民俗断想

民俗学を中心に、学校教育や社会問題について論評します。

コピ・ルアクコーヒー

2017-06-26 10:59:51 | その他

私はコーヒーが好きで、1日に1杯はコーヒーをいれて飲んでいます。ゆっくりいれたコーヒーは、カフェで飲むコーヒーよりもおいしいと思っています。かといって、コーヒーに蘊蓄を傾けているわけではなく、うまい物はウマイとそれだけです。インドネシアから帰国した息子が、「コピ・ルアク」コーヒーをお土産に買ってきました。といっても、現地で少し飲んで残りを持参したのですが。このコヒーですが、ジャコウネコがコーヒーの果実を食べて、消化されずに排出された豆を浅いりしたものだそうです。ネコの腸内で発酵して独特の香りとなるそうな。調べてみると値段が高い。

さて、この貴重品を飲んでみようと袋から取り出しました。みた感じは普通の豆です。匂いだっておそるおそるかぎましたが、当たり前ですが、コーヒーのにおいです。フンのにおいなど致しません。これを、ミルでひきました。このミルですが40年も前、私の結婚祝いに大学の友人たちがプレゼントしてくれたものです。以来、ずっと使ってきて最近はキレが悪くなったと思いつつ、代わりの物を買う気になれません。そんなミルで豆をひいたのですが、すべってしまってなかなか粉にならないのです。やわらかいのか、角が消化してしまっているのか、ミルの刃にひっかからないのです。上から押しこみながらひいて粉にし、いよいよドリップです。お湯を少し注いだところ、プワっとかなりふくらみました。これも何か他のコーヒーとは違う感じです。そしていよいよ飲みました。クセがあって好みは人それぞれだとネットに解説してありました。既に封を切ってあったためか、香りは普通です。味はといえば、コーヒーの味です。柔らかな味です。特にクセがあるとは思われません。逆に、何でこのコーヒーが高いのでしょう。飲むまでに手間がかかっているから高いのでしょうか。