廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★第130回 天皇賞(秋)

2004年10月31日 | JRA

2週間以上も身体の状態がすぐれなく、こんなに長い期間、治らないとするともしかしたら風邪じゃないのかもしれないと思い、家の近くの総合病院ではなく、昔通っていた実家近くの個人専門医のところへ診察を受けに行ってきました。レントゲン撮影と血液検査の結果、やはりただの風邪ではなく、感染症も併発しておりました。もう少し重症であれば即入院ということもありえましたが、とりあえず3日間、抗生物質の点滴を受けて様子をみましょう、ということになりました。感染症を起こしていると普通の風邪薬(抗生物質)を飲んでいても全然効かない訳で、何種類かの抗生物質を一度に用いないと効き目がないそうです。現在は飲み薬を含めて3種類投与しておりますが、とりあえず微熱状態からは脱したみたいですので少しは効き目はあったみたいです(笑)。

診察の待ち合い時間に夕刊紙をパラパラと読み、買えるかどうか判りませんでしたが、本日開催の『第130回天皇賞(秋)(G1)』の予想を考えておりました。で、僕は前走の京都大賞典(G2)での勝ち方を評価して、人気薄の11番ナリタセンチュリー流しで勝負しましたが、その京都大賞典でナリタセンチュリーに惜しくも負けたゼンノロブロイが初G1勝利(!)という結果に終わりました。さすがオリビエ・ペリエ騎手!!さらに2着に来たのは3歳牝馬のダンスインザムードでしたので、例えゼンノロブロイで買っていたとしても対抗馬で外していたでしょうね。僕の馬券購入術のひとつに、秋の天皇賞ではクラシックレース経験の浅い3歳馬と牝馬は「即消し」という必勝理論がありましたので、たぶん買っていなかったと思います。これでまた必勝理論を一から作り直さなければならないなあ~(笑)。

★映画 /THE GOLDEN CUPS 「ONE MORE TIME」

2004年10月30日 | THE GOLDEN CUPS

テアトル新宿(新宿駅東口、伊勢丹新館隣りB1F)にて、11月20日(土)よりロードショーが決定した映画『ザ★ゴールデン★カップス/ワンモアタイム』の前売り鑑賞券(1500円)を買って来ました。この写真、若かりし日のマーチャン(ルイズルイス加部)だと思うのですが、うーん、やっぱり昔からこんな感じだったんですね!性格が全然変わっていないのが改めてスゴイと思いましたが(笑)。

11月20日(土)公開初日は先着100名に特製ミニポスターがプレゼントされるそうですし、同23日(火)にはトークショーも開催される予定だとか。待ちに待った映画公開、実に楽しみです!!


◎映画 『ザ★ゴールデン★カップス/ワンモアタイム』

監 督:サン・マー・メン
キャスト:ザ・ゴールデン・カップス
デイヴ平尾、ケネス伊東、エディ藩、ルイズルイス加部、
マモル・マヌー、ミッキー吉野ほか

2004/日本/130分/ビスタ/ドルビーデジタル

製作・配給・宣伝:アルタミラピクチャーズ

タイムテーブル
10:55/13:30/16:05/18:40


★NISSAN TIIDA PRESENTS 「DUAL FEEL」

2004年10月29日 | Johnny, Louis & Char

Charと女優の小西真奈美さん主演で話題になったWEBショートムービー、NISSAN TIIDA PRESENTS『DUAL FEEL』のDVDバージョンがコレです。申し込み先着3万名様にプレゼントとありましたので、さっそく申し込んだところ、日産の新車展示会期間直前の10月初旬に郵送で送られてきました。ま、体のいいDMといったところでしょうか(笑)。

