廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★映画 「ゆきゆきて、神軍」 原一男監督作品

2005年06月30日 | MOVIE
 
旧知の友人からこの映画の中心人物であった昭和のアナーキスト、奥崎謙三氏が亡くなったことを聞いてはじめて知った。ううーむ、そうかあ、でもまだつい最近まで生きていたんですね。

なぜ僕が感慨に耽っているかというと、実は初めて購入した映画DVDはたしかこの 『ゆきゆきて、神軍』 であったと思うからである。同時発売された故・金子光晴の生涯を綴ったドキュメンタリー映画の傑作 『全身小説家』 も合わせて購入しましたが(苦笑)。この原一男監督の映画をはじめて観た時はとにかく感動したというか、全身で圧倒されましたね。それだけもの凄いエネルギーが注入されている、正真正銘の入魂のドキュメンタリー映画だと断言して僕は構わないと思います。とにかくスゴかったとしかいいようがありませんし(笑)。

幸い、僕の周囲にはこの奥崎謙三的な人物は居ませんのでとりあえず助かっておりますが、昭和の時代にはまだまだこのような方は多くいたんだろうなあ~、今でもたぶんどこかに多く潜んでいるんだろうな~、端で傍観している分には構わないんだが直接的に関係してきたら相当面倒なことになるな(苦笑)というのが実感。日本人の根底に流れているなにやらドロドロしたものが垣間見られる、百聞は一見に如かずの作品とはまさに本作のことを指しているんだと思います。未見の方は是非一度ご覧あれ。DVD化もされていますので、探せばまだ入手可能かと思われます。最後に多機能不全で亡くなられた奥崎謙三氏に合掌...。


◎DVD 『ゆきゆきて、神軍』 (パイオニアLDC、PIBD-7008)

「神軍平等兵」過激なまでの追求、歴史に埋もれた真実とは

奥崎謙三 事件歴
昭和31年 不動産業者を傷害致死 懲役10年
昭和44年 新年皇居参賀で天皇にパチンコ玉を発射 懲役1年6カ月
昭和51年 天皇ポルノビラをまく 懲役1年2カ月
昭和56年 田中角栄殺陣予備罪で逮捕 不起訴
昭和58年 元ウエワク残留隊隊長の息子に発砲 殺人未遂等 懲役12年

監督:原一男、疾走プロダクション(1987年公開)


※こちらは2007年8月に再発された新装版DVDです。
でも、やっぱりオリジナル版のタイトル文字だけの方がおどろおどろしくて、僕は好きですね(笑)。


★The MOJOS 「MOJOS'05~本牧ロック化計画」

2005年06月24日 | J ROCK MASTERPIECE
 
で、今年6月22日に発売されたのがCHIBOさん率いるThe MOJOSのこのニューアルバムであります!!デジパック仕様で税込価格2940円でした。最近の国内盤CDとしては一丁前の値段を付けておりますね(苦笑)全15曲収録です。イイネ、コレ(横山剣もどき)!!


◎The MOJOS 『MOJOS'05~本牧ロック化計画』 (SUBSTANCE RECORDS, BSCL-30036)

01. 本牧ロック化計画
02. 黒ツヤ消しのスピードスター
03. Danger zone
04. Do The dog
05. Mellow down easy
06. Rock'n Roll中毒
07. Knockin'on heaven's door
08. Blue suede shoes
09. All day and all of the night
10. A whiter shade of pale
11. lmitation no satisfaction
12. Messin' with the kid
13. I'm wishing for tomorrow
14. How many people cry?
15. Batman theme

※The MOJOS『MOJOS'05~本牧ロック化計画』


★ロック画報 No.20~特集:佐野元春、CHIBO (The MOJOS)

