HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

LANDING POINT

2016-07-28 08:03:17 | REGGAE

81年のサイエンティストはおそろしい量の仕事をこなしている。LPという
形態で10枚以上の盤を残していて、その多くが聴き応えのある盤に仕上がっている
のが素晴らしいところ。

   
    先日再発された3枚も81年リリース。
今回は45回転LP盤に同内容のCDが添付される形での再発。「WORLD AT WAR」
と「DUB LANDING」はCD化されたことがあるが、「IN DUB VOLUME 1」は
初CD化だと思う。

オリジナル盤なんて見たこともないので元々の回転数が33なのか45なのか知らない
のだが、今回の盤は45回転のせいか音の深みがあって聴いていて実に気持ちがいい。
片面の収録時間が短いからこそできるのだが、面の最後まで気持ちよく聴き通せる
12インチ45回転の良さを改めて思い知った気にさせる。(笑)

個人的には「DUB LANDING」がオリジナル・ジャケットで再登場したのが嬉しい
ところ。06年に出たCDは「DUB LANDING VOL.2」との2イン1であり、
お得感はあったのだが、ジャケットが全く違うものだった。この混沌とした感じの
青いジャケットで手元に置けるのが嬉しいのだ。そうすると赤いジャケットの
「VOL.2」も今回のようなLP+CDで欲しくなってくる。(笑)

もし、最初からこの3枚がCDとLPが別々に再発されたならCDを買ったであろうが
今はLPばかり聴いている。場所塞ぎ上等である。(笑)

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SOME PEOPLE LIKE TO ROCK

2016-07-25 19:05:41 | ROCK

      

T. レックスの歴史の中で欠かすことの出来ない映画「BORN TO BOOGIE」が
装いも新たに再発された。しかし今回はブルーレイもDVDも、ましてや限定500
セットといわれるデラックス版も買わなかった。

中身の映像を見ていないので比較はできないのだが、私は05年に出たDVD(日本盤
のみ3枚組)で十分満足しているのと、ブルーレイを買ってもDVDでしか見ることの
できない映像があるというのが気に入らないという理由で購入を見送った。もっと
端的に言えば、そんなに金を持っていないというのが一番の理由か。(笑)

それでも映画の中枢を成した72年3月18日ウェンブリー・エンパイア・プールでの
1日2回公演を収録した2枚組CDは手にした。マチネー・ショーの音源はCD化
されていたが、イヴニング・ショーのCD化は初めて。

よく「T. レックスのライブは下手だとか、曲が長くてダレる」と書いた文章を
目にしたが、私見ではもし今回登場した音源が早い段階で世に出ていたら、もう少し
論調は変わったのではないかと思う。確かに手癖ソロを垂れ流す長尺曲はあるが、
それもマークならではの味である。気が遠くなるような位置にいるパーカッションの
貢献度合いや思わぬ優れモノのフレーズを弾くベースなんてのは、いい音で聴いてこそ
気付くこともあるというものだ。音が悪いピッチ狂いのテープやブートレグでは
なかなかこの魅力には到達できない。

もう一つ手にしたのが7インチで、こちらは映画で使われた『CHILDREN OF THE
REVOLUTION』をA面に配し、B面には短いながらもこれも映画で使われた『TUTTI
FRUTTI』とオリジナル・レコーディング・バージョンの『BORN TO BOOGIE』を
収録している。『TUTTI FRUTTI』は映画を見た方ならご承知の通り、エルトン・
ジョンとリンゴ・スターを交えての録音であり、楽しいことこの上ない。

       
映画「BORN TO BOOGIE」関連ではかつて上記のようなCDがリリースされた。
左の盤なんて、最早何の役にも立たないような扱いなのだろうが、それでもこの
盤にも愛着はある。92年、05年、そして今年と出されたCDは全て、初VHS化
初DVD化そして初ブルーレイ化の時期に出されたもので、それはそのまま
我が国における映画「BORN TO BOOGIE」発売の歴史を物語る。VHSはとっくに
処分したが、上記の2枚のCDは私の中でのノスタルジー喚起装置でもあるので
これからも気分に応じて聴き続けようと思う。

SOME PEOPLE LIKE TO ROCK , SOME PEOPLE LIKE TO ROLL .

