廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★JEFF BECK & ERIC CLAPTON 「Exhaust Note - film」

2008年11月30日 | JEFF BECK
 
無事オフィシャル・リリースもされたジェフ・ベックのロニー・スコッツ・ジャズ・クラブでのライブ演奏ですが、今度はMVレーベルから先日、イギリスのBBCでオンエアー放送され、世界中で話題になったテレビ映像がプレスDVD化されました!!すでに多くのレーベルから同内容のDVDR商品が出回っていますが、ココはやはりプレスDVDで持っていたいというのが人情でしょう(苦笑)。

同内容をCD化したプレスCDとの2枚組で税込価格3600円でした。なお、こちらのCDには、2004年のクロスロード・ギター・フェスでベックとクラプトンが共演した際の「Cause We've Ended As Lovers」3バージョンが追加収録されております。あくまでも蛇足ですが、これも気の利いたオマケですね。

ちなみに本アイテムのタイトルは、『Exhaust Note - film』 と題されておりますが、あくまでもCDがメインだそうで、映像の方はなぜかボーナスDVD扱いされております。内容的にはCDの方がボーナスディスク扱いで、DVDがメインのような気がしますが、まあ細かいことは抜きにして楽しみましょう。放送された映像が元になっていますので、CD&DVDともに内容最高です!!オススメですよ。


◎JEFF BECK AND ERIC CLAPTON 『Exhaust Note - film』 (MID VALLEY 486)
CD:
JEFF BECK ← guest ERIC CLAPTON
A week at Ronnie's with special friends
01. INTRODUCTION
02. BREATH ETERNAL
03. STRATUS
04. BEHAIND THE VEIL
05. NADIA
06. SPACE BOOGIE
07. ANGEL FOOTSTEPS
08. PEOPLE GET READY (with JOSS STONE)
09. GOODBYE PORK PIE HAT / BRUSH WITH THE BLUES
10. BLANKET (with IMOGAN HEAP)
11. A DAY IN THE LIFE
12. BAND INTRODUCTION
13. YOU NEED YOUR LOVE (with ERIC CLAPTON)
14. WHERE WERE YOU
15. ENDING

ERIC CLAPTON ← guest JEFF BECK
CROSSROADS GUITAR FESTIVAL 2004
16. CAUSE WE'VE ENDED AS LOVERS (BROADCAST SOURCE)
17. CAUSE WE'VE ENDED AS LOVERS (SOUNDTRACK SOURCE:with EC's interview)
18. CAUSE WE'VE ENDED AS LOVERS (SOUNDTRACK SOURCE:EDIT VERSION)

DVD:
01. INTRODUCTION
02. BREATH ETERNAL
03. STRATUS
04. BEHAIND THE VEIL
05. NADIA
06. SPACE BOOGIE
07. ANGEL FOOTSTEPS
08. PEOPLE GET READY (with JOSS STONE)
09. GOODBYE PORK PIE HAT / BRUSH WITH THE BLUES
10. BLANKET (with IMOGAN HEAP)
11. A DAY IN THE LIFE
12. YOU NEED YOUR LOVE (with ERIC CLAPTON)
13. WHERE WERE YOU




★第28回 「ジャパンカップ(G1)」 東京・芝2400

2008年11月30日 | JRA
 
今年の「ジャパンカップ(G1)」は、「3世代ダービー馬対決!」だとか「メイショウサムソン×石橋守騎手、525日ぶりのコンビ復活」だとか、なにかと話題の多い重賞レースでしたが、フタを開けてみれば、誰も予想していなかった日本馬の「スクリーンヒーロー」があっさりと優勝をかっさらっていきました(苦笑)

遅咲きだったこの馬の実力がようやく開花したというのが最大の要因なのだと思いますが、しかしながら今回はやはりミルコ・デムーロ騎手の実力勝ちといった印象を強く受けました。ウォッカも健闘しましたが、惜しくも3着。現在、落馬の怪我で休場している武豊が騎乗していたら・・・、と考えるといや残念でなりません(でも仮に出場していたとしてもウォッカではなくメイショウサムソンに乗っていた可能性が高いですよね)。

