廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★MILES DAVIS 「BITCHES BREW」 レガシー・エディション (3CD+DVD)

2010年11月26日 | MILES DAVIS
 
マイルス・デイビスの名盤 『ビッチェズ・ブリュー』 の発売40周年記念盤が発売されましたね(またかい)。HMVのマルチバイで税込価格5533円+ポイント30倍で購入しました。

今回は高額な限定盤仕様ではなく、1970年タングルウッド音楽祭のライブCDと1969年コペンハーゲンのライヴDVDが付いた国内盤仕様が発売されるとわかっていましたので、迷わず国内盤レガシー・エディション購入に決めていました。今さらアナログ復刻版のLPが付いたとしても無用の長物でしかないわけですから、欲しい特典ディスクがすべて付いた国内盤が発売されるのであれば、最初から迷う必要なんてありません。

ま、どっちにしても本来の 『ビッチェズ・ブリュー』 とは似て否なるリミックス音源(1998年、マーク・ワイルダーがオリジナルの8トラック・マスターテープよりリミックスしたもの)をマスターに使用した音源なので、作品本編が収められたディスク1と2には最初から興味がなく、特典ディスクだけ別売りされれば、きっとそっちの方を買ってしまうに違いないので、今回の買い物は正しい選択だったと思ってますが(苦笑)


◎MILES DAVIS 『BITCHES BREW』 レガシーエディション (SICP 2699-2702)

DISC.1:
01. Pharaoh's Dance
02. Bitches Brew
03. Spanish Key
04. John McLaughlin

DISC.2:
01. Miles Runs The Voodoo Down
02. Sanctuary
03. Spanish Key (Alternate Take)
04. John McLaughlin (Alternate Take)
05. Miles Runs The Voodoo Down (Single Edit)
06. Spanish Key (Single Edit)
07. Great Expectations (Single Edit)
08. Little Blue Frog (Single Edit)

DISC.3: TANGLEWOOD LIVE 1970 (Previously Unissued)
01. Bill Graham intro
02. Directions
03. Bitches Brew
04. The Mask
05. It’s About That Time
06. Sanctuary
07. Spanish Key / The Theme
08. Miles Runs The Voodoo Down
09. Bill Graham outro

DVD: COPENHAGEN LIVE 1969 (Previously Unissued)
01. Directions
02. Miles Runs The Voodoo Down
03. Bitches Brew
04. Agitation
05. I Fall In Love Too Easily
06. Sanctuary
07. It's About That Time / The Theme
 

★MILES DAVIS 「Isle Of Wight」

2009年12月14日 | MILES DAVIS
 
コチラも今回のマイルス箱に追加された特典ディスク、ワイト島のライブ盤です。

収録音源に関しては、すでにオフィシャルDVD化発売されてしまった後なので、その貴重度は今となっては完全に激減してしまいましたが、こうしてマイルス単独名義でのライブアルバムとしてCD作品化されたこと自体が賞賛に値すると思います!!

たしかに、こういう機会でもなければワイト島音源も単独名義で公式リリースされることもなかったかもしれません。そう考えると今回のマイルス箱がリリースされたこともたいへん有意義であったと思えてきてしまうので、いやはやファン心理なんてまったくいい加減なものです(自分だけか、苦笑)。

もちろんライブ音源自体は最高に素晴らしいので必聴盤なのは云うまでもありません!!将来、単独でのリリースもあるのかな?

◎MILES DAVIS 『Isle Of Wight』 (COLUMBIA/LEGACY)

01. Directions
02. Bitches Brew
03. It's About That Time
04. Sanctuary
05. Spanish Key
06. The Theme

Recorded live at the Isle of Wight Festival, Isle Of Wight, UK on August 29, 1970



 

★DVD/MILES DAVIS QUINTET 「LIVE IN EUROPE ’67」

2009年12月13日 | MILES DAVIS
 
先日のマイルス箱に付いてきた特典DVDがコチラですね。コレが目当てで泣く泣く重複買いを余儀なくされた方もきっと多かったのではないでしょうか、かくいう自分もそのうちの一人です(苦笑)

1967年秋に行われたカールスルーエとストックホルム公演のライブ映像が収録されていましたが、残念ながら既発映像であったものの、内容に関してはさすがオフィシャル!!過去最高の画質クオリティで収録されていたのは、やはりオフィシャル特典ならではだと思います。DVDは全11曲、75分収録、オール・リージョン対応なので国産DVDプレイヤーでも再生OKです。

