廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★第73回 「日本ダービー(東京優駿、G1)」 東京・芝2400

2006年05月28日 | JRA
 
またしても連敗街道まっしぐら・・・。1着に入った皐月賞優勝馬メイショウサムソンの本命予想はついておりましたが、対抗馬には武豊騎乗のアドマイヤムーンをもってきて、今回は三連複馬券に流して手堅く勝負に挑んでみたのですが、あらら、武ちゃんは馬群に沈んだまま最後まで浮上して来ませんでした。この時点ですでに購入馬券はすべてパア~です。同じアドマイヤでも最後まで逃げ延びたアドマイヤメインの方を軸にしておけば三連複も的中していたのに・・・(※しかも34.2倍もついていました、涙)。

しかし、今年の日本ダービーは本命馬不在の「戦国ダービー」と評されていただけあって、本当に予想が難しいレースでありました。皐月賞で勝ったメイショウサムソンは悪くても三着までには必ず入るとは思っておりましたが、そのほかの馬はどれも「ドングリの背比べ」状態で優劣がつけずらかったというのが本音です。どの馬も一長一短あり、オマケにこれまで武豊騎乗で連勝を重ねていた馬が多かっただけに、本レースではテン乗り騎手も多く、まさに未知の世界で予想するしかありませんでした。

一番人気のメイショウサムソンにしても、絶対の信頼が置けるかというとそうでもなく、やはりかなり厳しいローテーションで使ってきた馬だけに疲れがどの程度残っているのか、これまた未知数でしたので、購入馬券の頭数を絞り込むのにもかなり苦労しましたね(苦笑)。結局、絞込みすぎてまたしても縦目でやられてしまった訳ですが、これも後の祭りです。ああ、悲しい。

なお、今回はA-PAT購入ではなく久し振りに近くの場外馬券場にまで直接足を運んで買いに行ってきました。途中から天気もよくなってきましたので、負けたとはいえ、散歩がてらにはちょうどよい外出にはなりましたね(負け惜しみ)。帰りにはJRAのインフォメーション窓口で日本ダービーのレーシング・プログラム【写真下】も頂いて参りましたので、ま、良い記念にはなりました。それにしてもこのプログラム、無償配布にしてはお金がかかっております。やはり中央競馬は儲かっているのでしょう(苦笑)。



=レース結果=
1着 メイショウサムソン(57石橋守)牡3
2着 アドマイヤメイン(57柴田善)牡3
3着 ドリームパスポート(57四位)牡3
4着 マルカシェンク(57福永)牡3
5着 ロジック(57幸)牡3

※第73回「日本ダービー(東京優駿、G1)」

★島田荘司著「帝都衛星軌道」講談社刊

2006年05月27日 | BOOK
 
僕の一番好きな作家である島田荘司氏の新刊『帝都衛星軌道』(講談社刊)が5月26日(金)に発売された。もちろん僕は即買い。本体価格1800円+税。まだ未読なので感想は述べられませんが、約350ページの比較的ボリュームのある単行本ですので、読み応えは十分だと思います。

収録作品は書名タイトルと同じ「帝都衛星軌道」と「ジャングルの虫たち」の中篇2作品収録で、初出は小説現代増刊号『メフィスト』と書かれております。本単行本の中では「帝都衛星軌道(前編)」⇒「ジャングルの虫たち」⇒「帝都衛星軌道(後編)」という形で変則的な構成が組まれております。収録された中篇の発表年月をみると「帝都衛星軌道」は2006年1月なのに対して、この作品に挟まれている「ジャングルの虫たち」は2004年5月発表の作品なので、果たしてこれが何を意味しているのか、実際に読み終わるまでは謎が解けないと思いますが、また別の意味で著者・島田荘司氏の仕掛けが楽しみであります(笑)。

尚、単行本の腰巻には『正直言って、自信作です。島田荘司』と書かれているのが非常に気になりますね(苦笑)。読み始めるのが楽しみな一冊です。


★Vernon Reid & Masque 「Other True Self」

2006年05月25日 | LIVING COLOUR
 
元リヴィング・カラーのヴァーノン・リードのソロ最新作が発売されました。たぶんまだ正式な解散宣言はされていないと思いますので「元リヴィング・カラー」という表現が正しいのかどうかよく判りませんが、とりあえず現在は活動休止中ですので、ソロ活動ということでこういう表現をさせていただきました。僕はHMV通販「輸入盤CDどれでも3枚まとめて買うと20%OFFキャンペーン」を利用して税込価格1756円で購入しました。

