皆様もご存じのとおり、2020年東京オリンピックに向けての再建のため、国立競技場は、今月を以て1958年からの活動を停止いたします。そのため、今年は、今まで何度か国立競技場見学ツアーが実施されてきました。しかし、いよいよ今日の午前・午後の見学ツアーをもって、この行事も最後を迎えることになりました。この機会に、はじめて国立競技場へ行って、見学してきました。
国立競技場のグランドでは、いつ見ても青々とした芝を見ることが出来ます。かつては、冬枯れで枯れた芝だったのを、20年以上前に、海外のサッカーチームから「明日の試合会場はどこなんだい?」と言われたのがきっかけで、1990年よりオーバーシーディング方式を採用し、夏芝と冬芝を交互に育てることで、一年中緑の芝を保てるようになったのだそうです。
貴賓席へ登るため、待っている人たちの行列です。
貴賓席より見た、聖火台です。この時間では、まだ聖火台の側まで登って行った人たちは、余り沢山はいらっしゃいません。
同じく貴賓席から見える、織田ポールです。アムステルダムオリンピックで、日本人初の金メダルを獲得した、織田幹雄氏を記念して立てられたポールで、高さはその時の記録と同じ、15m21cmあります。
皇族のために設けられたロイアルボックスです。
10時20分頃には、貴賓席へ登るために並んで待っている人たちの行列は、余り長くはありませんでした。所が、それからわずか25分後の状態が次の写真です。すばらしい勢いで、見物の行列が増えてきています。
貴賓席シートには、一般席よりは立派な背もたれがあります。そのほか、カップホルダーも設けられていますが、それほど立派とは言えない作りでした。
この頃からぽつぽつと雨が降り始めました。準備の良い方は、傘を開きはじめています。そのうち、突然の雷鳴を伴った豪雨が始まり、傘は全く役に立たないくらいの状態になりました。聖火台下の、雨に打たれない場所で雨宿りです。
ようやく雨が小降りになってきたのは、20分くらい後でした。早速聖火台の所まで登って、聖火台の写真を撮ってきました。