廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★そういえば、名プロデューサー、テオ・マセロも逝去・・・・

2008年02月29日 | MILES DAVIS
 
マイルス・デイヴィス作品のプロデュースを手掛けたことで知られる名プロデューサー、テオ・マセロ氏が去る2月19日、ニューヨークで亡くなりました。享年82才。関係者によると死因は病気だと発表されています。こちらも寝耳に水の訃報で驚いております。

マイルス作品の成功は、このテオ・マセロの功績がなくしては考えられませんね。僕の大好きなマイルス名義のサントラ盤 『ジャック・ジョンソン』 は、むしろマイルス作品というよりテオ・マセロが音を切り貼りして完成させたマジック盤だと思いますし(苦笑)。あの編集能力はスゴいですよ、正真正銘の天才ですね。サックス奏者でもあった自身のアルバムでは大成できませんでしたが(失礼)、マイルスとのコンビで歴史に名前を刻んだ名プロデューサーです。

謹んでご冥福をお祈りしたいと思います、合掌・・・・。


★嗚呼、バディ・マイルス逝去・・・・

2008年02月28日 | JIMI HENDRIX
 
故ジミ・ヘンドリックスとのバンド・オブ・ジプシーズや、サンタナとの共演で知られる名ドラマー、バディ・マイルスが逝去されました。享年60才。現時点での死因は不明だといいますが、いやー寝耳に水な話で驚いています。

このところ、ジミ・ヘンドリックスのトリビュート・ライブなどにもよく参加し、割りとよく目にしていた名前でしたので、ただ懐かしいだけの「あの人は今?」的な感じはまったくしていなかっただけに残念でなりません。生涯現役であっただけでなく、これまでも十分に長いキャリアをもち一時代を築いた名ドラマーだったと思います。しかしながら、バディ・マイルス名義の作品はいまだ未CD化のままのアルバムも多いので、今回の訃報を機に、初CD化(もちろんリマスター&紙ジャケで)リイシュー発売してくれるといいのですが(苦笑)。

【写真上】のアルバムは、数年前に「HIP-Oセレクト」で発売された5000枚限定の輸入盤CDです。厚紙タイプの紙ジャケ仕様で、全7曲収録のオリジナル・リイシューでした。ジャケ裏には金箔文字で限定ナンバリングも刻まれています。

とにかく豪快かつ繊細なドラマーで、なるほどと感心してしまうプレイが多かったですね。彼との共演を望んでいたギタリストも数え切れないぐらい存在しますね。ジミヘンもバディ・マイルスがバックにいてくれたからこそ、安心してその素晴らしい演奏にのめり込むことができたのではないかと想像できます。

改めて、バディ・マイルスのご冥福をお祈りしたいと思います。合掌・・・・。


◎BUDDY MILES EXPRESS 『EXPRESSWAY TO YOUR SKULL』 (HIP-O SELECT/MERCURY)

01. TRAIN
02. LET YOUR LOVELIGHT SHINE
03. DON'T MESS WITH CUPID
04. FUNKY MULE
05. YOU'RE THE ONE (THAT I ADORE)
06. WRAP IT UP
07. SPOT ON THE WALL




★ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ 「ブルースの世界+14」

2008年02月27日 | PETER GREEN
 
ううーむ、今月も怒涛のように紙ジャケ・リリースが続いておりますねえ~!!しかも困ったことに最近、流行となりつつあるSHM-CD仕様での再発が目立ち、すでに所有しているアルバムを改めて買い直すかどうか試される日々が続いております。これが意外と厳しい選択条件で、新しいリマスターCDであるというわけでもないし、これのために新たにボーナストラックが追加収録されているわけでもない。既発盤との唯一の違いは、液晶パネル用ポリカーボネイド樹脂を使った透明度の高い新素材を使ったCDで音質向上技術が用いられている点。これだけのために税込価格2800円を投じて買い換えの必要があるかどうかが争点となっております。

そんな中、先週発売されたのがジョン・メイオールの紙ジャケCD。こちらもご他聞に漏れず流行りのSHM-CD仕様が採用されてしまいました。すでに過去にリリースされているリマスター音源は輸入盤CDで購入済みですので、改めて買い直す必要性はさほど感じなかったのですが、とりあえず一点だけでも押さえておこうと考えて選んだ一枚が、邦題が 『ブルースの世界』 と名付けられたピーター・グリーン在籍時の名盤 『A HARD ROAD』 でした。

