GetUpEnglish

日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

GetUpEnglishについて

毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2024 Uesugi Hayato(上杉隼人)

DALLIANCE

2024-01-31 07:30:51 | D
 dallianceは信頼厚き研究社『コンパスローズ英和辞典』によれば、「《古風》 または [滑稽] もてあそび (with); いちゃつき, 浮気; 一時的熱中」とある。
 用例を見つけて訳してみることで、単語のイメージと辞書の語彙定義がよくわかる。今訳している本に、この表現があった。

Of these two, Sandman is most likely to see reason—due to his occasional heroic dalliances—but should the need arise, I urge you to consider tracking down both of them and pleading our case. May Bast guide your path and gild your tongue.

 状況がわかるように、以下のように訳す。

ふたりのうちサンドマンは時折ヒーローのような行動を取ることがあるから理性的に行動することが期待できる。だが、必要があれば、サンドマンのみならず、このハイドロマンも探し出し、われわれが今置かれた状況を説明することを試みてほしい。バストの神があなたを導き、あなたの言葉に輝きを与えたもうことを

 ここではdalliance「一時的なきまぐれのようにヒーローのような行動を取る」の意味で使われている。
 サンドマンは基本的にヴィランズであるが、時々ヒーローのような行動を取ることがあるので、仲間に入れるのがいい、と言っている。
 このdallianceの用例をいくつか挙げる。

○Practical Example
Her dalliance with abstract painting didn't last long, but it influenced her later works."
「彼女の抽象画とのちょっとした関わりは長く続かなかったが、抽象画は彼女の後の作品に影響を与えた」

●Extra Point
 次のような形で用いられる。

◎Extra Example
"The novel portrays the protagonist's dalliance in a small coastal town before he returns to the city."
「その小説には、主人公が都市に戻る前に小さな沿岸の町で経験したひとときの楽しみが描かれている」
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NO DANGER OF...

2024-01-30 00:35:36 | D
 no danger of...で「~の心配はない、危険はない」
 今日のGetUpEnglishはこの語を学習する。
 3例挙げる。

○Practical Example
"According to the weather forecast, there is no danger of rain during the outdoor event."
「天気予報によると、野外イベント中に雨が降る心配はない」

 "After the thorough inspection, the engineer confirmed that there is no danger of the bridge collapsing."
「徹底的な検査をして、技術者は橋が崩れる危険はないと確認した」

"The financial advisor assured the client that there is no danger of losing the investment."
「金融アドバイザーは、投資を失う危険はないと顧客に保証した」

●Extra Point
 もう2例。

◎Extra Example
"With the new safety protocols in place, there is no danger of food contamination in the restaurant."
「新しい安全基準の導入により、レストランでの食品汚染の危険はありません」

 protocolは「手順、基準」。  https://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/cb568c3f57eea17d66d44c65fd957889

"With our current savings, we are in no danger of going bankrupt."
「今は貯金があるから、破産の心配はない」
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VALIDITY

2024-01-29 00:26:10 | V
 validityは「正当さ、妥当性」
 今日のGetUpEnglishはこの表現を学習しよう。

○Practical Example
"The validity of the research findings was confirmed through peer review."
「その研究結果の妥当性は、ピアレビューを通じて確認された」

 peer reviewは「同僚評価、査読(同分野の専門家による評価[審査])。

"He questioned the validity of the argument, pointing out several logical fallacies."
「彼はいくつかの論理的な誤りを指摘して、その議論の妥当性に疑問を呈した」

●Extra Point
 さらに2例。

◎Extra Example
"The scientists spent months verifying the validity of the experimental data."
「科学者たちは数ヶ月を費やして実験データの妥当性を検証した」

 "The validity of the new teaching method will be assessed after a year-long trial."
「新しい教授法が妥当であるかどうかは1年間の試行ののちに評価される」