既発映像では目障りだった画面右上のロゴマークも消えているので、本作は放送局のオリジナルテープからリマスターされたというジャケ裏の説明もあながち嘘ではないかもしれません。60年代後半のテレビ映像だということを考えれば、もはやこれ以上のブツは出ないような気がします。コレで過去のブート映像やハーフオフィシャル物はすべて不要になってしまいました。高いお金を払って今まで購入されてきた方は自分も含めて、誠にご愁傷様でした・・・・合掌(苦笑)


◎DVD/MILES DAVIS QUINTET 『LIVE IN EUROPE ’67』 (COLUMBIA/LEGACY)

Live at Karlsruhe, Germany, November 7, 1967
01. Agitation
02. Footprints
03. I Fall In Love Too Easily
04. Walkin'
05. Gingerbread Boy
06. The Theme

Live at Stockholm, Sweden, October 31, 1967
07. Agitation
08. Footprints
09. 'Round Midnight
10. Gingebread Boy
11. The Theme

※MILES DAVIS QUINTET:
MILES DAVIS - trumpet
WAYNE SHORTER - tenor sax
HERBIE HANCOCK - piano
RON CARTER - bass
TONY WILLIAMS - drums



 

MILES DAVIS/The Complete Columbia Album Collection

2009年12月04日 | MILES DAVIS
 
話題の輸入盤マイルス箱ですが、いやー我が家にも遂に届きましたーっ!!

ここ最近で買おうか買うまいか、実は一番悩んだのが本作でした。既発のマイルス作品との完全なダブリ買いになってしまいますので、正直今回はパスしようかと考えていましたが、一部のボーナス特典と「初回限定生産」という言葉に負けて、結局は衝動買いしてしまいました(苦笑)

紙ジャケの質に関しては、すでに多くの方がご指摘されているように、日本製紙ジャケのクオリティとは比較するまでもなくまったく勝負にはなりませんが、本企画に関しては紙ジャケの質なんてどーでもいい些細な問題です。とにかく、この圧倒的なボリュームです!!この値段でマイルスが最も充実したコロンビア期の音源が一気に手に入るわけですから、多少初期投資費用はかかったとしても、本ボックスを買わずにスルーする手はないでしょう!!

私はアマゾンで購入しましたが、たとえ既発盤リマスターCDと重複買いしていたとしても、マイルス箱の値段をCD1枚あたりに換算してみれば、本作なんてまったくタダみたいなもんです!!もとい、それはチトいい過ぎましたか(爆)



さすがに一度に全部まとめて聴く訳にもいかない半端ない枚数(70CD+1DVD)なので、年末年始の休みに自宅を「マイルス漬け」にして、朝から晩までマイルスを聴きまくるのが当面の課題ですねー!!

調子に乗って深夜に爆音で聴いたら、さすがにウチの奥さんに怒られそうですが(爆)!!


