廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★BILL EVANS「COMPLETE LIVE AT VILLAGE VANGURD 1961」

2007年02月28日 | JAZZ
 
ジャズ史に燦然と輝く大名盤 『ワルツ・フォー・デビイ』 を生んだ、1961年ビル・エヴァンス・トリオの歴史的ライヴ・ドキュメントのコンプリート・ボックスセット 『THE COMPLETE LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD 1961』 をようやく購入しましたー!!

このボックスセットですが、実はすでに5年前に発売されていたのですが、その時はまだビル・エヴァンス自体にまるで興味がなく、このボックスセットの存在すら知らなかった訳です(苦笑)。今回はたまたま店頭で見かけて、昨年秋に 『ワルツ・フォー・デビイ』 誕生45周年特別企画として廉価版発売されたものを購入しました。日本のみの初回限定特別価格と書かれており、CD3枚組でなんと税込価格3000円(!)というのですから驚きです。輸入盤ではなく、ビクターエンタテインメントから発売された「20bit K2 Mastering」のれっきとした国内盤であるにも関わらずです。これにはボックスセットの完全盤収録音源の発掘と同時に、販売価格にも仰天させられてしまいました!!いやー、生きてて良かった、というのはこういう時の気持ちを表現すればいいのでしょうか(苦笑)。

この歴史的セッションは、ライヴ開演直後に停電となり録音失敗してしまった「グロリアズ・ステップ」の存在が有名でありますが、本ボックスセットでもその時の録音失敗したテープをそのままマスターとして使用しているため、いきなり停電になったシーンまで克明に記録されております。まさに歴史的な瞬間をこの耳で聴くことができた時の興奮は筆舌に尽くし難いですね。なにより下手な小細工などせず、録音された状態のテープをそのまま再現したというのが何とも潔くて好感がもてます。言葉で表現できないぐらいブルブルと膝を震わせながら拝聴させていただきました(笑)。

録音に失敗した上記「グロリアズ・ステップ」を除き、同日の模様をほぼ演奏順に収めた 『コンプリート・リバーサイド・レコーディングス』 という既発コンプリート・ボックスセットも存在するようですが、「コンプリート」という名の「不完全盤」は世の中にもたくさん存在する訳で(苦笑)、この録音が中断された「グロリアズ・ステップ」の演奏シーンやライヴ冒頭の会場アナウンス、演奏合間のビル・エヴァンスのバンド・メンバーとのやりとりまで微細漏らさずに完全収録した、真の意味での「コンプリート盤」は本作であると断言していいでしょう!!まさに理想的なオフィシャル・ブートレッグの形を実現したのが本作であります。(※尚、本作はオフィシャル・ブートレッグとは謳っておりませんので誤解なきよう悪しからず、苦笑)

スピーカーの前に正座して目を閉じて聴いていますと、そこはまさに当時のヴィレッジ・ヴァンガードの客席で、ビル・エヴァンスの最高のステージを眼前にしているかのような錯覚を覚えます。この歴史的なライヴが自宅に居ながらにして体感できてしまうのですから、ジャズ・ファン垂涎の3枚組ボックスセットだと云えますね。今ならまだ普通に購入することができると思いますので、興味をもたれた方は是非入手して聴いてみて下さい!!これは絶対にイイですよー!!久々の 『赤丸・必聴・必携ご推薦アルバム』 であります。善は急げっ!!


◎BILL EVANS 『THE COMPLETE LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD 1961』 (VICTOR, VICJ-41481/3)

DISC.1:
※Afternoon Set 1
01. spoken introduction
02. GLORIA'S STEP (take1 - interupted) *世界初登場曲
03. ALICE IN WONDERLAND (take1)
04. MY FOOLISH HEART
05. ALL OF YOU (take1)
06. announcement and intermission

※Afternoon Set 2
07. MY ROMANCE (take1)
08. SOME OTHER TIME
09. SOLAR

DISC.2:
※Evening Set 1
01. GLORIA'S STEP (take2)
02. MY MAN'S GONE NOW
03. ALL OF YOU (take2)
04. DETOUR AHEAD (take1)

※Evening Set 2
05. discussing repertoire
06. WALTZ FOR DEBBY (take1)
07. ALICE IN WONDERLAND (take2)
08. PORGY (I LOVES YOU, PORGY)
09. MY ROMANCE (take2)
10. MILESTONES

DISC.3:
※Evening Set 3
01. DETOUR AHEAD (take2)
02. GLORIA'S STEP (take3)
03. WALTZ FOR DEBBY (take2)
04. ALL OF YOU (take3)
05. JADE VISIONS (take1)
06. JADE VISIONS (take2)
07. ...a few final bars

BILL EVANS - piano
SCOTT LaFARO - bass
PAUL MOTIAN - drums

Recorded in performance at the Village Vanguard, New York City; June 25, 1961
Original recordings produced by ORRIN KEEPNEWS


■史上初。1曲目の中断された「グロリアズ・ステップ」収録。
■オリジナル・プロデューサー、オリン・キープニュース直筆のレコーディング・データ・シート掲載。
■評論家、岩浪洋三氏による特別寄稿
■日本盤のみデジタルK2を使用した20ビットK2マスタリング&K2レーザー・カッティングによるハイ・クオリティ・サウンド。


★DVD/MICK FLEETWOOD 「The Mick Fleetwood Story」

2007年02月27日 | PETER GREEN
 
一年ほど前に国内盤DVD化されたミック・フリートウッドの自叙伝映像作品 『ザ・ミック・フリートウッド・ストーリー(※サブタイトル: TWO STICKS AND A DRUM)』 が、早くも千円近くプライスダウンして廉価版DVD発売されましたので、さっそく購入してみました。HMV通販のバンジー・プライス対象商品で税込価格2323円でしたので、かなり「お買い得」で購入できたと思います(笑)。前々から買おうかどうしようか迷っていたDVDだっただけに、今回の見送り検討は功を奏しましたね。この値段であれば迷わず即買い決定です!!

