廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★McGOUGH & McGEAR

2012年05月22日 | JIMI HENDRIX
ポール・マッカートニーの実弟、マイク・マクギアがスキャッフォルドの同僚、ロジャー・マッゴーとのデュオ名義でリリースした唯一のアルバムが、最近になってようやく再CD化(祝!)発売されました。拍手パチパチ!

1968年にオリジナル・リリースされたポップ・ソングとポエトリー・リーディングのアルバムで、音楽としては典型的な60年代後半の英国ロック的な雰囲気を漂わせている。過去に一度だけ1989年にCD化されたことのある作品ですが、長らく入手困難な状態が続き、私も本音源を聴いたのは今回が初めてでした。何回も繰り返し聴く音楽かどうかは微妙なところかな(あくまでも個人的な意見ですが)。

本作を名盤(迷盤?)たらしめているのは豪華なゲスト陣の存在で、マイク・マクギアの実兄ポール・マッカートニーを筆頭に、ジミ・ヘンドリックス、グレアム・ナッシュ、デイヴ・メイスン、ジョン・メイオール、ポール・サミュエル・スミス(ヤードバーズ)といった有名ミュージシャンの名前が続々と挙がる。

私が聴きたかったジミ・ヘンドリックスが参加しているのは1曲目と13曲目の2曲、ポール・マッカートニーとの兄弟デュオが聴けるのは11曲目に収録されている。これだけでも本盤を聴く価値あります!

基本的に万人受けする音楽ではないと思いますので、今回の再発CDもいつまた廃盤になってもおかしくありません。昔から本作を探していたような人は、早めの入手をおすすめしておきます!

◎ 『McGOUGH & McGEAR』 (EMI)

01. SO MUCH
02. LITTLE BIT OF HEAVEN
03. BASEMENT FLAT
04. “FROM:FRINK, A DAY IN THE LIFE”AND “SUMMER WITH MONIKA”:PROLOUGE INTRODUCING
  A)MORNIN’ AND B)ANJI
05. “FROM:FRINK, A DAY IN THE LIFE”AND “SUMMER WITH MONIKA”:EPILOUGE
06. COME CLOSE AND SLEEP NOW
07. YELLOW BOOK
08. HOUSE IN MY HEAD
09. MR. TICKLE
10. LIVING ROOM
11. DO YOU REMEMBER
12. PLEASE DON’T RUN TOO FAST
13. EX ART STUDENT
 

★BILLY COX 「OLD SCHOOL BLUE BLUES」

2012年05月08日 | JIMI HENDRIX
2011年に発売されたビリー・コックス名義のソロ・アルバム「OLD SCHOOL BLUE BLUES」を購入しました。品番など一切付いておらず、いかにも私家版CDといった感じで少々怪しげなアイテムでしたが、中身は一応プレスCDで問題ありませんでした。

正直なところ、これといって特長のある作品ではありませんが、現在進行形のビリー・コックスならではの「悠々自適」な演奏が楽しめます!
こういう「大人のロック」って、肩肘張らずに気楽に聴けるので、実にイイんですなあ。

全12曲入りでボリュームも満点です。海外通販サイトのみならず、一部の国内通販サイトでも入手可能ですので、気になった方は是非入手して聴いてみて下さい。

往年のジミヘン&バンド・オブ・ジプシーファンであれば気に入ること間違いなしです。おすすめですよ。

◎BILLY COX 『OLD SCHOOL BLUE BLUES』

01. Rockin And Rollin On
02. Old School Blue Blues
03. I'mma Pilglim
04. Wake Up With That
05. You Can't Tell
06. The Last Gypsy Standing
07. A Day Late And A Dollar Short
08. A Special Kind Of Woman
09. Train Stops Here
10. Mamacita
11. The Magic Of Dance
12. Rockin And Roll On / Part II

★CDシングル/ THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE 「FIRE」

2011年05月07日 | JIMI HENDRIX
2011年4月16日の「RECORD STORE DAY」限定商品として発売されたCDシングル 『FIRE』 をディスクユニオンにて税込価格1300円で購入。昨年発売された 『WEST COAST SEATTLE BOY』 ボックスより、1967年「FIRE」のライヴ音源が、「RECORD STORE DAY」限定のCDシングル仕様で登場したものですね。

