廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★SONIC YOUTH 「SIMON WERNER A DISPARU」

2011年05月09日 | SONIC YOUTH
ソニック・ユース最新作は、なんと9年ぶりの映画サントラでしたっ!!

SYRシリーズからの第9作品目で、今回はCDとアナログ盤の両方が同時リリースされました。

フランス映画特有のオシャレな雰囲気のサントラで、もちろんSYサウンドもたっぷりと楽しむことができます。

映画自体は未見ですが、たぶんソニック・ユースを映画音楽に起用するという時点から、多かれ少なかれ現代版の不条理難解映画であることには間違いないでしょう、きっと(苦笑)

◎SONIC YOUTH 「SIMON WERNER A DISPARU」 (SYR 9)

01. THEME DE JEREMIE
02. ALICE ET SIMON
03. LES ANGES AU PIANO
04. CHEZ YVES (ALICE ET CLARA)
05. JEAN-BAPTISTE A LA FENETRE
06. THEME DE LAETITIA
07. ESCAPADES
08. LA CABANE AU ZODIAC
09. DANS LES BOIS / M.RABIER
10. JEAN-BAPTISTE ET LAETITIA
11. THEME DE SIMON
12. AU CAFE
13. THEME DE ALICE



★SONIC YOUTH 「the eternal」 sonic tooth box

2009年06月03日 | SONIC YOUTH
 
ニール・ヤングの巨大箱が届いたと思ったら、続いてソニック・ユースのTシャツ入り箱物まで届いてしまいました。いやー、重なる時は重なるもんなんですねえ、こういうのは(苦笑)

MサイズTシャツ入りのボックスセット、価格6980円(!)という限定商品を購入してしまいましたが、完売した後になって買わずに後悔するよりも、買って後悔した方がまだマシと判断して、即予約オーダーしてしまいました。注文を済ませた後は、実は発売日をすっかり忘れておりましたが(苦笑)

少々値段が高くても、同じボーナストラック2曲入りの国内通常盤仕様のものではなく今回、なぜこのTシャツ入りボックスセットを購入したのかといいますと、この箱物にしか付いてこないボーナスライブCDが、どうしても欲しかったからなんですね(苦笑)。オマケ欲しさについ手が出てしまったという次第で。我がマニアック病はいまだ完治していないようです、いやはや困ったもんだ(苦笑)


★Free Kitten 「Inherit」 ※J.マスシス(Dinosaur Jr.)参加!

2008年05月31日 | SONIC YOUTH
 
たまたま立ち寄った輸入盤店で見つけたのが、コレ。Free Kitten名義による実に11年ぶりのニューアルバムです。懐かしい!というか、え、まだこの面子で演ってたの?というのが正直な感想か(苦笑)。デジパック仕様、全11曲収録です。

サーストン・ムーアのレーベル「Ecstatic Peace!」からリリースされた今回のニューアルバムは、ソニック・ユースのキム・ゴードン、元プッシー・ガロアのジュリー・カフリッツ、ボアダムズのヨシミという女性アーティストだけで制作されました。唯一の男性メンバーであるマーク・イボルドは再結成準備中のペイヴメントのため不参加だが、代わりにダイナソーJr.のJ.マスシスが2曲でゲスト参加しています!!ううーん、素晴らしい。

アルバム冒頭から一聴した瞬間になぜか「デジャ・ヴ感」を覚えました。そう、このインディーズ風味たっぷりの味つけは、初期のソニック・ユースを彷彿とさせます。いやー、音楽まで懐かしくってこりゃ最高ですわ(苦笑)!!初心忘るべからずといいますか、原点回帰した傑作だと思います。予想していたよりもイイ内容です。これで米輸入盤税込価格1380円というのだから、タダみたいなもんです(笑)。インディーズ時代のソニック・ユースが好きな方は必聴盤ですよ!!オススメですね。


◎Free Kitten 『Inherit』 (Ecstatic Peace!)