 動詞validate(~を法的に有効とする、~の正当性を立証する)
形容詞valid([書類などが]有効な、[契約などが]法的に効力のある、合法的な)、
そして違う名詞validation(有効にすること、承認、批准)もあわせて覚えておこう。
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『桐生タイムス』連載「永遠の英語学習者の仕事録」【34】(2024/1/27)

2024-01-28 00:58:56 | 桐生タイムス
天皇皇后両陛下と愛子さまの歌を英訳する

 令和6年1月19日、皇居で新年恒例の「歌会始の儀」が行われた。今年のお題は「和」。
 今月の「永遠の英語学習者の仕事録」は、天皇皇后両陛下とご長女愛子さまが詠まれた和歌を英語にしてみたい。
 最初にお断りしておく。「歌会始の儀」で詠まれた和歌にはすべて宮内庁による英訳が付いている。よって、わたしの英訳は正解ではないし、そもそも英詩になっていない。だが、「和」をテーマに天皇皇后両陛下とご長女愛子さまが詠まれた歌の魅力を読者の皆さんと英語を通して分かちあいたく、おそれながらわたしの英訳を示し、訳出にあたって工夫したことをお話ししようと思う。[今回も訳出した英語は信頼厚き英語便(www.eigobin.com)に念入りに見てもらったし、貴重なアドバイスも賜った]
★    ★    ★
「をちこちの旅路に会へる人びとの笑顔を見れば心和みぬ」

 天皇陛下は47都道府県すべて、皇后さまはオンライン2県を含めて45都道府県と、天皇皇后両陛下は全国ほぼすべての都道府県を訪ねられた。天皇陛下は訪問先で温かく迎えられたことをうれしく思い、この歌を詠まれたという。
宮内庁の英訳は以下の通り。

Seeing the smiles of the people 
 I meet during my many journeys 
 Throughout the country 
 Fills my heart with peace

 非常にコンパクトでわかりやすく訳されているし、英詩として見事に機能している。
 その上で、英詩の体系を崩して、「あちらこちら」を意味する古語「をちこち」の響きを印象的に表現したい、「心和みぬ」の天皇陛下のやさしい笑顔が思い浮かぶ「まろやかな感じ」を出してみたいと考えれば、次のような英語にできるだろうか。 

Seeing beautiful smiles during my journeys here and there comforts and warms my heart.

「をちこち」の「ち」の繰り返しはhere and thereでうまく再現できる。以下、赤字は太字。
 天皇陛下が感じられた温かなお気持ちは、動詞comfort(~を慰める、元気づける、楽にする)あるいはwarm(~を暖める、暖かくする)を使って、それぞれcomfort my heartwarm my heartと表現できる。だが、「心和みぬ」のまろやかさは英語のcomfortとwarmのどちらのニュアンスも併せ持っているように思える。ひとつ問題は、英語のcomfortとwarmはよく似た表現であり、たとえばcomforts warmlyなどとどちらかを副詞にして一緒に使うと何か不自然になってしまうことだ。それでもできればcomfortもwarmも使ってみたい。さてどうしたものか。
 いろいろ考えて、comforts and warms my heartとどちらも動詞として使うことにした。これによってはからずも詩的な響きをもたらすことができた。
★    ★    ★
 皇后さまは以下の歌を詠まれた。

「広島をはじめて訪(と)ひて平和への深き念(おも)ひを吾子(あこ)は綴れり」

 発表された英訳は以下の通り。

How moved I was to read
 My daughter's deep feelings for peace
 After her first visit
 To Hiroshima

 この歌の背景には、ご長女の愛子さまが中学3年生の修学旅行で初めて広島を訪ねられ、原爆ドームや広島平和記念資料館の展示などをご覧になって平和の大切さを肌で感じられ、その時のご経験と思いを中学校(学習院女子中等科)の卒業文集の作文につづられたこと、そして両陛下が愛子さまのその文章を感慨深くご覧になったことがある。皇后さまはその時のお気持ちを込めてこの歌を詠まれたという。
上の英訳がすばらしく、わたしの英訳を出すのは気が引けるのだが、平和を願う愛子さまのお気持ちを大切に受け止め、愛子さまのご成長を頼もしく感じつつも、ご自身も同じように平和への願いを強められている皇后さまのお気持ちをさりげなく出すとすれば、こんな英語にできるだろうか。

In the wake of her first visit to Hiroshima, my daughter emphatically pens her profound yearning for peace.

