平成17年 日本民間放送連盟賞・番組部門[テレビエンターテインメント番組]最優秀賞を受賞した番組『HIT SONG MAKERS』の最新作が、先日(8月26日)放送されました。今回のテーマは、『ニッポンのRock Guitar History』で、日本のロック界を代表するギタリストが登場し、ロックの魅力、自分たちが影響を受けたミュージシャン、初めて買ったエレキギター、少年時代のギブソンやフェンダーへの憧れなどについて当時の音楽シーンを振り返りながら、多いに語ります。
気になる出演者ですが、今回メイン・パーソナリティを務めたCharを筆頭に、鈴木茂(はっぴいえんど)、鮎川誠(シーナ&ロケッツ)、エディ藩(ザ・ゴールデン・カップス)、三原綱木(ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)、寺内タケシ(寺内タケシとブルージーンズ)、ムッシュかまやつ、井上堯之など、いわゆる大御所ばかりなので見応えも十分です。あっという間の2時間番組でした!!
番組は出演者のインタビューを中心に、Charがロックギター史に残る名曲を実際にライブ演奏(B.沢田浩史、Ds.嶋田吉隆、Perc.マック清水)したり、ロックの歴史を振り返る懐かしい映像などを盛り込んで放送されましたので、あまり日本ロック界の変遷について詳しくない方でも楽しめる番組に構成されておりました。さすが最優秀賞を受賞した番組の特別編だけのことはあります。伊達に冠を付けて制作されている訳ではありませんね。拍手パチパチの必見番組でした!!
尚、この番組はすでにBS FUJIで初回放送(8月26日)を終えておりますが、明日(8月29日)の深夜24:00~25:55に再放送が決まっておりますので、見逃してしまって後悔されている方は是非こちらをどうぞ!!録画して残しておくだけの価値はある番組ですよー、とくにChar師匠の最新スタジオ・ライブは必見映像です!!
■□■主な名言集■□■
※Char(竹中尚人)
「歴史上でありえないような非日常的なエレキギターの音が世界中の若者心を掴んだんじゃないかな?」
※寺内タケシ
「好きで好きでこの曲このメロディーを弾きたいなと思って弾いていたら弾けるようになってた。ギターが上手くなっているかなんてどうでもいいんだ」
※鮎川誠
「ラジオでレイ・チャールズ、リトル・リチャードを聞いてぶっ飛び、自転車で福岡中のレコードを探し回ったよ」
※三原綱木
「寺内さんにギターを捨てるなよってよく言われるけど、捨てられないよね。僕は一生ギターを弾いていると思う」
※鈴木茂
「やっぱり十代の頃の情熱だと思うんだけど、朝から晩までギターを弾いていたんですよ。ああこうやって弾くんだな。こっちでも同じのが弾けるんだなぁっていろいろやってましたよ」
※エディ藩
「プロになりたくてなった訳じゃないんですよ。ただどうしてもああいうエレキサウンドでバンドやってみたいっていうのが、はじまりで・・・」
<Charスタジオ・ライブの演奏曲目>
・ベンチャーズ「十番街の殺人」
・ヤードバーズ三大ギタリスト・メドレー
(エリック・クラプトン「GOT TO HURRY」、ジミー・ペイジ「SMILE ON ME」、ジェフ・ベック「JEFF'S BOOGIE」)
・ジミ・ヘンドリックス「MANIC DEPRESSION」
・サンタナ「Black Magic Woman」