ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

16日キャンペーン開始!!

2011年11月25日 | 女性の自立

 

 

連日、会議に会議をかさねてきた女性に対する暴力撲滅のための16日キャンペーン。

初日は今日、12月25日。昨年は出産直後で参加できなかったけれど、今年は国連事務総長のキャンペーン”UNITE”の社会的動員を目標に、70団体が参加してカンボジア全土でいろんな活動を展開するところまで、なんとかこぎつけたわたしたち。

仕事を受けたときは、まさかこんなに大変な仕事だとは思わなかったのだけれど、アイディアがある人たちが集まると、実際にいろいろ実行していく能力のある人がほとんどいないってことに気づいて愕然としたのである・・・・・

↓大学の学生もきてくれて、「せんせいの子ども~?」って写真をとるのである

いやあ、長い道のりだった・・・・・会議会議の連続で、まあ、よくみんながんばったなあ。

と、イベントを開催するところまでたどり着けただけでもすごいなあと思うのである。

↓Tシャツは、「みんなで暴力をなくそう!」てスローガンを印刷することに

スローガンを決めるために開催した会議だけでも何度あったかしらん・・・

ぎりぎりまで予算がいくらつくか不明で、折衝を繰り返して、なんとかイベントの費用を集めたわたしたち。

若者が自分たちの時間と労力をかなり費やしてくれたので、ほんとに助かったあ。

↓子どもも参加

今年のキャンペーンではいろいろな新しい試みを導入したのだけれど、その一つが、人間がたくさんあつまって白いリボンの形をつくって上から写真をとるっていう試み。

↓1000人程度を動員、写真ではちょっとわかりにくいけれど、リボンをつくっている様子

集会の自由がないカンボジア、市内でイベントを企画するだけでも、大量の行政手続きが必要で、いやあ、泣きそうだったあ・・・・あれも出せこれも出せって言われて、「なんで!?」っていかったわたしたち。

市役所もいろいろ厳しいんだよなあ。反政府行動するわけでもないのに。

↓子どもと参加

主賓のスピーチの内容の準備とか、いやあ、いろいろ雑務があって、連日死にそうだったのである。

今日から、12月10日まで、すさまじい数のイベントを繰り広げる私たち。そう、これは終わりじゃなくって、16日間続く闘争の幕開けなのだ・・・・・えーん??体力もつかしら。年末までに仕上げなきゃいけないメインの仕事はできるのかしら?

このキャンペーン、とりまとめや調整は本当に大変で忍耐あるのみってかんじなのだけれど、今回3か月くらいかけて準備をしてきて、NGOの人たちとの結束がとっても強くなって、自分もいろんなことを学べて、泣きそうなこの努力も無駄じゃないかあなと思うのである。

 

 


ADHOC訪問

2011年11月25日 | カンボジアのジェンダー規範

 

仕事の一環で、人権団体ADHOC訪問。

↓相変わらず子連れでどこでも行くわたし

昨年、500人以上のレイプ被害者を保護したADHOC。加害者も被害者もどんどん若くなってて、深刻な問題なのだそう。

最近は、労働移住関連の問題も増大してて、若い女性が年齢を詐称してマレーシアとかに働きに出て被害にあうケースも後を絶たないらしい。

↓女性問題担当のMONYさんとは長年一緒に仕事させてもらってる

 連日、大量の情報を取集していて、とても整理できてないわたし・・・・山ほどの情報と報告書をゲットしてるのはいいんだけれど、処理のキャパを超えてるのだ。

週末も仕事だし、どうやって整理しよう。