HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

THE ENDLESS RIVER

2016-05-24 07:51:41 | ROCK

       
       
       
       
       
       
ブルース・スプリングスティーンが敢行中のTHE RIVER TOUR。現在は欧州公演に
突入しているのだが、以前オーダーしたLEG 1の24公演の残りの12枚が到着した。

最初の12枚の写真は4月に掲載しているのだが、改めて全てのジャケットを見ると
同じ写真を使いまわしているのがわかって、ちょっと苦笑い。でも、以前も書いたが
HIGH HOPES TOURの時は全て同じデザインだったことを思えば、ジャケットが
違うだけで十分に楽しい。

3月17日公演のあと、急に3月28日まで飛ぶのは28日公演が大雪で中止になった
1月24日の代替公演のため。セット買いしたから一瞬混乱してしまった。(笑)
LEG2は3月19日から4月24日までで、これが届くまでには少なくとも1回は
全て聴き終えなくては・・・。勿論、最初に届いた12公演36枚のCDRは全て
聴いた。『BORN TO RUN』の歌詞を観客に歌わせる日があったが、あれはきっと
歌詞を忘れたが故の所作だったに違いない。(笑)

今日も朝からボスを聴いて気力を漲らせるかと思ったが、休みだから別に漲らせなくてもいいか。(笑)
のんびり1枚だけ聴いたり、一気に3枚聴いたりで徐々に制覇するつもりである。

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LOVE STINKS

2016-05-23 21:45:25 | ROCK

コンコードってカタカナで書くとちょっとドキドキするのは私がバカだからか。(笑)
それはそれで構わないが、CONCORDという音の響きは未だにジャズな感じがする。
というか、ジャズのレーベルとしての刷り込みがあるのだが、今やポピュラー・
ミュージックの大きな屋台骨のような感もあるから不思議だ。

それもそのはずで、レーベル名であると同時に一大ミュージック・グループとして
スタックスやラウンダーを新作を出すミュージシャンのために用意し、プレステッジや
リバーサイドのカタログを扱うのだから。

ピーター・ウルフの6年ぶりの新作「A CURE FOR LONELINESS」がCONCORDから
出た。思い起こせば前作はVERVEからだったので、渋いところを渡り歩いている感じが
するのだが、今回もレーベル名に相応しく実に渋いアルバムである。

酸いも甘いも噛み分けて、徒に跳ねるのではなく、まして枯れることもなく自然に
滲み出てくるロック。借り物でないルーツがバンド時代からずっと根底にある人のみが
醸し出せる、いや隠しても隠し切れないロック。
ジャケット写真のように7インチのたった1曲に興奮できるロック。文字にするのは
簡単だが、そんなふうに聴き手に思わせることができる音はそうはない。

様々なジャンルの展示会の様相もあるにはあるが、それが全く違和感なく並べば
そう思わずにはいられない。昔からのファンのために驚きのアレンジで披露して
くれる曲もあるし。

ピーター・ウルフは実に美しく歳を重ねている。
それを確認できただけで十分な気がする。

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ROGER THE ENGINEER

2016-05-22 07:52:36 | ROCK

私が高校生の頃は洋楽の国内盤LPの値段は1枚もので大体2500円であった。
ひと月の小遣いなんてしれているのでLPを1枚買うのがやっとであったのだが
1枚の値段が1500円という当時としては破格の再発シリーズがあった。

ビクター音産の「ロック・ファンタジー・シリーズ」でのCCRや、ポリドールの
「不滅のハード・ロック名盤15選」でのザ・フーといったところは1枚でも多くの
盤を聴きたいという私の欲求を少しではあるが叶えてくれた有り難い再発シリーズ
であった。

東芝EMIの「ロック・グレイテスト1500」シリーズからはヤードバーズを
買った。66年リリースのアルバム「THE YARDBIRDS」はそのタイトルがバンド名と
同じであることからジャケットに小さく書かれた「ROGER THE ENGINEER」が
通り名として有名である。私が買った盤の帯にはアルバム・タイトルとして
「ジェフ・ベック&ザ・ヤードバーズ」と大きく書かれてあり、値段が安いのと
ジェフ・ベックの文字に大きく惹かれて購入に至った。

