validationは2011/07/15のGetUpEnglishですでに紹介しているが、ちょっと付け足したことがあるので、2018年最後の今日はこの名詞を再学習する。
https://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/840a3effc1ad7bfb81e660203938942c
validationは、「有効にすること、承認、批准」であるが、objective validation(客観的な確認)というような言い方もよくする。次の例を見てみよう。
○Practical Example
Many people gain a sense of personal validation from success at work.
「多くの人々は仕事での成功によって自分の個人的価値の確認ができるものだ」
●Extra Point
seek validation from...で、( …の確認を求める)なので、次のようないい方であれば、「確認を求めて」→「どう思うか知りたくて」という意味になるだろう。
◎Extra Example
One woman seeking validation for her bad date experiences took to Girls Channel to write out the sordid details. “Title: Is it OK to wear cheap fashion on your first date, or no good?
「ある女性は自分のひどいデート体験をみんなはどう思うか知りたくて、Girls Channelにそのぞっとするようなことを細かく書き込んだ。『件名 最初のデートで安い服を着てくるのはいい? それもだめ?』」
今年もGetUpEnglishにご覧いただき、ありがとうございました。もう13年近くこのサイトをやっていますが、わからない英語表現はまだまだあるどころか、増えていっているような気がします。2019年も謙虚に勉強をつづけたいと思います。どうか今後ともGetUpEnglishをよろしくお願いします。
動詞perfectの使い方は注意しないといけない。「仕上げる、遂行する」のほか、「熟達[習熟]させる」や「完成する」「改善[改良]する」といった意味で使われるので、状況をよく見て判断しよう。
今日のGetUpEnglishはこの語を学習する。
以下の言い方は問題なく理解できる。
○Practical Example
Akiko has perfected her piano technique.
「彰子はピアノ演奏のテクニックを完璧に身につけていた.」
●Extra Point
「発明する」の意味でも使われるので注意しよう。
◎Extra Example
Dr. K has perfected his invention after years of intense application.
「ドクターKは多年にわたる千辛万苦の末ついにその発明を完成した」
☆Extra Extra Point
ようやく訳了し、来春刊行予定のこの本にこの表現があった。
https://yalebooks.yale.edu/book/9780300208832/little-history-religion
★Extra Extra Example
A popular theme in science fiction is the hero who goes back in time to alter events in the past that had a catastrophic effect on human history. At the beginning of one story a train is hurtling along the tracks with a mad bomber on board. He blows the train up as it passes a huge dam, causing a flood of water to drown a whole city. Fortunately, a secret government department has perfected a way of sending people back in time. Using its new device, it gets an agent onto the train before it leaves the station, giving him two hours to find the bomber and disable the bomb. He succeeds just in time and the city is saved. Most of us have wished we could go back in time like that to delete a message or restrain an impulse that hurt others and brought us unhappiness. But the law of consequences (or one thing follows another) takes over and we are stuck with the result of what we did.
SFによく見られるテーマに、ヒーローが過去に戻り、人類史上、壊滅的な影響を与えたかつての出来事をその直前で変えるという筋書きがある。ある物語の冒頭で、線路を猛スピードで走る列車におそろしい爆破犯が乗っている。爆破犯は巨大なダムの前を通り過ぎる瞬間に列車を爆破して、下流の都市全域に大洪水を引き起こそうと狙っている。だが幸いなことに、政府の秘密機関が人を過去に送り込む方法をついに完成させた 。その新装置を使い、列車が駅から出る前にひとりの工作員を忍び込ませ、2時間で爆破犯を発見して、爆破を止めようとする。そして工作員が間一髪任務をやり遂げて都市は救われる。こんなふうに過去に戻れたらいいのにと、わたしたちはよく願うものだ。人を傷つけて自分も不幸にするような言葉を直前で取り消したり、そんな衝動を抑え込んだりしたいと思う。だが、因果律(ある原因がある結果につながるという法則)が支配している以上、自分がしたことから決して逃れることはできない。
世界の宗教の歴史を概観しながら、それぞれの思想の知識が得られるので、とても便利な1冊になると思う。どうかご期待ください。
scandalousは「スキャンダラスな」という日本語になっているが、状況によっては違う言い方にしたほうがよい。
今日のGetUpEnglishはこの語の訳例をふたつ紹介する。
○Practical Example
"Everyone was waiting because there was supposed to be a conference, but the department head forgot about it and didn't show up."
"That's scandalous."