店頭ではジミヘンの既発トリビュート盤 『POWER OF SOUL』 からシングルカットされたCDシングルも同時発売されていましたが、こちらは購入を見送りました。たぶん買ってもこちらは一回聴いたら終わりだと思いましたので(苦笑)

表題のCDシングルには完全未発表インスト曲「TOUCH YOU」と、さらにCDのみのボーナスとして2010年リリースの 『VALLEYS OF NEPTUNE』 7インチ盤B面に収録された「CAT TALKING TO ME」が初CD化で収録されております。同未発表曲は入手しそこなっていた1曲でしたので、今回念願かなってようやく手に入れることができました。こういうのってささやかな幸せで、めっちゃうれしいんですよね(笑)

◎CDS/ THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE 『FIRE』 (EXPERIENCE HENDRIX)

01. FIRE (2'51)
Recorded at Delane Les Studios, January 11, 1967 & Olympic Studios, London, February 8, 1967
Guitar, Vocal : Jimi Hendrix
Bass, Backing Vocal : Noel Redding
Drums, Backing Vocal : Mitch Mitchell

02. TOUCH YOU (2'15) Previously Unreleased Recording
Recorded at Olympic Studios, London, December 20, 1967
Lead Guitar, Bass : Jimi Hendrix
Rhythm Guitar : Noel Redding
Drums : Mitch Mitchell

03. CAT TALKING TO ME (3'14) Previously Unreleased Recording On CD & Non Album Bonus Track
Recorded at Olympic Studios, London, June 5, 1967
Additional bass and drum recording, Air Studios, London, May 6, 1987
Guitar : Jimi Hendrix
Bass : Noel Redding
Vocal, Drums : Mitch Mitchell

★CDS/JIMI HENDRIX 「LOVE OR CONFUSION」

2010年12月03日 | JIMI HENDRIX
 
ジミ・ヘンドリックスのアンソロジー・ボックスセット 『WEST COAST SEATTLE BOY』 国内盤仕様がもうすぐ発売されますね。輸入盤仕様のものはすでに発売開始されておりますが、詳細な日本語対訳ブックレットやDVD日本語字幕スーパー付きが欲しかったので、私は迷わず国内盤仕様の完全生産限定盤を購入することに決めていました。

ボックスセットの発売に先立ち、シングルリリースされたのが、この 『LOVE OR CONFUSION』 です。こちらは輸入盤ですが、2曲目に収録されている 「12 BAR WITH HORNS」 という約11分間の演奏は同ボックスセットには収録されず、本盤でしか聴くことができない貴重な未発表音源なので要注意です。ジミヘン・ファンならば必携ですね。



◎JIMI HENDRIX 『LOVE OR CONFUSION』 (EXPERIENCE HENDRIX)

01. LOVE OR CONFUSION
02. 12 BAR WITH HORNS (Previously Unreleased Recording & Non Album Bonus Track)
 

★JIMI HENDRIX 「VALLEYS OF NEPTUNE」 収録12曲が発表!!

2010年01月15日 | JIMI HENDRIX
 
ソニー・ミュージックエンタテインメント(米)とエクスペリエンス・ヘンドリックス社が提携し、Jimi Hendrixのカタログ・ライセンス権に関する独占契約を締結した、というニュースは昨年暮れに報告しました。

そしていよいよ2010年、ジミヘン作品の再発プロジェクトがスタートします!!

まず、3月にリリースされる未発表スタジオ音源(12曲収録)をまとめた新譜 『VALLEYS OF NEPTUNE』 の内容が、徐々に明らかになってきました。CDジャケットもようやく公開されましたし、収録12曲の詳細も発表されましたので、国内盤発売日の3月10日まで、いよいよ期待が高まって参りました!!いやー実に楽しみです。


※現在、発表されている新譜 『VALLEYS OF NEPTUNE』 収録12曲は以下のとおり。
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Stone Free
Recorded: Record Plant, New York, April 7, 9, 14, May 17,1969
Producer: Jimi Hendrix
Vocal, Guitar: Jimi Hendrix
Bass: Billy Cox
Drums: Mitch Mitchell
Backing Vocals: Roger Chapman, Andy Fairweather Low

Valleys Of Neptune
Recorded: Record Plant, New York, September 23, 1969, May 15, 1970
Producer: Jimi Hendrix
Vocal, Guitar: Jimi Hendrix
Drums: Mitch Mitchell
Bass: Billy Cox
Percussion: Juma Sultan

