football smile

the days turn into months and years

SIX/NINE

2015-11-25 | music

BUCK-TICK
15 MAY 1995
iTunes
http://www.buck-tick.com


ブリットポップから一転して(どう転がればここへたどり着くのか)90年代の日本は、実にこんな感じであった。いやどちらかというと、当時の世相に反していると言った方が正解かも知れないが。それがBUCK-TICKのスタイルなので。ダークというよりヘヴィな内容で全編を押し通している。最高傑作なのか問題作なのか、20年経った今聴いても、その答えはやっぱりわからない。

曲名からして「相変わらずの「アレ」のカタマリがのさぼる反吐の底の吹き溜り」とか「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」とか、かなりうっとおしい。ジャケットのデザインも意味不明である。その上、紫のパッケージに入っているので、取り出さないとよく見えない。しかし、そのまわりくどさを気にしなければ、 サウンドは最高にかっこ良い。これは今のBUCK-TICKにはないかっこ良さだと思う。そう、大人はこういうことをしないものなのである。

ギターサウンド炸裂の「限りなく鼠」「細い線」「Kick(大地を蹴る男)」がお気に入り。BUCK-TICKのヘヴィは、かなり危うい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする