廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★高柳昌行著 「汎音楽論集」 月曜社刊

2007年06月30日 | BOOK
 
2006年12月に発売された日本を代表するインプロヴィゼーション・ジャズ・ギタリスト、故高柳昌行さんの著書 『汎音楽論集』 (月曜社刊)です。本体価格3600円+税。真っ黒な表紙がなんとも印象的な一冊。

1950年代から死去する直前の1991年までに残した、同時代の音楽状況を破壊転覆させずにはいられなかった痛烈な批判意識に満ちた音楽論を年代順に集成。類をみないメッタ切りレコードレビューも必読!

目次
■評論・インタヴュー:Duty Dog の作曲について/ハーブ・エリスのソロはたいしたことない!!/強烈な自己批判を/新世紀音楽研究所を設立/アブストラクト・ジャズ研究発表会/コルトレーンを聴いて/ジャズ・ギターの可能性と今後の課題/ガボール・サボ/ふるわなかったローリンド・アルメイダ/ラヴィ・シャンカールの来日に想う/エレクトリック・ギター演奏による「二一世紀へのエチュード」/根付の国のジャズ ミュージシァンを中心に、再考か、転職か、音楽以前の問題へ一ディレッタントよりの提起/ラリー・コーイエルもロックをやればつまらんよ!!/’71内外ジャズ界を回顧する/フリー・フォーム組曲ライナー・ノーツ 音楽状況に対する、ひっかく程の批判と、ニュー・ディレクション・フォー・ジ・アーツの生成について/反論 九月号「問題作を試聴する」に対して/西条英介氏の「反論」への反論 音楽家が演奏以外にしゃべり、書くことは同義である。/’73ジャズ・ディスク大賞/エレクトロニクスは自然が内包するエネルギーなのだ/LENNIE TRISTANO  二〇年先を思索する音楽家/アート・アンサンブル・オブ・シカゴ/銀巴里の伝説化なんてつまらない/CHARLlE CHRlSTIAN はモダン・ジャズの原点であった……/狂体への憧憬/ステージが始まるまでトレーンは吹き続けていた/ジム・ホール/ジャズライフ創刊アンケート/善は滅びる……か?/ジャズ・ギターは、今のところジム・ホールで終っている/ADVISED FOR PICK GUITAR  ギター・メカニズムのためのプラスα、または音楽事象へのコラム/汚物抄 臭いものの蓋は引き剥がし、閉じた楽耳は開かねばならない/ジャズ・ノート、批判と断想 シリアスなインプロバイザーをめ指すギタリストヘ、多少のアドバイス/ジャンゴについて/輸入音楽を疑う時期がきたようだ/『ロンリー・ウーマン』をめぐって/パーカー= ビ・バップは越えられるか?/「音楽」との遠い距離/現代音楽とジャズ/アルバート・アイラーこそ、革新者だ。コルトレーンなんて歌謡曲なんだ。/ジャズ教則本あれこれ

■ディスク・レヴュー:チャーリー・ヘイドンの世界 リベレイション・ミュージック・オーケストラ/ブラックストーンの伝承 ウディ・ショウ/マイ・ゴールズ・ビヨンド ジョン・マクローリン/チャーリー・パーカー・メモリアル・コンサート/アラバマに星落ちて ビリー・ホリデイ/ライブ-イヴィル マイルス・デヴィス/ファースト・ライト フレディ・ハバード/フェニックス ガトー・バルビエリ/ウェザー・リポート・ライヴ・イン・卜ーキョー/ブラック・ユニティ ファラオ・サンダース/世界銀河 アリス・コルトレーン/レット・マイ・チルドレン・ヒア・ミュージック チャールス・ミンガス/クライシス(危機)  オーネット・コールマン/アイ・シング・ザ・ボディ・エレクトリック/アッティカ・ブルース アーチー・シェップ/サハラ マッコイ・タイナー/ネクスト・アルバム ソニー・ロリンズ/リヴィング・タイム ビル・エヴァンス~ジョージ・ラッセル・オーケストラ/フォー・アルト アンソニー・ブラックストン/エクスペクテーションズ キース・ジャレット/ジョン・コルトレーン・ライブ・イン・パリ セシル・テイラー/アクションズ ドン・チェリーとペンデレツキー/火の鳥 マハビシュヌ・オーケストラ/クリスタル・サイレンス ゲイリー・バートン~チック・コリア/ライブ・イン・パリ ウェス・モンゴメリー・ソリチュード/黙示録 マハビシュヌ・オーケストラ/ミンガス ジョニ・ミッチェル/アフリカン・マーケットプレイス ダラー・ブランド

■高柳昌行 主要ディスコグラフィ

■高柳昌行 年譜

■あとがき
 

★天野ミチヒロ著 「放送禁止映像大全」 三才ブックス刊

2007年06月29日 | BOOK
 
単行本で購入した天野ミチヒロ著 『放送禁止大全』 (三才ブックス刊)ですね。

放送禁止扱いになった封印作品(全263作品)を題材に取り上げ、なぜ放送禁止という憂き目になったのかが克明に解説されています。実に面白い一冊でした。

単行本の発売当時は放送禁止だった作品も、そのうち幾つかが現在ではDVDで発売されるなど、時代に合わせた封印作品の解禁化が進んでいるのも実際です。時代によって「何が良くて何が悪い」なんて「絶対的なものなど存在しない」ことがよくわかる、ある意味真理を衝いた一冊でもありました。必読オススメです!!

=目次=
[第1章]テレビドラマ/現代劇
●ザ・ガードマン東京警備指令
第39話 わたしは人殺しなの
●プレイガール
第231話 女は裸で一発勝負
●江戸川乱歩シリーズ 明智小五郎
第13話 一寸法師
第20話 恐怖の毒蜘蛛
●お荷物小荷物 カムイ編
第16話 シゴイてイジメてイビリます
●太陽にほえろ!
第19話 ライフルが叫ぶとき
第27話 殺し屋の詩
●ジキルとハイド
●追跡
第15話 汚れた天使
●悪魔のようなあいつ
●大都会 闘いの日々
第4話 協力者
●大都会 PART II
第27話 爆弾予告
第45話 白昼の市街戦
●特捜最前線
第399話 亜紀・戸籍のない女の証言!
●洟をたらした神
●裸の大将放浪記
第13話 ボクは富士山に登るので
●加山雄三のブラック・ジャック
第8話 血がとまらない
●あぶない刑事
第33話 生還
●悪魔のKISS
●金田一少年の事件簿
第1話 異人館村殺人事件
●ギフト
●西部警察2003