本盤はすでに2003年に、米編集の2枚組エクスパンデッド・エデョションが出ておりますが、その後、2006年に新たにリマスターし直されて大量のボーナストラックを追加収録した1枚ものの新リマスター盤として発売されました。今回発売されたSHM-CD仕様の紙ジャケもこの時の2006年マスターが採用されています。音質の違いというのさほど感じられませんが、2006年版の方が心なしか少し音圧が高いような気がしますね。

ボーナス・トラックには2003年盤にも収録された1966年録音の10曲に、新たに今回発掘されたグリーン在籍期のBBC音源4曲(※2007年に発売された 『Live At The BBC』 にも収録)が追加されています。15曲目と16曲目、23曲目と24曲目に収録されているシングルA面とB面はモノラル収録で、この時期の音源はステレオ・バージョンよりもモノラル・バージョンの方が音圧も高くド迫力のサウンドになっているので、これは是非聴き比べしてもらいたい音源ですね。ミックス違いもあるので、既発盤をお持ちの方も両方所有しておいた方が、あとで後悔しないで済むと思いますよ(苦笑)。

オリジナル音源(14曲)+ボーナス・トラック(14曲)の全28曲収録というお買い得盤でもあります。ピーター・グリーンファンには是非聴き比べしてもらいたい、オススメの一枚ですね。UK新編集の16頁ブックレット封入(解説・歌詞・対訳付き)です。紙ジャケの再現度も高く、コーティングもなかなかいい具合に仕上がっております。ふむ、これなら及第点、値段以外は大満足であります(苦笑)!!


◎ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ 『ブルースの世界+14』 (UICY-93404)

01. Hard Road
02. It's Over
03. You Don't Love Me
04. Stumble
05. Another Kinda Love
06. Hit the Highway
07. Leaping Christine
08. Dust My Blues
09. There's Always Work
10. Same Way
11. Super-Natural
12. Top of the Hill
13. Someday After a While (You'll Be Sorry)
14. Living Alone

=Bonus Tracks=
15. Looking Back [Mono Version] [シングルA面]
16. So Many Roads [Mono Version] [シングルB面]
17. Mama, Talk to Your Daughter [EPより]
18. Alabama Blues [EPより]
19. All My Life [Mono Version] [EPより]
20. Ridin' on the L&N [Mono Version] [EPより]
21. Eagle Eye [Mono Version] [EPより]
22. Little by Little [Mono Version] [EPより]
23. Sitting in the Rain [Mono Version] [シングルA面]
24. Out of Reach [Mono Version] [シングルB面]
25. No More Tears [Mono Version] [BBCライブ]
26. Ridin' on the L&N [Mono Version] [BBCライブ]
27. Sitting in the Rain [Mono Version] [BBCライブ]
28. Leaping Christine [Mono Version] [BBCライブ]


★原田和典著 「新・コルトレーンを聴け!」 ゴマ文庫

2008年02月26日 | JAZZ
 
サックス奏者ジョン・コルトレーンの最新完全ディスク・ガイド 『新・コルトレーンを聴け!』 が、ゴマ文庫より発売されました。税込価格880円でした。

著者は一連の 『聴け!シリーズ』 で有名な中山康樹先生ではなく、本書は原田和典氏が担当しております。書籍のスタイルは 『聴け!シリーズ』 を忠実に踏襲しているので、著者が変わったとしてもこのシリーズは読みやすいですね。中山先生より過激な文章は書かれていませんが、その分、多くのコルトレーン・ファンの方々にも抵抗なく読んでもらえるのではないでしょうか。

昨年発掘されたオフィシャル・ライブアルバムやブートレッグまで最新データのもと、増補・加筆されていますので、2005年11月にロコモーション・パブリッシングから刊行された同単行本を買われた方も購入されることをオススメします!!