小西真奈美主演(SIDE A)とChar主演(SIDE B)からなる両方の視点から制作されたドラマで、時間軸が同時進行で進んでおりますので、ま、面白いことは面白いのですが、所詮は国産自動車メーカーの作るものですから、正直な話、たかがしれています(笑)。但し、このDVDでしか聴けないCharの新曲(しかもライヴ演奏!)が収録されておりますので、WEB公開終了後には、たぶんCharのファンには垂涎のコレクターズアイテムになること間違いなしです。非売品ですしね。

http://www2.nissan.co.jp/TIIDA/DUALFEEL/top.html


★JOE'S BAG

2004年10月28日 | Johnny, Louis & Char

==今日はひと休み(笑)==
2004年9月19日(日)にクラブチッタ川崎で行われたジョー山中のイヴェント『JOE'S BAG』に、Charがゲスト出演した際の楽屋裏での秘蔵のスリーショット写真です。普段は考えられない、ものすごい組み合わせでしょ、ね?(笑)

[写真]左からジョー山中、Char、内田裕也という組み合わせ、誰が思い付いたでしょうか。それにしてもCharの子供のような満面の笑顔、やっぱりこの二人の前ではCharもまた少年時代にタイムスリップしてしまうのでしょうか。いいなあ~、こういうの。僕は大好きです!!

★Johnny, Louis & Char 「FREE SPIRIT 1979.07.14」

2004年10月27日 | Johnny, Louis & Char

マスターテープの奇跡的な発掘により、かつてはリリース不可能と云われていたジョニー、ルイス&チャーのデビューアルバム『FREE SPIRIT』の完全収録盤のボックスセットがこのほど発売される運びになりました。Charファンにとっては長年の夢、青天の霹靂といいますか、まさに驚きのリリース予告でありました!!

日比谷野外音楽堂に於ける1979年7月14日のフリーコンサートの模様をさまざまな角度から再現・検証した作品で、CD2枚組+DVD+約80ページの豪華ブックレットという内容です。当日演奏された全16曲(※未発表音源含む)はもとより、MCなど記録用テープに録音されたすべての音源を完全収録したといいます。ううーむ、これってかなり画期的ですよねえ、ブートを超えた公式ブートという図式も成り立つんではないかと(笑)。DVDの方は残念ながら完全収録ではないそうですが、これはスタッフ撮影のプライヴェートビデオ(資料用映像)がマスターになっているそうですから、なにかトラブルがあって収録不可能だったのではないでしょうか?詳細は不明なんですけど。でも、音源の完全収録に加えて11曲分だけではありますが、当日のライヴ映像まで観ることができるのですから、もう大満足であることには変わりありません。尚、11月10日(水)までに先行予約すると、さらにもう一枚、本編未収録ライヴ映像1曲が入ったシングルDVDが予約特典としてもれなく付いてきますので、先行予約まだの方は急いで下さ~いっ!!(笑)。

※発売日は当初予定よりも少し遅れて11月25日(木)発売です。税込価格7000円。これはもう絶対お得な超豪華ボックスセットですので、皆さん、絶対に買って聴いて下さいネ!!


◎Johnny, Louis & Char 『FREE SPIRIT 1979.07.14』

DISC-1: CD ( 52:30)
01.introduction
02.Voodoo Chile~からまわり
03.去年の雨
04.Wasted
05.風に吹かれてみませんか
06.Open Your Eyes
07.表参道
08.The Leading of the Leaving
09.籠の鳥

DISC-2: CD ( 58:45)
01.Why Aren't You Ready
02.Natural Vibration
03.Tokyo Night
04.You're Like a Doll Baby
05.Smoky
06.Wondering Again
07.Shinin' You, Shinin' Day

DISC-3: DVD ( 59:48)
[LIVE] ( 31:16)
からまわり
introduction
Wasted
You're Like a Doll Baby
The Leading of the Leaving
籠の鳥
Natural Vibration
風に吹かれてみませんか
Smoky
Wondering Again
Shinin' You, Shinin' Day

