廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★JOHNNY WINTER AND 「LIVE AT THE FILLMORE EAST 10/3/70」

2011年05月19日 | BLUES
ジョニー・ウィンターついでに、これも少し前に購入した1970年フィルモア・イーストでのライブCDです。

なんの前ぶれもなしに、いきなりリリースされた感のある少々怪しげなライブCDでしたが、ふたを開けてみればディスク上にはきっちりソニー・ミュージックのロゴマーク入りでリリースされた、れっきとした公式発売盤なのでありました。もちろん内容、音質ともに最高でしたっ!!

いやー、この時期のジョニー・ウィンターのライブ音源は本当に素晴らしい。拍手パチパチものです。

◎JOHNNY WINTER AND 『LIVE AT THE FILLMORE EAST 10/3/70』 (COLLECTOR'S CHOICE MUSIC)

01. Guess I'll Go Away
02. Good Morning Little School Girl
03. Rock And Roll Hoochie Koo
04. It's My Own Fault
05. Highway 61 Revisited
06. Mean Town Blues
07. Rollin' And Tumblin'

★JOHNNY WINTER 「THE WOODSTOCK EXPERIENCE」

2011年05月18日 | BLUES
これはだいぶ前に購入したものですが、ジョニー・ウィンターのライブ音源としては有名な1969年8月17日のウッドストック音源がオフィシャル発売された画期的なリリースでありました!!

スリップケース入りの2枚組み紙ジャケ化リリースで、マニアには垂涎の「THE WOODSTOCK EXPERIENCE」シリーズの1枚として発売されました。国内盤化もされましたが、ここはやっぱり半値以下で見切り発売された輸入盤で押さえたいところです(苦笑)

ちなみにスリップケースには通し番号も刻印されており、私が購入したものは「No.13208」番でしたが、果たしてこの「THE WOODSTOCK EXPERIENCE」、一体何枚リリースされたのでしょうか?



◎JOHNNY WINTER 『THE WOODSTOCK EXPERIENCE』 (COLUMBIA/LEGACY)
DISC.1: JOHNNY WINTER
01. I'm Yours And I'm Hers
02. Be Careful With A Fool
03. Dallas
04. Mean Mistreater
05. Leland Mississippi Blues
06. Good Morning Little School Girl
07. When You Got A Good Friend
08. I'll Drown In My Own Tears
09. Back Door Friend




DISC.2: RECORDED LIVE AT THE WOODSTOCK MUSIC & ART FAIR, SUNDAY, AUGUST 17, 1969
01. Mama, Talk To Your Daughter
02. Leland Mississippi Blues
03. Mean Town Blues
04. You Done Lost Your Good Thing Now
05. I Can't Stand It (with Edgar Winter)
06. Tobacco Road (with Edgar Winter)
07. Tell The Truth (with Edgar Winter)
08. Johnny B.Goode



★DVD/JOHNNY WINTER 「BLUES ROCK LEGENDS VOL.3」

2011年05月16日 | BLUES
で、こちらがそのロックパラスト映像版DVDです。輸入盤ですがリージョンフリーなので国内でも再生可能です。

値段もCDとほとんど変わらなかったので、どちらかひとつだけという人にはこちらのDVD版をオススメしたいと思います。ギターを弾きまくるジョニー・ウィンターの勇姿はやっぱり映像で観たいですからね。内容はすでにCD音源で保証済みなので、安心して楽しめます(苦笑)

◎DVD/JOHNNY WINTER 『BLUES ROCK LEGENDS VOL.3』 (MIG-MUSIC)

01. HIDEWAY
02. MESSIN' WITH THE KID
03. WALKING BY MYSELF
04. MISSISSIPPI BLUES
05. DIVIN' DUCK
06. JOHNNY B.GOODE
07. SUZIE Q
08. DRUM SOLO
09. I'M READY
10. ROCKABILLY BOOGIE
11. MEDLEY
12. JUMPIN' JACK FLASH

ROCKPALAST AT GRUGAHALLE ESSEN, GERMANY, APRIL 21st & 22nd 1979

JOHNNY WINTER - VOCALS, GUITAR
JON PARIS - BASS
BOB TORELLO - DRUMS



★JOHNNY WINTER 「BLUES ROCK LEGENDS VOL.3」

2011年05月15日 | BLUES
4月の初来日公演で大盛上がりをみせたジョニー・ウィンターの1979年のロックパラスト音源が、少し前に公式発売されました。拍手パチパチのリリースであります。

これまでにもオフィシャル・ブートレッグシリーズなどで数々のライブ音源が公式発売されてきましたが、出典が明らかにされていなかったり、音源が編集されていたりして、なんとなく「もやもやさまぁ~ず」状態で不完全燃焼だったことは否定できません。今回は約2時間のフルステージが丸々収録されていますので、いやもうこれはある意味快挙ですよ!!

