7月19日(土)、東京・恵比寿ガーデンプレイス内の「麦酒記念館」にて、去る5月31日(土)「那須・森のビール園」で実施されたブロガー限定のスペシャル企画、手づくりビール工房体験イベントで、自分たちが作った「エーデルピルス」醸造ビールの完成披露&試飲会が極秘裏に開催されました(苦笑)
この日は関東地方の「梅雨明け宣言」もあっただけあり、日中からムッとする蒸し暑さの中、行なわれました。午後2時のイベント開始時にはどうやら遅刻者約1名が発生した模様ですが、ほぼ定刻どおりにスタート。まずは主催者側からの挨拶があり、その話の中で「みなさんのブログ宣伝のおかげで6月のサッポロビールのホームページへのアクセス数が過去最高になりました!」という嬉しい報告がありました。我がブログ 『廃盤日記』 など他のビール専門&グルメブログに比べたら、ほとんど戦力になっていないような気もしますが、それでもいろいろな方面から訪問者が集まったという訳ですから、多少なりともイベント趣旨に貢献ができたのではないかとほっと胸をなで下ろしております(笑)
で、イベント開始に先駆けて、まずは完成した自分たちの手づくり醸造ビール「エーデルピルス」が披露されましたっ!!
ズラリと並んだ神々しいまでの輝きを放つ「エーデルピルス」小瓶サイズ、もちろん非売品です(爆)。ビールラベルには参加者各々が好きなデザイン画像を印刷でき、僕はウチの奥さんが以前、山小屋で撮影してきた「可愛らしい猫」の写真を選んで制作依頼しておきました。最上段のトップ画像にあるちょうど一番手前(最右側)のビールラベルがそうですね。印刷のせいか、ちょっと写真のコントラストが淡くなってしまったのが残念でしたが(苦笑)。
まず最初に行なわれたのが、比較試飲テスト。いわゆる「ブラインド・テイスティング」というやつですね。5つのグラスに入った本物の「エーデルピルス」+手づくりビール工房の4グループが醸造した「エーデルピルス」4種類を飲んで、本物の「エーデルピルス」と比較しつつ、どれが一番美味しいか(もちろん本物以外で)全員で採点するというものでした。グラスの中身は順不同になっているそうですから、自分たちが作ったエーデルピルスがどのグラスに入っているのか判らない状態ですね。
見た目はどのビールもほぼ合格点でしたが、「香り」や「苦味」「後味」という項目に関しては、どうしても本物には見劣りしてしまいますね。エーデルピルスの一番の特徴である「ホップの香り」では、本物と比べるとほぼ完敗ですね。当たり前ですが、本物の方が数十倍も美味しいです。改めてプロの仕事の偉大さを痛感しました。味に関しては、自分たちが作った手づくりビールの方はどうしてもホップ以外の雑味が感じられてしまいます。参加していたどなたかが「このビールを店で出されたら即返品だよね」と発言されてましたけど、まさにまさにそういう感じでした(苦笑)。ま、本物とのみ比べずに、素人が作った手づくりビールだと思って飲めば、それなりに個性的で美味しいビールだと思いますので、まずまずの成功だったのではないでしょうか。ちなみに僕が一番美味しいと選んだビールは「3番」のエーデルピルスでしたが、後でサッポロビールの担当者(野口さん)にお聞きしましたら、実はそのビールは僕が参加したグループ2が作ったエーデルピルスだったということが判明しましたので、やはり自分が作ったビールが一番口に合ったということなのでしょうか。まったくの偶然だったとはいえ、結構うれしかったですね(笑)。かなり個人的な思い入れも強いと思いますが(爆)!
続いて行なわれたのが、サッポロビールご推奨の「エーデルピルス3度注ぎ」の実体験です。7月16日に一般発売(数量限定)が開始されたエーデルピルス缶とグラス2個が目の前に出されました。よく冷えた缶ビールを開けて、最初は普段飲んでいるように「1度注ぎ」でグラスに入れて試飲。うん、ふつうに美味しいですね。次は、エーデルピルスの肝だと説明された「3度注ぎ」にトライです。
まず、ビールの泡がグラスの半分から3分の2ぐらいまで行くように勢いよくグラスに注ぎます。この際、なるべくグラスから離して高い位置からジョボジョボと空気が入るように注ぐのがポイントです。ビール上部は大きな粗い泡で埋め尽くされます。しばらく時間を置いて、大きな泡が消えるのを待ちます。
続いてビールの飲み口ギリギリまで泡が来るように、静かにゆっくりとビールを注ぎます。これで「2度注ぎ」です。泡の状態も均一感が出てきて、とてもキレイな感じです。
最後は、ややへこんだ泡の中央部に注ぐような感じで泡を盛り立たせます。少しビールを入れすぎたかなと思っても表面張力のおかげで意外とこぼれないものです。フンワリと丸い泡の盛り上がりが出来たら完成です。泡の状態もとってもクリーミィです。さっそく飲んでみると同じ缶ビールから入れたにも関わらず、明らかに「1度注ぎ」の時と味が違います。「3度注ぎ」の方がダンゼン美味しい!!これはサッポロビールさんがご推奨されるだけのことはあります。この「3度注ぎ」を丁寧にやると、ビールを飲むまでに数分間を要することもありますが、でもこれはやってみる価値は十分にありますね。同じビールでも美味さが倍ぐらい違います。「3度注ぎ」の詳細方法は、エーデルピルス缶にもイラスト入りで説明が書かれていましたので、興味をもたれた方はぜひお試しください!!