フリートウッド・マックのドラマー兼リーダーでもあるミック・フリートウッドのドラマティックな半生を辿るミュージック・ドキュメンタリーと宣伝文句が書かれておりましたが、僕の購入目的は「インタビュー出演:ピーター・グリーン」狙い一本でありました(苦笑)。え?現在、再び雲隠れしてしまったあのピーター・グリーンがミック・フリートウッドについてコメントしているの?というのが、一番の興味でありました。果たしてどのような風貌で、カメラに向かってどんなことを話しているのか、ただその一点のみに興味をもち、買おうかどうしようか迷っていたんですねー。相変わらずマニアックな視点なのですが(苦笑)、でも日本でこのDVDを購入した人の大半は、やっぱりピーター・グリーン狙いで購入したんじゃないでしょうか。なんとなくそんな気がしております。というか、最初にDVD発売した時にあまりにも売れなかったんで、急遽プライスダウンして廉価版発売の緊急措置をとってきたようにも思えて仕方ありませんが(苦笑)。しかしながら、値段を下げたからといって、果たしてどのぐらい売れるのか、相当マニアックな奴じゃないと購入しないような予感もしております(爆)。

で、実際にこのDVDを観た直後の感想ですが、予想外に面白かったと云えますね。単純な音楽ドキュメンタリーというよりは、フリートウッド・マックというバンドがいかにして時代とともにその音楽性を激しく変えてきたのか、バンド・メンバーの脱退・加入を繰り返して、栄光とどん底の両方を味わった英国ロックバンドの変遷が、ミック・フリートウッドの視点で語られているとともに同時代を生きたメンバーや関係者の証言を元に全編構成されておりますので、影の部分も余すことなく描かれている部分が面白かったですね。ミック・フリートウッドとスティーヴィー・ニックスがバンド内で不倫していたという事実も直接二人の口からも語られておりましたので、「おいおい、こんなドキュメンタリー作品の中でそこまで告白しちゃっていいのかよ」と、こっちの方が観ていてドキドキしちゃいましたが(笑)。

もちろん、不倫ネタだけでなく、ピーター・グリーンやジェレミー・スペンサー、ダニー・カーワン、ボブ・ウェルチなどがどのような理由でバンドを離れていってしまったのかという理由も、この作品の中では克明に話されておりますので、本来のフリートウッド・マック・ファンの方々には、こちらの方が興味深いのではないでしょうかね。当時はバンド・メンバーのほぼ全員が薬漬け状態だったようで、改めてドラッグの恐さを認識させられましたし。どんなに天才的なギタリストでもドラッグの前ではまるで赤子のようなもんなんですね。こうして唯一無二の才能が何人も奪われてしまったのかと考えると、本当に腹立たしくてなりません・・・・。

あ、肝心のピーター・グリーンのインタビュー部分ですが、やっぱり呂律が回っていなかったです(苦笑)。画面で観る分には日本語字幕スーパーの表示が出ているので、話している内容に関してはすべて理解できましたが、若々しく精悍だったフリートウッド・マック初期のライブ映像(※初めて観る映像も含まれてました!)の後に映されたその姿は、やっぱりまったくの別人に見えて仕方がなかったですね。たぶん、近年のスプリンターグループでの活動を知らない昔からのピーター・グリーン・ファンが見たら、涙すること間違いないと思います。両方の意味でね(苦笑)。


★チキンラーメン新製品 「鶏だんご鍋風」 「野菜チャンプルー風」

2007年02月26日 | GOURMET
 
近所のスーパーで販売されていたチキンラーメンの新製品2アイテムを購入してきました。カップラーメンで、ひとつは国分太一流「鶏だんご鍋風」、もうひとつは仲間由紀恵流「野菜チャンプルー風」です。
新製品のスーパー特売価格で税込み各108円でした。

国分太一流の「鶏だんご鍋風」は、チキンラーメンの中に鶏だんごとシャキシャキキャベツが入ったもの。こちらはスグに食べてみましたが、意外とチキンラーメン本体との相性もよいみたいで、なかなか美味しかったです。ちなみにこの鶏だんご、最初に見た時は例のカップヌードルの中に入っている肉片風の塊りかと思いましたが、一応ちゃんとした鶏肉で作った鶏だんごみたいですね(苦笑)。

一方、仲間由紀恵流の「野菜チャンプルー風」は、炒め野菜がたっぷり入ったものだそうですけど、こちらはまだ未食のため、感想はまた後日ということで・・・・。


★スタン・ハンセン著 「魂のラリアット」 双葉社刊

2007年02月25日 | BOOK
 
先日、ブックオフで購入したプロレスラー、スタン・ハンセンの自叙伝 『魂のラリアット』 を読了しました。この単行本は、故ジャイアント馬場が亡くなった年の翌年2000年10月に発行されたのでありますが、まさかスタン・ハンセンがすでに自伝を書いていたとは想像だにしておりませんでしたので、今回ブックオフにて初めてその存在を知り、案外と驚いたのも事実であります。気がつけば、昔活躍していたプロレスラーの皆さんも、そういう年齢になっていたんですねえ(苦笑)。