しかしながら、3歳馬のディープスカイが2着、同じく3歳馬のオウケンブルースリが5着だったことを考えると、今年の3歳馬はやはりレベルが高かったのだと改めて証明されたと思います。メイショウサムソンの6着、アサクサキングスの8着はやや不甲斐ない気もしますが、それだけ実力が伯仲していたレースだったのでしょう。

いずれにしても外国馬は最初からノーマーク全切りで予想していましたので、これだけは完全に当ってましたね(苦笑)。海外で活躍していてもやはりそれなりの実力馬が来なければ、今の日本の重賞レースでは外国馬もそうそう簡単には勝てないということなのでしょう。次週の「ジャパンカップダート」でも同じ傾向が続くのかどうかが勝負の分かれ目ですね。今週はワイド馬券のみ的中で結果チャラでした(苦笑)


=レース結果=
1着 スクリーンヒーロー (57デムーロ) 牡4
2着 ディープスカイ (55四位) 牡3
3着 ウォッカ (55岩田) 牝4
4着 マツリダゴッホ (57蛯名) 牡5
5着 オウケンブルースリ (55内田) 牡3
6着 メイショウサムソン (57石橋守) 牡5

※第28回 「ジャパンカップ(G1)」


★映画 「レッドクリフ Part I」 を観てきましたっ!

2008年11月29日 | MOVIE
 
本日、有楽町マリオンの日劇PLEXで映画 『レッドクリフ Part I 』 を観て来ましたっ!!午後7時45分からの最終上映回でしたので、終わったのは午後10時を回っていました。上映時間145分でしたが、気がつけばアッという間に終わってしまった感があります。珍しく途中で寝なかったしな(苦笑)

ロードショー公開時から賛否両論が出ている、中国の英雄伝「三国志」を題材にしたこの映画ですが、個人的には結構楽しめましたね。後漢時代の中国を舞台にした娯楽アクション映画巨編だと考えれば、これはこれでアリだと思いますし。

そうそう、高校時代に全巻まとめて購入した吉川英治歴史時代文庫の 『三国志』 が、現在でも我が家の本棚に第1巻以外は未読のまま蔵書されておりますが(苦笑)、結局は活字よりも先に実写版映画で体験することになりました。よく云われているように原作と映画は別物と考えた方がイイのかもしれませんが、自分の中では 『三国志』 を再びクローズアップさせるよい機会になったのは事実だと思います。

さて、その映画ですがこれから面白くなるという肝心の「赤壁の戦い」の直前で、前編が終わってしまいました。最初から2部構成で上映されることは理解していたつもりだったのですが、おいおい、となんだか消化不良な感じで映画館を後にしました。ううーっ早く映画の続きが観たいっ!と今からしびれを切らしています(苦笑)

続きの後編は、2009年4月上映決定だそうです。これはもう速攻で観に行くしかないなー!!


★JEFF BECK 「performing this week ...」

2008年11月28日 | JEFF BECK
 
2007年ロンドンの伝説的ロニー・スコッツ・クラブで行なわれたジェフ・ベックの最新ライブCDを国内盤で購入しました。全16曲収録、税込価格2520円でした。

今回は輸入盤の先行発売日とそれほど日数が離れていなかったので、予約していた輸入盤CDを一旦キャンセルして国内盤CDの購入に変更しました。あえて国内盤仕様にこだわる理由は本盤に関してはとくにないのですが、国内盤はソニーミュージックから発売されるので、やはりコチラで買っておくのが正解かと判断しました。内容はすでに皆さん、ご存知だと思いますので本欄では割愛します(苦笑)

お次は今後発売かと噂されている映像版ライブDVDのオフィシャル発売に期待しましょう!!というか、本当に出るんかいな(苦笑)


◎JEFF BECK 『performing this week ... live at Rinnie Scott's』 (Sony Music, SICP2111)