◎マイルス・デイビス・コンプリート・コロンビア・アルバム・コレクション全集 (SONY MUSIC)
71枚組(70CD+1DVD)完全限定生産ボックス

Disc.1
・パリ・フェスティヴァル・インターナショナル 録音:1949年
Disc.2
・ラウンド・アバウト・ミッドナイト 録音:1955-1956年
Disc.3
・サークル・イン・ザ・ラウンド (2枚組) 録音:1955-1970年
Disc.4
・マイルス・アヘッド 録音:1957年
Disc.5
・マイルストーンズ 録音:1958年
Disc.6
・1958 マイルス 録音:1958年
Disc.7
・マイルス&モンク・アット・ニューポート 録音:1958年
Disc.8
・ポーギー&ベス 録音:1958年
Disc.9
・ジャズ・アット・ザ・プラザ 録音:1958年
Disc.10
・カインド・オブ・ブルー 録音:1959年
Disc.11
・スケッチ・オブ・スペイン 録音:1959-1960年
Disc.12
・ディレクションズ (2枚組) 録音:1960-1970年
Disc.13
・サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム 録音:1961年
Disc.14
・ライヴ・アット・ブラック・ホークVol.1 (2枚組) 録音:1961年
Disc.15
・ライヴ・アット・ブラック・ホークVol.2 (2枚組) 録音:1961年
Disc.16
・ライヴ・アット・カーネギー・ホール (2枚組) 録音:1961年
Disc.17
・クワイエット・ナイト+「Blue Xmas (To Whom It May Concern) and 「Devil May Care」 録音:1962年
Disc.18
・セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン 録音:1963年
Disc.19
・マイルス・イン・ヨーロッパ 録音:1963年
Disc.20
・マイ・ファニー・ヴァレンタイン 録音:1964年
Disc.21
・フォー&モア 録音:1964年
Disc.22
・マイルス・イン・トーキョー 録音:1964年
Disc.23
・マイルス・イン・ベルリン 録音:1964年
Disc.24
・E.S.P. 録音:1965年
Disc.25
・アット・プラグド・ニッケル 1&2 (2枚組) 録音:1965年
Disc.26
・マイルス・スマイルズ 録音:1966年
Disc.27
・ソーサラー 録音:1967年
Disc.28
・ネフェルティティ 録音:1967年
Disc.29
・ウォーター・ベイビーズ 録音:1967-1968年
Disc.30
・マイルス・イン・ ザ・スカイ 録音:1968年
Disc.31
・キリマンジャロの娘 録音:1968年
Disc.32
・イン・ア・サイレント・ウェイ 録音:1969年
Disc.33
・ビッチェズ・ブリュー (2枚組) 録音:1969年
Disc.34
・ビッグ・ファン (2枚組) 録音:1969-1972年
Disc.35
・ジャック・ジョンソン 録音:1970年
Disc.36
・ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト~イッツ・アバウト・ザット・タイム (2枚組) 録音:1970年
Disc.37
・ブラック・ビューティー (2枚組) 録音:1970年
Disc.38
・マイルス・アット・フィルモア (2枚組) 録音:1970年
Disc.39
・ワイト島 録音:1970年
Disc.40
・ライヴ・イヴル (2枚組) 録音:1970年
Disc.41
・オン・ザ・コーナー 録音:1972年
Disc.42
・イン・コンサート (2枚組) 録音:1972年
Disc.43
・ダーク・メイガス (2枚組) 録音:1974年
Disc.44
・ゲット・アップ・ウィズ・イット (2枚組) 録音:1972-1974年
Disc.45
・アガルタ (2枚組) 録音:1975年
Disc.46
・パンゲア (2枚組) 録音:1975年
Disc.47
・ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン 録音:1980-1981年
Disc.48
・ウィ・ウォント・マイルス+ 3 bonus tracks from 『Miles! Miles! Miles!』 (2枚組) 録音:1981年
Disc.49
・スター・ピープル 録音:1982-1983年
Disc.50
・デコイ 録音:1983年
Disc.51
・ユア・アンダー・アレスト 録音:1984-1985年
Disc.52
・オーラ 録音:1985年
DVD
・マイルス・デイヴィス・クインテット/ライヴ・イン・ヨーロッパ '67 録音:1967年



 

★REGGAE INTERPRETATION OF KIND OF BLUE

2009年10月19日 | MILES DAVIS
 
MILES DAVISの名盤 『KIND OF BLUE』 を丸ごとレゲエ・カヴァーした作品が発売された模様です。もともとは1981年に録音されていた音源なのだそうですが、監修したプロデューサーが死去したため、2009年までお蔵入りされてしまった正に秘蔵音源ですね。

現時点ではまだアナログ盤のみの発売ですが、これは是非CDでリリースしてもらいたい作品ですね。単なるカヴァー作品ではなく、マイルス愛に満ちたトリビュート秀逸盤であることは試聴した段階でも判りました。乞うCD化!!




◎JEREMY TAYLOR 『REGGAE INTERPRETATION OF KIND OF BLUE』
SIDE-A:
01. SO WHAT
02. FREDDIE FREELOADER
03. BLUE IN GREEN
04. ALL BLUES
05. FLAMENCO SKETCHES

SIDE-B:
01. SO WHAT (DUB)
02. FREDDIE FREELOADER (DUB)
03. BLUE IN GREEN (DUB)
04. ALL BLUES (DUB)
05. FLAMENCO SKETCHES (DUB)

 