で、読み終わった直後の感想でありますが、「実に面白かった!」というのが率直な感想でありました。どこがどう面白かったのか、あえて一言でまとめて云うとすると「トップクラスの外国人レスラーの目から見た日本プロレス界の内幕」が実に判りやすく説明されていたからなのであります。早い話、内容的には一部プロレス暴露本的な話にまで触れられておりますが、そこでこの本の肝になっているのは、序文にもあるように「亡くなったジャイアント馬場へのレクイエム」の意味を込めて、この自叙伝が書かれたという事実であります。つまり、そのような趣旨の本の中で嘘の記述をすることは「最も馬場へのレクイエムにふさわしくない」とスタン・ハンセン本人が語っているとおり、嘘は何一つ書かれていないという大前提が、この本の面白さをさらに倍増させているといって過言ではないからであります(※ま、そうは云っても多少は割り引いて読まなければいけないかもしれませんが、苦笑)。

スタン・ハンセンのプロレス・デビュー当時から、ジャイアント馬場亡き後、全日本プロレスが分裂するまでの約30年間余りの話が、スタン・ハンセンの目を通して書かれているのですが、ファイトマネーの金額やプロレス団体移籍にまつわる話など、これまでタブーとされてきた話題までサラリと書き流している点は、さすが元高校教師だというスタン・ハンセンだけのことはあるな、とその文才にも改めて驚かされましたね(笑)。

また、本文内に書かれているプロレスラー仲間に関する各コメントも、結構「ハッ!」とさせられるような内容が多く、印象に残っているスタン・ハンセンの言葉をいくつか挙げてみると、


◎アントニオ猪木
⇒あたかも猫を相手に戦っているようなもので、とにかく相手の意表を衝く攻撃が抜群に巧いが、 “強い” と思ったことは一度もない。

◎坂口征二
⇒常に “強い” という印象を持ったのは坂口だ。私のレスラー生活27年の中で、こと脚力に関する限り、坂口をしのぐレスラーをみたことはない。試合が終わってホテルへ戻った後、肉体的な痛さ、疲れを感じたことはシリーズで二度、三度あったが、その夜の相手は決まって坂口だった。時として猪木とやった試合の倍以上の疲労感が残る。

◎長州力
⇒長州は私の切り札ラリアットを完全に近い形でコピーした男だが、その長州が私にラリアットを仕掛ける時、「ハンセン!」と叫びながら突進してきたのは今思い出しても愉快。

◎アンドレ・ザ・ジャイアント
⇒その気になれば・・・という表現は変だが、アンドレが本当に私を認めていなければ、リング上で私にケガさせようと思ったらヘッドバッドの角度を変えるだけでよかったろう。

◎ハルク・ホーガン
⇒ホーガンはこの当時、シルベスター・スタローンの誘いで 『ロッキー3』 の映画にプロレスラーとして出演し、一気に名前を売っていた頃だった。事情を知らぬ人々は単に “ラッキーな奴” とねたんでいたけれど、あの時ホーガンが3カ月もの撮影でプロレスの試合から遠ざかっていたにも関わらず、たったの1万ドルしかギャランティされていなかった・・・という事実を知る人は少なかろう。それだけの少額ギャラでも、将来のブレイクにつなげられると読んだホーガンの先見性は大したものだった。

◎フランク・グーディッシュ(=ブルーザー・ブロディ)
⇒ブルーザー・ブロディは私とは根本的には完全に違う考え方の持ち主だ。

◎テリー・ファンク
⇒私にとってレスラー生活最大の、そして最高の相手は誰であったか?と問われたら、その答えは間違いなく一人しかいない。テリー・ファンク。

◎ジャンボ鶴田
⇒(※1973年初夏にファンクス道場で初対面した時は) 身体は細かったが驚くほど力が強く、ベンチプレスでも私より重いバーベルを差していた。とにかく、あらゆる点でジャンボはナチュラルな才能に満ちていたと思う。

◎ジョー樋口
⇒50歳をゆうに超えても平気で1時間も動き続けていたジョー樋口レフェリーのスタミナは今考えても驚異的である。

◎ジャイアント馬場
⇒馬場さんが死んだ。これは一つの時代の終りである。私は最大の友人を失ったのである。17年間私が参戦し続けた全日本プロレスの転換期であり、私にとって、そしてレスリング界にとってもこの瞬間から、日本は以前の日本ではもうないのである。


これだけ抜き出しただけでも、日本のプロレス界が変わっていく様を間近で体感することができた、貴重な生き証人の一人であることがよくわかるであろう。この本を読んで、僕の中でもスタン・ハンセンのイメージがだいぶ変わってきたことは説明の必要がないと思います。日本のプロレス界を熟知していたハンセンは、想像していた以上にクレバーなプロレスラーでした。

とにかく読みやすく、プロレス・ファンであれば一度は読んでみる価値がある自叙伝だと思います。この本を発行した出版社が、ベースボール・マガジン社や東京スポーツではなく双葉社からだったことも、スタン・ハンセンの善意を感じましたね(笑)。単なるプロレス読み物ではなく、スタン・ハンセンの青春小説として読むこともできますので、すでに絶版書籍なのかもしれませんが、興味をもたれた方は是非探して読んでみて下さーい!!ファン必読のオススメの一冊ですよ。


★Johnny Yoshinaga 58th Birthday Party!

2007年02月24日 | Johnny, Louis & Char
 
な、なんと来月3月21日(水)に原宿クロコダイルで、ジョニー、ルイス&チャーが一時的に再結成してしまうかもしれませーんっ!!

