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鈴木啓太引退試合(埼玉)

2017-07-17 | reds

鈴木啓太引退試合
2017年7月17日(祝)17:00キックオフ
埼玉スタジアム2002(啓太自由)

REDS LEGENDS 4-4 BLUE FRIENDS

前半のREDS LEGENDSには、懐かしい顔ぶれが揃った。通にはたまらない3バックが渋すぎる。相変わらずボランチの阿部敏之から絶妙なパスが供給されたが、かつての得点王である大将、福田正博はゲットゴールならず。途中出場した千島や宮沢も懐かしかった。

     マリッチ  福田

       エスクデロ 

   土橋  西澤  阿部  岡野

     内舘  堀之内  室井

         安藤

後半のREDS LEGENDSは、もう何も言うことない。今でもこのイレブンから沸き立つオーラは、全く色褪せていない。ドキドキ、ワクワクする期待感が半端ない。思わず泣きそうになってしまったのは、私だけではないはずだ。

    ワシントン  永井

        ポンテ 

アレックス  小野  鈴木  平川

     ネネ  闘莉王  坪井

         都築

BLUE FRIENDSのメンバーとして、中村俊輔のアシストから2ゴールを決めた前半こそ主役らしく振舞ったものの、後半はボランチから味方の活躍を促すいつもの啓太だった。ACLを制したメンバーで構成されたREDS LEGENDSにあっては、啓太の役割もまた当時のままなのだ。その姿を見ていると、最強で最高の浦和レッズが戻ってきたようで、何だか切なくなってしまった。自分が本当に応援したいのは、このチームなんだよなあと。

しかし、勝つためにチームは変わり続ける。その厳しいチーム内の競争に身を投じて16年間、浦和レッズ一筋で現役生活を全うした啓太は、改めてすごい選手だと思う。他のクラブには行かない!その覚悟が、サポーターの心を掴んで離さなかった。いちばん印象に残っている試合は、数あるタイトルを獲得した試合ではなく、辛うじて残留を手中にした2011年の福岡戦だという。歓喜よりも安堵。責任感に溢れた、実に啓太らしいチョイスである。

元日本代表監督のイビチャ・オシムは「水を運ぶ人」と称して、啓太の才能を評価した。アテネ五輪の予選をキャプテンとして戦い抜いた末に、本戦メンバーから外された直後だっただけに、浦和サポーターは大いに喜んだ。どうだ、ウチの啓太はやっぱり本物だ!良い時も悪い時も、ただひたすらチームのために全力を尽くす。啓太のプレーが正当に評価されたことが、本当に嬉しかった。

苦しい状況に立たされた時、その人の真価が問われる。素晴らしいゴールを決めなくても、華麗なテクニックを見せなくても、絶妙なパスを出さなくても、こいつは信頼できるヤツだ。啓太のプレーを見続けていれば、それがわかるようになる。かっこいいねえ。もちろん、自分は啓太みたいにはなれないけど、少しでも近づけるように精進しなければならない。そう思わずにはいられない夏の夜であった。 

 

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