 In the wake of... は「~に引き続いて」であるが、「~の結果として」という意味も表現できるので、「初めて広島に訪れたことで」→「平和を願うお気持ちを強くされた」の流れが自然に表現できる。
 penは「~をペン(筆)で書く」の意味。「羽」(feather)を意味のラテン語から来ている歴史を感じさせる言い方だから、古語のニュアンスが再現できる。
 emphaticallyは「力強く、強調して」。この副詞で愛子さまの「平和を願うお気持ちの強さ」を(離れたところから)頼もしく感じられている皇后さまのお気持ちが「客観的に」表現できると思う。宮内庁訳のHow moved I was to read(心を動かされて読んだ)の感じがどうにか示せるのではないだろうか。
★    ★    ★
 愛子さまは学業を優先され、宮殿・松の間にはお越しにならなかったが、今年のお題である「和」にそって寄せられたお歌が詠みあげられた。

「幾年(いくとせ)の難き時代を乗り越えて和歌のことばは我に響きぬ」

 発表された英訳は、以下のとおり。

Surviving centuries of hardship
 The words of Waka poems
 Touch my heart today

 これも見事な英詩になっている。
 もし「幾年の難き時代」をもう少し古い言い方に、「響きぬ」を詩的な言い方に、「和歌」を英語ではっきりわかるようにするとすれば、次のように表現できると思う。

Through a millennium of trials and tribulations, the verses of ancient Japanese poetry finally find their echo within my heart.

 trials and tribulationsは「苦難、辛苦」の意味で使われる。“t”の頭韻(alliteration)によって詩的な言い方になる。
 キャッチフレーズ的な言い方find echo within my heartがここではしっくりする。echoは普通は「数えられる名詞」として使われ、ここでは主語versesが複数であるからechoも複数を示す言い方にしなければならない。もちろんechoesとすることはできるが、their echoとすることで「長くきびしい時代を乗り越えて、愛子さまの耳についに届いた、和歌の持つ、『ひとつの共通した』力強い響き」が表現にできるのではないだろうか。
 言うまでもないことだが、愛子さまの「幾年の難き時代を乗り越えて和歌のことばは我に響きぬ」のほうがずっと美しいし、「皆さんで苦難を乗り越えましょう」というお気持ちが強く感じられる。

上杉隼人(うえすぎはやと)
編集者、翻訳者(英日、日英)、英文ライター・インタビュアー、英語・翻訳講師。桐生高校卒業、早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科(現在の大学院の前身)修了。訳書にマーク・トウェーン『ハックルベリー・フィンの冒険』(上・下、講談社)、ジョリー・フレミング『「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方』(文芸春秋)など多数(日英翻訳をあわせて90冊以上)。2023年後半最大の話題書の1冊を訳了し、次の大作を鋭意翻訳中。

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A VEIIL OF...

2024-01-28 00:07:19 | V
  veilは「ベール」であるが、「覆い、覆って隠すもの」a veil of... の形でよく使われる。
 今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。

○Practical Example
"The operation was conducted amidst a veil of secrecy."
「作戦は厳重な秘密裏に遂行された」

 "Her eyes were clouded with a veil of sadness."
「彼女の目は悲しみで曇っていた」

 "A veil of silence enveloped the room as the news was announced."
「ニュースが発表されると、部屋は静寂に包まれた」