★「白熱MILES鼎談」 後藤雅洋 vs 中山康樹 vs 村井康司

2008年12月06日 | MILES DAVIS
 
このプリズム・ペーパーバックスって、大型書店に行かないとなかなか置いていないのがマイナス点なのですが、結構面白いシリーズが揃っていて目が離せません。

今回購入したのは、2001年に発売された 『文藝別冊マイルス・デイヴィス』 (河出書房新社)と同じメンバー(後藤雅洋、中山康樹、村井康司)で7年ぶりに行なわれた鼎談(第2部)が、2001年発表時の鼎談内容(第1部)を再掲載して、一冊にまとめた本です。税込価格1050円。

マイルス亡き後、基本的には7年経過しようが、「マイルスの10枚」が変わるはずもなく、内容的には果たしてどうなんだろ、単なる焼き直しにしかならないのでは?という疑問もありましたが、読み始めると面白く、あっという間に読み終えてしまいました(苦笑)。なんだかんだいっても、この手のマイルス本っていうのが、僕は大好きなんでしょうね。

マイルス好きな面々が、居酒屋でワイワイガヤガヤと「マイルス・デイヴィス」を酒の肴にしながら語り合うと、きっとこんな感じになるんじゃないでしょうか。気の置けない仲間たちと、「あーだこーだ」と語り明かす酒宴ほど愉快なものはありません。本書からも、きっとそういう雰囲気が出ているんでしょう。

これから忘年会シーズンに突入しますが、今年も美味しいお酒が呑めればいいですね。とはいいつつも、みなさん、お酒はほどほどに。自戒も込めて、呑み過ぎには注意しましょう(苦笑)


●後藤雅洋・中山康樹・村井康司が選ぶ 『決定版MILESの10枚』 (※順不同)

①リラクシン




②フォー&モア




③マイルス・アット・フィルモア




④イン・ア・サイレント・ウェイ




⑤ビッチェズ・ブリュー




⑥ゲット・アップ・ウィズ・イット




⑦ソーサラー(またはネッフェルティティ)






⑧オン・ザ・コーナー




⑨アガルタ(またはパンゲア)






⑩マン・ウィズ・ザ・ホーン




★MILES DAVIS 「LIVE IN POLAND 1983」

2008年11月06日 | MILES DAVIS
 
GAMBIT RECORDS から、マイルスの1983年10月13日ワルシャワ公演の完全版2枚組CDがリリースされた。

ブートレッグではおなじみの音源であるが、こうしてオフィシャル発売されるとは、なんとも感慨深いものがある。これで誰でも手軽に、高音質版のワルシャワ音源を堪能できるようになった。実に喜ばしい限りである。値段もお手頃で、アマゾンだと輸入盤を2枚同時に買えば、今なら2千円以下で購入できるのでお買い得かも。他レーベルからであるが、同内容の映像版DVDも同時発売された模様。こちらはまだ未見なのだが、ぜひ入手してオフォシャル映像でも観てみたい。いやー、実にいい世の中になったものである(苦笑)

ワルシャワ公演はディスク2枚目の6曲目までで、7~9曲は1981年7月のニューヨーク公演の音源がボーナス・トラックとして収録されている。ま、あくまで中途半端な蛇足のオマケ音源なのだが(苦笑)、15分以上にも及ぶ「MY MAN'S GONE NOW」は予想外に聴き応えのある演奏だったので、ホント驚きました!!オススメですよ。


◎MILES DAVIS 『LIVE IN POLAND 1983』 (GAMBIT RECORDS)

Disc.1:
01. ANNOUCEMENT
02. SPEAK
03. STAR PEOPLE
04. WHAT IT IS
05. IT GETS BETTER
06. HOPSCOTCH
07. THAT'S RIGHT

Disc.2:
01. CODE M.D.
02. STAR ON CICELY
03. JEAN PIERRE
04. UNKNOWN S
05. SPEAK
06. SPEAK
=BONUS TRACKS=
07. URSULA*
08. MY MAN'S GONE NOW*
09. AIDA*

MILES DAVIS (tp)
BILL EVANS (ss, ts, fl)
JOHN SCOFIELD (g)
ROBERT IRVING III (key)
DARRYL JONES (b)
AL FOSTER (ds)
MINO CINELU (per)