[第2章]テレビドラマ/時代劇
●めくらのお市
●必殺仕掛人
第4話 殺しの掟
第28話 地獄へ送れ狂った血
●子連れ狼
第2話 乞胸お雪
●唖侍 鬼一法眼
●おしどり右京捕物車
●新必殺仕置人
第2話 情愛無用
●翔べ!必殺うらごろし

[第3章]テレビドラマ/特撮
●ウルトラQ
第28話 あけてくれ!
●マグマ大使
第21話 細菌を追え!!
●ウルトラセブン
第12話 遊星より愛をこめて
●怪奇大作戦
第24話 狂鬼人間
●バンパイヤ
●スペクトルマン
第48話 ボビーよ、怪獣になるな!!
第49話 悲しき天才怪獣ノーマン
●シルバー仮面
第17話 シルバーめくら手裏剣
●タイム・トラベラー
●超人バロム1
●サンダーマスク
第19話 サンダーマスク発狂
第21話 死の灰でくたばれ!
●愛の戦士レインボーマン
第9話 タケシを狂わせろ
第10話 やつらを殺せ!
●突撃!ヒューマン!!
●アイアンキング
●恐怖劇場アンバランス
●ジャンボーグA
第26話 グロース第2号作戦 きちがい星とノンビリゴン
●キカイダー01
第34話 呪いの大時計 ビジンダー危機
●スパイダーマン
●超光戦士シャンゼリオン
第38話 皇帝の握ったもの
●ウルトラマンコスモス

[第4章]テレビアニメ
●オバケのQ太郎
●ジャングル大帝
第8話 きちが雲
●パーマン
第1話 パーマン誕生
●巨人の星
第10話 日本一の日雇人夫
●サイボーグ009
第15話 悲劇の獣人
●佐武と市捕物控
●妖怪人間ベム
第4話 せむし男の人魂
●どろろ
第25話 妖怪土坊主
●忍風カムイ外伝
第5話 五つ
第11話 下人
●タイガーマスク
第19話 試合開始2時間前
●男どアホウ!甲子園
●アニメンタリー決断
第26話 川上監督の決断
●アパッチ野球軍
●ジャングル黒べえ
●侍ジャイアンツ
●妖怪伝 猫目小僧
●キャンディ・キャンディ
●ドン・ドラキュラ
●ドテラマン
●クレヨンしんちゃん
第248話 オラはエンピツしんちゃんだゾ
第249話 テレビの口まねだゾ
●YAT安心!宇宙旅行
第25話 まぼろしのオヤジ!
●ポケットモンスター
第38話 でんのうせんしポリゴン
●吸血姫 美夕
第2話 次の駅で
●学校の階段
第3話 わたしきれい?口裂け女

[第5章]劇場用&ビデオ用映画
●戦ふ兵隊
●獣人雪男
●大怪獣バラン
●九十九本目の生娘
●殺人狂時代
●黒部の太陽
●橋のない川
●緯度0大作戦
●江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間
●混血児リカ
●夕映えに明日は消えた
●人間革命
●ノストラダムスの大予言
●怪猫トルコ風呂
●ウルフガイ 燃えろ狼男
●徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑
●女獄門帖 引き裂かれた尼僧
●壇の浦夜枕合戦記
●犬神の悪霊
●原子力戦争 : Lost Love
●ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団
●太陽を盗んだ男
●徳川一族の崩壊
●ガキ帝国 悪たれ戦争
●赤い帽子の女
●きつね
●スパルタの海
●スクラップ・ストーリー ある愛の物語
●mishima : a life in four chapters
●追悼のざわめき
●ギニーピッグ 悪魔の実験
●東方見聞録
●オールナイトロング
●ザザンボ
●RAMPO
●ブレイズ・オブ・ザ・サン
●コンクリート
 

★ROXVOX 「DYNAMIC DYEBOOTS」

2007年06月26日 | J ROCK MASTERPIECE
 
6月22日、エディ藩さん60歳の誕生日に同時発売された、もう一枚のアルバムがこちらのROXVOXの新作 『DYNAMIC DYEBOOTS (※邦題:ダイナミックだいぶつ)』 です。税込価格3000円でした。

本作はROXVOXのリーダー、中村裕介さんのレコードデビューから30周年を記念して制作されたアルバムでもあり、エディさんの還暦記念アルバム同様、メモリアルな作品としてリリースされました。但し、裕介さんのプロミュージシャンとしての音楽活動歴を調べてみると、どうやら35年になるそうですから、デビュー30周年記念アルバムと呼ぶには、実際、裕介さんのキャリアの方が偉大すぎますよね!!ま、こと音楽に関して云えば、活動期間が長けりゃいいってもんじゃないので、そんなことどっちでもいいですか(苦笑)。

タイトル曲の「ダイナミックだいぶつ」ですが、これは神奈川県民ならご存知のはず、「ダイクマ」CMで使われた曲のパロディですね。裕介さん曰く「自分の音楽キャリアの中で一番ヒットした曲」なんだとか(苦笑)。たしかにあまり音楽を聴かない人たちでもこの瞬間芸的な「♪ダ~イナミック、ダイクマ~っ!」というシャウト一発は聴いたことがあるはずです。同じようなタイプのCM曲に「♪富士サファリパーク!」っていうのもありましたが、こちらも負けず劣らずインパクトのある名曲ですよね(笑)。子供時分に繰り返し聴いたCM曲というのは、いつまで経っても耳から離れないもんです(苦笑)。

今回のアルバムでは、普段ライブハウスで演奏しているROXVOXの定番曲も数多く収録されており、これでいつでも聴きたい曲がすぐに聴ける環境になりました。3曲目に収録されている「イージー・ライダー」はザ・バンドの名曲「ザ・ウェイト」に日本語詞を書いて新しいタイトルを付けたもの。これがまたいい味出してるんだ。歌詞の中に登場しているエディさんのひと言には、思わず笑っちゃいましたけどね、いかにもエディさんが口にしそうなセリフだったので(苦笑)。

このほか、オーティス・レディングの「入江の犬じゃねェよ!」とか、キャロル・キングの「夕方フレンド(※うまいっ!山田クン、座布団一枚!)」、T・ボーン・ウォーカーの「嵐の月曜日」、それにエディさんの「目を閉じて」など、思わず聴き入ってしまうROXVOX十八番のカヴァー曲が目白押しで収録されていますので、いやーコイツはたまりません!!横浜市民の方には、森鴎外の詞にブルース調のアレンジをつけた「横浜市歌~ブルースバージョン」も聴き逃せない一曲だと思いますね。内容充実の全14曲入り、もうこれ以上お腹に入りきらないぐらい超ボリュームの満漢全席なアルバムでしたー!!拍手パチパチ、オススメの一枚です!!