●Extra Point
 日本語訳には「ベール」をそのまま出したほうが詩的に響くこともある。

◎Extra Example
"The ancient castle was shrouded in a veil of mystery."
「古城は神秘のベールに包まれていた」

"In the early morning, the fields were covered with a veil of mist."
「早朝の野原は霧のベールで覆われていた」
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MORE

2024-01-27 06:10:56 | M
 英日翻訳者はmoreの訳し方で悩むことが多いのではないだろうか?
 more+名詞の場合は「より~」の意味であることは間違いないが、「より」を常に出す必要があるだろうか? 
 今日のGetUpEnglishはこのことを考えてみたい。
 たとえば次の用例などは「最近は〈以前より〉多くの」という感じで日本語にすれば、「より」を使わなくても十分その意味が出せると思う。

○Practical Example
"More people are shopping online, changing the retail landscape."
「オンラインで買い物をする人が増えていることで、小売業の状況は様変わりしている」

"More individuals are prioritizing mental health, leading to a greater demand for wellness services."
「今は多くの人がメンタルヘルスを優先しているので、ウェルネスサービスへの需要が高まっている」

 このふたつの用例はどちらも「以前も多くの人たち」ということだし、試訳のように「より」を表現に出さなくもまったく問題ないと思う。

●Extra Point
「moreが使われるということは than~がどこかにあるはずだが、それがないということは、省略されている」と考えればよい。そしてそのthan以下を暗に示す言い方にすれば効果的な日本語訳を作り出せると思う。

◎Extra Example
"More companies are adopting remote work policies to accommodate employee preferences."
「従業員の希望に答えようと、多くの企業がリモートワークを採用している。」

 more companiesに対してthan companies in the pastが省略されているということだろう。

"More cities are implementing green initiatives to combat climate change."
「気候変動に対する取り組みとして多くの都市が街の緑化を進めている」

 more citiesに対しthan cities in the pastが省略されていると考えればよい。

☆Extra Extra Point
  昨日のGetUpEnglishのExtra Exampleで紹介した例文もそうだ。

★Extra Extra Example
"Sustainable fashion is in the ascendant, as more consumers are becoming conscious of environmental issues."
「多くの消費者が環境問題に意識を向けることで、持続可能なファッションが広く受け入れられつつある」


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IN THE ASCENDANT

2024-01-26 05:17:45 | A
 in the ascendantは、「勢いがある、影響力を増している」
 今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。
 ビジネス、政治、スポーツなど、さまざまな形で「優勢である」の意味で使われる。

○Practical Example
"With its innovative technology, the startup company is in the ascendant in the tech industry."
「革新的なテクノロジーを持つそのスタートアップ企業は、テクノロジー業界で勢いを増している」

"After winning a series of major debates, the candidate is now in the ascendant in the polls."
「一連の重要な討論で勝利し、世論調査でその候補者は支持率を高めている」

"The team was in the ascendant during the second half of the game, dominating possession and scoring two goals."
「チームは後半に勢いを増し、ボールを支配する時間が長くなり、2点のゴールを決めた。」

●Extra Point
 文化トレンドの文脈などでも使われる。

◎Extra Example
"Sustainable fashion is in the ascendant, as more consumers are becoming conscious of environmental issues."
「多くの消費者が環境問題に意識を向けることで、持続可能なファッションが広く受け入れられつつある」


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FRONTIER

2024-01-25 07:24:16 | F
 frontierは「国境」であるが、「最先端」、「《知識・学問などの》開拓中の[新しい]領域」(リーダーズ)の意味でも用いられる。
 今日のGetUpEnglishはこの表現がこの意味で使われる用例を紹介する。

○Practical Example
"Their research is at the frontier of biology, offering the potential for groundbreaking discoveries."
「彼らの研究は生物学の最先端にあり、画期的な発見の可能性が期待できる」

"This new AI system represents the technological frontier, poised to revolutionize future industries."
「この新しいAIシステムは最先端テクノロジーの象徴で、将来の産業を革命的に変えるかもしれない」

