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日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

GetUpEnglishについて

毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2024 Uesugi Hayato(上杉隼人)

TO LIVE AND LET LIVE

2010-02-28 00:03:00 | L

 今日GetUpEnglishも、アメリカ口語を少し離れて、「ことわざ」を紹介します。

 to live and let liveは、直訳すれば、「自分は生き、ほかのひとも生かす」。すなわち、「互いに許しあって生きていく、我慢する」「自分は自分人は人、人にはそれぞれの生き方がある」意味で使われる。 

 今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。

○Practical Example   

 "Mr. Nagase always acts with his eye to the main chance."   

  "Don't be so critical of him, Yamada-san. Live and let live."  

 「長瀬さんはいつも自分の利益を最優先しようとする」 

 「そんなに彼を批判するなよ、山田君。人は人だよ」  

 with one’s eye to the main chanceは、軽蔑を込めて「自分の利益ばかり考えている」という意味で使われる。

●Extra Point

 次のような使い方もする。

◎Extra Example

 "I heard most of workers were unhappy with Masao as their president."

 "Exactly. But they decided to live and let live for the sake of their company."  

 「従業員のほとんどは正夫が社長であることに満足していないと聞いた」 

 「そのとおりだ。でも、会社のことを考えて、お互いに許しあってやっていくことにしようと決めたんだ」

 Paul McCartney(1942- )が1973年にThe Wingsとともに発表した大ヒット曲に"Live and Let Die"があります。これは007シリーズの同名の映画Live and Let Dieの主題歌として作られました。"Live and Let Die"は、このlive and let liveに引っ掛けたものと思われます。直訳すれば、「自分は生きて、彼らは死んでしまえ」ですから、邦題「死ぬのはやつらだ」はなかなかうまい訳だと思います。

ポール・マッカートニーは今年68歳になりますが、まだまだ元気です! 昨年発表されたライブCD&DVDは最高でした。

  http://www.paulmccartney.com/splash.php

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TO BELONG

2010-02-27 00:12:22 | B

 第52回グラミー賞4部門を受賞し、先日来日も果たしたTaylor Swift(1989-  )の大ヒット曲に、"You Belong with Me"があります。

 http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/taylor_swift/

 今日のGetUpEnglishは、2月2日から長らくつづいているアメリカ口語シリーズを休んで、この表現を学習しよう。 

 to belong to([・・・・・・の]もの[所有物]である、[・・・…に]所属する)という言い方はよく用いられる。

○Practical Example

 "Do you know whose car it this? There's no parking allowed here, so we have to move it right away."

 "I think this car belongs to Mr. Powell".

 「この車、誰のか知ってる? ここは駐車禁止区域なので、すぐにどけないといけないんだ」

 「パウエルさんのだと思います」

●Extra Point

 テイラー・スウィフトの曲にあるto belong with…は、「・・・・・・関係がある、・・・・・・と調和する」という意味で使われているようである。

◎Extra Example

 "They say he's started dating yet another girl."

 "No, he belongs with me!"

 「彼また別の女の子と付き合い始めたっていう噂よ」

 「いいえ、彼はわたしと気が合うの!」  

 Glen Fynnの1985年の大ヒット曲(ビルボート第2位)に、"You Belong to the City"があります。

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HOLY SHIT

2010-02-26 00:01:00 | H

 驚きをあらわす下品な間投詞。アメリカ俗語だが、イギリスでも用いる。

 今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習します。

○Practical Example

 "Holy shit! Look at the size of her tits!"

 "Don't use such a dirty language in front of me, okay?"

 「すげえなあ、あのデカパイを見ろよ」 

 「そんな汚いことばをわたしの前でつかわないでよ、いい?」

●Extra Point

 ほかにHoly balls!やHoly fuck!とも言う。

◎Extra Example

 "Holly fuck!"

 "Please don't use such strong language in front of the children."