ソロ名義作品としては『Mistaken Identity』『Known Unknown』に続く第三弾となりますが、過去アルバムに比べてますます実験性の高い作品に仕上がって参りました。とくに本作では、1曲ごとに違ったジャンルの曲を演奏しているかのように聴こえ、例えば1曲目はいきなりキング・クリムゾン風のソリッドなプログレ曲を演奏しておりますし、2曲目ではなんと日本のGS風の曲にチャレンジしております(⇒そう聴こえるのは僕だけか?笑)。そうかと思えば3曲目にはレゲエ調のリズミカルな曲を披露したりしておりますので、一見するとなんともまとまりのない作品だと思えるかもしれませんが、たいへんバラエティに富んだ野心作だと僕は思いました。

もともと手先が器用な技巧派ギタリストであるとは思っておりましたので、本作でようやくそれが証明されたといっても過言ではないでしょう。外見上はゴリラーマンのような顔をしておりますが(苦笑)とにかく何を弾かせてもたいへん器用なギタリストですよね。全国のヴァーノン・リード・ファンは必聴ですよ!!


◎Vernon Reid & Masque『Other True Self』(Favored Nations)

01. Game Is Rigged
02. National Anthem
03. Flatbush And Church Revisited
04. Afrerika
05. Enjoy The Silence
06. Oxossi
07. G
08. Wildlife
09. Overcoming
10. Kizzy
11. Mind Of My Mind
12. Prof. Bebey


★嵐山光三郎著 「古本買い十八番勝負」 集英社新書

2006年05月24日 | BOOK
 
昨年6月に発売された集英社新書の一冊ですが、発売された当初から気になってはいたものの、なかなか買うまでには至らず、つい最近になってようやく購入したのが本書です。ご存知、散歩の達人・嵐山光三郎さんが仲間たちとの古本屋巡りの一部始終をまとめた武者修行の書『古本買い十八番勝負』です。本体価格700円+税。

なかなか手が出なかったというのには特別な理由があった訳ではありませんが、いつかはきっと読むことになるだろうと敢えて買わないでいたような気がしております。昔から嵐山光三郎さんの著書は大好きで、名著『素人包丁記』全4冊や『東京旅行記』といったグルメ本、旅エッセイ本などには定評がある作家であります。近年は松尾芭蕉関連の著書を何冊か出しているようですが、これらもそのうち購入して読むことになるような気がなんとなくしております(笑)。

タイトルにもある『古本買い』とは、なんとも魅惑的なキーワードでありますよね。ここでいう古本屋というのは、ブックオフのようなリサイクル書店のことではなく、所謂、街中にある昔からの古本屋を示しております。銀座からはじまり、青山、渋谷、西神田、水道橋、神保町、駿河台下、上野、浅草と続き、この後はJR中央線沿線へと場所を移動して行きます。自分でも何度か行ったことのある店や聞き覚えのある書店名が次から次へと出てきますので、一度でも古本屋通いの魔力に魅せられたことのある方でしたら、必読の書であること間違いなしです。面白いですよ。古書店巡りを終えた後にお互いの戦利品を毎回品定めする件など、古本マニアにしか理解できない部分かもしれませんが、そこがまた古本買いの魅力のひとつなんでしょうね。興味をもたれた方は是非ご一読を!!

BILLY COX & BUDDY MILES「THE BAND OF GYPSYS RETURN」

2006年05月23日 | JIMI HENDRIX
 
5月2日に発売されたEXPERIENCE HENDRIXからの最新作は、なんとビリー・コックス&バディ・マイルスの新プロジェクト『The Band of Gypsys Return』の新録アルバムでありました!!これまでにもトリビュート・アルバムなどで何回か二人の再共演は実現しておりましたが、まさかフルアルバムまで制作してしまうとは夢にも思いませんでした(苦笑)。