Bleeding Heart
Recorded: Record Plant, New York, April 24, 1969
Producer: Jimi Hendrix
Vocal, Guitar: Jimi Hendrix
Bass: Billy Cox
Drums: Rocky Isaac
Tambourine: Chris Grimes
Maracas: Al Marks

Hear My Train A Comin'
Recorded: Record Plant, New York, April 7, 1969
Producer: Jimi Hendrix
Vocal, Guitar: Jimi Hendrix
Bass: Noel Redding
Drums: Mitch Mitchell

Mr. Bad Luck
Recorded: Olympic Studios, London, May 5, 1967
Producer: Chas Chandler
Additional bass and drum recording, Air Studios, London, June 5, 1987
Vocal, Guitar: Jimi Hendrix
Bass: Noel Redding
Drums: Mitch Mitchell

Sunshine Of Your Love
Recorded: Olympic Studios, London, February 16, 1969
Producer: Jimi Hendrix
Guitar: Jimi Hendrix
Bass: Noel Redding
Drums: Mitch Mitchell
Percussion: Rocki Dzidzornu

Lover Man
Recorded: Olympic Studios, London, February 16, 1969
Producer: Jimi Hendrix
Vocal, Guitar: Jimi Hendrix
Bass: Noel Redding
Drums: Mitch Mitchell

Ships Passing Through The Night
Recorded: Record Plant, New York, April 14, 1969
Producer: Jimi Hendrix
Guitar, Vocals: Jimi Hendrix
Bass: Noel Redding
Drums: Mitch Mitchell

Fire
Recorded: Olympic Studios, London, February 17, 1969
Producer: Jimi Hendrix
Vocal, Guitar: Jimi Hendrix
Bass, Backing Vocal: Noel Redding
Drums: Mitch Mitchell

Red House
Recorded: Olympic Studios, London, February 17, 1969
Producer: Jimi Hendrix
Vocal, Guitar: Jimi Hendrix
Bass: Noel Redding
Drums: Mitch Mitchell

Lullaby For The Summer
Recorded: Record Plant, New York, April 7, 1969
Producer: Jimi Hendrix
Mixed By Eddie Kramer
Guitar: Jimi Hendrix
Bass: Noel Redding
Drums: Mitch Mitchell

Crying Blue Rain
Recorded: Olympic Studios, London, February 16, 1969
Producer: Jimi Hendrix
Additional bass and drum recording, Air Studios, London, June 5, 1987
Vocal, Guitar: Jimi Hendrix
Percussion: Rocki Dzidzornu
Bass: Noel Redding
Drums: Mitch Mitchell

 

★ジミ・ヘンドリックス全タイトルの権利がソニーミュージックへ移行

2009年12月15日 | JIMI HENDRIX
 
書店でレココレ最新号の表4広告を見ていたら、なぜか急に興奮してきた(爆)。そう、ジミ・ヘンドリックスの全タイトルが2010年1月1日から、ソニーミュージックへ移行するという広告がそれだ。

米国ソニー・ミュージックエンタテイメントとエクスペリエンス・ヘンドリックス社が提携し、ジミ・ヘンドリックス・カタログのライセンス権に関する独占契約を締結。これに伴い、2010年からジミヘン作品の再発プロジェクトも始動するといいます。

まず、手始めにジミが生前に残したオリジナル・アルバム 『アー・ユー・エクスペリエンスト』、『アクシス:ボールド・アズ・ラブ』、『エレクトリック・レディランド』、『バンド・オブ・ジプシーズ』 4作品のデラックス・エディションが順次リリースされる模様。

続いて、未発表スタジオ音源(まだあるか!苦笑)や名曲の別テイク(これは腐るほどあるでしょう!爆)、ステージ・パフォーマンス映像(例のロイヤル・アルバート・ホール公演、早く公式映像で観たいぞ!祈願)などが発売される予定だとか。

こうなると今まで海外通販や一部の輸入盤店でしか購入できなかった一連のダガー・レコード作品も、国内盤化される可能性が出てきました。商魂たくましいな~と思える反面、ジミヘン・マニアにとってはこの上ない、なんとも嬉しい展開になってきましたねっ!!

来年はますますジミヘン周辺から目が離せそうにありません。たいへん楽しみな一年間(それ以上かもね)になりそうです!!バウバウ!!

