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ジェンダーからみるカンボジア

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寸劇:セックスワーカー

2013年07月10日 | カンボジアのジェンダー規範

 

 

大学の講義で、女性に対する暴力について理解してもらうために、学生たちに寸劇をつくって演技してもらうことに。

結果的には、クラスによって違うけれど、全体的にはかなり上出来で、NGO活動家を対象にした研修と比較すると、細かい描写とかストーリー性とか、リアルだし暴力がパワーという観点から見事に表現されていて、若者の想像力というのか創造力の豊かさに驚くのである。

↓セックスワーカーに対する暴力の劇をつくったグループ

このグループは、男女を入れ替えて、男性がセックスワーカーに、女性が買春する男性と警察の役割をすることにしたそうな。

↓帽子をかぶってるのがPIMP、お客さんと電話で会話中

本来、それぞれの役割にあった洋服を着ることになってたのだけれど、着替えるのが大変なので、「女性」を表現するために帽子を使ったのだそう。

↓買春する男性たち、携帯電話が頻繁に登場する劇

新入りセックスワーカーが主人公のこの劇。セックスワーカーが、「わたしの将来は?わたしの処女はなんだったの?」って泣き叫ぶシーンがあって、学生は大笑い・・・・・・・

↓PIMPが新入りセックスワーカーに「ちゃんとふるまうように」教育しているところ

このセックスワーカー、お客さんについてホテルに行くのだけれど、そこで入浴中の写真をとられて、「やめて!!」って叫ぶシーンもあり。

↓結局、PIMPが警察につかまるところで終わり

セックスワーカーを演じた学生に感想を聞くと、「希望がないし、とてもつらい」との意見。他方、PIMPは「暴力をふるうのは、セックスワーカーに働いてもらって売り上げを増やすためだから当然だと思った」とのこと。

ロールプレイを大学で導入したのは初めてなのだけれど、これからもっとトライアルしてみようかな。

 

 

 

 

 

 


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