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ON DRUMS , MR. BUN E. CARLOS

2016-07-23 20:29:48 | ROCK

掲載写真はバン・E・カルロスの新作「GREETINGS FROM BUNEZUELA !」。
まさかのソロ・アルバムである。(笑)

近年のチープ・トリックのドラムスがバーニーでないことを気に病んでいた
ロック者は多い?だろう。私もその一人。ヘルニアが悪化したなんて話があったので
それなら仕方ないと思っていたが、実の処メンバーと仲違いして訴訟沙汰になって
いたというのも最近知ったのだが、この先バーニーがチープ・トリックのツアーや
レコーディングに呼ばれることが無いであろう今の状態は何とも嘆かわしい。

このアルバムは全編カバー・ソングで、ボーカルはウィルコやソウル・アサイラム等の
バンドのボーカリストが担当し、チープ・トリックのロビン以前の初代ボーカリストも
参加している。そんな中で我らがバーニーはいつものようにラディックのドラムを
気持ちよくぶっ叩いている。

ロック史或いは2016年の中にあって特筆すべき盤でないのだろうが、例えこれが
趣味のアルバムだとしても、これを聴く人は粋人であることを自分の中だけで
そっと自慢してもいいだろう。つまりはそんなアルバムだ。

ディランやストーンズのカバーが収録されていれば、それだけでとりあえずは私の
捕獲対象になるが、よりによってザ・フーの『アルメニアの空』やゼム『I CAN
ONLY GIVE YOU EVERYTHING』が選ばれているのだから、これは堪らん。(笑)
日本ではほとんど知られていないカントリー・シンガーや、私の趣味でなかった
バンド(笑)のカバーもあるが、この流れで聴けば全てO.K.である。

 これはリア・ジャケット。おお、
カセット・テープの復権か?(笑)

表ジャケのカラフルなパラソルのように多様な表情を見せる曲のなかにあって、
私が見たいのは飄々としたバーニーの風貌である。この盤は脳内に刷り込まれている
バーニーを容易に想起させる。それで十分じゃないだろうか。

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NOW YOUR TIME IS UP

2016-07-20 21:52:08 | ROCK

掲載写真はジェフ・ベックの新作「LOUD HAILER」。ジャケットに写る拡声器の
別称である。今作は女性ボーカリストを迎えたことが表向きのトピックであろうが
最大の肝は歌詞かもしれない。

今作に先駆けジェフは、世の中で起こっている不快な事柄に言及したいという旨の
発言をしている。ギター一本で、インストゥルメンタルの世界を主に追及してきた
という感の強いこれまでの路線とは大きく切り替わった盤であり、その歌詞を深く
読み込んだわけではないが、今までになく攻撃的で挑戦的な側面を感じる。

女性ボーカルの在り方や声の処理を不満に思う往年のファンがいても不思議ではない。
しかし、この盤の持つ音の統一感は89年の「GUITAR SHOP」に匹敵する。
そこにジェフのキャリアにおいて今までにない冒険的な取り組みが展開されるのだ。
私個人は、ずばり傑作だと思う。

私自身も悪しき聴き手で未だに「BLOW BY BLOW」や「WIRED」を愛聴している。
だが、90年代以降の何枚かのアルバムで聴かれた(そうでないのもあったが)
ジェフの変化には喜んでついていった。単なるギター好き、ギター・ヒーロー好きでは
無い私が何故ジェフに惹かれるのかは答えが見つかっていないが、ジェフのフレーズや
音色は当然ながら彼の一所にいない、歩を先へ進める処が好きなのだろう。

07年5月に当ブログで私は自分のことを「ジェフ・ベックとディランとルー・
リードは相変わらず凄いなあとか言っている時点で終わっているのだ」と書いた。
これは次々現れるニュー・カマーに対応できない自分を嗤ったのだが、同時に
この3人はこの先もキャリアにおける最高傑作を生み出す可能性があるという意味も
含ませた。