「会議だっていうからみんな待っていたのに、部長が忘れて来ないんだよ」
「これは顰蹙ものだね」
●Extra Point
現在鋭意翻訳中の1冊のこの表現がある。
◎Extra Example
Scandalous! When Cubism first appeared at the beginning of the 20th century it caused uproar among the public and even in the art world.
「けしからん! キュビスムが20世紀の初めに出てくると、大衆のみならず、美術界からも怒りの声が上がった」
今日も大幅に更新が遅れて申し訳ございません。ですが、年末年始も変わりなく更新しますので、どうかご覧ください。
umpteenthは「何度目かわからないほどの」。
今日のGetUpEnlishはこの語を学習する。
○Practical Example
That's the umpteenth time I've told you to do that.
「何度やれと言ったらわかるの」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
For what seems like the umpteenth time, Spider-Man is back on the big screen.
「何度目かわわからないが、スパイダーマンがふたたび大スクリーンに戻ってくる」
発売中です。
若い読者のためのアメリカ史
ジェームズ・ウエスト・デイビッドソン (著), 上杉 隼人 (翻訳), 下田 明子 (翻訳)
単行本: 464ページ
出版社: すばる舎 (2018/12/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4799107690
ISBN-13: 978-4799107690
発売日: 2018/12/22
【内容紹介】
航海者コロンブスの視点からはじまる
手に汗握る激動の500年
どのようにして今のアメリカ合衆国が形作られてきたのか。
利害がぶつかるなかで、人々は何を求め、いかに行動してきたのか。
本書では、衝突を繰り返し、大陸に広がり、多種多様な人々を抱え、
自由と平等のもとに結合しようと悪戦苦闘してきたアメリカの変遷をたどる。
大陸発見から現代までをその時代の人の目線で描き出し、
ひとつの物語のように繰り広げる躍動感にあふれた歴史書である。
【出版社からのコメント】
誰もが自由であるために、国家はいかに成長するべきか
本書はいかにしてアメリカ合衆国が成り立ったかを記す歴史書である。アメリカの物語は500年におよぶ瞠目すべきものだ。いかにして一国が途方もないほどさまざまな人たちを抱えながらひとつの大陸に広がっていくか、本書に記した。さらにアメリカの人々がいかにして自由と平等の旗印のもとに結合したかも論じた。アメリカのモットーは、国璽にラテン語で記されているE pluribus unum, すなわち「多数から成るひとつ」だ。国家の独立を宣言した創設者たちが強調したのは、アメリカ国民は、事実上すべての人間は、公平に創られ、生命、自由、および幸福追求の権利を保持するということだった。
一見、こうした自由や平等や単一といった考え方はほとんどおとぎ話というか、現実世界から遠くかけ離れているように思える。国内の数十万人もの住民は外から拉致されて奴隷として連れて来られたというのに、どうやって自由を宣言できるというのか? 国内の半分の人間――すなわち女性たちだ――が男性と同等の権利を与えられていないというのに、どうして創設者たちは平等を礼賛できるのか? 真にひとつに結合した国家が、非常に多くのそれぞれさまざまに異なる人たちを受け入れてはたして成り立つのか?
あまりにたくさんの異なる人たち。あまりに違い過ぎて、自分とはまったく関係ない人たち! ほんとうにそうだろうか? 誰もがみな歴史を生き抜き、書き上げたいと願う。だが忘れてはいけないのは、歴史を読み解いて、書いて、記憶すればするほど、その行いも記憶されつつ歴史を生き抜く可能性もさらに広がるということだ。
【著者について】
著者─ジェームズ・ウエスト・デイビッドソン(James West Davidson)
歴史学者、作家。イェール大学で、アメリカ史研究により博士号取得。アメリカ史を詳細に調査・分析したうえで魅力的な物語として読ませる手法に定評がある。著書に、Virginia Teacher's Edition, America History of Our Nation(2011), They Say: Ida B. Wells and the Reconstruction of Race(2006), Nation of Nations (1981), Great Heart: The History of a Labrador Adventure(1988), After the Fact: The Art of Historical Detection(Volume 1[1981], Volume 2[1986])など。著作は全米の中学、高校の教科書として、多くの教師、学生に読まれている。
訳者─上杉隼人(うえすぎはやと)
翻訳者、編集者。訳書に『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』『マイティ・ソー バトルロイヤル』『スパイダーマン ホームカミング』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』『スター・ウォーズ フォースの覚醒』『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』(ディズニーストーリーブック)、ダイアン・ディズニー・ミラー+ピート・マーティン『私のパパ ウォルト・ディズニー』、デイビッド・A・ボッサート『ロイ・E・ディズニーの思い出』(講談社)、『スター・ウォーズ』I, II, III, IV, V, VI(講談社文庫)、ジョン・ル・カレ『われらが背きし者』(岩波現代文庫)ほか多数。
訳者─下田明子(しもだあきこ)
