トラッシュボックス

日々の思いをたまに綴るブログ。

民主党完勝への不安

2009-08-27 22:34:54 | 現代日本政治
 今朝の朝日の1面には驚いた。

民主320超、自民100前後 朝日新聞中盤情勢調査(朝日新聞) - goo ニュース

総選挙中盤の情勢について、朝日新聞社は22~25日に全300小選挙区の有権者を対象に電話調査を実施、全国の取材網の情報を加えて探った。それによると、(1)民主は非常に優勢で、衆院の再議決に必要な3分の2の320議席を得る可能性がある(2)自民は大敗が確実になり、100議席前後に落ち込む見通し(3)公明は小選挙区で苦戦、20台にとどまりそう(4)共産は比例区でほぼ前回並み、社民は小選挙区で善戦、などの情勢になっている。


 民主が320、自民が100前後って……。
 これは、勝ち過ぎじゃないか……?

 こんな記事もある。

民主勝ちすぎ候補者不足?比例近畿など議席流れる可能性(朝日新聞) - goo ニュース

 圧勝が確実な情勢にある民主党では、一部の比例ブロックで、獲得議席数が名簿の候補者数を上回る結果、議席配分の権利を失う「候補者不足」の事態が発生しそうだ。

 可能性があるのは近畿、九州ブロックなど。九州ブロックで民主党は8~11議席を獲得する勢いだ。比例の候補者は30人いるものの、28人は選挙区との重複候補で、選挙区で当選すると比例名簿から名前が消える。仮に比例議席の獲得数が8だとして、小選挙区での「勝ち抜け」が続出し、名簿に残る比例候補が7人以下となれば、獲得した議席数が余ってしまう。


 私は、一般論として、政治に政権交代はあった方がいいと思う。
 そして、今回劣勢の自民党がなりふり構わず吠えるほど、民主党では危険だとか、政権担当能力に欠けるとは思わない。

 しかし、ここまで勝ってしまうと、それ自体ちょっと怖い。

 今回大量に当選するであろう新人の多くがいわゆる「小沢チルドレン」と化し、小沢一郎の民主党支配がさらに進むのではという懸念もある。
(私は小沢一郎という人について、いわゆるマキャベリストとしての力量は大いにあると思うが、政治家として何がやりたいのか、わが国をこれからいったいどうしたいのかが見えないという点に強く不安を覚える。この人は要するに権力を振るうことそれ自体を目的としているように思えてならない)


 調査時点で投票態度を明らかにしていない人が小選挙区で4割弱、比例区で3割弱おり、終盤にかけて情勢が変わる可能性もある。


 さて、この層から、この報道を見て、こんなに民主に勝たせすぎては怖いから、やっぱり今回は自民党にという人が出るだろうか。
 それとも、勝ち馬に乗りたい人の背中を押すことになるのだろうか。

 紙面ではこんな記事もあった。

 民主党が単独で衆院の3分の2の320議席を得れば、福田、麻生両政権が繰り返した「衆院再可決」ができる。これを有権者が嫌って揺り戻しが起こるのではと党幹部らは警戒。鳩山代表は広島県東広島市での街頭演説でこう訴えた。
 「(与党は)3分の2(による衆院再可決)を一体何度行使したのか。私たちは政権を取れば、数の暴力で何でもかんでも強引に物事を決めることは一切しません。どうぞ安心して力をお貸し願いたい」


 よく記憶しておくとしよう。




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