 

★THE OFFICIAL JIMI HENDRIX CATALOG WINTER 2008/09

2008年12月01日 | JIMI HENDRIX
 
今年もまた海外からエアメール便で「AUTHENTIC HENDRIX」の最新カタログが送られて来ました。今年は 『Electric Ladyland』 発売から40周年の節目となり、なにか記念アイテムが発売されるのかと密かに期待しておりましたが、今冬もダガーレコードの新作はなく、目に付いたのは 『AT LAST...THE BEGINNING:THE MAKING OF ELECTRIC LADYLAND』 とタイトルが付いたドキュメンタリーDVDの告知だけでした。

このドキュメンタリーDVDですが、以前に発売されていたものの単なる焼き直しかと思っていましたら、なんと約40分間の未発表映像を追加収録した新バージョンになっているとのこと。こりゃ即行で買うしかない!と思いましたが、ちょっと待てよ、内容が内容だけにこれは日本語字幕スーパーが付いてないと少々厳しいかもしれないと思い止まり、国内盤DVDが発売されるのを待つことにしました。たぶんその方が正解でしょう(苦笑)。まだ日本語字幕付き国内盤DVDの発売告知は出ていませんが、きっと発売されるはずだと期待して気長に待ってみたいと思います。


★DVD/BUDDY MILES 「Changes」

2008年09月12日 | JIMI HENDRIX
 
今年2月に亡くなったバディ・マイルスのライブDVDが発売されました。国内盤未発売のため、米国盤輸入DVDを入手しましたが、リージョン・フリーですので日本の通常のDVDプレーヤでも視聴可能です。

内容は、1995年スイスで行なわれた「ジミ・ヘンドリックス・トリビュート」コンサートでのライブ演奏12曲(77分)と、翌96年パリでのライブ2曲(33分)が収録された映像集で、このほかボーナスの特典映像として2004年に制作されたバディ・マイルスのドキュメンタリー番組(30分)も収録されています。但し、日本語の字幕スーパーが付いていないため、インタビュー部分などの映像は詳細まで理解するのはチト辛いかもしれません(苦笑)。祈国内盤発売!!


◎DVD/BUDDY MILES 『Changes』 (CHARLY)

Concert 1:
Buddy Miles with MST “Tribute to Jimi Hendrix”
Live at the New Morning Rock Heroes Festival, Arthur's Club, Geneva, Switzerland (1995)
01. Bad Bad Misses
02. Knock On Wood
03. Come Together
04. Peter Gunn
05. Take You Higher
06. Superstition
07. Changes
08. Life Is What You Make It
09. How Long For an Answer
10. Purple Haze
11. Voodoo Child
12. Hey Joe

Concert 2:
Buddy Miles live
New Morning 15th Anniversary Celebration, Paris, France (1996)
01. Born Under a Bad Sign
02. For Your Precious Love

Bonus Material:
・Buddy Miles “After the Experience” (2004)


★JIMI HENDRIX 「LIVE IN 1968 PARIS & OTTAWA」

2008年09月11日 | JIMI HENDRIX
 
Dagger Records から THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE名義での久々の新譜 『LIVE 1968 PARIS & OTTAWA』 が 9月5日に発売され、昨日我が家にも届きましたっ!!当初は 8月26日発売とアナウンスされておりましたが、なにか問題でも発生したのでしょうか。発売延期で少し心配しておりましたが、結局10日間遅れだけで無事にリリースされました。よかったよかった(ホッ)。

本作は2つのコンサートからライブ音源を収録(全12曲)したもの。1968年1月29日パリでのライブからの9曲は、1991年発売の4枚組CD 『Stages』 の2枚目と同内容ですね。但し、本盤では新たにEddie Kramerによるリミックスが施されているので音質アップしているのがポイントです!!必聴。

残り3曲は、新たに発掘された1968年3月19日カナダ・オタワでのコンサート(1st show)からの未発表音源です。同日に行なわれたオタワでの2回目のショーは、2003年に同じくDagger Recordsから発売されたCD 『LIVE IN OTTAWA』 として既に存在しますので、そちらと併せて聴き比べてみるのも一興ですね。予想していたより音質もよくオススメですよ!!