01. Erected Girl
02. Surf's Up
03. Seasick
04. Free Kitten on the Mountain
05. Roughshod
06. Help Me
07. The Poet
08. Billboard
09. Bananas
10. Monster Eye
11. Sway


★THURSTON MOORE 「TREES OUTSIDE THE ACADEMY」

2007年10月17日 | SONIC YOUTH
 
久し振りに立ち寄ったCDショップ店頭で「ソニック・ユース」コーナーをブラブラ覗いておりましたら、サーストン・ムーアのソロ名義アルバムの新作が発売されておりました。どうやら9月にすでに発売になっていた模様ですが、今までまったく気が付かずにスルーしておりました(苦笑)。タワレコ輸入盤CDで税込価格1775円でした。

サーストンは過去にも様々なメンバーとのコラボレショーン活動を精力的に行なっておりましたので、これまでどのぐらいのレコーディングに参加して、アルバムを量産しているのか、正直なところ詳細は不明なのでありますが、今回のこのアルバムに関しては実質的なソロ名義作品のセカンドアルバムという位置づけらしいです。

さっそく自宅に帰って新作を聴いてみましたが、おお、これは妙に懐かしい感じのするアルバムに仕上がっているじゃありませんか!なんと説明したらいいのか微妙なところではありますが、はっきり云えるのはインディーズ時代の初期ソニック・ユースの音に先祖返りしているといいますか、あまり技巧に走らずノイズも控えめな、オーソドックスな昔のソニック・ユース・スタイルに戻って演奏しているような印象を受けました。やっぱり彼らの基本はココですよ、ココ!!

また、今回特筆すべきことは全12曲のうち4曲に、ダイナソーJr.のJマスシスがリード・ギターでゲスト参加している(!)という点でありましょうか。いやー、これには驚きました。それこそまだソニック・ユースもダイナソーJr.も、どちらもメジャーデビューする以前は、よくタッグを組んで共演していたインディーズ仲間ではありましたが、最近になっての共演というのは久しく耳にしておりませんでしたので、いやはや、驚きました。これもまた懐かしさを喚起する要因のひとつだったのではないかと思いますね。ちなみにJ参加曲は 「FROZEN GTR」 「THE SHAPE IS IN A TRANCE」 「WONDERFUL WITCHES + LANGUAGE MEANIES」 「TREES OUTSIDE THE ACADEMY」 の4曲です。

大人になったサーストン・ムーアとJマスシスの共演、当時のグランジ・ブームを知るものにとっては決して聴き逃すことができない夢の再共演ではないでしょうか。予想を裏切らない素晴らしいセッション音源が本作には収録されております。個人的には1stソロの 『サイキック・ハーツ』 よりもコチラの方が好きかもしれません!!オススメですよ。


◎THURSTON MOORE 『TREES OUTSIDE THE ACADEMY』 (Ecstatic Peace!)

01. FROZEN GTR
02. THE SHAPE IS IN A TRANCE
03. HONEST JAMES
04. SILVER>BLUE
05. FRI/END
06. AMERICAN COFFIN
07. WONDERFUL WITCHES + LANGUAGE MEANIES
08. OFF WORK
09. NEVER DAY
10. FREE NOISE AMONG FRIENDS
11. TREES OUTSIDE THE ACADEMY
12. THURSTON @13




★SONIC YOUTH 「SONIC YOUTH 1st」

2006年05月17日 | SONIC YOUTH
 
少し前になりますが、1982年にリリースされたソニック・ユースのデビュー・アルバムが遂に待望のリマスター化されCD再発されました。かなり長い期間、廃盤状態が続いていたアイテムでしたので、この日を長いこと待ち望んでいたファンの方も多いのではないでしょうか。かくいう僕はその廃盤となったミニアルバムCDを購入して所有しておりましたので、嬉しい半面、自分のもっているCDの希少価値が下がってしまうので少し悲しいような、なんともいえない複雑な気分で今回のリマスターCDを待っておりました。でも、音質も向上している上、貴重な初期のライヴ音源や未発表スタジオ・テイクなど8曲ものボーナス・トラックが追加収録されていることから、やはり今回のリマスター再発に関しては、拍手パチパチで大いに歓迎したいと思います。 HMV通販価格で税込1126円(※衝撃の破格プライス!)でした。

まだこの時期のソニック・ユースは、はっきりいって現在に通じる彼らの音楽性はまだ完成されておりません。なのでこの時期のソニック・ユースの音源を知らない人が聴いたら「ん?」と少し首をかしげてしまうかもしれませんが、ソニック・ユースの原点は明らかにこの作品にギッシリと詰まっております。敢えて例えるとするならば、磨きをかける前のダイヤモンド原石のようなアルバムだと思って聴いていただければ、チラチラとその音楽性が見え隠れしていることにきっと気がつくはずだと思います。まだバンドメンバーも違っています(⇒スティーブ・シェリー加入前)し、当たり前だといえば当たり前なんですけどね。ソニック・ユース前夜といった段階のアルバムです。

