四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

出口汪先生が公立小学校初の「論理エンジン」授業を参観

2022年11月11日 | 教育・子育て

 11日㈮、昼前に論理エンジン」の開発者である出口汪先生事務所にお越しになった。綾部においては、若い世代の「教育移住」を進めるため、論理的思考力を身につけられる子ども達を育成する新しい公立教育を創り出すプロジェクトを進めており、出口先生に約2年前から協力していただいている。

 今日今春から綾部小学校、中筋小学校、吉美小学校で導入している「論理エンジンキッズ」の教材開発の責任者である㈱水王舎の石川亨顧問、出口寿美子取締役も伴い、3名で来綾いただいた。昼食をご一緒し、13時に綾部小学校に行った。

 綾部小学校では小林治校長らに案内していただき、まずは3年生、4年生、5年生の論理の授業を出口先生らと参観した。中筋小学校の校長先生、吉美小学校の論理担当の先生にも一緒に参観してもらった。京都新聞、あやべ市民新聞の記者も取材に来られていた。

 綾部小学校では1、2年生は週に2回(45分×2)の論理の授業を行い、3年生から6年生は週3回、25分ずつ帯の授業で「論理エンジンキッズ」を使った勉強をしている。今年の1年生は幸せだと思う。

 まだ半年ではあるが、綾部小学校の子ども達の会話の中には「論理」や「接続詞」を意識した発言が生まれてきているそうだ。教室には「しかし」「だから」などの接続詞を矢印や記号で表現する説明文が掲げられていた。

 

 授業後には、綾部、中筋、吉美小学校の論理エンジン部の先生校長、教頭、教務主任の先生方出口先生や水王舎の皆さんとの意見交換や授業に対するアドバイスを受ける「論理エンジン学習会」を開催してもらった。出口先生のアドバイス「たしかにそうすればさらに授業は締まるな」と感じる、実に明快なものだった。

 今後は現場の先生方と出口先生、また水王舎の方々との直接のコミュニケーションを増やしていただくよう出口先生にはお願いしている。

 意見交換会の後は、この「論理エンジンキッズ」を活用した教育活動に対して、綾部市内の2社から寄付のお申し出をいただき、綾部小学校PTA(田中雄作会長)3小学校のPTAを代表して受け取っていただいた。2社からそれぞれ30万円ずつ、年60万円を3年間、ご寄付いただけるとのことで、大変ありがたいことだと思う。

 寄付いただいたのは、ネットレンタルの貸衣装事業を営む㈱吉崎(綾部市広小路2丁目)の永本司社長で、共に「綾部市の未来を担う子ども達の教育に役立つのなら」と深い理解を示してご支援いただくことになった。

 出口先生を囲んでの懇親会を行った。綾部から平等な良い教育が生まれ、地方都市の人口増に寄与し、地方と中央の格差を埋めていく。そんな予感のする有意義な懇親会となった。


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