2005年06月24日 | J ROCK MASTERPIECE
 
最新刊のロック画報No.20を購入しました。今回の特集は「佐野元春、CHIBO (The MOJOS)、追悼:高田渡」となっておりました。僕の場合「佐野元春」と「故・高田渡」の特集記事はとくに興味があるわけではないのでどちらでも良かったのでありますが、元パワーハウスのCHIBOさんの記事だけはどうしても読みたかったので、いつものように立ち読みで済まさずに購入して帰って来ました(笑)。実際、本書を購入して読んでみると特集頁の圧倒的大半は「佐野元春」で、CHIBOさんの特集はインタビュー6頁しかないんですけど、でもやっぱり貴重な特集頁であることには変わりありません。CHIBOさんの記事が掲載されるだけも奇跡に近い出来事なんですから(苦笑)まさに昭和ロックの生き証人です。特別天然記念人とでもいいたいぐらいに、1960年代後半から70年代にかけての日本のニューロック期に感化された人々にとっては、特別な人物であることには間違いありません。彼とギタリストの陳信輝さんは僕にとってもやはり特別な存在なんです、現在でも。

また、オマケに付いて来る今回のスペシャル・サンプラーCDも目が離せない貴重音源が収録されております。とくにCHIBOさん所有のパワーハウスの秘蔵音源3曲「Love(未発表ライブ)」「I Can't Keep From Crying(同)」「Smile On Me(同)」というのは、ここでしか聴けないお蔵出し音源ですのでやはり買うしかないでしょう。正確な録音時期と場所は不明だとはいうものの、ベベズからパワーハウスに改名した直後のものらしいので、1969年初頭の音源だということです。録音された当時のことを考えると音質も良好で、よくぞこんなテープを残しておいてくれたもんだとCHIBOさんに拍手喝采を贈りたいと思いますよ。スゴイです、拍手パチパチ!!


◎ 『ロック画報 No.20』 株式会社ブルース・インターアクションズ、税込価格1785円


★SONIC YOUTH 「Goo Demos」 SONIC DEATH 1301

2005年06月23日 | SONIC YOUTH
 
これ、ソニックユースの公式ブートレッグ盤の走りのような作品ですよね。たしかソニックユースのファンクラブ向けの限定アイテムだったと思います。小冊子とセットにされて販売されておりました。メジャーデビューアルバムである『Goo』のデモ音源を寄せ集めたCDで、購入した当時はかなり聴きまくった思い出深い作品でもあります。内容はともかくとして、当時はまだ公式ブートレッグというものが珍しい時代でしたので、現在以上に希少性の高かったアイテムだと思います。デジパック仕様でジャケット写真も秀逸ですね。まさに「COOL THING」な一枚でありました(笑)!!


◎SONIC YOUTH 『Goo DEMOS』 (SONIC DEATH 1301)

01. Tunic
02. Number One
03. Titanium Expose
04. Dirty Boots
05. Corky
06. My Friend Goo
07. Bookstore
08. Animals
09. Du 2
10. Blow Job?
11. Lee #2
12. Dirty Boots (single edit)

※Demos for Goo recorded @ Waterworks in NYC in November 1989. Bootlegs of these 8-track demos start surfacing in 1990, so SY decided to release their own version straight from their masters. Available from Sonic Death for $13.50. Thurston designed the artwork.


★山崎一夫著 「やまちゃんがいっちゃった!」

2005年06月22日 | BOOK
 
プロレス関連本ついでにコレもご紹介しておきましょう(笑)。近所の古本屋で購入した元新日本プロレス、元UWFのプロレスラー、山崎一夫氏の半生記を綴ったプロレス自叙伝です。ま、そんな大袈裟な本じゃないのですが、言葉少ない無口なレスラーだと思っていた人が、文章を書かせると実は非常に雄弁な方であったという見事な例です(苦笑)。山ちゃんって外観だけみるとまるで修行僧のような風貌なのでおよそ見当もつきませんでしたが、実際はかなり多弁でおしゃべり好きな性格だったのかもしれませんね。