[INTERVIEW] ( 28:32)
フリーコンサート
前日の夜
君が代
JL&C
女性ファン
ギター少年
自分の場所
ボブ・マリーからの衝撃
言葉と歌詞
野音という場所
FREE SPIRIT…その後
野音とFREE SPIRIT

http://www.char-net.com/j_topics/freespirit/top.html


★SHIGEO ROLL OVER 「 I AM VOODOO CHILD」

2004年10月26日 | JIMI HENDRIX

リホさんちの『The Jackets』コーナーにも投稿した、ジミヘンのトリビュートバンドの第一人者、Band of Shigeo Rolloverの1988年11月発表のデビューアルバム『I AM VOODOO CHILD』がコレです。でも、せっかく前出コーナーにレビュー掲載しても反応は「ゼロ」でしたので、やっぱり超マイナーなバンドなんですかねえ~(笑)。僕の中ではツェッペリンの完コピバンド、シナモンと双璧を成す日本を代表する二大トリビュートバンド(笑)だとずう~っと思っていたんですけど、やっぱ違うのかなあ~(苦笑)。

で、このデビューアルバム、発売当時はもちろんCDではなく、アナログLPのみの発売で、何枚プレスしたのかは不明ですが長らく廃盤の憂き目に遭っていたのは事実であります。それが15年の歳月を経て、今年2004年4月に急遽、初CD化による再発が決まりました。というのも当の本人たちも諦めていた15年前の原盤が奇跡的に見つかったためで(!)デジタルリマスターを施した上、初代Shigeo Rolloverの再結成・活動再開を機に、再び世に放たれたというのが事の顛末であります。それにしても15年もの間放っておかれた原盤がよくぞ見つかった!というのが僕の感想であります(笑)。拍手パチパチ。

初代Shigeo Rolloverなので収録した当時のメンバーは、中野重夫(g,vo)、本多季之(b,vo)、松田信哉(ds)の3人のため、現在のミッチ蔵澤(ds)加入以前の音源であるというのが残念でありますが、これはこれでShigeo Rolloverの歴史の一部であることには違いありませんので、僕は大歓迎しております。全曲、ジミヘンのカヴァー演奏というのもデビューアルバムとしては潔いと思います。

尚、ジャケット裏面には、ジミヘンの墓前にて撮影したヘンドリックス重夫の右手が神々しく写っております。現在はこのCD、ライヴ会場内でのみ販売されており、通常のCDショップやネット通販などで簡単に購入することはできませんが、是非、ライヴ会場に足を運んでいただき、一人でも多くの人に生でジミヘンの超神懸かり的なイタコ弾き演奏(笑)を体感していただきたいと思います。ナンバリング入りで、税込価格2500円。さて、今回は一体何枚プレスしたのか興味が沸くところではありますが(笑)。


◎SHIGEO ROLL OVER 『I AM VOODOO CHILD』 (JHSN-1127)

01.FOXY LADY
02.MANIC DEPRESSION
03.RED HOUSE
04.HEY JOE
05.LITTLE WING
06.3RD STONE FROM THE SUN
07.VOODOOCHILE
08.CAN YOU SEE ME
09.THE WIND CRIES MARY
10.FREEDOM
11.ANGEL
12.PURPLE HAZE

http://www.ne.jp/asahi/real/sro/top.htm


★裸のラリーズ「Mars Studio 1980」

2004年10月24日 | J ROCK MASTERPIECE

裸のラリーズに元村八分の山口冨士夫が参加していた時期の最重要音源が先頃めでたくブート化されました。1980年9月4日~9日まで、東京・国立のマーズ・スタジオで録音されていたセッションテープがそれで、西新宿の某店で現在販売されている。3枚組CDRで、タイトルはそのものズバリ!『Mars Studio 1980』だ。税込価格5040円でした。