今はどうなのかよくわからないが、当時は「三大ギタリスト」というお題目は
ロック初心者にとっては有り難い殺し文句のようなもので、「THE YARDBIRDS」
を手に入れたことで、「次はペイジとクラプトンが居た時期の盤を探すぞ」と
盛り上がったものである。(笑)

実のところ、買って暫くの間はこの盤の何がいいのかどこが凄いのかさっぱり
わからず大して気に入ることもなかった。ストーンズやフーと同等に格好いいと
思えなかったし、ツェッペリンのように派手な解りやすさもないし、大体ジェフの
「THERE AND BACK」のような演奏を勝手に想像して聞き始めたというのが
いけなかった。(笑)

しかし、暇な高校生は何度も盤を聴き返し、1曲1曲がチャーミングであることに
気づき、ジェフの演奏を抜き出して聴くよりバンドとしての演奏を聴けば面白い
ことにも気づいてしまった。それからは今に至るまでの愛聴盤である。
「AHHHHaaaaa」と奇声を発して友人から笑われたことがあるが、自分の中では
『HOT HOUSE OF OMAGARARSHID』の冒頭の奇声が面白くて何度も真似して
いたに過ぎない。正直に書けばそんな長ったらしいタイトルを覚えているはずもなく
正確には「B面1曲目」の冒頭の奇声を真似していたというところか。

『JEFF'S BOOGIE』の元ネタがチャック・ベリーの『GUITAR BOOGIE』で
あるのを知るには更に数年の月日を要したが、それはそれで驚きであると共に
ストーンズとジェフの目の付け処の違いに唸り、そこで付け加えられたジェフの
細かい技を改めて確認したり・・・。

掲載写真は件の盤の50周年記念でリリースされた2枚組でモノとステレオの
両方にキース・レルフのシングルや幾つかのオルタネイト・バージョンが収録されて
いる。キースのシングルはヤードバーズの01年の編集盤「ULTIMATE」で聴く
ことができたが現在は入手困難なので、ここでの収録は喜ばれるかも。

音の塊が迫ってくるモノと、視界が開けたかのようなステレオの両方を気軽に
楽しめるというのは実にうれしい。一生楽しめること請け合いである。

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NOT UNPLUGGED , BUT STRIPPED

2016-05-21 21:49:27 | ROCK

掲載写真はローリング・ストーンズの映像集「TOTALLY STRIPPED」。今回も
例によって組毎数の違いによる数種のリリースとなったのだが、一番大がかり(笑)
な4枚のブルーレイと2枚のCDで構成されるブツを入手した。Tシャツなんて
いらないのだが、日本盤のみに添付される3曲入りCDを視野に入れるならコレしか
ないのだから仕方ない。

アルバムとして95年にリリースされた「STRIPPED」は、アコースティックでの
ライブや既発曲のスタジオでの再録音を収録した盤であった。MTVで大いに当たった
アンプラグドから数年遅れで「似たような」企画盤を出したような解釈をされて
「安直」だの「硬直」だのと叩いた評論家もいた。

私はというと、それほど感心はしなかったがMTVの企画に乗らず(実際に当時の
レコード会社は乗り気でオファーもあった)アンプラグドではなくストリップドと
題してMTVのロゴをリア・ジャケットに入れることもなくアルバムを作った
という事が痛快であった。

今回は当時放送されたドキュメンタリーに大幅に手を加えて1枚の映像集にすると
同時にアルバム「STRIPPED」に収録された3回分の小会場での演奏を全て収録する
という、ある意味快挙ともいえる作品である。3回ともセット・リストがかなり
違うのが聴いて楽しいし、小会場故にスタジアムやアリーナとは違うバンドの表情や
動きの妙を存分に味わうことができる。流石に2日にわけて4枚のブルーレイを
見たのだが、満腹感いや充実感でいっぱいである。

アコースティックでの原点回帰が狙いの中にあるので、私が苦手とする露骨(失礼)
なバラッドもあることにはあるがカントリー調の曲がレパートリーに増えたと
いうのが、この時期特有のトピックであることを思えば、長いストーンズの歴史の
中でも軽視すべき時期ではないと改めて気づいた。