MIKE STERN (g)*
MARCUS MILLER (el b)*




KIND OF BLUE 50th ANNIVERSARY COLLECTOR’S EDITION

2008年10月09日 | MILES DAVIS
 
我が家にも昨日、マイルス箱がようやく到着しましたー!!噂には聞いていましたけど、手にするといやー想像以上にズッシリと重量感がありますね。マイルス・デイビスの名作 『カインド・オブ・ブルー』 の50周年記念盤です。LPサイズのボックスで、中身はCD2枚にDVD、それにLPが入った4枚組セット。豪華ブックレットに特大ポスターも付いてました。US輸入盤でしたが、DVDには日本語字幕も付いているので、国内盤仕様の発売が中止となりましたが、結果オーライでしょ。

値段も高かったのですが、手にした瞬間にもう大満足です!!あまりにも勿体なくていまだ未開封のままです(苦笑)。完全なコレクター向け商品なのだと思いますが、「おいおい、またかよ!」なんて思いながらも、ついつい購入してしまったマイルス・ファンも多いのではないでしょうか(とくに日本の方)。呉越同舟、かくいう私も同じ穴のムジナですが、いいじゃないですか(苦笑)。思わず笑みがこぼれてきてしまいます。もうしばらくは開けないで眺めて鑑賞しますかね。いやもう見ているだけで、本当に嬉しいアイテムです!!

HMV通販のマルチバイ購入で税込価格11097円+ダブルポイントで購入しました。これと同時に購入した大物箱との請求額合計を考えると、来月が恐怖です(泣)。ああ、ロト6当らないかな(爆)!!




◎MILES DAVIS 『KIND OF BLUE 50th ANNIVERSARY COLLECTOR'S EDITION』 (LEGACY)

DISC.1:
01. So What
02. Freddie Freeloader
03. Blue In Green
04. All Blues
05. Flamenco Sketches
06. Flamenco Sketches (alternate take)
07. Freddie Freeloader - Studio Sequence 1
08. Freddie Freeloader - False Start
09. Freddie Freeloader - Studio Sequence 2
10. So What - Studio Sequence 1
11. So What - Studio Sequence 2
12. Blue In Green - Studio Sequence
13. Flamenco Sketches - Studio Sequence 1
14. Flamenco Sketches - Studio Sequence 2
15. All Blues - Studio Sequence

DISC.2:
01. On Green Dolphin Street
02. Fran-Dance
03. Stella By Starlight
04. Love For Sale
05. Fran-Dance alternate take
06. So What

DVD:
01. 55-minute documentary film (日本語字幕付き!)
02. “So What” music video

LP: ※「カインド・オブ・ブルー」オリジナル5曲
SIDE A
01. So What
02. Freddie Freeloader
03. Blue In Green
SIDE B
01. All Blues
02. Flamenco Sketches




★「マイルスを聴け!Version.8」(双葉社)

2008年10月06日 | MILES DAVIS
 
少し遅くなりましたが、マイルス17回目の命日である2008年9月28日に、中山康樹先生のライフワークである 『マイルスを聴け!』 シリーズの最新刊、VOL.8が発売されましたっ!!

今回は驚異の1172ページ(!)、掲載作品数は全562アルバムと前回よりも89枚増えている計算になります。店頭で手にもっただけでもズッシリと重量感があります。文庫本としてはこれ以上増やしようがないぐらい、ページ数の限界に近づきつつある状態だと思いますが、まだまだイケそうですね(苦笑)。HMVにて税込価格2400円で購入しました。

さあて、もうじき例の 『KIND OF BLUE』 50周年コレクターズ・エディションも自宅に届く予定なのですが、これが楽しみな反面、ああ、翌月のカード払い請求書のことを考えると、あ、頭が痛い、ううっ・・・身もだえします(爆)


★MILES DAVIS 「THE LOST FLEET」 Hannibal

2008年09月28日 | MILES DAVIS
 
本日はMILES DAVISの17回目の命日ということで、久々にマイルス・ブートをとり上げてみよう。

今夏に発売されマイルス・ブートの中でも久々に評判のよかった 『THE LOST FLEET』 だ。LEGENDARY COLLECTION SERIESの 『SWEDISH DEVIL』 と同日音源で、既発盤はロスト・クインテットの傑作としてすでに地位を確立していたのだが、ここにきて「究極のバージョン・アップ盤」が新装登場したという訳である。本作はプレス2枚組CD+プレスDVDという豪華版で、税込価格4700円。音源・映像ともに再放送されたバージョンが使用されている。

