東博「仏像~一木にこめられた祈り~」展は、6日の休肝日・・あっと、違った(大体「キュウカンビ」で変換して最初にこれが出るってどーよ!)休館日に展示替えして後期日程に入る。
京都の宝菩提院願徳寺の菩薩様がお帰りになって、新たに、あの・・あの・・あの・・滋賀渡岸寺の十一面観音様が御出でになっているのだ。
そんなわけで、カメ、昨日から何となく心落ち着かぬ心境。
そわそわ・・
ずっと門外不出であらせられた十一面観音様が直ぐ近くに御出でになってると思うだけで・・・。
そわそわ・・
お会いしたい!お会いしたい!お会いしたい!
・・・心の中でそう叫ぶだけで渡岸寺観音堂で初めてお会いした時の感動が胸の奥からジワジワと湧いて来、その時の感涙の熱さまでもが蘇る。
しかしだ!
それは十一面観音様がおはすべき場所でお会いしたからこその感動であって、東博の展示で同じ感動が得られるかどうか。
一応、東博側では「日本に現存する十一面観音の最高傑作とされる御像の魅力を最大限に引き出す様な展示にする」とは言っているけど。
それとだ!
十一面観音様にとっては初めての旅。今回の企画展の運輸を担当した会社が明記されてないけど、多分日通だと思う。日通さんは、御像を無傷でお運びしたのだろーな!えーっ!
・・・おっと、会いたさ募るあまり興奮し、つい難癖付けてしまった。
上述の如く渡岸寺の十一面観音様ばかりに思いを寄せてしまいがちだけど、お帰りになってしまわれた宝菩提院願徳寺の菩薩様(伝如意輪観音像)も素晴らしかった。(両御仏共に国宝)
カメは、この菩薩様にも一度お目に掛かりたいものだと長らく願って来た。
京都に行った際、2度ほど宝菩提院願徳寺の近くに滞在しながら、諸般の事情から拝観出来ずに悔しい思いをした事があり、その時「宝菩提院の御仏様とはご縁が薄いのかもしれない・・」などとちょっと悲観したけれど、まさか今回の様に、東博にて贅沢なくらいの時間を掛けて拝する事が出来ようとは・・。
昨日からの東博平成館では、十一面観音様の周りに人だかりが出来ている事だと思う。
かの井上靖が絶賛し、水上勉、白洲正子も褒め称えた類稀なる美しさ・・・を目の当たりにした感動から「仏像開眼」する人が続出すると良いなぁ。
カモ~ン☆