 「すげえ!」 

 「そんな汚いことばを、子供たちの前で使わないで」  

 strong wordは、この場合、「汚いののしりことば、下品なけなしことば、罵声」。

 今日は例文が控えめになりましたが、お許しください。いずれにしろ、本日紹介した表現は、使わないほうがいいかもしれません。

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TO HOT(-)DOG

2010-02-25 00:11:33 | H

 アメリカ俗語で、hot(-)dogは、「これみよがしの態度をとる、見せつける、(サーフィン・スキー・スケートボードで)アクロバット的妙技を見せる」という意味で使われる。広く「腕前のいいところを見せる」とか、「妙技を披露する」という意味でも用いられる。

 これはHot dog!(みごと、すごいぞ)という間投詞からきているらしいが、さらに調べてみたところ、God!につながるようである。God!をつづりをひっくり返すとDog!になり、そこからHot dog!(うまい!)ができたらしい。

 食べ物のhot dogはダックスフント型のソーセージを用いるためとか犬肉を入れるという冗談からきたとされるが、実はこのHot dog!の表現に関連しているようである。この間投詞は1900年ごろか流行し、ホットドッグもそのころに生まれた。

 なお、「うまいわざを見せる」はよくto hot(-)dog itと言う。

 前置きがずいぶん長くなったが、今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。

○Practical Example

 "A group of teenage boys were riding skateboards in the park."

 "They were hotdogging it in order to impress their girlfriends who were watching them."

 「少年たち公園でスケボーをやってた」

 「あいつら、女の子たちにいいところを見せようとして、派手な技をやってみせてたよ」

●Extra Point

 もう一例あげる。

◎Extra Example

 "I thought the mouth would be out there hotdogging his way to overnight stardom."  

 "Yeah. Although he often talks big, Kazuhiro is very good at snowboarding."

 「あのへらず口野郎、あそこでスゲエ技を見せて、一夜にして大スターにのし上がるだろうな」

 「ああ。和宏はよく大口を叩くが、確かにスノボはうまい」

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TO GET OUT OF ONE’S HAIR

2010-02-24 00:33:29 | H

 to get out of one’s hairは「(面倒をさけて、邪魔しないよう)・・・・・・に近づかないでいる」、すなわち、「人に迷惑をかけない、人にうるさくしない、人をいらいらさせない」というような意味のアメリカ俗語。to get in one’s hair(人をイライラさせる、人を悩ます)の逆の意味の表現。

  to get in one’s hairをやめることがto get out of one’s hairになるわけだが、どちらもシラミ(louse)が髪の毛にたかることから生まれたようだ。

 今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。

○Practical Example

 "What do you want, kid?"

 "Just give me the money and I’ll get out of your hair."

 「小僧、何が望みだ?」

 「その金をくれさえすりゃ、うるさくしないで消えてやるよ」

●Extra Point

 to get a person out of one’s hair(人の邪魔をやめさせる)という言い方もよくする。

◎Extra Example

 "Darling, take the boys outdoors. They are getting in my hair."

 "All right, Kyoko."

 「あなた、子供たちを連れ出して。うるさくて困るのよ」

 「匡子、わかった」

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GERITOL GENERATION, PEPSI GENERATION

2010-02-23 00:01:00 | G

 「ジェリトール」はアメリカで広く宣伝されている老人用の強壮薬の名であって、geriatrics(老人医学)のgeri-と関連している。 そして、the Geritol generationで、「老人世代、シルバー層」の意味で使われる。

 今日のGetUpEnglishでは、このひょげんを学習しよう。

○Practical Example

 "Mike’s music appeals to the Geritol genetation."

 "I know. Old folks just aren't with rock."

 「マイクの音楽は、老人世代に受ける」

 「知ってる。年寄りはロックについていけないから」

●Practical Example

 これに対して青少年層は、the Pepsi generationと呼ばれる。

 もちろん、これはペプシ・コーラ社の宣伝であった。

◎Extra Example

 "It’s kind of a commune for the Pepsi generation."

 "Exactly. Young people are always flocking together here."  