ジョニーの場合、ステージによって好不調の波が大きく、ライブ全体を通して聴かないとなかなか正しい判断が難しいアーティストですので、こうして最初から全編通して聴くことで、徐々に熱を帯びていく様を目の当たりにすることができたのは、本当にうれしい誤算だといっても言い過ぎではないでしょう。

CD版は無条件で衝動買いしてしまいましたが、まったく同じ内容の映像版DVDもほぼ同時期に発売されていますので、ジョニー・ファンであれば、できれば両方とも押さえておきたいところですね。



◎JOHNNY WINTER 『BLUES ROCK LEGENDS VOL.3』 (MIG-MUSIC)
DISC.1:
01. HIDEWAY
02. MESSIN' WITH THE KID
03. WALKING BY MYSELF
04. MISSISSIPPI BLUES
05. DIVIN' DUCK
06. JOHNNY B.GOODE

DISC.2:
01. SUZIE Q
02. DRUM SOLO
03. I'M READY
04. ROCKABILLY BOOGIE
05. MEDLEY
06. JUMPIN' JACK FLASH

ROCKPALAST AT GRUGAHALLE ESSEN, GERMANY, APRIL 21st & 22nd 1979

JOHNNY WINTER - VOCALS, GUITAR
JON PARIS - BASS
BOB TORELLO - DRUMS

★追悼 ゲイリー・ムーア

2011年02月08日 | BLUES
 
It is with deep sorrow and regret, that we have to announce that Gary Moore passed away while on holiday in Spain last night.
Our thoughts are with his children, family and friends at this sad time.
Gary Moore, RIP
1952-2011
~The Official Gary Moore Website より


ギタリストのゲイリー・ムーアが、休暇先のスペイン、コスタ・デル・ソルのエステポナにある高級ホテルの一室で、現地時間2月6日早朝に死亡したとの訃報が飛び込んできた。享年58歳。

ゲイリー・ムーア急逝の訃報を知ったのは、2月7日の朝、立ち上げてすぐのパソコン画面上だった。あまりにも突然の訃報で最初は信じられなかったが、ゲイリー・ムーアのオフィシャル・サイトに上記のような文章がアップされていたので、これは間違いのない事実なのだとようやく理解しました。しばらく頭の中がボ~っとしてしまいましたが・・・・。

ゲイリー・ムーアの思い出のアルバムというと、僕はたぶん他のみなさんとは違うと思いますが、元フリートウッド・マックのピーター・グリーンに捧げたトリビュート・アルバム 『BLUES FOR GREENY』 が一番好きな作品でありました。ここまで徹頭徹尾、師匠ピーター・グリーンのカヴァーに徹したアルバムは他に類をみないと思います。なお、トリビュート・アルバムといってもこのピーター・グリーン、半隠遁状態であるとはいえまだ存命中のため、トリビュート・アルバムを捧げたゲイリー・ムーア本人の方が先に亡くなってしまうという、実になんとも皮肉な結果となってしまいました。



ハード・ロックの印象が強いゲイリー・ムーアですが、90年代以降は原点回帰ともいえる「いぶし銀的なブルース」を好んで演奏していました。今夜は2009年に発売されたモントルー・ジャズ・フェスティバルの5枚組ライブ盤を聴きながら、ゲイリー・ムーアを追悼したいと思います。まだあまりにも早過ぎる彼の死に、合掌。

★BUDDY GUY 「Living Proof」 JIVE Records

2010年12月05日 | BLUES
 
御年74歳になる長老バディ・ガイの新作 『Living Proof』 を購入。アマゾン輸入盤価格でなんと948円(!)でした。本作も円高の恩恵を受けて購入することができました(苦笑)

サンタナやB.B.キングとの競演以外はほとんど事前情報が入って来なかったバディ・ガイの新作でしたが、それほど期待していなかった分、初めて聴いた時の衝撃度は凄まじいぐらいに大きかったです。本作1曲目ではなにやら序章めいて、もの静かに始まりを告げるアコースティック調のアルバムに仕上がったのかなと思いきや、いきなり落雷に打たれるかの如くギターで轟音をかき鳴らし始めます。このブルース老人、やはりタダ者ではありませんぜ、いやまったく(苦笑)!!