ジャンル的にはプロレス暴露本というのとは、ちょっと違うような気がしますが、新日本プロレスとUWFの裏の裏までご存じの方なので、かなり僕らの知らなかったエピソードまでさらりと書いてしまっております。意外と文才もありますね、この山ちゃん(笑)。尚、現在はプロレス業界から完全に足を洗って、2000年1月10日より、神奈川県海老名市で鍼灸整体の治療院 『山崎バランス治療院』 を開業し、治療師としての道を歩み出しているんだそうです。ガンバレ、山ちゃん!!僕はプロレス引退後も応援してますよー♪


◎山崎一夫著 『やまちゃんがいっちゃった!』 (メディアワークス発行)本体価格1400円


★新書判/堀部正史著 「喧嘩芸骨法」 「必殺骨法の極意」

2005年06月21日 | BOOK
 
映画 『真説 タイガーマスク』 の項で、常連のTKさんからいただいたコメントの中に「骨法」というキーワードがありましたので、この新書版のこともついでに取り上げておきましょう。1987年に二見書房から発売された、喧嘩芸骨法創始師範の堀部正史氏が書かれた 『喧嘩芸骨法』 と 『必殺骨法の極意』 の二冊です。もしかしたら、この二冊のほかにもシリーズ本がその後出ているのかもしれませんが、僕が購入して読んだのはこの二冊でした(笑)。読み物としてもたいへんに面白く、その昔読んだ故大山倍達氏の著書を読んだ時と同じような読後感が得られました。

副題には「現代に甦った最強の必殺拳法」と書かれており、日本唯一の民族拳法という表記がなんとなく怪しい感じがしましたが、ま、この手の新書判に深い疑問をもって読んでも仕方がないので、当時は「骨法とは何ぞや?」という謎を解明するためにとりあえず手にしてみたというのが正直なところです。アントニオ猪木氏の推薦文が見返しや帯に載っているというのが「いかにも」という気がしないでもありませんでしたが(笑)新書に華を添えるという意味では必要不可欠な推薦文だったのかもしれません。この本ではじめて「掌打」というキーワードも知りましたし、獣神サンダーライガー(山田恵一)が試合中によく使っている技もこの骨法の本にもよく出て来ております。そーいえば、ライガーのあの長髪も堀部師範の髪型にかなり似ていたかもしれませんね(笑)。

面白いことは面白い本でありましたが、今ではちょっと昔読んでいたことさえあまり人には知られたくないジャンルの本かもしれませんね。若かりし頃の青臭い思い出の本として記憶にとどめておきたいハウツー本ではあります。なんだかなあ~(笑)。


★単行本 「ケーフェイ(新装版)」 佐山聡著

2005年06月20日 | BOOK
 
タイガーマスクの話題ついでに、こちらのネタも取り上げておきましょう。初代タイガーマスクの覆面を脱いだ佐山聡が書いた暴露本 『ケーフェイ』 がコレです。僕が購入したのは1993年に発売された新装版で、発行元はナユタ出版会、発売は星雲社となっております。当時の価格で税込1200円でした。

黒い表紙にデカデカと「ケーフェイ」と書かれた実に意味深なタイトルの単行本でありますが、僕は最初、この「ケーフェイ」というのは朝鮮語か何か外国語の単語だと思ってました。しかし、本書の冒頭に書かれている説明書きを読むとこの「ケーフェイ」の意味が判りやすく書かれておりました。「ケーフェイ」とはプロレス界で使われている隠語であり、プロレスラーたちは聞かれるとまずい会話に他人が入ってくると “ケーフェイ!” と合図して話題を変えるとあります。ケーフェイとは「フェイク」という言葉を裏返しにしたものと云われており、ちなみにフェイクの意味としては「サギ師」「インチキ」「ねつ造する」などの意味がある、と書かれていました。昔からプロレスと八百長試合というのは、常に噂されていたネタでありますが、今でこそ多数のプロレス暴露本が出回っておりますが、この本が発売された当時はプロレス界全体を震撼させてしまうぐらい話題になった単行本であったことは間違いありません。プロレスにあまり興味のない方でも、どこかでこの『ケーフェイ』というキーワードを耳にしたことがあるはずです、たぶん現在37~38歳以上の方は(笑)。僕の中でも当時のベストセラーといえば、まず思い出すのが黒柳徹子の 『窓際のトットちゃん』 か、この 『ケーフェイ』 かというぐらいで(本当かよ?)。とにかく衝撃的なネタで、日本全国が「東スポ」的な視点でプロレス界を観るようになったことは間違いのない事実だと思います。そういえば、この本が出て以降、プロレス団体の離散集合が増えたんじゃないでしょうかね。今はなきUWF設立でゴタゴタしていたのも、やはり同じぐらいの時期だったんではないかと思います。