早稲田大学第一文学部卒業(専攻は英米文学)。企業で海外関係の業務に携わったのち、2000年から翻訳業。訳書に『エコ・デザイン・ハンドブック』(共訳、六耀社)、『パスタ』(共訳、クーネマン社)がある。
http://www.subarusya.jp/book/b377937.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4799107690
【目次】
1鳥たちはどこへ導いた?/2空間と時のなかにおける大陸/3ひとつから成る多数 /4黄金時代と黄金の時代/5世界が衝突する時/6われはいかにして救われるか?/7天使たちと見知らぬ者たち/8好景気に浮かれる国/9公平と不公平/10啓蒙と覚醒/11願いごとは慎重に/12口論ではすまない/13平等と独立/14より完全な連邦/15ワシントンの懸念 /16自由の帝国 /17大衆の味方/18綿花王国/19焼き尽くされて/20フロンティア /21国境を越えて/22今後の事態/23どう再建するか/24次なるブーム/25襟の色/26二都物語/27 新西部/28幸運か勇気か?/29進歩派 /30衝突/31大衆/32ニューディール/33世界大戦/34超大国/35世界の終わり/36あなたかもしれない、あるいはあなたかもしれない/37雪崩/38保守派の転換/39つながる/40過去はさらに問いかける 訳者あとがき
runawayはいろんな意味があり、GetUpEnglishでもいくつかの意味を紹介した。
https://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/ae9555bb2c556775dbc735043372f2c9
この語は「手に負えない」「抑制が効かない」の意味であるので、本日はこの意味の使い方を紹介する。
○Practical Example
Somehow I had to get a grip on my runaway emotions.
「ともすれば抑制がきかなくなる自分の感情をなんとかして抑えねばならなかった」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
Thse so-called carbon taxes are expected to be a major part of pushing the world to reduce carbon dioxide emissions and try to prevent runaway climate change.
「こうしたいわゆるカーボン税が世界の二酸化炭素排出を削減し、抑制のきかない天候の変化を防ぐうえで大きな役割を果たすと期待されている」
still moreは「 (さらに)なお」。
こういった表現は例文で確認するのがいちばんだ。
今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。
○Practical Example
We are likely to receive still more mails of complaint about the publication released last month.
「先月発売の本について、さらに多くの苦情のメールが来そうだ」
●Extra Point
現在翻訳中の本の1冊に、この表現があった。
◎Extra Example
‘To my mind, a picture should be something pleasant, cheerful, and pretty, yes pretty! There are too many unpleasant things in life as it is without creating still more of them.’
Pierre-Auguste Renoir
「絵は楽しく、心地よく、きれいな、そうだ、きれいなものであるべきだ! 世の中には創造を加えないとそのままでは不愉快なものがたくさんある」
ピエール=オーギュスト・ルノワール
発売中です。
若い読者のためのアメリカ史
ジェームズ・ウエスト・デイビッドソン (著), 上杉 隼人 (翻訳), 下田 明子 (翻訳)
単行本: 464ページ
出版社: すばる舎 (2018/12/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4799107690
ISBN-13: 978-4799107690
発売日: 2018/12/22
【内容紹介】
航海者コロンブスの視点からはじまる
手に汗握る激動の500年
どのようにして今のアメリカ合衆国が形作られてきたのか。
利害がぶつかるなかで、人々は何を求め、いかに行動してきたのか。
本書では、衝突を繰り返し、大陸に広がり、多種多様な人々を抱え、
自由と平等のもとに結合しようと悪戦苦闘してきたアメリカの変遷をたどる。
大陸発見から現代までをその時代の人の目線で描き出し、
ひとつの物語のように繰り広げる躍動感にあふれた歴史書である。
【出版社からのコメント】
誰もが自由であるために、国家はいかに成長するべきか
本書はいかにしてアメリカ合衆国が成り立ったかを記す歴史書である。アメリカの物語は500年におよぶ瞠目すべきものだ。いかにして一国が途方もないほどさまざまな人たちを抱えながらひとつの大陸に広がっていくか、本書に記した。さらにアメリカの人々がいかにして自由と平等の旗印のもとに結合したかも論じた。アメリカのモットーは、国璽にラテン語で記されているE pluribus unum, すなわち「多数から成るひとつ」だ。国家の独立を宣言した創設者たちが強調したのは、アメリカ国民は、事実上すべての人間は、公平に創られ、生命、自由、および幸福追求の権利を保持するということだった。
一見、こうした自由や平等や単一といった考え方はほとんどおとぎ話というか、現実世界から遠くかけ離れているように思える。国内の数十万人もの住民は外から拉致されて奴隷として連れて来られたというのに、どうやって自由を宣言できるというのか? 国内の半分の人間――すなわち女性たちだ――が男性と同等の権利を与えられていないというのに、どうして創設者たちは平等を礼賛できるのか? 真にひとつに結合した国家が、非常に多くのそれぞれさまざまに異なる人たちを受け入れてはたして成り立つのか?