ウイスキーのボトル・ラベルを模したジャケ・デザインもなかなかカッコイイです。老いて益々盛ん、ただの年老いたブルース・ミュージシャンだと思って舐めてかかると、痛い火傷を負うこと間違いなしです。

気力、体力が十分な時に心して聴くことをオススメします。本作はかなりキテますよ(Mr.マリック風に)!!



◎BUDDY GUY 『Living Proof』 (JIVE Records)

01. 74 YEARS OLD
02. THANK ME SOMEDAY
03. ON THE ROAD
04. STAY AROUND A LITTLE LONGER (FEAT. B.B.KING)
05. KEY DON'T FIT
06. LIVING PROOF
07. WHERE THE BLUES BEGINS (FEAT. CARLOS SANTANA)
08. TOO SOON
09. EVERYBODY'S GOT TO GO
10. LET THE DOOR KNOB HIT YA
11. GUESS WHAT
12. SKANKY

PRODUCED BY TOM HAMBRIDGE
 

★ALBERT KING with STEVIE RAY VAUGHAN 「IN SESSION」 DELUXE EDITION

2010年11月24日 | BLUES
 
スティーヴィー・レイ・ヴォーンとアルバート・キングの共演盤 『IN SESSION』 を購入。輸入盤CD+DVDで1385円(予約時価格)でした。円高差益バンザーイ(苦笑)!!

単なるリマスター復刻盤かと思いきや、未発表スタジオライブ映像のDVDが付いたデラックス・エディションでの再発でした。以前、同タイトルで発売されたCDは持っているので、改めて買い直しするかどうしようか一瞬迷いましたが、未発表DVDに食指が動いて、思わず衝動買いしてしまいました(苦笑)。

し、しかし、これは衝動買いして大正解でしたっ!!

1983年に行われたカナダのテレビ番組用に収録されたスタジオ・セッションで、CDの音源だけでも最高なのに、この時の貴重な映像まで観れてしまうのですから、これ以上の贅沢はありません。

最初はなにげなく眺めていたテレビ画面もいつの間にか釘付けになっている自分に気が付き、まさに鳥肌ものでした。いやもうブルース最高ですわ!!

本作を未聴の方はもちろんのこと、既発盤をお持ちの方もこれは買い替え必至ですね。オススメですよ!!



◎ALBERT KING with STEVIE RAY VAUGHAN 『IN SESSION』 (STAX RECORDS)

DISC.1: CD
01. CALL IT STORMY MONDAY
02. OLD TIMES
03. PRIDE AND JOY
04. ASK ME NO QUESTIONS
05. PEP TALK
06. BLUES AT SUNRISE
07. TURN IT OVER
08. OVERALL JUNCTION
09. MATCH BOX BLUES
10. WHO IS STEVIE?
11. DON'T LIE TO ME

DISC.2: DVD
01. INTRODUCTION
02. BORN UNDER A BAD SIGN
03. TEXAS FLOOD
04. CALL IT STORMY MONDAY
05. OLD TIMES
06. MATCH BOX BLUES
07. PEP TALK
08. DON'T LIE TO ME
09. WHO IS STEVIE?
10. PRIDE AND JOY
11. I'M GONNA MOVE TO THE OUTSKIRTS OF TOWN
12. OUTTRO

ALBERT KING - ELECTRIC GUITAR, VOCALS
STEVIE RAY VAUGHAN - ELECTRIC GUITAR, VOCALS ( ON “PRIDE AND JOY” )