しかも今回は、初回盤限定かどうか判りませんが、未発表ライブ映像やスタジオ・レコーディングの際のメイキング映像、さらにビリー・コックス&バディ・マイルスの最新インタビュー(※これは字幕なしだとチト辛いかも)を収録したボーナスDVDまで付いておりましたので、吃驚仰天タマげました(笑)。単なる一回限りの企画物アルバムではなく、かなり本気で作られた作品と見受けしました。

半ば道楽趣味で演奏しているご隠居ロック親父の懐メロ大会とは思えないぐらい、レベルの高い演奏を披露しております。これは侮れませんね。黒人はなかなか歳をとらないといいますけど、この二人はいまだ現役バリバリの演奏クオリティを十分に保っております。但し、DVDで鮮明な映像を観ますとさすがに歳を食っているのが判りますが(苦笑)。

今回のアルバムでも曲ごとにギタリストが代わるなど、ゲスト参加ギタリストとの組み合わせで、まだまだ面白いコラボレーション企画が生み出せると思いますので、もっとドンドンこのプロジェクトを進めていってもらいたいものですね。願わくば、我らが日本人ギタリストのChar師匠やバンド・オブ・シゲオロールオーバーの中野重夫氏(※中野氏は昨年のフジロックであのミッチ・ミッチェル氏から「あまりにもジミヘンに容姿が似過ぎているから気持ちが悪い」という理由で共演を拒否されてしまった苦い経緯がありますが・・・、苦笑)などとも共演してもらえると、また違った一面が垣間見られると思うんですけどね。

あ、忘れてましたけど大のジミヘン・フリークである森園勝敏氏(ex.四人囃子)とも、是非「レッドハウス」を一緒に演奏してもらいたいですね。この組み合わせは個人的には結構ハマると思ってるんですが、いかがでしょうか、ねえ(笑)。


◎BILLY COX & BUDDY MILES 『THE BAND OF GYPSYS RETURN』 (Experience Hendrix)

DISC.1:
01. POWER OF SOUL
02. MACHINE GUN
03. MANIC DEPRESSION
04. YOU'VE GOT THE BEST IN TOWN
05. LET YOUR WORD BE YOUR BOND
06. STONE FREE
07. POWER OF SOUL
08. WHO KNOWS
09. FOXEY LADY

DISC.2:BONUS DVD
Special Bonus DVD featuring unreleased live perfomance and studio recording session footage, plus interviews with Billy Cox & Buddy Miles


★里中李生著 「競馬で勝つ一番の方法」 王様文庫

2006年05月22日 | BOOK
 
最近読んだ文庫本の中で、これは面白いと思ったのが本書『里中李生の競馬で勝つ一番の方法』(王様文庫)です。サブタイトルには「単複で黒字を計上し、大きな勝負をかける!」と書かれている様に、本書では馬券買いの基本は「単勝と複勝馬券」で、この買い方こそ「唯一馬券で儲けることが出来る方法」であると説いております。

この手の競馬ノウハウ本は、これまでにも数え切れないほど読んできましたが、本書は少し読み始めてみて、他の競馬ノウハウ本なんとなく違う匂いがして来ました。まず、馬券の買い方で「初心者は単勝と複勝しか買うな!」なんて書かれ方をしている本は皆無でしたし、「買っていい騎手」の選び方の章なんて目ウロコな記事で思わずウンウンと頷きながら読んでしまいましたし。騎手名を実名表記で書いている点も非常に判りやすくてよかったんですけど、もしかしたらこの著者、JRAをかなり敵に廻しているかもしれませんね(苦笑)。そーいえば、本書の終章でも「なぜ、私の本はJRAのショップで売られないか?」という項目があり、思わず苦笑してしまいましたが。

馬券買いの基本は「単勝+複勝」で、保険で「ワイド馬券のボックス買い」こそが王道である、という指南に共感を覚えた方は是非読んでみて下さい。但し、この三笠書房から出ている王様文庫ですが、なかなか書店に置かれていないことが多いので、まず文庫棚を探し出すのが一苦労かもしれませんが(笑)。それだけの価値ある一冊だと思います。読了後、この著者の他の競馬本も読んでみたくなること請け合いですよ。