あまりにたくさんの異なる人たち。あまりに違い過ぎて、自分とはまったく関係ない人たち! ほんとうにそうだろうか? 誰もがみな歴史を生き抜き、書き上げたいと願う。だが忘れてはいけないのは、歴史を読み解いて、書いて、記憶すればするほど、その行いも記憶されつつ歴史を生き抜く可能性もさらに広がるということだ。
【著者について】
著者─ジェームズ・ウエスト・デイビッドソン(James West Davidson)
歴史学者、作家。イェール大学で、アメリカ史研究により博士号取得。アメリカ史を詳細に調査・分析したうえで魅力的な物語として読ませる手法に定評がある。著書に、Virginia Teacher's Edition, America History of Our Nation(2011), They Say: Ida B. Wells and the Reconstruction of Race(2006), Nation of Nations (1981), Great Heart: The History of a Labrador Adventure(1988), After the Fact: The Art of Historical Detection(Volume 1[1981], Volume 2[1986])など。著作は全米の中学、高校の教科書として、多くの教師、学生に読まれている。
訳者─上杉隼人(うえすぎはやと)
翻訳者、編集者。訳書に『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』『マイティ・ソー バトルロイヤル』『スパイダーマン ホームカミング』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』『スター・ウォーズ フォースの覚醒』『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』(ディズニーストーリーブック)、ダイアン・ディズニー・ミラー+ピート・マーティン『私のパパ ウォルト・ディズニー』、デイビッド・A・ボッサート『ロイ・E・ディズニーの思い出』(講談社)、『スター・ウォーズ』I, II, III, IV, V, VI(講談社文庫)、ジョン・ル・カレ『われらが背きし者』(岩波現代文庫)ほか多数。
訳者─下田明子(しもだあきこ)
早稲田大学第一文学部卒業(専攻は英米文学)。企業で海外関係の業務に携わったのち、2000年から翻訳業。訳書に『エコ・デザイン・ハンドブック』(共訳、六耀社)、『パスタ』(共訳、クーネマン社)がある。
http://www.subarusya.jp/book/b377937.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4799107690
【目次】
1鳥たちはどこへ導いた?/2空間と時のなかにおける大陸/3ひとつから成る多数 /4黄金時代と黄金の時代/5世界が衝突する時/6われはいかにして救われるか?/7天使たちと見知らぬ者たち/8好景気に浮かれる国/9公平と不公平/10啓蒙と覚醒/11願いごとは慎重に/12口論ではすまない/13平等と独立/14より完全な連邦/15ワシントンの懸念 /16自由の帝国 /17大衆の味方/18綿花王国/19焼き尽くされて/20フロンティア /21国境を越えて/22今後の事態/23どう再建するか/24次なるブーム/25襟の色/26二都物語/27 新西部/28幸運か勇気か?/29進歩派 /30衝突/31大衆/32ニューディール/33世界大戦/34超大国/35世界の終わり/36あなたかもしれない、あるいはあなたかもしれない/37雪崩/38保守派の転換/39つながる/40過去はさらに問いかける 訳者あとがき
動詞weanはいろんな意味があるが、「乳離れ[離乳]させる」のほか、「…から引き離す、…に(悪癖などを)捨てさせる」の意味がある。
本日のGetUpEnglishはこの語を学習する。
wean someone offの形で使われる。
○Practical Example
The doctor gradually weaned me off the sleeping pills.
「医者は私の睡眠薬の服用を徐々にやめるようにさせた」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
But taxes on fossil fuels are just what international climate negotiators, who gathered in Poland on Dec. 2-14, say are desperately needed to help wean the world off fossil fuels and slow climate change.