TONY LLORENS - PIANO, ORGAN
BUS THORNTON - BASS
MICHAEL LLORENS - DRUMS
 

★SNOWY WHITE BLUES PROJECT 「IN OUR TIME OF LIVING」

2009年06月15日 | BLUES
 
SNOWY WHITE BLUES PROJECT名義の新作がリリースされました。

今回はメジャーレーベルからではなく、どうやらインディーズからの発売のようですね。国内の輸入盤店ではなかなか店頭で見かけないので、アマゾン通販で入手しました。商品入荷までに少々時間がかかりましたが、あちこち歩き回って店頭で探すよりも確実ですからね(苦笑)

新作はいかにもスノーウィらしいブルース作品に仕上がっていますが、これまでのようにスノーウィ単独を前面に打ち出した作品というより、あくまでもブルース・プロジェクト名義としてリリースされてますので、他のメンバーも結構フィーチャーされていたりします。これはこれで良いのですが、スノーウィ・ファンとしてはやや複雑なところか・・・・(苦笑)

やはりスノーウィの魅力は、ピーター・グリーン譲りの華麗なギターソロに尽きます。とにかく渋いホワイトブルース・アルバムですが、スノーウィのギターが入るだけでやはり他のブルース作品とは一味違いますね。万人にはオススメしませんが、スノーウィの泣きのギターがとにかく好きだ!という人は是非入手して聴いてみて下さい。イイですよ、これ!!


◎SNOWY WHITE BLUES PROJECT 『IN OUR TIME OF LIVING』

01. Rolling With my Baby
02. Good Morning Blues
03. Lonely Man Blues
04. In Our Time Of Living
05. Blue To The Bone
06. Red Wine Blues
07. I Ain't No Doctor
08. I Still See You
09. Hot For The Money
10. I'm So Glad
11. One Way Ticket
12. Simple
13. I Want To Thank You

Produced by Snowy White

Ruud Weber Jr. (bass/vocals)
Matt Taylor (guitars/vocals)
Juan van Emmerloot (drums/percussion)
Snowy White (guitars/vocals)


★JOHN MAYALL & THE BLUESBREAKERS 「IT’S MY OWN FAULT」

2008年02月17日 | BLUES
 
昨年末に西新宿BFで購入したアイテムです。今までなぜか記事で取り上げ損ねてしまいましたので、今回ようやく出番が廻ってきました(苦笑)

シンプルなジャケットでかなりチープな感じがしますが、中身はプレスCDで音質もサウンドボード音源でバッチリです。税込価格1800円でした。

ミック・テイラー在籍時のライブ音源で、たぶんネタ元はWEB上に出回った音源だと思いますが、こうしてきちんとパッケージ販売してくれるのであれば、僕はダウンロード音源としてではなく「買ってでも手元に置いておきたくなる」派ですので、大歓迎ですね(苦笑)。若かりし日のミック・テイラーはブルーズ・ギター弾きまくりで、内容については二重丸間違いなしの音源です。ミック・テイラーに負けじとシャウトしまくるジョン・メイオールもいや若い若い(苦笑)。もう火傷するぐらいに熱いライブが収録されております。

しかもこの値段であれば迷わず購入ですね!といいつつも一度目はスルーして、ようやく二度目で購入したのですが(苦笑)。でも聴いて納得の一枚、オススメです!!

◎JOHN MAYALL & THE BLUESBREAKERS 『IT'S MY OWN FAULT』 (WHITE WIDOW RECORDS)

01. Dust My Bloom
02. So Many Roads
03. I Can't Stop
04. It's My Own Fault
05. Soul Of A Shout Fat Man

※Recorded live at Fillmore Auditrium, San francisco, CA. 02/09/1968


★鬼ころし BLUES BAND 「HOLD ON」

2008年01月12日 | BLUES
 
バンド結成15年目を迎える、鬼ころし BLUES BAND (以下、鬼ころし) 待望のセカンド・アルバムを購入しました。2007年7月14日にすでに発売されていたようですが、現在発売されているブルース雑誌 『BLUES & SOUL RECORDS』 のレコ評を読むまで、まったく気がつかないでおりました。失礼致しました(苦笑)。

で、さっそくCDショップで購入しようと行きつけの店を数軒ハシゴして廻ってみたもののまったく見つからず、こりゃライブ会場に行かないと買えないのかなと当日入手は諦めかけましたが、最終的にはディスク・ユニオンお茶の水SOUL/BLUES館にて、ようやくゲット!することができました。同店の「ジャパニーズ・ブルース」コーナーの棚の中にあったのを見つけた時、思わず小声で「ヤッタね!」と叫んでしまいましたよ(苦笑)。税込価格2500円でした。