添付されたCDには3公演から14曲が約79分という1枚のCDの収録時間を
最大限に使って収録されている。
1枚のCDに79分もの演奏を詰め込んだライブ盤というのは、それだけで単体で
リリースできそうなものだが、CD或いはLPだけでの発売は無いようである。
人によって「要るもの要らないもの」が異なるであろうが、ここはドキュメンタリー
&3公演映像&CDで手元に置いておくというのが、最良のように思える。

あれからもう20年以上が経っているのか・・・。

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 66

2016-05-18 00:17:21 | ROCK

60年代からモデルとして活躍し女優としても大きな足跡を残しているツイッギー。
ロック者の視点で見れば、まず思い浮かぶのがデヴィッド・ボウイの73年の
アルバム「PIN UPS」のジャケットかもしれない。

痩せた体形にショート・ヘアのイメージがあるツィッギーであるが、私の好きなのは
ロング・ヘアの写真であり、それは掲載写真のアルバム「TWIGGY」で見られるそれ
である。日本盤は「森の中の妖精」という邦題が付けられ、ジャケット写真は
似たような別の写真に変えてリリースされた。二つ折りのポスターが添付されて
いるという欧米盤に無いアドバンテージがあるのだが、見開きジャケットの内側の
レコーディング風景の一場面を捉えた魅力的な白黒写真がカットされているのが
惜しいところ。

76年リリースの本盤は実質ツィッギーのファースト・アルバムである。
それまでの歌手活動はシングルが主体であり、72年にリリースされCD化もされた
アルバム「TWIGGY AND THE GIRLFRIENDS」はシングル曲が4曲収録されて
いるものの、実質はスタジオ・ミュージシャンによるインスト主体の盤であった。

アルバム「TWIGGY」で聴くことができるのは、カントリー・ミュージックである。
英国出身のスマートなモデルであり、ケン・ラッセルの映画で女優として評価された
彼女にカントリー・ミュージックの趣味があったという、その意外性が私には
もうそれだけで嬉しくなってしまう事柄である。

それにしても、なんという魅力的な写真なのだろう。できればCD化されて、
その素敵な収録曲の数々とともに広く聴かれて欲しいと思う次第である。

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YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 65

2016-05-17 00:19:38 | 日本のロック・ポップス

毎土曜日の朝日新聞に付いている「be on saturday」で行われる読者アンケート
であるが、このところずっとある年代のある月のオリコン・チャートと読者の
記憶に残る曲のランキングが掲載されている。リアルタイムであった80年代前半の
チャートや曲ですら記憶が怪しいのだから、70年代の曲だと全く思い出せない
タイトルが多い。曲を聴いてタイトルを言われれば「ああ、あれか。」と一致する
ものもあるのだろうが、記憶とはいいかげんなものだ。(笑)

先週は73年11月のランキングであった。読者アンケートの9位に高木麻早の
『ひとりぼっちの部屋』がランクインしているのが目を引いた。66年生まれの私は
当然ながらリアルタイムで聴いているわけもないのだが、実のところ彼女の
ファースト・アルバム『高木麻早』は最初のCD化の時に購入した。

瑞々しい歌唱と曲に施されたアレンジに魅了された、なんて書けばいいのだろうが
今回の場合それは後付けである。(笑)これは明らかにジャケ買いであった。(笑)

私が中学生の頃であったか、何かの雑誌でホットパンツを履いた川○なお○の写真が
掲載されて「今流行りの女子大生」みたいな感じで取り上げられていたのだが、
確かに明るく健康的に見えた彼女に年上の女性への憧れを感じることはなかった。
で、何かの機会に何の偶然で見たのか思い出せないのだが、ふと高木麻早の
アルバム・ジャケットを見て何となく「あぁ、これが私が自己本位で想像していた
お姉さん像に近いかも」というわけで記憶に残ったわけである。というか、
「憧れの女子大生像」(笑)だったのかもしれない。

ヤマハのポプコン出身なんていうと、ロック者からは軽く扱われがちであるが
どことなくカントリー風味を漂わせたSSWでもあったのではと思えば、日本では
稀有な存在だったという見方もできるのではと思う今日この頃。