今回の再発リマスター化にあたっては豪華ブックレットのほか、前述したとおり初期のライブ音源7曲とスタジオ未発表バージョン1曲の計8曲が追加収録されております。下手なCD-Rブートレッグを買うぐらいでしたら、まずはこのオフィシャル盤を買って聴いてみることをオススメします。初期のソニック・ユースのブートレッグは当たりはずれが大きいので、基本的にはオフィシャルで発売されているものとファンクラブ会員向けに配布(市販?)されているオフィシャル・ブートレッグ物を集めればそれでOKだと思いますね。


◎SONIC YOUTH『SONIC YOUTH』(GEFFEN)

The Original Record (Released March 1982):
01. The Burning Spear
02. I Dreamed I Dreamed
03. She Is Not Alone
04. I Don't Want to Push It
05. The Good and the Bad

Early Live (September 18, 1981):
06. Hard Work
07. Where The Red Fern Grows
08. The Burning Spear
09. Cosmopolitan Girl
10. Loud and Soft
11. Destroyer
12. She Is Not Alone

Early Studio (October 1981):
13. Where the Red Fern Grows


★CICCONE YOUTH 「The Whitey Album」 リマスター盤

2006年03月20日 | SONIC YOUTH
 
ソニック・ユースの1stアルバムが遂に再CD化されたようですね、ボーナス・トラック入りで。僕もアマゾンに注文済みですが、輸入盤最安値のショップで買おうと思ったら、どうやらHMV通販の方がすでに商品入荷済みでしかも安い価格で販売されている模様でございます(涙)。アマゾンの方は入荷は来月頭だそうですので、まだ手元には届いておりません。キャンセルして注文し直せばいいんでしょうけど、ギフトポイントを使って割引予約注文していたので、面倒くさいからそのままにしてあります(苦笑)。

で、同時発売であるこちらCICCONE YOUTH名義のアルバム『The Whitey Album』だけ先に送られてきました。というか、こちらは最初からHMV通販の方で予約注文していたんですけど(笑)。税込価格1266円でした(安い!)。

このアルバムは、まあ何といいますか実験音楽アルバムのような性格でして、改めて聴き直してみましたけど、いまだによく判らないアルバムでありました(苦笑)。ソニック・ユース&当時周辺の音楽仲間たち(※ダイナソーJr.のJマスシスも参加しております!)で作ったインディーズ実験アルバムといったコンセプトで作られた作品なんでしょうが、芸術センスに乏しい僕の耳ではイマイチ理解不可能なアルバムであります。マドンナのカヴァー曲ぐらいしか、やっぱり記憶に残りません(笑)。


◎CICCONE YOUTH『The Whitey Album』(GEFFEN)

01. Needle Gun
02. (Silence)
03. G-Force
04. Platoon II
05. Macbeth
06. Me & Jill/Hendrix Cosby
07. Burnin' Up (Mike Watt orig. demo)
08. Hi! Everybody
09. Children Of Satan/Third Fig
10. Two Cool Rock Chicks Listening To Neu
11. Addicted To Love
12. Moby-Dik
13. March Of The Ciccone Robots
14. Making The Nature Scene
15. Tuff Titty Rap
16. Into The Groovey
17. Macbeth (alt. mix)


★RANALDO/GIFFONI/MOORE/CLINE 「FOUR GUITARS LIVE」

2006年03月14日 | SONIC YOUTH
 
先日、ディスクユニオンの新譜コーナーで見つけたライヴ盤です。アルバムタイトルからもお察しいただけるように、ギタリスト4人だけで演奏されたインスト・ライヴ・アルバムであります。41分50秒に渡って延々とノイズ・ギターが鳴り響くだけのアルバムでして、この手の音響アルバムが苦手な人には苦痛以外の何物でもないある種の踏み絵的な要素が強い一枚であります。しかも1曲のみの収録ですから、耳障りだからといって曲を飛ばして聴くこともできないという強者です(笑)。

僕は最初、本を読みながらBGMとして聴いておりましたが(この時点ですでに選択を間違っていますよね、笑)あまりにも読書に集中できず途中で諦めて本を読むことを放棄してしまいました(苦笑)当たり前ですよね。演奏の感じでは、現代に甦った『メタル・マシーン・ミュージック』とでも例えれば宜しいでしょうか(笑)まあ、あそこまではヒドくないとは思いますが。それにしても落ち着いて聴くことはまず不可能な感じの音楽ですので、これは聴いているだけでもかなり体力を消耗してしまいます。お好きな方にはまったく問題がないのでしょうが、この手の音楽に免疫がない方は心してお聴きになった方がよいと思います。老婆心ながら、ご忠告まで(ってそこまでして買って聴く奴はいないか~、やっぱり)。
ユニオン価格で輸入盤、税込価格2100円でした。