 「それは青少年の共同体みたいなものだよ」

 「確かに。あそこにはいつも若者がたくさんいるね」

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NOT FOR ALL THE TEA IN CHINA

2010-02-22 00:01:00 | C

 直訳すれば、「中国の茶を全部もらっても・・・・・・しない」。この表現は、「どんなこと[理由、利益など]があっても・・・・・・しない」の意味で用いられる。

 昔、茶が大変な貴重品であったことから生まれた表現と思われる。not for anything in the world(断じて・・・・・・でない、決して・・・・・・しない)と同じ意味。英米ともにユーモアをこめて用いる。 

 今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。

 たいてい、wouldn’t… for all the tea in chinaの形で使われる。

○Practical Example

 "Takashi's in an awkward position now."

 "I wouldn’t be in his shoes for all the tea in China."  

 「貴志は今苦しい立場にある」

 「いくらもらっても彼の立場になりたくないな。

 in one's shoesは、「人の地位[立場、境遇]に身を置いて」。

●Extra Point

 次のような形でも使われるので、注意

◎Extra Example

 "Are you going to Michael’s show?"

 "Of course! I wouldn't miss it for all the tea in China."

 「マイケルのコンサートに行くの?」 

 「もちろん、何が何でも行くわよ」

 for all the gold in Fort Knox(連邦政府の金の保管地から), for all the oil in Saudi Arabiaなどと変形して用いられることもあるようだ。(いつかGetUpEnglishで紹介してみたい。)

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TO SHOVE IT

2010-02-21 00:33:26 | S

 to shove itは、「それを突っ込む」とは、何かを嫌悪したり、拒絶したりするときの決まり文句で、"Fuck you!"や"To hell with you!"に相当するアメリカ俗語。

 今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。

○Practical Example

 "I want you to let me help you, Eric."

 "Shove it! I don’t need your help, Bobby."

 「エリック、手伝わせてください」

 「余計なお世話だ。ボビー、おまえの助けなんかいらないよ」

●Extra Point

 映画などでは、次のような形でも使われるようである。

◎Extra Example

 "Why don’t you shove it, Choji?"

 "No. I want to tell you how I really feel, Ino."

 「チョージ、消えたらどうなのよ?」

 「いやだ。イノ、君にぼくのほんとうの気持ちを伝えたいんだ」

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TO BUY

2010-02-20 00:40:52 | B

 この動詞の意味を知らない人はいないと思うが、to buyはアメリカ口語で「(意見・話などを)受け入れる、是認する、信じる、買う」の意味で使われる。相手の理由付けや推論を肯定する時に用いる。

 今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。

 肯定文の場合、次のように使われる。

○Practical Example

 "Daisy married Tom because he is richer than Gatsby."

 "I’ll buy that, Nick."

 「デイジーがトムと一緒になったのは、彼がギャツビーより金持ちだからだ」

 「ニック、そのとおりだよ」

●Extra Point

 『日めくり現代英語帳』上巻の239ページでも紹介したが、否定形で使われることもよくある。

◎Extra Example

  "I think the economy will make an upturn."

  "I’m sorry, I don’t buy it. We’re heading for a recession."  

  「景気は好転すると思う」 

  「いや、ぼくはそうは思わない。景気は悪化しているよ」

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TO BUST IN ON

2010-02-19 00:25:39 | B

 「突然お邪魔する」に相当するアメリカの口語。このbustはburstの変化したもので、burst it onと言っても同じである。これと発音の似たbutt it onは、「ヤギが頭で突くように入り込むことで、出しゃばって口を差し挟む」という意味が加わってくると思える。つまり、お呼びでない時に割り込むことである。

 ほかにも、to horn in onは「角で突くようにして人のもうけ口などに割り込む」こと、to nose it onは「人のことに鼻を突っ込む」という意味でよく使われる(機会があれば、どちらもGetUpEnglishで取り上げてみたい)。

 いずれにしても、…in onまたは…in uponは、「突然割り込むこと」を表わすようだし、そのように覚えておきたい。

 今日のGetUpEnglishでは、to bust in onの使い方を学習しよう。

 まずは、「押しかける」の意味から。

○Practical Example

 "Don’t bust in on him, Karin. Phone him first. "

  "But Sasuke never answers my phone."