気になる音質の方ですが、これが予想に反してすべてサウンドボード録音で音質バッチリ。多少、ジェネレーションを重ねた音源がマスターになっているせいか、本来ならばもっと音質の良いテープがアンダーグラウンドに出回っているという話も聞きましたが、これだけ良好な音質であれば、ほとんど問題ありませんね。それだけ生々しいスタジオ内でのセッション練習風景の全貌がココにはあります!!収録されなくてもいい現場のオシャベリ声までリアルに拾ってしまっておりますから、臨場感という点ではほぼベストといって過言ではありません(笑)。

リーダーの水谷孝の個性があまりにも強烈で、バンドメンバーとして新規加入したばかりの山口冨士夫の演奏がほとんど判らない(笑)のが唯一のマイナスポイントでありますが、それでもこの面子でなければ表現することが出来なかったオーラのようなものを感じますので、やはり山口冨士夫の正式加入というのは、その後の裸のラリーズにとっても「絶対必要条件」であったことは、まず間違いありませんね。やはりこれも無視できない裸のラリーズ関連の必聴音源のひとつであります!!


◎裸のラリーズ『Mars Studio 1980』(UNIVIVE-001)

Disc.1
01.ENTER THE MIRROR
02.遠い記憶
03.JAM
04.ENTER THE MIRROR
05.夜、暗殺者の夜
06.恋の物語

※Studio Session:MARS STUDIO 1980/09/04-06

Disc.2
01.恋の物語
02.黒い悲しみのロマンセ
03.黒い悲しみのロマンセ
04.白い目覚め
05.白い目覚め
06.白い目覚め
07.白い目覚め

※Studio Session:MARS STUDIO 1980/09/06-07

Disc.3
01.GUITAR JAM
02.氷の炎
03.夜、暗殺者の夜
Bonus Track
04.黒い悲しみのロマンセ

※Studio Session:MARS STUDIO 1980/09/09

http://www.w-h.co.jp/
http://www.yk.rim.or.jp/~ubud/rallizes.html


★萩原健一の世界

2004年10月23日 | DAY BY DAY

ショーケンこと萩原健一(54)が人身事故を起こし、神奈川県警鶴見署に業務上過失傷害の現行犯で逮捕された、というニュースを聞いたのは昨日深夜の出来事であった。正直、えっショーケンが自動車事故?って最初は思いましたが、徹夜仕事で体力も消耗し、帰宅途中の事故であることから「居眠り運転」の疑いもあるそうですが、県警が引っかかったのはそれよりも逮捕当時の萩原健一容疑者の言動に不自然な点が見られたため「薬物使用」の疑いも掛けられているとか‥‥。

うーん、よりによって今度はショーケンかあ、と頭の片隅には元ラッツ&スターの田代まさしの顔がチラつきましたが、どうか薬物使用の疑いだけは晴れてくれるよう祈っている今日この頃です。人身事故の方は、相手の男性に右足骨折という重傷を負わせたものの、命には別条がなかったのが唯一の救いではあります。でも、簡単なカーブを曲がりきれなくて対向車線のバイクと正面衝突っていうのは、やっぱり居眠り運転でもしていたんじゃないですかね。僕もあやうく居眠り運転で事故を起こしそうになった経験がありますから、なんとなく他人事には思えないんですけどね(笑)。

今回はとくにアルバム紹介するという目的ではなく、ショーケンの現行犯逮捕のニュースを聞いた感想を書き込みたくなったので敢えてこのネタにしたんですけど、とりあえず顔写真がジャケットになっているCD『萩原健一の世界』を載せておきました(笑)。それにしてもこのCD、すごいですよね。演奏が井上尭之バンドというのはイイんですけど、セリフ「田中絹代」「萩原健一」「田中邦衛」というのは、うーんTVドラマからの抜粋なんでしょうが、こんなの聞いて面白いかあ?(笑)ちなみに収録作品はNTV系テレビドラマ「前略おふくろ様」と「傷だらけの天使」、それになぜか東宝映画「アフリカの光」となっております。うーん、とにかく不思議なアルバムではあります。そのCDをもってるというオイラもある意味、すごいですけど(笑)。