時代は移り変わり、他の総合格闘技に脚光が移るようになってプロレス界も様変わりしました。以前よりは判りやすい、透明性の強いプロレス試合が増えたことは事実だと思いますが、根本的なところは何も変わっていないような気がするのもまた事実であります。一度引退した選手がその数年後にまたノコノコとリングに上がって来る図式をみるにつけ、思わず「茶番だ」と思ってしまうのはきっと僕だけではないはずだと思いますが‥‥。プロレスはショーだと割り切ってしまえば、それはそれで楽しいのでしょうが、それだけでは割り切れない何かが存在するのもまたプロレスの魅力であるため、一概にはなかなか割り切って観ることが出来ないんですよねえ~、恥かしながら(苦笑)。


★映画 「真説 タイガーマスク」

2005年06月19日 | MOVIE
 
つい先日、深夜にWOWOWで放送され録画しておいた映画 『真説 タイガーマスク』 をようやく観ました。で、つい今しがた観終わったところなのですが、休日の午後に観る分にはそれなりに楽しめたものの、作品自体のクオリティとしてはかなり微妙な出来の映画だったと思います。ま、この手のプロレスを題材にした映画で傑作と呼ばれるものは皆無ですので、期待してもしょうがないのだと思いますが、しかし役者陣の演技力不足があまりにも落差が大き過ぎて、ちょいと苦笑いしてしまう場面も幾つかありましたが(笑)。

まず、主役の哀川翔ですが、彼はさすがVシネマの頂点に立つだけあって演技力もひとりだけ抜きん出ておりました(あくまでVシネ基準ですが)。最初、この映画の話を聞いた時、てっきり哀川翔が初代タイガーマスク役を演じるもんだとばかり思っておりましたが、違いましたね。なにせ記念すべき主役100作目の作品が 『ゼブラーマン』 だったでしょ?正直、期待半分不安半分で楽しみにしていたんですけど、やはりあの空中殺法を演じるのは素人では無理か(苦笑)。初代タイガーマスク役には、これまた意外だった元格闘家の船木誠勝が演じておりました。肉体的にはOKだったのですが、あの技のキレ味を観ているとやはりスピード不足、迫力不足という点は否めなく、ちょっと残念。初代タイガーマスクの試合をリアルタイムで観ていたプロレスファンの目はさすがに誤魔化すことは出来ませんでした。あれだったら昔の試合の録画テープをそのまま使って流した方が良かったかもしれません。またタイガーマスクのコーチ役には、なんと本物の初代タイガーマスクだった佐山聡が(!)。以前から薄くて気になっていた眉毛が完全に無くなっていたのは想定の範囲内でしたが(笑)、あの台詞棒読みの演技力には正直、唖然。これだったら準主役級の扱いであったプロレス協会会長役の特別出演・真樹日佐夫先生のモノホン演技(爆!)の方がまだ良かったと思います。ものすごいダミ声でセリフが異常に聞き取りにくかったのがやや難点でしたけど(苦笑)。ま、プロレス好きの方が娯楽映画として観る分にはそこそこ面白かったと思います。二度観る気分にはならないかもしれませんけど!!とりあえず「百聞は一見に如かず」ですので、初代タイガーマスク・ファンの方は一度ご覧になってみて下さいな。


