大学の講義で、女性に対する暴力について理解してもらうために、学生たちに寸劇をつくって演技してもらうことに。
結果的には、クラスによって違うけれど、全体的にはかなり上出来で、NGO活動家を対象にした研修と比較すると、細かい描写とかストーリー性とか、リアルだし暴力がパワーという観点から見事に表現されていて、若者の想像力というのか創造力の豊かさに驚くのである。
↓セックスワーカーに対する暴力の劇をつくったグループ
このグループは、男女を入れ替えて、男性がセックスワーカーに、女性が買春する男性と警察の役割をすることにしたそうな。
↓帽子をかぶってるのがPIMP、お客さんと電話で会話中
本来、それぞれの役割にあった洋服を着ることになってたのだけれど、着替えるのが大変なので、「女性」を表現するために帽子を使ったのだそう。
↓買春する男性たち、携帯電話が頻繁に登場する劇
新入りセックスワーカーが主人公のこの劇。セックスワーカーが、「わたしの将来は?わたしの処女はなんだったの?」って泣き叫ぶシーンがあって、学生は大笑い・・・・・・・
↓PIMPが新入りセックスワーカーに「ちゃんとふるまうように」教育しているところ
このセックスワーカー、お客さんについてホテルに行くのだけれど、そこで入浴中の写真をとられて、「やめて!!」って叫ぶシーンもあり。
↓結局、PIMPが警察につかまるところで終わり
セックスワーカーを演じた学生に感想を聞くと、「希望がないし、とてもつらい」との意見。他方、PIMPは「暴力をふるうのは、セックスワーカーに働いてもらって売り上げを増やすためだから当然だと思った」とのこと。
ロールプレイを大学で導入したのは初めてなのだけれど、これからもっとトライアルしてみようかな。