高校生になって、私の憧れの女子大生像はオールナイトフジによって粉砕され、
私自身もそういった年齢になって憧れではなく現実と対峙するようになっていく
のだが、それはまた別の話ということで・・・。(笑)

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連想ゲーム

2016-05-16 00:03:35 | DAY BY DAY

 掲載写真はフィル・プラットが78年に
リリースした「STAR WARS DUB」。私が当ブログでこの盤に最初にふれたのが
11年のこと。やっと待望のCD化が実現。HMVで購入したらバッヂが付いて
きました。あっ、「CDを買ってバッヂを貰いました」シリーズで取り上げれば
よかったか?(笑)いやいや、ジャケットを見ていて何気に思い出したのが下の盤。

 ペパーミント・レインボーが69年に
リリースした「WILL YOU BE STAYING AFTER SUNDAY」。ママ・キャスの
肝入りでデッカからデビューした男女混合の5人組。ソフト・ロックとサイケの
範疇を微妙に跨ぐ音である。上の盤のダース・ベイダーの造形から何となくコレに
繋がったのだが・・・。

レオン・レッドボーンが75年にリリースした
「ON THE TRACK」。これは完全に「虹」繋がりですね。上の盤のアルバム・
タイトルを囲む円と虹から何となく引っ張り出してきた。真ん中に描かれたカエルが
ちっとも可愛くないのである。で、次に引っ張り出したのが・・・。

ラスカルズの72年の盤でグループの
最終作でもある「ISLAND OF REAL」。ま、虹と生き物繋がりなのだが、虹というか
幾重もの円が中央に描かれていないのが、このジャケの肝か?。

で、最初の「STAR WARS DUB」に戻るのだが間の2枚を飛ばすと、「ISLAND
OF REAL」のジャケットを想起するまでには至らない。脳内一人連想ゲームは
暇つぶしにもってこいなのだが、これが実生活における伝達事項の結末なら
目も当てられない。

伝言ゲームはしないに限る。

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楽しい夕に

2016-05-15 00:48:40 | ROCK

掲載写真はワイルド・マン・フィッシャーが68年にリリースしたアルバム「AN
EVENING WITH WILD MAN FISCHER」。フランク・ザッパがプロデュースした
2枚組アルバムで今年になって初めてCD化が実現した。CDも2枚組。

当時FZが設立した2つのレーベル「STRAIGHT」「BIZARRE」の内、「BIZARRE」
からリリースされた。FZ関連のレア盤であるので気に留めていたのだが、果たして
これは喜んで聴き続ける価値がある盤かどうか、という問いに自信を持って肯定的に
答えることは今のところ私にはできない。

もともと重大な精神疾患を抱えた人なので、世間の一般の基準では計り知れない事を
やる(ほとんどの場合悪しき例となるのだが)可能性をFZは面白く思ったのだろうが
酔っぱらった状態で聴いても大して面白くはない。

幾つかの曲ではマザーズの演奏でも使われた打楽器によるノイズの断片を聞き取る
ことができ、細かな楽しみを見つけることは可能だが盤のほとんどが誇大妄想者の
呟きや雄叫びで占められているので、付き合うのには根気がいる。自身のソロや
マザーズでの演奏には高いクオリティーを追求したFZではあるが、ここでは
悪戯心と遊び心が前面に出すぎた感じ、というところだろうか。

FZの演奏は2曲収録されていてなかでも『CIRCLE』におけるギターは
紛れもなくFZそのもの。なんだ、少しばかりの楽しみはあるじゃないか。(笑)

という訳でFZのファンは初CD化を喜び、数回聴いてそっと棚にしまうのである。
FZの妻であるゲイルはこの盤のCD化を拒んでいたというエピソードがあるが
ゲイル没後にやっとCD化された(しかもFZ関連ではない会社から)という事実が
これからこの盤を聞いてみようかというという人には興味を持たせるかもしれない。

FZがプロデュースしたグループにTHE GTOsがある。ジェフ・ベックが参加して
いることでも知られているがジェフのファンが買ってド肝を抜かれた?ように、
ストーンズのカバー曲を集めている人がこれを手にして呆れるのも一興。
脈絡に関係なくやたらと「JUMPIN JACK FLASH , YEAHHH」と叫んでいますので、
収集の対象かと思われます。(笑)