01. Beck's Bolero
02. Eternity's Breath
03. Stratus
04. Cause We've Ended As Lovers
05. Behind The Veil
06. You Never Know
07. Nadia
08. Blast From The East
09. Led Boots
10. Angel (Footsteps)
11. Scatterbrain
12. Goodbye Pork Pie Hat / Brush With The Blues
13. Space Boogie
14. Big Block
15. A Day In The Life
16. Where Were You


★連載開始40周年記念!「ゴルゴ13」 フレーム切手

2008年11月27日 | BOOK
 
劇画 『ゴルゴ13』 の連載開始40周年を記念して、今年11月“13”日にこんな記念切手シートが発売されていたんですねー。ひと目見て欲しかったんですけど、値段を見て、いやービックリ!!

80円切手×10枚のシートなのですが、販売価格は3990円(!)とは、思わず断念・・・・。

週末のジャパンカップでも的中すれば、また話は別なのですが(苦笑)

https://www.yushu.co.jp/original_frame/original_frame0201.html


★松田優作写真集 「スローニュアンス」 渡邉俊夫著、松田美由紀監修

2008年11月24日 | BOOK
 
今月発売された松田優作写真集 『スローニュアンス』 (発行:東京キララ社、発売:河出書房新社)を購入しました。税込価格3990円と決して安くない本でしたので、この写真集発売の話を最初に聞いた時は買おうかどうしようか、少々迷いましたが、先日BSジャパンで放送された松田優作二十回忌特別番組 『松田優作は生きている』 を観て、これは絶対に買ってやろう!と思っていました。

発売日に自宅近所の書店に足を運びましたが、やっぱり地元の書店にはこの手の新刊本は発売日にはまず並びませんね(苦笑)。仕方がないので、数日後に職場近くの大型書店でようやく買うことができました。

これまでの松田優作の写真集と決定的に違う点は、ミュージシャン松田優作を切り口とした未公開写真、プライベート写真を中心に構成している点ですね。写真集の中身を確認してみるまでは、正直何をいまさらという感じもしないではありませんでしたが、実際に拝見してみると意外と斬新な印象を受けました。

映画やテレビのブラウン管の中でイメージしていた松田優作とは、微妙にニュアンスが違った、まさにタイトルどおり「スローニュアンス」な写真集に仕上がっております。本書の著者であるカメラマン渡邉俊夫さんの文章もそのまま人柄が出ていてなかなかイイ感じです。なぜ写真嫌いで有名な松田優作が彼だけを特別扱いしたのか、彼の写真と文章を読んでいてなんとなくわかったような気がしましたね。

今まで見たことのない写真ばかりが一挙掲載されていますので、松田優作のファンであれば、これは一家に一冊置いておきたい永久保存盤の写真集だと思います。ま、松田優作ファンであれば、そんなこと云われなくてもすでに皆さん、購入されているとは思いますが(苦笑)。いいですよ、コレ。




★VU 「PSYCHEDELIC SOUNDS FROM THE GYMNASIUM」

2008年11月23日 | LOU REED
 
1966年にメジャーデビュー前のヴェルヴェット・アンダーグラウンドとアンディ・ウォーホールがアセテート盤で制作した貴重な音源が 『Unripened』 =通称「緑バナナ」盤として近年発掘CD化されましたが、今度は1967年4月にNew Yorkの「The Gymnasium」で行われた幻のセッション音源が、同レーベルからオフィシャル発売されました。

少し前に同セッション音源がブートレッグでもリリースされて話題となりましたが、本作ではそのブートに収録されていたものより「GUESS I'M FALLING IN LOVE」と「BOOKER.T.」の2曲多い全6曲収録されている点がミソであります。

音質も良好で、なによりも過去にニューヨーク・タイムズ誌で「最も重要なバンドの最も重要な音源」といわれた幻のセッション音源だけに、こうして手軽に聴ける形でパッケージ販売されたことは大歓迎ではないでしょうか。プロデュースはアンディ・ウォーホール、ジャケットはThe Warhol Organisationによるもの。VUファンであれば、本作は持っていて損のない一枚だと思います。オススメです。


◎THE VELVET UNDERGROUND 『PSYCHEDELIC SOUNDS FROM THE GYMNASIUM』 (XTVCD-144)

01. I'M NOT A YOUNG MAN ANYMORE
02. GUESS I'M FALLING IN LOVE
03. I'M WAITING FOR THE MAN
04. RUN, RUN, RUN
05. SISTER RAY
06. BOOKER.T.