この情報を知ったのは昨日2月23日(金)だったのですが「時すでに遅し」。2月21日(水)午後3時には情報公開されていたようで、たぶんこの日に動いていれば前売券が手に入ったのではないかと後悔しております、嗚呼・・・・。58歳を迎える 『ジョニー吉長氏の誕生会』 は、300人限定のクローズドなパーティーになるそうで、今さら後悔してもしょうがないのですが、イヤー残念でなりません。悔しいですね(涙)。

それにしても前売券が即日SOLD OUTしてしまうとは、相変わらずジョニルチャの人気は高くて凄まじいものがありますね(苦笑)!!まだ本当に一時的にでも再結成するのかどうか決まった訳ではない(笑)のですが、とにかくこの日の参加メンバーとして、早々とクロコダイルのホームページ上にスケジュール発表されているのが、主賓のジョニー吉長(ds)、加部正義(b)、Char(g)の三人ですので、こりゃ一緒に演奏しないと考える方が無理というもんでしょう、やっぱり(苦笑)。あとは彼らの息子たちも乱入してくるな、きっと。ということは新旧の世代が入り混じったものすごいセッションが繰り広げられる可能性が大ってことですね。
ううっ、こりゃますます後悔の念が強くなりそうですわ・・・・。


※GrounWide Super Live Vol.5 “J-58 Party”

日時: 2007年3月21日(水) OPEN 18:00 START 19:00
出演: ジョニー吉長(Dr)、加部正義(B)、Char(G) 
場所: 原宿クロコダイル
料金: ¥6,900 (ドリンク別)
チケット発売: SOLD OUT


★JOHNNY, LOUIS & CHAR NEW DVD 「REALROCK」 (その5)

2007年02月22日 | Johnny, Louis & Char
 
さて、前回発表されていたボックスセット収録曲の中身がさらに詳細発表されました。待望だった1981年8月1日の日比谷野外音楽堂 『8.1.8.1 SHOCK FES』 はどうやら大人の事情(苦笑)で完全収録はダメになったみたいですね、残念無念。これじゃ宣伝文句にあった “空前絶後。J,L&Cコンプリート映像ボックス” という一行はもはや形骸化して「看板に偽りアリ」の危険性大です。勿体ぶった前宣伝があまりにも大きかっただけに、この楽曲「BAMBI」収録不可能になったというニュースは後頭部へのデッドボール並みにいやはやなんとも痛かったですねえ(苦笑)。もうこれ以上、発売日までに収録曲が落ちないように願うばかりでございます、ううーむ・・・・。




◎Johnny, Louis & Char 1979-1981 OFFICIAL DVD BOX 『REAL ROCK』 (DVD BOX EDBJ-2006) ¥12,600 (税込予定価格)

DVD DISC.1:
1980.7.6 日比谷野外音楽堂 『REAL ROCK SEE SAW SCENE』
01. JAM~からまわり
02. WASTED
03. 風に吹かれてみませんか
04. OPEN YOUR EYES
05. CLOUDY SKY
06. 籠の鳥
07. YOU'RE LIKE A DOLL BABY
08. NATURAL VIBRATION
09. SMOKY
10. TOKYO NIGHT
11. SHININ' YOU, SHININ' DAY

<EXTRA TRACK>
1980.7.27 大阪万博広場 『'80 JAM JAM SUPER ROCK FESTIVAL』
12. YOU'RE LIKE A DOLL BABY

<SPECIAL TRACK>
1979.12.27 日本武道館
13. WONDERING AGAIN


DVD DISC.2:
1981.8.1 日比谷野外音楽堂 『8.1.8.1 SHOCK FES』
01. FINGER
02. YOU CAN'T HAVE ME
03. SONG IN MY HEART
04. WELCOME FOR MY BABY
05. GYPSY WOMAN
06. SMOKY
07. SHININ' YOU, SHININ' DAY
08. BERKELEY BOOGIE
09. MOON BEAM
10. COLD AIR IN HOUSE
11. YOU'RE LIKE A DOLL BABY
12. DOUBT
13. KINDESALTER~FRAULEIN
14. YOU KEEP SNOWIN'
15. STREET INFORMATION
16. OIRA
(※本来はココに「BAMBI」が収録される予定だった!)
17. DAY TRIPPER
18. HEAD SONG

<SPECIAL TRACK>
1981.2.5 日本電子工学院ホール 『Fighting 80's』
19. HEAD SONG
20. CRY LIKE A BABY
21. YOU'RE LIKE A DOLL BABY

1981.7.25 品川プリンスホテルゴールドホール 『POWER '81』
22. DOUBT




※PHOTOGRAPH COLLECTION
本作のために特別制作。
RCサクセションをオープニング・アクトに迎えて行われた、日本ロック史の伝説1979年J,L&C日本武道館公演のドキュメント。
発掘された貴重な当日のStage Photoから50点以上を選りすぐり、当時のバンドのテンションを生々しく伝える超一級の歴史的資料。
永久保存版オール・カラー全40Pの美麗オリジナル写真集。




※ARCHIVES
オフショットを含む70点以上を本邦初登場の写真と、当時のオフィシャル・ファンクラブ会報「PAPER MAGIC」の記事を再編集・再構成し、さらに書き下ろしの原稿を加えた全56Pのパーフェクト・ヒストリー・ブック。
1978年バンド結成時からPINK CLOUD改名直前までの活動を詳細かつマニアックにビジュアル満載で追った、J,L&C完全読本。



http://www.edoya.tv/jlc/realrock.html


★DVD/CACTUS 「Cactus Live Bootleg」

2007年02月21日 | CACTUS
 
CARMINE APPICEの公式サイト から注文しておいたCACTUSの最新ライブDVD 『Cactus Live Bootleg』 がようやく手元に届きました。注文する際、一番気になっていたのはリージョン仕様ですが、届いた商品をみたところ、なんとプレスDVDではなくDVD-R製でリージョンフリーでした。よって、日本製の国内DVDプレイヤーでも問題なく再生可能です。心配して損しました(苦笑)。