★オリジナル・サウンドトラック 「戦国自衛隊」

2005年06月19日 | J ROCK MASTERPIECE
 
現在、大ヒット(?)上映中の映画 『戦国自衛隊1549』 が巷で話題になっているそうであるが、ここでは1979年に公開されたそのオリジナル版である角川映画 『戦国自衛隊』 をちょっと取り上げてみたいと思う。【写真】は映画公開時に発売されたオリジナル・サウンドトラックがCD化されたものです(※CD選書、1995年リリース)。

出演は主演の千葉真一をはじめ、夏八木勲、渡瀬恒彦、かまやつひろし、鈴木ヒロミツ、にしきのあきら、竜雷太など豪華な顔ぶれのほか、映画の随所に当時の角川映画常連のスターたち(草刈正雄、真田広之、薬師丸ひろ子、宇崎竜堂、佐藤蛾次郎など)がチョイ役で出演している。これらを見つけるだけでも結構楽しかったりします(笑)。また、サントラにはおよそ時代劇には似合わないジョー山中や井上堯之の曲が使われており、つくづくこの 『戦国自衛隊』 という映画は、日本映画界にとってエポックメイキング的な作品であったと再認識しました。ふつうの感覚でいうと、時代劇合戦の劇中歌でジョー山中のバラードはないよなあ~(苦笑)。恐るべし異才・角川春樹の面目躍如といったところでしょう。まともに行っていれば、この角川春樹という人間は日本を代表する巨匠監督の一人に数えられていたかもしれないのに、一体どこで足を踏み間違えてしまったんでしょうね、この御仁。とにかく破天荒なことこの上ない、常識破りの日本映画であったことに間違いありません。しかもそれを1979年の時点ですでにやってしまっていたのですから、他人とは違う先見の明があったとしか考えられませんね。僕にとっても記憶に残る角川映画の中の一作品であります。現在公開中の福井晴敏原作の映画 『戦国自衛隊1549』 は、ま、どうでもいいや(笑)とくに観たいとも思わないので。最後、こんなオチでもいいのかな(苦笑)。


◎オリジナル・サウンドトラック 『戦国自衛隊』 (PONY CANYON, PCCA-00816)

01. 戦国自衛隊のテーマ(松村とおる)
02. DREAMER(井上堯之)
03. もうなくすものはない(ジョー山中)
04. GOIN' HOME(ジョー山中)
05. 愛よ静かに帰れ(松村とおる)
06. ララバイ・オブ・ユー(ジョー山中)
07. 星空へ駆け登れ(高橋 研)
08. ENDRESS WAY(井上堯之)
09. ジャイアント・シティ(高橋 研)
10. スクリーンに雨が降る(高橋 研)

※映画 『戦国自衛隊1549』 公式サイト


★JAKE E. LEE 「Retraced」 リトレイスド~塊顧~

2005年06月19日 | CACTUS
 
2005年5月に発売されたばかりの元オジー・オズボーンのメンバーとしても有名なBADLANDSのギタリスト、ジェイク・E・リーの最新2ndアルバムがコレです。アルバム・コンセプトは彼がこれまでに影響を受けて来たロック古典名曲のカヴァー集で、また一緒に演っている仲間がスゴイのなんのって!!ヴォーカルには元MSGのクリス・ローガンを迎えたほか、ドラムスにはエインズレー・ダンバー、ベースにはあのティム・ボガート(!)まで参加しているというのだから、これは凄いことになっております!!盟友カーマイン・アピスの名前は今でも時々目にすることがありますが、相方のティム・ボガートは現在どうしているんだろう?と考えていたら、なんとこんなところで活躍しておりました。心なしかベースの音がほかの楽器に比べて大きく聴こえるというのは気のせいでしょうか(苦笑)。

収録カヴァー曲は痒いところに手が届くといったような心憎い選曲で、思わずニヤリとしてしまう曲も入っております。これは聴いてみてのお楽しみなので、ここではあえて多くは語らないことにしておきます。うーむ、実際に聴いてみるとなかなかイイでないの!!値段は国内盤税込価格2600円と決して安い国内盤CDではございませんが、オールドロックファンであれば、これは買って損のないアルバムだと思います。それにしても聴けば聴くほど味わいの出て来る、駅のキオスクで販売されている「都こんぶ」のようないぶし銀の味わいがなんとも云えずにたまりません(笑)。これはオススメできる一枚です!!是非ご賞味あれ。(国内盤解説:和田誠)