◎THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE 『LIVE IN 1968 PARIS & OTTAWA』 (DAGGER RECORDS)

RECORDED LIVE AT THE OLYMPIA THEATRE, PARIS, FRANCE, JANUARY 29, 1968
01. Killing Floor (4:32)
02. Catfish Blues (8:46)
03. Foxey Lady (5:29)
04. Red House (4:24)
05. Drivin' South (9:24)
06. The Wind Cries Mary (3:55)
07. Fire (4:16)
08. Little Wing (3:40)
09. Purple Haze (5:59)

CAPITOL THEATRE, OTTAWA, CANADA, MARCH 19, 1968 [1st SHOW]
10. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (2:16)
11. Fire (3:29)
12. Purple Haze (5:15)




★DVD/V.A.「EXPERIENCE HENDRIX」

2008年08月17日 | JIMI HENDRIX
 
毎日暑い日が続いておりますが、みなさん、ご機嫌いかがでしょうか?
お盆休みもあっという間に過ぎ、明日からまた仕事再開(!)というお父さんもきっと多いことでしょう(笑)

今日はまだ小雨が降るなど、比較的過ごしやすい一日ではありましたが、蒸し暑いことには変わりなく、空調の効いた部屋の中でグダグダと今夏ため込んでいたDVDを観ておりました。

その中の一本、今月発売されたばかりの輸入盤DVDがコレです。EXPERIENCE HENDRIX が、昨年行ったジミヘンのトリビュート・コンサートの模様を収録したライブDVDです。国内盤での発売告知はまだなかったのですが、国内DVD機で再生可能な「リージョン0」仕様だという情報を得ておりましたので、迷わずアマゾンで輸入盤を購入。税込価格2281円でした。本国アメリカでの販売価格が19.95ドルなので、この値段で買えるのであれば、個人輸入しないで普通に購入してしまって正解ですね(苦笑)。

ジミヘンのホームタウンであるシアトルのパラマウント・シアターで行なわれたトリビュート・コンサートのライブ映像を収録。すべて未発表映像ばかりなのですが、ハイライツということですべての演奏が収録されているわけではなかったのが少し残念でしたね。同コンサートにはジミヘンの元同僚であるミッチ・ミッチェルやビリー・コックスも参戦しており、大御所ではバディ・ガイ、ヒューバート・サムリン、それにリビング・カラーやポール・ロジャースも参加しています。そのほか、リズム隊には故スティーヴィー・レイヴォーンと演奏していたダブルトラブルの面々も数曲で参加しておりました。

ジャケットに記載されていたミック・テイラーやロバート・ランドルフは同日に行なわれたコンサートではなく、もうひとつのサンディエゴで行なわれたライブ演奏が、スペシャル・ボーナス映像として別収録されていました。本編を観ていて最後までミック・テイラーが登場しなかったので「おかしいな」と思って、メニュー画面を調べたら、そこで初めて判明したわけです(苦笑)。スペシャル・ボーナス映像としては3曲が収録されており、ロバート・ランドルフはダブルトラブルと一緒に「パープル・ヘイズ」を演奏、ミック・テイラーはお得意の「レッド・ハウス」を特濃バージョン(!)で披露しておりました。最後の1曲は今年2月に逝去したばかりの故バディ・マイルスの演奏も収録されていました。彼の雄姿もこれで見納めだと考えると、涙なくして観ることはできませんでしたね。エリック・ゲイル、それにビリー・コックスと演奏した「フォクシー・レディ」で、同DVDの幕が閉じられます。

参加しているミュージシャン一人ひとりが黒人・白人といった人種の壁を越えて共演し、ジミヘンへの想いを込めて一球入魂ならぬ一曲入魂の素晴らしい演奏を披露しているため、単なるトリビュート・コンサートとは一線を画す、まるでお盆に行なわれる精霊流しの儀式(少し違うか)のような位置づけではなかったんじゃないでしょうか。とにかく見どころの多いライブDVDでした。


◎DVD 『EXPERIENCE HENDRIX』 (EXPERIENCE HENDRIX)

Kenny Wayne Shepherd & Double Trouble:
01. Come On (Let The Good Times Roll)
02. Voodoo Chile
03. I Don't Live Today

Indigenous:
04. Hear My Train A Comin'

Living Colour:
05. Power Of Soul
06. Crosstown Traffic

Eric Gales:
07. Purple Haze

Hubert Sumlin, Jimmy D. Lane & Double Trouble:
08. Bleeding Heart
09. Killing Floor

Mitch Mitchell, Billy Cox & Andy Aledort:
10. Freedom

Paul Rodgers, Mitch Mitchell, Billy Cox, Andy Aledort & Kenny Olson:
11. Stone Free