★PAUL KOSSOFF with BLACK CAT BONES 「PAUL’S BLUES」

2008年11月22日 | PAUL RODGERS
 
先ごろ、少々怪しげなポール・コゾフ関連の未発表音源集が発売されました。すでに店頭で本作を見かけて、買おうかどうしようか迷っていらっしゃる人もきっと大勢いるのではないでしょうか。

気になる内容ですが、音質に関しては、それこそ曲によってはひと昔前のブートレッグ並みにかなり劣悪な音源が平気で使われておりましたが(苦笑)、こと演奏に関しては、ちょっと触れただけでもヤケドをしてしまうぐらい激熱なギタープレイが収録されており、フリー結成前にポール・コゾフの「泣きのギター」スタイル原形がすでに完成していたことがわかる、たいへん貴重な音源だと思いましたね。ポール・コゾフ・ファンであれば、音質が悪かろうがこれは聴かない訳にはいかない未発表音源だと思います。なお、ブート慣れしている耳にはまったく問題のない音質レベルですので、念のため、付け加えておきましょう(苦笑)

フリー結成前の1967~1968年にかけて、ロンドンで録音されたブラック・キャット・ボーンズ時代の貴重なスタジオ録音で、よくぞ正式にオフィシャル発売されたものだと拍手喝采を贈りたいと思います。この音源をリリースした「sunbeam records」は、相当マニア向けなリリースを行なっているレーベルなんでしょう、きっと(苦笑)

ディスク2の6曲目に収録されているマディ・ウォーターズのカヴァー「アイム・レディ」では、ヴォーカルにポール・ロジャースがゲスト参加している点も見逃せません。たったの1曲だけの共演ですが、この音源を聴けば後のフリー結成は、もしかしたらこの時のレコーディングがきっかけになったのではないかと思われて仕方がありません。やはりこの曲も必聴です。

国内盤仕様のCDも発売されているようですが、CD2枚組みで3780円というのはかなり高い価格設定ですね。ここは少しでも安い輸入盤で購入する方が得策かもしれません。もちろん僕もHMV通販のマルチバイで輸入盤を購入しました(苦笑)


◎PAUL KOSSOFF with BLACK CAT BONES 『PAUL'S BLUES』 (sunbeam records)

DISC.1:
01. ROCK ME BABY (VERSION.1)
02. SAN HO-ZAY
03. BAD BLOOD (INSTRUMENTAL)
04. THE SKY IS CRYIN'
05. HELP ME (VERSION.1)
06. MESSIN' WITH THE KID
07. ROCK ME BABY (VERSION.2)

DISC.2:
01. ROCK ME BABY (VERSION.3)
02. BAD BLOOD (VOCAL VERSION.1)
03. OHH BABY, HOLD ME
04. SHAKE YOUR MONEY MAKER
05. HELP ME (VERSION.2)
06. I'M READY
07. BAD BLOOD (VOCAL VERSION.2)
08. PAUL'S BLUES


★DVD/映画 「ラスト・ワルツ」 2枚組特別編 限定仕様版

2008年11月19日 | MUSIC
 
ああ、これで映画 『ラスト・ワルツ』 のパッケージ・ソフトを購入するのは何回目になるのだろう(笑)

当初、今回再発された限定仕様バージョンは購入をパスするつもりだった。たぶんまだこれが最終形じゃないような気配が濃厚で、忘れかけた頃にさらなるバージョンアップ版が出てくるに違いないと予想していたからだ。しかしながら、ある1点の理由だけで僕は再購入を決断してしまった。それは「5.1chDTS音声」での収録という殺し文句。以前、購入したバージョンには「5.1chDTS音声」は収録されていなかった。まんまとメーカーの策略にはまってしまいました(苦笑)