本作はなんとスタジオ録音盤ではなく、横浜・関内の老舗ライブハウス「ストーミー・マンデー」でのライブ録音が収録されたライブ盤なのでありました。収録日をみると、2006年10月14日~15日の2日間に行われた「150回出演記念」ライブと書かれております。そうかあ、鬼ころしの皆さん、もうそんなにストーミー・マンデーに出演されていたんですねー!!出演回数を聞いて改めて驚きましたし、いや本当にすごいです。亀の甲より年の功、ブルースに対する熱い想いなど、やはり年季の入り方が違います(笑)。

シカゴ系ブルースを鬼ころし流にアレンジしたカバー曲を中心に、自身のオリジナル日本語曲を織り交ぜての全11曲収録で、曲間の喧騒なども含めてストーミー・マンデー独特なあの会場雰囲気が、実によく伝わってくる素晴らしいライブ録音となっております。あの狭いライブハウスでよくこれだけキレイに録音できたもんだと感心してしまいました。さすがプロの仕事は違います、などと個人隠密録音のブート音源と比較してはイケマせんね(苦笑)。それだけ臨場感のある大迫力のライブハウス録音となっております。とにかくゴキゲンの一枚ですので、ブルース好きの皆さんは是非、聴いてみてください。これは一聴の価値ありますよ!!

また、解説にはブルース評論家としても有名なローラーコースターの小出斉氏が文を寄せており、鬼ころしメンバーに対する愛情溢れる一面も垣間見ることが出来ました。鬼ころしはやはり横浜、いや日本を代表する現役ブルースバンドだと思いましたね。

※鬼ころしの公式ホームページ で確認してみたところ、基本的にはライブ会場での直接販売、もしくはディスクユニオンの新宿本館及びオンラインショップ、渋谷サムズレコードなどで販売されている模様です。タワレコやHMVに行っても在庫がない(そもそも入荷されていないのかな?)確率の方が高いと思いますので、これから入手しようと考えている方は、どうぞご参考にしてみてください!!


◎鬼ころし BLUES BAND 『HOLD ON』 (BLUES GANG RECORD, TG-0318)

01. MYSTERY TRAIN
02. YOU DON'T HAVE TO GO
03. WELCOME HOME
04. BLUE WITH A FEELING
05. I'M HERE
06. KIND HEARTED WOMAN
07. SHE WALKS RIGHT IN
08. I DON'T KNOW WHY?
09. GET OUT OF MY LIFE WOMAN
10. うちへ帰ろう
11. HOLD ON

※LIVE at STORMY MONDAY, YOKOHAMA, JAPAN, OCTOBER 14-15, 2006

鬼ころし are
鈴木  司  (Vocal, Harp, Chorus)
庄司 厚人 (Guitar, Vocal, Chorus)
藤沢 健一 (Bass, Vocal, Chorus)
安在 龍郎 (Drums, Chorus)





★FREDDIE KING 「Larger Than Life」

2007年09月05日 | BLUES
 
先日、職場近くのCDショップでブルース・コーナーを覗いていたら、急に故フレディ・キングの音楽が聴きたくなり、自宅に帰って彼の遺作アルバムである 『Larger Than Life』 を久し振りに引っ張り出してきて聴いてみました。数年前に輸入盤CDで購入していたものですね。

当時、エリック・クラプトンらの勧めで移籍したばかりの所属レーベル「RSO」から1976年にリリースした第2弾アルバムで、結局、これがフレディ・キング生前最後の作品となってしまいました。全9曲中3曲はスタジオ録音、残りはすべてライヴ録音というやや変則的な構成ではありましたが、如何にも当時の音楽シーンをアルバムの中に封じ込めたような懐かしい感じのする作品で、いま聴いても全然違和感はない(?)ですね。オリジナル・リリースされた当時は何故かかなり不評だったようで、まったく売れなかったそうでありますが(苦笑)。

スタジオ録音に関しては、あのマイク・ヴァーノンがプロデュースを行なっているため、当時最先端だったブルース音楽を取り巻く空気がそのまま録音に出ていると思います。これはある意味貴重な音源ですね。