◎RANALDO/GIFFONI/MOORE/CLINE 『FOUR GUITARS LIVE』(INPORTANT, IMPREC080)

Four Guitars:Lee Ranaldo、Carlos Giffoni、Thurston Moore、Nels Cline

Live at Luxx, Brooklyn, 8/8/2001


★SONIC YOUTH 「Goo」 DELUXE Edition

2005年09月19日 | SONIC YOUTH
 
前々から発売が噂されていたソニック・ユースの名盤 『Goo』 のデラックスエディション盤が遂にリリースされました。現時点ではまだ輸入盤でしか手に入りませんが、そのうち対訳や日本語解説が付いた国内盤仕様のものも発売されるんじゃないでしょうか?僕は解説にプラス千円の付加価値はないと判断して(笑)輸入盤で購入しました。税込価格2790円でしたが、HMVのポイントカードがたまっていましたので、ほぼ無料交換に近い金額で入手できました!!

今回のこのデラックスエディション盤ですが、前回の 『Dirty』 の時に比べて、思っていたよりもレア音源の収録は少なかったです。ま、それだけ普段からレア音源を小出しにしている証拠なんだろうと思いますが(笑)。ただこうしてデモ音源やアウトテイク、シングルB面曲、リハーサル音源などがひとつにまとめられていると、後で探して聴く場合なんかにはたいへん便利ですよね。とくにソニック・ユースの場合、あちこちに散らばっている確率が非常に高いですから(笑)。

本編のオリジナル 『Goo』 も今回、キッチリとリマスターされていてまさに『グー!』な内容の発売でありました。この時期のソニック・ユースってインディーとメジャーシーンの間で、絶妙なバランスの上に成り立っていた時期でもありますんで、結構好きなんですよねえ。現在ほど、まだ音響実験音楽にものめり込んでおりませんでしたし(苦笑)。一家に一枚、必携アルバムです。皆さんのご自宅にも是非どうぞ!!


◎SONIC YOUTH 『Goo』 DELUXE Edition (GEFFEN, B0000845-02)

Disc.1:
THE ORIGINAl ALBUM (RELEASED 06/26/90)
01. Dirty Boots
02. Tunic (Song For Karen)
03. Mary-Christ
04. Kool Thing
05. Mote
06. My Friend Goo
07. Disappearer
08. Mildred Pierce
09. Cinderella's Big Score
10. Scooter + Jinx
11. Titanium Expose

OUT-TAKES, B-SIDES & REHEARSALS
12. Lee #2*
13. That's All I Know (Right Now)
14. The Bedroom
15. Dr. Benway's House
16. Tuff Boyz*


Disc.2:
8 TRACK DEMOS
01. Tunic
02. Number One (Disappearer)
03. Titanium Expose
04. Dirty Boots
05. Corky (Cinderella's Big Score)
06. My Friend Goo
07. Bookstore (Mote)
08. Animals (Mary-Christ)
09. DV2 (Kool Thing)
10. Blowjob (Mildred Pierce)
11. Lee #2

MORE GOO
12. I Know There's An Answer
13. Can Song*
14. Isaac*
15. Goo Interview Flexi*

* PREVIOUSLY UNRELEASED


★SONIC YOUTH 「Goo Demos」 SONIC DEATH 1301

2005年06月23日 | SONIC YOUTH
 
これ、ソニックユースの公式ブートレッグ盤の走りのような作品ですよね。たしかソニックユースのファンクラブ向けの限定アイテムだったと思います。小冊子とセットにされて販売されておりました。メジャーデビューアルバムである『Goo』のデモ音源を寄せ集めたCDで、購入した当時はかなり聴きまくった思い出深い作品でもあります。内容はともかくとして、当時はまだ公式ブートレッグというものが珍しい時代でしたので、現在以上に希少性の高かったアイテムだと思います。デジパック仕様でジャケット写真も秀逸ですね。まさに「COOL THING」な一枚でありました(笑)!!


◎SONIC YOUTH 『Goo DEMOS』 (SONIC DEATH 1301)

01. Tunic
02. Number One
03. Titanium Expose
04. Dirty Boots
05. Corky
06. My Friend Goo
07. Bookstore
08. Animals
09. Du 2
10. Blow Job?
11. Lee #2
12. Dirty Boots (single edit)

※Demos for Goo recorded @ Waterworks in NYC in November 1989. Bootlegs of these 8-track demos start surfacing in 1990, so SY decided to release their own version straight from their masters. Available from Sonic Death for $13.50. Thurston designed the artwork.