◎ROXVOX 『DINAMIC DYEBOOTS』 (WATERCOLOR, WBC2007-31)

01. ダイナミックだいぶつ
02. みんなシアワセねこかぞく
03. イージー・ライダー
04. 入江の犬じゃねェよ!
05. あんたオーモノなんだろ?
06. カンケーないね!
07. 目を閉じて
08. 夕方フレンド
09. ダイナミックだいぶつ3
10. Don't Want You No More
11. 嵐の月曜日
12. いとしいひとよ
13. 横浜市歌~ブルースバージョン
14. オルガンの丘



※裕介さんの1975年のスナップ写真。こちらも先着特典(サイン入り)でもらいました。


★エディ藩 「60-40 Special」

2007年06月25日 | THE GOLDEN CUPS
6月22日に横浜BLITZで行なわれたエディ藩さんの「デビュー40周年記念コンサート」に行ってきましたー!

この日はエディさんの60歳の誕生日でもありましたので、別名「還暦祝いコンサート」でもありました。実際、この夜登場されたゲスト参加ミュージシャンのコメントを聞いていると、「祝!デビュー40周年」というよりも「エディさん、還暦おめでとう!」的な内容の祝福コメントが多かったと思いますので、事実上はエディさんのバースデーライブだったという方が正しいかもしれませんね(苦笑)。



これまでエディさんのバースデー・パーティーといいますと、横浜中華街にあるエディさんの実家「鴻昌」の2階で毎年行なわれていたのでしたが、ちょうど一年前に「鴻昌」が閉店してしまい、その会場がなくなってしまいましたので、まず今年は場所探しから始まったんだそうです。そんな時、エディさんが何気なく口にした「会場は横浜BLITZがいいな」というひと言が、なんと本当に実現してしまったんですね、これが(苦笑)。「瓢箪から駒」ではないですけど、こういう風にあまり後先も考えずに(失礼!)思いつきで出たひと言が単なる口約束だけでなく、実際に行なわれて、しかも大成功してしまった訳ですから、いやー横浜ロックシーンの結束は固く、実に奥が深いです。きっとエディさんを取り巻く周囲の皆さんの絶大なる協力体制があってのことだと思われますが、それもエディさんの人柄ゆえなんでしょうね。

この夜は、オープニングから驚かされました。なんといきなりメイン・ディッシュ級の豪華ゲストが登場!!エディさんの古くからの大親友である柳ジョージさんがステージ上に現れ、初期クラプトン由来のカヴァー曲である「HIDEAWAY」~「SUNSHINE OF YOUR LOVE」を演奏し、白熱のギターバトルを披露していただきました。オイオイ、最初っからこんなに飛ばしてしまってイイのかな、と思いましたが、これも今回、音楽プロデューサーを買って出てくれた中村裕介さんの粋な計らいだと僕は理解しましたね。これでこの日のライブの成功はほぼ決まったと思いましたから。身体も温まったところで、続くゲストは「鬼ころし」「AMI☆TAME☆CHOO」そして中村裕介さん率いる「ROXVOX」の面々が次々と入れ替わり立ち代り登場し、合間にエディさんを迎えてセッションする、といった演奏形態がとられました。実に見応え、聴き応えがありました!!どのミュージシャンもルーツ・ミュージックに根ざした、いわゆる「骨太のサウンド」を聴かせてくれましたので、いやーいつの時代も横浜発信の音楽は、やっぱり濃厚で味わい深いです(笑)。そうそう、ミッキー吉野さんの十八番「青い影」のカヴァーもバッチリ決めていただきました。サイコーでした!!

さらに、この夜は予定には入っていなかった井上尭之さん、マモル・マヌーさん、それに鮎川誠&シーナ夫妻(※シーナさんが着用していた全身に「fuck」と書かれたミニスカの衣装がいやー超強烈でした!!苦笑)が飛び入り参加してくれましたので、アンコールでの全員演奏は超大盛り上がりでなんだか物凄いことになってしまいましたね(笑)。でも、演奏している側も聴いている客席側も全員が笑顔でエディさんのバースデーライブを楽しんでいましたので、なんだかとっても気持ちが良かったですね。これは正直な感想です。

ライブの曲間のMCで、エディさんが語った感謝の言葉じゃないですけど、この夜のライブ会場は本当にエディさんを祝福する愛で満ち溢れておりましたね。ゲスト参加されたミュージシャンの方々は当然としても、こんなに温かい眼差しの観客ばかりのライブ会場というのは、僕も久し振りに体験しましたね(苦笑)。なんとも心地よい時間を共有させていただきました。今回は多少無理してライブ参戦しましたけど、やっぱり行って良かったです!!この日、横浜BLITZに集結していただいた皆さんに感謝、感謝ですね!!

で、前置きが長くなりましたが、このライブ当日、2枚のニューアルバムが同時発売となりました。ひとつはエディ藩さん名義のソロアルバム 『60-40 Special』 、もう一枚は中村裕介さん率いるROXVOX名義のアルバム 『DYNAMIC DYEBOOTS』 の2枚です。今回、こちらでご紹介するのが、エディさんの新作であります。60歳の還暦を迎えるとともに、デビュー40周年も迎えたエディさんの記念アルバムに位置づけられた本作は、レコーディングには中村裕介ROXVOXが全面協力。その中村裕介さんとのデュエットによる「So Sad」、20年来の約束を果たした関口敏朗さんとのデュエット「ふられた気持(最高!)」、今回一番驚かされた選曲であったモンキーズの名曲カヴァー「I'm a Believer」、ビートルズの「You've Got to Hide Your Love Away」もエディさんがカヴァーするというのは少々意外でしたね。またエディさん本人によるセルフカヴァーの「Close Your Eyes」「Back To China Town」など、スローナンバーにアレンジされた曲も聴き応え満点で、ううーむ、これまた脱帽させられました。一曲目冒頭のレコード針ノイズから最終曲まで、全曲捨て曲なしの渾身の力作でした!!いや、参りましたね。税込価格3000円ですので、皆さんも是非購入して聴いてみて下さい。これはオススメですよ!!



