教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

文京区私学の連合説明会

2005-08-07 16:16:08 | 学校選択
2005年8月7日
第8回文京区私立中学高等学校連合進学説明会
文京シビックセンターで開催された。

男子校・女子校で気になる学校が集中していたので
来春の学校選択動向を知る上で
立ち寄ってみた。

1つは京北学園。ここは京北白山高校も含めて
千葉大や東大と連携して、生徒たちの意欲、進学技術
1人ひとりの才能を引き出すプログラムを開発している。
とくに京北の校長川合先生(写真)は、私立学校の
あるべき姿を語り実践している論客である。

もう1つは京華学園、女子校、男子校、商業高校とここも
スケールの大きな学園。進学実績の飛躍が注目されているが、
京北学園と同じように、独自の自己実現プログラムを開発して
いる。また男子校の校長松下先生は、生徒と校長が語るチャンスを
毎日つくっている。校長が生徒1人ひとりのところまで
彼らの目線で対話するという学校はなかなかない。

保護者や受験生の両学園への関心度は
まずまずだったのではないだろうか。

それから文京学院大学女子中学校
応募者はここ数年好調。その理由は
なんだろう。それは六義園を借景にした
教育空間、部活に芸術に進路に、たいへん明るく
生徒たちが挑戦しているイメージのアピールに
成功しているからだろう。
それから「新・文京学院方式」と呼んでいる
独自の入試改革。国語と算数基礎は必須で
あとは、算数、理科、社会、英語の中から
2題以上選択する入試スタイル。
学校選択者中心主義的な戦略が
効を奏しているのか。

桜蔭は、やはりたくさんの受験生家族が集まっていたが、
この学校のパンフレットや説明と生徒たちの実態の大きな
GAPのあり様は、信じられない何かがある。
もっともそのGAPを見えないように見せているところが
戦略的アピールなのかもしれない。


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