◎JAKE E. LEE 『Retraced』 (SHRAPNEL RECORDS, CRCL-4605)

01. Whiskey Train (PROCOL HARUM)
02. Evil (CACTUS)
03. Way Back To The Bone (TRAPEZE)
04. I' ll Be Creepin’ (FREE)
05. Guess I'll Go Away (Johnny Winter)
06. Love Is Worth The Blues (WEST,BRUCE & LAING)
07. I Come Tumblin’ (GRAND FUNK RAILROAD)
08. Woman (THE JAMES GANG)
09. A Hard Way To Go (SABOY BROWN)
10. I Can't Stand It (Robin Trower)
11. Rock Candy (MONTROSE)

Jake E. Lee: Guitars
Chris Logan: Vocals
Aynsley Dunbar: Drums
Tim Bogert: Bass


★SONIC YOUTH 「WALLS HAVE EARS」

2005年06月18日 | SONIC YOUTH
 
で、ついでですからこちらのライブ盤も取り上げておきましょう。音楽的同志並びに当ブログの常連さんでもあるTKさんのところでもご紹介されていた、ハロウィーンのパンプキンジャケで有名なソニック・ユースの 『WALLS HAVE EARS』 です。TKさんはオリジナルのシリアルナンバー入り2枚組アナログ盤で購入されたそうですが、僕はそれを完全コピーしたブートレッグCDで購入しました。ブートレッグといっても中身はオフィシャルのグレードそのまんまですし、僕が購入したのは今はなき六本木WAVEのインディーズコーナー内でありました。売場内ではオフィシャル盤と同格に扱われていましたもんね、堂々と(苦笑)。

1985年に3会場で行われたライブ音源を編集したもので、全16曲、トータルタイム75分31秒収録のライブ盤であります。音質はまあまあといいますか、現在の超高音質なブートレッグと比べると明らかに音質は落ちてしまうかもしれませんが、購入した当時のことを考えるととても貴重で、何度となく繰り返し聴いた愛聴盤の一枚であったことに間違いはありません。きちんとオフィシャル盤でリリースしてくれれば一番問題ないんですがねえ~、音響マニアのサーストン・ムーアさん、そろそろリマスター完全版として世に解禁してくれるというのではいかがでしょう、ダメかな(笑)?


◎SONIC YOUTH 『WALLS HAVE EARS』 (FACTORY PROJEKT, EWM-005)

01. Anouncement
02. Green Love
03. Brother James
04. Kill Your Idols
05. I love her all the time
06. Expressway to your skull
07. Spahn Ranch Dance
08. "Blood on Brighton Beach"
09. Burning Spear
10. Death Valley '69
11. Speed Jam
12. Ghost Bitch
13. World looks red
14. The Word
15. Brother Jam-z
16. Killed & Kicked off

※Live in London, ULU, 30.10.85 & Brighton Beach, 8.11.85 & Hammersmythe, The Palais de Dance, 28.4.85


★SONIC YOUTH 1st ALBUM (SST RECORDS)

2005年06月18日 | SONIC YOUTH
 
1982年に発表されたソニックユースの実質的な1stアルバムがコレですね。先日、ディスクユニオンの中古貴重盤コーナーに置かれていたのを見ましたら、いやはや現在では結構なプレミア価格が付いているんですね、このCD(笑)。僕はこのアルバムが初CD化された1987年に、たしか下北沢のレコファンで輸入シングルCD並みの値段で買ったという記憶が残っておりますが、時代が変わればCDのプレミア度も変わるんですねえ。たしかにその後、廃盤になって再発されてませんからね、欲しくても買えない状況が続いていた訳です。そういえば、先日ようやく再発されたダイナソーJrの1stアルバムだって、長いこと廃盤入手困難時代が続いておりましたもんね。