◎エディ藩 『60-40 Special』 (WATERCOLOR, WBC2007-32)

01. Lucky's Juke Box
02. So Sad
03. I'm a Believer
04. Close Your Eyes
05. ふられた気持
06. You've Got to Hide Your Love Away
07. Driving Cat
08. 60-40 Boogie
09. Back to China Town


※CD購入時に先着特典でもらったエディさんの幼少期の写真(サイン入り)です!
わお、なんともかわゆい!


★ETV特集 「疾走する帝王 マイルス・デイビス ~菊地成孔のジャズ講座~」

2007年06月24日 | MILES DAVIS
 
今晩午後10時からNHK教育テレビでETV特集 『疾走する帝王 マイルス・デイビス ~菊地成孔のジャズ講座~』 が放送されます。先月、同じくNHK教育で放送された『知るを楽しむ~私のこだわり人物伝 マイルス・デイビス(※25分間×全4回)』を再編集して一時間番組にしたものだと聞いておりますが、ETV特集版では前出の番組では放送されなかったライブ映像が流れるかもしれない、という事前情報も掴んでおりますので、念のため、こちらも要チェックです(苦笑)。

今、日曜の午後9時過ぎですから、あと40分ほどで放送時間ですね。前出の 『知るを楽しむ~私のこだわり人物伝』 も面白かったので、マイルス・ファンでまだこの番組を観られていない方は是非お見逃しなく!!東京大学でのジャズ講義を収録した名著 『東京大学のアルバート・アイラー』 ならぬ、動く菊地さんの音楽評論も聞けて一石二鳥のジャズ番組ですので、オススメですよー!!


★第48回 「宝塚記念(G1)」 阪神・芝2200

2007年06月24日 | JRA
 
今年上半期のG1戦線を締め括る第48回 『宝塚記念(G1)』 が雨の降りしきる中、阪神競馬場で行なわれました。今年の上半期は散々な戦果で、前回のダービーまで完敗状態。このままではJRA銀行に投資したまま、回収不可能になるのではないかと危惧しておりましたが、いやー本日ようやくその一部を回収することができました(苦笑)。

斤量差7キロのハンデということで、3歳牝馬で挑戦してきたウォッカが一番人気でしたが、僕は2回続けては来ないだろうと予想。今年の3歳牝馬が強いのは重々承知しておりますが、百戦錬磨の古馬相手にそう易々と連続してG1勝利を手中に収められるとは考えにくかったので、ウォッカについては連対どまり。本命は「人気がない時の武豊は恐い」のセオリーを守ってポップロック、対抗はやはり去年の宝塚記念を制したメイショウサムソンの2頭を軸に3連複で流し、保険としてワイド馬券でガッチリ押さえました(苦笑)。その結果、一着こそアドマイヤムーンでしたが、二着メイショウサムソン、三着ポップロックと3連複&ワイドのW的中で昨年以来、久し振りに辛勝しましたー!!この前はいつ当たったんだか覚えていないぐらい連敗街道をまっしぐらでしたから、今回は素直に嬉しかったですね。但し、給料日前ということもあり、馬券購入額は最低金額しかつぎ込んでおりませんでしたので、回収できた金額は推して知るべしです(涙)。配当金額そのものよりも、馬券を的中できたことに感謝感激です!!これでまた秋からはじまるG1レース後半戦に気持ちよく挑むことができそうです。とりあえず良かった良かった(笑)。


=レース結果=
1着 アドマイヤムーン (58岩田)牡4
2着 メイショウサムソン (58石橋守)牡4
3着 ポップロック (58武豊)牡6
4着 アドマイヤフジ (58福永)牡5
5着 ファストタテヤマ (58小牧)牡8

※第48回 「宝塚記念(G1)」


★DVD/ THE ROLLING STONES 「THE BIGGEST BANG」

2007年06月22日 | ROLLING STONES
 
おお、これまた超ド級の大型アイテムがリリースされますねえ(苦笑)。以前から発売が噂されていた 『ア・ビガー・バン・ツアー』 のライブDVD4枚組ボックスですね。2007年8月8日発売予定で税込価格9990円だとか。昨今の経済状況を反映して、国内盤DVDボックスでも「一万円札でオツリがくる(!)」というのが最大のポイントかもしれませんね(笑)。内容から考えると、ストーンズというビッグネームの新作アイテムにも関わらず、たしかにこれはかなりお買い得かもしれません!うんうん、こいつは楽しみです。要チェックっと!!

2005年8月にスタート、史上最高の興行収入を記録しながら現在も続く 『ア・ビガー・バン・ツアー』 から、2005~06年ツアーの模様を贅沢に収録した4枚組DVDボックス。音声はドルビー・デジタル 5.1chサラウンド&リニアPCM 2chステレオという豪華仕様です。(※収録時間:約420分/カラー/日本語字幕/解説付)


◎DVD/ THE ROLLING STONES 『THE BIGGEST BANG』 (UNIVERSAL)



【収録予定内容】
◆ディスク1:全体の4thレグとなる2度目の北米ツアーから、2006年10月22日のテキサス州オースティン、ジルカ-・パークでのステージを、ミニ・ドキュメンタリーと併せて収録。ストーンズ・ライヴの定番曲は勿論、ご当地ウェイロン・ジェニングスの「ボブ・ウィルス・イズ・スティル・ザ・キング」、キースが歌うバディ・ホリーの「ラーニング・ザ・ゲーム」といった貴重なカヴァー曲や、今ツアーにおける目玉曲の一つ「スウェイ」も披露。さらにイタリアはミラノでのリハーサルから「アイ・キャント・ビー・サティスファイド」(原曲はマディ・ウォーターズのカヴァーで、ストーンズ自身、アルバム『No.2』でカヴァー)もボーナス収録!

◆ディスク2:2006年2月18日ブラジルはリオ・デ・ジャネイロのコパカヴァーナ・ビーチに200万人ともいわれるオーディエンスを集めた音楽史上最大の歴史的なフリー・コンサートと、その壮大なドキュメンタリーを収録。代表曲のオンパレードに加え、レイ・チャールズのレアなカヴァー「ザ・ライト・タイム」もプレイ。

◆ディスク3:2006年の来日公演、ストーンズ史上初の記念すべき中国公演、スタジアム周りで暴動が起きるほどの熱狂を巻き起こしたアルゼンチン公演の模様を、それに伴うオフショットも交えて収録!さらにはゲストに招かれたボニー・レイット、エディ・ヴェダー(パール・ジャム)、デイヴ・マシューズ等とのフィーチャレットとパフォーマンスもフィーチャー!

