました。

しかし、2年前の夏に最後のヤギを老衰で失ってからは、コロナ禍ということもあり、

なかなかヤギを飼えずにいました。

 

次女も成長し、あまり畑に来なくなっていたのですが、

父島でヤギ(ノヤギ)と再会した時の溺愛ぶりがすごく、

こんなにヤギが好きだったのか!!と思うほど、

ヤギにハマっていました(^^♪

 

ハートロックの帰りには道が獣臭がすごくて、

この母島の林内にはない感覚が新鮮で、

目の前に立派なヤギの群れが現れた時は超大喜びでした☆

まさに立派なヤギのがらがらどん。

しっかりとした筋肉に立派な角、そしてその存在感。

 

母島の山に入っても大きな獣のいない森に慣れている僕らにとって、

その存在感はすごく印象的でした☆

もちろん次女は大喜びでした(#^.^#)

 

■春の父島でハートロックと言えば、

もちろんワラビ採りです。

十年前に住んでいたころは全くなかった手作りの案内看板が出来ていました。

 

そのに行くまでの道のりも楽しい♡

 

最初にワラビ谷に来た時はさほど採る気も無かったのですが、

ワラビを摘んでいるうちにどんどんハマってきて、

結局、袋いっぱいにワラビを収穫してしまいました(^^♪

丁度ワラビを採りに来ている、懐かしい父島の友人たちと話しながらっていうのも良かったです☆

 

 

■今回は父島の友人に色んなアク抜きを教わりました。

今までは湯がいていたり、そのまま天ぷらにしていたのですが、

今回は火を通さずに、触感を楽しめるアク抜きを習って二通りチャレンジしてみました。

 

火を通さないアク抜きの方法は

①重曹を使う

②灰を使う

の2パターンがあるようです。

 

まずはやってみること!

今回は父島の友人にどちらも分けて頂いたので、

両方試してみることにしました(#^.^#)

まずは十分な熱湯を沸かします。

そしてその間にワラビを洗い、余計なゴミを落とします。

 

その後は

①重曹をまぶす(これくらいだと大さじ1くらい)

 

②灰の場合はひと掴み以上の十分な灰をまぶす

 

比較するとこんな感じです。

 

十分にまぶしたら、

熱湯をひたひたになるくらい注ぎます。

 

いつも火を通していましたが、

なるほど、これはいい方法です(#^.^#)

そのまま一晩放置します。

 

翌朝、ざるに上げてしっかり洗います。

火を通した時に比べて、しっかりとした感触が残っています。

 

その後は、

醤油やめんつゆ、おかかやポン酢で頂きます。

火を通すとどうしても柔らくなり、溶けてしまいがちなのですが、

この方法はしっかりとシャキシャキが残っていて、とてもいい食感と味でした(#^.^#)

 

アクの取れ具合は、どうやら灰が少なかったらしく、

灰でやった方が若干エグみが残っていました。

重曹の方はバッチリでした(#^.^#)

 

こんなにワラビを楽しめたのも今回の父島旅行のお陰です☆

 

 

■8年くらい住んでいた父島です。

大好きな場所は幾つもあるのですが、水産センターもその一つ。

小さな水族館があり、とても楽しめてお勧めです(#^.^#)

今回は何と島出身の年の近いスタッフもいて、水クラゲなどの給餌も見せてもらえて、

とっても楽しめました♪

 

水産センターの入り口には丸い水槽があり、アカバが入っています。

なんとこのアカバは世界初歯磨きができるアカバなんです!!

近くにちゃんとそれ用の歯ブラシも用意されていて、次女がアカバの歯磨きを楽しんでいました。

アカバ達も口を大きく開けてまんざらでもない感じです(#^.^#)

 

 

■また、父島の海岸には素晴らしい取り組みがありました。

海洋プラスティック回収ボックスです。

 

これは前浜に設置されたのを撮影しました。

 

しっかりと案内看板も書かれています。

 

中を開けるとこんな感じになっていました。

さすがクリエイティヴな人の多い父島です!