支払いは海外通販で「Paypal」を利用、送料・手数料込みでUS$27.95でした。プレスDVDじゃないんで、チョイと微妙な価格設定なのでありますが、逆にDVD-R製なので日本国内の一般店舗では取り扱われない可能性が高いかもしれませんね。DVDジャケットもカラープリンターで印刷されたお手軽なものでしたので(苦笑)。ちなみにオーダーしてからちょうど20日目で届きましたので、日本からの注文ですと約3週間ぐらいが手元に届く目安ではないかと思います。

で、肝心のDVDの内容ですが、2006年6月3日にニューヨークのライブハウス「BB King's」で行なわれたライブ映像がアンコールまで含めて完全収録(※1時間45分)されております。画質はライブ映像収録のためにプロ撮影されたものではなく、あくまでも関係スタッフがプライベート・フィルム用に撮影したホームビデオ並みのクオリティなのでありますが、オーディエンス撮影物としては最高クラスの映像だと思いますので、コレはコレでOKだと勝手に納得しております(笑)。音声も当然ライン録音ではなく、ビデオカメラのマイクから直接録音されたオーディエンス録音がそのまま使用されているのですが、これも極上音質で収録されておりますので問題ありませんでしたね。かえってこの方がライブハウスの臨場感が出て結果オーライだったと思いますし。

最新アルバム 『CACTUS V』 からの収録曲をフィーチャーするとともに、過去の名曲も演奏するオールタイム・ベスト的な選曲になっておりますが、とくにライブ開始から1時間10分後に演奏される名曲「Evil」以降は、カクタスの真骨頂で、轟音ライブが続けざまに炸裂して、いや~もう最高です!!お約束のティム・ボガートとカーマイン・アピスのそれぞれのソロ・タイムも見応え十分でありますが、やはり「Parchman Farm」は必見ですねー!!これを見逃したらカクタスのライブの醍醐味は正直、半減してしまうといっても過言ではないでしょう。もう絶対必見です!!

というわけで内容が内容ですので、タイトルどおり嘘偽りのない “正真正銘のLive Bootleg” なのでありますが、そのため、余計に一般店舗では市販されない可能性が高いですよね。気になる方は意外と簡単ですので、海外通販に是非トライしてみてください。カクタス・ファンなら必見必携のライブDVDですよー!!


◎DVD/CACTUS 『Cactus Live Bootleg』

01. Long Tall Sally
02. Swim In Your Ocean
03. Oneway or Another
04. Cactus Music
05. Brother Bill
06. Muscle & Soul
07. Blues
08. Tim's solo
09. The Groover
10. Part of the Blame
11. Evil
12. Carmine
13. Boogie / Parchman Farm
14. Encore

※Live At BB King's, June 3, 2006

Carmine Appice
Tim Bogert
Jim McCarty
Jimmy Kunes

with Special Guest Performer
Randy Pratt





★DEEP WOUND 「ALMOST COMPLETE」

2007年02月19日 | DINOSAUR Jr.
 
J・マスシスがドラムス、ルー・バーロウがギターを担当していたダイナソーJr.の前身バンド、DEEP WOUND の音源が、先ごろ奇跡の再発&遂に公式リリースされましたー!!デジパック仕様の輸入盤CDで税込価格2118円でした。

タイトルはそのものズバリ! 『ALMOST COMPLETE』 で、DEEP WOUND関連の音源はほぼすべてこれでCD音源化されたと云えます。本作では合計27曲が収録されましたが、どの曲も1分足らずの短い曲(!)ばかりで、フルアルバムにも関わらずトータル・タイムは36分48秒しかありません(苦笑)。Jの爆裂最速ドラムが炸裂するハードコア、ファスト・パンクのアルバムですが、ダイナソーJrファンであればこれは聴き逃す訳には行かない必聴盤ですね。初期ダイナソーJrの原点を垣間見ることができる作品だということもできます。今改めて聴き直してみると、ハードコアな音楽の中にもメロディアスな部分が見え隠れするなど、この頃からすでにJの才能の片鱗は窺い知ることができましたね。

気になる収録内容ですが、ボストンの辣腕ルー・ジョルダーノが録音を手掛けた1983年の唯一の音源 『DEEP WOUND』 のトラックをはじめ、翌84年のコンピレーション作品 『Bands That Could Be God』 への提供曲、90年代後半にリリースされていた7インチ・ブート盤 『AMERICAN STYLE』 のデモ音源等をすべてをコンプリートした完全盤であります。既発CD【廃盤】の 『DEEP WOUND』 では全18曲収録でしたから、プラス9曲の大盤振る舞いで世に再び出て来たことになります。初めて聴く人はもちろん、既発盤を持っている人にも是非、買い直して聴いて欲しいアルバムですね。

尚、ジャケットのイラストは「脳みそが飛び散っている図」ですので、日本国内ではこのイラストのまま国内盤化される可能性は低いと思います(たぶん)。念願の再発盤だというのに、相変わらず過激な奴らです、まったく(苦笑)。


◎DEEP WOUND 『ALMOST COMPLETE』 (Baked Goods, BG03)

01. I Saw It
02. Sisters
03. In My Room
04. Don't Need
05. Lou's Anxiety Song
06. Video Prick
07. Sick Of Fun
08. Deep Wound
09. Dead Babies
10. You're False
11. Time To Stand
12. Pressure
13. Training Ground
14. Deep Wound
15. You're False
16. Your Head Is In Your Crotch
17. Psyched To Die
18. Sister
19. Patriots
20. Never Let You In
21. Adult
22. Don't Need
23. Video Prick
24. Let's Go To The Mall

Extra Tracks From An Early Demo Featuring A Different Singer (Jay Otto)
25. Training Ground
26. Patriots
27. You're False

tracks 1 thru 9 taken from self titled Radiobeat 7"single...released 1983.
tracks 10 & 11 (outtakes from 7"recording) taken from the Radiobeat “Bands That Could Be God” LP compilation...released 1984.
tracks 12 thru 24 taken from “American Style” self released cassette...released 1982.