アルバム全体としてはブルースよりも、当時のトレンドを意識したディスコ・ミュージック寄りといいましょうか、非常にファンキーな演奏が中心になっているのは事実で、かつての白熱したブルースを望んでいた正当なフレディ・キングファンから総スカンを食ってしまったのはある意味、仕方がなかったのかもしれませんね‥‥。

いずれにしてもこの作品を最後にフレディは他界してしまったわけですから、なんともバツの悪い遺作になってしまったのは事実でしょう。それがつい数年前までCD化されなかった最大の原因だと思えますね。

しかし、今聴いてみますとそれほど不評を買う作品にも思えませんし、たしかに習作の域を出ていない感じは受けますが、これをそのまま煮詰めていけば、次に新たなる領域へ突入する可能性は大きかったと思えますね。できればこの次の作品が聴いてみたかったというのが本音であります。故フレディ・キング自身も、きっと心残りで亡くなったと思いますし、彼の無念さがなんだか音楽の向こう側から聴こえてきたような気がしました。ううーん、実に残念無念・・・・。


◎FREDDIE KING 『Larger Than Life』 (BGOCD593)

01. It's Better To Have (And Don't Need)
02. You Can Run But You Can't Hide
03. Work Up This Morning
04. It's Your Move
05. Boogie Bump
06. Meet Me In The Morning
07. The Things I Used To Do
08. Ain't That I Don't Love You
09. Have You Ever Loved A Woman


★JOE BONAMASSA 「YOU & ME」

2006年08月18日 | BLUES
 
先日、新宿タワレコのブルースコーナーで購入したJOE BONAMASSAの新作です。実はこのブルース・ギタリストの名前は今回はじめて知りました。地元では有名なブルース・ミュージシャンのようですが、僕は初耳でした。

それでは、なにゆえにこのアルバムを購入したのかといいますと、このアルバムでドラムスを担当しているのが、なんとあの「ジェイソン・ボーナム」だと書かれているではありませんかー!しかもあろうことか、アルバム内でツェッペリンのカヴァー曲「Tea For One(激シブッ!)」まで演奏してしまっているというから、さぁ大変。これは買わずにはいられないでしょう!即衝動買いと相成りました(苦笑)。

で、自宅に帰ってさっそく再生してみると、これがまたなんともカッコ良いブルース作品で、やっぱりこれは買って大正解でした。ギター&ヴォーカルはJOE BONAMASSA自身が行っているのですが、B.B.KINGばりの本格ブルースを聴かせてくれるな~と思っていたら、別の曲ではもろツェッペリン風の演奏を聴かせてくれたり(※往年のジミー・ペイジそっくりの箇所が随所で確認できます!)と聴き手を飽きさせることがありません。ヴォーカルもワンパターンではなく様々な声質で楽しませてくれ、曲によっては残念ながらロバート・プラント風ではないのですが、デビッド・カヴァーデイルばりの渋いヴォーカルまで披露してくれます。これ、なかなかイイ感じですよ。ツェッペリン・ファンならば、カヴァー演奏1曲だけでも聴く価値は十分ありますね。

最新のブルース作品でありながら温故知新を思い出させ、なおかつ古臭さを感じさせない、素晴らしいアルバムだと思います。ジャケットのイラストもGOOD!ですので、気になられた方は是非、聴いてみて下さい。税込価格1597円でした。今ならタワレコのサマーキャンペーン開催中で輸入盤CDが10%OFFで購入できますよ~、お買い得ですっ♪


◎JOE BONAMASSA 『YOU & ME』 (PROVOGUE RECORDS, PRD 7185-2)

01. High Water Everywhere
02. Bridge To Better Days
03. Asking Around For You
04. So Many Roads
05. I Don't Believe
06. Tamp Em Up Solid
07. Django
08. Tea For One
09. Palm Trees Helicopters And Gasoline
10. Your Funeral And My Trial
11. Torn Down

Produced By Kevin Shirley

Guitars and Vocals:Joe Bonamassa
Drums:Jason Bonham
Bass:Carmine Rojas
Piano, Organ and Tambourine:Rick Melick

www.jbonamassa.com


★THE HISTORY OF BLUES

2005年06月02日 | BLUES
 
5月31日(火)・6月1日(水)の2日間に渡って行われた東急ワールドミュージックスペシャル in Bunkamura 『THE HISTORY OF BLUES』 ですが、その2日目の昨夜、僕もこの貴重なライブイベントを観に渋谷東急Bunkamuraオーチャードホールへ行って来ました!!

