ジェンダーからみるカンボジア

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ICTの安全性についてのワークショップ

2015年12月05日 | カンボジアのジェンダー規範

 

ICTの自由と危険性についてのワークショップに参加。

コメンテーターとして出るということだったので、しっかりホワイトリボンをつけて行ったのである。さらに、さすがICT関係の政府関係者は優秀で「男性」なので、ちょっとうれしかったりして・・・内務省では、サイバー犯罪局が9月にできたばかりで、超優秀な人が発表してて、とても頼りになりそう。その点、情報省はちょっととほほなのである・・・・そもそもICTは別の省だろう??って言いたくなるのを我慢するのである。政治的にいろいろ配慮が必要なんだろう。

↓グループ討議で、ICTの自由や危険性について議論

議論を横目でみていて思ったのは、あまりにもレベルの低い議論・・・・・ハイテク国家の韓国から帰ってきたばかりだからかしらん・・・

まず第一に、インターネットがあまりにも日常的になって育っている若者にとっては、インターネットのすごさがわからないし、危険性も考えてない。「成績表、ネットで見てたでしょ?ハックされたらどうするの?」って聞いたら、そんなこと有り得ない・・・・って反応だったのである。ま、ハックされてもたいしたことないのか知らん。

↓喧々諤々の議論の割に、ちょっとレベルアップが必要だったなあ・・・

Freedom of information っていっても、ぴんとこないのもカンボジア人の特徴。首相の批判をするなんて考えられないから、表現の自由があると思ってる。まあわたしも首相を褒めることは日常的にあっても、絶対批判的なことは言わない。首相がちゃんと仕事できないとしたら、それはわたしを含め、市民社会を含め、ちゃんと首相にインプットできてないからだって判断したいから。まあ、それはいろいろ批判されるかもしれない。

↓わたしの学生たち、大学からきてるっていう視点を強調してって言ったら、「どうやって??」

議事進行の人があまりにもダメで、議事進行予定が50分も遅れ、わたしは自分のスピーチができずに大学の会議に移動せざるを得なく・・・・あーあ、せっかくジェンダーとICTについて発言できる機会だったのに、ほんとうに残念。

議事通りに会議をするっていうのは、大変だ。ま、わたしも、今は1時間刻みで予定を入れているのが悪いのかな。師走だから仕方ないんだけれど・・・

 

 


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