 

しかし、宮ノ浜で見かけた休憩所の屋根。

これはオガサワラビロウの屋根に見立てたプラスティックでした。

これは父島の人達にも海洋プラスティックを軽減するのに反していると、

絶賛、大ブーイングの代物でした。

本来の意味合いを微塵も感じさせず、見た目だけで真似た滑稽さが見事に形になっています。

オガサワラビロウの屋根を維持できなくなった背景をしっかりと考えなければいけません。

 

■この他にも父島では壮大な夜景を楽しんだり、

なかなか母島でできない時間を過ごすことが出来ました。

 

母島の船客待合所の前にもありますが、

父島の役場の前にも今回のロシアのウクライナ侵攻に対して、

戦争反対の意思表示のプラカードが掲げられていました。

戦争に翻弄された歴史を持つ小笠原だからこそ言えることがあると思います。

 

夕陽を眺めながらもこの平和なひと時を味わえる幸せを噛みしめています。

 

今回の2年ぶりの父島で、隣島の大切さをヒシヒシと感じました。

そして父島の友人・知人の素敵さ、素晴らしさ。

沢山の刺激を頂きました(#^.^#)

 

妻が当時から言っているハートロックへの道「ベトナム小道」。

 

この素敵な道を歩きながら、

自分たちの未来を考えながら今を楽しむ時間を過ごしています。

普遍的なテーマですが、

自分たちがどこからきてどこへいくのか。

 

そんな事を感じさせる父島春休み滞在でした。

僕は仕事の都合で3泊の滞在で母島に戻りましたが、

妻と次女はその後1週間父島を楽しんだのはナイショです(#^.^#)

 


2年ぶりの父島で感動したこと 父島春休み編 その①

2022年04月30日 | 父島

■3月の下旬にコロナ禍になってから初の2年ぶりに父島に行ってきました!

2009年まで8年くらい住んでいた父島。

久しぶりに行ってみると、本当に刺激的で沢山の感動を頂きました(^^♪

クリエイティヴな人も多くて、素敵な友人知人が沢山いる隣の島があることはとても誇らしいです☆

ブログ記事に書こう書こうと思っていたのに、もう1か月も経過してしまいました。

長くなるので2回に分けて投稿しようと思います。

 

■今回の父島で特に感動したのは、念願のファーマーズマーケットに行けたことでした!

父島の南にある北袋沢というエリアがあり、そこのUSKコーヒーで行われる言わば市場。

僕が父島に住んでいたころはなかった素敵な空間で、

関わっている友人知人も多く、とても素晴らしい空間でした☆

野菜だけでなく、超美味しいパンやアクセサリーや工芸品、

クッキーやコーヒーなどありとあらゆる品々がならんでおり、

手作り感満載でものすごい活気溢れる空間でした♪

 

父島に住んでいたころ、

みんなが「こういうのをやりたいなぁ」と言うのを話していた気がするのですが、

こうして形になっていて、しかも大盛況で感動しまくりでした。

 

今年の10月で6年目を迎えるとの事。

月に1度の開催だそうですが、

雨の日もお客さんが来ない日も、自分の畑に作物がないときも、

ずっと続けてきたそうです。

そこが本当にすごいと思います♪

 

この場に色んな可能性とエネルギーをビンビンに感じて、感動しまくりでした。

こんな空間を作れている父島のメンバーにリスペクトです☆

小港の駐車場は車が溢れるほどの大盛況!!

聞いてはいましたが、まさかここまで盛り上がってるとは!!

山の方のイベントにこんなにも町の人が来るようになっているのは

素直にすごい事だと思います(#^.^#)

そして何もかもが雰囲気が良くてオシャレです(#^.^#)

クリエイティヴな人が多い父島の勢いを感じさせてくれました。

すごくいい刺激になります。

僕は単純なのでこんな可愛いビンのリンゴジュースってだけでときめいていました♪

飲んだ後は楽器に早変わりしていたのは言うまでもありません(中身を吹くと結構でかいいい音が鳴ります!)

 

コーヒー好きの妻は、念願の小笠原珈琲を堪能しておりました(#^.^#)

 

父島の町の方にある飲食店では、

プラごみ軽減の為にマイカップの持ち込み、使い捨てでないストローでの提供もあり、

凄い意識を高くもっているなぁと感激しました☆

 

■色んなブースに素敵でしかも大好きな人も多くて、

すっかりくつろいでしまいました(^^♪

幸せだなぁ☆

我が家が結婚する前からの長い付き合いの友人の「はるさえん」の素敵なお野菜の数々。

こういう雰囲気で自分が作った作物をお客さんと対話して販売できる空間って素敵です♪

色んな他愛もない話をしながら1日を過ごせる場でした。

そしてこれだけのラインナップを揃えられることも素晴らしいなぁと感激していました。

懐かしい顔ぶれとお話しているだけで、あっという間に時間が過ぎていきます。

 

■すぐ隣には友人家族が畑をやっていたり、

昔から色んな事を学ばせてくれる森本智道農園があるので、

もちろんお邪魔してきました(#^.^#)

いきなり素敵なアースオーブンがありました。

WWOOF旅の時に長野の高遠にあるフリーキッズヴィレッジで作ったことを思い出します☆

横にいるハニワちゃんがなんとも可愛い♡

 

ヤギさんも飼われていて、次女がすごく楽しんでいました♡

次女がこんなにヤギが好きだったとは!!