永井“ホトケ”隆さんがMC兼ミュージシャンというホスト役で全体を仕切り、ブルースの歴史を判りやすく解説しながら、その節目節目を代表するブルースの名曲を様々なゲストが交代で登場して演奏披露するという趣旨の豪華イベントでした。参加ミュージシャンは永井隆さんをはじめ、鮎川誠さん、木村充揮さん(ex.憂歌団)、近藤房之助さん、塩次伸二さん、山岸潤二さん、といった日本を代表するブルース系ミュージシャンのほか、今回のイベントのためアメリカからわざわざ来日してくれたスペシャルゲストのコーリー・ハリスさんなど、豪華ゲストが多数出演するなんとも贅沢な一夜(正確には二夜)でありました。主催の東急グループには本当、感謝の無料招待イベントでありましたー!!感謝、感謝です。

なお、今回惜しくも無料招待の抽選に洩れ、泣く泣くイベント参加を断念された方には朗報です。来る7月18日(月)午後11時~12時30分、CSの 『ミュージック・エア・ネットワーク』 にて今回のライブを録画した特番が放送されることに決定したそうです!!これは必見ですので、CSを受信できる環境の方は是非ご覧になって下さい。僕もこの歴史的なイベントの一証人となれた記念に、再度観てみたいと思います。本音をいうと、コーリー・ハリスがオールドブルースを演奏している最中に少し居眠りをしてしまいましたからね(苦笑)あまりにも心地よいブルースの歌声と演奏が、子守唄がわりになってしまいました(笑)。CSで復習してもう一度よくじっくりと演奏を楽しんでみたいと思います。


★ HOOKER N’ HEAT 「LIVE AT THE FOX VENICE THEATRE」

2005年05月31日 | BLUES
 
で、これが悪名高き同名異内容盤の 『HOOKER N' HEAT』 現物CDであります(笑)。アルバムジャケットを見ながら探して買えば、まず前出の名盤と間違えることはないと思いますが、タイトルだけを控えて店頭購入しようとすると、かなりの高確率で何故かこちらのCDを間違えて買ってくることの方が多いようです。今でこそこのCDも廃盤になってしまったので、間違って買いたくても買えない状況になっておりますので、もはやその心配もないと云えますが、10年近く前は「じみへんさんに推薦されたジョン・リー・フッカーのCDを買ったのだがどこが良いんだかよく判らない」というコメントを何人かから云われましたが、その全員が実はこちらの同名異内容CDを買っていたということが後日判明して、急遽買い直しを指示した記憶があります(笑)。皆、安いからといってこっちの方を選んで買ってしまったんでしょうかねえ?まったくしょーがねえなあ、たかが数百円の違いなんでしょうけど、買い直ししたんじゃ余計高くついたような気もしておりますが(苦笑)。

さて、肝心のこのアルバムの内容ですが、宣伝文句ではキャンドヒートとジョン・リー・フッカーの共演盤ということになっておりますが、実際にジョン・リー・フッカーが演奏に参加しているのは収録曲全10曲中たったの3曲のみで、内容をよく確認しないで買って後悔した人が後を絶たなかった、ブルースロック史上最も紛らわしいタイトルのアルバムとして有名な鬼門盤(※初心者は買ってはイケナイ盤!)なのでありました(笑)。前出の名盤と同じクオリティを期待して聴くと、おいおい、なんじゃこりゃ?ということになりかねないぐらいに酷い内容のライブ盤となっております。うーむ、これじゃ間違って購入した奴から文句云われても仕方がないな~、というのが改めて理解できました(苦笑)。