「3度注ぎ」体験が終わった後は、恵比寿麦酒記念館の地下にある秘密のトレーニングルームへ移動(苦笑)。普段は一般公開していない場所で、飲食店関係者などを対象に、ビール注ぎのトレーニングなどを行なっている会場なんだそうです。そういえば会場内の周囲に業務用のビールサーバーが何台も置かれていました。
※どうです、美味しそうに「3度注ぎ」できたでしょ?(苦笑)
ここでサッポロビール関係者の皆さんとブロガーイベント参加者の懇親会が行なわれました。先ほどの缶ビールでの「3度注ぎ」だけでなく、会場内には「エーデルピルス」の樽生も用意されましたので、サーバーを使った「3度注ぎ」体験もさせていただきました。一度目は少し泡をこぼしてしまいましたが、二度目は上手くいきましたねえ。これがその時の【証拠写真】です(苦笑)。ソフトクリームのようなテンコ盛りの泡がポイントです!!
午後4時には懇親会終了。名残惜しかったのですが、この日は「エーデルピルス」飲み放題(!)だったというビール好きには夢のような、あっという間の2時間でした。ああ、自宅にもあの業務用ビールサーバーがあれば、毎日美味しい生ビールが飲めるのになあ~、などとアホなことを考えながら会場を後にしました(苦笑)。
いやもう、最高に楽しい試飲会でしたね。業界に先駆けて行なわれた今回の試みでしたが、イベントに参加した皆さんの評価も高く、今後この手のブロガーイベント企画が増えていくのではないかと思いましたね。今回のブロガーイベントに携われたサッポロビール関係者の皆様、本当にどうもありがとうございました!!
こういうブロガー企画であればいつでも大歓迎ですので、また他の機会がございましたら、ぜひ声をかけていただきたいものです。今後ともどうぞよろしくお願い致します(苦笑)!!
=オマケ・恵比寿麦酒記念館レポート=
なお、醸造ビール試飲会後は、会場となった恵比寿麦酒記念館の中も見学させていただきました。入口を入ってすぐ正面階段下にイベントスペースにもなる「銅釜広場」がありました。
いやー来館された皆さん、ここでも一様に有料試飲でビールを飲んでいらっしゃいますね(苦笑)。ちなみにここで試飲できるのは、エビスビール(200円)、エビス黒(200円)、ギネス(250円)、エーデルピルス(250円)、それにサッポロ国産ワイン(300円~400円)だそうです。4種類のビール飲み比べセット(400円)というのもありました。それから現在は「白穂乃香」の発泡酒版とも呼べる「ホワイティ」という期間限定発泡酒もココで試飲可能だそうですよ!!
記念館の中は「日本のビール史」に関する展示品がビッシリ。なかでもエビスビールが大好きな僕には、この「大日本麦酒株式会社」時代のエビス看板がお気に入りです。レプリカでもいいので、部屋の中に一枚飾っておきたいと思えるぐらいレトロ感満点のナイスな看板芸術です。いいですねえ。
あと、やはり個人的に一番気に入った展示品は「世界の三船敏郎」出演の 『男は黙ってサッポロビール』 の新聞広告ですかね(苦笑)。これはもう最高ですね。PCの壁紙に使いたいぐらいですよ(爆)!!
館外に出ると、入館時にはまったくその存在に気が付きませんでしたが、なにやら銅像が建っております。なになに、銅像前に書かれている説明文を読むと、どうやらこの御仁は「馬越恭平」氏という日本のビール界に数々の業績を残し、この方の存在なしでは考えられないぐらいの偉業を成した「東洋のビール王」の異名をとる方だと知りました。いやなんとも御見逸れ致しました。次回から恵比寿麦酒記念館に足を運んだ時は、こちらでまずお参りしてから入館することにしましょう。
最後にこちらが今回、お土産でいただいてきた手づくり醸造ビール「エーデルピルス」小瓶(非売品)です。今回、特別に許可をいただいて作ったビールですので、転売はできません。あくまでも個人で楽しむ用ですので、もし飲まれたい方がいらっしゃったらお早めに我が家へ遊びにいらして下さい(苦笑)。といいつつも4本もらって帰ってきましたが、もうすでに2本飲んでしまいましたので、なくなってしまうのは時間の問題ですよね、あしからず(苦笑)。おしまい。
※サッポロ「エーデルピルス」オフィシャルサイト
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