Buddy Guy, Andy Aledort & Double Trouble:
12. Hoochie Coochie Man

Buddy Guy, Hubert Sumlin, Andy Aledort & Double Trouble:
13. Five Long Years

The Ensemble:
14. Voodoo Child (Slight Return)

SPECIAL BONUS FEATURE: San Diego Street Scene
Robert Randolph & Double Trouble:
Purple Haze

Mick Taylor & Indigenous:
Red House

Eric Gales, Billy Cox & Buddy Miles:
Foxey Lady




★レコード・コレクターズ増刊 レココレアーカイヴス 「ジミ・ヘンドリクス」

2008年06月22日 | JIMI HENDRIX
 
先週6月19日に発売になった雑誌レコード・コレクターズ増刊のレココレアーカイヴス 『ジミ・ヘンドリクス』 が発売となりましたー!!税込価格1500円。

過去にレコード・コレクターズ誌で取り上げられたジミヘン特集頁をそのまま丸ごと再掲載したアーカイヴス・シリーズの第3弾ですが、いやー待望の一冊でしたのでこれはうれしい刊行でしたねー。一番最初にジミヘン特集が組まれた1987年7月号以外のバックナンバーはすべて現物を所有しておりますが、こうして一冊にまとめられた事自体が大歓迎ですからね!!これで旧雑誌群の山の中から必要な時に探し出してくる手間と時間が節約できることになると思います(苦笑)。実際、それだけでも個人的には快挙ですよ(爆)!!

肝心の中身の方ですが、一部を除いてほぼすべて初掲載時のまま特集頁全文が掲載されている形がとられております。今でこそ多少古臭く感じてしまう記述も時折混ざっておりますが、その特集が掲載された時代を思い出しながら読み返すと、時代の流れを感じて、なんだか感慨深いものがありました。こういう振り返り記事というのも「温故知新」を考えると、やはりたまには必要なものですね。

圧巻だったのは、本書の目玉企画でもあったカラー口絵「岩井博義氏のコレクション」でしょうか。ジミ・ヘンドリックスのジャケ写真が雑誌未掲載だったものも含めて32ページも巻頭を飾っております。いやーこれは壮観です。さらに本文内でも最初の特集号からスタートした同氏による連載記事「ジミ・ヘンドリクスのレコード(全6回)」もすべて収録されており、やはりこれは完全保存版になるべき一冊ですね。とにかくこれだけのジミヘン関連の情報が一冊にまとまった書籍というのは、世界広しといえどもそうないのではないかと思われますね。こういうところでも日本人の国民性がよーく表れているとは思いますね(苦笑)

願わくば、資料的に充実しているといいながらも、例えば一番気になっているオフィシャルブートレッグ・シリーズの「ダガーレコード」に関する記述やデータがほとんど載っていなかったりするので、これは片手落ちでしょう。できれば、ダガーレコードに関しては、ライターの大鷹俊一氏に一度きちんとした形で記事にまとめてもらえることを希望しますね。ジミヘン・ブートにも造詣が深い同氏ですから、西新宿ネタにも触れていただけるとうれしいんですけどねえ(苦笑)




★嗚呼、バディ・マイルス逝去・・・・

2008年02月28日 | JIMI HENDRIX
 
故ジミ・ヘンドリックスとのバンド・オブ・ジプシーズや、サンタナとの共演で知られる名ドラマー、バディ・マイルスが逝去されました。享年60才。現時点での死因は不明だといいますが、いやー寝耳に水な話で驚いています。

このところ、ジミ・ヘンドリックスのトリビュート・ライブなどにもよく参加し、割りとよく目にしていた名前でしたので、ただ懐かしいだけの「あの人は今?」的な感じはまったくしていなかっただけに残念でなりません。生涯現役であっただけでなく、これまでも十分に長いキャリアをもち一時代を築いた名ドラマーだったと思います。しかしながら、バディ・マイルス名義の作品はいまだ未CD化のままのアルバムも多いので、今回の訃報を機に、初CD化(もちろんリマスター&紙ジャケで)リイシュー発売してくれるといいのですが(苦笑)。

【写真上】のアルバムは、数年前に「HIP-Oセレクト」で発売された5000枚限定の輸入盤CDです。厚紙タイプの紙ジャケ仕様で、全7曲収録のオリジナル・リイシューでした。ジャケ裏には金箔文字で限定ナンバリングも刻まれています。