※コチラが18曲入りの既発盤 『DEEP WOUND』 【廃盤】です。

◎DEEP WOUND 『DEEP WOUND』 (LOST & FOUND, LF284/CD)

01. I SAW IT
02. SISTERS
03. IN MY ROOM
04. DON'T NEED
05. LOU'S ANXIETY SONG
06. VIDEO PRICK
07. SICK OF FUN
08. DEEP WOUND
09. DEAD BABIES
10. YOU'RE FALSE
11. TIME TO STAND
12. PATRIOTS
13. PRESSURE
14. NEVER LET YOU IN
15. YOUR HEAD IS IN YOUR CROTCH
16. PSYCHED TO DIE
17. ADULT
18. TRAINING GROUND

TRACK 1-11 were recorded at RADIOBEAT in 1983
TRACK 12-18 were recorded at J's basement in 1982


★DVD/MILES DAVIS QUINTET 「EUROPEAN TOUR 1967」

2007年02月18日 | MILES DAVIS
 
少し前に購入していたマイルス・デイビスのライブDVD 『EUROPEAN TOUR 1967』 をよくやく観ました。たぶんブートレッグではとても有名なライブ映像なのではないかと思いますが、僕自身ほぼ電化マイルス以降の映像しか観たことがなかったので(※一部、コルトレーンと一緒にやっていた頃の映像は観たことあります)、とても新鮮な感じがしましたね。耳タコ音源かと思いきや、やっぱりこうして映像とリンクして観ると、また新たな感動を覚えます。

当たり前なのですが、マイルス・デイビス本人も含めて一緒に演奏しているメンバーが全員、いやー若いこと若いこと(苦笑)。とくに黒縁眼鏡で懸命に鍵盤を弾いているハービー・ハンコックや一心不乱にドラムスを叩きまくるチョビ髭面のトニー・ウィリアムスのまだ幼い風貌には、観ているだけでなんとも微笑ましい気分にさせられましたね(苦笑)。彼らの演奏している動く姿を観られただけでもこのDVDは及第点であります。

HMV通販でバーゲンプライス税込価格2239円というのも、非常にお買い得でしたね。この価格でクインテット期の絶頂ライブが2公演も観られるのですから、もう満足というほかありません。この時期のライブ映像ですので、さすがに画質的にはブートレッグ並みのクオリティではありましたが、たぶんこれが現存する最高画質の映像なのかもしれませんね。前半に比べて、後半のライブは若干さらに画質が落ちますが、それでも十分鑑賞に堪えられる程度ですので問題ありません。とにかくこの値段でこれだけの内容が楽しめるのですから、これでもう高いお金を払って、1967年欧州ツアーのブートDVDを買う必要はありません(笑)!めでたしめでたしです。


◎DVD/MILES DAVIS QUINTET 『EUROPEAN TOUR 1967』 (Impro-Jazz, IJ518)

※Konserthuset, Stockholm, Sweden, October 31, 1967
01. Introduction (0:31)
02. Agitation (6:56)
03. Footprints (9:06)
04. Around Midnight (8:30)
05. Gingerbread Boy into The Theme (8:13)

※Stadhalle, Karlsruhe, Germany, Nonember 7, 1967
06. Agitation (6:42)
07. Footprints (6:03)
08. I Fall in Love too Easily (11:34)
09. Walkin' (9:14)
10. Gingerbread Boy into The Theme (5:50)

Total Time: 75min.

Miles Davis (tp)
Wayne Shorter (ts)
Herbie Hancock (p)
Ron Carter (b)
Tony Williams (ds)


★マルちゃん 「富士宮やきそば」

2007年02月17日 | GOURMET
 
近所のスーパーで購入して来たのが、このマルちゃん 『富士宮やきそば』 (東洋水産)です。富士宮やきそばが有名なのは知っておりましたが、まさかこんなものまでインスタントのカップやきそばになるとは少々意外でした(笑)。まあ、この世界、なんでもアリなんですね。税込価格138円でした。

このマルちゃん 『富士宮やきそば』 の特徴は、その1「コシのある麺」、その2「肉かす」、その3「削り粉」とあります。これだけなら他のカップやきそばでもありそうな気がしますが、上記の「肉かす+削り粉のコラボ」が微妙な味わいで、これが 『富士宮やきそば』 定番の味の再現なんだそうです。まあ、実際に食してみてたしかに美味しかったので、これはこれでアリなのかな、という気もしておりますが(笑)。最近食べたインスタントやきそばの新製品の中では一番美味しかったと思います。これなら、もう一度買ってもイイかもしれませんね。

ちなみにこのマルちゃん 『富士宮やきそば』 、よく見ると「富士宮やきそば学会」承認マーク 【写真左下】 が入っておりました。そんな学会まであったんですねえ。しかしながら、愛称「う宮(ウミャー)!」というのは、いかがなものでしょうか(苦笑)。


★映画 「守護神」 を観て来ましたー!!