◆ディスク4:スーパーボウルのハーフタイム・ショウに出演した際の模様を含むツアー全体の長尺ドキュメンタリーと、ボブ・マーリィー「ゲット・アップ、スタンド・アップ」、オーティス・レディング「ミスター・ピティフル」のカヴァー、そして各メンバーをフィーチャーしたスペシャル・フッテージも収録。


★アン・ルイス 「HEAVY MOON」

2007年06月21日 | Johnny, Louis & Char
 
いやー、長らく廃盤だったアン・ルイスの名盤 『HEAVY MOON』 がようやくCD再発されました。しかも、リマスター紙ジャケ化で税込価格2500円。これは売り切れる前に買っておきゃなきゃ損ですね(苦笑)!!

なぜ、この 『HEAVY MOON』 が名盤といわれるのか。そう、アン・ルイスのバックで演奏しているのが、ジョニー、ルイス&チャー(以下、JLC)だからですね。もう単純明快、これ以上の理由は不要ですね(苦笑)。ある意味、JLCの番外編的なアルバムだと位置づけてもいい作品だと思いますし、JLCファンであれば絶対に避けては通れないゲスト参加作品であるとも云えます。

どの曲も聴きどころ満載のアルバムなのですが、ちょっと毛色が変わったところでは、チャーの「Navy Blue」をカバーしている点が挙げられます。これ、意外とイイんですよね。アン姐さん、やっぱり唄は上手いです(当たり前か)。

ちなみに、なぜ本作のタイトルが 『HEAVY MOON』 になったか、皆さん、ご存知ですか? 僕がだいぶ以前に聞いた話ですと、アン・ルイスさんとJLCがスタジオに入っている時に、「アルバム・タイトルはどうしようか?」という話になったんだそうです。しかし、その場ではなかなか決まらず、最終的に「思いつきで決めたらイイよ」という結論に至ったそうです。
それで「思いつき」⇒「重い月」⇒「HEAVY MOON」ということなんだそうですけど、これって本当の話なんでしょうかね。まあ、話の中に親父ギャグ好きなJLCが加わっていたのであれば、考えられなくもないですけどね。いかにもチャー師匠が云い出しそうなセリフですし(苦笑)!!オススメの一枚ですよ。


◎アン・ルイス 『HEAVY MOON』 (Victor, VICL-62422)

01. Cinderella
02. Glass Cup Upside-down
03. Dot In My Heart
04. Sick In Bed
05. In Put←→out Put
06. Luv-ya
07. Feeling Blue
08. Psychedelic Tofu
09. I Have A Secret
10. Navy Blue
11. Luller
12. Heavy Moon


★ALLMAN BROTHERS BAND 「EAT A PEACH AGAIN」 2000GFRR

2007年06月20日 | ALLMAN BROTHERS BAND
 
先週、久し振りに西新宿界隈に顔を出してきました。6月9日の「ロックの日」に営業再開したBF店は、以前と変わらぬ姿でこれまで通り営業していましたね。とくに欲しいものがなかったので、今回は何も買わずに帰ってきてしまいましたが(苦笑)。そのうちお目当てのブツが近々入荷すると思いますので、その日まで営業再開後の初購入は我慢ガマンです(苦笑)。

この日は別の店舗が臨時セール期間中でしたので、普段はあまり目もくれない棚を物色してみきました。その中に、なにやら面白そうなアイテムを発見っ!!

2004年に演奏されたオールマン・ブラザーズ・バンドのライブ音源なのですが、何とコレ、不朽の名盤 『EAT A PEACH』 を全曲、オリジナル収録された曲順通りに、米国のXMラジオ局のスタジオで再現演奏し、放送された時の音源だと書かれておりました!!おお、なんとそんな興味深いことにチャレンジしていたんですなあ~、今まで全然気がつかないでおりました(苦笑)これは不覚でした。

本作ではメンバー同士のチャットを含め、最高の音質で番組を丸ごと完全収録されております。名手ウォーレン・へインズ、そして若き天才デレク・トラックスを擁する現オールマン・ブラザーズ・バンドが、どのように名作 『EAT A PEACH』 を再現したのか?興味が尽きることはありません。即買い決定です!!

で、自宅に帰ってさっそく再生してみましたが、いやーたしかにコレは音質最高でした!!放送されたラジオ番組をそのまま鮮度が落ちないように瞬間冷凍したような感じですね。リリースされた当時と演奏しているメンバーが違うと云えどもセルフカヴァーする形で過去の名盤を再現する、という面白い企画。音質も最高でしたが、収録されていた演奏内容も完璧でこれ以上ない出来だったと思います。あの長尺演奏の「MOUNTAIN JAM」までしっかりと再現されていましたから、これはもう驚きです!!

しかし、こうして久し振りに 『EAT A PEACH』 の楽曲を聴き直してみましたが、改めて名曲揃いのアルバムだったんだなって再認識しましたね。当時は故デュアン・オールマンの死後、なんとなくどさぐさに紛れて発表されたような感じになってしまっていた作品でしたが、各曲そのもののクオリティは相当に高く、オールマンズを代表する名盤だと断言しても構わないですね。つくづく故デュアン・オールマンの存在感の大きさを改めて痛感した反面、これを見事に再現しきったデレク・オールマンの技量たるや、やっぱり常人ではない、ということも実感しました。オールマンズ結成以来、最高のギタリストが加入したと賛辞しても、あながち嘘ではないでしょう。

今年の秋に早くも来日公演が決まりましたが、デレク・ファンであれば、絶対に聴いてみたい音源でしょうね。これはオススメですよー!!


◎ALLMAN BROTHERS BAND 『EAT A PEACH AGAIN』 (2000GFRR 359)

01. XM Intro
02. Ain't Wastin' Time No More
03. Les Brers Chat w/Butch and Gregg
04. Les Brers In A Minor
05. Melissa Chat w/Gregg and Butch
06. Melissa
07. Mountain Jam Chat with Butch
08. Mountain Jam
09. XM Plug
10. Naming the Album Chat with Butch and Gregg
11. One Way Out
12. Trouble No More
13. Stand Back
14. Blue Sky chat with Gregg
15. Blue Sky
16. Duane and EAT A PEACH Chat with Gregg and Butch
17. Little Martha
18. XM Outro

※LIVE AT XM PERFORMANCE THEATER, WASHINGTON, DC. SEPTEMBER 28, 2004

SOUNDBOARD RECORDING




★Lou Reed の名(迷)盤 「Metal Machine Music」 が現代に甦る!