とくに今回、既発盤と異なっている点は、11月5日のストックホルム公演。ネタ元がラジオ放送であったことは周知の事実であるが、モノラルだった音源がステレオに近い音で、いわゆる「擬似ステレオ」で再生される。実際に聴いてみると思っていたほど違和感もなく、既発音源よりも明らかに迫力が増している感じがした。ただ単に音圧をいじったというレベルではなく、リマスタリング技術自体の向上というのも一因として考えられるのだろうが、この「擬似ステレオ」という職人加工にこだわらなければ、本作はかなりオススメできるのではないだろうか。なかには「元々音がいいんだから、あえて擬似ステレオ化する必要はないだろう」とご批判のある方もいらっしゃると思いますが、選択肢のひとつとしてコレもありなのかなと。

前日である11月4日のコペンハーゲン映像も素晴らしい。最近、ハーフオフィシャルで出回ったDVD映像をまだ観ていないのだが、近いうちに入手してそちらともぜひ比較してみたい。


◎MILES DAVIS 『THE LOST FLEET』 (Hannibal-006)

Folkets, Stockholm, Sweden, 5th November 1969

DISC.1:
-1st set-
01. Bitches Brew
02. Paraphernalia
03. Nefertiti
04. Masqualero

DISC.2:
-2nd set-
01. Directions
02. Bitches Brew
03. This
04. It's About That Time
05. No Blues
06. The Theme

DVD:
Tivoli Konsertsal, Copenhagen, Denmark, 4th November 1969
53min. Pro-Shot digitally remastered picture and sound

01. Bitches Brew
02. Agitation
03. I Fall In Love Too Easily
04. Sanctuary
05. It's About That Time
06. The Theme

MILES DAVIS (tp)
WAYNE SHORTER (ss, ts)
CHICK COREA (p, elp)
DAVE HOLLAND (b, elb)
JACK DeJOHNETTE (ds)


★単行本 「M/D マイルス・デューイ・デイヴィスⅢ世研究」 菊地成孔×大谷能生

2008年04月07日 | MILES DAVIS
 
またしても超特大の弁当箱本を衝動買いしてしまいましたー(苦笑)!!

発売までに構想6年、総文字数57万字という超特大本のリリースです。一体どんな代物が登場してくるのか?と想像力を逞しく働かせておりましたが、店頭で現物を手にして、その想像を上回る圧倒的なボリュームと情報量に、唖然・・・。ここまで徹底的に言及されたマイルス本は過去になかったと思いますね。まさに驚愕の一冊、いやもうこれはスゴイの一言です。ほかに表現のしようがありません。本書を手にするとなぜか意味もなく口元が弛み、思わず苦笑いしてしまうぐらい、スゴイ一冊ですよ、これは。過去のマイルス本を一蹴しかねないMD研究本の誕生です!!いや、参りました(苦笑)。税込価格4935円で、値段にも驚かされましたが(爆)!!

本書は 『東京大学のアルバート・アイラー』 でジャズ史を根底から覆した最強タッグがついに帝王に挑んだ一冊。以前から噂されていた、幻の「東京大学講義」をまとめた待望の書籍化です。謎に満ちたマイルス・デイヴィスの生涯を浮き彫りにした、全776ページ(!)のガチンコ帝王論。菊地成孔、大谷能生両氏のライフワークが、ここに結実しました。そのぐらい内容が濃いのはもちろんのこと完成度の非常に高い一冊です。全世界的に見てもマイルス研究本としては1、2を争う出来ではないでしょうか。

4月19日(土)には、タワーレコード新宿店7階において、本書発売を記念したトークショー&サイン会が行われるそうです。著者2人のほか、特別ゲストにこれまたマイルス・デイヴィス研究の第一人者である中山康樹先生も参加してのトークショーとなるそうですから、これは楽しみですね。しかしながら、開始時間が午後8時ということは、例のクリエイション&四人囃子による 『ROCK LEGENDS』 公演と完全に時間帯がバッティングしております。嗚呼、無情。よって僕は強制的に断念せざるを得ません、悲しい・・・。とりあえず上記イベントに参加されたい方は、タワレコ新宿店で本書を購入してトークショー優先入場整理券&サイン会参加券を入手してみて下さい。先着順と書かれていますが、本の値段が値段なのでそう簡単には完売することはないと思われますので、これから購入する予定だという人は新宿まで行かれてみる価値はあると思います。すでに整理券配布終了していましたら、ゴメンナサイです。