★第67回 「オークス(優駿牝馬、G1)」 東京・芝2400

2006年05月21日 | JRA
 
スゴイ、スゴイ!!本日のオークス(G1)ですが、デビュー以来まったく無敗の4連勝でカワカミプリンセスがなんと勝ってしまいました!!うーむ、僕も対抗馬クラスでは予想しておりましたが、まさか1着になるとは・・・。強い強いとは聞いておりましたが、まさかここまでやってくれるとはね。今年の牝馬レースに新たな星が生まれました!!負けて悔しいですけど、強い牝馬には惜しみない拍手を送ります。

騎乗したのは出場最年長の本田優騎手。本田騎手といえばテイエムオーションを思い出しますが、そのテイエムオーシャンよりも万能で強いとコメントしておりましたので、これは期待ができます。西浦調教師も「10年に一頭の逸材」と評価しておりましたので、今後のレースには軸馬候補として名前が出てくることでしょう。

2着に入ったフサイチパンドラの復活にも拍手です。前走の桜花賞(G1)ではまさかの14着、さらに馬体重プラス12キロということで、今回もまたダメかと思っておりましたが、そこは天才・福永裕一の騎乗でしたのでテン乗りだったにも関わらず、見事この牝馬を立ち直らせることが出来ました。やはり牝馬に乗らせたら福永騎手は上手いですよね。

僕はカワカミプリンセスもフサイチパンドラも一番人気のアドマイヤキッスからワイド馬券で流して購入しておりましたが、肝心のアドマイヤキッスが4着ではどうしようもなかったです(涙)。馬券購入金額を惜しんでボックスで買わなかったので、こういう時に限って縦目でやられてしまいました。おとなしくボックスで買っていれば18倍もツイていたんですけどねえ、後の祭りです。レ・ミゼラブル・・・・。

=レース結果=
1着 カワカミプリンセス(55本田)牝3
2着 フサイチパンドラ(55福永)牝3
3着 アサヒライジング(55柴田善)牝3
4着 アドマイヤキッス(55武豊)牝3
5着 ニシノフジムスメ(55藤田)牝3

※第67回 「オークス(優駿牝馬、G1)」 

★「とごしぎんざ」商店街を散策

2006年05月21日 | Johnny, Louis & Char
 
ということで公開初日の映画『ダ・ヴィンチ・コード』を観るまでの時間帯が大きく空いてしまいましたので、地下鉄都営浅草線に乗って「戸越駅」まで移動し、戸越銀座商店街をブラっと散策して参りました。

急に思いついてというのもあったのですが、そもそも何故、戸越銀座なのかといいますと、先日、深夜番組『孝太郎プラス』に出演していたCharさんのご自宅を拝見したくて、番組内での足取りを参考に、たぶんここら辺なのだろうと検討をつけていましたので、お散歩がてら「ブラリ!途中下車の旅」を実践してみることにしました(苦笑)。

駅を降りると第二京浜国道沿いに出ますので、そこから【写真:上段】の戸越銀座商店街に入ります。するとCharさんのご当地紹介番組にもよく登場してくる美容院ですとか、Charさんの同級生が経営しているお茶屋さんなど、テレビのブラウン管で観ていたお店が、実際に目の前にありましたのでなんとも不思議な気分になりましたね。まさにデジャヴ現象(苦笑)。

で、商店街をそのまま大井町方面に向かって歩き、二つ目の角を右に曲がったところに銭湯『中の湯』があるはずなのですが・・・、あれっ?オフロ屋さんがない!!Charさんのご自宅を見つける目安にしていた銭湯でしたので、これが見つからないと、ううーむ困ったことになったぞ、と思いましたが、『中の湯』の住所を事前に調べておりましたので、近くまで行って見るとなんと取り壊し工事を行っておりました。工事現場内には明らかに「元銭湯」だとわかる割れた大型タイルなどが山積みされておりましたので、まず間違いないですね。その奥には建物は半壊状態でしたがオフロ屋さんの煙突はまだ原形をとどめておりましたし。

銭湯『中の湯』の隣りに小さな公園があり、その隣りが目的のCharさんのご自宅であるはずなのですが、たぶんココであろうという建物の前までは行って来ました。しかしながらファン対策のためでしょうか、建物には表札がかかっておりませんでしたので、本当にココがそうなのかどうかは最後まで判断がつきませんでした。もしかしたら、まったく別の他人の自宅を見て帰ってきただけかもしれませんが(苦笑)。

あ、それから第二京浜から入った戸越銀座商店街のすぐの場所に、RIZEのアルバム『Natural Vibes』でも有名になった「洋品の店 まるとみ」がありました。【写真:下段】
近くでみると単なるシャッターに描かれた落書きにしか見えませんでしたが、アルバム・ジャケットになった写真をみると超カッコイイんですけどね。やはりプロのカメラマンが撮った写真は違いますね(苦笑)。




★公開初日に、映画 「ダ・ヴィンチ・コード」 を観てきました!!