★SONIC YOUTH 「WALLS HAVE EARS」

2005年06月18日 | SONIC YOUTH
 
で、ついでですからこちらのライブ盤も取り上げておきましょう。音楽的同志並びに当ブログの常連さんでもあるTKさんのところでもご紹介されていた、ハロウィーンのパンプキンジャケで有名なソニック・ユースの 『WALLS HAVE EARS』 です。TKさんはオリジナルのシリアルナンバー入り2枚組アナログ盤で購入されたそうですが、僕はそれを完全コピーしたブートレッグCDで購入しました。ブートレッグといっても中身はオフィシャルのグレードそのまんまですし、僕が購入したのは今はなき六本木WAVEのインディーズコーナー内でありました。売場内ではオフィシャル盤と同格に扱われていましたもんね、堂々と(苦笑)。

1985年に3会場で行われたライブ音源を編集したもので、全16曲、トータルタイム75分31秒収録のライブ盤であります。音質はまあまあといいますか、現在の超高音質なブートレッグと比べると明らかに音質は落ちてしまうかもしれませんが、購入した当時のことを考えるととても貴重で、何度となく繰り返し聴いた愛聴盤の一枚であったことに間違いはありません。きちんとオフィシャル盤でリリースしてくれれば一番問題ないんですがねえ~、音響マニアのサーストン・ムーアさん、そろそろリマスター完全版として世に解禁してくれるというのではいかがでしょう、ダメかな(笑)?


◎SONIC YOUTH 『WALLS HAVE EARS』 (FACTORY PROJEKT, EWM-005)

01. Anouncement
02. Green Love
03. Brother James
04. Kill Your Idols
05. I love her all the time
06. Expressway to your skull
07. Spahn Ranch Dance
08. "Blood on Brighton Beach"
09. Burning Spear
10. Death Valley '69
11. Speed Jam
12. Ghost Bitch
13. World looks red
14. The Word
15. Brother Jam-z
16. Killed & Kicked off

※Live in London, ULU, 30.10.85 & Brighton Beach, 8.11.85 & Hammersmythe, The Palais de Dance, 28.4.85


★SONIC YOUTH 1st ALBUM (SST RECORDS)

2005年06月18日 | SONIC YOUTH
 
1982年に発表されたソニックユースの実質的な1stアルバムがコレですね。先日、ディスクユニオンの中古貴重盤コーナーに置かれていたのを見ましたら、いやはや現在では結構なプレミア価格が付いているんですね、このCD(笑)。僕はこのアルバムが初CD化された1987年に、たしか下北沢のレコファンで輸入シングルCD並みの値段で買ったという記憶が残っておりますが、時代が変わればCDのプレミア度も変わるんですねえ。たしかにその後、廃盤になって再発されてませんからね、欲しくても買えない状況が続いていた訳です。そういえば、先日ようやく再発されたダイナソーJrの1stアルバムだって、長いこと廃盤入手困難時代が続いておりましたもんね。

1stアルバムとは云え、内容的には5曲入りのミニアルバムでありまして、演奏自体をとってみても、まだバンドがキチンと機能してブレイクする前の試行錯誤期の作品に当たりますから、完成度という点からすると、まだまだ到達点からは遠いアルバムであったことには間違いはありませんね。だから再発されないのかもしれませんが(笑)。

しかし、どんなバンドにおいても成功するまでに通って来た道と云うのは必ずある訳でありまして、ファンになればなるほどその過程そのものにも興味をもって当然だと思います。急に今のレベルにまで到達した訳ではなく、いろいろな試行錯誤を経て、数々の失敗も経験し新たな挑戦にもトライして来た結果、現在に繋がっている訳です。インディーズ時代の記念碑的な作品として、僕の記憶の中にいつまでもとどめておきたい、そんなミニアルバムであります。

それにしてもジャケットに写っているキム・ゴードンの眼鏡スタイル、今ではまったく想像も出来ません(笑)。学生の頃はさぞや頭も良かったんだろうな~、お堅い才媛でね、きっと(苦笑)。


◎SONIC YOUTH 『SONIC YOUTH』 (SST RECORDS, SST CD 097)

01. THE BURNING SPEAR
02. I DREAMED I DREAM
03. SHE IS NOT ALONE
04. I DON'T WANT TO PUSH IT
05. THE GOOD AND THE BAD