Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
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オペラ座で見た”ホントの真夏の夜の夢”☆ロザンナ先生と行くイタリア

2013-01-22 15:13:00 | ☆イタリア 記憶の風景



 お昼からのインディージョーンズも夏のデザート グラッタケッカで締めくくり、
 でもさらに歩いて、
 (サンタンジェロ城↑が見えると、目指してつい歩きたくなるのです・・・)
 結局遠くのバス停から トラステヴェレのアパートへと帰ってきたのでした。



 バス停はトゥリルッサ広場↑。
 ここは夜ともなると、毎日お祭り状態、
 広場の階段はぎっしりと人で埋まり、とてもにぎやかになります。



 ↑ 広場の名前の由来はこちらのシニョーレから。
 以前から「どなた?」と思っていたのですが、やっとわかりました。(^^ゞ
ローマ出身の詩人 Carlo Alberto Salustri(通称 Trilussa)。
 

 ああ、朝からよく歩いたわ~。
 シャワーでもして、ゆっくりしたいなあ、だって街歩き初日ですもの。
 と、そう願いたいところですが、私たちは夜、とっておきのプランを
 日本から予約していたのでした。

 


 ↑ それが ローマのオペラ座で見る「オペラ」でした。
 まるまる三日間のローマ滞在中にあった演目はブリテン作曲の「真夏の夜の夢」、
 もちろん原作はシェークスピア、原語上演ってことは英語で、字幕がイタリア語。

 


 この予約の際、ロザンナ先生はイタリアオペラでないことを心配していました。
 英語もペラペラの先生にとっては、何の問題もないのですが、
 日本語訳のオペラでも、もちろんイタリア語のオペラであっても
 ちゃんと聴き取ろう、なんて全然思っていない私にとっても
 ノン チェ プロブレ~マ。 問題なし!・・・
 ローマのオペラ座のパルコ席からの眺めと響きを感じられればいいのです。
 (ま、イタリアオペラなら、もっと嬉しいのですが。)



 


 ↑ こちらが我々のパルコ席から見たロイヤルボックス席。



 



 ↑ そして オペラ座の天井。美しい~!
    演出は 現代と魔物が住む夢の世界とのコラボで、
  カストラート的な男声が素晴らしいステージでした。



   
 



 パルコ席は薄暗く静か、壁にもたれ、足元も全然気にせずに済み、
  空調も心地よく・・・・

 そして、ついに、というか 予想通りというか、来た来た 「眠り」という魔物。
 まさに 私たちの「真夏の夜の夢」がはじまりました。

 もう 言語も関係ありません。
 ロザンナ先生も、私も それはそれは気持ちの良い時間を二人だけのパルコ席で
 過ごしました。

 これも予約のときに言っていたのです。

 本当の「真夏の夜の夢」になるかもね、って。 

 で、めでたく?そうなりました。





 いい気持ちでアパートに戻った私たち、
 遅い遅い夕食は地下の涼しいキッチンで食べました。
 街歩きの帰りに買った切り売りPizzaや果物、ワインにドーナッツを浸したりして。
 


  


 ↑ トラステヴェレのパン屋さんで買った自家製ドーナッツ。
   ワインが練りこんであって、とても美味しい。(Ciambelline al vino)
   だから それをワインに浸して食べるともっともっと美味しくなります。

  時間は日にちをすぐに越えて、その日はロザンナ先生のお誕生日になりました。

  「Buon compleanno!」 お誕生日おめでとう!
  「ありがとう!真夏の夜の夢の続きだね。」

  kirakira2
   
   
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