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I'M A MOVER

2016-05-14 09:47:25 | SOUL

ヴィンテージ・ソウルの復権なんて書くと大袈裟だが、60年代や70年代の
ソウル・ミュージックの音を望む人には期待の新星といっていいのがジャック・
ムーヴスの登場といっていいのではないだろうか。

ジャック・ムーヴスは白人と黒人の二人組であるが、二人組なんていうとボーカルを
わけあう或いは一方がボーカルでもう一人がギターを弾くなんて姿を想像するのだが
彼らはスタジオ録音において歌唱から演奏までを二人で賄っている。何とも今風な
感じだが、それだけ彼らがマルチな才能を持ち尚且つ学習能力に長けているという
ことなのだろう。

流れてくる音は、気持ちの良いドラムスの音に象徴されるようにニュー・ソウルと
呼ばれた時期の音を彷彿とさせ、そこにストリングスや曲によってはエレクトリック・
シタールまで絡めてくるのだから完全に私好み。(笑)歌唱は、ここぞの場面で
ファルセットを巧みに使い、時にマイケル・ジャクスンを想起させるような声で
ポップ・ミュージックのファンにも十分にアピールする。曲間にセリフが入る曲も
あり、どこまでも寸分の狂いなくツボを付いてくる。

単なる懐古趣味と違うのは、彼らのバイオグラフィーを見ると「ストリート」でも
「現場」でも表現はなんでもいいが今ある状況を最良の状態で伝えようとする手段が
こういう音になったというニュアンスが読み取れるところか。

何れにせよ、現行のソウル・グループの中では抜きんでた存在として次作が楽しみな
人たちであるのは間違いない。

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EDITIONS OF YOU

2016-05-13 06:34:26 | ROCK

掲載写真はブライアン・フェリーの2枚組CD「LIVE 2015」。意外なのは
これがフェリーさんのソロ名義でのCD単体の発売としては初のライブ盤Cである
ということである。

ライブを収録したDVDは数種あるのと11年の演奏を収録したDVD「LIVE IN
LYON」にはCDが添付されたものもあったので、特別に飢餓感が無かったという
のもあるが、本当に意外であった。

今回の盤は一般流通はなく自身のHPかツアー会場でしか販売されないので、
気になる方はひと踏ん張りが必要である。届いた盤は本のような装丁で使われた
写真のコーティングの仕上がりが綺麗である。

思わず匂いを嗅ぐ(笑)と、私個人が無意識のうちに刷り込まれている「輸入盤」の
匂いがする。全てのCDやLPが同じ匂いがするわけではないのだが、学生の頃に
タワーレコードとかで買ったLPのシュリンクを破ってレコードを取り出す際に
何気にしかし何度も嗅いだ懐かしい匂いがするのが嬉しい。

演奏を聴いて気付くのはフェリーさんの歌のキーが下がっていることか。老いを
感じる瞬間であるが、それは曲単位で抜き出した時にそう感じるだけであって
全体を通して聴けばベスト・トラックを選んでいるだけあってクオリティーは
高い。収録された26曲は2015年のツアーのセット・リストの流れを踏まえて
あり、終盤に於ける怒涛のロキシー時代の曲の連発には盛り上がる。

それにしても何故一般流通させないのだろう。

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怪しい隣人

2016-05-10 20:46:23 | ROCK

隣の家族の様子が変だ センターホールからこちらを見てる・・・。

       

死んだら急に親戚が増えるのは財の在る家なら古今東西を問わず、よくある話なのだが
プリンスの親族と称する人物が続々と名乗りをあげているという。全くもって大笑い
というか浅ましい話で、故人が気の毒である。

生前のプリンスはワーナー・ブラザーズと長年揉めた経験もあってか、肖像権や
著作権といったものに敏感であった。そのため所謂YouTubeとかには音源や映像が
アップされてもすぐ削除されていたのだが、死後の今は沢山の映像がアップされ
続けている。おかげで私も未見の映像を短期間でお腹いっぱい(笑)になるまで
見ることができた。