一人は物故者となり、一人はこのところ自身の曲をつくらない。そんな中で
ジェフ・ベックの一撃は強烈だった。先に攻撃的・挑戦的という言葉を使ったが
穏やかで優しい曲もある。そんなバランスを思えば、単にギタリストであることと
言いたいこと考えていることを実践するロック者であることのバランスを理解する
ことが大事なことに思えてきた。

いっそのこと、これで振り落とされる人が多くいればいいのに、なんて底意地の
悪いことも考えてしまう。かつてギル・スコット・ヘロンは革命はテレビ中継されない
と歌った。今では革命らしきものが各々の身勝手な正義の旗印の下で、見たかろうと
そうでなかろうと次々と目に入ってくる。ただ、チャンネルを切るのも変えるのも
自由であり、正しいものを選択する判断力は試される。

仮にかつての偏ったファンに望まれた盤でなかったとしても、今回の盤は紛れもなく
ロックであると私は判断した。

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ANTS INVASION

2016-07-19 17:47:50 | ROCK

       

アダム&ジ・アンツが80年ニリリースした「KINGS OF THE WILD FRONTIER」
(邦題:アダムの王国)のスーパー・デラックス・エディションが登場した。
2枚のCDに1枚のDVD、更にオリジナル・フォーマットの1枚物LPと様々な
メモラビリアが収納されていて、近年の箱物の値段と比すれば少々割高な感じで
最初は購入を躊躇したが、洋楽を聴き始めた頃に好きになったバンドだったという
思い入れが上回って手にすることになった。

1枚目のCDには「アダムの王国」全曲にシングルのB面曲が3曲、未発表デモが
4曲収録されている。2枚目は81年4月のライブ音源が18曲に未発表のラフ・
カット・バージョンを2曲収録。バンド存命時にライブ盤を出さなかったので、
2枚目は全て未聴の演奏ばかりであった。

DVDはPVや当時のテレビ出演時の演奏やブートレグで見たことがある東京公演の
映像をたっぷりと見ることができる。東京公演の映像は昔のVHSのような感じで
今の目で見ればそれほど高画質ではないが、正式に商品化されたことは嬉しい。
アダム・アントのPVを集めたDVDはオフィシャル商品でリリースされていたが
日本の標準的なデッキでは再生できなかった。今回のDVDは普通に見ることが
できるのも当たり前だが嬉しい。

金ピカのLPサイズの仰々しい箱が眩しいのだが、それほど売れるとも思えない
この箱に施された派手なデザインは、80年代のニュー・ロマンティックなんて
言葉よりグラム・ロックという言葉が好きな私には、ずっぱまりの色合いである。

海賊ルックの小男に老け顔のギタリスト、テクニカルとは思えなく尚且つ明らかに
バンド維持に負担をかける2台のドラムス。とても長続きしないと思ったがその通り
であった。しかし。振り返ってみれば、ジョブライアスが再評価されるのなら
アダム&ジ・アンツだってもっと評価されてもいいのになんて思うのだが、どうも
そうでもないのがもどかしい。ま、いいか。(笑)

これだけの箱物であるが、06年に再発されたCDにボーナス・トラックとして
収録されたデモの数々はここには収録されていない。よってこの大箱を手にした
ところで過去盤CDを葬るわけにもいかないのが難点である。

それでも、「アダムの王国」の豪華版が出るなんて夢にも思ったことが無かったので
出ただけでも有り難く思わなければならないのだろう。調子に乗って次の「PRINCE
CHARMING」のスーパー・デラックス盤が出ても驚きはしない。
むしろ、ウェルカムだ。(笑)それが現実になることを思い描きながら、LPを
聴くことにしよう・・・。

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THE YOUNG PHILADELPHIANS

2016-07-18 08:53:38 | JAZZ

先週は夏休みをとって帰省した。帰省となると新幹線や列車に7時間近く乗るわけで
そこで毎度のことながらiPodの登場となる。普段聴かないアルバムをと思い古の
英国ハードロックの盤を聴こうとしたのだが、何とも気が乗らない。紙ジャケで5枚
ほど所持しているこのバンド、もしかしたら私には必要ないのかも。そろそろ身辺整理の
時期か。(笑)

TVでよく見る980円で聴き放題なんたらかんたらとかいうCMの中で「ドライブで
盛り上がる曲」とか「テンションなんたら」(笑)とかいって候補曲を選ぶ場面がある。
いちいち鬱陶しいと思っていたが、「列車内で聴く曲」なんて言えば何か選んで
くれるのだろうか。結局テンプスの諸作やディランの地下室ボックスや頭脳警察等を
聴き続けた。3500万曲の中にこれらの曲があるのかどうか知らないのだが少なくとも
先の私のリクエストにこれらを選出してくれることはないだろう。

掲載写真はマーク・リーボウが自身のグループをヤング・フィラデルフィアンズと名乗り
敢行した日本でのライブを収録した「LIVE IN TOKYO」。録音は14年で収録曲は
全て往年のフィリー・ソウルの名曲ばかり。リズム・セクションはオーネット・
コールマンのプライム・タイムに在籍していたことのある二人で、そこに一筋縄では
いかないもう一人の女性ギタリストと三人のストリングスが絡む。

ジャズともソウルとも形容しがたい音の形態は予想通りであるが、音の展開は予想すら
出来ない面白いもので、どちらの聴き手からも敬遠され或いは好かれる可能性がある。
その振れ幅の広さがロック者には受け入れられやすいはず。

パンクにファンクにソウルにノイズ、そしてジャズ。ジャンルわけに便利な別方向を
向いたこれらの言葉が一つになるその瞬間が、即興がユニゾンになるとの解釈が
可能なハーモロディックを体現しているというのは、自己本位の緩い解釈ではあるが
そんな戯言を真に受けたくなる魅力が、この盤には刻まれている。

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 71

2016-07-12 00:03:38 | 日本のロック・ポップス

7月12日はナイフの日ということで、少年ナイフの登場である。このシリーズの
71番目というのも肝である、ってそれはお前が調整したんだろうとの誹りは
おっしゃる通りである。(笑)

少年ナイフは81年に結成されメンバーを変えながらも唯一のオリジナル・メンバー
である山野直子を中心に今も活動を続けている。近年の盤は聴いていないのだが、
断片的に聞いた曲の印象だと昔とかわらない明るく元気で可愛らしいバンドであり続けて
いるようだ。

私が熱心に聴いたのは山野敦子が在籍していた時期までであるのだが、あれ、俺って
山のアッちゃん推しだったのか。(笑)というか、そんなことはとっくに意識していて
彼女に握手してもらった時は妙にドキドキしたものだ。

ナイフの魅力は大人になっても子供の頃に好きだった物や身の回りのことを、楽しく
時に不思議な歌詞でスリーピースの特性を活かして豪気に演奏してくれた処にある。
ロックンロールに非日常はつきものだが、市井の生活に紛れて気づかれないかもしれない
女性が乙女心を覗かせながら非日常を見せてくれるというのが素敵だったのだ。

掲載写真は96年に出たシングル「Wonder Wine」。あれから20年も経ったのか。
ナイフは続くよ何処までも・・・。

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VOTE !

2016-07-10 11:13:24 | DAY BY DAY

掲載写真は近日発売予定のフランク・ザッパの未発表音源を集めた盤のジャケット。
今年はFZ存命時のようにリリースが活発で嬉しい。

さて、今日は何の日?

DON'T FORGET TO VOTE !

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 70

2016-07-09 09:09:43 | ROCK

今日は雨降り。関東地方は水不足だというのに大雨に苛まれている地域もある。
自然の成り行きとはいえ、もうちょっと配分よくやってくれないものかと思う
RAINY DAY IN JULYである。

というわけで69回に続いて今日も傘を持った女性の構図が可愛らしいジャケット写真の
ガブリエル・アプリンを聴いている。10年頃から曲を発表している若きSSWで、
掲載写真の「ENGLISH RAIN」は13年リリースのファースト・アルバム。
日本では14年の映画「黒執事」の主題歌を歌っていることで知っている方もいるかも
しれない。