文庫サイズで手軽になった分、持ち歩きも便利になりましたので、これでますます「コルトレーン道」にはまる人が増えていくに違いありませんね。マイルス・デイヴィスに比べると生涯活動年数は少ないのですが、コルトレーンの音源・映像の類はいまだに新作がリリースされるほど数多く出回り、なかなかどうして知れば知るほど奥が深いことがよーくわかります。本書を読めば読むほど、自分の知識のなさに呆れてしまうこと必至ですね。これで当分の間、コルトレーンにのめり込む日々が続くんじゃないかなと危惧しておりますが(苦笑)。いやあー、まだまだ先は長いですわーっ!!


★スピリッツじみコミックス 「じみへん 中濃」 中崎タツヤ著

2008年02月25日 | BOOK
 
昨年の5月に発売されていた単行本 『じみへん』 の最新刊「中濃」を購入しました。週刊ビッグコミックスピリッツにて連載18年目(当時)の本書は、通算9冊目の単行本ですね。税込価格980円でした。

本書の存在を知ったのは偶然立ち寄った神保町の某書店の本棚にて現物を見つけたので。あとで買おうと思い、自宅に帰ってネットで検索してみるとすでに「入手困難(!)」マークが付いておりました。そういわれれば、現在 『じみへん』 の単行本自体が全般的に品切れ傾向で、書店で見かけることが少なくなってきました。もしかしたら、本書は初版刷りだけで絶版になる可能性も高いのではないでしょうかね。とりあえず僕は第1集から第8集まで全巻揃えておりますので、ここで買い逃してしまうわけにも行かず、結局神保町で見つけた某書店で買うことにしました(苦笑)。

新刊発売時から、まだ一年も経っていないのに、こんなに入手困難になっているマンガ単行本も珍しいのではないでしょうか(笑)。さすが 『じみへん』 だけのことはありますね。内容の方は前作同様、相変わらずの不条理・脱力マンガが展開されております(苦笑)。おすすめです。




★NHK総合 「英語でしゃべらナイト」 に、ジミー・ペイジ出演!

2008年02月24日 | LED ZEPPELIN
 
2月25日(月)NHK総合で午後11時~放送の番組 『英語でしゃべらナイト』 に、先月下旬に来日した際のジミー・ペイジ氏が出演しております!!

番組内では、ジミー・ペイジの大ファンだという ROLLY が、マーティー・フリードマンと一緒に初対面、対談を行います。果たして、どんな会話が成立したのでしょうか。マニアックな質問を ROLLY には期待していますが、空回りしていないかどうかが心配ですね(苦笑)

※追伸:
そーいえば、今週放送(24:10~)のテレビ朝日 『オンタマ』 のゲストもジミー・ペイジ氏でしたね。まさかこの番組に登場するとは(笑)。どういう展開になるのか、月曜から金曜までちょっと楽しみですね!!


★金子マリ 「金子な理由」

2008年02月22日 | J ROCK MASTERPIECE
 
いやー金子マリちゃん、やってくれちゃいましたー!!
こういうカヴァーアルバム、実は待っていたんですよー。遂に念願が叶いましたね(苦笑)

セルフカヴァーを含む金子マリが選んだ全12曲。どの曲も聴き応え十分。なんといっても選曲の素晴らしさが本作は際立っています。松田聖子「SWEET MEMORIES」、上田正樹「悲しい色やね」、ウォッカコリンズ「オートマチックパイロット」、ムッシュかまやつ「ゴロワーズを吸ったことがあるかい(絶品!)」、ザ・ダイナマイツ「トンネル天国」と曲名を聞いただけでも涙がチョチョ切れます(苦笑)!!

ちょっとマイナーなレーベルからの発売ですので、もしかしたらどこでも簡単に手に入るかどうかは不明ですが、見つけたら “即買いアイテム指定” に推薦しますよ(笑)!!久々ホームラン級なオススメの一枚ですっ!!税込価格3000円。


◎金子マリ 「金子な理由」 (HOME WORK, HW-016)

01. 風を追いかけて
02. Baby's Universe
03. 風に立つ
04. SWEET MEMORIES
05. Lu-La-Lu
06. カゼはヒク
07. オートマチックパイロット
08. ゴロワーズを吸ったことがあるかい
09. トンネル天国
10. Today
11. 夕焼けバイク
12. 悲しい色やね




★マイケル・ジャクソン「スリラー25周年記念リミテッド・デラックス・エディション」

2008年02月21日 | MUSIC
 
いやー思わずマイケル・ジャクソンの 『スリラー25周年記念リミテッド・デラックス・エディション』 を買ってしまいましたよ(苦笑)。CD+DVDの初回完全生産限定盤で、国内盤仕様は税込価格4410円。僕はアマゾンの早割で税込価格3749円で購入しましたが、すでにアマゾンやHMV通販では即日完売状態みたいですね。アマゾン・マーケットプレイスでは、発売日当日から早くもプレミア中古盤が登場してますし、いやあ、マイコーの底力を改めて思い知らされたような気がしますね。早めに買っておいて正解だったかもしれません(苦笑)、さすがです!!



