知り合いの方から、Mother and Child っていう映画がとってもいいって聞いて、さっそく見ることに。
ストーリーは、35年前、15歳のときに生んだ子どもをすぐに養子に出してしまった女性と、その娘(37歳)と、養子をほしがっている夫婦が中心。37歳の女性が中心になってストーリーは展開。
大好きなアネット・ベニングが50歳の女性役なのだけれど、超ふけてて、なんだか許せん~
・・・・というのが、まず最初の感想。でも、映画の内容は、まあ、なんともいろいろ考えさせられるものなのである。
↓ハイハイ練習中
50歳の母親は、自分の母親の介護に追われているのだけれど、35年前に子どもを養子に出してしまったことでずっと悩んでる。
37歳の主人公は、優秀な弁護士なんだけれど、事務所の社長と関係をもって、妊娠しちゃう。
若い夫婦は、子どもができなくって養子をもらいたいんだけれど、なかなかうまくいかない。
という3人の女性を中心に描き出されている話なのだけれど、別々に語られる3つのストーリーが、最後にはひとつにまとまっていく。
主人公の若い女性は、いろいろと選択をして人生を歩んでいる。なかでも、興味深いのは、避妊して妊娠できなかったはずの主人公が、妊娠してしまい、生むことを選択したっていう点。
↓水を自分で飲む練習する子ども
主人公は出産の際に死んじゃって悲しいんだけれど、子どもは養子にもらわれて、さらに、実の祖母にも発見してもらって、きっと幸せになっていくのではないかなって思わせるエンド。
でも、死んじゃったら、いかんだろう。帝王切開を拒否するんだけれど、命の危険があるなら、死にたくないなら、帝王切開するべきだったはず。だから、きっと、新しい命に自分の将来を託したんだろうなあ。でもそれって、子どもにとっては、ベストチョイスではなかったはずだよなあ。そういう選択をしたってことなのだろうけれど、母は死んだらいかんよなあ、と思ったのである。