「だが石油課税に関して12月2日から14日にポーランドに集結した国際天候競技者たちが指摘するのは、世界が石油の使用をやめて天候の変化を緩めるために絶対に必要であるということだ」
発売中です。
若い読者のためのアメリカ史
ジェームズ・ウエスト・デイビッドソン (著), 上杉 隼人 (翻訳), 下田 明子 (翻訳)
単行本: 464ページ
出版社: すばる舎 (2018/12/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4799107690
ISBN-13: 978-4799107690
発売日: 2018/12/22
【内容紹介】
航海者コロンブスの視点からはじまる
手に汗握る激動の500年
どのようにして今のアメリカ合衆国が形作られてきたのか。
利害がぶつかるなかで、人々は何を求め、いかに行動してきたのか。
本書では、衝突を繰り返し、大陸に広がり、多種多様な人々を抱え、
自由と平等のもとに結合しようと悪戦苦闘してきたアメリカの変遷をたどる。
大陸発見から現代までをその時代の人の目線で描き出し、
ひとつの物語のように繰り広げる躍動感にあふれた歴史書である。
【出版社からのコメント】
誰もが自由であるために、国家はいかに成長するべきか
本書はいかにしてアメリカ合衆国が成り立ったかを記す歴史書である。アメリカの物語は500年におよぶ瞠目すべきものだ。いかにして一国が途方もないほどさまざまな人たちを抱えながらひとつの大陸に広がっていくか、本書に記した。さらにアメリカの人々がいかにして自由と平等の旗印のもとに結合したかも論じた。アメリカのモットーは、国璽にラテン語で記されているE pluribus unum, すなわち「多数から成るひとつ」だ。国家の独立を宣言した創設者たちが強調したのは、アメリカ国民は、事実上すべての人間は、公平に創られ、生命、自由、および幸福追求の権利を保持するということだった。
一見、こうした自由や平等や単一といった考え方はほとんどおとぎ話というか、現実世界から遠くかけ離れているように思える。国内の数十万人もの住民は外から拉致されて奴隷として連れて来られたというのに、どうやって自由を宣言できるというのか? 国内の半分の人間――すなわち女性たちだ――が男性と同等の権利を与えられていないというのに、どうして創設者たちは平等を礼賛できるのか? 真にひとつに結合した国家が、非常に多くのそれぞれさまざまに異なる人たちを受け入れてはたして成り立つのか?
あまりにたくさんの異なる人たち。あまりに違い過ぎて、自分とはまったく関係ない人たち! ほんとうにそうだろうか? 誰もがみな歴史を生き抜き、書き上げたいと願う。だが忘れてはいけないのは、歴史を読み解いて、書いて、記憶すればするほど、その行いも記憶されつつ歴史を生き抜く可能性もさらに広がるということだ。
【著者について】
著者─ジェームズ・ウエスト・デイビッドソン(James West Davidson)
歴史学者、作家。イェール大学で、アメリカ史研究により博士号取得。アメリカ史を詳細に調査・分析したうえで魅力的な物語として読ませる手法に定評がある。著書に、Virginia Teacher's Edition, America History of Our Nation(2011), They Say: Ida B. Wells and the Reconstruction of Race(2006), Nation of Nations (1981), Great Heart: The History of a Labrador Adventure(1988), After the Fact: The Art of Historical Detection(Volume 1[1981], Volume 2[1986])など。著作は全米の中学、高校の教科書として、多くの教師、学生に読まれている。
訳者─上杉隼人(うえすぎはやと)
翻訳者、編集者。訳書に『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』『マイティ・ソー バトルロイヤル』『スパイダーマン ホームカミング』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』『スター・ウォーズ フォースの覚醒』『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』(ディズニーストーリーブック)、ダイアン・ディズニー・ミラー+ピート・マーティン『私のパパ ウォルト・ディズニー』、デイビッド・A・ボッサート『ロイ・E・ディズニーの思い出』(講談社)、『スター・ウォーズ』I, II, III, IV, V, VI(講談社文庫)、ジョン・ル・カレ『われらが背きし者』(岩波現代文庫)ほか多数。
訳者─下田明子(しもだあきこ)
早稲田大学第一文学部卒業(専攻は英米文学)。企業で海外関係の業務に携わったのち、2000年から翻訳業。訳書に『エコ・デザイン・ハンドブック』(共訳、六耀社)、『パスタ』(共訳、クーネマン社)がある。
http://www.subarusya.jp/book/b377937.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4799107690
【目次】
1鳥たちはどこへ導いた?/2空間と時のなかにおける大陸/3ひとつから成る多数 /4黄金時代と黄金の時代/5世界が衝突する時/6われはいかにして救われるか?/7天使たちと見知らぬ者たち/8好景気に浮かれる国/9公平と不公平/10啓蒙と覚醒/11願いごとは慎重に/12口論ではすまない/13平等と独立/14より完全な連邦/15ワシントンの懸念 /16自由の帝国 /17大衆の味方/18綿花王国/19焼き尽くされて/20フロンティア /21国境を越えて/22今後の事態/23どう再建するか/24次なるブーム/25襟の色/26二都物語/27 新西部/28幸運か勇気か?/29進歩派 /30衝突/31大衆/32ニューディール/33世界大戦/34超大国/35世界の終わり/36あなたかもしれない、あるいはあなたかもしれない/37雪崩/38保守派の転換/39つながる/40過去はさらに問いかける 訳者あとがき
動詞revelは「~を心から喜ぶ、大いに楽しむ、~が大好きだ、おもしろくてたまらない(と思う)」
今日のGetUpEnglishはこの語を学習する。
revel inの形でよく使われる。
○Practical Example
"Does Reiko like to cook?"
"Like it?! She revels in it!"
「玲子は料理するの好きなの?」
「好きかだって?! もう夢中だよ!」
●Extra Point
状況によっては、次のように訳せばいいだろう。現在翻訳中の1冊のこの表現がある。
◎Extra Example
The name ‘Rococo’ is derived from rocaille, a French style of elaborate decoration that revelled in curves and seashell shapes and took inspiration from grottoes in Renaissance gardens.
「ロココ」という名はロカイユというフランスの装飾スタイルから来ています。このスタイルは曲線や貝殻の形を特徴とし、ルネッサンス期の庭園に立てられたグロット(貝殻などで美しく飾った岩屋)にも着想を得ています。
frivolityは「軽薄、軽々しさ、ふまじめ」。
今日のGetUpEnglishはこの語を学習する。
○Practical Example
Despite all his partying and frivolity, he is quite serious about life.
「どんちゃん騒ぎをしたり軽薄な行動をしたりということはあるけれども、彼の人生に対する態度はかなり真面目だ」
●Extra Point
現在翻訳中の1冊のこの表現がある。
◎Extra Example
playtime
A common subject of Rococo art was people enjoying themselves, offering a sense of frivolity. Paintings often depicted garden parties and other social occasions, celebrating youthfulness and fun.
遊びの時間
ロココ美術に共通するのは人々が各自楽しみ、軽々しい感じを示しみたことです。この時代の絵画には庭園のパーティなどの社交の場が描かれ、若さと楽しさが祝われました。
発売中です。
若い読者のためのアメリカ史
ジェームズ・ウエスト・デイビッドソン (著), 上杉 隼人 (翻訳), 下田 明子 (翻訳)
単行本: 464ページ
出版社: すばる舎 (2018/12/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4799107690
ISBN-13: 978-4799107690
発売日: 2018/12/22
【内容紹介】
航海者コロンブスの視点からはじまる
手に汗握る激動の500年
どのようにして今のアメリカ合衆国が形作られてきたのか。
利害がぶつかるなかで、人々は何を求め、いかに行動してきたのか。
本書では、衝突を繰り返し、大陸に広がり、多種多様な人々を抱え、
自由と平等のもとに結合しようと悪戦苦闘してきたアメリカの変遷をたどる。
大陸発見から現代までをその時代の人の目線で描き出し、
ひとつの物語のように繰り広げる躍動感にあふれた歴史書である。
【出版社からのコメント】
誰もが自由であるために、国家はいかに成長するべきか
本書はいかにしてアメリカ合衆国が成り立ったかを記す歴史書である。アメリカの物語は500年におよぶ瞠目すべきものだ。いかにして一国が途方もないほどさまざまな人たちを抱えながらひとつの大陸に広がっていくか、本書に記した。さらにアメリカの人々がいかにして自由と平等の旗印のもとに結合したかも論じた。アメリカのモットーは、国璽にラテン語で記されているE pluribus unum, すなわち「多数から成るひとつ」だ。国家の独立を宣言した創設者たちが強調したのは、アメリカ国民は、事実上すべての人間は、公平に創られ、生命、自由、および幸福追求の権利を保持するということだった。
一見、こうした自由や平等や単一といった考え方はほとんどおとぎ話というか、現実世界から遠くかけ離れているように思える。国内の数十万人もの住民は外から拉致されて奴隷として連れて来られたというのに、どうやって自由を宣言できるというのか? 国内の半分の人間――すなわち女性たちだ――が男性と同等の権利を与えられていないというのに、どうして創設者たちは平等を礼賛できるのか? 真にひとつに結合した国家が、非常に多くのそれぞれさまざまに異なる人たちを受け入れてはたして成り立つのか?