2006年05月20日 | MOVIE
 
本日(5月20日)全世界同時公開された映画『ダ・ヴィンチ・コード』をさっそく観てきました!!公開初日ということもあり、映画館はどこにしようか迷った挙句、最終的には有楽町マリオンの「日劇PLEX」にしました。ちなみにこの「日劇PLEX」ですが、映画館3館分の総称で今回のこの映画『ダ・ヴィンチ・コード』は上映時間を30分ずらして「日劇1」と「日劇3」の2館で同時上映されておりました。それでも館内は満員完売状態で、結局座席を確保できたのは午後6時40分からの回になってしまいました(苦笑)。

上映時間までまだ5時間近くもありましたので、とりあえず銀座ウエストのティールームでお茶をしまして(※コチラも店内はめちゃ混みでした)、その後は地下鉄に乗って思いつきで『戸越銀座』まで散歩に出掛けてきました。戸越銀座散策に関しましては別項で改めてご紹介をさせていただきます(笑)。

さて、夕方になると天気予報どおり急に雨が降ってきましたので、銀座エリアの地下通路を駆使して、一度も地上に出ずに有楽町マリオンへ移動。ほぼ定刻どおりに館内に入場し、後は上映を待つのみとなりました。エレベーターで11階に上がる時など結構混んでおりましたが、こちらの映画館は全席指定の定員入替制のため、事前に座席は確保できておりましたので、スムーズに入場できたのは良かったですね。映画館側もたぶん自由席のままでチケット発売するよりも、手間はかかっても座席指定で販売した方が効率もよく、売上面でみてもこちらの方がメリットが大きいのでしょうね。観客の立場から考えても、事前に座席指定してあれば、その時間まで並んで待つ必要もない訳ですし、入場時も慌てずに済みますのでやはりメリットは大きいです。

で、肝心の映画の内容ですが、まだご覧になっていない方がほとんどだと思いますので内容に関しては割愛させていただきます。ストーリー展開がものすごく早いので、かなり心して頭をフル回転させながら観ないと内容がさっぱり判らなくなる危険性がありますが、エンターテイメント映画としての完成度はかなり高いと思います。ダ・ヴィンチの名画『最後の晩餐』について登場人物が推理を語るあたりは、原作をまだ読んでいなかったせいか、とても面白く観ることができました。史実に明るい方が観れば、実際にはかなりこじつけの部分もあるのかもしれませんが、推理小説を読むような感じで観ている分には、十分楽しむことが出来る娯楽一級作品だと思います。原作を読んだ後で映画を観れば、また違った感想を得られたかもしれませんね。久し振りに映画館で新作映画を観ましたが、これはオススメだと思いますよ!!




★OTIS RUSH & FRIENDS 「LIVE AT MONTREUX 1986」

2006年05月19日 | ERIC CLAPTON
 
エリック・クラプトンが参加していることで、昔から有名なオーティス・ラッシュのモントルーライブが遂にオフィシャル化発売されました。しかも今回はCDとDVDが同時発売という快挙であります。まだ現在の段階では輸入盤のものしか市場に出回っておりませんが、国内盤の発売もすでに決定している模様です。尚、輸入盤DVDはたしかリージョン1仕様だったと思いますので、マルチDVDプレイヤーをお持ちでない方は、国内盤発売までもうしばらくお待ち下さい。ちなみに私もDVDに関しては国内盤派です(笑)。

今回ご紹介するのは、その音源のみを収録したCDバージョンのものであります。HMV通販の輸入盤3点まとめ買い20%OFF価格で税込1588円でした。これはもうレコファンもビックリのお買い得価格ですよね(苦笑)。ちなみに国内盤CDは税込2625円で発売される予定です。内外価格差で1000円近くもあると、よっぽどのことがない限り輸入盤CDの方を選択してしまいますよね、やっぱり(笑)。