1stアルバムとは云え、内容的には5曲入りのミニアルバムでありまして、演奏自体をとってみても、まだバンドがキチンと機能してブレイクする前の試行錯誤期の作品に当たりますから、完成度という点からすると、まだまだ到達点からは遠いアルバムであったことには間違いはありませんね。だから再発されないのかもしれませんが(笑)。

しかし、どんなバンドにおいても成功するまでに通って来た道と云うのは必ずある訳でありまして、ファンになればなるほどその過程そのものにも興味をもって当然だと思います。急に今のレベルにまで到達した訳ではなく、いろいろな試行錯誤を経て、数々の失敗も経験し新たな挑戦にもトライして来た結果、現在に繋がっている訳です。インディーズ時代の記念碑的な作品として、僕の記憶の中にいつまでもとどめておきたい、そんなミニアルバムであります。

それにしてもジャケットに写っているキム・ゴードンの眼鏡スタイル、今ではまったく想像も出来ません(笑)。学生の頃はさぞや頭も良かったんだろうな~、お堅い才媛でね、きっと(苦笑)。


◎SONIC YOUTH 『SONIC YOUTH』 (SST RECORDS, SST CD 097)

01. THE BURNING SPEAR
02. I DREAMED I DREAM
03. SHE IS NOT ALONE
04. I DON'T WANT TO PUSH IT
05. THE GOOD AND THE BAD


★明治製菓 「コパン」 CM

2005年06月17日 | DAY BY DAY
 
今、一番気になっているテレビCMは明治製菓 『コパン』 です(笑)。このCMに登場するコパンくんダンスが妙に気になって仕方ありません。なんなんだろ~、この感覚って。とくに前後にスライドして 『嗚呼、花の応援団』 的なクェックェッダンスの動きには僕は反応してしまいます。これって振付師は誰なんでしょ?やっぱりラッキイ池田かな(笑)!!

※CMプレビュー&コパンくんダンスの踊り方


★Lightning Blues Guitar Fes. 特典DVD 「CROSSROADS」

2005年06月16日 | Johnny, Louis & Char
 
で、コレが先行予約販売の特典として付いて来たボーナスDVDです。よく考えてみたら今日って6月16日でしょ、え?このライブを収録したのも1996年6月16日じゃん!!なんだ~そういうシークエンスの意味も隠されていたのか~、と考えていたらもうひとつ大事なことを忘れておりました!!おいおい、本日6月16日ってChar師匠の50歳(!)の記念すべきバースデーじゃないっすかあ~!!!なーるほど、そういう訳で本日到着するように発送されたんですね、今頃納得(笑)。チャーさんの誕生日なのに、逆に僕らの方がプレゼントしていただいたような格好になってしまいました。チャーさん、どうもありがと~、それから江戸屋関係者の皆様のご尽力、どうもお疲れ様でした~!!拍手パチパチもんです、ホンマに。


★Lightning Blues Guitar Fes. 日比谷野外音楽堂 1996.06.16

2005年06月16日 | Johnny, Louis & Char
 
本日、会社から帰宅しましたら留守番宅配ボックスの中にDIBSから荷物が届いておりました!!おお、予想していたより2週間近くも早く、先行予約注文を出しておいた3枚組CD+DVDの 『Lightning Blues Guitar Fes.』 が届きました!!はっはっは。これは嬉しい誤算でした。雨続きの天気で少し落ち込んだ気分で帰って来ましたが、この商品を見たおかげで元気百倍、嫌な気分も一瞬にして吹き飛んでしまいましたよー!!なんて現金な奴(苦笑)。しかも1曲分だけですが公式盤未収録の「CROSSROADS」映像を収録したボーナスDVDも付いているなんて、超ラッキー!!眺めているだけで、なにやら顔がニヤけて来てしまいますわ。いやはやなんとも~。

ちょうど辞書サイズぐらいの大きさで、てっきりデジパック仕様のボックスセットかと思っておりましたが、外箱はスリップケース仕様で中にDVDケースが収納されておりました!!