2007年06月19日 | LOU REED
 
以前から噂されていたルー・リードの稀代の名(迷)盤 『Metal Machine Music』 の再現ライブが遂に今秋、オフィシャル発売が決定されたそうです!!しかも、今回のリリースは「CD+DVD」という誰も予想もしていなかった超豪華フォーマットになるんだとか。これは笑えます。ルー・リードのファンであれば、四の五の云わずに黙って即買いアイテムですね、こりゃあ(苦笑)。

1975年にリリースされた問題作 『Metal Machine Music』 をドイツのインプロ系アヴァンギャルド・オーケストラ、Zeitkratzer(※ツァイクラツァーと発音するそうです、苦笑)とルー・リードが共演した夢のコラボレーション。一体どんな再現ライブになったのか、実際に自分の目で観、耳で聴いてみる以外、表現のしようがないと思われますが、ううーむ、どうなんでしょう(※プリティ長嶋風)。

敢えてこの作品を取り上げたぐらいですから、演奏クオリティとしてはたしかに鑑賞に値するのかもしれませんが、それでも相当に苦痛を伴う再現ライブになっていないかどうか、スタジオ作品 『Metal Machine Music』 を知っているだけに正直なところ、かなり不安ではありますよね。

ヴォーカルもメロディも一切なく、ただ延々と全編を通してギターのフィードバック・ノイズが収録された内容は、好意的なルー・リードのファンからも前衛的すぎると総スカンを食ってしまった作品として有名です。ただ実際には、ルー・リードが当時の所属レーベルRCAへの抗議の意味で制作したアルバムなので、そういう意味では「もっとも」な完成度だったのかもしれませんが(笑)。

超難解な内容から、これまでライブでの再現は不可能だと思われてきましたが、独ベルリンの11人編成アヴァンギャルド・オーケストラ=Zeitkratzerが、新たにアコースティック・スコアを書き上げ、2002年にはルー・リード本人も共演参加し、ベルリン・オペラ・ハウスにて奇跡のパフォーマンスが敢行されました。今回リリースされる作品はその時のライヴ・パフォーマンスが収録される模様です。そういえば一時期、ブートレッグで出回った2002年3月20日のヴェニス公演とは会場名が違いますので、どうやらこれは別の日に行なわれたライブ音源のようですね。とりあえず、楽しみです(苦笑)!!




◎ZEITKRATZER (FEAT. LOU REED) 『METAL MACHINE MUSIC』 (Release Date: September 4, 2007)

DISC.1:
track 1 - 16:28
track 2 - 16:28
track 3 - 17:47

DISC.2: DVD(内容未定)

※Recorded live at Maerzmusik, Haus der Berliner Festspiele, March 17, 2002



※コレが1975年に発表されたオリジナル 『Metal Machine Music』 です。今聴いてもシビれます。


★Zi:LiE-YA(ジライヤ) 「ろくでなし稼業」

2007年06月18日 | J ROCK MASTERPIECE
 
柴山“菊”俊之率いるZi:LiE-YAの4thアルバム、最新作 『ろくでなし稼業』 が、2007年6月9日(ロックの日!)にリリースされました。奇しくもこの日は、柴山が還暦を迎える60歳の誕生日!!スゴイですよね、60歳の誕生日記念に発売されるアルバムが、この 『ろくでなし稼業』 なのですから、いやーこの方は正真正銘、根っからのロケンローラー(ex.内田裕也)だと確信しました(苦笑)。素晴らしい。柴山の超個性的な歌詞は、さらに艶かしく、妖しく、これまでのキャリアの総括とも捉えられる作品として、完成しました!!

さらに本作のジャケットですが、ひと目見た瞬間にあのサンハウスのセカンド・アルバム 『仁輪加』(1976年)を誰もが思い出すはずです。それもそのはず、本作のジャケットは 『仁輪加』 のオリジナル・カバーを描いた博多在住の画家、原田健治氏によるもので、当時は処々の事情によりやむなく原画の一部のみ採用されたという曰くつきのイラストでした。最近、久し振りにこのオリジナル原画を見た柴山はいたく感動し、このまま埋もれさせる訳にはいかないと最新作のジャケットに再度用いようと決心したといいます。これに心を動かされた原田氏はさらに本作 『ろくでなし稼業』 のためにオリジナル・デザインを新たに再作成し着色、ここに2007年ヴァージョンの作品として甦らせた、という経緯があったそうです。まったく古さを感じさせない、しかしながら妙に懐かしいジャケット・デザインになったのはそのためだったんですね。なるほど。

肝心の気になる収録内容ですが、これがまた「老いて益々盛ん(笑)」といった感じの素晴らしい出来で、オリジナル曲のほか、サンハウス時代の名曲「ミルク飲み人形」のセルフ・カヴァーや、柴山俊之が日本語で意訳したイギー・ポップ「探して壊せ」、ピーター・グリーン「Oh Well...黒蛇の叫び」の洋楽カヴァーが収録されております。かなり完成度が高く、それぞれの曲のライブ・バージョンが聴いてみたい、観てみたいと素直に思えましたね。3曲目の「夕焼け空」なんて曲は、まるでセックスピストルズみたいな曲調で思わず笑ってしまいましたし(※このリフは完全にパクリですね、苦笑)。

今回、僕が購入した方法は店頭販売でもHMV通販でもなく、発売元であるインディーズ・レーベルのキャプテン・トリップ・レコードから直接、通販で購入致しました。なぜ限定特典などが付く店頭販売ではなく、メーカーから直接購入したのかといいますと、これには実は深い訳があったんですよねえ(苦笑)。

タワレコやユニオンなどで購入しても、かなり大量なお宝アイテムが限定特典として配布されたと聞いておりますが、メーカー直ですとさらに濃厚な限定アイテムがもらえたのです!!しかも、消費税&送料サービスときたもんですから、こりゃもう迷わず直接購入が正解でしょう(苦笑)。よって、僕は2800円ポッキリで購入することが出来ました(※但し、クレジットカード決済)。これから購入しようと思っている方はキャプテン・トリップから直接オーダーするのがオススメですよ!!