たぶん作品自体は以前観たバージョンと同じ内容で、映像の画質クオリティも寸分違わないような気がしているのだが、どうしても気になるのが、この「5.1chDTS音声で再生された場合はどうなるんだろうか」という興味、ただこの1点に尽きる。アマゾンの先行予約で3032円で購入したが、さてこれが吉と出るか凶と出るか。

実は明日、六本木にある「20世紀フォックス」の試写室で、同作品の特別試写会に参加する予定になっている。DVDで購入しておきながら試写会で観るというのも、なんだか矛盾しているような感じもするのだが、映画会社の試写室なんて滅多に入れるもんじゃないので、年甲斐もなく結構ワクワクしていたりなんかします。楽しみです。




★LIVING COLOUR 「LIVE AUGUST 19, 2005」

2008年11月17日 | LIVING COLOUR
 
ここ最近ポツリポツリと昔のライブ音源が出てきているリヴィング・カラーのCDをご紹介しよう。本盤はつい先日発売されたばかりの2005年8月19日に行われたCBGBでのライブ盤。全12曲収録されているが、これが当日の完全収録版であるか否かは不明。会場内の熱さから察するとCDに収録されていたライブ後にも、実際はもっと演奏されていたかもしれない。しかしながらお腹いっぱいになるぐらい、リヴィング・カラーの代表曲がディスク一杯に詰め込まれている。初期のヒット・ナンバーがほぼ網羅されているのがうれしい。

CBGBという彼らにとっても思い入れの深い会場でのライブ盤、これで悪かろうはずがない。リヴィング・カラー・ファンならば問答無用、必聴盤です!!


◎LIVING COLOUR 『LIVE AUGUST 19, 2005 - The Bowery Collection』 (MVD audio)

01. TYPE
02. MIDDLE MAN
03. FUNNY VIBE
04. IN YOUR NAME
05. SACRED GROUND
06. OPEN LETTER TO LANDLORD
07. TERRORISM
08. GLAMOUR BOYS
09. IGNORANCE IS BLISS
10. LOVE REARS ITS UGLY HEAD
11. TIMES UP
12. CULT OF PERSONALITY




★フード・ブレイン 「新宿マッド」

2008年11月10日 | J ROCK MASTERPIECE
 
すっかり取り上げるのが遅くなってしまったが、先月発売されてからここ最近はすっかりヘヴィ・ローテーションで聴きまくっているのが、若松孝二監督作品の映画 『新宿マッド』 サントラ盤CDである。演奏はあの名盤『晩餐』と同じフード・ブレイン。但し残念ながらベースは加部正義ではなく、このサントラ盤では石川恵が演奏している。

映画用音楽テープから最新リマスタリングを施してCD化された作品だが、予想していたよりも音質はクリアで、まったく問題はない。まさに発掘音源と呼んでも差し支えないだろう。陳信輝のギター、柳田ヒロのピアノ、つのだひろのドラムが三つ巴の強烈なリズムを叩き出し、1970年を象徴する暴力的でサイケデリックな音の塊りが、スピーカーから次から次へと飛び出してくる感じだ。正直かなり生々しい音源なので、聴き手に体力がないと聴くのは少し辛いかもしれない。それだけ気合充実した白熱の演奏が記録されている。フード・ブレイン好きの方なら必聴盤だ。税込価格2520円。この手のアイテムは一度、廃盤になってしまうと入手が非常に困難になるので、今のうちに購入しておくことをオススメする。



◎フード・ブレイン 『新宿マッド』 (CDSOL-1264)

01. M-6
02. M-8
03. M-3
04. M-9
05. M-4
06. M-1
07. M-2
08. M-5
09. M-7
10. M-7-2
11. M-10

演奏:フード・ブレイン
柳田ヒロ(pf)、つのだひろ(ds)、陳信輝(g)、石川恵(b)




