旧愚だくさんブログ

愚だくさんブログ過去記事蔵です。

東京駅

2012年10月16日 | カメ見聞録・廃墟・遺構編

先週の木曜日、復元された東京駅を観て来た。

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思うに、東京駅から出るなんて滅多にないなぁ。
ブリジストン美術館に行くか八重洲ブックセンターに行く時くらい。
それなので、丸の内口で降りるなんざ生まれてから2、3度目の出来事じゃなかろーか。


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↑辰野金吾っ!

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↑復元されたうちの南口

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↑「うわぁ~!」と思わず声が出てしまう。

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↑あった!my干支!
八角屋根なので、十二支のうち八支だけレリーフされているそう。

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↑東京駅のすぐ近くには、辰野の師匠コンドルによる三菱一号館。

ジョサイア・コンドルと言えば、忘れちゃいけない足尾銅山。
古河の鉱業所事務所はコンドル設計によるもので、コンドル設計と言えばその当時のステイタスを表すものだった。
事務所は後に足利市に売却され足利市庁舎となるが、残念なことに昭和40年後半に取り壊されてしまった(涙


東京駅を堪能した後は、すぐ前の丸ビル5階のクアアイナでハンバーガーを食べた。

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アロ~ハ~♪

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↑人気のアボガドバーガーを食べてみたが・・・評判ほどの味じゃなかった(泣
各テーブルにハインツのケチャップとマスタードがデーン!と置いてあると思ったら、各自の好みでそれで味つけするのね・・・って、バーガーソースもちゃんと作ろうよ~!

それでも、勿論美味しかった。
けど、モスの方がずっと美味しいと思う。


それにしても、東京駅駅舎、美しいなぁ。
夜にはライトアップされるんだって?
こりゃステーションホテルに泊まって観るしかないわな。
ついでに、皇居ランもね(笑


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これを見ると、京都駅はなんで「あんなの」になっ... (ナムナム)
2012-10-16 21:51:50
これを見ると、京都駅はなんで「あんなの」になっちゃったかなぁ・・・と思いまする。
ま、京都はフランスに似てるって言えば似てる?
古い建物の間に前衛的な建物とか作っちゃったり・・・
古い街には、近代的なデザインで、近代的な街には古い物が似合うって、ことですかね?
カメさまのレポート楽しく読ませていただきました。 (じゃん黒糖)
2012-10-17 12:51:12
カメさまのレポート楽しく読ませていただきました。
東京駅いいですね。銀座松坂屋裏の「銀緑舘」という古ビルにも似た
ような意匠を使った内装が使われていました。当時の流行だったので
しょうか。
最近では地元バーガーが人気だとかで、餃子バーガーや鱧おとしバー
ガーなどもすでに登場しているのかもしれません。

ナムナムさまのご指摘ごもっともです。
東京駅は立派に復刻するのに、京都駅はなんだか変な巨大商業施設に
なり果てているなあ、と5月に東京駅から大手町の国立近美まで歩く
途中に考えてました。

私の記憶の中の京都駅は、何の変哲もないその時代の駅舎でしかない
建築物でした。今の駅舎は4代目で、古典様式の駅舎は昭和3年の昭
和天皇の御大典に伴う2代目のみ(烏丸通りは御所まで玉砂利が敷き
詰められたと父が言っていました)でしたが、昭和25年に消失。
その後は鉄筋コンクリート造りの私が知っている3代目駅ビルになり
ました。

つまり、復刻するなら2代目なのですが、23年程度しか使用しなか
ったために京都市民の愛着が少なく、結局、都市の象徴としてのター
ミナル復刻に値する歴史的経過を辿っていないのですね。

京都は都市自体の美的意識が希薄で、京都経済界は昔からすぐに古く
なるような新しいものが好きです。
聖域化され近代的に整備された観光寺院や観光目的の町並みは触れな
いため、なんでこんなもの?というアンバランスな経済的現象として
の建築物を作りたがるのですが、デザインも機能性もアメニティも大
したことないものばかり。近代意識の空回り。

ただ、唯一京都タワーは当時としては奇抜すぎて、現在では立派に昭
和の象徴足り得ている次第です(!)

それに比べると奈良は立派。この10数年で街の古き良き雰囲気は
破壊されましたが、それでもまだまだ古い・・・(笑)
そんな訳で、京都に住みながらもせっせと奈良通いが続くのですね。
長くなって恐縮です。
ナムナムさん (カメ)
2012-10-17 19:52:11
ナムナムさん

京都とフランス
ああ・・確かに似ているかも。

ルーブル美術館入り口前にガラス張りのピラミッド型ゲートが造られた時
壁と呼ばれる京都新駅舎が造られた時
には等しく「あーあ!やっちまったよー!」
とガッカリした憶えがあります。

文化の追求・・・なのかな。
じゃん黒糖さん (カメ)
2012-10-17 20:10:02
じゃん黒糖さん

松屋裏の「銀緑舘」ですね。
今度行こっと!
鹿鳴館を設計したコンドルの弟子が辰野金吾なので、鹿鳴館っぽい内装(?)は当時の最先端だったのかも。

例え近代意識の空回りであろうと、建築デザイナーが個性全開で造った建物を取り入れるのはステキなことだと思います。
それに引き換え我が県は・・・(沈
都市整備と言う名の下にやたらと道路を拡張し、その結果旧市街地の古い日本家屋が取り壊され、現代の規格品住宅に取って替わられています。
のどかな田園に環状線が通れば、その土地は瞬く間のうちに量販店街となります。

デザインのデの字もない建造物だらけ。
老舗百貨店がひとつもなく大型量販店だらけ。
このでれすけが!
それが栃木県であります。
例え、巨大な壁のような駅であっても創意工夫が感じられます。羨ましいです。
しかも、京都タワーは「和ろうそく」の形じゃないですか。素敵すぎる。

自分も奈良がだ~い好き♪ですが、奈良が古さを保っているのは、単にやる気のない県民性だからかな・・・と(笑
「でれすけ」というのは方言ですね。 (じゃん黒糖)
2012-10-18 00:05:03
「でれすけ」というのは方言ですね。
面白い!
同じような意味で滋賀県湖西では「だら」。
京都では、少し高級に「先生」。
あの「せんせ」は・・・という風に使います

そして、奈良のやる気なさが、文化を救う(笑)
文化というのは進歩のみではないよね・・・。
じゃん黒糖さん (カメ)
2012-10-18 10:05:05
じゃん黒糖さん

栃木弁でありながら栃木県民が忌み嫌う言葉、それが「でれすけ」です(笑
しかし、京都では「せんせ」?
何やら言葉と使われ方が正反対のような・・・
あー、でも、
「先生と呼ばれるほどの馬鹿はなし」
って言葉があるくらいだから・・・

奈良、良くも悪くも脱力してますねー(笑
しかし、飛鳥時代の屋根瓦が未だに使われ、鎌倉時代の仏器が当たり前に使われ、何かを造ろうとすると遺跡が出ちゃって暫くの間工事はストップ・・・それが奈良だけに、前進しよう!なる気迫が希薄なのでしょうか。

それなのに、奈良マラソンはやたらと熱いですわ~♪