★CROSBY,STILLS,NASH&YOUNG 「STUDIO ARCHIVES 1969」

2004年10月22日 | NEIL YOUNG

めったに完売ヒット商品など出ることのない(笑)クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング関連の作品ですが、ここ一年ぐらいの間にものすごい数の流出音源や映像が市場に出回り、ファンとしては嬉しいやら、財布の中身が気になるやらで悲鳴の続く日々を送っております。

で、今回ご紹介するタイトル 『STUDIO ARCHIVES 1969』 はプレス1CDですが、内容はあっと驚く為五郎的な驚異の発掘音源ばかりの未発表音源集で、しかも音質は超マスター級というスグレ物。これは早く買っておかないとヤバイかな?と思い、今回は発売直後に購入しておいて大正解でした。なんと発売後数週間で本当に完売してしまったんです!!まさかと思いましたが、ある日を境に店頭から一斉に無くなりましたので、これは嘘じゃないと思います(笑)。300枚限定プレスCDで、税込価格3500円でした。

ほぼ同時期に発売となったCSN&Yのリユニオン・ツアーの最終日、ウェンブリー公演のプロショット・コンプリート映像版 『LIVE IN LONDON 1974』 2枚組プレスDVDも、気がついた時にはいつの間にか既に完売しておりましたので、これも早めに購入しておいて大正解(笑)でしたね。

でも、こんなに早く完売してしまうとは、ちょっと意外でしたねー。西新宿界隈にも、こんなに大勢のCSN&Y隠れファン(笑)が実は存在していたんですね~!!ということは、ここら辺をターゲットにした商品が今後も続々と出てくる可能性はなきにしもあらず?ということですね。今後の西新宿界隈の動向に注目しましょう。なんだか楽しみだなあ、期待わくわく~っ♪


◎CROSBY, STILLS, NASH & YOUNG 『STUDIO ARCHIVES 1969』

01. Everybody's Talkin' (CSN Version)
02. How Have You Been (CSN Version)
03. Black Queen Riff/Dialogue
04. Triad (Acoustic Studio Take)
05. Almost Cut My Hair (Acoustic Studio Take)
06. Everyday We Live (Stills' unreleased song)
07. Sea Of Madness (Studio Take)
08. The Lee Shore (Diff. Vocal Take)
09. Everybody I Love You (Unedited Basic Track)
10. I' ll Be There (Stills' unreleased song)
11. Blackbird (Take 1-4)
12. Ivory Tower (Stills' unreleased song)
13. 30 Dollar Fine (Stills' unreleased song)
14. Everybody's Been Burned(Nash Version)
15. You're Wrong Baby (Nash's unreleased song)
16. Everybody's Alone (Young's unreleased song, CSNY Version)


★JUAN DE LA CRUZ 「HIMIG NATIN」

2004年10月21日 | J ROCK MASTERPIECE

おおーっ、とうとう再発されましたー!!
あのスピード、グルー&シンキ(陳信輝+ルイズルイス加部+ジョーイ・スミス)のジョーイ・スミス(ds,vo)がバンド解散後に、祖国フィリピンで加入したヘヴィロックバンド、JUAN DE LA CRUZの名盤2ndアルバム『HIMIG NATIN』が遂に公式初CD化されました!!オリジナルアナログ盤は現在でも時価ウン十万円もするという幻の廃盤アイテムで、過去に出回ったブート作品はすべてアナログ落としで針飛びまでしていた音質極悪盤(笑)でしたので、まさに待望の再発リリース!と呼んで差し支えないでしょう。僕もずうっと待ち望んでいた作品です。税込2520円でした。