★FRIPP & ENO 「NO PUSSYFOOTING」

2008年11月09日 | MUSIC
 
キング・クリムゾンの総帥ロバート・フリップと元ロキシー・ミュージックのブライアン・イーノが組んだ実験ユニット、フリップ&イーノのアンビエント名盤 『NO PUSSYFOOTING』 と 『EVENING STAR』 の2作品が最新デジタル・リマスターでめでたく再CD化された。廃盤の期間が長かっただけに、本作の再登場を首を長くして待っていたファンもきっと多かったに違いないだろう。

とくに73年発表の 『NO PUSSYFOOTING』 であるが、今回は限定2枚組仕様の豪華版(?)となってリイシューされた。2枚組といっても未発表曲などを入れるのではなく、逆回転やハーフスピード処理された同一音源が収録されているだけなので、果たして2枚組にしてまで発売する必要があったのだろうかという疑問の声も上がっているようだが、それでも無事にリマスター再発されたことを素直に喜びたい(苦笑)。

問題は購入する際、国内盤仕様と輸入盤のどちらを購入するかだ。国内盤はE式見開き紙ジャケット仕様で、さらにHigh Quarity CDでの発売となる。税込価格4200円。インスト2曲分の対価と考えたら、かなり高い。一方、輸入盤はデジパック仕様でアマゾンだと僕が購入した時点では1500円ちょっとで購入できた。その差は約2700円。国内盤仕様に差額分以上のメリットを感じることができなかったので、僕は10分間ほど迷ったが、結局は輸入盤を購入することに決めた。たしかに国内盤の魅力も捨てがたかったのは本音だが、それでも輸入盤との内外価格差があまりにも大き過ぎた。これなら他に別のCDを買った方が得策との判断です。後になってやっぱり国内盤の方を買っておけば良かったか!ともしかしたら後悔するかもしれませんが、現時点では正しい判断であったと納得してますね(苦笑)。


◎FRIPP & ENO 『NO PUSSYFOOTING』 2CD limited edition (DGM5007)

DISC.1:
01-05. THE HEAVENLY MUSIC CORPORATION (20.52)
06-07. SWASTIKA GIRLS (18.58)
08-12. THE HEAVENLY MUSIC CORPORATION (reversed) (20.52)

DISC.2:
01-05. THE HEAVENLY MUSIC CORPORATION (half speed) (41.49)
06-07. SWASTIKA GIRLS (reversed) (18.54)


★山口冨士夫 「みどりの中へ」 TEARDROPS another takes

2008年11月08日 | J ROCK MASTERPIECE
 
山口冨士夫プロデュースのプライベート・レーベル「Fjo Records」から、盟友・青木眞一氏セレクションのレーベル第2弾 『みどりの中に』 が先月末に発売されました。通販限定1000枚のリリースで、税込価格3000円+送料500円でした。

収録音源のメインは、あまり興味のないティアドロップス時代のアウトテイク音源なのだが、本作の目玉はズバリ!5曲目に収録されてた村八分のセルフカバー「水たまり」これに尽きる。90年京都ミューズホールでのライブにチャー坊こと柴田和志氏がゲスト参加した時の貴重音源で、本作がリリースされた本当の目的は、この音源を収録したいがために企画されたのではないだろうかと僕は睨んでいる。この1曲のためだけでも買う価値は十分あると断言できる。とにかく素晴らしい。もう1曲共演した「夢うつつ」の演奏もきっと音源が残っているはずなので、こちらもいずれ陽の目を見るに違いない(というか、そうあって欲しい!)。

村八分ファンだけど、ティアドロップス時代の山口冨士夫にはあまり興味がないという人にこそ、ぜひ聴いてもらいたいレア音源集だ。もちろん他のティアドロップス時代のアウトテイク音源も、どれも高音質なので聴いて損はない。この調子でレーベル第3弾のリリースにもさらに期待したい。


◎山口冨士夫 『みどりの中へ』 TEARDROPS another takes (FJO A-002)