今現在、母島にはヤギがいなくなってしまったので、やはり近い将来また飼いたいと思います。

 

■母島になくて父島にあるものは豊富にあるのですが、

何といっても昔、父島に住んでいたころに沢山お世話になった境浦ファミリーさんの湧き水です♪

これは保健所による民宿での使用許可が下りるほど質のいい湧き水で、

オーナーの計らいで島民にも広く利用させてもらっています。

父島に住んでいたころは毎週、自転車で長女と一緒に水を汲みに来ていました☆

本当に住んでいて美味しい水が飲めるのは幸せな事です(#^.^#)

今回も美味しい湧き水を頂きました♪

伺った時は留守でしたが、いつもいつもありがとうございます☆

 

さらに母島にないものと言えばコンビニ!!

父島には早朝から深夜まで営業している佐藤商店があります。

これは僕らが父島に住んでいたころはなかったお店です。

こども向けのお菓子も充実していて、ふと夜遅くに買って飲みたくなった時にも重宝します(^^♪

 

■実をいうとこの2年ぶりの父島は次女の小学校卒業記念家族旅行でした。

ついでに僕も墓石彫刻の仕事があり、父島の大根山墓地などにお邪魔していました。

父島の大根山墓地は村が管理していて、海が見晴らせてとても綺麗でした(#^.^#)

父島は建物が多くて、母島から来ると本当に都会に感じます!!

 

来る時のははじま丸はカツオドリが乱舞していて、

なんと珍しいアカアシカツオドリの幼鳥が1羽だけ混じっていました!

上を見上げて撮っていたらなんと!!!ウンが降って来ましたが、見事に避けました(笑)。

まさに決定的瞬間(#^.^#)

こちらは普通のカツオドリ。

英名のBooby birdがピッタリな印象です(#^.^#)

春先は霧がかる日も多くて、

朝露がとっても素敵に見えました♡

 

宿は今回「なぎ屋」にお邪魔しました!

母島から来る家族向けにすごく配慮してくれていて、とてもリーズナブルで快適でした!!

どうも有難うございました☆

 

■父島について最初のミッションはお見送りでした。

母島で一緒に過ごした大好きな仲間がこのおがさわら丸で引き揚げだったのです。

「見送り船に乗ってみたいです!」というリクエストもあり、

せっかくの機会なので、僕も約10年ぶりに見送り船に乗ってみました!

 

母島の人数の少ない、距離の近い見送りを日々していたので、

父島の人数の多さ、規模の大きさに翻弄されまくりでした(笑)。

 

しかも、この便は父島も高校生の卒業便など、見送りが盛んなタイミングでした。

僕も竹ちゃんにお願いして見送り船に乗せてもらい、

精一杯見送りました。

 

ですが、大問題発生!!

人が多すぎて全然発見できない!!!

さすが父島の見送りです☆

最後の方で大人数の中からようやく見送りたい友人を発見!!
その後10年ぶりの見送りダイブを敢行しました。

用意していた防水デジカメをしっかりと宿に忘れたので、写真はありません(涙)。

おっちょこちょいの僕なので、いつも通りだけど悔しかったなぁ

 

もう見送ってから1か月が経過しています。

まだまだ寂しい気持ちが残っています。

 

みんなそれぞれ次の暮らしを精一杯生きてると思います。

母島にも沢山の新しいメンバーがやって来ました。

そう思うと季節が巡ってレモンの花が咲き、ザトウクジラが巡るように、

島の暮らしも人もそれぞれの流れで巡っているのだろうと感じます。

 

その巡りの中で出逢い、一緒の時を過ごす。

やっぱりそれは一期一会なのだと思います。

その瞬間、瞬間を大事にしていきたいです☆

見送った後に久しぶりのウェザーステーションで夕陽を見ながら

みんなで語り合います。

これもまた一期一会。

この島時間が結構僕は好きなんです☆

 

父島の皆さん、どうもありがとう(#^.^#)

その②に続きます。