ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

白山中宮道から加賀禅定道

2021-05-21 | 山登り

21・5・19 Wed  

ここを最初に訪れたのは遠い昔に四人で中宮道から楽々新道へ。その次が
一人で加賀禅定道から中宮道へと歩いたことがあるということだけ覚えて
います。そして三度目となる今回はI垣さんと一緒に歩いてきました。

現地集合してホワイトロードのゲート前で登山の支度を済ませて出発(3:41)

 

まずは車道を歩いて中宮道登山口(4:54)へ。中宮道登山口の景色を見て
もそこが今回で三度目の登山口なのだとは思えないまま、橋を渡り階段で
始まる登山道へと入ってゆきます。しばらく登っているうちに、おぼろげ
な記憶がよみがえってきました、、、

 

 

 

シナノキ平避難小屋(7:27)を過ぎた辺りから残雪の斜面で夏道が使え
ないのでアイゼンを装着。そのあと、再び夏道がでていたのでアイゼン
を外してゴマ平避難小屋(10:49)で行動用と泊用併せて3ℓを補給。

 

 

 

あまりパッとしない天候の中、支尾根に乗って北縦走路方面へと進んで
ゆきます。三俣峠(12:46)で小休止して間名古の頭(13:33)へ。

間名古の頭の通過は藪っぽく急な雪斜面にある夏道ルートを嫌い稜線に
沿って進みます。途中から南側の急な無雪斜面を下りつつ岩稜帯を捲い
て鞍部に抜けたのですが、結果的にここが本日一番の核心部になりました

 

 

 

さて、気になる天候の方ですが、行き先の方を仰ぐと雲の通り道のよう。
ようやく雲が去ったかと思えばまた新たな雲が居座りつづけ、たまに風
も吹いてきます。この雨風を防げそうな適地がうぐいす平の中に見つか
ったので、やや早い気もしますがここにテントを設営することにしまし
た(15:16)。

 

 

 

 

テントの中でオヤツを食べながら過ごしているうちに天候が良くなって
きました(16:50)だからといって今頃から行動を再開することができ
るはずもなくラジオを聴きながらコーヒーをのんだりオヤツをつまんだ
りしながら好天の景色を横目に明日の行程に備えます。

 

 

 

夕飯は高野豆腐と鶏肉の鍋(山菜入)と米粉麺です。デザートに
House/プリンミックスを食べるのがお気に入りです
これ、二箱は食べれるなァ


 

 

その後もずるずるとコーヒーやお菓子を食べながらラジオを聞いて過ご
しました。外に出てみると雲は消えて、代わりに星がでていました。
予報通り今夜から明日の朝にかけてが今回の山行中で一番の好天のよう
です。そんなことを思いながら就寝(21:00)

 

 

                            

 

 

 

21・5・20 Thu 

起床(3:00)して、朝食の長崎レモン味棒ラーメンを食べた後、出発
(4:45)。今朝の気温は標高2000mにしては暖かに感じますが、かと
いって半袖姿では風が吹くと肌寒いので雨具を着て歩きました。

 

 

 

こうして天候が良いと歩いていても気分が良いです。御嶽山や穂高連峰~剱
立山や後立の山並みまでもがハッキリと見えています。昨日得られなかった
展望を今日は満喫しながら歩きたいところです。

 

 

 

 

北弥陀ヶ原を経てお花松原へと歩いていると個性的な火の御子峰の景観に
目がとまりました。初めて火の御子峰を目の当りにした時から、いつか挑
戦する機会があるといいなと思い描いて二十余年が経ちましたが、、、
どうやらこれからもそのようにして年が過ぎてゆきそうです。

 

 

 

残雪ばかりのお花松原です。この斜面からの急登がなかなかツラかった

 

 

 

雪斜面を抜けて登山道に合流して翠ケ池(7:20)へ、
それは澄んだ碧眼のようなブルーでした。

 

 

やっと辿り着いた気分です、登山道を伝い大汝峰(7:58)に到着♪
以後の行程が下り基調になってゆくかと思えば少しは気が楽になり
そうです。本心ではもう少しゆっくり過ごしたい場所なのですが、
午後からは天気が崩れる予報なので早を急ぎます

 

 

 

 

御手水池(8:25)でとりあえず、七倉の辻で自分の地図に記載のある
七倉山山頂を経て加賀禅定道へと辿るルートを選んではみたものの、そ
んな道はなかったことに軽くショックを受けつつ、四塚山から長坂を下
って気持ちの良い油池(9:56)へ。

 

 

 

 

振り返ると四塚山もデカい山だったなと思うくらい、自分の疲れも溜まっ
てきました。天池の雪壁をトラバースで過ごして尾添ピーク(天池室跡)
を越えて奥長倉(11:51)にて小休止
この頃から雨粒が落ちてきたり、止んだりの天候になってきました。

 

 

 

一里野スキー場との分岐(13:50)から檜新宮を経て(整備前のせいでしょうか)
うっかりするとルートを見失いそうな荒れ放題のハライ谷の登山道を下ってゆきます。
ハライ谷登山口(15:29)に着く頃にはとうとう小雨になりましたが、本降りまでには
ならなかったのでよかったです。あとは車道を歩いて車(15:42)へと戻りました。

僕一人ではできない山行を愉しむことができたのもI垣さんの意欲と段取り力のおか
げです。ありがとうございました