内容は一聴していただけば明快なのですが、もろ「スピード、グルー&シンキ」のノリで、70年代に一世を風靡したハードロック、ヘヴィサイケのエキスが凝縮して詰まっている「うんうん、これこれ!」と思わず膝を叩いてしまうような完成度の高い作品に仕上がっております。輸入盤フィリピン製プレスCDのため、ジャケットは「なんじゃこりゃ?」といいいたくなるぐらい手抜きのペラペラ紙なので、ヴィジュアル的には褒められたもんじゃありませんが、音質に関してはオリジナルマスターからの再発なので、音はバッチリです。さすがオフィシャル盤はやっぱり違います(笑)!!地元フィリピン国内でも再発されたばかりなんだそうですけど、早くも品薄状態になっているそうで、店頭でもなかなか見つけられない限定生産盤だという話です。真偽の程は定かではありませんが(笑)。

収録曲にはスピード、グルー&シンキでも演奏していた「Take You Home」も再演しております!シンプルで音数も極端に少ないバンドなのですが、なんだか70年代日本発ニューロックの原点を聴いているような感じで、懐かしいといいますか、聴いていて非常に心地よい印象を受けました。ジョーイ・スミスのヴォーカルも完璧で、彼のセンスの良さが全面的に出ております。ポジショニングとしては、スピード、グルー&シンキの番外編に位置づけてもまったくおかしくない知る人ぞ知る驚異の名盤だと思いますよ!!チャック・ベリーやグレイトフル・デッドのカヴァーも演っています(笑)。

レア物輸入盤などを扱っている専門店に行くと、今なら比較的簡単に入手することができると思いますので、気になった方は是非購入して聴いてみて下さい。フィリピン盤なので、タワレコやHMVといった大型CDショップでは、まず置いていないと思いますのでご注意を。ちなみにアマゾンでも、さすがにこのアルバムは取り扱っていませんでしたね(笑)。


◎JUAN DE LA CRUZ 『HIMIG NATIN』 (VICTOR、BCD-170)

01.TAKE YOU HOME
02.I WANNA SAY YEAH
03.ROUND AND ROUND
04.BLUES TRAIN
05.ROCK & ROLL SA ULAN
06.SHAKE YOUR BRAINS
07.MAMASYAL SA PILIPINAS
08.BIG BOSS MAN
09.HIMIG NATIN

Wally GonzalesーLead Guitar
Mike HanopolーBass,Piano
Joseph SmithーDrums,Vocal,Acoustic Guitar

http://pinoyclassicrock.com/jdlcrecords.html


★FREE 「TOKYO REHEARSALS 1972」

2004年10月20日 | PAUL RODGERS

去る先月某日の話ですが、西新宿の某CDショップからのメルマガで、あのフリーの公式ウェブサイト限定盤『TOKYO REHEARSALS 1979』という初来日公演時のリハーサル音源(※但し、病欠のためポール・コゾフ抜き)がCD化された(!)という情報をゲットしたんですけど、一体どのサイト上で購入できるのか、必死に探しまくって、ようやく約2日間かけて遂に探し当てましたー(笑)!!

結果的に辿り着いた先は、なんと後期フリーに参加していたラビット氏のオフィシャルサイト上で、そこから直接オーダーして注文購入することが可能!!船便送料等込みで1CD=20USドルでした。さっそく「paypal」にメンバー登録後、注文をするとその数時間後には、な、なんとラビット氏ご本人からサンキューメールが届きましたー!!
えっ、ウソ!本当マジっ!!てな感じですけど(笑)。

本当に正真正銘のラビット氏本人からなのか、それともサイト管理人からの代理メールなのかは判りませんが、きちんと私の本名のファーストネーム入りでメール文が届きましたので、非常に感激しております。相手先のメアドをみても、どうやらラビット氏の個人メアドみたいですし。サンキューメールのおしまいには「many thanks.....arigato,rab」とありましたんで、僕個人としては、かなり信憑性が高いと勝手に信じておりますが、果たしてどうなんでしょうか??(笑)

