
椎名誠
1 DEC 1998
新潮文庫
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「細長い国というのも困ったもので、南米大陸のシッポのあたりにべたっとへばりついているチリという国は、南北に四千二百七十キロもある。幅は広いところでも三百五十五キロしかないから、まるで川みたいな国なのだ。そこでこの国の地図は、スーパーで売っている長芋みたいに、まん中でスパッと切って、左右に並べてある。」
という本を読みました。2度目のパタゴニア紀行。世間的な評価は何となく前作の方が高いようだけど、個人的にはこっちの方が楽しめました。単純にくだらない話が多いから。しかし中には、マイナス五十五度の焚火みたいに興味深い話もあって、ううむ、奥が深いのか何なのかよくわからないなあと、ひたすら感心しましたね。
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