気まぐれ日記

カメラを持って、花を主とした写真を撮っています

名古屋市営東山動植物園の「楝(あふち)」もしくは「栴檀(せんだん)」

2014年05月25日 | はな

5月23日と24日は大学の同窓会があり、久しぶりに名古屋へ行って来ました。23日は専攻科の、24日は全学の同窓会で、どちらも出席しました。卒業何十年ともなると、皆さん参加したがらないようで、23日は私以外にあと一名が出席していましたが、24日には同級生は誰もいません。

24日の同窓会が始まるのは昼過ぎなので、それまでの時間を使って、名古屋市営東山動植物園に行ってみました。東京都には、これほど大きな植物園はありません。立川の国営昭和記念公園はもっと広いかもしれませんが。この広さの園内には、ある主題に従って花が植え込まれているのでしょうが、あまり良く分かりませんでした。ただ漫然と見てしまったような気がします。

前置きが長くなってしまいましたが、見た記憶のない花に逢いましたので、紹介させていただきます。

「楝(あふち)」もしくは「栴檀(せんだん)」です。「楝(あふち)」は、センダン科センダン属の落葉高木の「栴檀(せんだん)」の古名だそうです。変わった花と思って、花に近寄ったところで、次の様な石碑が目につきました。ここに書かれているのは、山上憶良の詠んだ歌です。

「妹が見し楝の花は散りぬべし我が泣く涙いまだ干なくに」と書かれています。

 

この石碑の側に、確か3本の楝が有ったと思います。もっとアップの花の写真を撮っておくべきでした。いつもの、いつまで経ってもピントが合わせられなくて、あきらめてしまった所為です。

 

ちなみに、「栴檀(せんだん)は双葉(ふたば)より香(かんば)し」の栴檀(せんだん)は白檀(びゃくだん)の別名で、「楝(あふち)と」は別物だそうです。その所為かどうか、花の香りをかぐのを失念してしまいましたが、気が付かなかったので、余り香りは強くはなかったのでしょうか、良く分かりません。

コメント
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