ブートレグでは有名な映像ではあったのだろうが、81年のクラブ・ツアーでの
映像や、マイルス或いはメイシオ・パーカーと共演する日の演奏や日本公演の
とある日の映像をフル・レングスで見られるのは単純に嬉しく、幾つかは保存した。

私が望むのは、しっかりとした管理の下で正式な遺族に財産が行きわたり、予想通り
残されていた大量の音源が順次リリースされることである。

フランク・ザッパの周辺も穏やかではない。やっと「ROAD TAPES VENUE#3」が
リリースされそうであるという情報を見つけたのでFZのHPへ行ってみると、
なんとそこでは公開の家族間紛争が・・・。

昨年FZの妻であったゲイル・ザッパが亡くなったのだが、それを機にかザッパ・
ファミリー・トラストがFZの実の息子であるドゥイージル・ザッパがFZの曲を
演奏する際のプロジェクトの名称である「ザッパ・プレイズ・ザッパ」を使用する
際に名称の使用料を家族に払えと訴えたのだ。

ゲイル自身、FZの音源の管理方法やリリースについてファンからは疎ましい存在
として認知されてしまった節があったが、今回は実の名前さえその使用料を家族間で
分配せよというのは、何だかよくわからない。父親の残した「曲」という遺産を
今のバンドで演奏し広く後世に伝えようとするドゥイージルに対し、それで儲けて
いるのだから還元せよというのも、家族間紛争としては見苦しい限りである。

先のプリンスと同じく、FZにも膨大な音源が残されているのはご承知の通りであり
これらを順次開放していけば、ドウィージル以外の遺族にもそれなりの金が入るで
あろうと思うのだが、問題はそんなに単純ではないのだろうなぁ。

正直なところ、欲の深い一ロック者としては両者の音源や映像がたくさん発掘されて
懐が悲鳴をあげるくらいリリースしてくれれば、それに越したことはない。
単純な話である。(笑)

隣の家族の様子が変だ・・・。何か変だ。

 

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RSD2016 買い物日記 その6

2016-05-07 00:07:15 | ROCK

いよいよ、これで最終回のRSD2016買い物日記。(笑)
最後は怒涛のいや、文字通り怒りの(?)2枚。それがコレ。

        

どちらもRHYTHM AND BLUESなるレーベルから出た盤。薄々感づいてはいたが
聴いた感想としては、どちらもバンド公認の盤では無いだろう。

キンクスはLPで、A面に65年のパリでの演奏を、B面には同じく65年のドイツの
TV番組「BEAT BEAT BEAT」での演奏(放送は66年)と2曲の別のTV放送
された曲を収録している。パリ公演も「BEAT BEAT BEAT」も昔からブートレグで
お馴染みの映像でキンキー・マニアの方々なら一度は見たことがあるだろう。

今回の盤の音質は音に深みが無く、テレビ放送の音声をそのままレコードにした
ような感じの音で、ビートルズやストーンズにはこの手の海賊盤LPが何種か
あった。これを手にして心から満足した人ってどれくらいいるのだろう。
そっと棚に並べてコレを手にしたという事実のみで胸を撫で下ろすだけ、なんてのは
私だけか?。

ザ・フーは4曲入り7インチEP。これはおそらく日本で取り扱った店は無いのでは
なかろうか。ちょっと、いやかなり高いなあと思いつつ「READY STEADY WHO
TWO」というタイトルに絆されて手にした。

これもTV番組からの収録で1曲が「SINDIG」から、残りは「READY STEADY
GO」での演奏で、これもフーリガン(笑)の方々なら映像を見たことがあるだろう。
7インチ・ヴィニールでわざわざこの音を所持するというのは、酔狂以外の何物でも
なく、必死になって手に入れるようなブツでもない。

ほとんど正規のルートで流通しなかったせいもあって、不当に高い値段での購入と
相成ったが、購入までにいろいろと考えた。値段の比較対象を他の7インチとすれば
購入意欲は萎えるのだが、毎日吸っている煙草の値段或いは毎日飲んでいる酒の
値段を比較対象とすれば、簡単に購入に踏み切ってしまった自分が阿呆らしくも
憐れである。(笑)