 「カリン、彼のところに突然押しかけないで、まず電話をしろ」

 「でも、サスケは絶対に電話に出てくれないのよ」

●Extra Point

 つづいて、「口を差し挟む」の用例を。

◎Extra Example

 "Excuse me for busting in on you like this, Masayasu."

  "It’s okay, Satoko. What happened to you?"

 「雅康さん、口を挟んでしまって、ごめんなさい」

 「いいんですよ、智子さん。何かありましたか?」

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TO BANK ON

2010-02-18 00:02:00 | B

 TO BANK ONは、「……をあてにする」という口語表現で、英米ともによく使われる。

 元々はアメリカの表現。「銀行に預ける」ことから、depend onやrely onの意味になったもので、アメリカではYou can bank on ~Bank(……銀行は信頼できます)という銀行の宣伝文句としてもよく使われる。

 今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。

○Practical Example

 "We shall meet again, Mr. Oshima."

 "Exactly. We can bank on him."

 「大島さんにはまた会うことになるだろう」

 「そのとおり。あの人は頼りになる」

●Extra Point

 to bank on …to doという形でも善く使われる。

◎Extra Example

 "I am banking on Mr. Mogi to do his best."

 "No, I don’t bank on it."

 「茂木さんが最善を尽くすことを当てにしているよ」

 「いや、ぼくはあてにしない」

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DIFFERENT BALLGAME, A HORSE OF ANOTHER [DIFFERENT] COLOR

2010-02-17 00:33:27 | B

 「野球の試合」から、「情勢、事態」という意味になったアメリカ俗語。

 That’s the old ballgame. と言えば、「決まりきったことさ」というぐらいの意味で、We are in a new ballgame.は「事情が変わった」ということ。

 そしてDifferent ballgame.は、「そうなると話が違ってくる」の意味で、That’s another story.と同じ意味だ。 

 今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。

○Practical Example  

 "Now let’s stop discussing my mistake, and let’s discuss yours, Akiko."

 "That’s a completely different ballgame, Reiji."

 「章子さん、ぼくがミスした話はやめて、君のミスについて話そうよ」

 「礼士くん、それは全然別の問題よ」

●Extra Point

 "That’s a horse of another color."や"That’s a horse of a different color."もほぼ同じ意味で使われる。これらは「それは馬の色が違う」ということだから、競馬から生まれた表現だと思われる。

◎Extra Example

 "Will you lend me ¥100,000, Ritchie?"

  "Of course, I said I could lend you ¥10,000, Ian. However, if you need ¥100,000, that's a horse of entirely another color."

 「リッチー、10万円貸してくれないか?」 

 「イアン、もちろん、私は1万円貸せると言ったよ。しかし、きみが10万必要だとなれば話はまるっきり別だ」

 金銭の貸し借りには注意しないといけない。

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TIPSY

2010-02-16 00:03:00 | T

 「酔っ払った」という意味で英米ともに普通の口語である。どちらかというと「ほろ酔い」に近い。a tipsy stagger(or lurch)は、「千鳥足。もともと「傾く」という意味のtipからきたもので、tippedと言うこともある。

 通例get tipsy, またはbecome tipsyとして用いる。

 今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。 

○Practical Example

 "I had a second vodka and soon became tipsy."

 "Yes, it can have that effect. Too much drinking is hard on your health."

 「2杯目のウォッカを飲んだらすぐに酔ってしまったよ」

 「うん、ウォッカは眠くなる。飲みすぎは体によくないよ」

●Extra Point

 女性に無理にお酒を飲ませようとする輩もいるので、注意しなければならない。

◎Extra Example

 "I have gotten a little tipsy. Don't worry, Susanne."

 "I'll take you home. Go ahead, have some more."

 「ちょっと酔っ払ってしまったわ」

 「大丈夫だよ、スザンヌ。僕が送っていくから、さあ、もっと飲んで」  

 アメリカ口語シリーズ、もうしばらく続けます。

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