●Extra Point
もう一例。

◎Extra Example
"Gene editing is at the medical frontier, offering treatments for many genetic diseases."
「遺伝子編集は医療の最先端にあり、さまざまな遺伝性疾患の治療法を提供している」


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THERAPEUTIC

2024-01-24 07:11:27 | T
 therapeuticは「治療上の」であるが、日常的には「精神衛生によい、気分をやわらげる」の意味で使われる。
 今日のGetUpEnglishはこの語を学習する。

Practical Example
"Gardening has a therapeutic effect on her; it helps to relieve her stress."
「園芸は彼女にとって治療的な効果があり、ストレス軽減につながる」

"Art therapy is used as a therapeutic approach in many counseling sessions."
「アートセラピーは多くのカウンセリング治療に用いられる」

English: "The doctor recommended swimming as a therapeutic exercise for his back pain."
Japanese: 「医者は彼の背中の痛みに対して泳ぐことを治療的な運動として推奨しました。」

●Extra Point
 RareJobのこのDaily News Articleに、次の例文があった。

◎Extra Example
"Mona always loved chocolate and after enrolling in a chocolate-making workshop, she discovered not only her passion for making chocolate but also its therapeutic benefits for her son."
モナは昔からチョコレートが大好きだし、チョコレート作りのワークショップに参加して、自分がチョコレート作りに情熱を傾けられるだけでなく、チョコレート作りは(自閉症の)息子にも治療的な効果をもたらすことがわかった」
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UP TO ONE’S EARS

2024-01-23 07:17:24 | E
 up to one's earsは「首まで埋もれている」で、「大変忙しい」という意味で使われる。非常に忙しく、多くの責任を抱えている状況を表現する。
今日のGetUpEnglishはこの言い方を学習する。

○Practical Example
"I'm up to my ears in work and can't take on any more projects right now."
「仕事に忙殺されていて、今はこれ以上のプロジェクトを引き受けることができない」

"She's been up to her ears in preparation for the upcoming event."
「彼女は今後のイベントの準備で忙殺されている」


●Extra Point
 次のような言い方もする。

◎Extra Example
"They are up to their ears in debt and struggling to make ends meet."
「あの人たちは借金で首が回らず、生計を立てるのに苦労している」



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EPITOME

2024-01-22 07:06:16 | E
 epitomeは「~の典型、そのもの」
 今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。

○Practical Example
"She is the epitome of grace and elegance."
「彼女は優雅さとエレガンスの典型だ」

"The building is the epitome of modern architecture."
その建物は現代建築の典型だ」

●Extra Point
 もう一例。

◎Extra Example
"This painting is the epitome of the artist's early work."
「この絵画はその芸術家の初期の作品の最良の例だ」

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TRIALS AND TRIBULATIONS(2)

2024-01-21 01:39:38 | T
 1月19日、新年恒例の「歌会始の儀」が皇居でおこなわれた。愛子さまは学業を優先され、宮殿・松の間にはお越しにならなかったが、今年のお題である「和」にそって寄せられたお歌が詠みあげられた。
《幾年の難き時代を乗り越えて和歌のことばは我に響きぬ》
『女性自身』のニュースサイトより

《幾年の難き時代を乗り越えて和歌のことばは我に響きぬ》

 すばらしい和歌だ。

「幾年(いくとせ)の難き時代を乗り越えて和歌のことばは我に響きぬ」

発表された英訳は、以下のとおり。

Surviving centuries of hardshipThe words of Waka poemsTouch my heart today

 これもすばらしい英語だ。大変コンパクトに訳されている。

 もし「幾年の難き時代」をもう少し古い言い方に、「響きぬ」を詩的な言い方に、「和歌」を英語ではっきりわかるようにするとすれば、次のように表現できると思う。

Through a millennium of trials and tribulations, the verses of ancient Japanese poetry finally find echo within my heart.

 trials and tribulationsは「苦難、辛苦」の意味でよく使われる。
 GetUpEnglishでも学習した。

 ChatGPTに確認してもらったところ、

Your sentence is beautifully phrased and clear. It effectively conveys a deep, poetic sentiment. The sentence is grammatically correct and requires no further adjustments.