とにかく豪快かつ繊細なドラマーで、なるほどと感心してしまうプレイが多かったですね。彼との共演を望んでいたギタリストも数え切れないぐらい存在しますね。ジミヘンもバディ・マイルスがバックにいてくれたからこそ、安心してその素晴らしい演奏にのめり込むことができたのではないかと想像できます。

改めて、バディ・マイルスのご冥福をお祈りしたいと思います。合掌・・・・。


◎BUDDY MILES EXPRESS 『EXPRESSWAY TO YOUR SKULL』 (HIP-O SELECT/MERCURY)

01. TRAIN
02. LET YOUR LOVELIGHT SHINE
03. DON'T MESS WITH CUPID
04. FUNKY MULE
05. YOU'RE THE ONE (THAT I ADORE)
06. WRAP IT UP
07. SPOT ON THE WALL




★むしまるQ - じみへん (えんそう: グリコ・ルイス&ヂャー)

2008年01月13日 | JIMI HENDRIX
 
おおー、YOUTUBE を眺めていたら、僕のテーマ曲を発見しましたー(笑)!!



これ、NHK『むしまるQ』で放映された一曲で、
ROXVOXの中村裕介さんがヴォーカル、演奏が「グリコ・ルイス&ヂャー」という
トンデモない企画もの(!)なのでありましたー♪♪

まさに 『じみへんオールスターズ・夢の競演』 とはこのことです!!名曲ですね(苦笑)







★THE OFFICIAL JIMI HENDRIX CATALOG WINTER 2007/08

2007年12月10日 | JIMI HENDRIX
 
先週末に今冬もまた海外からエアメール便で「AUTHENTIC HENDRIX」の最新カタログが送られて来ました。予想どおり今回の表紙は最新盤 『LIVE AT MONTEREY』 のジャケ写真がそのまま使われていましたね(笑)。

毎年末にリリースされてきたダガー・レコードの新作も、今冬はお休みのようで残念です。ここ数年、年一回のクリスマス・プレゼントのような感じでのリリースが続いておりましたので、今年はちょっと寂しいですかね。ま、その分、今冬は 『LIVE AT MONTEREY』 の最新版CD&DVDが無事リリースされたわけですから、来年に期待しましょう!!

そーいえば、カタログ左肩の部分に “CELEBRATING OUR 10TH Anniversary” の文字が書かれてましたね。気が付けば、ジミ・ヘンドリックスの権利が親族会社に正式に移行してから早10年が経過するわけなんですよねえ。そう考えるとジミヘン・ファンにとっては、実に濃厚な10年間だったと思います。まさにディケイド!!



とりあえずカタログをパラパラと眺めてみて、たしかに雑貨類の充実には目を見張るものがありましたが、どうしても海外通販してまで欲しいというものは皆無。ダガー・レコードの新作でもあれば別ですが、本カタログからのオーダーは見送りですね(ゴメンナサイ、笑)。でも、現在なら通販注文50ドル以上で 『HENDRIX &
THE BLUES』 のフリーDVDが全プレでもらえるそーで、ちょっとだけ心が揺れ動いている今日この頃であります(爆)。ん?オマケに釣られて購入してしまうんじゃ、ダイカン商法と同じじゃないですか!!おお、危ない危ない(苦笑)




★THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE 「LIVE AT MONTEREY」

2007年11月24日 | JIMI HENDRIX
 
いやもう、それにしても今週リリースの新アイテムが「これでもか!」というぐらいに多くて、正直、来月のクレジット請求が今から恐怖ですね(苦笑)。まだ予約オーダー済みで届いていない商品もたくさんあるので、一体どうなってしまうことやら、ああ・・・・。

ツェッペリン、ピンクラと続いた後は、御大ジミ・ヘンドリックスの登場です!!すでにみなさんご存知の 『ライブ・アット・モンタレー』 がようやく最新リマスターが施されて、CD、DVDともにリイシュー発売されました。いままで廃盤アイテムだったのが不思議なぐらい有名なモンタレー・ライブ音源&映像なのですが、今回ようやく「最終決定版」的な位置づけで市場投入されましたね。