2007年02月16日 | MOVIE
 
ケビン・コスナー主演の映画 『守護神』 を観て来ました。先週末に封切されたばかりでしたので、まだ映画館混んでいるかな~と少し覚悟して出掛けて来ましたが、意外と空いていましたのでラッキーでした。座席もいい場所がとれましたので。最近の映画館は事前に座席指定しておけるので、やっぱり助かりますよね。

で、肝心の映画の方でしたが、少々寝不足状態で観に行ったにも関わらず、最後まで居眠りせずに観ることができました(苦笑)。僕は日本映画の 『海猿』 を一度も観たことがないので、この映画がハリウッド版の二番煎じ映画なのか否かは判りませんが、純粋に映画を観て楽しめたことは事実です。久し振りに入館料1800円を払っても「損した」と思わないで済んだ映画だったと評価しておきましょう。素直に「素晴らしい映画でした!!」と云わないところがミソなんですけど(苦笑)。

テレビCMで和田アッコさんやキャイ~ンの天野っちが宣伝しているコメントは、ちょっと大袈裟な気がします(笑)けど、それでも「娯楽映画」としては十分及第点が取れている力作だと思いました。映画館の大きなスクリーンで迫力ある映像を楽しめた点もプラスアルファの要素ですね。できればこの映画はDVDじゃなくって、映画館で観た方がイイかもしれません。

あと映画を観ていて以外だったのは、主人公が行き着けの店にしていたBARのママさん役に、あの “デラニー&ボニー” のボニー・ブラムレットが演じていた点でしょうか(笑)。最初はまったく気が付かなかったのですが、映画終了時のエンドロールを観ていたら「ボニー・ブラムレット」の名前が出ていたので、ビックリした次第です。そーいえば、映画の中でも店の中でブルースを歌っていたよな(苦笑)。

※映画 『守護神』 オフィシャル・サイトはコチラ!


★アマゾン物流センター (千葉県市川市)

2007年02月15日 | DAY BY DAY
 
こちらは千葉県市川市にあるという 『アマゾン物流センター』 の外観写真ですね。以前の4倍の規模になったといいますから、アマゾンが日本でいかに急成長しているかがよく判ると思います。なんといってもアクティブカスタマーが600万人(※2006年3月末現在)も存在するというのですから、その潜在需要の大きさは計り知れません。かくいう私もアマゾンのヘビー・ユーザーですから、結構貢献している方ではないかと思いますが(苦笑)。




で、今回とても興味深かったのはこちらのアマゾン物流センター内部の写真ですね。僕も初めて見ました。倉庫というよりも、図書館といった方が近いかもしれませんね(笑)。識別番号ごとに細分化された在庫管理の書棚がズラリと一列に並んでいる様は、いや~圧巻です。写真でみても倉庫の一番奥があまりにも遠すぎて、ぼやけて判別できないところがこれまたスゴイところであります(笑)。

本好きな人にとっては天国みたいな場所なのかな? いや、配本用の仕分け作業中は本を手にすることはできても、読むことはできないから、逆に生き地獄か(苦笑)。


★ディープインパクト、引退後初の一般公開

2007年02月14日 | JRA
 
昨年末に中央競馬を引退したディープインパクトが2月14日、種牡馬生活を送っている北海道安平町の社台スタリオンステーションでファンに公開されたそうです。

僕もテレビで観ましたけど、相変わらず元気そうで何よりでしたね。なんとなくテレビのブラウン管を通して観た第一印象が、レッドソックスに入団した松坂大輔投手とダブって見えたのは不思議な感じがしましたけど(苦笑)。馬と人間じゃ大違いなのにね、どことなく雰囲気といいますか、全身から発せられるオーラの様子が似ていたんでしょうかね(笑)??

厩務員の話によりますと、現在のディープインパクトの馬体重は「約470キロ」と現役時代から30キロほど増えているそうです。相変わらず小柄に見えたんですけど、引退後も立派に成長し続けている雄姿をみるにつけ、やっぱりもう一年ぐらい第一線で走ってもらいたかった。去年失格してしまったフランスの凱旋門賞(国際G1)で是非ともリベンジしてもらいたかった、というのが多くの競馬ファンの声だったんじゃないかなと思っております。

新しい生活にも慣れたようで、どうやら今月から本格的な種付け作業にも入っているそうです。種付け料は一回当たり1200万円(!)で、初年度は200頭程度が予定されているといいます。男冥利に尽きますよね。でも、一日何回も強制的に交尾しなくちゃならないと考えると、ある意味「天国と地獄」、やっぱり拷問に近いのかな・・・。こういうのは、ほどほどがイイですよね(苦笑)。


★生録りCDダイレクト・マスター・シリーズ 「白熱のラーガ」

2007年02月13日 | MUSIC
 
三連休最終日は、近所のブックオフをハシゴしに散歩に出掛けて来ました。我が家から歩いていける場所に三軒のブックオフ(小型店)があるのですが、住宅地のせいか、商品回転率は意外と早くて、行くたびに棚の中が新しい中古商品に入れ替わっているので結構重宝しております(苦笑)。

店内を一周した後、今日は何か収穫がないかなと中古CD棚を久し振りにジックリと眺めていると、なにやら珍しい帯付き国内盤CDが目に止まりました。なになに 『生録り(なまどり)CDダイレクト・マスター・シリーズ』 だって??ううーむ、どこかで聞いたことがあるような、ないようなシリーズ名だな・・・・。ジャケットを見ると、中央に思いっきりシタールを演奏しているミュージシャンの写真が配置されております(笑)。ううーむ、この手のジャケットセンスというのは、僕の経験上、「大当たり」か「大ハズレ」のどっちかだな(苦笑)。