とのことだが、やっぱり愛子さまの《幾年の難き時代を乗り越えて和歌のことばは我に響きぬ》のほうがずっと美しいし、「皆さんで苦難を乗り越えましょう」というお気持ちが強く感じられる。


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CLUNKY

2024-01-20 02:01:49 | C
 clunkyは「不格好、重くて扱いにくい、不器用」
 今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。

○Practical Example
"The old computer was quite clunky and slow compared to the new models."
「古いコンピューターは新しいモデルと比べてかなり大きい上に動きが遅かった」

"She found the interface of the software clunky and not user-friendly."
「彼女はそのソフトウェアのインターフェースが扱いにくく、使い勝手が悪いと感じた」


●Extra Point
 日本を代表する芸術家の小説の要約を英訳させていただくという光栄な依頼を受けたのだが、一緒に仕事をした方のリライトがすばらしく、まさにこんな気持ちになった

◎Extra Example
"The first draft of the novel was a bit clunky, but after revisions, it flowed much better."
「その小説の初稿はやや読みにくかったが、改訂後はずっとスムーズになった」



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TO RESCIND

2024-01-19 07:26:20 | R
 動詞rescindは「撤回する、取り消す」。特に以前に行われた決定や合意、提案などを正式に無効にする時に使う。

○Practical Example
"Due to public outcry, the government had to rescind its decision on the new policy."
「公衆の強い反発で、政府は新しい政策に関する決定を撤回しなければならなくなった」

●Extra Point
 もう一例。

◎Extra Example
"After careful consideration, she chose to rescind her resignation and stay with the company."
「慎重に考慮した結果、彼女は辞職を撤回し、会社に留まることにした」

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TO CONTRIBUTE

2024-01-18 06:11:40 | C
 contributeは「貢献する」であるし、次のように使われる。

○Practical Example
"His research contributed significantly to the development of new medical treatments."
「彼の研究は新しい医療治療法の開発に大きく貢献した」

"By recycling, we can all contribute to environmental protection."
「リサイクルすることで、わたしたちは誰もが環境保護に貢献することができます

 contributeは「〈援助・助言など〉を与える, 捧(ささ)げる」(研究社 英和大辞典)の意味もあるので、

"His research contributed significantly to the development of new medical treatments."

「彼の研究は新しい医療治療法の開発を大きく後押しした」

くらいの訳でもいいかもしれない。

●Extra Point
「寄付する」の意味でも使われる。

◎Extra Example
"She contributes regularly to a charity that supports education for underprivileged children."
「彼女は恵まれない子どもたちの教育を支援する慈善団体に定期的に寄付している

☆Extra Extra Point
「~として……に貢献する」といった意味で使われるが、日本語訳は「貢献する」以外の言い方のほうがしっくりすることはよくある。
 次の例を見てほしい。

★Extra Extra Example
He is contributing to the movie not as a translator, which is his primary job, but as an actor this time. It's quite interesting because 'translator' and 'actor' are pronounced the same in Japanese.
「あの方はあの映画に本業の翻訳家として仕事をしているのではなく、役者として今回は出演してるんだ。日本語では『訳者』も『役者』も同じ発音だからおもしろいね」

 contributeがこんな状況で使われるということがわかっていれば、自然な英語にできる。
「日本語じゃなくて、英語で考えて話しなさい」と言われるのはこういうことがあるからであるが、それは英語によく通じている人が言えることであって、日本人英語学習者は最初からそういうわけにはいかない。毎日英語に触れて、日本語にしてしっくりしない語があれば辞書で常に確認することが必要だ。




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