◎ 『M/D マイルス・デューイ・デイヴィスⅢ世研究』 菊地成孔×大谷能生共著 (エスクァイア マガジン ジャパン刊)

【目次】
第一章 マイルス・デューイ・デイヴィス3世誕生 (1926-1944)
第二章 ニューヨークの速度とビ・バップ (1945-1955)
第三章 メジャー・デビュー、帝王の完成 (1956-1965)
第四章 電化、磁化、神格化 (1966-1976)
第五章 帝王の帰還 (復帰-1991)


★そういえば、名プロデューサー、テオ・マセロも逝去・・・・

2008年02月29日 | MILES DAVIS
 
マイルス・デイヴィス作品のプロデュースを手掛けたことで知られる名プロデューサー、テオ・マセロ氏が去る2月19日、ニューヨークで亡くなりました。享年82才。関係者によると死因は病気だと発表されています。こちらも寝耳に水の訃報で驚いております。

マイルス作品の成功は、このテオ・マセロの功績がなくしては考えられませんね。僕の大好きなマイルス名義のサントラ盤 『ジャック・ジョンソン』 は、むしろマイルス作品というよりテオ・マセロが音を切り貼りして完成させたマジック盤だと思いますし(苦笑)。あの編集能力はスゴいですよ、正真正銘の天才ですね。サックス奏者でもあった自身のアルバムでは大成できませんでしたが(失礼)、マイルスとのコンビで歴史に名前を刻んだ名プロデューサーです。

謹んでご冥福をお祈りしたいと思います、合掌・・・・。


★サントラ盤 「THE HOT SPOT」

2008年02月18日 | MILES DAVIS
 
深夜にWOWOWで放送された映画 『ホット・スポット』 を観ました。デニス・ホッパー監督、ドン・ジョンソン主演の怪作ですね(苦笑)。

なんといってもこの映画で終始流れるサントラ音楽が怪しくて最高です。故ジョン・リー・フッカーと故マイルス・デイヴィスが共演した音楽(※実際にはスタジオ内で共演した記録はなく、後日編集された時点で共演となったもの)で、ブルースともジャズともジャンル分けしがたい音楽は、デニス・ホッパー監督の独特かつ怪しげな世界を忠実に表現した素晴らしい出来栄えとなっております。プロデュースにはなんとあのジャック・ニッチェまで名前を連ねていますし、まさに常軌を逸した世紀のサントラ盤ですね(苦笑)。

今でも輸入盤では比較的容易に入手することができる(国内盤は廃盤)と思いますので、興味をもたれた方は是非一度聴いてみてください!!個人的にはオススメのサントラ盤ですよ。あくまでもマニア向けだとは思いますが(苦笑)


◎サントラ盤 『THE HOT SPOT』 (ANTILLES, PSCD-1085)

01. COMING TO TOWN
02. EMPTY BANK
03. HARRY'S PHILOSOPHY
04. DOLLY'S ARRIVAL
05. HARRY AND DOLLY
06. SAWMILL
07. BANK ROBBERY
08. MOANIN'
09. GLORIA'S STORY
10. HARRY SET UP SUTTON
11. MURDER
12. BLACKMAIL
13. END CREDITS

PRODUCED BY JACK NITZSCHE & MICHAEL HOENING
EXECUTIVE PRODUCER: DENNIS HOPPER




★レコード・コレクターズ 2008年1月号 「オン・ザ・コーナー特集」

2007年12月17日 | MILES DAVIS
 
レコード・コレクターズの最新号は、マイルス・デイヴィスが残した1972年の問題作 『オン・ザ・コーナー』 の総力特集号でしたー!!