僕が購入したのはキラキラ・デザインの国内盤仕様のリミテッド・デラックス・エディションで、豪華装丁の48頁ブックレットが付いております。完全未発表曲を含む7曲追加収録で、最新デジタル・リマスターのDVD(日本語字幕スーパー付き)とセットになっております。日本盤のみボーナス・トラック収録とまで書かれおり、たしかに輸入盤よりも収録曲数が多いです。いやーもうこれはたまりませんっ!!日本人なら一家に一枚、必携アルバムでしょ(笑)


◎マイケル・ジャクソン 『スリラー25周年記念リミテッド・デラックス・エディション』

【CD】
オリジナル盤収録---------------
01. Wanna Be Startin' Somethin'
02. Baby Be Mine
03. The Girl Is Mine (with Paul McCartney)
04. Thriller
05. Beat It
06. Billie Jean
07. Human Nature
08. P.Y.T. (Pretty Young Thing)
09. The Lady In My Life
ボーナス・トラック----------------
10. Vincent Price Excerpt From “Thriller” Voice-Over Session
25周年記念盤用新曲------------
11. The Girl Is Mine 2008 with will.i.am
12. P.Y.T. (Pretty Young Thing) 2008 will.i.am
13. Wanna Be Startin' Somethin' 2008 Akon and will.i.am
14. Beat It 2008 with Fergie
15. Billie Jean 2008 Kanye West Mix
16. For All Time (スリラー制作時の未発表曲)
日本盤のみのボーナス・トラック----
17. Got The Hots(スリラー制作時の未発表曲)

【DVD】(approx30min) THE VIDEOS:全曲最新デジタル・リマスタリング(25周年記念盤の為の最新リマスター)
・Billie Jean
・Beat It
・Thriller
・Billie Jean (モータウン25周年記念スペシャル)

★完全限定生産盤
・ブックレット型ケース
・MJメッセージ入り48Pブックレット(レインボー・ホログラフィック仕様)
・CD、DVD共に最新デジタル・リマスター
・CD、DVD共に金蒸着ディスク(信号面に純金を蒸着したもの。通常のアルミ蒸着より音質向上)
・日本盤のみ:歌詞・対訳・解説付
・日本盤のみ:DVD日本語字幕付
・日本盤のみ:ボーナストラック1曲


★洋書 「Ghosts On The Road」 Neil Young In Concert

2008年02月20日 | NEIL YOUNG
 
先日、西新宿BF店内で大量に平積み販売されているのを見つけたニール・ヤングの研究本 『Ghosts On The Road』 の最新版ですね。これまでニール・ヤングが活動してきたライブ・データなど、可能な限り詳細なデータベースが収録された究極の音源マニア向けの書であります。旧版は1996年以降のデータが掲載されておらず、それから早くも12年が経過してしまいましたが、このたび新たに2006年までのデータを追加収録して新装増補版として再販されました!!いやーこれはめでたい!!

で、その西新宿BFで商品を手にしてみると、店頭価格は税込9800円(!)と思わず目玉が飛び出してしまいそうな値段でした。たしかに旧版のものも結構高かった記憶がありますが、それにも増して高額値付けでしたので、その場では購入を断念。たかが洋書に1万円近くも支払うというのにかなり抵抗があったのは事実ですね(苦笑)。

そこで自宅に帰ってからネットで調べてみると、直接イギリスの版元から取り寄せることができると判明。日本からの注文ですと送料込みでUS$70でしたが、BFで買うよりも2千円以上安く購入できるので、こちらから海外通販オーダーすることにしました。

その後、注文日から約2週間で商品が届きました。意外と早かったですね。エアメール便で送られてきた荷物に貼られた切手をよく見ると、なんとビートルズの記念切手じゃないですかー!!さすが英国から取り寄せただけはあります。心憎い付加価値サービスでした(苦笑)。



送られてきた実物は想像していた以上に重量感があり、まさに電話帳のような書籍でした。ペーパーバック仕様で全522ページ。演奏曲やコンサート日時、演奏したメンバーなどほぼ完全網羅されています。ブートレッグCDなどの情報記載もあり、ニール・ヤングファンであれば必見、いや何が何でも手に入れたい必携の一冊でしょうね。オススメですよ!!