あまりにたくさんの異なる人たち。あまりに違い過ぎて、自分とはまったく関係ない人たち! ほんとうにそうだろうか? 誰もがみな歴史を生き抜き、書き上げたいと願う。だが忘れてはいけないのは、歴史を読み解いて、書いて、記憶すればするほど、その行いも記憶されつつ歴史を生き抜く可能性もさらに広がるということだ。
【著者について】
著者─ジェームズ・ウエスト・デイビッドソン(James West Davidson)
歴史学者、作家。イェール大学で、アメリカ史研究により博士号取得。アメリカ史を詳細に調査・分析したうえで魅力的な物語として読ませる手法に定評がある。著書に、Virginia Teacher's Edition, America History of Our Nation(2011), They Say: Ida B. Wells and the Reconstruction of Race(2006), Nation of Nations (1981), Great Heart: The History of a Labrador Adventure(1988), After the Fact: The Art of Historical Detection(Volume 1[1981], Volume 2[1986])など。著作は全米の中学、高校の教科書として、多くの教師、学生に読まれている。
訳者─上杉隼人(うえすぎはやと)
翻訳者、編集者。訳書に『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』『マイティ・ソー バトルロイヤル』『スパイダーマン ホームカミング』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』『スター・ウォーズ フォースの覚醒』『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』(ディズニーストーリーブック)、ダイアン・ディズニー・ミラー+ピート・マーティン『私のパパ ウォルト・ディズニー』、デイビッド・A・ボッサート『ロイ・E・ディズニーの思い出』(講談社)、『スター・ウォーズ』I, II, III, IV, V, VI(講談社文庫)、ジョン・ル・カレ『われらが背きし者』(岩波現代文庫)ほか多数。
訳者─下田明子(しもだあきこ)
早稲田大学第一文学部卒業(専攻は英米文学)。企業で海外関係の業務に携わったのち、2000年から翻訳業。訳書に『エコ・デザイン・ハンドブック』(共訳、六耀社)、『パスタ』(共訳、クーネマン社)がある。
http://www.subarusya.jp/book/b377937.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4799107690
【目次】
1鳥たちはどこへ導いた?/2空間と時のなかにおける大陸/3ひとつから成る多数 /4黄金時代と黄金の時代/5世界が衝突する時/6われはいかにして救われるか?/7天使たちと見知らぬ者たち/8好景気に浮かれる国/9公平と不公平/10啓蒙と覚醒/11願いごとは慎重に/12口論ではすまない/13平等と独立/14より完全な連邦/15ワシントンの懸念 /16自由の帝国 /17大衆の味方/18綿花王国/19焼き尽くされて/20フロンティア /21国境を越えて/22今後の事態/23どう再建するか/24次なるブーム/25襟の色/26二都物語/27 新西部/28幸運か勇気か?/29進歩派 /30衝突/31大衆/32ニューディール/33世界大戦/34超大国/35世界の終わり/36あなたかもしれない、あるいはあなたかもしれない/37雪崩/38保守派の転換/39つながる/40過去はさらに問いかける 訳者あとがき
would not put it past sb (to do)は、「人が…をやりかねないと思う」。
今日のGetUpEnglishはこの表現を学習しよう。
○Practical Example
"Do you think Aaron stole the money?"
"I wouldn't put it past him."
「その金はアーロンが盗んだと思うか」
「やつならやりかねないな」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
Clare says she wouldn't put it past her brother to sell her mother's jewelry.