所有欲だけは見事に満たしてくれる2枚であった。もし、次も似たようなブツが
出たら・・・。きっと迷いながらカモられる私がいるのだろう。


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RSD2016 買い物日記 その5

2016-05-06 21:36:53 | ROCK

さて、RSD買い物日記である。まだ終わったわけではないのだ。(笑)
基本的に国内で入手できるものは国内で入手するのだが、タイミングの差で
買い逃してしまった場合や当てにしていた処に入荷しなかったら海外をあたるしかない。

       

ボウイの40周年ピクチャー・ディスク・シリーズは継続されていて、今回は
『TVC15』である。RSD用のリリースでなければ、それほど焦らなくてもいい
のだが、今回はRSDに合わせてのリリースなので過去の例と同じく早々に
売り切れたようだ。これは国内で調達できた。

FZのピクチャー・ディスク『JOE'S GARAGE c/w CENTRAL SCRUTINIZER』は
タッチの差で国内通販で買うことができなかった。タワーとかで店舗取り置きの店も
あったのだが、何せ出不精なもので。(笑)目を付けていた米国のレコ屋では在庫を
確認したものの他のブツを選んでいる間にSOLD OUT。送料を考えてアレコレと
キョロついているとこのザマである。結局英国のレコ屋で購入。音圧はそれほど
高くないが、FZの好きそうな表現で例えればちょっと濡れた感じのいい音である。

       勿論、コレは入手済み。69年の仏盤
シングルと同じカップリングで、ジャケット・デザインは同じではないがその盤に
使われたのと同じ写真を使用している。両面ともアルバムと収録バージョンとは
違うシングル・オンリーのバージョン。盤はマーブルともスプラッターとも違う
深緑のカラー・ヴィニール。限定ナンバー入りで私のは2751番。これは
あるうちに入手しておいたほうがいいかも。

もしFZが健在なら今行われているアメリカ大統領選挙の予備選挙をボロクソに
言っただろうなぁ・・・。「俺の曲を集会で使ってみやがれ糞野郎」って。(笑)
いや、きっと新曲を作って配信とフィジカルの両方で売り出しただろうね。

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GWは音楽三昧 その5

2016-05-05 12:06:41 | ROCK

唐突であるが時は1983年。

             
上の画像の一群と下の画像の一群。その違いは何ぞや・・・。
            

09年にUSフェスティバル1983のDVDがリリースされたのだが、そこに収録
された面子が今一つだったのでブツを購入しなかった。おそらくはそこでの映像と
思しきものがスカパーで放送されたので、ダラダラとそれを2時間ほど見た。

USフェスティバルは82年と83年にカリフォルニア州サンバナディーノで行われた
ロックのイベントで、主催者は世界初の個人用コンピュータと言われたApple IIの
開発者であるスティーブ・ウォズニアック。83年のフェスの映像は一部が日本でも
放送されたが私はリアルタイムでは見ていない。
ただ、結果としてクラッシュに於けるミック・ジョーンズの最後のコンサートと
なってしまったことで強く記憶に残っている。

で、先の違いとは、上記の一群の演奏は部分的にもDVDに収録されているが
下記の一群の映像は全く収録されていないということである。2日目のトリである
ヴァン・ヘイレンと3日目のトリであるデヴィッド・ボウイの映像が収録されていない
のに、USフェスティバルのDVDとして市場に出す価値があったのだろうか、
なんて疑問が沸々と沸いてくるのであったが、ま、買わなくて正解のDVDである。
折角なので録画した番組は個人で楽しむ用に保存(笑)はしたけど。

ミッシング・パースンズやクォーター・フラッシュといったバンドが当時は人気
だったのだなぁと思ったり、当時を振り返るインタビューに答えた見返りか
メン・アット・ワークが2曲も収録されているのは大人の事情なのかと思ったり。
クワイエット・ライオットとかトライアンフは自身名義で商品化されているせいか
動画投稿サイトでそれなりの画質でまとまった映像を見ることができるが、私の
守備範囲でないし。なんてことはともかく、ボウイの映像見たいなあという気を
一際強く思わせる2時間であった。