ちなみにこの1986年に行われたモントルー・ジャズ・フェスティヴァルのこの音源ですが、クラプトン・ファンに一番馴染みが深いアイテムでいえば、名門TSPからリリースされた青色のLP大ボックスに入ったブートレッグが有名ですよね。もちろん僕も所有しております。当時、オフィシャルに録音されていたマスターテープからの流出音源だと思われるこの音源は、バキバキのステレオ・サウンドボード音源でブート初心者だった僕には信じられないぐらい高音質で驚かされたものでした。

でも、こうやってオフィシャル発売された音源を聴き直してみると、やっぱりオフィシャル盤の方が音がイイですよね(苦笑)。今回のオフィシャル盤化に際してエグゼクティヴ・プロデューサーの名前の中にジョン・マクダーモットの名前も入っておりましたが、やはりプロのやる仕事はハンパじゃないってことだと思い知らされましたね。脱帽です。これでますますオフィシャルDVDでその映像版を観る楽しみが出てきました。

まだ一度もこの音源を聴いたことのない人はもちろんのこと、耳タコになるぐらい聴き込んでいる強者クラスの方も、是非このオフィシャル盤の音と映像をご覧になってみて下さい。新たな発見があること間違いなしだと思いますよ!!本作もまた拍手パチパチ級の待望のオフィシャル盤発売でした。超オススメです!!


◎OTIS RUSH & FRIENDS『LIVE AT MONTREUX 1986』(Eagle Records)

01. TOPS
02. NATURAL BALL
03. RIGHT PLACE, WRONG TIME
04. MEAN OLD WORLD
05. YOU DON'T LOVE ME
06. CROSSCUT SAW with Eric Clapton
07. DOUBLE TROUBLE with Eric Clapton
08. ALL YOUR LOVE (I MISS LOVING) with Eric Clapton
09. EVERY DAY I HAVE THE BLUES with Eric Clapton and Luther Allison


★PAT TRAVERS AND CARMINE APPICE 「Bazooka」

2006年05月18日 | CACTUS
 
現在、超絶ギタリストのパット・トラヴァースと組んで活躍しているカーマイン・アピスの最新アルバム『Bazooka』を購入した。HMV輸入盤価格で税込2008円でした。

このアルバムの聴きどころはロック達人である2聖人の競演以外に、選曲の妙がありました。カクタス時代から演奏している1曲目の「EVIL」を聴いた瞬間、身体中に電気が走り、3曲目「SUPERSTITIOUS」5曲目「Livin' Alone」とベック・ボガート&アピス時代の代表曲を聴いた暁には、もはや全身がBBA化しておりました(笑)。そうかあ、カーマイン・アピス自らのセルフカヴァーを聴いてこんなにも興奮したのは久し振りのことでありました。日本人ギタリストのChar師匠と組んだ『CBA』やリック・デリンジャーと組んだ『DBA』の時でもこんなに聴き入ったことはなかったですね。それだけにこのパット・トラヴァースとの演奏は密度が濃いといいますか、演奏技術のレベルが極めて高いということが云えます。カーマイン・アピスもかなり本気のようで手抜き一切なしの全力で演奏している感じがビシビシ伝わってきますからね、単なる温故知新アルバムではありません。

極めつけは10曲目に収録されているクリームのカヴァー「Politician」でしょうか。クリームの曲の中でも、僕はとくにこの曲が好きなのであります(※但し「クロスロード」が一番好き!苦笑)が、今回のカヴァーバージョンもなかなか完成度が高く、オリジナルに負けずとも劣らないアレンジに仕上がっていると思います。これは必聴曲ですね。

ゲストには、スティーヴ・ルカサーや前出のリック・デリンジャーもギタリストとして参加しておりますので、聴きどころ満載のアルバムであります。これは機会があれば一度は生演奏で聴いてみたいプロジェクトですね。カーマイン・アピスもやる時はやるのであります(苦笑)!!
オススメの一枚です。是非お試しあれ。


◎PAT TRAVERS AND CARMINE APPICE 『Bazooka』
01. EVIL
02. Disappear
03. SUPERSTITIOUS
04. Crash & Burn
05. Livin' Alone
06. Misfortunate One
07. Last Child
08. SNORTIN' WHISKEY
09. Boom, Boom (Out Go The Lights)
10. Politician
11. Babylon Baby
12. BAZOOKA