※洋書 『Ghosts On The Road - Neil Young In Concert 1961/2006』 (Pete Long著、OHP)


★WOWOW 「THE POLICE LIVE IN JAPAN」 2月23日(土)放送!!

2008年02月19日 | MUSIC
 
今週末にいよいよWOWOWで再結成ポリスの最初で最後の東京ドーム公演が放送されますねえ。放送日は2月23日(土)午後8時からですので、WOWOWの視聴環境が整われている方は録画予約をどうぞ忘れずに!!

27年ぶりに来日を果たした再結成ポリスの東京公演が東京ドームで行われましたが、上記WOWOWの独占放送は2月13日(水)に行われたライブ映像だそうです。将来、再結成クイーン同様にライブDVDとして公式発売されてしまうんじゃないかという邪推もありますが、まずは観て損のないライブではないでしょうか。「孤独のメッセージ」や「ロクサーヌ」、「見つめていたい」といった往年のヒット・ナンバー満載のステージだったそうで、いやー楽しみですね!!早く観たいです。




★サントラ盤 「THE HOT SPOT」

2008年02月18日 | MILES DAVIS
 
深夜にWOWOWで放送された映画 『ホット・スポット』 を観ました。デニス・ホッパー監督、ドン・ジョンソン主演の怪作ですね(苦笑)。

なんといってもこの映画で終始流れるサントラ音楽が怪しくて最高です。故ジョン・リー・フッカーと故マイルス・デイヴィスが共演した音楽(※実際にはスタジオ内で共演した記録はなく、後日編集された時点で共演となったもの)で、ブルースともジャズともジャンル分けしがたい音楽は、デニス・ホッパー監督の独特かつ怪しげな世界を忠実に表現した素晴らしい出来栄えとなっております。プロデュースにはなんとあのジャック・ニッチェまで名前を連ねていますし、まさに常軌を逸した世紀のサントラ盤ですね(苦笑)。

今でも輸入盤では比較的容易に入手することができる(国内盤は廃盤)と思いますので、興味をもたれた方は是非一度聴いてみてください!!個人的にはオススメのサントラ盤ですよ。あくまでもマニア向けだとは思いますが(苦笑)


◎サントラ盤 『THE HOT SPOT』 (ANTILLES, PSCD-1085)

01. COMING TO TOWN
02. EMPTY BANK
03. HARRY'S PHILOSOPHY
04. DOLLY'S ARRIVAL
05. HARRY AND DOLLY
06. SAWMILL
07. BANK ROBBERY
08. MOANIN'
09. GLORIA'S STORY
10. HARRY SET UP SUTTON
11. MURDER
12. BLACKMAIL
13. END CREDITS

PRODUCED BY JACK NITZSCHE & MICHAEL HOENING
EXECUTIVE PRODUCER: DENNIS HOPPER




★JOHN MAYALL & THE BLUESBREAKERS 「IT’S MY OWN FAULT」

2008年02月17日 | BLUES
 
昨年末に西新宿BFで購入したアイテムです。今までなぜか記事で取り上げ損ねてしまいましたので、今回ようやく出番が廻ってきました(苦笑)

シンプルなジャケットでかなりチープな感じがしますが、中身はプレスCDで音質もサウンドボード音源でバッチリです。税込価格1800円でした。

ミック・テイラー在籍時のライブ音源で、たぶんネタ元はWEB上に出回った音源だと思いますが、こうしてきちんとパッケージ販売してくれるのであれば、僕はダウンロード音源としてではなく「買ってでも手元に置いておきたくなる」派ですので、大歓迎ですね(苦笑)。若かりし日のミック・テイラーはブルーズ・ギター弾きまくりで、内容については二重丸間違いなしの音源です。ミック・テイラーに負けじとシャウトしまくるジョン・メイオールもいや若い若い(苦笑)。もう火傷するぐらいに熱いライブが収録されております。

しかもこの値段であれば迷わず購入ですね!といいつつも一度目はスルーして、ようやく二度目で購入したのですが(苦笑)。でも聴いて納得の一枚、オススメです!!

