ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

久しぶりの仕事日

2011年11月15日 | カンボジアのジェンダー規範

 

 

久しぶりといっても、一週間ぶりの仕事日。

朝からの国際NGOでの会議では、女性に対する暴力撲滅のための5年間キャンペーンで使用するテレビやラジオのスポットにTシャツなどのデザインの検討会議。「いい男性は女性に価値を与える」って、日本語ではちょっとどうかなあと思うスローガンで実施するこのキャンペーン。昨年子どもがうまれて最初に参加したまともな会議がこの関連会議で、まあ一年かかっていろいろと協議してきたなあと思うのである。

 

↓女性が運転するバイクのうしろに乗ってる男性はおかしい!!って議論で盛り上がる人たち・・・・

次に参加した役所での会議では、暴力の被害にあった女性をどう効果的に保護するかの調査研究に関する政策検討会議。山ほどのNGOがサービスを提供しているのだけれど、カンボジア全土をカバーできてないし、団体の体力によってサービスの質に大きな違いがあるってことや、政府のサービスはとほほほ?っていう内容についての紹介。

↓気分はクリスマス、今年は素敵なタンブラーがみつかってないわたし・・・・

次に向かった国連の会議では、女性に対する暴力撲滅のための16日キャンペーンの打ち合わせ会議。

25日から大々的にキャンペーンをするので、打ち合わせは連日おこなわれていて、いやあ、すさまじいパワー。でも、もっと効率的にできないかなあ。議論も大事なんだけれどね。参加者のなかでは、すっかり最年長になってしまった自分のトシを感じてしまうのである。

それにしても、なんで、こんなに女性に対する暴力関係の会議ばっかりなんだろう・・・・一日の最後、暗くなってから向かったのは、またしても女性に対する暴力と搾取に関する研究者からのインタビュー。自分がことわった地域の調査の仕事なので、しっかり若手の研究者に論文かいてほしいなあ。

いやあ、専門家っていうのは、同じ分野の話題にえんえんと接することによって専門性を深めていくことなのかもなあ・・・・などとかんじるのである。それにしても、今日は自分の仕事に直結する会議はなかったかも?

今日から連日この勢いで会議ばっかりなので、集中力もつかしらん。