教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

文部科学省総合学習充実化へ

2005-08-07 08:47:49 | 学習プログラム
時事通信(05/08/07)によると

文部科学省は6日、「ゆとり教育」の目玉として
導入された「総合的な学習の時間」(総合学習)
を充実させるための活性化プランを策定する方針
を固めた。

そうだ。具体的には

●民間非営利団体(NPO)など学校外部も含めた専門分野の人材養成・活用
●先進的な事例や教材の情報発信の強化
●2006年度予算概算要求に必要経費を盛り込む

といったことのようだ。

2003年OECD/PISAの報告を読み間違えて
見当違いの「学力低下論争」が再燃。
「総合学習」がそのスケイプゴートになった。

しかし、それは誤りであったと
いう冷静な認識をするブレインが
文部科学省の中にいるのだろう。

「学力低下論争」はドメスティック・スタンダード
「総合的な学習」はグローバル・スタンダード

その両方をどのように現場レベルで対応するのか
という模索が始まったのかもしれない。

そうだとするとこれは大きな転換だ。
教育行政は、危うくファシズムの特徴である
Double-Thinkに陥るところだったが、
それは回避できたようだ。

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