★SONIC YOUTH 「SONIC YOUTH 1st」

2006年05月17日 | SONIC YOUTH
 
少し前になりますが、1982年にリリースされたソニック・ユースのデビュー・アルバムが遂に待望のリマスター化されCD再発されました。かなり長い期間、廃盤状態が続いていたアイテムでしたので、この日を長いこと待ち望んでいたファンの方も多いのではないでしょうか。かくいう僕はその廃盤となったミニアルバムCDを購入して所有しておりましたので、嬉しい半面、自分のもっているCDの希少価値が下がってしまうので少し悲しいような、なんともいえない複雑な気分で今回のリマスターCDを待っておりました。でも、音質も向上している上、貴重な初期のライヴ音源や未発表スタジオ・テイクなど8曲ものボーナス・トラックが追加収録されていることから、やはり今回のリマスター再発に関しては、拍手パチパチで大いに歓迎したいと思います。 HMV通販価格で税込1126円(※衝撃の破格プライス!)でした。

まだこの時期のソニック・ユースは、はっきりいって現在に通じる彼らの音楽性はまだ完成されておりません。なのでこの時期のソニック・ユースの音源を知らない人が聴いたら「ん?」と少し首をかしげてしまうかもしれませんが、ソニック・ユースの原点は明らかにこの作品にギッシリと詰まっております。敢えて例えるとするならば、磨きをかける前のダイヤモンド原石のようなアルバムだと思って聴いていただければ、チラチラとその音楽性が見え隠れしていることにきっと気がつくはずだと思います。まだバンドメンバーも違っています(⇒スティーブ・シェリー加入前)し、当たり前だといえば当たり前なんですけどね。ソニック・ユース前夜といった段階のアルバムです。

今回の再発リマスター化にあたっては豪華ブックレットのほか、前述したとおり初期のライブ音源7曲とスタジオ未発表バージョン1曲の計8曲が追加収録されております。下手なCD-Rブートレッグを買うぐらいでしたら、まずはこのオフィシャル盤を買って聴いてみることをオススメします。初期のソニック・ユースのブートレッグは当たりはずれが大きいので、基本的にはオフィシャルで発売されているものとファンクラブ会員向けに配布(市販?)されているオフィシャル・ブートレッグ物を集めればそれでOKだと思いますね。


◎SONIC YOUTH『SONIC YOUTH』(GEFFEN)

The Original Record (Released March 1982):
01. The Burning Spear
02. I Dreamed I Dreamed
03. She Is Not Alone
04. I Don't Want to Push It
05. The Good and the Bad

Early Live (September 18, 1981):
06. Hard Work
07. Where The Red Fern Grows
08. The Burning Spear
09. Cosmopolitan Girl
10. Loud and Soft
11. Destroyer
12. She Is Not Alone

Early Studio (October 1981):
13. Where the Red Fern Grows


★ 和ンダフルファミマ関西・中国編 「せんば自由軒カレー」

2006年05月16日 | GOURMET
 
ファミリーマートで開催中のお弁当“和ンダフルファミマ「にっぽん美食亭」関西・中国編”のアイテム商品として、明治43年以来の伝統の味『せんば自由軒カレー』が発売されました。大阪の老舗洋食店とのコラボ商品で、ドライカレーの上に野菜の旨味を活かしたカレールーと半熟玉子に、ウスターソースをかけてかき混ぜていただく逸品です。かき混ぜた後の見た目はちょっといただけません(苦笑)が、見た目に反してお味の方はなかなかのものでした。たしかに懐かしの味といった感じで、ちょっとしたデジャヴ感が楽しめました。税込価格480円。全国のファミリーマートで5月29日まで発売中です!!