私は「黒執事」を見ている(笑)のだが、その時は全くピンとこなかった、というか
名前すら憶えなかったのだが、昨年この盤をジャケ買いして後からその事実を知った。
何がきっかけで過去に見聞きしたものに繋がるかわからないものだと改めて思った次第。

英国在住ということでこちらの想像は増幅するが、ジャケットの曇天とパステルカラーの傘
という相反する物が重なる時に生じる魅力と同じように、曲の端々に湿り気と瑞々しさ
というどちらの捉え方も可能な魅力を感じさせるのが素晴らしい。

過去にジョニ・ミッチェル(盤は限定されるかも)をよく聴いた、或いはスザンヌ・ヴェガ
をよく聴いたなんていう年代の人が聴いても違和感なく彼女の魅力は感じ取れるだろう。
昨年出た2枚目はロック色が強まり賛否両論だったようだが、それはともかくこの
デビュー盤での彼女の佇まいは本当に素敵だ。

ところで、何で「黒執事」見たんだろう。(笑)見たといっても映画館に出かけた
わけではないのだが、それでも見ていることには変わりない。
ハッ、もしかして剛力ちゃん目当て?まさか・・・。(笑)

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50周年ならキリがいいのだけど

2016-07-08 20:49:57 | ROCK

今年はビートルズ来日50周年の年でもあり、様々な形で様々な人が盛り上がっている
ようだ。ビートルズの日本公演は66年6月30日から7月2日にかけてのことであったが、
(訪日は6月29日、離日は7月3日)同年にはビーチ・ボーイズも来日している。
1月7日から23日までの滞在であったから、2週間以上日本にいたことになる。

掲載写真は最近市場に登場したCDで1月13日の大阪サンケイホールでの演奏を
収録してあるとの表記がある。ブートレグになっている音源であるようだが未聴だったのと
ジャケットのデザインが気に入ったので手にしてみた。

NHKラジオで放送された音源であることがリアジャケットに書かれてあるが、質の良い
FM放送のそれを期待すると肩透かしで、音質はそれほど良くなく放送音源だとしても
AM放送をエアチェックしたような感じである。

しかしながら、私はこの盤を嫌いになれなかった。来日公演に参加せずブライアンが
孤軍奮闘して「PET SOUNDS」を制作していたのはさておき、その完成した盤の
リア・ジャケットに掲載された京都で撮影した侍姿のメンバーの写真を微笑ましく思い
気に入っていた私にすれば、「PET SOUNDS」制作の裏側で行われていたバンドの
日本公演の音源というだけで、何だか有り難いような気が先に立つのである。

ビートルズの日本公演の演奏の質を云々するのが野暮なように、ここでの演奏の内容を
どうこう言うのでなく、音源として存在するだけで嬉しい気持ちになるのだ。

公式に一般人の前で演奏したという意味合いで66年はビーチ・ボーイズの初来日の
年であり、しかもビートルズより早かったというのはもっとクローズ・アップされても
良さそうに思うのだが、巷ではそうでもないらしい。

64年(63年説もある)に日本国内にあった米軍キャンプで演奏しているというのが、
「来日50周年」と声高に言えない一因なのかもしれないが。

何れにせよ、私はこの盤を気に入っている。ここで聞こえる歓声は間違いなく日本人の
歓声である。ライブ・バンドとしてのラフで粗野なビーチ・ボーイズを日本公演の
音源で楽しめるというその一点に、浪漫があるのだ。

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RASTA MAN

2016-07-05 20:36:02 | REGGAE

       

日本が誇るDub Store Recordsは英国のThe Vinyl Factoryが世界の名店を紹介する
「ワールド・ベスト・レコード・ショップ」にランクインした老舗であり、私も通販で
何度か利用したことがある。

Dub Store Recordsは09年頃からバニー・ウェイラーと正式な契約を交わし、レアな
7インチを再発し続けてきたのだが、遂にここに2枚のCD(LPは2枚組2セット)
にまとめられた編集盤が登場した。