◎Zi:LiE-YA(ジライヤ) 『ろくでなし稼業』 (CAPTAIN TRIP, CTCD-586)

01. Psychedelic Lollipop
02. Little Sweet Dynamite
03. 夕焼け空
04. Help Me
05. 宿命の女
06. ミルクのみ人形
07. Oh Well. . . 黒蛇の叫び
08. 深海魚
09. 欲望
10. Sweet Violence
11. 探して壊わせ
12. ろくでなし稼業



Zi:LiE-YA are:
<左から>
内藤幸也: Guitar
寺岡信芳: Bass
大島治彦: Drums
山下竜也: Guitar
柴山“菊”俊之: Vocal




※さて、気になる特典なのですが、目玉は購入者先着順でもらえる初回二大特典でした。

【その1】 Zi:LiE-YA 秘蔵LIVE DVD-R



01. Zi:LiE-YA (2006.12.1、福岡Be-1)
02. スーツケースブルース (2007. 3. 24、下北沢club251)
03. Oh Well...黒蛇の叫び (2006.11.19、島根・出雲APOLLO)
04. 惡名ロック (2007.2.24、下北沢club251)
05. 夜は恋人 (2006.11.18、岡山・津山K2)

以上、全5曲入りの未発表ライブ映像集です。これが実はクセ者でした。タワレコやユニオンで配布された限定特典DVD-Rも同内容なのですが、収録された曲数が違うんですよね(苦笑)。今回用意された秘蔵ライブ映像全5曲が収録されたアイテムはメーカー直接通販またはライブ会場内の販売でしか手に入らないという仕掛けが施されていたのです。これを聞いて「アチャー」と思われた方も大勢いらっしゃると思います。僕も旧作の時に同様の痛い経験をしておりましたので、今回はその教訓を活かすことができました(苦笑)。


【その2】 非売品スペシャルCD(※タワレコ・オリジナル特典!)
柴山“菊”俊之アンソロジーCD 『6960 NO PROBLEM 2007』 (CTCD-591)



01. Rollin' Stone from SONHOUSE (1971.10.20、Young Killer)
02. すけこまし from SONHOUSE (1974.3.31、Power House)
03. Neon Tetra Dance from Sentimental Fool (1987.12.10、インク・スティック芝浦)
04. 黒い地球儀 from Ruby (1996.7.2、福岡クロッシングホール)
05. 最後の勝負は勝目なし from Blues Lion (1998.2.15、Power Station)
06. BOBO三昧 春歌 from ねぶるブラザース (2006.6.9、下北沢Club251)
07. Natural Born Boogie from Zi:LiE-YA (2005. 8.7、仙台MACANA)
08. 500マイル from 菊花賞 (2005.4.29、名古屋TOKUZO)



コレは実に濃いです(苦笑)。菊さんのキャリアを網羅した全8曲の未発表ライブ音源を収録したプレスCDで、きちんと印刷されたジャケット付き。キャラメル包装されたCDケースに収納されての特典配布でした。ジャケット内にも「タワーレコード」のマークが入っていることからも、これがタワレコ・オリジナル特典として制作されたものであることが判りますが、ところがドッコイ、メーカーからの直接購入ですとこの特典まで貰えちゃったんですねえ(苦笑)。しかも、送られてきた商品の中には特典アイテムのほかに、タワレコで無料配布された小冊子まで付いてきました。いやー痒いところに手が届く特典提供とは、まさにこのことでしょう。インディーズ・レーベルながら、このキャプテン・トリップ、侮ることなかれです!!



コチラが「柴山“菊”俊之 還暦記念読本」として、タワレコで配布されたフリーペーパーです。柴山俊之バイオグラフィ&ディスコグラフィはもとより、菊さんご本人からのメッセージ、音楽関係者合計64名からの「還暦お祝い」コメントなどが掲載されており、これも必読ですね!!


★THE TRAVELING WILBURYS COLLECTION (2CDS+1DVD)

2007年06月17日 | MUSIC
 
我が家にも届きました、TRAVELING WILBURYSの再発コレクションBOX!!2CDS+1DVDの3枚組で、ボックスは布貼りの特製仕様。HMV通販では早々と完売マークが表示されたデラックス・エディション輸入盤(※リミテッド・ナンバリング入り)です。“輸入盤CD3点買うと25%オフ” キャンペーンを上手く利用して税込価格4953円+Wポイントで購入しました。

いやー、それにしても時間がかかったリマスター化再発でした。一時期、少々怪しい輸入盤で再発されたこともありましたが、オリジナル盤が発売されてから製造中止⇒廃盤となって相当な時間が経過しましたからね。ま、もともとメンバー自体がバレバレの偽名を使っての覆面参加バンドでありましたから、当初の契約期間が切れた後は権利云々で再発されるのは非常に難しいであろうとは予想しておりましたが、本当に時間がかかりましたよね(苦笑)。でも、物によっては未来永劫再発不可能っていうアイテムだって存在するこのご時世ですから、無事にリイシュー化されただけでも拍手喝采です。オマケにボーナストラック&映像まで収録された豪華版でのリリースですから、文句のつけようはありませんって!!

メンバーの逝去により、幻となってしまった 『VOLUME 2』 制作時の発掘音源は、今回もやはり日の目を見ることがありませんでしたが、これはまあ仕方がないでしょうね。3枚組ボックスセットのディスク1 『VOLUME 1』 とディスク3 『VOLUME 3』 の間に挟まれる形で、ディスク2に配された(ナイス・センス!)DVDですが、24分間に渡るドキュメンタリー映像と、さらに5曲分のビデオ・クリップが収録された垂涎のアイテムで、今回のリマスター化再発の最大の目玉がこのDVD映像だと云っても過言ではないでしょう。輸入盤DVDですが、オール・リージョン対応なので、国産DVDプレイヤーでも問題なく再生可能です。

とりあえず本作は一家に一枚じゃなくって一箱、揃えておきたいボックスセットですよね。通常盤仕様のものは当面の間、売り切れる心配はないと思いますが、限定盤仕様のものは早めに購入しておいた方がイイですね。今週末であれば、まだ大型CDショップ店頭に行けば、こちらのデラックス・エディションもたぶん入手可能だと思われますので、善は急げですっ!!内容に関しては文句なし「五つ星★★★★★」なので、激オススメですよ~。





◎ 『THE TRAVELING WILBURYS COLLECTION (2CDS+1DVD)』 (RHINO, R2-167868)

DISC.1:
『TRAVELING WILBURYS VOLUME 1』
01. HANDLE WITH CARE
02. DIRTY WORLD
03. RATTLED
04. LAST NIGHT
05. NOT ALONE ANY MORE
06. CONGRATULATIONS
07. HEADING FOR THE LIGHT
08. MARGARITA
09. TWEETER AND MONKEY MAN
10. END OF THE LINE

=BONUS TRACKS=
11. MAXINE
12. LIKE A SHIP


DISC.2:
『TRAVELING WILBURYS DVD』
01. THE TRUE HISTORY OF THE TRAVELING WILBURYS
02. HANDLE WITH CARE
03. END OF THE LINE
04. SHE'S MY BABY
05. INSIDE OUT
06. WILBURY TWIST

DISC.3:
『TRAVELING WILBURYS VOLUME 3』
01. SHE'S MY BABY
02. INSIDE OUT
03. IF YOU BELONGED TO ME
04. THE DEVIL'S BEEN BUSY
05. DEADLY SINS
06. POOR HOUSE
07. WHERE WERE YOU LAST NIGHT?
08. COOL DRY PLACE
09. NEW BLUE MOON
10. YOU TOOK MY BREATH AWAY
11. WILBURY TWIST

=BONUS TRACKS=
12. NOBODY'S CHILD
13. RUNAWAY



※こちらは箱裏。貴重な写真が満載された付属の豪華ブックレット(40ページ)も必見ですよっ!!



