今年最後の松本です。まあ寒いです。とても寒いです。最初に来た頃は暑かったのに、あっという間に半年が過ぎてしまいました。季節は夏から秋を通って冬になりました。初心忘るべからず。というわけで、もう一度天井裏へ入ることにしました。
最近は後輩なんぞに設計のことを聞かれることがあります。どちらかというと技術的なディテールのことが多いです。設備基礎だとか排水ドレインだとか、そういう地味なことです。自分でわかることもあれば、自分にはわからないこともあります。わかる時は、ここぞとばかりに偉そうな態度で話をします(笑)。そういう時に伝えるように気をつけていることは、目に見えるものだけがデザインではないという意識です。見た目の美しさやかっこ良さには、必ず裏があるということです。これは最近自分がわかりかけてきたことで、どうやらそういう裏がきちんとできていると、デザインに深みが出るようなのです。デザインに限らず、あらゆる物事に通じることかも知れません。そこで手を抜いちゃあダメなのよ。
メインホールの天井裏のキャットウォークを歩いていると、構造部材から設備機器まで、実に様々なものが存在しています。ステージや客席からは絶対に見えませんが、なるほどこれがデザインの肝であるのだなあと思いました。
FIFAクラブワールドカップ 2011 決勝
2011年12月18日(日)19:30キックオフ
横浜国際総合競技場(NTV)
サントス 0 - 4 バルセロナ
なるほど、これが世界一のクラブなのだ。オオッ!と思わずTVの前で何度も唸ってしまった。ただ、自分は優等生とお金持ちが嫌いなので、こいう対戦カードになると、どうしてもバルセロナではなくサントスを応援してしまう。昔々、サッカーを始めた頃からず~っと欧州のサッカーが好きだけど、それでもサントスを応援してしまう。それでなくてもこの大会は、政治とお金の臭いが拭い切れないのだからなおさらだ。カンテラ育ちの優等生を相手に、いかにも悪そうな面構えの(本当はどうなのか知らないけど)ネイマール君、頑張ってたなあ。やっぱりいずれは欧州へ行ってしまうのかなあ。こういう選手は、いつまでも南米でプレーをしてほしいけどね。
第21回いずみサッカースポーツ少年団招待サッカー大会
2011年12月18日(日)9:40キックオフ
朝霞中央公園陸上競技場
宇都宮西部地区トレセン 1 - 0 清瀬FC
宇都宮西部地区トレセン 1 - 2 さいたま栄和
宇都宮西部地区トレセン 1 - 3 朝霞いずみ
宇都宮西部地区トレセンが朝霞で開催される大会に招待出場するというので、朝からチャリに乗ってタケのプレーを観に行く。20分ハーフとはいえ、1日に4~5試合もやるんだから、さすが小学生!無敵の体力だ。それにしても、近頃の小学生は上手いねえ。個々のテクニックもさることながら、チームとしての戦術もしっかりしている。止める、蹴る、といった基本は、AXISより全然上である。良い試合ができるかもしれない。いや、もしかしたら負けるかもね。
それにしても、少年サッカーのクラブチームってずいぶん沢山あるんだろうなあ。これだけの選手の中からレギュラーになって、高校や大学で活躍して、Jリーグのクラブでプロになって、海外のクラブへ移籍して、そして日本代表でプレーするというのは、まあ大変なことだ。一体どれだけの才能が必要なのか?凡人には見当もつかない。
そんな中、FCUさんは副審に忙しい。レフリージャージもすっかり様になっていた。お父さんも大変である。
FIFAクラブワールドカップ 2011 準決勝
2011年12月15日(木)19:30キックオフ
横浜国際総合競技場(NTV)
アルサッド 0 - 4 バルセロナ
まあ、面白い試合ではなかったよね。パス回しの練習を見ているみたいで。スタジアムも異様に静かだったみたいだし。話題の3-4-3とか4-3-3とか、そういったレベルでは全然ない。さすがにメッシを出さないわけにはいかないのだろうけど(戦術的とか戦力的とは別に)、シャビもブスケッツも出てない。セスクが見たいなあ。決勝が楽しみだ。
浦和の監督がミハイロ・ペトロヴィッチになるらしい。
J2時代の広島を観たことがあるけど、とても良いサッカーをしていた印象がある。まあ当時の広島は、J2にしては圧倒的な選手層を誇っていたけれど、3-4-2-1のシステムが機能していて面白かった。ああいった戦術操作は、もちろん監督の仕事だったわけで、個人的には歓迎すべき監督ではないかというのが感想。果たして浦和にフィットするかどうかは分からないけど、少なくともO田、N野よりは受け入れやすそうだ。感情的にならずに済みそうだし。
まだしばらくは地味な時代が続くことは覚悟しなければならないね。
カーマイン・ガロ
15 JUL 2010
日経BP社
Amazon.co.jp