◎JOHN MAYALL & THE BLUESBREAKERS 『IT'S MY OWN FAULT』 (WHITE WIDOW RECORDS)

01. Dust My Bloom
02. So Many Roads
03. I Can't Stop
04. It's My Own Fault
05. Soul Of A Shout Fat Man

※Recorded live at Fillmore Auditrium, San francisco, CA. 02/09/1968


★MID VALLEY RECORDS 「MVR」 MVR SPECIAL SAMPLER

2008年02月16日 | ERIC CLAPTON
 
約2週間ぶりに西新宿を行脚してきました。西新宿BFで、バレンタインデー限定リリースだという久々のスペシャル・サンプラー盤が発売されておりました。2枚組プレスCDで税込価格3600円でした。サンプラー盤扱いですが、CD-Rじゃないところがポイント高しですね。

従来のジャケット・デザインとはかなり違った今回のイラスト版。この手の趣味はまったくないので、なんとも違和感が漂う印象を受けましたが、バレンタインデー限定ということで大目にみましょう。裏ジャケはさらにたいへんなことになっております(!)。青少年の目には毒なので、ここでは敢えて載せないことにしておきます。気になる方は是非、BF店頭で現物をチェックしてみてください(苦笑)。

本アイテム自体には、ミュージシャン名や曲目も含めて一切クレジットが入っていないのですが、女の子の右胸の上に「E.C. WAS HERE」とだけ書かれておりました(苦笑)。気になる収録音源は、エリック・クラプトンの2004年4月17日、デンマーク公演の良好なオーディエンス録音ものが収録されております。サンプラー盤仕様ですが、これは音質イイですね。

CDケース上に貼られたステッカーには、「Happy Valentaine」と書かれておりましたので、実際いつまで店頭販売がなされるのか不明ですが、欲しい方は早めに購入しておいた方が安全策かもしれませんね。マニア向けです(笑)。


◎MID VALLEY RECORDS 『MVR』 (MVR SPECIAL SAMPLER)

LET IT RAIN
HOOCHIE COOCHIE MAN
WALK OUT IN THE RAIN
BELL BOTTOM BLUES
I SHOT THE SHERIFF
MILKCOW'S CALF BLUES
WHEN YOU GOT A GOOD FRIEND
THEY'RE RED HOT
KIND HEARTED WOMAN BLUES
GOT TO GET BETTER IN A LITTLE WHILE
HAVE YOU EVER LOVED A WOMAN
BADGE
WONDERFUL TONIGHT
LAYLA
COCAINE
SUNSHINE OF YOUR LOVE
GOT MY MOJO WORKING


★ギタースコア 「渋枯~シブカラ~ ロック・ギター進化論編 (カラオケCD付)」

2008年02月12日 | Johnny, Louis & Char
 
おお、シンコーミュージックから、これまた相当マニアックな選曲のギタースコア本(カラオケCD付き)が発売されましたねー!! タイトルはズバリ!渋枯(シブカラ)ですから、まさに渋くて枯れた味わいのあるロックの名曲ばかりが選曲されています(苦笑)。A4判・全104ページの書籍で税込価格3150円だそうです。

宣伝文句には “生涯の持ちネタ” にしておきたい定番&名演ナンバー10曲、と書かれておりましたが、なぜか我が尊敬するチャー師匠の新旧名曲がなんと4曲も選ばれております!!世界に名だたる名ギタリストの演奏曲を差し置いて、これはある意味、快挙ですね(苦笑)。個人的には、ジョニー・ルイス&チャーの「からまわり」が選曲されている点がうれしかったですね。あ、ちなみに自分はギターを弾けないのですが、この手のギタースコア本は好きなんですよねえ。やっぱり変わってるな、自分は(爆)!!