※ネットで先行配信されたシングル「Handle with Care」(2007リマスター・バージョン)です。





★藤井 裕 「フジーユー」

2007年06月16日 | Johnny, Louis & Char
 
大阪出身のベテランベーシスト、藤井裕氏の初ソロ・アルバム 『フジーユー』 が、ようやく完成しましたー!!盟友・忌野清志郎氏の全面バックアップ(ex.プロデュース・レコーディングエンジニア・ヴォーカル・コーラス・ドラム、etc)を受け、さらに藤井裕の音楽人脈をうかがい知ることができる豪華ゲスト陣(Char師匠、石田長生、有山じゅんじ、トータス松本ほか、敬称略)の数々が参加。税込価格2500円でした。それにしても、このイカつい顔したモノクロ・ジャケのセンスが、いやーなんとも云えませんね(苦笑)!!

各収録曲の感想ですが、一聴した感じでは「奥田民夫風の曲」という印象を受けました。本作では奥田民夫氏はまったく関わっていないんですけどね(苦笑)。ハッキリ云って、楽曲のクオリティはそんなに高くないですし、藤井裕氏が唄うまったくやる気の感じられない(失礼!笑)脱力ヴォーカルには、聴いているコチラまで全身の力が抜けてきてしまいますが、聴いているうちにだんだんと心地よくなってきてしまうのが、実に不思議です。平日はがむしゃらに仕事をガンバっているお父さん方には、こういう無気力感に満ちたユルい演奏というのは、週休二日制のホリデーには最適なBGMなのかもしれませんね(苦笑)。

ちなみに僕が購入した最大の動機は、もちろんChar師匠がゲスト参加しているから。本作では4曲目「眠れない」と7曲目「リミッター」の2曲にギターで参加しております。どちらもCharさんの個性全開な演奏が聴けてゴキゲンです!!BAHOの相方である石ヤンも、残念ながらCharとの共演はありませんでしたが、3曲で参加してますよ。オススメです!!

そういえば、本作全面参加のキヨシロー氏ですが、レコーディングが病み上がり時期とも重なってしたため、ちょうどよいリハビリ治療になった(苦笑)と喜んでいたそうです。これもフジーユー氏のおかげですね。


◎藤井 裕 『フジーユー』 (JIYU RECORDS, JIYU-001)

01. 笑顔
02. Be Alright くちゃくちゃ
03. 君を描く
04. 眠れない
05. フジーユ-
06. 引きこもり
07. リミッター
08. ウロコ
09. ホームレス
10. 心の中のカード
11. フジマサ(ソウルフード)



※CD帯裏には病み上がり後の短髪キヨシロー氏のご近影も見ることができますよー!!
元気になられて本当に良かったです。


★HMV GOLD MEMBER’S CARD

2007年06月13日 | MUSIC
 
今日、HMVで新しくなったポイントカードに切り替え交換してもらって来ました。今回のポイントカードは店頭だけでなく、ネット通販でのポイントも一括管理できる(!)というスグレもの。店頭では毎週水曜日Wポイントデーにしか、いつの間にか購入しなくなりましたが、この新しいポイントカードであれば、ネット通販での購入分も共通のポイント数として計算されるので、今まで以上に利用頻度が上がる可能性大ですね。この新システムの最大の売りはそこでしょう!!

で、さっそく交換してもらったメンバーズ・カードを自宅に戻って、パソコンからオンライン登録手続きを済ませました。これで仮カードから正式に会員登録完了です。そこで念のため、現在のポイント数を確認してみると、オイオイ、スペシャル・キャンペーンとして「10ポイント」プレゼントされておりました(苦笑)。なんかこういうのってうれしいですよね。予期していなかった贈り物みたいな感じで。こうして、イイ気分にさせられて、またまた気がつけばHMVで無駄遣いさせられてしまってるんでしょうね、きっと(爆)!!

新システム導入の最初からゴールドメンバーズ・カードで始められるっていうのも、なんだか選民意識をくすぐられて、チョットうれしいですよね。正式に会員登録した日から30日間は、毎日Wポイントデー扱いされるそうですから、こりゃ久々に店頭に足を運ぶ機会が増えそうな予感もしております。むははは。(←完全に馬鹿です、苦笑)


★ 6・17 ウォーレン・クロマティ vs タイガー・ジェット・シン、遂に実現!!

2007年06月12日 | DAY BY DAY
 
6月17日(日)に、さいたまスーパーアリーナで開催される 『KYORAKU presents ハッスル・エイド2007』 の対戦カードが正式に発表されましたー!!前々から噂されていた元巨人軍「ウォーレン・クロマティ」とインドの狂虎「タイガー・ジェット・シン」が、シングルではなくタッグ戦ですけど、遂に実現しましたね(苦笑)。

どうせまともな試合なんか観られないんだろうから、プロレス自体にはまったく興味はないんですが、それにしてもこの二人の強烈な個性には頭が下がりますね。

どちらも何年か振りで久々に観たはずなのですが、この強烈な個性の前ではそんなことまったく関係なかったですね(苦笑)。両者とも相変わらずのパフォーマー振りを発揮してくれて、まあ、元気な姿が見られただけでも今回のこのマッチメイクは成功だったのかな、なんて思ってます。



※6月12日(火)都内の某ホテルで行なわれたタイガー・ジェット・シン選手の記者会見発表。



※同じく時間をずらして行なわれたウォーレン・クロマティ選手の記者会見でしたが・・・・



※そこへ突如、乱入してきたタイガー・ジェット・シン!!会場内は一触即発状態に!!



※で、最後はお馴染みの「決めのポーズ」で締め括ってくれました。さすが役者ですね(苦笑)