ジョー山中のニューアルバムが久々に発売された。ソロ名義の作品だと約8年ぶりぐらいになるだろうか。しかも本作は、25年前に発売されたあの「レゲエ・ヴァイブレーション」シリーズの第4作目となる。
「レゲエ・ヴァイブレーション」シリーズはたしか全3部作で幕を下ろしたはずなのに、「何故今頃になって続編が・・・?」とやや疑問の声もきっと多いはずだと思うが、今だからこそ唄える現在進行形の「レゲエ・ヴァイブレーション」だと考えれば、少しは納得できるか。
昨年夏からFTBの活動も再開し、現在、新たな絶頂期を迎えつつあるジョー山中氏。この「レゲエ・ヴァイブレーション」シリーズもある意味、彼の総決算活動の一環として行われているのではないか、そんな気がしてならない。
収録曲全9曲の中には、お決まりの「人間の証明のテーマ」も再びセルフカバー新録音にて収められている。節目節目で必ず演奏されるこの曲は、やはり氏の人生とは切っても切り離せない名曲なのであろう。わかっちゃいるけど、聴いてしまえば本作のアレンジもなかなかのモンです。
4曲目には、再結成FTBのアルバム 『We Are Here』 にも入っていた「Don't Touch My Deadlocks」が、レゲエ・バージョンにて収録されています。FTBでの演奏よりもむしろこっちのソロ・アレンジの方が違和感がなくていいかもしれませんね(苦笑)。
◎ジョー山中 『REGGAE VIBRATION IV GOING BACK TO JAMAICA』 (UNIVERSAL J)
01. GOING BACK TO JAMAICA
02. REGGAE LOVE
03. DAYDREAMIN'
04. DON'T TOUCH MY DEADLOCKS
05. I'M A LUCKY MAN
06. ONLY PRAY FOR TOMORROW
07. DANCE TO THE REGGAE
08. PROOF OF THE MAN
09. FAR EAST JAH