01. いつでも来いよ (TEARDROPS out take)
02. いい時ばかり (TEARDROPS 未発表曲)
03. いい夢みてね (TEARDROPS out take)
04. オンボロ (TEARDROPS out take)
05. 水たまり (TEARDROPS 京都ミューズホール Live / Vo.チャー坊)
06. 冷たい雨 (TEARDROPS out take)
07. Try to me (TEARDROPS out take)
08. 終わりのダンス (TEARDROPS out take)
09. 君が君に (TEARDROPS 後楽園ホール Live)
10. みどりの中へ (TEARDROPS out take)




★MILES DAVIS 「LIVE IN POLAND 1983」

2008年11月06日 | MILES DAVIS
 
GAMBIT RECORDS から、マイルスの1983年10月13日ワルシャワ公演の完全版2枚組CDがリリースされた。

ブートレッグではおなじみの音源であるが、こうしてオフィシャル発売されるとは、なんとも感慨深いものがある。これで誰でも手軽に、高音質版のワルシャワ音源を堪能できるようになった。実に喜ばしい限りである。値段もお手頃で、アマゾンだと輸入盤を2枚同時に買えば、今なら2千円以下で購入できるのでお買い得かも。他レーベルからであるが、同内容の映像版DVDも同時発売された模様。こちらはまだ未見なのだが、ぜひ入手してオフォシャル映像でも観てみたい。いやー、実にいい世の中になったものである(苦笑)

ワルシャワ公演はディスク2枚目の6曲目までで、7~9曲は1981年7月のニューヨーク公演の音源がボーナス・トラックとして収録されている。ま、あくまで中途半端な蛇足のオマケ音源なのだが(苦笑)、15分以上にも及ぶ「MY MAN'S GONE NOW」は予想外に聴き応えのある演奏だったので、ホント驚きました!!オススメですよ。


◎MILES DAVIS 『LIVE IN POLAND 1983』 (GAMBIT RECORDS)

Disc.1:
01. ANNOUCEMENT
02. SPEAK
03. STAR PEOPLE
04. WHAT IT IS
05. IT GETS BETTER
06. HOPSCOTCH
07. THAT'S RIGHT

Disc.2:
01. CODE M.D.
02. STAR ON CICELY
03. JEAN PIERRE
04. UNKNOWN S
05. SPEAK
06. SPEAK
=BONUS TRACKS=
07. URSULA*
08. MY MAN'S GONE NOW*
09. AIDA*

MILES DAVIS (tp)
BILL EVANS (ss, ts, fl)
JOHN SCOFIELD (g)
ROBERT IRVING III (key)
DARRYL JONES (b)
AL FOSTER (ds)
MINO CINELU (per)

MIKE STERN (g)*
MARCUS MILLER (el b)*




★beatleg 2008年12月号 「ライヴ・イン・ジャパン」特集 初来日編 パート1

2008年11月05日 | BOOK
 
先月号に引き続き、beatleg12月号の「ライヴ・イン・ジャパン」特集~初来日編も面白かった。これは完全に企画の勝利ですね。初来日公演にこだわった特集というのも、今までありそうで意外となかった切り口ですし、しかもこれだけの記事ボリューム!!一旦読み始めると終わらなくなってしまいました(苦笑)、久々の一気読みです。いやー面白かった。

さまざまなミュージシャン(46組!)の初来日公演を当時の思い出をまとめた記事とその音源を収録したブートレッグで振り返るなんて、やはり本誌ならではの特集企画だったと思います。他誌でやっても、ここまでリアルな執筆原稿は集まらなかったことでしょう。当時の初来日公演を体験した方であれば、涙なしでは読み進めることはきっとできないはずです。とにかくな秀逸な特集企画でした!!拍手パチパチです。

こうなると気になるのは、今号では登場しなかったアーティストの初来日公演記事ですね。なんであのアーティストが取り上げられていないんだ!という声も多く挙がっていると思いますが、それは特集パート2までのお楽しみにとっておきましょう(苦笑)。ロック・ミュージシャンだけでなく、次回はぜひジャズ・ミュージシャンまで対象の幅を広げて取り上げてもらえるともっとうれしいですね!!