◎ギタースコア 『渋枯~シブカラ~ ロック・ギター進化論編 (カラオケCD付)』 (シンコーミュージック刊)

【収録スコア&カラオケ音源】
■パイプライン (ザ・ベンチャーズ)
■クロスロード (クリーム)
■フリーウェイ・ジャム (ジェフ・ベック)
■哀しみの恋人達 (ジェフ・ベック)
■ピープル・ゲット・レディ (ジェフ・ベック)
■ルーム335 (ラリー・カールトン)
■SHININ’ YOU,SHININ’ DAY (Char)
■Smoky (Char)
■からまわり (Char)
■Sacred Hills (Char)

※付属のCDには、掲載曲のカラオケ(バッキング)演奏が収録されております。


★単行本 「ロック・アンド・ホーム・プレイス」 チャック・リーヴェル著

2008年02月11日 | BOOK
 
この三連休にタワレコのWポイントデーが実施されていたので、なにか買いに行こうと思い立って外出しました。タワレコ店頭で目当てのジミヘンCDを探してみるも見つからず、在庫もなさそうだったので仕方なく別のものを探してみることに方針変更しました。ゼロから探しはじめるとなると、意外とすぐには欲しいものが見つからないもので、しばらく店内をさまよい歩きましたね(苦笑)。

で、ようやく見つけたのが書籍コーナーで前々から気になっていたチャック・リーヴェルの自叙伝 『ロック・アンド・ホーム・プレイス』 の日本語版でした。以前にもタワレコ店頭でこの本は手にしておりましたが、値段が3150円と少し高額でしたのでその時は買わずに見送ってしまいました。単行本に関しては2千円以下であれば、気になった本はほぼ即買いしてしまうのですが、それ以上になると必要以上に慎重になってしまいます。

「本当にこの本、欲しいのか?」
「買った後、本当に最後まで読むのだろうか?」
「あとでオークションや古本屋で安く入手することはできないだろうか?」
「将来、音楽ネタを書くときの参考文献になるだろうか?」
「持っているだけでも満足できる本かどうか?」

など、自分の中では様々な問答を繰り返しますね(苦笑)。

そこで費用対効果を考えた結果、「これは買っておいた方がよい」と判断したものだけ購入します。新刊本の場合はネット通販などを利用しても最初から割引価格での販売ということはほとんどありませんので、今回のようにWポイント適用で買える場合は、さらにウェルカムですね(笑)。このようにして一見するとセコいようですがコツコツとポイントを貯めて、将来の買い物に備えます。一年間を通してポイントを貯めると、結構な金額に相当する還元ポイントが貯まりますので、これが馬鹿にできないんですよね(苦笑)。

著者のチャック・リーヴェル氏は、ご存知のとおり、世界的に有名なセッション・キーボード・プレイヤーで、オールマン・ブラザーズ・バンドやローリング・ストーンズ、それにエリック・クラプトン・バンドでの活躍など、もはや彼抜きでは近年のロック業界は語れないぐらい、あちらこちらで名前を見かけるあのセッション・ミュージシャンですね。その彼が書いた半世紀にわたる自叙伝ですから、面白くないわけがないじゃないですか。

唯一、気になったのは、日本語版の文章が果たして原文に忠実に訳されているのだろうかということでした。この手の洋楽関連の翻訳本というのは、実にいい加減な和訳がなされていて、読みづらいことこの上ないというのが定番ですからね(苦笑)。しかし、本書を担当された南陽一郎さんという方は、雑誌 『beatleg』 にも連載原稿を寄せているライターさんで、雑誌を拝見した限り文章力に関しては及第点、音楽業界の知識に関しても並みの翻訳専門家よりも豊富ですので、この方の翻訳文であれば間違いありません。パラパラと冒頭の箇所を立ち読みしてみましたが、面白くてついつい店頭で読み込んでしまいそうになりましたから、安心して購入できましたね(苦笑)。

日本版のみカラー、未公開写真、さらにボーナスページまで追加収録されていますので、洋書原本を読まれた方も改めて日本語文章で読み直してみるのも一興かもしれませんね(たぶんそういう人はほとんど居ないと思いますけど、苦笑)。僕もこれからゆっくりと読ませていただきます。楽しみです。


◎単行本 『ロック・アンド・ホーム・プレイス』 チャック・リーヴェル著 (発行:レインボウブリッジ、発売:星雲社)