ありそうでなかった、バニー・ウェイラーのシングル集である。7インチを集める
根気と根性が無かった私には有り難いことこの上ない盤である。何年にリリースされた
曲であるとか、オリジナル・シングルの型番とかは記されていないが、それは今の
世なら根気よくネットやら何やらで調べればわかりそうなことでもあるので、その探求は
別の機会にするとして、流れてくる音を聴いているだけなのだが、これが実に気持ちいい。

何というか、大らかな気持ちになれるとでも言えばいいだろうか。ウェイラーズでは
成しえなかったというか、より深く自身に宿るラスタ精神を表現する歌詞の意味を
把握できないまでも、ここで聴くことできる強靭なリズムとメロディー、何より
素晴らしい歌唱を聴けば、大概の不満はどこかへ吹き飛ばされる。

世界に誇る日本発の「いい仕事」として世界中から注目されるCDというのは決して
大袈裟な物言いではないだろう。2種のベスト盤が同時に出る時、必ず赤盤と青盤で
ある必要がないということを思えば痛快でもある。

おっと、その繋がりで何気に思ったことだがウェイラーズにピーター、ボブ、バニーが
いたというのはある意味ジョンとポールとジョージが一つのグループにいたというのと
同じくらい凄いことなのである。

更に阿呆なことを考えると、やっぱりピーター・トッシュがジョンで、ボブがポール、
宗教性の高さを考えるとバニーがジョージ?とか下らない当てはめをするのも楽しい。
私はビートルズもウェイラーズも好きなのだ。(笑)

話が脱線した。この2セットは早めに手元に置きましょう。世界平和はともかく
心の平穏と高揚は約束されるのだから。

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WISH I COULD FLY LIKE SUPERMAN

2016-07-03 08:42:19 | DAY BY DAY

今年はウルトラマンシリーズの放送開始50年だそうで。私がリアルタイムでの
記憶があるのは「帰ってきたウルトラマン」のシリーズからであるが、実のところ
その後のシリーズはさほど興味が無く、遡って「ウルトラマンレオ」を見返したのは
40歳を過ぎてから(笑)であるし、「エース」は今年になって(笑)DVDを
全巻借りて見返したくらいである。何を今更であるが、大人になってから見返すと
それはそれで新たな発見がある。渋い俳優が出演していることに面白さを見出すなんて
ことは、子供のころにはできなかっただろうし。

人気のウルトラシリーズであるが、ウルトラマンをモチーフにしたロックの盤の
ジャケットとかってあるのだろうか。仮面ライダーとかと併せて考えてみたのだが
ちっとも思い浮かばない。パロディーにするにせよ何にせよ権利関係のクリアが
大変そうだから、そんなものはやらないに越したことが無いのかもしれないが。

しかしながら、米国はもとより世界的に名の知れたヒーローであるスーパーマンとも
なると、面白いジャケットに出くわす。というか、あの「S」の字体をトレードマークの
ロゴにしたレーベルさえあったのだから。

       

流石にクレームが入って、「S」を隠さなくてはいけなくなるのだが、レーベル名に
相応しい(笑)顛末に思えるところが、またロックである。

さて、スーパーマンをモチーフにしたと思しきジャケットを思いつくままに幾つか
挙げると・・・。

     
     
バーブラが該当するかどうかはともかく、可愛い彼女にこんな格好をされると、
驚いてしまうのだが、ハービー・マンの何でも有りな処は、笑いの対象としてもっと
評価すべきかもしれない。(笑)

そして忘れてならないのが、コレか・・・。

    DISCO POWERには敵いません。

さて、祝ウルトラマンシリーズ放送開始50年ということで、面白いジャケットの
盤が登場することを楽しみに待ちたいと思う。

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YOU ARE HERE

2016-07-02 19:32:52 | ROCK

掲載写真はニール・ヤングの新作で2枚組のライヴ盤「EARTH」。昨年のツアーで
録音された音源に、スタジオで綿密に録られたコーラスや様々な鳥や動物や虫等の
鳴き声や街中での生活音をダビングしてあり、単純な記録としてのライヴ盤とは
一線を画す。