CD帯に書かれている文面を読むと、「世界初のデジタル一発録りマスターテープによるダイレクト・カッティングで、“音の劣化”を極限にまで排除した、オーディオ・マニア垂涎の話題盤登場!!70分の長時間即興演奏録音で、再生装置等のオーディオ・チェックにも最適。」と書かれております。

もしかしたら、これって以前、雑誌 『レコード・コレクターズ』 でも記事に取り上げられたことのある「世界初のダイレクト・カッティングCD」のことではないだろうか。うろ覚えの記憶なのであまり自信はないのですが、なんとなくそんな記事に目を通したことがあるような気がします。CDタイトルにある 『白熱のラーガ』 とネーミングセンスも、僕の経験上、「大当たり」か「大ハズレ」のどっちかだもんなあ(苦笑)。

このCDは「ビクター音楽産業株式会社製」の純国産CDですし、コンパクトディスクが出始めた初期である「1988年3月」にリリースされた旧規格CDでもあります。中古価格は税込み1000円だったので、うん、ものは試しだ、とりあえず購入して聴いてみようと判断して、レジに向かいました。

で、帰宅してさっそく再生してみたところ、これが大正解!!いやー、随分昔に発売された旧規格CDでしたので、実は大して期待していなかったんですけど、これは音がイイですねえ~。我が家のたいして高額でもない普通のミニコンポのステレオ・スピーカーでも、十分に音の違いが判るぐらい高音質な「ラーガの調べ」が流れ出てきております(苦笑)。音の余韻が美しく、一音一音の輪郭がはっきりしています。ちょっと抽象的なんですけど、「音の鮮度が高い」という表現でお判りいただけるでしょうか。却ってよく判らないですよね(笑)。

シタールを超絶演奏しているのはプレームダース・ヘーゴダというシタール奏者なのですが、いやはや息もつかせぬ演奏はまさに疾風怒濤で神憑り的。一発録音の70分間に渡る長時間演奏もあっという間で、思わずCD全編を通して聴き入ってしまいました。これは音がイイだけでなくて演奏そのものもかなりレベルが高いですね。これがたったの千円札一枚で体験できたのですから、いや安いものです(笑)。

今回はかなりマニアックなネタになってしまいましたが、なかなか興味深いアイテムをゲットできましたので大満足な一日でしたー!!最近はブックオフでは不発が多かったんですけど、たまにはこういう良い品もまだまだ眠ってますね(苦笑)。


◎生録りCDダイレクト・マスター・シリーズ 『白熱のラーガ』 (Victor, VDR-1498)

01. アーラープ (16:10)
02. ジョード (7:50)
03. ガット(スロー) (19:02)
04. ガット(ミディアム) (19:14)
05. ジャーラー (8:19)

演奏:
【シタール】プレームダース・ヘーゴダ
【タブラ】ウスタード・バシール・アーメド・カーン
【タンプラー】ラクシュミ・モリタ

※1987年12月12日、ビクター青山スタジオDAS900デジタル録音

「このシリーズは、収録された音楽信号をデジタル信号に変換して、直接CDカッティング用のマスターテープに入れてしまう方法である。
原音場(直接音と間接音)の持つ演奏者の心(音楽性)を、そのまま直ちにCDの形に凍結して、リスナーの前に再現できる方式を世界で初めて試みたものと言えよう。(ライナーノーツ本文より抜粋)」
【オーディオ・ディレクター/太田一穂】


★小川隆夫&中山康樹著 「徹底攻略!超難問集~マイルス・デイヴィス編」

2007年02月12日 | MILES DAVIS
 
中山康樹著作物シリーズはまだ続きます(苦笑)。こちらはさらに遡ること、2003年6月に発売された単行本です。ヤマハミュージックメディアという版元から発売された 『徹底攻略!超問題集』 シリーズの一冊で、マイルスのほかにビートルズ編というのもたしか発売されていたと記憶します。

この本はマイルス・デイヴィスにまつわる超雑学の難問が一問一答形式で合計188問、クイズ問題として掲載されているのでありますが、参考書だと考えれば専門性が高いゆえ、まあそれなりの値段なのかもしれませんが、サブカルチャーの一冊だと考えるとかなり高いですよね。クイズ問題集だから仕方ないのかもしれませんが、1ページ内の空白スペースもかなり多いと感じましたし(苦笑)。それでこの値段(※本体価格1600円+消費税)では、とてもじゃないですけど買えないなって思ったんですよね、発売当時は(爆)!

しかし、これも店頭でほとんど見かけることがなくなってはじめて、ようやく買いたいって思えるようになったんですよね。やっぱり天邪鬼です(苦笑)。今回はたまたま立ち読みしていたタワレコの書籍コーナーにこの単行本が並んでおりましたので、古本ではなくタワレコのダブルスタンプで購入することにしました。同じ新品書籍を買うにしても、こういうところは計算高いですよね、我ながら(笑)。

パラパラと読み始めてみましたが、これって読書するというよりも、やっぱり仲間同士(※当然マニア仲間対象です、笑)で飲みながら、ワイワイガヤガヤする中でクイズ問題として使用するというのが正しい使い方なのかもしれませんね。ただ単に最初から読んでいても、あまり面白いとは思えませんね。クイズをひとつのきっかけにして、そこから会話が膨らんでいく、仲間同士のコミュニケーション・ツールの一つとして用いる、というのが正しい使用方法なんでしょうね。

ま、この本の感想を一言でまとめますと、日常生活ではまったく役に立たないのですが、相当マニアックな雑学知識が身に付くことだけは保証できますよ(苦笑)!!なんじゃいそりゃあ(笑)