「クレアは弟は母親の宝石でも売りかねないと言っている」
本日発売です。
若い読者のためのアメリカ史
ジェームズ・ウエスト・デイビッドソン (著), 上杉 隼人 (翻訳), 下田 明子 (翻訳)
単行本: 464ページ
出版社: すばる舎 (2018/12/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4799107690
ISBN-13: 978-4799107690
発売日: 2018/12/22
【内容紹介】
航海者コロンブスの視点からはじまる
手に汗握る激動の500年
どのようにして今のアメリカ合衆国が形作られてきたのか。
利害がぶつかるなかで、人々は何を求め、いかに行動してきたのか。
本書では、衝突を繰り返し、大陸に広がり、多種多様な人々を抱え、
自由と平等のもとに結合しようと悪戦苦闘してきたアメリカの変遷をたどる。
大陸発見から現代までをその時代の人の目線で描き出し、
ひとつの物語のように繰り広げる躍動感にあふれた歴史書である。
【出版社からのコメント】
誰もが自由であるために、国家はいかに成長するべきか
本書はいかにしてアメリカ合衆国が成り立ったかを記す歴史書である。アメリカの物語は500年におよぶ瞠目すべきものだ。いかにして一国が途方もないほどさまざまな人たちを抱えながらひとつの大陸に広がっていくか、本書に記した。さらにアメリカの人々がいかにして自由と平等の旗印のもとに結合したかも論じた。アメリカのモットーは、国璽にラテン語で記されているE pluribus unum, すなわち「多数から成るひとつ」だ。国家の独立を宣言した創設者たちが強調したのは、アメリカ国民は、事実上すべての人間は、公平に創られ、生命、自由、および幸福追求の権利を保持するということだった。
一見、こうした自由や平等や単一といった考え方はほとんどおとぎ話というか、現実世界から遠くかけ離れているように思える。国内の数十万人もの住民は外から拉致されて奴隷として連れて来られたというのに、どうやって自由を宣言できるというのか? 国内の半分の人間――すなわち女性たちだ――が男性と同等の権利を与えられていないというのに、どうして創設者たちは平等を礼賛できるのか? 真にひとつに結合した国家が、非常に多くのそれぞれさまざまに異なる人たちを受け入れてはたして成り立つのか?
あまりにたくさんの異なる人たち。あまりに違い過ぎて、自分とはまったく関係ない人たち! ほんとうにそうだろうか? 誰もがみな歴史を生き抜き、書き上げたいと願う。だが忘れてはいけないのは、歴史を読み解いて、書いて、記憶すればするほど、その行いも記憶されつつ歴史を生き抜く可能性もさらに広がるということだ。
【著者について】
著者─ジェームズ・ウエスト・デイビッドソン(James West Davidson)
歴史学者、作家。イェール大学で、アメリカ史研究により博士号取得。アメリカ史を詳細に調査・分析したうえで魅力的な物語として読ませる手法に定評がある。著書に、Virginia Teacher's Edition, America History of Our Nation(2011), They Say: Ida B. Wells and the Reconstruction of Race(2006), Nation of Nations (1981), Great Heart: The History of a Labrador Adventure(1988), After the Fact: The Art of Historical Detection(Volume 1[1981], Volume 2[1986])など。著作は全米の中学、高校の教科書として、多くの教師、学生に読まれている。
訳者─上杉隼人(うえすぎはやと)
翻訳者、編集者。訳書に『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』『マイティ・ソー バトルロイヤル』『スパイダーマン ホームカミング』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』『スター・ウォーズ フォースの覚醒』『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』(ディズニーストーリーブック)、ダイアン・ディズニー・ミラー+ピート・マーティン『私のパパ ウォルト・ディズニー』、デイビッド・A・ボッサート『ロイ・E・ディズニーの思い出』(講談社)、『スター・ウォーズ』I, II, III, IV, V, VI(講談社文庫)、ジョン・ル・カレ『われらが背きし者』(岩波現代文庫)ほか多数。
訳者─下田明子(しもだあきこ)
早稲田大学第一文学部卒業(専攻は英米文学)。企業で海外関係の業務に携わったのち、2000年から翻訳業。訳書に『エコ・デザイン・ハンドブック』(共訳、六耀社)、『パスタ』(共訳、クーネマン社)がある。
http://www.subarusya.jp/book/b377937.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4799107690
【目次】
1鳥たちはどこへ導いた?/2空間と時のなかにおける大陸/3ひとつから成る多数 /4黄金時代と黄金の時代/5世界が衝突する時/6われはいかにして救われるか?/7天使たちと見知らぬ者たち/8好景気に浮かれる国/9公平と不公平/10啓蒙と覚醒/11願いごとは慎重に/12口論ではすまない/13平等と独立/14より完全な連邦/15ワシントンの懸念 /16自由の帝国 /17大衆の味方/18綿花王国/19焼き尽くされて/20フロンティア /21国境を越えて/22今後の事態/23どう再建するか/24次なるブーム/25襟の色/26二都物語/27 新西部/28幸運か勇気か?/29進歩派 /30衝突/31大衆/32ニューディール/33世界大戦/34超大国/35世界の終わり/36あなたかもしれない、あるいはあなたかもしれない/37雪崩/38保守派の転換/39つながる/40過去はさらに問いかける 訳者あとがき