それにしてもあまりにも強烈なライブ盤です。仮にタダでこのCDをもらったとしても「要らない返すわ」と云いたくなるぐらいの演奏内容ですね。どこが「HOOKER N' HEAT」なんじゃい!といった感じで(苦笑)。でも、このCDよぉ~く見るとライノレーベルからの発売アルバムでした。弘法も筆の誤り、猿も木から落ちる、河童の川流れ、などといった諺が次から次へと脳裏を横切りました。初心者の方はまず手を出さない方が無難ですので、絶対に間違えて購入しないように気をつけて下さい。ま、ある意味、このCDの存在を判っている上で、敢えてこのCDを嬉々として喜んで買える人というのは、かなりレベルの高い強者マニアだと云うことができると思います。隠れキリシタン発見の踏み絵的なマニア度測定の絶好のバロメーターアイテムであります。我は!と思える人は是非一度聴いてみてお試しあれ(笑)!オリジナルリリース:1981年発表。


◎ HOOKER N' HEAT 『RECORDED LIVE AT THE FOX VENICE THEATRE』 (RHINO)
  CANNED HEAT・JOHN LEE HOOKER・THE CHAMBERS BROTHERS

01. HELL HOUND
02. STRUT MY STUFF
03. OPEN UP YOUR BACK DOOR
04. HOUSE OF BLUE LIGHTS
05. IT HURTS ME TOO
06. WRAPPED UP
07. MEDLEY: LET'S WORK TOGETHER/ GOING UP THE COUNTRY
08. TEASE ME BABY
09. SERVE ME RIGHT TO SUFFER
10. NOBODY ELSE BUT YOU


★CANNED HEAT AND JOHN LEE HOOKER 「HOOKER’N HEAT」

2005年05月30日 | BLUES
 
リクエストがありましたんで、僕の大好きなブルースアルバムを一枚ご紹介しましょう!!大好きなブルースのアルバムを一枚だけ挙げろ!と云われても正直、何枚もあって困ってしまうんですが(苦笑)あえて一枚を挙げるとすれば、僕はこのジョン・リー・フッカーとキャンド・ヒートの超有名共演盤を挙げてみたいと思います。王道中の王道といいますか、ブルース入門編の一枚としては非常に入りやすいアルバムでありまして、実をいいますと僕もこのアルバムをきっかけにしてブルースの世界に足を踏み入れることになった記念碑的な一枚でもあります。ブルースといっても、このアルバムはジョン・リー・フッカーの十八番である全編ブギーサウンドで構成されている訳で、聴いていてもよく判らない黒人音楽で挫折した人にも、このアルバムだとそんなに違和感なくのめり込んで行くことが出来るんじゃないでしょうか?非常に判りやすくて、しかもたいへん聴きやすい作品だと思います。オリジナルリリース:1970年発表。

ジョンリーの一人ブルース弾き語りから始まって、徐々にメンバーが増えていって演奏に奥行きが出来てくる高揚感といいますか、不思議と身体がいつの間にかスウィングをはじめてしまう圧倒的なリズム感は何物にも変え難い魅力がありますね。これぞジョン・リー・フッカー!という音楽がCD2枚の中にギッシリと詰め込まれております!!本当、今聴いてみてもいいですよ~、コレ。まだ1回もこのアルバムを聴いたことがないと仰られる方は、すぐにタワレコのブルースコーナーに足を運んで購入して聴いてみて下さい。あなたの知らない世界が突如として眼前に広がって行くのがよ~く判ると思いますよ。尚、同名異内容のまったく同じタイトルの作品(こちらはCD1枚もの)も実は過去にリリースされておりますんで、間違ってもそちらのCDは購入なさらないように気をつけて下さいね(笑)。超オススメのブルースアルバムです!!サイコーです。


◎CANNED HEAT AND JOHN LEE HOOKER 『HOOKER'N HEAT』 (LIBERTY RECORDS)

DISC.1:
01. MESSIN' WITH THE HOOK
02. THE FEELIN' IS GONE
03. SEND ME YOUR PILLOW
04. SITTIN' HERE THINKIN'
05. MEET ME IN THE BOTTOM
06. ALIMONIA BLUES
07. DRIFTER
08. YOU TALK TOO MUCH
09. BURNING HELL
10. BOTTLE UP AND GO

DISC.2:
01. THE WORLD TODAY
02. I GOT MY EYES ON YOU
03. WHISKEY AND WIMMEN'
04. JUST YOU AND ME
05. LET'S MAKE IT
06. PEAVINE
07. GOOGIE CHILLEN NO.2