あと、ヴァン・ヘイレンはそろそろ過去のライブ映像をリリースしてくれると
いいのだけど。82年のUSフェスティバルはラモーンズの映像が自身のDVDに
収録されている。82年出演者だとキンクスとかトム・ペティーとかポリスなんて
ところの映像を見たいものだ。

2回のフェスで合計2400万ドルの赤字が出たといわれる。今のフェスだと
テレビ放映と映像の商品化で損失を回収或いは利益の増幅を図るのだろうが、
ここに登場するミュージシャン達は大物が多くて権利のクリアが難しいのだろう。
もしくは、当時アップルの株式公開で1億ドルを手にした主催者のスティーブ・
ウォズニアックにしてみれば、損失が出ようが何だろうがフェスを開催したことで
目的は達したということで、そこで終わりにしたということかもしれない。

何れにせよ、しがないロック者の無い物ねだりは終わらない。

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GWは音楽三昧 その4

2016-05-04 00:32:41 | ROCK

ワーナー・ミュージック・ジャパンの「新・名盤探検隊」も廉価で世界初CD化の
盤を世に送り出してくれるありがたい企画である。廉価のシリーズ物は一気に
何枚かまとめて購入する気にさせるのだが、ブツが何枚も同時に到着するものだから
一度か二度聴いてそのまま、なんてことも多々ある。そこで、時間がある間に
おさらいを・・・。14年と15年に出た中から4枚を引っぱりだしてきた。

       

「SOLID GROUND / DAVID ELLIOTT」
「CASEY KELLY / CASEY KELLY」

       

「SKATEBOADIN' U.S.A. / SNEAKERS & LACE」
「LOVE AT FIRST SIGHT / SOUNDS NICE」

73年リリースのデイヴィッド・エリオット(日本盤表記ママ)の盤は、何となく
ジャケ買い。ジェームス・テイラーが68年に出したファースト・アルバムの
ジャケットと対になるような感じがしたというそれだけの話なのだけど、購入したら
帯に「ジェームス・テイラーを彷彿とさせるサウンドが魅力」と書いてあって笑って
しまった。アルバム全体を上品な雰囲気にするのに貢献しているストリングス・
アレンジがコリン・ブランストーンの名盤「ワン・イヤー」を担当したクリス・
ガニングであることをライナーで知り、納得。日本初CD化。

ここからの3枚は世界初CD化。72年リリースのケイシー・ケリーのファースト・
アルバムはレーベルがELEKTRAというせいでもないが、何となくジャケットの
感じがドアーズっぽく思えるのは後付け上等の話。演奏はラス・カンケル、
リーランド・スクラー、クレイグ・ダーギが担当。といえば、ダニー・コーチマー
抜きのセクションというわけで、セクションのデビュー盤が同年であったことを
思い出してしまったら、聴き方楽しみ方のバリエーションが出来るというものだ。

スニーカーズ&レイスの盤は76年リリースの唯一作。セントラル・パークを
スケボーしながら歌っていたらスカウトされた高校生達、というデビューの経緯が
面白い。確かにニューヨークにはサーフもホットロッドも無い。そこでスケボー
だったのか。トーケンズのメンバーを含む制作陣が東海岸でやりたかった
ビーチ・ボーイズ風の音とコーラスという、大人の夢を見事に体現した子供達である。
「SKATEBORDIN' U.S.A.」というまんまのタイトルが却って清々しいくらいだ。
今聴いても、古臭いどころか面白い音である。

サウンズ・ナイスはバンドというよりはスタジオでの今作限りのプロジェクトと
いったほうがよさそうで、演奏の中心はオルガン奏者のティム・マイクロフトだが
ポール・バックマスターとガス・ダッジョンが深く関わっているとなれば、何となく
音は想像が出来よう。ゲンスブール、ザッパ、ビートルズにマーヴィン・ゲイと
いった私好みの選曲と自前の優れた曲が心地よく流れる。イージー・リスニングと
侮るなかれ。セッション・ミュージシャンとしてクリス・スペディングがクレジット
されているが、どのギターが聞き分けるのは大変そう。(笑)

今年の名盤探検隊が何を発掘してくれるか楽しみだ。

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