本作のリイシュー発売がここまで遅れた原因はいろいろと考えられますが、僕が考えるに、最大の理由は今年(2007年)がモンタレー公演のちょうど40周年に当たるため、それに合わせて単独でDVD化リリースしたかった、という説が一番有力なのではないでしょうか。たぶん間違いないですね(笑)。

肝心の内容ですが、演奏についてはもはや説明の必要がないくらい有名ですので、ここは割愛。リイシュー化に際しては、エディ・クレイマーによる最新ミックス、ジョージ・マリノによる最新リマスターが採用されました。音質も映像も過去最高の極上クオリティにブラッシュアップされて仕上げられております。まさに名人芸の領域。テレビ 『開運!なんでも鑑定団』 の中島誠之助氏であれば、思わず一言「いや~、いい仕事してますねえ(ふ、古い)」と発したことでしょう(苦笑)。

僕が購入した国内盤仕様のものは、いずれもデジパックではなく、通常プラケース入りでした。海外版とどちらがいいかは好みの問題(価格の問題?笑)だと思いますが、僕の決め手は英文ライナーノーツの日本語訳とやはり国内盤DVDの日本語字幕スーパーですね。今回の海外輸入盤DVDに日本語字幕スーパーまで付いているのか否かは不明ですが、これまで発売されてきたジミヘン関連の公式DVDはすべて国内盤仕様で購入してきましたので、海外版に比べて発売日が若干遅かったものの、今回も迷わず日本盤を選びました。その点、音源のみのCDの方はどちらでも良かったんでしょうけど、国内盤DVDに合わせる形でこちらも国内盤CDに決めました。その方が棚に収めた場合、やっぱり座りがいいですからね(苦笑)。

国内盤DVDは本編62分(カラー)、ボーナス映像35分(カラー、一部モノクロ)、日本語字幕スーパー付き、DTS5.1chサラウンド、ドルビーデジタル5.1chサラウンド&2chステレオ、マルチアングル機能付き、24頁ブックレット&英文ライナー訳付きで税込価格3800円。国内盤CDは最新リマスター&ミックス採用で、DVD未収録の「CAN YOU SEE ME」を含む全9曲収録!税込価格2500円也。


◎DVD/THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE 『LIVE AT MONTEREY』 (EXPERIENCE HENDRIX, UIBO-1135)



●オリジナル16mmフィルムからダイレクトにデジタル・トランスファーされた映像、オリジナル8トラックからエディ・クレイマーによって5.1ch&2chリミックスが施された音声、それぞれが格段のクオリティ・アップを実現!

●残念ながら映像には残されていない「キャン・ユー・シー・ミー」を除く当日の8曲に加え、新たに制作されたドキュメンタリー、舞台裏、マルチアングル映像、フォト・ギャラリー、更にはエクスペリエンス最初期にイギリスで撮られたライブ2曲もボーナス収録!

●秘蔵ステージ・フォトをふんだんに使用した豪華24Pブックレット付き!

■DVD本編:
01. アメリカン・ランディング Part.1(ジミの未発表インタビューを含む最新ドキュメンタリー)
02. イントロダクション by ブライアン・ジョーンズ
03. キリング・フロアー
04. フォクシー・レディー
05. ライク・ア・ローリング・ストーン
06. ロック・ミー・ベイビー
07. ヘイ・ジョー
08. 風の中のマリー
09. 紫のけむり
10. ワイルド・シング
11. アメリカン・ランディング Part.2

■ボーナス映像:
※セカンド・ルック(未発表カメラ映像を含むマルチアングル)
●キリング・フロアー
●フォクシー・レディー
●ライク・ア・ローリング・ストーン
●ヘイ・ジョー
●ワイルド・シング

※1967年2月25日ライブ・フロム・チェルムスフォード、英国(エクスペリエンス最初期の未発表ライブ映像)
●ストーン・フリー
●ライク・ア・ローリング・ストーン

※ミュージック、ラヴ&フラワーズ(モンタレー・ポップ・フェスティヴァルのインサイド・ストーリー)
※フォト・ギャラリー


◎CD/THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE 『LIVE AT MONTEREY』 (EXPERIENCE HENDRIX, UICY-1396)



01. INTRODUCTION BY BRIAN JONES
02. KILLING FLOOR
03. FOXY LADY
04. LIKE A ROLLING STONE
05. ROCK ME BABY
06. HEY JOE
07. CAN YOU SEE ME
08. THE WIND CRIES MARY
09. PURPLE HAZE
10. WILD THING