で、注文後待つこと約10日間、イギリスからのエアメール便で無事に商品が届きました。CDはなんのことはない、プレス盤ではなく自家製のCDR盤(笑)で、ジャケット上にはボールペンで書かれたラビット氏(たぶん)本人の直筆サインが入っておりました(笑)。

肝心の内容ですが、ギターの故ポール・コゾフが不在のため、たしかに激シブのリハーサル音源ではありますが、ピアノに合わせてブルースを唄いまくるポール・ロジャースに圧巻っ!!これはある意味、非常に貴重な裏音源であるかもしれません。まさかこんなもん、オフィシャルな形で出てくるとは思ってもみませんでしたし、なんといっても一応はアーティスト公認の公式ブートレッグですから、音質も最高なんです。これはなんとしても入手して絶対に聴くべき音源ですね。It's Great!!!!


◎FREE 『TOKYO REHEARSALS 1979』

01.EASY ON MY SOUL
02.FIRE and WATER
03.HEARTBREAKER
04.HONKY TONK WOMAN
05.I'M ON THE RUN
06.JAM
07.LADY
08.MUDDY WATER 2
09.MUDDY WATER
10.SEVEN ANGELS
11.UNSEEN LOVE
12.YELLOW HOUSE

*PAUL RODGERS、SIMON KIRKE、TETSU YAMAUCHI、JOHN'RABBIT'BUNDRICK


★レコードマップ2005

2004年10月19日 | BOOK

早いもので、今年も残り2カ月ちょっととなりました。毎年恒例の『レコードマップ2005』(学陽書房)も発売されましたので、5年ぶりに最新版に買い替えてみました(笑)。本体価格1900円+税。

お金に余裕があれば毎年買い替えるのがそりゃ本当はイイんでしょうけど、過去にまったく読まないまま次の年のものが発売された(爆)という苦い経験がありますので、ここ最近は数年に一度更新すればいいな、と思っております。内容だって、毎年毎年急激に変わる訳じゃありませんからね。でも5年ぶりとなると話はかなり違います。

まず、外観上の違いはほとんどないと云って構いません。ページ数だってほぼ変わりないと思います(※広告量の増減に関しては不明ですが‥‥?)。掲載内容につきましては、2005年版は「新規掲載82店、中古&輸入店812店、専門店197店、通信販売専門店145店」となっております。これを5年前の2000年版と比較してみますと「新規掲載135店、中古&輸入店991店、専門店107店、通販専門店107店、大型・総合店186店、音楽資料館18店」と書かれており、全体としては「新規店減少、中古&輸入店大幅減、専門店倍増、通販専門店約4割増」というデータがはじき出されます。

大型・総合店の取り扱いは別に考えるとして、音楽業界を下支えするこれらCD&レコードショップの変動は、おおよそ予想される傾向で増減が発生しているのでありました。でも、中古&輸入店と通販専門店の増減というのはよく理解できますが、専門店の数が倍増しているというのがやや意外でしたね。これもジャンルの細分化がますます増えてきているという結果なのでしょうか。ちょっと興味深い数字でありました。

果たして、さらに5年後の2010年版ではこれらの数値、一体どのように変動しているのでしょうか?
今後の業界動向にも注意しつつ、レコードマップの変遷にも注目してみたいですね。

それにしても2000年版をみると、懐かしい店名が増えたのには感慨を覚えます(苦笑)。


★中山康樹著 「マイルスを聴け!Version.6」 双葉文庫

2004年10月18日 | MILES DAVIS

ここ最近の僕の愛読書は、2004年9月28日に発売になったばかりの 『マイルスを聴け!Version.6』 (中山康樹著、双葉文庫)です。本体価格1238円+税。内容改訂、大幅増ページ(最新盤132枚追加!※全381枚完全収録!!)となった割には、この価格、かなり値頃感あると思います。お買得です!!