昨年リリースされた「THE MONSANTO YEARS」でも明確に表明されたニールの
地球環境保全の姿勢を更に強く打ち出すようなアルバムで、あたかもニールの曲や
メッセージが心ある人間だけでなくあらゆる生き物にも届け、或いは届かせるのだと
いうような意志を感じさせる。

収録された楽曲の演奏が素晴らしいのが、この2枚組を素晴らしいものとしている。
「THE MONSANTO YEARS」収録曲は勿論のこと、意図的にかどうかは知らないが
91年の傑作「RAGGED GLORY」から多くの曲が取り上げられているのに気付く。

そのせいか、はたまたエレクトリック・ギターでの熱演が多く聴けるせいか、91年の
演奏を収録したこれも傑作ライヴ盤である「WELD」を想起させる。当時は反戦という
大義があったが何れにせよ、ロック・ミュージシャンが社会問題に言及することが
求められない昨今にあって、ニールの精神というか存在は貴重で尊いものだと改めて
感じた新作であった。

「LIVE」は「liv」であり「laiv」である。生の演奏が生活と同期する様を多くの人が
目の当たりにせねばなるまい。今宵その夜、である。
全く退屈しない100分間に心が洗われる。

さて。国のための準備はいいか?

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 69

2016-06-28 18:03:09 | ROCK

雨降りである。豪雨は勘弁だがそれなりの雨が降らないと水不足になったり、
農作物の成長に影響が出たりするので、寛容に捉えなければならないこともある。

というわけで(でもないか)傘を持った女性のジャケット写真が頭に浮かんだので
今日はコレを・・・。掲載写真はミンディ・グレッドヒルが12年にリリースした
3枚目のアルバム「ANCHOR」。声量で勝負するタイプではなく、時に可愛らしく
時にかすれて大人っぽく、かつ耳障りなキンキン声でもなく聴いていて実に
心地よい声が素敵だ。

自身で曲をつくる所謂SSWの括りで捉えられるのであろうが、そのポップな曲の
魅力を更に惹きたてる程よく抑制の効いたアレンジも良い。普段はエレキ・ギターが
鳴るロックを好む私もここで聞けるアレンジを理解できないほど狭量ではない。(笑)

コーラスもすべて彼女の声の多重録音で、それが浮遊感を漂わせる大きな要素となり
バンジョーやウクレレといった楽器の使い方も素敵だ。

実は、ここに掲載したジャケット写真よりも素敵なのが封入された歌詞やクレジットが
記載されたブックレットに使われた写真である。傘の代わりに大きな赤い風船を
持って微笑む彼女の表情が素敵である。この写真をフロントにしてもよかったかも。

いやいや。
MINDY JUMPS AGAIN.

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BORN TO RUN

2016-06-27 00:41:15 | ROCK

ブルース・スプリングスティーンのTHE RIVER 北米ツアーのセカンド・レグの
13公演分のCDRが届いた。え~、5月に当ブログに記録した12公演は
まだ半分しか聴き終えていません。(笑)

    
    
    
    
     
    
    これでは宿題が終わらない子供と同じである。

いやいや、今でも何がしかのノルマに追われるので仕事も同じか。

到着後、すぐに4月23日と25日の公演を聴いた。ツアーの日付順に聴いていくのが
筋だろうが、この二日はプリンス追悼で『PURPLE RAIN』を演奏した日でもあるので
早くコンサートの流れの中でそれを聴いてみたかったのだ。

23日はコンサートのオープニングで、25日はコンサート終盤に『THUNDER ROSD』と
『BORN TO RUN』に挟まれる重要な位置で演奏。どちらも素晴らしい
演奏であった。その前の公演は20日のボルティモアで行われたのだが、もし
プリンスが逝去したのが4月21日より前なら、20日のボルティモア公演は
どんなものになったであろうか意味の無い想像をしてみる。もしそこでプリンスの
追悼曲でも演奏しようものなら、観客の悲しみとボスへの感謝の心はさぞ強いものに
なったのでは・・・なんてことを考えたりもしたが、どっちにしろ下らない夢想で
あるのには違いない。実にくだらない。

さて、これから少しずつ遡って聴いていくとしますか。
でないと、次は欧州公演28回分が待っているのだから。(笑)


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