★JEFF BECK 「LIVE AT HOUSE OF BLUES」 SCATTERBRAIN

2006年05月15日 | JEFF BECK
 
先日の土曜日、久し振りに西新宿へ行ってきました。BF店も覗いてみましたけど、クラプトン関係の新作はなく、今回は不発で何も買わずに店を出るかな~と思いながら反対側の棚を眺めているとジェフ・ベック・コーナーにどうやら新作が並んでおりました。

“WEST COAST SPRING TOUR 2006”より今年4月2日に行われたラスヴェガスの「ハウス・オブ・ブルース」公演を超高音質・完全収録したのが本作であります。すでに他レーベルからも同一音源と思われるアイテムがCD-R2枚組で発売されておりますが、本作はおなじみのSCATTERBRAINレーベルからの発売で、もちろんプレスCD2枚組での発売です。店内で流れていた試聴盤の音を聴いただけでも、内容・音質ともに極上ハイクオリティな音源であることがすぐに判りました。価格も他レーベルを意識してか、たぶん西新宿エリア最安値での提供となる税込価格3500円でありました。プレスCDであるにも関わらず、これはお買い得です。入荷数量限定アイテムのようですので、気になられた方は早めに入手しておいた方がよいかもしれません。

気になるツアー・メンバーですが、昨年夏に行われた日本ツアー公演時とほぼ同じ面子のままで、ビニー・カリウタとピノ・パラディノの強烈なリズム・セクションが、さらに磨きをかけてパワーアップしております。賛否両論が多かったジミー・ホールのヴォーカルは、女性ヴォーカリストのベス・ハートに交代しており、パワフルな歌唱力をもつベスとジェフとの競演も聴きどころのひとつと云えます。

セットリストを眺めると、さほど昨年の来日公演時とあまり変わっておりませんが、数をこなしてきたせいか演奏自体は非常にタイトにまとまっており、聴き応え十分の完成度の高いライブ音源だと云えます。今年、日本で行われるサマーフェスへの参加も決定しておりますので、ジェフ・ベック来日時の予習教材として本作を聴いてみるのも一興ではないでしょうか。オススメです!!


◎JEFF BECK 『LIVE AT HOUSE OF BLUES』 (SCATTERBRAIN, SCA-006)

DISC.1:
01. Beck's Bolero
02. Stratus
03. You Never Know
04. 'Cause We've Ended as Lovers
05. You Shook Me
06. Morning Dew
07. Behind The Veil
08. Two Rivers
09. Star Cycle
10. Big Block
11. Nadia
12. Angel (Footsteps)

DISC.2:
01. I Ain't Superstitious
02. People Get Ready
03. Scatterbrain
04. Led Boots
05. Goodbye Pork Pie Hat
06. Brush With the Blues
07. Blue Wind
08. Rice Pudding / Going Down
09. Member Introduction
10. Somewhere Over The Rainbow

Jeff Beck - Guitar、Pino Palladino - Bass、Vinnie Colaiuta - Drums、
Jason Rebello - Keyboards、Beth Hart - Vocals

※Recorded live on 04/02/2006 at HOUSE OF BLUES, Las Vegas, NV, USA


★第1回 「ヴィクトリアマイル(G1)」 東京・芝1600

2006年05月14日 | JRA
 
5週連続のG1開催ということで、2週目の今週は記念すべき第1回『ヴィクトリアマイル(G1)』が行われました。斤量55キロの定量制牝馬レースなので予想も比較的簡単かと思いきや、意外と最後まで悩んだ末、僕は一番人気馬ラインクラフトを切り捨てることが出来ず、結果として大ハズレとなってしまいました(泣)ああ、悲しい・・・。

とはいいつつも今回、1・2着に入ったダンスインザムード、エアメサイアも購入しておりましたが、すべて裏目に出てしまいました(武豊馬単1着流し馬券で)ので、カスっていただけにかなり痛いレースとなりましたね。普段どおり馬連のまま勝負していたら素直に取れていた馬券(のはず?)でしたので、うーむ複雑な心境であります。

第1回目の記念レースなんで、武豊×栗東伊藤雄厩舎が来ると思ったのですが、ここに来て藤沢和雄厩舎がようやく復活の狼煙を上げてきましたね。ううーむ。デビュー8年目にして今回G1初勝利の北村宏司騎手も今後要チェックの騎手(※但し藤沢和雄厩舎の馬に乗った場合)であります。ご教訓。

=レース結果=
1着 ダンスインザムード(55北村宏)牝5
2着 エアメサイア(55武豊)牝4
3着 ディアデラノビア(55岩田)牝4
4着 コスモマーベラス(55蛯名)牝4
5着 アグネスラズベリ(55本田)牝5

※第1回 「ヴィクトリアマイル(G1)」