サブタイトルには「超強力ハイパーファンクの謎を解く」とまで題され、いやー実に濃い内容の特集記事が全36ページにも渡って掲載されております。たかだかマイルスの1アルバムにこれだけの頁数が費やされているのですから、今回発売された 『ザ・コンプリート・オン・ザ・コーナー・セッションズ』 は破格の扱いだといっても過言ではないでしょう。トランペットから電源コードが延びている影絵コラージュの表紙デザインもVERY GOOD!です(笑)。

とにかくこれまでこんなに名盤 『オン・ザ・コーナー』 について熱く語られた特集記事なんて初めてなんでしょうから、読み応え十分といいますか、執筆陣の熱の入れようにもビックリしましたね。僕は昔からサントラ盤 『ジャック・ジョンソン』 と肩を並べるぐらい好きなマイルスの作品でしたが、こんなにも 『オン・ザ・コーナー』 ファンがいたんだ~と改めて認識するとともに、いやもう驚かされましたね(苦笑)。まさかレココレの表紙を 『オン・ザ・コーナー』 が飾るとはね!!でも嬉しいですよ、マイルス人気が再燃しているみたいで。




★MILES DAVIS 「THE COMPLETE ON THE CORNER SESSIONS」

2007年11月27日 | MILES DAVIS
 
そーいえば、まだ大物アイテムを購入しておりました(苦笑)。

国内盤の発売を待ち切れずに11月上旬に購入していたのが、マイルス・デイビスの最後の未発表音源ボックス(本当か?笑)と云われているCD6枚組み 『ザ・コンプリート・オン・ザ・コーナ・セッションズ』 であります。国内盤仕様を買おうかどうしようか迷いましたが、輸入盤との国内外価格差4千円にはやはり勝てませんでした(苦笑)。ここは涙を飲んで、黙って素直に安い輸入盤の方を選択致しました。HMV通販で税込価格11,097円でした。

正直、実際に買って聴いてみるまで 「オン・ザ・コーナーの未発表音源集というのはどうなんだろ?」 と思っておりましたが、僕の個人的な感想では他の既発のマイルス・ボックスの中では群を抜いて好内容だったと思います。今回のボックスセットは明らかにブートレッグ対策の意味も込められていると思いますし、取り上げられた音源のネタがネタだけに、奇跡的なぐらいうまい具合に調理されたのではないでしょうか(笑)。やはりオリジナルの 『オン・ザ・コーナー』 自体が発表された当時は問題作だっただけに、こうして当時の音源をコラージュされた再構成ボックスセットというのは、本作に関しては面白い試みだと思いますし、シリーズ内唯一といっていいぐらい成功していると思います。とにかくマイルス教信者であれば、これはもう聴くしかないでしょう!!とにかくサイコーかつゴキゲンなボックスセットの登場でありました。

ただ、今回で本当に最後のボックスセットシリーズになるのかどうか、僕は半信半疑ですね(苦笑)。まだこれ以降の未発表音源も山のように残っているはずだと思いますし、今度は目先を変えて後期~晩年期ライブ音源のボックスセットを大量に出してくる可能性もありますしね。ま、ファンにとってはこれはうれしい悲鳴が上がる行為だとは思いますが(苦笑)。このまま黙ってマイルス・ブームを終わらせるとは思えないので、某大手メジャーの次の一手に期待してますっ!!




◎MILES DAVIS 『THE COMPLETE ON THE CORNER SESSIONS』 (COLUMBIA/LEGACY)

DISC.1
01. ON THE CORNER (UNEDITED MASTER)
02. ON THE CORNER (TAKE 4)
03. ONE AND ONE (UNEDITED MASTER)
04. HELEN BUTTE / MR.FREEDOM X (UNEDITED MASTER)
05. JABALI

DISC.2
01. IFE
02. CHIEFTAIN
03. RATED X
04. TURNAROUND
05. U-TURNAROUND

DISC.3
01. BILLY PRESTON
02. THE HEN
03. BIG FUN / HOLLY-WUUD (TAKE 2)
04. BIG FUN / HOLLY-WUUD (TAKE 3)
05. PEACE
06. MR.FOSTER

DISC.4
01. CALYPSO FRELIMO
02. HE LOVED HIM MADLY

DISC.5
01. MAISYA
02. MTUME
03. MTUME (TAKE 11)
04. HIP-SKIP
05. WHAT THEY DO
06. MINNIE

DISC.6
01. RED CHINA BLUES
02. ON THE CORNER / NEW YORK GIRL / THINKIN' OF ONE THING AND DOIN' ANOTHER / VOTE FOR MILES
03. BLACK SATIN
04. ONE AND ONE
05. HELEN BUTTE / MR.FREEDOM X
06. BIG FUN
07. HOLLY-WUUD

※PREVIOUSLY UNISSUED

Original recordings produced by Teo Macero and +Billy Jackson

Box set produced by Bob Belden and Michael Cuscuna
Executive producer: Vince Wilburn Jr.