同著Version.6と書かれているぐらいですから、このマイルス本もついに6冊目に突入した訳ですが、今回が一番内容も充実しております。文庫バージョンもこれでたしか3冊目(!)となりますが、過去のディスク解説ページもさり気なく文章が差し替えられていたりします。読み比べてみるとその違いがよく判ります(笑)。それもこれも雨後の筍のように次から次へとマイルス関係のブート及び同バージョンアップ盤が出て来たからで、これを1枚も逃さずにレビューしまくるその姿勢と執念(笑)は感服に値します。まさに中山康樹一世一代の大仕事!といっては大袈裟かもしれませんが、氏のライフワークの一部であることには間違いありませんね。

この本を読んでいると、ページ上に付箋を挟んで、今すぐにでも渋谷マザーズに行きたくなってしまうのは、やっぱり病気でしょうか(笑)。同著の新装版が出るたびにこの症状及び金欠病の合併症に悩まされます(爆)くぅ~っ、たまらん。

★輸入DVD「TOM DOWD & THE LANGUAGE OF MUSIC」

2004年10月17日 | ERIC CLAPTON

少し前の話題になりますが、クラプトンの某ファンサイトでも話題になりましたトム・ダウドの自叙伝的映画の輸入DVD『TOM DOWD & THE LANGUAGE OF MUSIC』を今回は取り上げたいと思います。僕はAMAZON.CO.JPで、税込2874円で購入しました。

さて、この輸入DVDですが、アマゾンのサイト内では「リージョン1」のため、国内視聴はできない旨の説明がなされておりましたが、実際には「リージョン・オール」ですので、プレステ2でも再生可能なソフトです。
尚このDVD、輸入盤ですので日本語字幕スーパー機能が付いていないのが、かなりネックでありますが(笑)。音楽ビデオというよりもレコーディング・エンジニアとしてのトム・ダウド氏の生涯にスポットを当てた記録映画ですので、英語が判らないと前半部分の音楽業界の歴史の部分は、眠くなること請け合いです(笑)。睡魔と格闘しつつ、最後の最後に来て、ようやくデレク&ドミノスが登場してきますが、いやそこまで辿り着くまでが長いのなんのって!!そこまで我慢できない人はチャプターメニュー画面からChapter.16「Mixing Layla」までワープ可能ですので、いざとなったら緊急避難して下さい(笑)。

一番の話題となったのは、この「Mixing Layla」の部分で、あの名曲「愛しのレイラ」のマスターテープをこれでもかといじくって、好きなように遊んでいる部分は、まさに音楽馬鹿一代といった感じがします。まさかこの人がアメリカの原爆実験の研究者だったとは誰が信じましょうか?(笑)いやはや、本当にものすごいキャリアの持ち主です、このトム・ダウドって人物は!!

詳しい映画の内容については各人にDVDを観てもらって、ご自分で確かめてみてもらいたいですが、仮に英語の理解力が弱くても映像を観ているだけで大体の意味は理解できると思いますので、これはもうクラプトンファンならば、BEANOレーベルのDVDを観るよりも前に要チェックだと思います(笑)大きなお世話ですけど!!それだけマニア心をくすぐる秘蔵映像(?)満載であります。未見の方はいますぐ入手致しましょう。但し、国内盤の発売予定はありませんよ(笑)オススメですっ!!


◎DVD『TOM DOWD & THE LANGUAGE OF MUSIC』(PALMDVD 3077-2)

CHAPTERS
01.Who's Tommy Dowd?
02.State-of-the-Art,1947
03.A Master of Mixing
04.Putting Atlantic on the Map
05.Funky Soulful Records
06.Atomic Research
07.Recording in stereo
08.Les Paul & the 8-Track
09.Ray Charles
10.The 60th Street Studio
11.Stax Records
12.Aretha Franklin
13.Eric Clapton
14.The Allman Brothers Band
15.Lynyrd Skynyrd
16.Mixing Layla
17.Digital Recording
18.Credits

http://www.thelanguageofmusic.com/