「プレゼンテーションを準備しているとき忘れてはならないことがある。プレゼンテーションの対象が自分ではなく、聴衆であることだ。聴き手は「なぜ気にかける必要があるのか」と必ず自問してくる。まずこの問いかけに答えてあげれば、聴衆を話に引き込むことができる。」
という本を読みました。時々話のピントがずれてるなあと思う人がいます。地位だとか年齢だとかはあまり関係ないようで、要はずれていることに気がついていないのです。そういう人の相手をするのは、ものすごく面倒です。わかるけど、それじゃあダメじゃん。そういう感じです。ホント疲れるわ。それとは反対に、ポイントをズバリ!と突いてくる人がいます。聴き手の要求に答えてくれる大切さを痛感します。どんな才能でも、それを伝えることが出来なければ価値がない。そういうことです。
FIFAクラブワールドカップ 2011 準々決勝
2011年12月11日(日)19:30キックオフ
豊田スタジアム(NTV)
柏レイソル 1 - 1(PK 4 - 3)モンテレイ
クラブワールドカップかあ。思い出すねえ、2007年の浦和とACミランの試合を。ワクワクしたよねえ。そんな浦和は、原口が岡本とけんかして一週間の謹慎処分だそうで、もはや空いた口が塞がらない。プロ意識の欠片もない選手に給料を払う必要はない。お負けに監督人事も難航中。まあ長い人生そんな時もあるさ。それにしてもねえ。
柏は頑張っている。とても頑張っている。ネルシーニョ監督のもと、ベテランと若手が見事に融合した素晴らしいチームになった。浦和、G大阪に続いてのベスト4進出と言われると、またあの頃の浦和を思い出す。絶対的なエースとして背番号10を背負うレアンドロ・ドミンゲスを見ていると、ロブソン・ポンテを思い出す。そうだ、浦和にだってエースがいた時代があったのだ。ああ、ポンちゃん元気かなあ。
それにしても、モンテレイの19番セサル・デルガドという選手がハンパなく上手かったね。こういうプレースタイルの選手が好きなので、見ていてとても楽しかった。フランスのリヨンでプレーしていた選手らしい。世界中どこにでもいるんだよ、上手い選手は。メッシとネイマールだけじゃないということを、日テレはもっときちんと伝えてほしい。
第33回全日本女子サッカー選手権大会 第2戦
2011年12月10日(土)14:00キックオフ
香川県営サッカー・ラグビー場(JFATV)
益城ルネサンス熊本フットボールクラブ 2 - 7 日ノ本学園高等学校
現地へ行かれない益城ルネサンス熊本FCサポーターの皆さんパソコンから熱い応援をよろしくお願いいたします。(RFC Official Site)
なんとまあ、女子サッカー選手権もライブ配信される時代になったのだ。そういえば、NHKのサタデースポーツでも結果を放送していたし、なでしこのおかげで女子サッカーの注目度は格段にアップした。世の中、何がどう変わるかわからない。というわけで、今年は観られないなあと諦めていたRFCの試合をネット観戦する。パソコンで観戦というのは初めて。JFA TVにアクセスしてみると、確かにTV放送はされないであろう、かなりマイナーな試合が目白押しである。
久しぶりに観戦した感想は2つ。1つは、相変わらずの大量失点であること。与えてはいけない先制点だけど、それにしても時間が早過ぎた。これで後手に回ったことが、その後のゲームプランに大きく影響してしまった。そしていちばんのポイントは、3-1になってからあと1点がとれなかったこと。あの時間帯はRFCの流れになっていたので、3-2にできれば追い付き追い越すチャンスはあったと思う。4-2になってからも同じで、4-3にできていれば勢いに乗ることができて、結果も違ったものになったはずである。大量失点の悪い癖は、多分このあたりのターニングポイントの見極めではないかと思う。ここぞ!という時間帯が見えてくれば、終盤ズルズルと流されて行くこともなくなるような気がする。
もう1つの感想。それはパソコンの画面からは、RFCの良さは伝わらねえ!ということ。小さな画面からでは、選手の表情や感情を読み取ることが難しいのである。一生懸命走ってボールを追っていることはわかるけど、熱意みたいなものまでは伝わりにくい。ピッチに漂う空気感みたいなものは、やはり試合会場へ行かないとわからない。そして、RFCの魅力はその熱意と空気感にあるのだから、それが伝わらないと「何やってんだよ」ということになってしまう。去年の入替戦を試合会場で観ていれば、ネット配信でもある程度は想像できる。でも、1度も試合会場で観戦したことがない人には、ちょっと厳しいだろうなあと思う。
これでRFCの今シーズンは終了。選手を始め関係者の皆様お疲れ様でした。結果を出すのはそう簡単ではありませんが、来シーズンもまた頑張ってください。